総合型選抜(旧AO入試)対策の専門塾ホワイトアカデミー

BLOG

2021.12.25 総合型選抜

総合型選抜の面接でよく聞かれる質問を大公開

総合型選抜の面接でよく聞かれる質問を大公開

総合型選抜(旧AO入試)を採用している大学の多くは二次選抜で面接を課します。しかし、高校生は普通に生活をしていると面接を受ける機会はなかなかないと思いますので、

  • 「面接ではどんな質問がされるのだろうか?」
  • 「聞かれた質問にどう答えたら良いのだろうか?」
  • 「答えられない質問をされた時にはどうするべき?」

なんて疑問を持っているはずです。

そこで今回は、総合型選抜(旧AO入試)の面接でよく聞かれる質問や面接官がチェックする評価ポイントについてご紹介します。

最後まで内容に目を通せば総合型選抜(旧AO入試)でよく聞かれる質問に対するGoodな回答例や面接で好印象を与えるコツまで分かります

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

面接で聞かれる代表的な12の質問

総合型選抜の面接でよく聞かれる12の質問
まずはじめに総合型選抜(旧AO入試)の面接でよく聞かれる代表的な12の質問を紹介します。今回取り上げる12の質問を一覧にしてみましたのでご確認ください。

今回取り上げる12の質問の内容

  • 志望理由
  • 入学後にやりたいこと
  • 併願の有無
  • オープンキャンパスの参加有無や印象
  • 高校生活の想い出
  • 長所と短所
  • 高校生活で特に頑張ったことや苦労したこと
  • 最近気になったニュースや話題
  • 卒業後にやりたいこと(達成したいこと)
  • 卒業後にやりたいことの理由・興味をもったきっかけ
  • アドミッションポリシーに関する質問
  • 入学後に学びたいことに関連する本を読んだか?

今一覧にした12の質問の詳細については上から順番にご紹介します。各質問に対してはGoodな回答例、NGな回答例もそれぞれ取り上げますのでぜひ参考にしてみてください。

志望理由

最初に取り上げるのは志望理由を確認する質問です。よくあるケースとしては以下のような質問があります。

具体的な質問の一例

  • 「なぜ、本大学の本学部を志望したのか?」
  • 「他の大学ではなく、うちを選んだ理由ってどうしてですか?」

この質問の中で面接官が見ているチェックポイントは、『大学に入って学ぶ意欲』、『受験した大学並びに学部に対する興味深さの確認』です。

そのため、質問に回答する際には大学に入ってから学びたい事や大学入学後のプランと併せて回答するとよいでしょう。

Goodな回答例

「貴校の経済学部では伝統的な経済理論や歴史分析、経済学から考察する高齢化問題といったテーマを深く学びたいと考えております。

特に経済学の視点から健康や社会保障問題を研究されている〇〇教授の講義は大変興味深いので、入学した際は〇〇教授の授業をぜひ受けたいと思っています」

NGな回答例

以下のように1問1答形式で回答をするのは志望度を疑われるのでおすすめしません。

NGな回答例の一例

  • 「高校の担任に勧められました」
  • 「自宅から近いためです」
  • 「知り合いが○○大学に通っているためです」
  • 「〇〇大学に憧れているからです」
  • 「ここなら充実した大学生活を送れると思いました」

Goodな回答とNGな回答の両方をご紹介しましたが、志望理由に関する質問は志望する理由や学びたい事を可能な限り具体的に伝えることが鍵になります。

入学後にやりたいこと

入学した後にやりたいこともよく聞かれる質問です。よく聞かれる質問の一例としては以下の通りです。

具体的な質問の一例

  • 「本学に入った後にやりたいことは?」
  • 「他の大学でもできるのに、本学を選んだのは何故?」

これらの質問で面接官が聞きたいのは他の大学ではなく、志望大学の志望学部に入る事を強く希望する理由です。

面接官によっては志望する大学・学部の事をどれだけ理解しているかについて確認する事を意図しているケースもあります。

そのため、大学入学後のプランを志望大学・志望学部が提供しているカリキュラム等と絡めて論理的に伝える事を心がけたいですね。

Goodな回答例

「社会福祉士の資格取得を目標に、社会福祉学や高齢者介護について学習したいと思っております。

同時に福祉ボランティアのサークルに所属して福祉施設での経験を重ね、誰かの役に立つ喜びや大変さを実感したいと考えております」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「サークルで友達をたくさん作りたいです」
  • 「アルバイトに励もうと思います」
  • 「(理由を述べずに)○○学部で学びたいです」

こちらも具体的な理由を伝えることを意識しましょう。

入学してからのビジョンが明確だと面接官も「この学生は学ぶ意欲がある」と大学側に好意的に受け取ってもらえます。

併願の有無

他大学との併願について

受験シーズンには複数の大学を併願受験する受験生は多いです。

大学側も多くの受験生が併願受験をしている事を把握してはいますが、各受験生の志望度の高さを確認するために面接の場で併願状況に関する質問をよくします

面接でよく聞かれる質問内容としては以下のようなものがあげられます。

具体的な質問の一例

  • 「他の大学を志願していますか?」
  • 「本学に合格したら入学してくれますか?」

なかなか言いにくいことかもしれませんが、現状を正直に伝えることを意識しましょう。

Goodな回答例

(併願OKな入試の場合)
⇒「○○を学びたいという観点から、貴学のほかに○○大学○○学部の総合型選抜にも出願しております。」
『両方合格したらどちらに進学しますか?』と問われた時
⇒「○○(がある)という点で貴学に魅力を感じておりますので、貴学に進学いたします。」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「専願です(本当は併願なのに嘘をつく)」
  • 「第2志望です(ストレート過ぎて印象が良くない)」

多くの大学を受験していることは面接官も把握しているのでハッキリ言ってくれたほうが面接官は好印象を抱きます。しかし、あまりに率直に「第2志望です」と伝えるのは考えものなので相手への配慮をした上での回答を考えておきたいですね。

オープンキャンパスの参加有無や印象

総合型選抜(旧AO入試)の面接ではオープンキャンパスの参加有無についてもよく聞かれます。代表的な質問例は以下の通りです。

具体的な質問の一例

  • 「オープンキャンパスに参加をされましたか?」
  • 「オープンキャンパスでどんな点が印象に残りましたか?」

最初に結論を答えた上で詳細な内容を話すようにしましょう。例えば参加の有無が問われるケースでは、YesかNoかを先に答えます。

そして回答をした上で印象に残った点を話せば大学への関心度とコミュニケーション能力の高さをアピールできます。

Goodな回答

「理学部〇〇教授の模擬授業が大変興味深かったです。実験を用いた体験型の内容だったため、非常に有意義な時間を過ごせました。

引率の先輩方からも研究について貴重なお話をお聞きしております。

オープンキャンパスの参加で〇〇大学での学習イメージがより鮮明となり、改めて貴校で学びたいと強く感じました」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「とても楽しかったです」
  • 「施設がとてもきれいでした」
  • 「先輩方がすごくやさしく接してくれたことが印象に残っています」
  • 「学食が充実していて楽しみです」

「楽しかった」「綺麗でした」など抽象的な表現では入学したい気持ちが伝わりにくく、入学に対する意識が低いと誤解される場合もあります。

そのため、面接の前日までにオープンキャンパスで感じたことを具体的な言葉で整理しておきましょう。オープンキャンパスに関する情報については以下のページでまとめております。

詳細はこちら

高校生活の想い出

高校生活の想い出についても総合型選抜(旧AO入試)の面接ではよく聞かれます。よく聞かれる質問内容の一例としては以下のような質問が挙げられます。

具体的な質問の一例

  • 「高校生活はどうでしたか?」
  • 「あなたにとって高校生活はどんな影響を与えましたか?」
  • 「高校生活で最も頑張ったことは何ですか?」

高校入学から現在までのエピソードを時系列で振り返り、大学が掲げるアドミッションポリシーと親和性のあるエピソードを話すようにしましょう。

Goodな回答例

「高校生活で最も頑張ったことは3年間所属した美術部での活動です。

1年の入部時は油絵に触れたことがなかったのですが、先生や先輩方から油絵具の扱い方を学び、夢中になって何枚も描きました。

その結果、2年生のときに〇〇コンクールで入賞を果たしています。部活を通して努力の大切さを学び、性格も前向きに変化したと感じております。」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「3年生の文化祭です。とても楽しかった思い出です(具体例がない)」
  • 「友人とたくさん話した放課後です(幼稚な印象)」
  • 「思い出というか、バンドに興味がありました。友人と組もうかと話していましたが実現せず……(質問内容と回答が逸れる)」

高校生活の印象を聞く面接官の狙いは、あなたの人となりの確認と大学入学後の伸びしろの確認です。

特に高校時代に何かに打ち込んだ人に対しては大学入学後も伸びしろがあると思い、高評価を下します。

そのため、部活で優秀な成績を収めたり、休まず参加したような経験がある人には非常に有利です。

ただし、長くしゃべりすぎると演説になってしまってあまりよい印象を与えられません。そこで事前に回答する内容は整理することをおすすめします。

長所と短所

長所と短所について
長所と短所も総合型選抜(旧AO入試)の面接ではよく聞かれます。よくある質問例としては以下のようなものがあります。

具体的な質問の一例

  • 「あなたの長所と短所は何ですか?」
  • 「短所とどのように向き合っていますか?」

長所や短所はなかなか自分ではわかりません。そのため、他人に聞いておき自分の長所と短所については把握することをおすすめします。

Goodな回答例

「長所は、興味を持つととことん追求する探求心です。10歳からプログラミングに関心を抱き、独学でホームページを制作していました。

一方でそれ以外の知識に乏しいといった短所があるので、貴校では幅広い分野を学び、知識を深めたいと思います」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「長所は明るいところです。短所は短気なところです(以上)」
  • 「~のため、これが私の長所と思っています(結論が最後だと要点がわかりにくい)」
  • 「短所はありません(自己分析が甘い)」

長所や短所には正解がありません。それに自分の長所と短所を客観的に把握できている人はほぼいません。

しかし、面接官は長所と短所の確認を通してあなたの人間性や大学入学後の伸びしろを確認しています。

そのため、長所と短所を答える際にはあなたの個性が伝わる理由やあなた独自の体験を交えて説明するとよいでしょう。

高校生活で特に頑張ったことや苦労したこと

総合型選抜(旧AO入試)の面接では高校生活に頑張ったことや苦労したことも聞かれることがあります。代表的な質問例は以下の通りです。

具体的な質問の一例

  • 「高校時代に最も頑張ったことは何ですか?」
  • 「部活は何をやっていましたか?」
  • 「高校生活で壁にぶつかったことありますか?」

面接官が高校時代に頑張ったことを聞く理由は、何かを頑張れたり、努力出来る人間なのかを確認する事にあります

そのため、「頑張れる人間だ」、「志が高い人だ」と思われるエピソードを添えて答える事をおすすめします。

Goodな回答例

「高校生活で頑張ったことは部活動です。3年間バレーボール部に所属し、目標達成までのプロセスや結果の重要性を学びました。

3年次の県大会で優勝を果たしています。練習は辛かったですが、メンバーや監督との関わりでチームの大切さを実感できたのは大変有意義な期間でした」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「特にありません」
  • 「壁だと感じたことないです」

頑張ったことは部活でも生徒会でも学園祭の準備でもボランティアでも構いません。

客観的に見て頑張ったと評価されるエピソードを持ち、面接官に正しく伝わるように伝える事が出来れば高い評価が期待できます。

参考記事:社会奉仕活動をアピールする際のポイント

最近気になったニュースや話題

ニュースや話題にもついても聞かれることもあります。よくある質問としては以下の通りです。

具体的な質問の一例

  • 「近頃意識して見ているニュースはありますか?」
  • 「最近報道されたニュースで気になったものはありますか?」

ここでチェックされることは、時事問題や社会情勢に対する関心度合です。

そのため、テレビや新聞、ネットニュースなどを確認して社会で起きた出来事や社会情勢に興味を持つようにしましょう。

Goodな回答

「最近は新聞で介護ロボットが注目されている記事を読みました。増加する高齢者に対して介護の人材不足が深刻化されています。

介護ロボットは安全性の確保や複雑な作業にはまだ不安がありますが、介護者の負担が減るひとつの解決策として実用化を期待しています。」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「特にありません」
  • 「ニュースはあまりチェックしません」
  • 「ニュースで電子書籍が流行っていると聞きましたが、私は絶対に紙の本以外は読みません(押しつけがましい)」

大学側が報道されたニュース等で気になったことを聞く意図は知的好奇心の高さを評価することにあります。特に志望する大学・学部と関連のあるニュースへの関心度合いはかなり見られます

そのため、日々ニュースを見たり、新聞に目を通す事で最新の社会情勢や志望大学・志望学部で学ぶ内容と絡む出来事は追うようにしておくとよいでしょう。

卒業後にやりたいこと(達成したいこと)

将来やりたいこと
大学を卒業した後にやりたいことも総合型選抜(旧AO入試)の面接で聞かれる質問項目の一つ。実際によく聞かれる質問例としては以下の通りです。

具体的な質問の一例

  • 「本学卒業後はどんな業界に進みたいですか?」
  • 「将来はどんな生き方をしたいですか?」

面接官が卒業後に達成したい事を聞く意図は将来やりたい事と大学入学後に学ぶことの関連性がどの程度あるのかを知ることにあります。

そのため、将来やりたい事を話す際には志望大学・志望学部の選考内容との関連性が伝わるように心がけたいですね。

Goodな回答例

「〇〇大学卒業後は、看護師の資格を活かして医療現場に携わりたいと考えています。

しっかりと実務を経験してから産業保健師として保健指導の分野に深くかかわり、企業での健康管理者としてお役に立ちたいと思います。」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 1.「まだ何も考えていません」
  • 2.「結婚して子どもは〇〇人ほしいと思っています」
  • 3.「たくさんの人と仕事をしたいので、広告代理店で働きたいと思います」

1について卒業後のビジョンがないために面接官に好印象を与える事は難しいです。2についてはプライベートに寄りすぎております。

3については一見するとやりたいことがあるように思えるかもしれまれません。

しかし、大学での学びへの言及がないため、大学を就職予備校のように捉えてしまっている印象を与えてしまいます。

1~3のNGな回答例とGoodな回答例を見比べてみると、卒業後のビジョンがあるかないかで質問の回答に対する印象が変わる事が分かるはず。

そのため、将来の方向性がハッキリと決まっていない場合でも、志望大学・志望学部の選考内容と絡めたビジョンを暫定的にでも持っておくことをおすすめします。

卒業後にやりたいことの理由・興味をもったきっかけ

先ほど紹介した卒業後にやりたいことを掘り下げる質問も聞かれる場合もあります。代表的な質問内容は以下の通りです。

具体的な質問の一例

  • 「将来やりたいことの理由を詳しく教えてくれますか?」
  • 「どんなきっかけでやりたいことに興味を持ったのですか?」

面接官がやりたい事が決まった経緯や理由を聞くのは受験生の深い信念や価値観を知るためです。

そのため、「なぜ、思い立ったのか」という動機については自身の過去の体験と絡めて説明することを心がけるとよいでしょう。

Goodな回答例

「看護師を目指したきっかけは中学生のときです。

父が入院していた病院で出会った看護師の方が、父の看護のみならず、落ち込み気味だった私にとても優しく接してくれたのが印象的でした。

そのころから私も患者や家族に寄り添える存在になりたい、と思うようになりました。」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「仕事で人々を幸せにしたいと考えたからです(抽象的)」
  • 「家族で食卓を囲む機会が少なかったので、仕事も家庭も大事にしたいと思っています(夢自体は悪くないが、大学と関連性がない)」

Goodな回答例とNGな回答例を比較するとGoodな回答例には以下の3つのポイントが感じられるはずです。

  1. 理由に具体的なエピソードがある事
  2. やりたい事に関する本気の度合い
  3. 大学入学後の学習意欲

上記の3点は面接官が知りたい内容である以上、それぞれの項目でポジティブな印象を与えられる理由になっていれば理想的です。

逆に具体的なエピソードが無かったり、あなたの本気度合いが伝わらない形での回答は良い評価が期待できません。

アドミッションポリシーに関する質問

アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)も総合型選抜(旧AO入試)の面接で聞かれることが多い質問内容です。面接官から投げられる代表的な質問例は以下の通りです。

具体的な質問の一例

  • 「アドミッションポリシーを理解していますか?」
  • 「本学の方向性とあなた自身はリンクしていると思いますか?」
  • 「当学のアドミッションポリシーのどんな点に興味を持ちましたか?」

質問形式は面接官によって変わりますが、アドミッションポリシー関連の質問で面接官が見ているのは下記の2点です。

  1. 面接を受けている大学・学部への関心度の高さ
  2. アドミッションポリシーと面接を受ける生徒とのマッチ度

そのため、今取り上げたポイントをアピールできる内容になっているかどうかで評価が変わります。

Goodな回答例

「日本語文学科を志望するにあたり、貴校のアドミッションポリシーを拝見しました。思考力や判断力を養うための具体的な方針が、非常にわかりやすいです。

貴校は日本の多様な文化に高い関心を持つ学生を求められているので、日本語や日本文学を総合的に学びたい私は、貴校のポリシーと合致していると考えました。」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「詳しく知りません」
  • 「とても共感しました(具体例がない)」
  • 「貴校のアドミッションポリシーである『現代の社会や~』が、私と一致しました(単なる丸暗記)」

総合型選抜(旧総合型選抜(旧AO入試))の合否において大学が掲げるアドミッションポリシーとの親和性を伝える事は欠かせません。

そのため、アドミッションポリシーについてはきちんと頭に入れておくと共にあなた自身マッチしている事を説明できるようにしておきたいですね。

入学後に学びたいことに関連する本を読んだか?

志望学部に関連する本に関する質問
学びたいことに関連した本についても聞かれることもあります。面接官から投げかけられる代表的な質問例としては以下の通りです。

具体的な質問の一例

  • 「本学で学ぶ内容に関係ある書籍を読んでいますか?」
  • 「日頃から本を読む習慣はありますか?」

面接官が確認したいポイントは、入学した後に学ぶことと現在読んでいる本の関連性です。それ以外にも読書習慣の有無を確認する事で知的好奇心の高さを見るケースもあります。

Goodな回答例

「心理学を明解に解説している『〇〇〇〇』を読みました。人間の脳や心のメカニズムといった体の仕組みのほか、観察法やミラーリングなどの具体的なテクニックをわかりやすく解説されています。

本の内容を自分自身に取り入れられるよう、じっくりと何度も読み込んでいる最中です。」

NGな回答例

NGな回答例の一例

  • 「本はあまり読みません」
  • 「〇〇を読みました(読んでいない本を答える)」

大学入学後に学ぶことになる分野と関連のある書籍を読んでいる事を伝えれば志望度の高さのアピールにもなります。

そのため、普段本を読む習慣がなかったとしても総合型選抜の面接日までの期間で何冊か読んでおくことをおすすめします。

面接中に絶対にやったらダメなNGな対応集

総合型選抜(旧AO入試)の面接中にやってはいけないNG行動集
次に質問の回答と同様に態度にもNG集もご紹介します。

質問に対して嘘を言う

面接中の嘘は人間性が疑われます。そのため、嘘が発覚した時点で面接での印象は悪くなります。

また、合格後に嘘が発覚した場合は合格の取り消しに遭う可能性もゼロではありません。嘘に対しては「バレなければ問題ないでしょ?」と思う人も少なくありませんが、「バレなければよい」という考えはおすすめできません

なぜなら、面接官はこれまで多くの学生を面接をした『面接のプロ』だからです。

嘘をつくことで現れる学生側の些細な態度の変化を見逃しません。嘘が発覚するリスクを考えると答えられない質問をされた時には、

  • 「勉強不足で分かりません」
  • 「経験がありません」

といった形で素直に答えられない事を話した方が良いでしょう。

目線を合わせようとしない

目線を合わさない態度はNG
会話に自信がなかったり緊張していたりすると、目線が定まりません。

本音を回答していても後ろめたい部分があるように見え、面接官への印象が悪くなってしまいます。

本番の面接で面接官からマイナスの評価を受けないためにも普段から人と目線をあわせる練習をしておきましょう

相手の片目、もしくは眉間付近を見るのがポイントです。とはいえジッと見続けると圧迫感を与えるので、ときどき視線を外すことも意識してください。

緊張から表情がこわばりすぎる

面接時は緊張で笑顔がなくなり、表情がこわばってしまいます。

場合によっては面接官をにらみつけるような顔となり、心証をかなり悪くする可能性もあります。

緊張自体がマイナス評価ではありませんが、表情が固いとせっかくの意思が伝わりにくいです。

そこで表情のこわばりを抑えるためにも目線の練習とともに普段から笑顔のトレーニングを心掛けましょう。普段から笑顔を心がければ本番の面接でも自然と笑顔になり、好印象を与える事が出来るはずです。

知ったような態度を取る

知ったかぶりの態度をする事
面接官から想定外の質問をされる場合がありますが、分からないにも関わらず知ったような態度はおすすめしません。

内容を知らないのに意地を張って的外れの回答をしてしまうと、面接官は不信感を覚えてしまいます。

それにわからない事を知っているように言うことは「嘘つき」だと思われることもあります。

そのため、わからないことは正直に「勉強不足なのでわかりません」、「わからないので、今後の課題としてもよろしいでしょうか」などと言いましょう

ただし、なんでも「わからない」と答えると知識が不足している子、と思われるので多用は控えてください。

一方的に演説する

面接で自分の話を長々としてしまうと、面接官は本当に知りたかった内容を聞けずに面接の時間が終了してしまいます。

話した側はすっきりしているかもしれませんが、面接官側は「会話のキャッチボールができない人」と評価をするケースがほとんどです。

面接において自己PRは大切ですが、面接はコミュニケーションの場ととらえることが重要です。

回答の時間配分を気に留めながら、簡潔に的確な内容を述べるように意識しましょう。求められている受け答えができれば、面接官にも好印象を与えられるはずです。

試験官がチェックしているポイント

多くの面接官が確認するポイント
面接官が具体的にチェックしている3つの項目を紹介します。

面接態度

面接中は質問の受け答え内容とともに、面接中の態度も見ております。

全ての動作が見られていると思いあらゆる動作や態度に気を配る事をおすすめします。特に気を配りたいポイントは以下の3点です。

面接中に気を配りたい3つのポイント

  • 『自分を取り繕わない』
  • 『面接官との会話を楽しむ』
  • 『笑顔でハキハキと話す』

上記の3点を念頭に置き、面接官と会話するイメージで臨むと、リラックスして受け答えができるはずです。

マナー

マナーは必ずチェックされる
面接での基本的なマナーは面接官にしっかり見られています。中でもこれから紹介する5つのポイントは必ず面接官にチェックされると心がけたいですね。

面接官に確認される5つのポイント

  • お辞儀をしながら「失礼します」といった2つの動作を同時にしていないか
  • ドアのノックは3回か(2回はトイレと同じで失礼と考えられる場合がある)
  • お辞儀の角度が不自然ではないか
  • 背筋を伸ばして着席しているか
  • 退室時のあいさつが丁寧か

今取り上げた5つのポイントを意識するだけで面接官に礼儀正しい印象を与えられます。

そのため、面接の練習をする際にも今取り上げた5つのポイントは意識することをおすすめします。

気持ちと相性を伝える事

面接において重要なのは、「この大学でしか自分の夢は叶えられない」といった強い気持ちのアピールです。

面接官に「ほかの大学でも構わないのでは?」と思われては合格から遠ざかってしまいます。

加えて総合型選抜(旧AO入試)ではアドミッションポリシーに基づいた学生に高い評価を与えます。つまり、アドミッションポリシーとのマッチ度合いのアピールも欠かせません

そのため、面接では志望大学・志望学部のアドミッションポリシーとの一致度と入学後に本気で学びたい気持ちが伝わるように心がけましょう。

参考記事:試験当日の身だしなみの特集ページ

当日の面談を成功させる方法

総合型選抜(旧AO入試)の面談を成功させるコツ
次に本番の面接を成功させるための3つの工夫をご紹介します。

面接官の気持ちで何度も練習する

本番の面接日に最高の印象を面接官に与えるためには面接の練習が欠かせません。

特に面接練習では面接官の立場を考えながら答える事を意識することをおすすめします。

自分が用意した回答で「相手は不快にならないか」、「印象が悪くならないか」等を考えたり、受け取る側がどう感じるかを考えるようにしましょう。

可能ならば『面接官役』、『学生役』といった異なる立場での練習をおこない、客観的な視点をもつことをおすすめします。

一度面接官役をすると、面接時には相手の回答内容だけではなく、姿勢や言葉遣いなどにも目がいくことが分かるのでおすすめです。

合格した大学で楽しく学ぶ自分をイメージする

面接の印象は面接を受ける側の心理状態や精神状態で大きく変わります。

例えば不安や恐れといったマイナスな気持ちが一杯の状態で面接に臨んでしまうと表情が暗いので好印象を与えるのは難しいです。

そのため、無理にでも日ごろから明るいことを考える事をおすすめします。

特に面接本番で理想の受け答えをしている時のイメージや合格後の楽しい大学生活を想像しておきましょう。

明るいイメージによってプラスの感情を抱くと、本番への不安も和らぎますし当日良い印象を与える事が出来ます。

当日の失敗もある程度想定する

面接での印象は合否の判断の1つになりますが、面接で失敗をしても小論文や筆記試験で逆転出来ることもあります。

総合型選抜の合否は複数の評価項目の総合点で決まるものであり、面接は評価項目の1つにすぎません。それに大学の中には面接よりも事前課題や小論文の配点を高くしているケースもあります。

そのため、面接で失敗をしたとしても不合格が確定するわけではない、という楽観的な気持ちを持つことは非常に大切です。

失敗してもなんとかなる、と思えば肩の力が抜けてリラックスできるので自ずと顔の表情も和らぐはずです。

参考記事:試験の結果を決める評価対象を大公開

このページのまとめ

当ページのまとめ
このページでは、総合型選抜(旧AO入試)の面接で聞かれる代表的な質問と面接を攻略するコツについてご紹介しました。

最後に今回取り上げた内容の中で特に重要なポイントを一覧にしてみましたのでご覧ください。

今回の内容のまとめ

  • 面接で聞かれる質問はさまざま。
  • 事前にOK&NG事例を確認しておくと安心
  • 面接態度でのNGポイントは、「質問に対しての嘘をつく」・「目線を合わせない」・「表情がこわばる」の3つ。
  • 面接官は受け答えだけではなく「面接態度」・「マナー」・「気持ちの強さ」を見ている。
  • 面接で成功するためには、「面接官の立場を考えながら何度も面接の練習をする」事が欠かせない。

改めての話になりますが、面接は事前準備が非常に大切です。しかし、回答を暗記しただけでは面接官に誠意が伝わらず十分なコミュニケーションも取れません

そのため、本番日に最高の印象を与えられるように練習を積み重ねましょう。

練習の量が増えれば増えるほど自信が出ますので何度も面接の練習をすることをおすすめします。あなたが面接で最高の印象を残せることをお祈りいたします。

参考記事:合格を勝ち取りやすい人の特徴はこちら

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

総合型選抜