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当記事の中では慶應SFCのAO入試の特徴や学部の特色について取り上げております。AO入試を利用して慶應SFCの合格を目指される方に必見の内容となっております。
目次
慶應SFCの歴史
まずは慶應SFCの簡単な歴史について説明していこうと思います。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスは、1980年代から日本で起こり始めた、脱物的大量生産の動きの中で1990年に新設されたキャンパスです。
それまでの、画一的かつ単線的システムによる大学教育の流れから脱却を掲げ、先進的な語学教育や入試制度などを積極的に取り入れ今現在の大学教育の潮流の先駆け的存在となっているのが湘南藤沢キャンパスとなっています。
例えばAO入試や、海外では一般的でありますがセメスター制、総合政策学部や環境情報学部といったものが慶應SFCで初めて導入されたものです。実際今では、一般的になっている事柄も多くあることがわかると思います。
他大学にはない魅力とは?
慶應SFCの魅力は、入試制度や学部に留まるものではありません。真の魅力として挙げられることは、勉強の自由度の高さにあるといえます。
一般的な大学であれば、一年生時に基礎的事項を学び、学年が進んでいくにつれ行う内容は高度化していき、専門性も増していくものです。段階を踏んで学んでいくというのが定石ということです。
しかし、慶應SFCでは学年による区別が希薄で、一年生時から多少本人の能力によるところはあるものの、専門的内容を学んでいくことが可能です。
必修科目が少なく、自分の本当にやりたい科目を自由に選択して時間割を組むことができるのは他大学ではあまりみられるものではありません。
ゼミを中心とした独自のカリキュラム
「研究会」という少人数規模のゼミでの研究活動を中心に据えたカリキュラムとなっています。
研究会では企業との共同研究や官公庁からの委託研究などの実践的かつ先端的な研究活動を行っており、学生はそれらの研究に教員と対等な研究なパートナーとして参画し、実力を磨いていくことができます。
教員からの一方的な知識伝授に留まることはなく、学生との対話が重視されており、教員との距離感も近く、SFCでしか味わえない授業体験であるといえるでしょう。
また、情報インフラの技術が整っており、キャンパス内は最新の設備となっています。
自分の研究に何の不都合も感じることなく没頭することができ、それらを適切に運用する力もひとりでに身に着けていくことができるのです。
SFCの卒業生には多様なキャリアが開けているのは、今取り上げたような魅力を最大限に学生生活中に用いることができ、生徒一人一人の意思や意欲が高いからこそ成り立っているのです。
慶應SFCのAO入試の試験形式の概要
さて、ここからは今回の記事の本題となる、AO入試に関する説明を行っていきたいと思います。
慶應SFCでは、試験形式として従来と変わらないAO入試のみをとっています。
そもそもAO入試とは?
AO入試というのは、一定の資格基準を満たせば自分の意思で自由に出願することが可能な、推薦者不要の公募制入試のことです。
近年では、総合型選抜入試と名称が変更されましたが、やはりAO入試の制度を初めて導入した大学であるだけに、「総合型選抜」と試験名の変更はせずにそのままのAO入試という言葉を使っています。
そこで本記事でも総合選抜と呼ばずに、大学側の名称をそのまま踏襲して「AO入試」という言葉を使っております。
ただし、AO入試と総合型選抜入試の両者は名前が違うとはいえ中身が異なるわけではありません。名称が異なるとはいえ、実施する意図も、試験において問われる内容も基本的に一緒。
あくまでただ名称が変わっただけです。名前が違い混乱してしまう方もいらっしゃるかとは思いますが、その点に関しては何も心配しなくて大丈夫です。
AO入試における合否の評価対象とは?
AO入試における主な評価対象としては以下の3つがあります。
- 活動実績
- 書類選考(調査書や志望理由書など)
- 面接試験
一般入試の筆記試験のみによる一元的な評価の方法ではありません。
上記の三つをはじめとした複数の評価項目の確認を行い、受験生の意欲や意思、さらには学力、コミュニケーション力などの総合的な評価を行い、合否を判断します。
主な提出物について
主な提出物としては、以下の3点があげられます。
- 高等学校調査書
- 志望理由書
- 実績を証明できる書類
提出書類は一次選考に用いられ、この時点で受験者の意欲といった心情的面や、対外的な実績、高校での学習状況などが判断され二次選考を受験できるかどうかが決まります。
これらの書類を丁寧かつ、確実に提出しなければ合格の可能性はなくなってしまうため、十分に注意して提出するようにしましょう。
総合政策学部、環境情報学部のAO入試の詳細
慶應SFCに設置されている総合政策学部と環境情報学部の入試の内容は学部ごとに異なる点がありますが、ほとんど等しいものとなっています。
そこで、学部ごとの紹介をこの項目の後に行いますが、ここで先に試験の詳細に関しての説明を行ってしまいたいと思います。
これから後の項目では、各学部の特徴や、受験の際のテクニックなどもご紹介していくので合わせて目を通してみてください。
出願期間 |
オンライン出願 2023年8月1日(火)10:00 ~9月1日(金)15:00 ↓ 出願書類提出(郵送) 一次選考合格発表、受験票発行 |
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試験日 | 総合政策学部:2023年10月21日(土)/ 10月22日(日)のいずれか 環境情報学部:2023年10月28日(土)/ 10月29日(日)のいずれか |
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第二次選考合格発表日 (最終合格発表日) |
2023年11月1日(水)11:00~オンライン出願システムにて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
入学手続き期間 | 2023年12月5日(火)11:00~2024年1月11日(木)(予定) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
一次選考 (主な提出書類) |
1.応募試験基本情報 (出願学部、入学時期、入学手続き時の使用言語について記述する) 2.志願者に関する履歴等 3.志願者評価 4.活動報告 5.志望理由・入学後の学習計画・自己アピール 6.任意提出資料 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
二次選考 |
・面接試験 ⇒一人30分程度、日本語または英語によって行う(出願時に希望した言語) |
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募集人数と募集学科 |
・総合政策学部・・・150名 ・環境情報学部・・・150名 ※上記の人数は2023年度に実施するAO入試(4 月入学/9 月入学)の合計数。 |
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出願時の最低評定平均 | 特になし | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
併願の可否 | ・他方式、他学部との併願一部可能 ・他大学との併願も可能 |
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倍率 |
・総合政策学部:6.5倍 ・環境情報学部:5.0倍 (参照元:「■アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試(AO入試)(総合政策学部・環境情報学部)」) |
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特筆すべき出願資格 (一部抜粋) |
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一次免除について |
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*参照ページ:2023 夏秋 AO 2023 年度実施 2024 年 4 月第 1 学年入学者選考・2024 年 9 月第 1 学年入学者選考 募集要項
以上が、総合政策学部、環境情報学部のAO入試試験の詳細となります。
この試験の特徴と言えることは、出願に関する条件が全く設定されていないということです。受験生の裁量にまるっきり任せられています。そのため、出願に関するハードルというのはないといっても過言ではありません。
しかし、実際にそうだからと言って、何の実績も証明することなく出願をすれば、一次選考を突破することは間違いなくできません。できるだけ、他の出願者と差異をつけなくてはいけないのです。
英検の取得は欠かせない
そこでおすすめとなるのが、やはり英検やTOEIC®などの英語資格試験です。これらは、受験もしやすくまた広く公的な試験として知れ渡っています。
またどれくらいの、級を取得しておけばよいのかという点に関しては、最低ラインが英検2級程度だといえるでしょう。
高校卒業程度の英語力の証明となるのが、英検二級であるため、これ以下では間違いなく、試験においてプラスの評価がされるとは考えられません。
しかし英検2級というのはあくまで最低ラインです。
しかも慶應義塾大学という私立のトップ大学を受ける受験生は優秀であることは間違いなく、2級よりも高い英検を保有している人が一定数いる事も間違いありません。
優秀なライバルに対等に勝負しようと考えるならば、準一級もしくは一級を取得しておくことがベストといえます。
提出資料に関する補足
活動報告に関しては、定番ではありますが部活動などを取り上げるのが書きやすく評価もしやすいといえます。そこで自分がどのように何を考えて活動してきたのか、またどのような実績を残せたのかを簡潔に説明しましょう。
志望理由等の自己アピールの文章は、要求が2000字以内とそこまで多くありませんが、準備には一定の時間がかかります。
2000字に加えて自由記述としてA4二枚以内での追加のアピールが可能です。自由記述とはなっていますが、できる限りすべての用紙を使い切って提出するようにしましょう。
意欲が伝わることに加え、自分の想いや特徴などを余すことなく説明しきることができるので、事前に書く内容の要点をまとめて置くなどして、工夫しつつ作成するのがよいです。
二次選考の解説と対策のポイント
二次選考に関しては、面接試験のみが課されています。一人当たりの面接時間が、30分程度と長く質問内容も多岐にわたると考えられます。
そこまで緊張しすぎずに、リラックスして受け答えするようにしましょう。真剣かつ笑顔を絶やさずにいると心証も良くなるため意識することを勧めます。
対策として、学校の先生や友人などに実際の面接を意識して、想定問答を練習しておくことも重要となります。見知った相手だからと言って練習の時に気を抜くことはなく、実のある練習になるようにしましょう。
また、SFCのAO入試は、専願形式をとっていないことは意識しておいてもよいです。
学部別に倍率や受験者数を大公開
学部ごとの、倍率等の早見表を以下に掲載します。参考として、一般入試の情報についても()をつけて併記しているのでチェックしてみてください。(2023年度最新の受験結果です)
昨年度の受験結果の早見表
学部 (学科) |
|
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総合政策学部 | 環境情報学部 |
志願者数 | |
664 (2,852) |
533 (2,586) |
合格者数 | |
102 (407) |
107 (296) |
実質倍率 | |
6.5倍 (7.0倍) |
5.0倍 (8.7倍) |
*参照ページ①:2023年度 AO入試結果
*参照ページ②:2023年度 一般選抜 統計総括
以上が倍率等の早見表となります。
どちらの学部もやはり、慶應SFCの人気から倍率は高くなっています。
受験者数も500人以上おり、ライバルは非常に多いといえます。この中で、いかに自分が他の受験生と差をつけることができるかを考え続けながら、受験に臨んでいかなくてはいけません。
合格人数は募集人数よりも少ない可能性がある
合格者数に関しては大学側が掲載している募集人数よりも少ない可能性があります。
例えば昨年度の受験結果については、募集人員がどちらの学部も150名でしたが、合格者は両学部共に募集人員よりも50名近く少ないです。
合格人数は年度によって上下するため一概には言えませんが、この点も考慮に入れつつ受験に臨みましょう。
学部別紹介(総合政策学部)
次に各学部の概要や特徴などについてご紹介していきます。まず初めにご紹介していくのは、総合政策学部です。
総合政策学部とは?
SFCの総合政策学部は、日本で初めて学部レベルでの政策に関する教育と研究に取り組み始めた学部です。
同学部では狭い学問分野にとらわれず広い視野を持ち、状況を認識する判断力や、解決策を設計していく構想力などを育て、それらすべての力を総合した能力を身に着けることを目指しております。
そんな総合政策学部では、実践によって身に着けていくことのできる知識を中心に据えながら、一つの学問領域だけでは解決することの難しい多様な問題の解決を目指す新しい「知」を生み出していける力をも育てていくことも可能です。
加えてプログラミング言語や外国語の教育、フィールドワークなども充実しており、「問題解決のプロフェッショナル」も目指せます。
研究領域として専攻分野がいくつかに分かれております。具体的には政策デザインの分野、社会イノベーションの分野、国際戦略の分野、経営・組織の分野、都市・地域戦略の分野の五つの分野に分かれています。
様々なプロジェクトに参加していく過程で、自らの専攻分野を学生は担っていき、その分野の専門家となっていきます。
総合政策学部のアドミッションポリシー
学部がどのような生徒を求めているのかを知ることにおいて、アドミッションポリシーは有益となります。以下に、アドミッションポリシーを掲載します。
総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍する事を期待します。従って入学試験の重要な判定基準は、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんな事に取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。
総合政策学部の中心理念である「実践知」ということからも、自主性や発想力などの個人の高い思考力を求められているということがわかります。意欲やこころざしを高く持つことが肝心です。
総合政策学部の学費
次に総合政策学部の学費についてまとめてみました。
初年度納入金 | 1,631,350円 |
---|---|
内訳 | |
入学金 | 200,000円 |
在籍基本料 | 60,000円 |
授業料 | 1,070,000円 |
施設設備費 | 290,000円 |
実験実習費 | 0円 |
その他 | 11,350円 |
*参照ページ:2023 夏秋 AO 2023 年度実施 2024 年 4 月第 1 学年入学者選考・2024 年 9 月第 1 学年入学者選考 募集要項
学部別紹介(環境情報学部)
続いて、環境情報学部についてご紹介していきたいと思います。
環境情報学部とは?
環境情報学部では、デザイン、アート、サイエンス、テクノロジーといった一見関係性のない分野を織り交ぜて、横断的に用いながら多様な研究を実践している学部です。
現代において創造力豊かな人間であろうとするならば、これらの幅広い分野を自在に駆使する必要があります。
環境情報学部ではこれらを実践的に用いていくなかで、自分の物にしていくことができる世界的にも稀有な学部であるといえます。
専門的な研究が可能な環境がある
学部内で、いくつかの分野に分かれております。具体的には先端情報システムの分野、先端領域デザインの分野、先端生命科学の分野、環境デザインの分野、人間環境科学の分野の五つ。
学生は研究を進める中でこれらの分野から一つ選択していき、深く深く学んでいきます。
なかでも、デザインに関しては一般的デザインにはとどまらず、テクノロジーとの融合を図るなど新しい視野での学びを行うことができます。
それに慶應大学には医学部が設置されていることもあるため、生命科学に関しても先端的な学びを行っていくことが可能です。
他学部の授業の選択が可能
また、学部の中でだけでも様々な幅の広い学びを深めていくことが可能ですが、SFCでは二つの学部が連携しあい、自由に二学部の授業を選択することができます。
本当の意味で、自分が行いたい学びをしていくことができるというのはなかなかできることではなく、自分の中の欲求を満たせるのです。
これは両学部に共通することですが、学年の進行が緩やかであるのも魅力であるといえます。授業科目はすべてフラットに置かれているため、基礎から専門へと積み上げていくような形式にはなっていません。
そのため自分が足りていないと感じた部分に関しては、基礎の科目を履修が可能です。
逆に応用を学びたい場合は、いきなり応用的な内容から履修することも不可能ではありません。自由なカリキュラムというのをここまで徹底して行っている学部はないといえます。
環境情報学部のアドミッションポリシー
学部がどのような生徒を求めているのかを知ろうとしたときに、アドミッションポリシーというものは有効となります。以下に、アドミッションポリシーを掲載します。
ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。
やはり、独自性や自主性といったものが求められています。
カリキュラムの組み立てなども自分自身の興味がなければ作っていくことができません。そのため、日頃から自分が何をしていきたいのかということを考えていきましょう。
環境情報学部の学費
次に環境情報学部の学費についてまとめてみました。
初年度納入金 | 1,631,350円 |
---|---|
内訳 | |
入学金 | 200,000円 |
在籍基本料 | 60,000円 |
授業料 | 1,070,000円 |
施設設備費 | 290,000円 |
実験実習費 | 0円 |
その他 | 11,350円 |
*参照ページ:2023 夏秋 AO 2023 年度実施 2024 年 4 月第 1 学年入学者選考・2024 年 9 月第 1 学年入学者選考 募集要項
総合政策学部と学費の内容に関しては等しくなっています。
慶應義塾大学SFCのAO入試で求められる事とは?
さて、ここまでは各学部の特徴などを見てきました。そこでここからの記事では、上記の詳細から、SFCのAO入試ではどのようなことが求められているのかということを簡潔にまとめていこうと思います。
以下に書くことをまずは意識していってくださればと考えていますので、ぜひ目を通してみてください。
何が求められるのか?
それではまず、SFCのAO入試では何が求められているのかというと、、、
- 提出書類の作成への時間の投入
- 入学後に何を行っていきたいか明確なビジョンを持っていること
- 高校在学中に複数の実績を残しておくこと
- 面接試験において、試験官に自分の意欲や魅力を伝えられること
以上の四点が求められていることとして挙げられます。やはり何度も申し上げていることにはなってしまいますが最も重要な点は、一点目の提出書類への時間のかけ方にあるといえます。
何よりもAO入試という試験制度自体が、意思や意欲といった感情的な見えない部分も加味されて合否が判断される試験であり、それらを最も見せることができるのが提出書類なのです。
面接については特に触れていませんでしたが、二次選考としては面接試験だけが課されており、ここも重要な関門となります。
ちなみに面接試験で特に見られていることは、身だしなみなどの外面と、コミュニケーション力です。
大学にとってふさわしい人物かどうか見極められる時間であり、また三十分という長時間ですが気を抜く瞬間はないようにしましょう。すべてがみられていると思って試験に臨みましょう。
合格しやすい人の特徴
それでは続いては、どのような人が合格しやすいのかというと、以下の5つの特徴を持つ人となります。
- 特筆できる資格や実績などを多く持っている人
- 提出物のクオリティが高い人
- コミュニケーション力に長けている人
- 学部の求めるアドミッションポリシーと合致している人
- 自身の将来に関して、明確かつ具体的なビジョンを持てている人
なかなか難しいところではあるのですが、やはり実績をたくさん持っている人はそれだけで一次選考突破の確率は高くなります。
実績は非常に重要
もちろん提出物の完成度は求められているところではありますが、客観視した時にやはり判断しやすいのは実績や資格なのです。
いかに人よりも多く、かつ高い実績を備えることができるかは勝負の分かれ目となってきます。取れるだけ取るというと言い方は悪いかもしれませんが、実績が多いことに悪いことはありません。
将来の構想の有無が合否を分ける
また将来の構想をしっかりと練っている人は提出書類に関しても書きやすく、面接試験においてもどのような質問をされても返せるはずです。
逆に将来の構想がない人は提出書類の段階で苦戦をしますし、面接でも苦戦する可能性が高いです。
そこで、自分の中に確固たるものを持てていない人は、自分の将来について一度しっかりと考えてみるのも、良いといえます。
併願先としておすすめの大学はどこなのか?
慶應義塾大学ともなると、大学自体の人気もさることながら、試験の判断基準も高度なものとなり、合格することは非常に難しいといえます。
倍率は前述しました通り、総合政策学部で約6.5倍、環境情報学部で約5.0倍と高く、ライバルも多いです。そのため、どうしても併願校というものは考えておかなければならないものなのです。
そこで、慶應SFCのAO入試を受ける方に最適な併願先の大学を何校かご紹介させていただきたいと思います。
おすすめの併願大学リスト
- 慶應大学の他学部
- 早稲田大学
⇒私立の最上位大学であり、学部も多く試験日程も様々で併願がしやすい - 上智大学
- MARCH各校
⇒滑り止めとして。出願様式が様々で、学力レベルもそこまで下がらない
以上の大学がおすすめの併願先として挙げることができるといえます。
併願先選びのポイント
併願先に関しては自分がここなら勉強したいと思えることが重要です。
そのため、必ず自分の手を動かして調べたり、実際に赴いてみたりしてください。そこで本当に自分に合っているかどうかを判断したうえで、併願校を決めるようにしましょう。
慶應SFCのAO入試に関する総括
みなさま、ここまでこのページを読んでくださりありがとうございました。
このページでは、慶應SFCのAO入試について詳細をご紹介してまいりました。一気に説明したので、皆さんまだすべてを把握することはできていないと思います。
そのため、最後のまとめとしてこれだけは覚えておいてほしい、ということを何点か箇条書きにて書き出したいと思います。
特に重要なポイント一覧
- 総合政策学部、環境情報学部ともに倍率は高いが対策次第でチャンスは十分ある
- 入学後の展望などの、意思、意欲といった面が評価される
- 一次選考時の提出物のクオリティを高くすること
- できる限りの資格をとり、実績を残すこと(英検等の語学検定など)
- 両学部で共通カリキュラムがとられており、自由度が非常に高い
これらの五点を皆さんが意識して覚えておいてくださればまずは十分といえます。
確かに合格するのは難しい試験であるといえますが、皆さんの頑張りしだいではいくらでも可能性はあります。
この記事を読んでくださった受験生の皆様の助けに少しでもこの記事がなれたなら幸いです。皆様に明るい未来が来ることをお祈りしています。
当ページの主な参照サイト
①:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスHP
②:慶應義塾大学AO入試等HP
③:慶應義塾大学学費ページ