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2023.09.23 推薦入試

公募推薦で受かりやすいおすすめ大学を大公開

公募推薦で受かりやすいおすすめ大学を大公開

  • 「公募推薦でおすすめの大学はどこ?」
  • 「公募推薦で受かりやすい大学の基準を知りたい」
  • 「公募推薦で受かりやすい人と受かりにくい人の特徴を知りたい」

上記のように公募推薦を検討しているもののどこの大学を選べばいいか分からない人や、自分に公募推薦があっているのか分からなくて二の足を踏んでいる人がいるのではないでしょうか?

そんな人のために、今回のページでは公募推薦でおすすめの大学や、公募推薦が向いている人の特徴について詳しく解説しています

この記事さえ読めば、自分に公募推薦があっているのか、あっているとしたらどの大学を選べばいいのかが分かります。

公募推薦に応募する際の注意点も解説しているのでぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

公募推薦で受かりやすい大学の選定基準

公募推薦で受かりやすい大学の選定基準
公募推薦を実施している大学は数多くあり、その中から受かりやすい大学を見つけるのは困難です。そのため、この記事内では一定の選定基準に基づいて紹介する大学を選んでいます。

以下が、公募推薦で受かりやすい大学の4つの選定基準です。

受験倍率 一般受験よりも低い倍率で入れるor倍率が3倍以下
提出書類 提出書類が厳しくない
出願条件 特殊な出願条件がない
大学の難易度 準難関大学以上のレベルである事

公募推薦で受かりやすい大学を選ぶには、まず倍率が低い大学を選ぶことが大切です。そのため、今回紹介する大学は、公募推薦の倍率が一般受験より低い大学か3倍以下の大学です。

提出書類が厳しくないことも大切です。申し込み時に5,000字の長文レポートや1万字のレポートなど用意が困難な書類が必要になる大学は避けています。

大学によっては公募推薦の受験に、英検1級、商業高校卒業など特殊な条件を求められる場合もあります。そういった大学も記載していません。

最後に、この記事内で紹介している大学は、準難関大学以上の大学に限定しています。ここで言う準難関大学とは、Benesseが運営する進学応援サイト「マナビジョン」の偏差値一覧で偏差値55以上の大学です。

以上の条件を踏まえた上で、おすすめの大学を見ていきましょう。

おすすめの私立大学(関東編)

学校型選抜がおすすめの関東の私立大学
まずはじめに公募推薦を実施しているおすすめの関東の私立大学を紹介しています。都内の私立大学を受験したいという方はこの中から選んでください。

上智大学・文学部|ドイツ文学科

はじめにご紹介するのは上智大学文学部のドイツ文学科です。

基本情報

募集人数 10名
倍率
(2023年度)
1.2倍
(志願者15人、合格者13人)
倍率の参照元
主な提出書類 ・自己推薦書
・学科の指定するレポート等特定課題
二次選抜の内容 ・小論文
・面接
一般受験の偏差値 73
一般受験の倍率
(2023年度・共通テスト利用方式3教科型)
5.2倍
併願の可否について 不可
特筆すべき受験資格 ・外国語検定試験の基準を満たしている
(英検2級以上やTOEFL iBT 42点以上など)

・以下の評定平均を満たしている事

全体の評定平均値4.0以上および外国語・国語それぞれの評定平均値4.0以上

上記の表の各項目は、2024年度 上智大学入学試験要項 推薦入学試験(公募制)より記載

一押しの理由

私が上智大学文学部ドイツ文学科の公募推薦をおすすめする理由が以下の3つになります。

  1. 一般受験の倍率が3.3倍の中、倍率が1.2倍とかなり低い
  2. 試験科目が小論文のみで対策しやすい
  3. 課外活動などの実績が必要ない

特に特筆すべき点が、一般受験と比較したときの倍率の低さです。

直近数年のドイツ文学科の公募推薦の倍率は高くても2倍程度です。しかも基本的には1倍台で推移していますし、年度によっては倍率が1.0倍の年も存在することから倍率の低さが分かります

出願には外国語検定試験などで基準を満たしている必要がありますが、基準さえ満たしていれば高い確率で合格可能です。

この大学の推薦入試の特集ページはこちら

学習院大学の経済学部

次にご紹介するのが学習院大学の経済学部です。

基本情報

募集人数 若干名
倍率
(2023年度)
2.4倍
倍率の参照元
主な提出書類 ・志望理由書
・活動報告書
二次選抜の内容

・小論文
・面接
一般受験の偏差値 68
一般受験の倍率
(2023年度)
4.0倍
併願の可否について 不可
特筆すべき受験資格

経済学科:高等学校入学以来最終学年1学期または前期まで(卒業生の場合は、卒業まで)の「全体の学習成績の状況が3.8以上で、かつ数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Aの3科目すべて履修している、かつ3科目の学習成績の状況が4.0以上」であること。

経営学科:高等学校入学以来最終学年 1 学期または前期まで(卒業生の場合は、卒業まで)の「全体の学習成績の状況が 4.0 以上で、かつ数学I、数学II、数学 A の 3 科目それぞれの学習成績の状況を 平均した値が 3.8 以上」であること

・指定した外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者

⇒(英検2級以上合格且つCSE スコア 1980点以上、TOEFL iBT 42点以上など)

上記の表の各項目は、令和 6(2024)年度 経済学部 学校推薦型選抜(公募制) 学生募集要項河合塾 Kei-Netより記載

一押しの理由

私が学習院大学経済学部の公募推薦をおすすめする理由が以下の3つになります。

  1. 一般受験の倍率が4.0倍であるのに対して、倍率が2.4倍と低い
  2. 試験科目が小論文と面接のみ
  3. 課外活動などの実績が必要ない

特に大きなメリットが倍率の低さです。

一般受験の倍率が4.0倍と非常に高い中、公募推薦は2.4倍と比較的低いのが魅力です。試験内容も小論文と面接のみと一般受験と比較して科目が少なくなっています

この大学の総合型選抜と公募推薦の特集ページ

おすすめの私立大学(関西編)

学校型選抜がおすすめの関西の私立大学
ここでは、公募推薦を実施しているおすすめの関西の私立大学を紹介しています。関西在住の方は、以下の大学の中から選ぶのがおすすめです。

関西大学(商学部)

まず初めに紹介するのが、関西大学の商学部です。

基本情報

募集人数 15名
倍率
(2023年度)
3.0倍
(志願者45人、合格者15人)
倍率の参照元
主な提出書類 志望理由書
二次選抜の内容 ・面接
・筆記試験
(小論文Ⅰ・小論文Ⅱ)
一般受験の偏差値 66
一般受験の倍率
(2023年度)
4.4倍
併願の可否について 可能
特筆すべき受験資格 全体の評定平均値が4.0以上の者でかつ①・②を満たしているもの。

①以下のいずれかを満たしている

・日本商工会議所簿記検定2級以上
・全国商業高等学校協会簿記実務検定1級
・独立行政法人情報処理推進機構基本情報記述者試験
・全国商業高等学校協会情報処理検定1級
のうち1つ以上の検定に合格している

②以下のいずれかを満たしている

・実用英語技能検定2級以上
・全国商業高等学校協会英語検定1級
・TOEIC L&R 490点以上
のうち1つ以上の条件を満たしている

上記の表の出願資料や出願条件部位は、2024年度関西大学商学部公募制推薦入学試験入学試験要項より記載

一押しの理由

私が関西大学の商学部の公募推薦をおすすめする理由が以下の2つになります。

  1. 倍率が3.0倍と比較的低い
  2. 書類の提出が易しい

一般試験の倍率が4.4倍に対して、公募推薦の倍率は3.0倍と低くなっています。出願時の提出書類についても本格的に準備が必要な書類は志望理由書だけなので出願がしやすいです。

そのため、関西大学への進学に関心を持っている方は公募推薦を使って関西大学の商学部の受験をおすすめします。

同志社大学文学部・英文学科

次にご紹介するのが、同志社大学文学部の英文学科です。

基本情報

募集人数 10名
倍率
(2023年度)
1.6倍
(志願者26人、合格者16人)
倍率の参照元
主な提出書類 ・語学力を証明する客観性のある書類
・志望理由書
二次選抜の内容 ・筆記試験
・口頭試問
一般受験の偏差値 72
一般受験の倍率
(2023年度)
2.4倍(学部個別日程)
倍率の参照元
併願の可否について 可能
特筆すべき受験資格

高等学校の全体の学習成績の状況が4.0以上であり、さらに「外国語(英語)」の学習成績
の状況が4.1以上の者。

・指定した外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者
(TOEICのスコア600点以上、TOEFL iBT スコア61点以上)

上記の表の出願資料や出願条件部位は、同志社大学発行の2024年度 文学部推薦選抜入学試験要項 英文学科・美学芸術学科・国文学科より記載

一押しの理由

私が同志社大学文学部・英文学科の公募推薦をおすすめする理由が以下の2つになります。

  1. 倍率が1.6倍と低い
  2. 書類の提出が易しい

その中でも最も特筆すべき点が倍率の低さです。

2023年度の一般受験倍率が2.5倍であるのに対して、公募推薦の倍率は1.6倍と他の大学に比べて低くなっています

それ以前の年も2022年が1.4倍、2021年が1.2倍と非常に低くなっており、受験資格さえ満たしていればかなり高い確率で合格できることが分かります。

同志社大学文学部英文学科の公募推薦は受験資格として英語の学習成績や外国語検定試験の基準を満たしている必要があります。英語が得意な人はぜひ同志社大学文学部の英文学科を受験しましょう

この大学の推薦入試の特集ページはこちら

受かりやすい大学(国公立大学編)

推薦入試で受かりやすい主な国立大学リスト
次に公募推薦で受かりやすい国公立大学を紹介しています。「国立大学に行きたいけど受験科目が多くて難しい」と感じている人は、公募推薦で受験しましょう。

高崎経済大学経済学部(全国推薦)

まず初めにご紹介するのが、高崎経済大学の経済学部です。

基本情報

募集人数 50人
倍率
(2023年度)
2.17倍
(志願者217人、合格者100人)
倍率の参照元
主な提出書類 志望動機
二次選抜の内容 ・英語
・小論文
・面接
一般受験の偏差値 59
共通テストの必要性 無し
一般受験の倍率
(2023年度)
前期日程:3.72倍
公立大学中期日程:5.6倍
併願の可否について 不可
特筆すべき受験資格 無し

上記の表の出願資料や出願条件部位は、高崎経済大学発行の経済学部 2024年度(令和6年度) 入学者選抜に関する要項より記載

一押しの理由

私が高崎経済大学経済学部の全国推薦をおすすめする理由が以下の3つになります。

  1. 共通テスト(旧センター試験)が免除される
  2. 受験科目が英語と小論文のみ
  3. 特別な提出書類や受験資格が必要ない

上記の3つの中で最も特筆すべき項目は、共通テスト(旧センター試験)が免除される点。

高崎経済大学は、共通テストの受験を推奨していますが必須ではありません

共通テストの免除は受験の負担軽減に繋がります。本試験でも受験科目は英語と小論文のみなので、勉強する科目を絞れるのは大きなメリットです。

特筆すべき提出書類や受験資格も必要ないので、できるだけ勉強する科目を少なくして国立大学を受験したい方は高崎経済大学経済学部の全国推薦がおすすめです。

横浜国立大学経営学部

次にご紹介するのが、横浜国立大学の経営学部です。

基本情報

募集人数 49名
倍率
(2023年度)
3.4倍
(志願者173人、合格者50人)
倍率の参照元
主な提出書類 志望理由書
二次選抜の内容 ・小論文
・面接
一般受験の偏差値 68
共通テストの必要性 無し
一般受験の倍率
(2023年度)
前期:3.7倍
後期:4.9倍
併願の可否について 不可
特筆すべき受験資格 高等学校での全体の学習成績の状況が4.3以上

上記の表の出願資料や出願条件部位は、横浜国立大学経営学部発行の令和6年度(2024年度) 入学者選抜要項より記載

一押しの理由

私が横浜国立大学の経営学部の公募推薦をおすすめする理由が以下の3つになります。

  1. 面接以外の試験科目が小論文のみ
  2. 共通テスト(旧センター試験)が免除される
  3. 特別な提出書類や受験資格が必要ない

上記の3つの中でも特にチェックしたいのが、面接以外の試験科目が小論文のみな点です。

受験科目が多い国立大学と比較して、小論文対策のみに集中できるのは大きなメリットと言えます。しかも共通テストの受験が求められないことも注目に値します。

受験資格は全体の評定平均値が4.3以上であること以外は特筆すべき点はないので、受験のハードルは高くありません。高校時代の成績に自信がある人は横浜国立大学の経営学部の公募推薦をおすすめします。

志望大学が決まった後にやる事リスト

志望校が決まった後にやるべき事
ここでは、志望大学が決まった後にやるべき6つの項目について詳しく解説しています。既に志望大学が決まっている人だけではなく、まだ志望大学が決まっていない人にも役立つ情報なのでぜひ最後までご覧ください。

募集要項をきちんと確認する

志望大学を決めたら、まず募集要項をきちんと確認しましょう。

募集要項には出願資格を記載しているので自分が出願資格を満たしているのか再度確認しておくことが大切です。また、募集要項には選考方法も記載しており、受験勉強の参考になります。

募集要項には必要な出願書類や出願受付の日程も記載されているので、出願のタイミングを逃さないようにしましょう。

大学のアドミッションポリシーとカリキュラムを確認する

志望大学のアドミッションポリシーやカリキュラムを確認しておくことも大切です。

アドミッションポリシーとは、大学ごとの入学者の受け入れ方針です。

そして、カリキュラムとは、大学が学生に身に着けて欲しい知識や能力を取得させるための教育計画を指します。これらを確認することで、大学の教育方針や大学が求めている学生像を把握できます。

公募推薦では志望理由書を書く必要がありますが、その際、アドミッションポリシーやカリキュラムに合わせて書かなければなりません。

自分が「大学が求めている人材」であるとアピールするためにも、アドミッションポリシーやカリキュラムをしっかり確認しておきましょう

提出書類の準備に取り組む

志望大学が決まったら、出願のための提出書類を準備しましょう。

入学志願書や調査書など募集要項を確認しながら漏れがないように書類を準備してください。調査書は、高校の担任や進路指導の先生から発行してもらえます。

また、公募推薦の場合は「志望理由書」などじっくり時間をかけて書く必要がある書類があります。そのため、出願期間よりも早めに書類の準備を済ませておくことをおすすめします

提出書類関係の特集ページは以下でまとめているので是非ご覧ください。

公募推薦・総合型選抜の提出書類の一覧ページ

提出書類を完成させて提出する

提出書類が完成したら出願を済ませましょう。

募集要項に記載している出願期間内に提出を済ませてください。一般的に公募推薦は一般受験よりも出願時期が早いので忘れないようにしましょう。

また、出願期間中に受験料の振り込みも必要です。保護者の方に頼んで用意してもらいましょう。

二次選抜の準備をする

出願を済ませたらあとは二次選抜に備えるだけです。そこであなたが志望する大学の二次選抜の対策をしましょう

公募推薦では面接が課せられる場合がほとんどです。1人では対策が難しいので学校の先生に頼んで面接の練習をすることをおすすめします。

また、公募推薦では小論文の対策も必要です。こちらも学校の先生に頼んで添削してもらいながら繰り返し練習すれば対策になります。

小論文の対策ページはこちら

大学によっては共通テストの勉強に取り組む

大学によっては公募推薦であっても共通テストの受験が必要な場合があります。共通テストの受験が必要な場合は二次選抜の準備と合わせて共通テストの勉強にも取り組みましょう。

二次選抜の対策と共通テストの勉強を合わせて行うとどうしても負担が大きくなります。共通テストの勉強にまで手が回らないという方は、共通テストが免除の大学を選ぶのをおすすめします

参考記事:共通テスト利用型の特別入試の対策方法

公募推薦に応募する際の注意点

推薦入試を利用する際の注意点
ここまで、公募推薦で受かりやすいおすすめの大学や、公募推薦で受験する流れについて解説しました。

最後に、公募推薦を利用する際の注意点をまとめています。出願を済ませる前に目を通しておきましょう。

出願条件を満たさないと受けられない

公募推薦で受験する場合、出願条件を満たさないと受けられません。

出願条件は大学によって異なりますが、多くの大学は評定平均が一定以上あることが条件になっています。高校の成績は一朝一夕では上げられないので、高校1年生から継続して良い成績を取らなければなりません。

また、外国語検定試験で一定の基準を満たしていることが条件の大学も少なくありません。そのため、英語が苦手な人は、出願条件を満たすのに苦労する場合が多いです。

参考記事:推薦入試の合否における評定の大切さ

専願受験が多いこと

併願受験が認められないケースがほとんど
大学の多くは、公募推薦では専願受験しか受けつけていません。専願受験とは、合格したら必ず入学するという条件で受験することを指します。

公募推薦の出願時期の多くは一般入試が始まる前の場合が多いです。そのため、本来一般受験であればもっと高いレベルの大学に行けたかもしれないのに、公募推薦で出願したため、大学のレベルを上げられなかったといったケースが発生します。

なお、例外的に公募推薦で併願受験を認めている大学については以下のページで紹介しているのでよろしければどうぞ。

非専願受験型の試験のある大学

推薦入試だが、指定校推薦とは異なり合格は保証されていない

公募推薦は、分類こそ推薦入試ですが、指定校推薦とは異なり合格が保証されているわけではありません

そのため、公募推薦で落ちた場合に備えて、公募推薦の2次募集など滑り止め先を見つけておく必要があります。

一般受験であれば滑り止めも他の一般受験可能な大学を探すだけでいいのに対して、公募推薦だと滑り止めを探すのが困難というデメリットがあります。

参考記事:2種類の学校推薦型選抜の相違点

受かりやすい人と受かりにくい人がいる

受かりやすい人と受かりにくい人がいる
公募推薦には受かりやすい人と受かりにくい人がいます。

まず、高校の評定平均が高い学生は公募推薦で合格しやすいです。これは大学や要求している評定平均に対して余裕を持って上回っている生徒の方がギリギリで満たしている生徒より有利になるためです。

また、志望校への入学にかける熱意も大きな差になります。

志望大学のアドミッションポリシーとカリキュラムを把握して志望動機書を作成することは欠かせません。それに大学のオープンキャンパスに参加し個別質問に参加するなどして大学側に熱意を見せることも重要です。

受験直前期での詰め込みでは十分な対策が難しい以上、早い時期から公募推薦を視野に入れていることも重要です。他の受験生に先んじて面接の練習に取り組み、高校の評定平均を上げるための努力をすれば、公募推薦は有利になります。

上記の受かりやすい人の条件を満たせていない人は、公募推薦に受かるのが難しくなっています。

推薦入試で合格しやすい人としにくい人の違い

一般選抜(一般受験)の勉強も継続する

本命が公募推薦での受験であっても、一般受験のための勉強を続けておくことも大切です。

公募推薦は合格が保証されているわけではないので公募推薦一本で受験に臨むのは全落ちのリスクがあります。それに公募推薦に落ちた後なら一般選抜を受けるのは自由です。

そのため、一般受験の勉強も続けておけば公募推薦で落ちたとしても一般受験を使って志望大学の合格を勝ち取れる可能性が残ります

当然勉強量は増えてしまいますが、悔いのない受験生活にするためにも、可能な限り一般受験に向けての勉強も続けておきましょう。

参考記事:不合格後に一般試験に切り替えるコツ

このページのまとめ

今回のページのまとめ
上記で紹介している大学は公募推薦の倍率が低く、提出書類や出願条件も難しくない大学です。

公募推薦を実施している大学の中でも受かりやすい大学を受験したい受験生は、今回紹介した大学の中から自分の希望にあった大学を選んでください。

改めての話になりますが、公募推薦は一般受験と異なる点が多くあります。そのため、公募推薦を使って志望大学の合格を狙うのでしたら公募推薦で問われる内容の対策を行うことが欠かせません

公募推薦で合格を勝ち取るための対策ポイントや公募推薦で合格を勝ち取りやすい人の特徴については以下のページでまとめているので是非ご覧ください。

合格するための対策項目と合格しやすい人の特徴とは?

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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