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2022.06.28 総合型選抜

専門学校の総合型選抜(旧AO入試)の特徴と対策方法

専門学校の総合型選抜(旧AO入試)の特徴と対策方法

  • 「専門学校の総合型選抜がどのような選考方法なのか知りたい」
  • 「試験当日までにどんな対策をすれば受かるの?」

とお悩みの受験生も多いのではないでしょうか。ほとんどの専門学校で総合型選抜を実施しており、毎年数多くの受験生が総合型選抜を利用して入学をしております

しかし、試験で問われる内容や他の入試形式とどんな相違点があるのか分からないと利用してよいかどうかわからないと思います。

そこで今回は、専門学校の総合型選抜を受ける時の流れや対策するべきポイント等をまとめてみました。ぜひ最後までお付き合いください。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

専門学校の総合型選抜とは?

専門学校の総合型選抜(旧AO入試)とは?
専門学校の総合型選抜は、受験生の適性を重視する入試方法です。

適性を見るために選考ではエントリーシートや面接を使ってその人の人となりや今後の伸びしろ等が確認されます。無事に適性があると学校側に判断されれば合格となります。

加えて専門学校の総合型選抜では学力試験が課される事は少ないです。そのため、合否判定においては受験生の意欲や熱意が大きなウェイトを占めるケースがほとんどです。

専門学校の総合型選抜にはエントリーが必須

専門学校の総合型選抜を受験する場合、まずはじめにエントリーが必要となります。エントリーとは、総合型選抜に出願する前に行う事前予約のような物です。

出願前にエントリーをしないと、基本的には総合型選抜を受ける事が出来ません。また、エントリーをするためには、エントリー資格が得られるオープンキャンパスや学校説明会に参加する必要があります。

参考記事:意外と知らない出願とエントリーの違い

総合型選抜のエントリー時期

無事にエントリー資格を取得できたら、エントリーを行います。専門学校の総合型選抜へのエントリーは、早い学校では6月頃からスタートし、7.8月頃にピークを迎えます

専門学校によっては9月以降もエントリーを受け付けているところもありますが、定員に達すると期日前でも募集を終えてしまうところもあります。そのため、受験する専門学校の総合型選抜関連の情報は事前にしっかりと確認しておきましょう。

総合型選抜の選考方法

合否の船場別基準とは?
次に、専門学校で実施される総合型選抜の選考方法をご紹介します。

まず大前提として一般的に専門学校の総合型選抜では、評定が合否を左右する事はありません。それでは合否に影響するポイントはどこなのでしょうか?

合否に影響するポイント

専門学校の総合型選抜では、学力だけでは判断出来ない適性や人間性、学ぶ意欲等を評価するため、志望理由書や面接が合否に大きく影響します。

特に、「なぜこの専門学校でなければいけないのか」、という志望する理由が重要になります。

志望校のアドミッションポリシーを確認してから、エントリーシートの志望理由を書くようにしましょう

また、当日の面接はエントリーシートの内容を元に質問される事が多いです。

つまり、エントリーシートに記入した志望理由などの内容は面接で聞かれる内容の予測やそれに対する回答準備に活かせるのです。

そのため、専門学校に提出する前にコピーをとっておく事をおすすめします

他の選考方法との違い

一般入試や推薦入試との違い
専門学校では総合型選抜以外にも、推薦入試や一般入試を実施しています。それぞれの入試形式の特徴を把握した上で、総合型選抜との違いを詳しく見ていきましょう。

推薦入試

推薦入試の場合、高校の推薦状が必要となります。指定された高校からのみ受験できる指定校推薦が代表的です。

総合型選抜と推薦入試は一般的に専願のみとなっているので、合格後の入学辞退は原則出来ない場合が多いです。

参考記事:意外と知らない2種類の推薦の違い

一般入試

一般入試では書類審査や面接に加えて、学科試験が課される事が多いです。ただし、試験内容や配点は各専門学校で異なるので、入学を希望する専門学校の試験内容を確認するようにしましょう。

総合型選抜や推薦入試と異なり、一般入試の場合は基本的には他の学校との併願受験が認められます。

総合型選抜

改めての話になりますが、総合型選抜は学力だけでは判断が出来ない適性や人間性、学ぶ意欲等を確認するための入試方法です。そのため、専門学校のなかには学科試験を実施しないところもあります。

総合型選抜と他の選考方法との違い

次に、他の入試形式と比較した上で際立つ総合型選抜の特徴をまとめてみました

他の入試形式と比較した上での総合型選抜の特徴

  • 学力試験や評定平均では判断出来ない「人間性」や「学習意欲」を評価するため、学習意欲があれば誰でも総合型選抜を受ける事が出来る。
  • 総合型選抜は例年6月頃からエントリーが始まるので、他の選考方法に比べて早く合格が決まる。
  • エントリー資格を得るために学校説明会やオープンキャンパスに行くことが求められる事が多い

専門学校で実施される総合型選抜の流れ

受験のための5つのステップ
次に、専門学校で実施される総合型選抜の流れを5つのステップに分けてご紹介します。事前に流れを把握しておくと、余裕を持って総合型選抜に臨む事が出来ますので是非ご覧ください。

①オープンキャンパスや学校説明会に参加する

総合型選抜を受けるためには、事前にエントリーをする必要があります。エントリーをするためには、エントリー資格が得られるオープンキャンパスや学校説明会に参加しなければいけません。

専門学校によってはエントリー資格が得られるオープンキャンパスが9月以前に終わってしまうところもあるので、早めに参加する事をおすすめします。

また、オープンキャンパス参加が入学時の特典を受ける条件になっている場合もあります。そのため、志望校が決まっていない場合でも、気になる専門学校があれば参加しておきましょう。

参考記事:参加するメリットと参加時の注意点

②エントリーをする

エントリーを行う
エントリー資格を取得したら、次はエントリーを行います。

代表的なエントリー方法として、エントリーシートを記入して提出する方法と専門学校の公式ホームページから入力するWEBエントリーの2つがあります。

専門学校によっては、オープンキャンパスや学校説明会の時にエントリーシートの提出を受け付けているところもあるので、必ず志望校のエントリー方法を確認してください。

また、エントリーシートの書き方については以下の記事をご覧ください。

参考記事:ESの書き方を徹底解説

③出願をする

出願方法は専門学校によって異なりますが、最近はWEBで出願できるところも増えています。ただし、全ての専門学校がWEB出願を受け付けている訳ではないので、必ず志望校の出願方法を確認しましょう。

WEB出願が出来ない場合は、郵送するか専門学校の窓口で提出する必要があります。

Web出願が出来ない専門学校の願書の入手方法に加えて出願時に求められる代表的な提出書類や必要な行動をまとめてみましたのでご覧ください。

【願書を入手する方法】

  • オープンキャンパスや学校説明会等に参加する。
  • 専門学校に問い合わせをして願書を郵送してもらう。
  • 大型の本屋や駅のパンフレットコーナーで願書を直接入手する。

【出願時に必要な書類】

  • 入学願書
  • 証明写真
  • 調査書

ちなみに出願をする際に必要になる出願書類は、各学校で異なります。当然、今取り上げた3つの以外の書類が必要な場合もあるので、必ず志望校の必要書類を確認する様にしましょう。

④面談や試験を受ける

面談や試験を受ける
一般的に専門学校の総合型選抜は、「書類選考+面接」になっています。しかし、学校によっては学力試験や小論文が課される場合もあるので、志望校が決まったら早めに試験内容を確認しておく事をおすすめします。

⑤入学準備をする

合格が決まったら、入学準備に入ります。まずは入学の手続きを忘れずに行いましょう。専門学校によっては、課題やレポート等の事前学習を課したり、合格者向けに特別授業を開講するところもあります。

入学前に専門的な学習が出来るので、積極的に参加しましょう。また、余裕があれば専門学校で学ぶ内容について入学前に予習をしておくと入学後も安心です。

合格に向けて対策するべきポイント

合格を勝ち取るための対策ポイント
次に専門学校の総合型選抜に合格するための対策ポイントをご紹介します。

オープンキャンパスや学校説明会に行く

志望校が決まったら、出来るだけ多くのオープンキャンパスや学校説明会に参加する事が大切です。専門学校によっては、参加した回をチェックしているところもあります

それに、何回か行くと顔を覚えてくれる可能性もあるので、受験前に自分の熱意を伝える事が出来ます。

アドミッションポリシーを確認する

アドミッションポリシーを確認する
アドミッションポリシーとは、各学校が出している「入学者受け入れ方針」の事です。総合型選抜を受ける場合、このアドミッションポリシーが重要となるので、専門学校の公式ホームページで必ず確認する様にしましょう。

専門学校側は、アドミッションポリシーに合う人物かどうかを判断し、合否を決定します。

志望校のアドミッションポリシーをしっかりと理解し、いかに自分がその専門学校に相応しいかをアピールする事が合格への第一歩です。

志望理由を明確にする

志望理由はエントリーシートに書くだけでなく、面接の際に聞かれる事も多いです。「在学中、何を学びたいのか」、「なぜ、それを学びたいのか」、「卒業後、学んだ事をどう活かしたいのか」を考えてみましょう。

特に、「なぜ、その専門学校でなければいけないのか」が重要になります。

志望理由が上手くまとまらない場合は、まずは専門学校でやりたい事や卒業後のビジョンを箇条書きしてみる事をおすすめします。

面接の練習を繰り返し行う

面接の練習を何度も行う
専門学校の総合型選抜は学力試験がない代わりに、面接で合否を決める場合が多いです。面接の練習を通して、基本的なマナーを身につける事はもちろん、面接でよく聞かれる内容はしっかりと答えられるようにしておきましょう。

面接を繰り返し行うと自信がつき、当日の緊張も少なくなります。

参考記事:当日よく聞かれる事とは?

過去問をチェックする

総合型選抜で学力試験を課している専門学校のなかには、過去問を公式ホームページで公開しているところもあります。

過去問を通して出題傾向が分かる場合も多いので、志望校の過去問は必ず確認しておきましょう。そして時間が許す限り、過去問を解いておく事も大切です。

このページのまとめ

今回の内容のまとめ
ここまで、専門学校で実施される総合型選抜の特徴や合格を勝ち取るために対策しておきたい主なポイント等について解説してきました。

最後に今回の内容の中で特に大切なポイントを一覧にしてみましたのでご覧ください。

今回の内容で特に重要なポイント一覧

  • 専門学校の総合型選抜を受けるためには、事前にエントリーが必要な事が多い。
  • エントリー資格はオープンキャンパスや学校説明会に参加する事で取得出来る。
  • 専門学校のエントリー時期は6月〜9月である事が多いが、定員に達したら期日前に受付を終了する事もある。
  • 専門学校の総合型選抜は学科試験の代わりに、志望理由や面接が重視される。
  • 総合型選抜に合格するためには、志望校のアドミッションポリシーを理解する事が重要。

最後に改めての話になりますが、専門学校の中には書類選考と面接に加えて学力試験や小論文を課す場合もあります。そのため、今回の内容を参考にしながらも必ず志望校の試験内容については確認するようにしましょう。

参考記事:特別入試で志望校の現役合格を保証する塾とは?

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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