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2023.07.07 総合型選抜

意外と知らない総合型選抜の合否とオープンキャンパスの関係性

意外と知らない総合型選抜の合否とオープンキャンパスの関係性

「オープンキャンパスに参加すると総合型選抜(旧AO入試)対策にもなる」

今のあなたはこんなことを聞いたことがあるかもしれません。

改めての話かもしれませんが、オープンキャンパスは大学の理念や特徴、教授や生徒との交流など出来るので大学を深く知るには最適です。そのため、オープンキャンパスへの参加が総合型選抜の合格に近づくのは紛れもない事実。

総合型選抜の合格にオープンキャンパスが役立つことをご理解いただくためにこのページではオープンキャンパスに参加するメリット、オープンキャンパス当日と参加後にやるべきことをまとめて解説します。

総合型選抜で入学を目指す受験生はもちろん、オープンキャンパスで大学の雰囲気を確認した後で総合型選抜を利用するかどうか検討中の受験生にも読んで欲しい内容です。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

参加すると総合型選抜で有利になる?

オープンキャンパスの参加と総合型選抜の合否の関係性
結論からいえば、オープンキャンパスに参加すること自体が総合型選抜で有利になるか否かは『受験する大学次第』です。

実は総合型選抜や推薦入試の出願条件に、オープンキャンパスへの参加を義務付けている大学もあります。それにオープンキャンパスへの参加が必須でなくとも、参加すると面接や入試において有利になる場合もあります。

例えば、面接時に「当大学のオープンキャンパスに参加しましたか?」と聞かれても、「はい、参加しました」と話ができるからです。また、オープンキャンパスに参加した事自体をプラスに評価する大学も一部にはあります。

つまり、オープンキャンパスへの参加は合格の確率を上げる事に少なからず貢献するといってよいでしょう。

ただし、オープンキャンパスに訪れた回数は、総合型選抜の合否に基本的には関係ありません。そのため、何回も足を運ぶ必要は特にありません。

オープンキャンパスに参加すると得られること

オープンキャンパスに参加する3つのメリット
次にオープンキャンパスに参加することで得られることを解説します。

志望動機の作成に活かせる

オープンキャンパスに参加すると、受験予定の大学の『特徴』が見えてきます。

特に大学の中を見る事が出来るのでその大学ならではの雰囲気や大学の施設の良し悪しをまじまじと確認できます。

そしてオープンキャンパスで発見した特徴は志望動機作成に活かせますし、志望動機に厚みを持たせることが出来ます。厚みのある志望動機は説得力が生まれて、大学側の共感を得られる期待が持てます。

「この大学で○○に詳しい先生の元で▲▲の施設を使って学びたい」といった形で大学の特徴と志望動機をリンクさせた内容を考えてみましょう。

それにオープンキャンパスで感じた大学の『魅力』も、志望動機の作成に活かせます。

キャンパスの立地やサークルなど、大学が持っている魅力を掘り下げて志望理由書を作ってみるのも対策の一つです。

面接で話のネタが出来る

総合型選抜に面接を設けている大学もありますが、オープンキャンパスに参加すると面接時の話題の1つになります。

面接では「オープンキャンパスに参加してどうでしたか?」、「教授や生徒と会話しましたか?」など、面接官から聞かれる可能性もあります。その際には、オープンキャンパスで感じたことを伝えると話がはずみます。

面接官から聞かれなければ自分から「先日開催されたオープンキャンパスに参加しました」といった形でオープンキャンパスの話題を切り出すのもあり。

合格のための対策ポイントを教えてもらえることもある

オープンキャンパスに参加すると、志望大学に合格するための対策を教えてもらえることもあります。

実はオープンキャンパスでは職員や生徒が大学の理念や特徴、受験対策について説明してくれることがあります。

その際に、職員や生徒に個別相談して「総合型選抜を受験予定ですが、合格を勝ち取るための具体的な対策を教えてください」と聞くことが出来ます。

状況によっては「受験する学部は?」、「今までどんなことをやってきたんですか?」など、受験にあたって必要な情報を聞かれたりするかもしれません。

自分が志望する学部や現在の勉強方法などをできるだけ詳しく説明すれば、最適な対策方法を教えてくれる可能性があります。

受験勉強を乗り越えて入学した先輩の意見は参考になりますよ。

オープンキャンパスでやるべきこと

当日やるべき事
次にオープンキャンパスでやるべきことを幾つか解説します。積極的な行動でチャンスが増えるので必見です。

教授や職員と会話する

最初にやるべきことは『教授や職員との会話』です。

オープンキャンパスは、教授や職員が多数参加しています。中には非常に人当たりが良く、受験生の疑問や相談事に真摯に答えてくれる人もいます。

話を聞いてくれそうな教授や職員に、「こんな理由でこの大学を受験しようと思うのですがいかがでしょうか?」と志望理由を伝えてみましょう。

そうすると、「その理由では周りと変わらない」、「もう少し掘り下げたほうがいい」など、といった形のアドバイスがもらえる可能性があります。

また、オープンキャンパスの運営をしている学生と会話をすることで「求められている生徒像や校風」が見えることもあります。

理念や校風などから「この大学にはどんな生徒が多いのか」をチェックするとあなたと大学のマッチ度が良く分かります。

学生にも積極的に質問する

教授や職員だけではなく、学生にも積極的に質問することも大切です。

その際には「面接した時の様子や準備」、「どんな理由でこの大学に入学を決めたのか」といった内容について聞くと良いでしょう。受験を体験した人の意見はとても貴重ですし、聞いたことを積極的に活かすように意識しておくこともポイントです。

オープンキャンパスが終わった後にやるべきこと

参加後にやるべき事
次にオープンキャンパスが終わった後にやるべきことを解説します。

当日感じたことを言葉に残す

オープンキャンパスが終わった後には当日感じたことを言葉に残しましょう。

具体的には、「何がどうよかったか」、「なぜそのように感じたのか」を言葉に落としこんで残すこと。オープンキャンパスで感じていたことは、志望校をじっくり検討する大きな材料になるからです。

併せて、志望理由書や調査書などの提出書類や当日の面接で語る内容のネタにもなりえます。「何を書こうか」、「面接で何を話そうか」といったことに悩んでいる時にも有効です。

また、なるべく記憶が明らかなうちに掘り下げて記録しておくこともおすすめします。

時間が経過する度に記憶だけではなく熱量も下がってきます。手書きのノートでもスマートフォンのメモ機能などでも良いので、できるだけ細かく記録しましょう。

疑問点については調べる

オープンキャンパスに参加をしたことで生じた疑問や気になった点については調べておくことをおすすめします。

具体的な調べ方としてはインターネットで検索をして情報を集めるのが一番です。ただし、どうしても生の情報が欲しいという事でしたら後日改めて大学見学に行ってみたり、直接メールなどで大学に問い合わせるのもよいでしょう。

また、受験する大学に通う先輩がいるのでしたら積極的に話を聞いておくのも有効です。

浮かんだ疑問や気になった点を解消するために大学の事を調べれば自ずと志望大学の理解度が深まります。

それに志望大学に詳しくなれば「なぜうちの大学を志望するの?」と面接でよく聞かれる質問に対して自信をもって答えられるようになります

オープンキャンパスに参加できないとどうなるのか?

参加が出来ないとどうなるのか
何らかの理由でオープンキャンパスに参加できない可能性もあります。そこでここでは、オープンキャンパスに参加できないとどうなるのかについてご紹介します。

大学を受けられるのか?

オープンキャンパスへの参加が出願条件になっていない大学の場合は、オープンキャンパスに参加ができなくても大学を受けられます。

今日の外出自粛の推奨により大学に足を運べなかったり、大事な部活の大会とオープンキャンパスの日程が重なってしまう事は十分に考えられます。

オープンキャンパスへの参加を義務付けている大学を受ける場合は無理をしてでも参加をするべきですが、参加が任意の場合は無理して参加をする必要がありません。

合否で不利になるのか?

オープンキャンパスに参加できないことで、総合型選抜の合否において大きく不利になることは基本的にはありません。

理由は毎年オープンキャンパスに参加をしないで総合型選抜で合格を勝ち取っている人は数多くいるためです。現に私が昨年指導をして中堅の私立大学に受かった男の子もオープンキャンパスに参加をしていませんでした。

それにオープンキャンパスへの参加が出願条件になっている大学でも、どうしても参加が出来ない事情を説明すればしかるべき対応をしてくれる可能性もあります。

急遽参加ができなくなった時にはどうするべきか?

オープンキャンパスに参加できなかった時には、何らかの理由があるはずです。

大事な予定や体調不良などであれば、大学や学校に事前にキャンセル連絡すれば問題ありません。大学によっては「電話連絡のみ受付」「メール連絡不可」など決まりがあるので、オープンキャンパスを申し込んだ時に併せて確認しておくと安心です。

不参加の言い訳はどうするべきか?

次にオープンキャンパスに参加しなかった時の言い訳を解説します。

まず大前提として「参加した」という嘘はつかないことです。実際は参加していないにも関わらず、「面接時にオープンキャンパスに行きました」と嘘をつくと、面接官には高い確率でバレてしまいます。

嘘は印象が悪いので面接官の印象を悪くしないためにも正直に「参加していません」と伝えましょう。

ただし、「参加していません」とだけ答えると大学への志望度を疑われます。そのため、不参加の理由と「オープンキャンパス以外で情報収集した」という点も同時に伝えたいですね。

理想的なのは「日程が合わなかったのでオープンキャンパスには参加はしなかったが、自分で大学を見学しに足を運びました。」や「オープンキャンパスには参加できませんでしたが、こちらの大学に通っている先輩から大学について色々と話を聞きました」とかですね。

伝え方次第ではオープンキャンパスに参加しなかった事は大きなマイナスになりません。そのため、「オープンキャンパスに参加できなかった、参加しなかった」理由については説明できるように用意をしておきましょう

このページのまとめ

このページのまとめ
今回は総合型選抜の対策の一環としてオープンキャンパスに参加するメリットや当日やるべきこと、参加できなかった時の対策方法などについて解説しました。

最後にここまでの内容の振り返りも込めて今回ご紹介した内容の中で特に重要なポイントをまとめました。

  • オープンキャンパスの参加が総合型選抜の出願条件になっている学校もある
  • オープンキャンパスに参加すると面接や合否で有利になる場合もある
  • オープンキャンパスに訪れた回数と合否は基本的には無関係
  • 大学に足を運んで得た情報は志望動機を作成する際に活かせる
  • 教授や職員、生徒と積極的に会話や質問すると貴重な情報が得られる
  • 当日感じたことや疑問点についてはきちんと記録し後日調べる
  • オープンキャンパスに参加できなくても受験できる大学もある
  • オープンキャンパスへの不参加は理由があれば大きなマイナスにならない

今回の記事を参考にしてオープンキャンパスへの参加を検討してみましょう。

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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