各大学の対策情報

今回は成蹊大学で実施している総合型選抜(自己推薦型)の特徴と対策方法についてご紹介します。以下のような内容について取り上げておりますので、気になる内容があるかぜひご確認ください。
今回の記事で取り上げる主な内容
- 成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)の特徴
- 総合型選抜(自己推薦型)の実施学部・専攻
- 各学部・専攻の募集要項や出願条件
- おすすめの併願受験先
- 総合型選抜(自己推薦型)で合格するための対策方法
- 総合型選抜(自己推薦型)受験者がよく抱く疑問への回答
上記のような内容について取り上げている今回の記事と特に相性が良い人の特徴についてもまとめてみました。
特に今回の記事を読んで頂きたい方
- 一般選抜だけでは不安があり、総合型選抜(自己推薦型)の受験も検討している
- 成蹊大学の総合型選抜の最新の変更点(旧AOマルデス入試からの変更)を知りたい
- 総合型選抜の募集要項や試験内容を知ったうえで成蹊大学に出願するべきかどうかを判断したい
- 成蹊大学の総合型選抜を受けるにあたり、どのような対策をすべきか知りたい
どれか一つでも当てはまる方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
本題に移る前に総合型選抜と推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部では、成蹊大学の総合型選抜の対策に特化したマンツーマン授業を実施可能です。無料の受験相談会も実施していますので、自力で成蹊大学の総合型選抜を対策することに自信がない方は是非ご利用下さい。↓
目次
成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)とは?

はじめに、成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)の特徴や実施学部、各学科の倍率などについて解説します。
※2027年度入試より、従来の「AOマルデス入試」から「総合型選抜(自己推薦型)」へと名称が変更されました。仕組みをまだよく知らない方は、まずこちらからチェックしてみてください。
【2027年度】成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)の特徴
成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)では、求める学生像に合致する学生・求められる資質をもつ学生を、書類審査や面接、プレゼンテーション、筆記試験などによって選抜します。
一次審査は書類審査、二次審査は学部ごとの独自審査です。
総合型選抜(自己推薦型)の大きな特徴は以下の4つです。
- 高等学校長の推薦が不要で、現役生・既卒生の区別なく出願できる
- 年内に合格が確定するため、早期に進路を決定できる
- 高校入学以降の探究活動、部活動、委員会、ボランティアなどの課外活動が大きなPRポイントになる
- 活動報告書や課題レポートを通じて、叶えたい将来像を明確に定めるきっかけとなる
参照元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項(自己推薦型)」
総合型選抜(自己推薦型)は、課外活動や探究活動の実績をアピールしたい方、成蹊大学で学ぶ明確な目的や将来の夢がある方にぴったりの入試方法です。
「本番一発勝負の一般選抜だけだと不安…」という方も受験して損はありません。
総合型選抜(自己推薦型)を実施している学部一覧

成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)は、**経済学部・経営学部・法学部・国際共創学部・理工学部**で実施されています。※2027年度より文学部での自己推薦型の募集はなくなりました(帰国生・社会人特別受験のみ実施)。学部・学科・専攻一覧はこちらです。
| 学部 | 学科・専攻 |
|---|---|
| 経済学部 | 経済数理学科 現代経済学科 |
| 経営学部 | 総合経営学科 |
| 法学部 | 法律学科 政治学科 |
| 文学部 | 自己推薦型の募集なし(帰国生・社会人のみ) |
| 国際共創学部 | 国際日本学専攻 環境サステナビリティ学専攻 |
| 理工学部 | 理工学科(出願は一括、入学手続時にデータ数理、コンピューター科学、機械システム、電気電子、応用化学の各専攻を選択) |
参照元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項(自己推薦型)」
また、成蹊大学の総合型選抜全体では、受験生を以下の出願区分に分けています。
- 自己推薦型(一般受験枠)
- 帰国生特別受験
- 社会人特別受験
- 外国人特別受験
自己推薦型は、現役生だけでなく既卒生(浪人生)も対象です。それぞれ出願資格や試験内容が異なるため、自分の枠にあった区分を選択しましょう(※本記事では主に志願者の多い「自己推薦型」について解説します)。
2026年度の総合型選抜(旧AOマルデス入試)の合格倍率

ここでは、最新の2026年度入試における一般受験(自己推薦型)の合格倍率を学科・専攻ごとにまとめました。志願者数を最終合格者数で割って算出しています。
| 学部 | 学科・専攻 | 志願者数 (一次審査) |
合格者数 (二次審査) |
倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 経済学部 | 経済数理学科 | 5 | 3 | 1.7倍 |
| 現代経済学科 | 18 | 10 | 1.8倍 | |
| 経営学部 | 総合経営学科 | 132 | 31 | 4.3倍 |
| 法学部 | 法律学科 | 43 | 9 | 4.8倍 |
| 政治学科 | 52 | 9 | 5.8倍 | |
| 国際共創学部 | 国際日本学専攻 | 59 | 14 | 4.2倍 |
| 環境サステナビリティ学専攻 | 25 | 16 | 1.6倍 | |
| 理工学部 | 理工学科(一括) | 46 | 16 | 2.9倍 |
参照元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項(自己推薦型)」
経済学部の両学科や、国際共創学部の環境サステナビリティ学専攻は1倍台と比較的低い倍率ですが、法学部や経営学部、国際日本学専攻などは4倍〜5倍を超えており、決して簡単な入試ではありません。「出願すれば受かる」と侮らず、一次の書類から二次の筆記・討論まで、徹底した個別対策が必要です。
総合型選抜(自己推薦型)の出願期間・入試日程

2027年度の成蹊大学 総合型選抜(自己推薦型)の選考スケジュールは以下の通りです。
| 出願期間 | 2026年9月23日(水)~10月7日(水)※消印有効 |
|---|---|
| 一次審査合格発表日 | 2026年11月6日(金)10:00 |
| 二次審査日 |
【経済・経営・国際共創・理工】2026年11月14日(土) 【法】2026年11月28日(土) |
| 二次審査合格発表日 |
【経済・経営・国際共創・理工】2026年11月20日(金)10:00 【法】2026年12月5日(土)10:00 |
参照元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項(自己推薦型)」
試験は、書類審査を行う一次審査と、学部ごとに選考を行う二次審査の2回です。法学部のみ二次審査および合格発表の日程が2週間ほど遅いスケジュールになっているため注意してください。
成蹊大学の総合型選抜の2大対策項目

総合型選抜を利用して成蹊大学の合格を目指すのでしたら、以下の2つの対策に取り組む事が欠かせません。
総合型選抜で成蹊大学に合格するための2大対策項目
- 志望学部・志望学科の選考内容に応じた個別の対策
- どの学部・学科を志望するにせよ対策すべき共通項目
「志望学部・志望学科の選考内容に応じた個別の対策」については後程、各学部単位でご紹介しますので、ここでは「どの学部を志望するにせよ対策すべき共通項目」について解説します。
志望学部に関係なく対策すべき7つの項目

成蹊大学の総合型選抜を受けるのでしたら、どの学部を志望しようとも以下の7つの対策が欠かせません。
| 対策すべき事 | 対策が必須な理由 |
|---|---|
| 評定平均の向上 | どの学部も調査書を求める以上、評定平均は必ずチェックされるためです。評定平均が高い人の方が合否判定において有利になります。 |
| 2級以上の英検等の取得 | 経済学部では英語外部試験が必須条件[出願資格]となっており、他学部でも活動報告書での強力な加点項目・アピール材料になるためです。 |
| 欠席と遅刻を増やさない事 | 欠席と遅刻の回数が多いことは、大学側に悪い印象を与えます。可能な限り0に近づける規則正しい生活が欠かせません。 |
| 志望学部に評価される探究活動 | 総合型選抜では「自ら問題を発掘し解決する力」が重視されます。高校の「総合的な探究の時間」などで志望分野に関わる研究を行っておくことが合格に直結します。 |
| 大学・学部に対する明確な志望理由 | 成蹊大学は全学部で「合格した場合は必ず本学に入学すること(専願)」を条件としています。そのため、他大学ではダメな理由を論理的に語れる志望度の高さが必須です。 |
| 出願書類(レポート等)の早期作り込み | 成蹊は一次審査で1,200字〜1,500字の高度な課題レポートや修得計画書を課す学部が多く、書類の完成度が一次突破を左右するためです。 |
| 協調性やリーダーシップのアピール | 成蹊の少人数「ゼミ教育」を牽引できる人材を求めているため、部活・生徒会・ボランティア等で他者と協働した実績が評価されます。 |
7つの項目の対策のポイント

| 対策項目 | 対策のポイント |
|---|---|
| 評定平均の向上 | 学校の定期試験で高得点を取る事と、副教科(体育や芸術など)も含めて提出物をきちんと出し、授業に積極的な態度で臨んで先生からの信頼を得ることです。 |
| 2級以上の英検の取得 | 英検2級〜準1級の過去問をやり込み、単語と文法を完璧にすることです。経済学部などではTOEFL iBTやTOEIC、IELTS等も利用可能です。 |
| 欠席と遅刻を増やさない事 | 十分な睡眠時間を確保し、手洗い・うがいなど体調管理を徹底すること。朝型の生活リズムを作ることが遅刻激減の近道です。 |
| 志望学部に評価される活動 | 志望する学部・学科のアドミッションポリシーを読み込み、関連する書籍を読んだり、ニュースを調べたりして、高校の探究活動のテーマと連動させ、独自のレポートや実績を作っておきましょう。 |
| 明確な志望理由を持つこと | 成蹊大学のカリキュラムやゼミの特色を徹底的に調べ、入学後に自分が取り組みたい「学修計画」を具体的に作成することです。 |
| 出願書類の作り込みをする | 自作した志望理由書や課題レポートを学校や塾の先生に何度も読んでもらい、客観的な事実(データ)に基づいているか、論理が通っているかを厳しく添削・修正してもらうことです。 |
| 協調性やリーダーシップの経験 | ボランティアや部活動のなかで、自分がどのように周囲と協力し、課題を解決したかという「具体的なエピソード」を活動報告書に書けるように準備し、可能であれば活動を証明する成果物や表彰コピーも揃えましょう。 |
経済学部の出願条件と対策のポイント

ここからは、成蹊大学経済学部で実施している総合型選抜(自己推薦型)の概要や対策ポイントなどを解説していきます。
経済学部が求める学生像
経済学部は「経済数理学科」と「現代経済学科」の2学科制です。学部が求める資質として以下の3つが定義されています。
- ① 経済現象の解明と社会問題の解決に対する強い関心
- ② 経済学を学ぶ上で必要となる情報の理解力や処理能力
- ③ 他者と積極的にコミュニケーションを図り、協力しようとする姿勢
さらに学科ごとにも求める人物像が分かれています。
- 経済数理学科:ものごとを論理的に考えたい人、データの中から真実を見つけたい人、他者へ論理的に説明したい人。
- 現代経済学科:ものごとを実体験を通して理解したい人、他者と協力しながら共に目的を達成したい人。
参照元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項」
経済学部の募集要項の概要と出願書類
| 出願期間 | 2026年9月23日(水)~10月7日(水)※消印有効 |
|---|---|
| 一次審査合格発表日 | 2026年11月6日(金) |
| 二次審査日 | 2026年11月14日(土) |
| 二次審査合格発表日 | 2026年11月20日(金) |
| 主な出願時提出書類 |
・調査書 ・志願書・志望理由書・活動報告書(本学所定) ・課題レポート(1,200字程度、指定書式) ・課外活動等の成果を証明する資料(コピー可) ・出願資格を証明する英語外部検定試験の書類(必須) |
| 二次審査内容 | ・事前学習確認審査(筆記試験 40分) ・発表審査(プレゼン10分+質疑応答等 計20分) |
| 募集人数 | 経済数理学科:4名 現代経済学科:10名 |
| 倍率(2026年度) | 経済数理学科:1.7倍 現代経済学科:1.8倍 |
| 特筆すべき出願資格 |
・英語外部検定試験(英検、TOEFL iBT、TOEIC L&R、IELTS、GTEC、TEAP等)の成績取得が必須(スコア制限はなし、有効期限内のもの)。 ・経済数理学科のみ:高校で「数学Ⅰ・A・Ⅱ・B」をすべて履修し、数学の合計修得単位数が13単位以上であること。 |
対策のポイント

1. 出願要件の英語資格と数学単位のクリア
経済学部は英語外部試験のスコア提出が必須です。また、経済数理学科は数学の修得単位数が「13単位以上」という厳密な縛りがあるため、必ず高校の履修状況を事前に確認してください。なお、活動報告書において「実用数学技能検定(数検)」や「統計検定」の取得者は特に重要な評価対象と明記されています。
2. 課題レポート(一次審査)の徹底的な作り込み
2027年度の経済学部の一次審査課題レポートのテーマは以下の通りです。
「日本企業の国際化」を踏まえ、あなたが大学で身につけるべき能力とその方法について説明して下さい
作成にあたっては、「最低3件の信頼できる資料(書籍・論文・新聞等)を用いること」「最低1つのグラフ(図表)を効果的に用いること」「原稿用紙の書式(マス目の使い方や書誌情報の書き方など)のルールを厳守すること」が細かく指定されています。必ず省庁のデータなどを下調べし、論理的なレポートを作成して先生に添削してもらいましょう。
3. 二次審査「事前学習確認審査」と「プレゼン」の対策
二次審査では、まず当日配られる文献資料(和文・英文・図表など)を読み解く筆記試験「事前学習確認審査(40分)」が行われます。その後、10月中旬に事前公開される文献資料をもとに自作した「発表要旨(レジュメ・A4用紙1枚)」を手元に置きながら、10分間のプレゼンテーションと質疑応答を行う「発表審査」に挑みます。レジュメの書き方や口頭発表の練習を繰り返し行う必要があります。
経営学部の出願条件と対策のポイント

次に、経営学部の出願条件や求める学生像、対策のポイントなどを解説していきます。
経営学部が求める学生像
経営学部の総合型選抜では、ゼミ(演習)において牽引的な役割を果たし、ゼミ全体を活性化させるような、次のような資質を持った学生を求めています。
- ① 自分の将来に関して、明確なヴィジョンをもっている。
- ② 自分の意見や考えを明確かつ論理的に表現できる(口頭および文章)。
- ③ 知的好奇心が旺盛で、納得がいくまで自分で調べたり質問したりする。
- ④ 他人の意見を尊重し、共同して学修することに積極的に取り組める。
参照元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項」
経営学部の募集要項の概要と出願書類
| 出願期間 | 2026年9月23日(水)~10月7日(水)※消印有効 |
|---|---|
| 一次審査合格発表日 | 2026年11月6日(金) |
| 二次審査日 | 2026年11月14日(土) |
| 二次審査合格発表日 | 2026年11月20日(金) |
| 主な出願時提出書類 |
・調査書 ・志願書・志報理由書・活動報告書(本学所定) ・課題レポート(1,200字程度、配点50点) ・検定や資格、優れた成果を証明する資料(コピー可、任意) |
| 二次審査内容 | ・総合分析力審査(筆記試験 60分) ・討論力審査(グループ討論) |
| 募集人数 | 総合経営学科:25名 |
| 倍率(2026年度) | 4.3倍 |
| 特筆すべき出願内容 | 学部独自の特別な出願条件(評定や英語資格の必須制限)はありません。誰でも出願可能です。 |
対策のポイント

1. 一次審査の配点半分を占める「課題レポート」の攻略
一次審査(書類審査)は、調査書・志望理由書・活動報告書等に加えて、提出する1,200字程度の「課題レポート」が50点分の配点を持っています。2027年度の経営学部の課題テーマは以下の通りです。
「最低賃金の引き上げについて」長所と短所を自分で調べて分析し、起こりうる問題点とそれを克服する方法について具体的に論じてください。
このレポートは、そのまま二次審査の「グループ討論」のテーマにもなります。単なる個人の意見ではなく、客観的な事実や経済データを根拠として示し、文章の構成を論理的に展開する必要があります。
2. 二次審査「総合分析力審査」の筆記対策
当日配布される資料(和文・英文の文章、図表など)をもとに、600字の論述や計算を含む筆記試験を行います。正確な情報読解力に加え、問題文から解を導く基礎的な「数的思考力」が必要になります。過去問がS-NETに公開されているため、必ず事前に解いて出題形式に慣れておきましょう。
3. 二次審査「討論力審査」での協働姿勢
少人数でのグループ討論が行われます。経営学部の討論では、自分の意見を主張し続けるだけでは評価されません。**「相手の意見をきちんと理解し、自分との類似点・相違点を把握したうえで、議論の流れを踏まえて全員が納得する統合案(結論)を導き出せるか」**という協調性とゼミの牽引力が重視されます。
法学部の出願条件と対策のポイント

次に、法学部で実施している総合型選抜(自己推薦型)の概要と対策ポイントについて解説します。
法学部が求める学生像
法学部は「入学してから卒業するまで、どの学年でもゼミが取れる」という少人数教育を特色としています。そのため、以下の2つの資質を持った、ゼミを旺盛な意欲で引っ張る学生を期待しています。
- ① 主体的な思考をもって他者と協働できること:社会のできごとに幅広い関心を持ち、自分の意見を論理的に他者に伝えつつ、他者の意見にも誠実に耳を傾け、グループを独自の探求へと引っ張る能力。
- ② 他者とのかかわりを深いところから支える「強い個性」があること:他者がそこから学ぶに足る、独自の視点や個性を持っていること。
参照元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項」
法学部の募集要項の概要と出願書類
| 出願期間 | 2026年9月23日(水)~10月7日(水)※消印有効 |
|---|---|
| 一次審査合格発表日 | 2026年11月6日(金) |
| 二次審査日 | 2026年11月28日(土)※他学部より後日実施 |
| 二次審査合格発表日 | 2026年12月5日(土) |
| 主な出願時提出書類 |
・調査書 ・志願書・志望理由書・活動報告書(本学所定) ・学修計画レポート(専門領域に関連したテーマを自分で調べ、大学で深めたい重要問題について論じたもの。A4判2ページ以内、形式自由) ・語学試験の合格証や成績証明書のコピー(任意) ・自分の活動歴を示す資料(自由提出) |
| 二次審査内容 | ・基礎読解力審査(筆記試験 75分、配点50点)※新規実施 ・討論力審査(グループ討論 約60分、配点50点) |
| 募集人数 | 法律学科:9名 政治学科:6名 |
| 倍率(2026年度) | 法律学科:4.8倍 政治学科:5.8倍 |
| 特筆すべき出願内容 | 学部独自の特別な出願条件(評定や英語資格の制限)はありません。 |
対策のポイント
1. 積極性をアピールする「学修計画レポート」の作成
法学部では一次審査の書類として、自身で設定した専門領域のテーマについて論じる「学修計画レポート」の提出が必要です。これは大学のゼミを想定し、教員や他の学生にわかりやすく伝えることをイメージして、参考書籍を明記したうえでA4用紙2ページ以内で作成します。自身の「強い個性」や問題意識の深さをアピールする最大のツールとなります。
2. 新規実施される「基礎読解力審査」への心構え
※重要:2027年度入試より、従来の選考から変更され「基礎読解力審査」が新規実施されます。試験時間は75分で、文章を正確に読み取り理解する力が問われます。高等学校における「国語」の基礎的な学習内容を十分に理解しているかを確認する問題が出題されます。新規実施のため過去問はありませんが、現代文の基礎的な読解・記述力を教科書レベルからしっかりと磨いておく必要があります。
3. 事前公開されるテーマに基づく「討論力審査」の準備
2027年度の討論力審査テーマは「文化の交流と伝統の保存について(文化本質主義批判や無形文化遺産保護条約などを踏まえ、保存すべき文化がなぜ存在するのか、対象をどこまで広げるべきか等)」が提示されています。あらかじめ図書館やインターネットで学者の主張や他国の状況を多角的に調べ、自分と異なる意見に対してもどう柔軟に議論を組み立てるか、日頃からグループディスカッションの練習を積んでおきましょう。当日はメモや資料、電子機器の持ち込みが許可されています。
国際共創学部の出願条件と対策のポイント

次に、国際共創学部の総合型選抜(自己推薦型)の概要と対策ポイントについて解説します。
国際共創学部が求める学生像
歴史、文化、社会、自然環境に関する知識を総合的に活用し、地域や地球規模の課題解決を目指す人材、および多様な背景をもつ他者と協働しながら、自分の考えを論理的に表現・発信できる人材を求めています。
- 国際日本学専攻:多様な文化や国際交流に興味があり、日本語・英語の運用能力を高め、地域や国際社会の発展に貢献することを目指す人。
- 環境サステナビリティ学専攻:人と自然環境との関わりに興味があり、持続可能な共生社会の実現のため、環境課題の探究や問題解決に意欲を持つ人。
参照元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項」
国際共創学部の募集要項の概要と出願書類
| 出願期間 | 2026年9月23日(水)~10月7日(水)※消印有効 |
|---|---|
| 一次審査合格発表日 | 2026年11月6日(金) |
| 二次審査日 | 2026年11月14日(土) |
| 二次審査合格発表日 | 2026年11月20日(金) |
| 主な出願時提出書類 |
・調査書 ・志願書・志望理由書・活動報告書(本学所定、配点60点) ・課題レポート(1,500字程度、配点40点、参考文献の明記必須) ・英語外部検定試験の成績証明書(コピー可、所持している場合提出) |
| 二次審査内容 | ・理解力・思考力審査(記述式筆記試験 40分) ・発表・質疑応答審査(プレゼン10分+質疑応答等 計20分) |
| 募集人数 | 国際日本学専攻:5名 環境サステナビリティ学専攻:7名 |
| 倍率(2026年度) | 国際日本学専攻:4.2倍 環境サステナビリティ学専攻:1.6倍 |
対策のポイント
1. 4つのテーマから選ぶ「1,500字の課題レポート」
一次審査では、以下の4つのテーマから1つを選択し、自分自身の見解と具体的な事例を含めて1,500字程度でレポートを作成します。参考にした文献等の明記が必須です。
- ① 地域や世界の社会課題のなかで、あなたが特に関心をもっているもの。
- ② 自然環境と地域や世界の生活文化との関わりについて、あなたが特に関心を持っているもの。
- ③ あなたが感銘を受けた日本や世界の芸術・文化、歴史的エピソード、科学的業績など。
- ④ 探究型学習(総合的な探究の時間など)で取り組んだ課題とその成果の要約。
2. 二次審査「理解力・思考力審査」と「プレゼンレジュメ」の対策
二次審査では、当日提示される資料(文章や数値、図表など)をもとに理解力・思考力を問う記述式試験(40分)が行われます。さらに、10月下旬に事前公開される課題に基づき、10分間のプレゼンテーションと対話型面接を行います。二次審査時にA4判1枚分の「発表内容要旨(レジュメ)」を4部持参して提出する必要があるため、事前の要約・構成力、そして面接練習が合否を分けます。
理工学部の出願条件と対策のポイント

最後に、理工学部の総合型選抜(自己推薦型)の概要と対策ポイントについて解説します。
理工学部が求める学生像
理工学部では、学力試験のペーパーだけでは測れない、以下のような資質を備え、自ら問題を発掘して解決できる人材を求めています。
- ① 自然現象や普段の生活で使われている技術に対する広い視野と深い考察力があること。
- ② その視野と考察力を基礎とした柔軟な発想力をもつこと。
- ③ 数学や理科あるいは科学技術に対する興味と、その修得に対する強い意欲をもつこと。
- ④ 実験結果を論理的に解析・考察する能力があること。
引用元:成蹊大学「2027年度 総合型選抜入試要項」
理工学部の募集要項の概要と出願書類
| 出願期間 | 2026年9月23日(水)~10月7日(水)※消印有効 |
|---|---|
| 一次審査合格発表日 | 2026年11月6日(金) |
| 二次審査日 | 2026年11月14日(土) |
| 二次審査合格発表日 | 2026年11月20日(金) |
| 主な出願時提出書類 |
・調査書 ・志願書・志望理由書・活動報告書(本学所定) ・英語外部検定試験等の証明書、科学に関係するコンクール等の参加・入賞を示す資料(コピー可、任意提出) |
| 二次審査内容 | ・思考力審査(数学的思考力の演習 90分、配点50点) ・表現力審査(科学技術に関するテーマの記述試験 30分、配点20点) ・面接審査(口頭試問を含む個人面接 約30分、配点30点) |
| 募集人数 | 理工学科(一括募集):15名 |
| 倍率(2026年度) | 2.9倍 |
| 特筆すべき出願資格 | 【履修要件必須】高等学校において数学の合計修得単位数が14単位以上(旧教育課程履修者は13単位以上)であり、かつ理科の合計修得単位数が10単位以上であること。 |
対策のポイント
1. 出願資格の単位数クリアと理数系実績のアピール
理工学部は、高校での「数学14単位以上」「理科10単位以上」の修得が絶対条件です。満たせない場合は出願が受理されません。また、任意提出である「科学に関係するコンクール等の参加・入賞資料」や「英語外部試験の証明書」は、一次の書類審査(数理科目の履修状況や各活動の達成度の総合評価)において非常に強力なアピール材料となります。
2. 二次審査「思考力審査(90分)」の記述対策
二次の思考力審査では、数学的な思考力に関する演習問題に取り組みます。内容は高校数学の基本的なものが中心ですが、解答用紙には「答えを導くまでに試行錯誤した途中経過」をすべて書き込む必要があり、その試行錯誤のプロセスも採点対象となります。丹念に論理を詰める練習が必要です。
3. 「表現力審査」と連動した「面接審査(口頭試問)」
当日に出題される科学技術に関するテーマについて、自分の考えを小論文形式で記述する「表現力審査(30分)」が行われます。さらに午後の面接審査(30分)では、一次の提出書類に加えて、この当日書いた表現力審査の記述内容を中心に、科学技術への興味や知識についての口頭試問が行われます。日頃から科学ニュースや希望専攻分野の技術に目を向け、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
成蹊大学を志望する人におすすめの併願受験先

成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)を志望する人におすすめの併願受験先の一例です。
| 受験先と受験形式 | おすすめの理由 |
|---|---|
| 成城大学 (総合型選抜) ⇒特集ページはこちら |
・大学ランクが同レベル(成成明学獨國武) ・二次選抜が面接のみの学部もあり、成蹊の対策と並行しやすい |
| 武蔵野大学 (総合型選抜) ⇒特集ページはこちら |
・出願条件に評定平均の制限がない ・英検無しでも出願可能 ・倍率が1倍台の学部・学科が多く、滑り止め・併願先として優秀 |
| 帝京大学 (総合型選抜) ⇒特集ページはこちら |
・出願条件に評定平均がない ・試験日程が早く、早期に合格を確保して成蹊の二次試験に集中できる |
成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)の受験者がよく抱く疑問

他大学や他学部と併願は可能?
成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)では、他大学との併願自体は明確には禁止されていません。要項に他大学との併願を不可とする一文はありません。ただし、出願資格として「合格した場合は必ず本学に入学すること(専願)」が定められています。そのため、合格した場合は成蹊大学への進学が義務付けられます。また、成蹊大学内での併願については「1学科・専攻のみ出願可能」となっているため、他学部との学内併願はできません。
高等学校の評定平均はどれくらい必要なの?
総合型選抜(自己推薦型)は、出願条件に「全体の評定平均〇.〇以上」という制限を含めていません。そのため、評定平均が低くても出願自体は可能です。ただし、調査書が提出され一次審査の評価対象になる以上、評定平均が高い方が有利であることは間違いありません。また、評定制限はない代わりに、経済数理学科(数学13単位以上)や理工学部(数学14単位以上・理科10単位以上)のように、特定の科目の修得単位数が必須条件となっている点には十分注意してください。
難易度が低めで狙い目の学部・学科は?
最新の2026年度入試結果を見ると、経済学部(経済数理学科:1.7倍、現代経済学科:1.8倍)や、国際共創学部(環境サステナビリティ学専攻:1.6倍)が2倍を切る低倍率となっており、数値の上では狙い目と言えます。一方、出願資格に特定の資格や単位制限がない経営学部や法学部、国際共創学部の国際日本学専攻は、出願のハードルが低い分、倍率が4倍〜5倍台後半まで跳ね上がるため難易度が高くなります。
外国語の検定や資格試験が必要な学部はどこ?
出願資格(必須条件)として英語外部検定試験の成績提出を課しているのは「経済学部」のみです。スコアの最低制限はありませんが、何らかの公式スコアの提出が必須となります。また、国際共創学部や理工学部では必須条件ではありませんが、所持している場合は活動報告書等とともに成績証明書を提出することができ、書類審査での加点・評価材料となります。なお、2027年度より文学部では自己推薦型自体が廃止されました。
過去問はどこで入手すればいい?
2026年度の旧AOマルデス入試問題が、名称変更後の「総合型選抜(自己推薦型)」の過去問として、成蹊大学の入試情報サイト S-NETにてPDF公開されています。各学部の二次審査(総合分析力、思考力、表現力など)の過去問が閲覧できます。ただし、法学部の「基礎読解力審査」については2027年度からの新規実施となるため、過去問題は存在しない点に注意してください。
自己推薦型以外の受験方法には何がある?
成蹊大学の入試方法は、総合型選抜(自己推薦型・特別受験)を含めて大きく以下の種類があります。
- 一般選抜(A方式・E方式・C方式・S方式・P方式)
- 総合型選抜(自己推薦型枠)
- 帰国生・社会人・外国人入試(総合型選抜の特別受験枠)
- 学校推薦型選抜(指定校推薦入学)
一般選抜では、共通テスト利用や独自試験併用など5つのワリエーションが用意されているため、総合型選抜での専願受験とあわせて、一般選抜の対策も視野に入れておくと安心です
成蹊大学 総合型選抜(自己推薦型)情報のまとめ

今回は、2027年度向けに刷新された成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)の概要や対策ポイントについて解説しました。特におさえておきたいポイントは以下の通りです。
特におさえておきたいポイント
- 2027年度より「AOマルデス入試」から「総合型選抜(自己推薦型)」に名称変更
- 文学部での自己推薦型は廃止(経済・経営・法・国際共創・理工の5学部で実施)
- 全体の評定平均の出願制限はないが、経済数理や理工は理数科目の修得単位数が必須
- 経済学部は英語外部検定試験のスコア提出が必須条件
- 一次審査で1,200字〜1,500字の高度な課題レポートや学修計画書の提出を課す学部が多い
- 法学部では2027年度より二次に独自の「基礎読解力審査(筆記)」が新設
- 他大学との併願は可能だが、合格した場合は必ず入学する専願制
- 合格倍率は専攻により1.6倍〜5.8倍と、人気の学部は高倍率になる
成蹊大学への進学を考えている方は、ぜひ今回の内容を参考に総合型選抜(自己推薦型)の受験も検討してみてください。
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