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各大学の対策情報

2023.09.08 総合型選抜(旧AO入試)

法政大学の総合型選抜(旧AO入試)の試験内容と対策法

法政大学の総合型選抜入試(旧AO入試)の学部別対策法と公募推薦の概要を大公開

今回の記事では、法政大学の各学部での総合型選抜入試 (旧AO入試)の詳細と、各学部の簡単な概要説明をご紹介します。

記事の内容は2024年度の受験生の皆さん向けの情報となっております。うまく活用をしていただければと思います。

目次

法政大学とは?

法政大学とは

まずは法政大学のあらましなどについてお話していきます。

法政大学は、1880年代に設立した東京法学校および東京仏学校を前身とする私立大学です。

法律の制定が急がれた明治初期において、私立法律学校として創設され、日本最古の法学部へと発展した私立法律学校となった、歴史の深い大学です。

都内有名私立大学群である、GMARCHの一角を形成している大学であり、前述したとおり法学校を基としていることもあり、法学部が看板学部として名高い大学でもあります。

建学以来「自由な学風と進取の気象」を校風とし、主体的、自律的かつ創造的な人物となることを学校の使命として挙げています。

市ヶ谷、多摩、小金井の三つのキャンパスがあり、どこのキャンパスにも最新の設備や空調を整え、学業環境が整っています。

学部としては、以下の15学部が設置されております。

法政大学の学部一覧

  • 法学部
  • 文学部
  • 経営学部
  • 国際文化学部
  • 人間環境学部
  • キャリアデザイン学部
  • デザイン工学部
  • グローバル教養学部
  • 経済学部
  • 社会学部
  • 現代福祉学部
  • スポーツ健康学部
  • 情報科学部
  • 理工学部
  • 生命科学部

総合型選抜入試(旧AO入試)と公募推薦の種類を一挙公開

さて、ここから本題である、総合型選抜入試(旧AO入試)の説明に入っていきます。

まずは法政大学の総合型選抜入試(旧AO入試)では、どのような試験形式がとられているかについて説明します。

各学部の公募推薦と総合型選抜(旧AO入試)の早見表

法政大学には、総合型選抜入試(旧AO入試)を行っている学部とそうでない学部があるため、まずはそれをまとめた表を紹介します。

キャンパス 学部 学科 公募推薦 自己推薦
市ヶ谷キャンパス 法学部 法律学科 × ×
政治学科 × ×
国際政治学科 × ・英語外部試験利用自己推薦
経営学部 経営学科 × ×
経営戦略学科 ・グローバル体験公募推薦 ×
市場経営学科 × ×
文学部 哲学科 ・グローバル体験公募推薦 ・国際バカロレア利用自己推薦
日本文学科 ・グローバル体験公募推薦 ・自己推薦
・国際バカロレア利用自己推薦
英文学科 ・グローバル体験公募推薦 ・国際バカロレア利用自己推薦
史学科 × ×
心理学科 × ×
地理学科 ×
国際文化学部 国際文化学科 × ・分野優秀者(国際バカロレア利用自己推薦を含む)
・SA自己推薦
人間環境学部 人間環境学科 × ・自己推薦
・国際バカロレア利用自己推薦
キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科 ・商業学科等対象公募推薦
・グローバル体験公募推薦
・キャリア体験自己推薦
・国際バカロレア利用自己推薦
グローバル教養学部 グローバル教養学科 × ・自己推薦
デザイン工学部 建築学科 × ×
都市環境デザイン工学科 × ×
システムデザイン学科 × ×
多摩キャンパス 経済学部 経済学科 × ・英語外部試験利用自己推薦
・国際バカロレア利用自己推薦
国際経済学科 × ・英語外部試験利用自己推薦
・国際バカロレア利用自己推薦
現代ビジネス学科 × ・英語外部試験利用自己推薦
・国際バカロレア利用自己推薦
社会学部 社会政策学科 × ×
社会学科 × ×
メディア社会学科 × ×
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 ・グローバル体験公募推薦 ・まちづくりチャレンジ自己推薦
臨床心理学科 ・グローバル体験公募推薦 ×
スポーツ健康学部 スポーツ健康学科 × ・自己推薦
小金井キャンパス 情報科学部 コンピュータ科学科 ×
ディジタルメディア学科 ×
理工学部 機械工学科機械工学専修 × ×
機械工学科航空操縦学専修 ×
電気電子工学科 × ×
応用情報工学科 × ×
経営システム工学科 × ×
創生科学科 × ×
生命科学部 生命機能学科 × ×
環境応用化学科 × ×
応用植物科学科 × ×

以上が公募推薦入試と自己推薦入試を行っている学部、学科の早見表になります。

この中で注目したいのが、デザイン工学部、社会学部、理工学部の大多数の学科、生命科学部では総合型選抜入試(旧AO入試)が実施されていない点。

それに公募推薦についても実施している学部・学科もある反面、学部単位で実施していないケースもあります。

そのため、自分の希望している学部、学科が実施しているかどうかはしっかりと確認をしておきましょう。

公募推薦入試の詳細

法政大学公募推薦入試の詳細

ここからは法政大学の公募推薦入試について説明していきます。

実は法政大学の公募推薦入試には以下の三つの形式があります。

入試名 実施学部
グローバル体験公募推薦入試 ・文学部の三学科
・経営学部の一学科
・現代福祉学部の二学科
・キャリアデザイン学部の一学科
商業学科等対象公募推薦入試 ・キャリアデザイン学部の一学科
公募推薦入試 ・情報科学部の二学科

要点をまとめてお伝えしますと以下のようになります。

主な出願資格 主に行われる試験
・評定平均4.0以上
・最低でも英検二級以上の英語力
(情報科学部 公募推薦入試では不要)
・面接試験
・筆記試験
・書類選考
(志望理由書や小論文)

なお、出願資格については学部や学科ごとに特殊な条件を設けていることがほとんどです。

また、総合選抜入試では、意欲という抽象的な面が大きく評価の対象とされるため、十分に提出書類には力を入れて作成する必要があります。

グローバル体験公募推薦入試とは?

グローバル体験公募推薦入試に関しては、内容等が文学部、経営学部、現代福祉学部でほとんどかわらないため、以下で詳細を説明します。

商業学科等対象公募推薦入試については各学部の詳細で説明しますのでご確認ください。

実施学部(学科)

①文学部
・哲学科
・日本文学科
・英文学科

②経営学部
・経営戦略学科

③現代福祉学部
・経営戦略学科

④現代福祉学部
・福祉コミュニティ学科
・臨床心理学科

⑤キャリアデザイン学部
・キャリアデザイン学科

出願期間

・文学部、キャリアデザイン学部
⇒2023年10月3日(火)~10月13日(金)

・経営学部、現代福祉学部
⇒2023年9月26日(火)~10月6日(金)

試験日

・文学部、キャリアデザイン学部
⇒2023年11月19日(日)

・経営学部、現代福祉学部
⇒2023年11月12日(日)

合格発表日

・文学部、キャリアデザイン学部
⇒2023年11月28日(火)10:00

・経営学部、現代福祉学部
⇒2023年11月21日(火)10:00

主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.留学先の成績証明書

4.志望理由書
⇒文学部:1,600字以内
⇒以下の学部は2,000字以内
経営学部、現代福祉学部、キャリアデザイン学部

5.入学推薦書

6.日本語による小論文
⇒哲学科、英文学科のみ
⇒1,600字以内

7.英語資格の証明書
⇒経営戦略学科のみ

二次選考

・日本語による小論文
*文学部に関しては日本文学科のみ

・面接試験⇒全学科で課される

募集人数 ・哲学科、日本文学科、英文学科:若干名
・経営戦略学科:若干名
・福祉コミュニティ学科、臨床心理学科:2名
・キャリアデザイン学科:10名
出願時に必要な評定 経営学部経営戦略学科のみ:評定平均4.2以上
倍率
(2023年度)
・文学部:1.3倍
・経営学部:1.0倍
・現代福祉学部:1.5倍
・キャリアデザイン学部:2.3倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

2.日本国内の高校在学中に留学経験のある者(連続 180 日以上)。
3.本人をよく知る者による日本語の推薦書が提出できる者。
4.志望する学部・学科入学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者。
5.【経営学部経営戦略学科のみ】TOEFL iBT@ 61 点以上、IELTS(Academic Module)5.0 以上、TOEIC@L&R+TOEIC@S&W 980 点以上、実用英語技能検定準 1 級以上、GTEC CBT タイプ 1040 点以上、TEAP 295 点以上、TEAP CBT 585 点以上、ケンブリッジ英語検定 150 点以上のいずれかのスコアを提出できる者。いずれの試験も出願開始日より遡って 2 年以内に受験したものに限る。
6.【経営学部経営戦略学科のみ】高等学校もしくは中等教育学校後期課程(前期課程は含まない)3年1学期(前・後期制の場合は前期)までの調査書の全体の学習成績の状況が 4.2 以上の者。
※ただし、留学中の評価は算入しない。

引用元:グローバル体験公募推薦入学試験要項

グローバル体験公募推薦入試の補足説明

グローバル体験公募推薦入試では、まず出願条件として、高校時代に半年以上の留学に行っていることが前提として挙げられています。

さらに加えて、この経験を生かして志望理由書や小論文などを書き上げなければいけません。

これは推測の域を出ないことになってしまいますが、おそらく面接試験でも海外留学体験の話は確実にすることとなると思われます。

そのため、自分が留学した際にどのようなことを考えながら、生活していたのかということに関してまとめておくことが重要となります。

経営学部に関しては、英検準一級程度の英語能力も必要になってきます。

留学に赴いていたことがある人であれば、そこまで苦労することはないとは思いますが、一般的な高校生以上の英語力は確実に身に着けておくようにしましょう。

自己推薦入試の詳細

続いては自己推薦入試についてです。法政大学の自己推薦入試は以下の6種類の形式があります。

入試名 実施学部
国際バカロレア利用自己推薦入試 ・文学部の三学科
・経済学部の三学科
・人間科学部
・キャリアデザイン学部
・国際文化学部
SA(Study Abroad)自己推薦入試 ・国際文化学部
キャリア体験自己推薦入試 ・キャリアデザイン学部
英語外部試験利用自己推薦入試 ・経済学部の三学科
・法学部の一学科
まちづくりチャレンジ自己推薦入試 ・現代福祉学部
自己推薦入試 ・文学部の二学科
・グローバル教養学部
・人間環境学部
・スポーツ健康学部
・理工学部

こちらも公募推薦の時と同じく、それぞれの形式の詳細については各学部の紹介の際に説明しますので、要点をまとめておきたいと思います。

主な出願資格 主に行われる試験
・評定平均4.0以上
・英検準一級程度の合格
・入学の確約
(一部学科)
・書類選考(主に志望理由書)
・筆記試験(小論文など含む)
・面接

国際バカロレア利用自己推薦入試

国際バカロレア利用自己推薦入試

複数学部、学科で行われており内容がほとんど変わらない国際バカロレア利用入試に関してはここで詳細を説明しておきます。

実施学部(学科)

①文学部
・哲学科
・日本文学科
・英文学科

②経済学部
・経済学科
・国際経済学科
・現代ビジネス学科

③人間環境学部
・人間環境学科

④キャリアデザイン学部
・キャリアデザイン学科

出願期間

・人間環境学部、キャリアデザイン学部
⇒2023年10月3日(火)~10月13日(金)

・文学部、経済学部
⇒2023年11月7日(火)~11月17日(金)

試験日

・人間環境学部、キャリアデザイン学部
⇒2023年11月19日(日)

・文学部、経済学部
⇒2023年12月3日(日)

合格発表日

・人間環境学部キャリアデザイン学部
⇒2023年11月28日(火)10:00

・文学部、経済学部
⇒2023年12月12日(火)10:00

主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.外国の高等学校の成績証明書(該当者のみ)

4.資格証明書

A.国際バカロレア資格取得者(DP(ディプロマ・プログラム)でフルディプロマを取得済の者)は、以下の3点を出願時に提出すること。
(a)国際バカロレア資格証書(IB Diploma)の写し
(b)IB 最終試験 6 科目の成績評価証明書の写し
(c)IB 最終試験 6 科目の成績評価証明書の本書
※(a)(b)ともに出願書類に同封。
※(c)は国際バカロレア機構に【法政大学入学センター国際バカロレア入試担当】へ直接郵送の手続きをとること。
B.国際バカロレア資格取得見込の者は、以下の2点を出願時に提出すること。
(a)国際バカロレア資格の取得見込み証明書(任意様式)
(b)「Predicted grades」もしくは「Anticipated grades」
※(a)(b)ともに、在籍する学校長等が作成し、出願書類に同封

5.志望理由書
・文学部、経済学部、人間環境学部
⇒400字~600字

・キャリアデザイン学部
⇒600字~800字

6.英語による小論文(哲学科のみ)
⇒内容:なぜ哲学に興味を持ったか、大学で何を学びたいか
⇒文字数等:12ポイントの文字で、30から35行の行数

二次選考

・小論文
⇒キャリアデザイン学部 、人間環境学部のみ

・面接試験
⇒全学科で課される(英文学科は英語による口頭試験を含む)

募集人数 文学部、経済学部、人間環境学部、キャリアデザイン学部各学科:若干名
出願時に必要な評定 特になし
倍率
(2023年度)
・哲学科:1.0倍
・日本文学科:-
・英文学科:1.0倍
・経済学科:1.0倍
・国際経済学科:1.0倍
・現代ビジネス学科:1.3倍
・人間環境学部:-
・キャリアデザイン学部:1.0倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

2.国際バカロレア資格取得者(DP(ディプロマ・プログラム)でフルディプロマを取得済の者)。もしくは取得見込で見込点(predicted grades)が出願時に 26 ポイント以上の者(入学時までにフルディプロマの取得が必要)。

引用元:国際バカロレア利用自己推薦入学試験要項

以上が、国際バカロレア利用自己推薦入試の詳細です。

この形式の最たる特徴はやはり、国際バカロレア資格になるでしょう。

これをとれているかいないかで決めるといっても過言ではありません。

実際のところ倍率も低く、出願人数自体も少ないため国際バカロレア資格を持てば、チャンスは十分にあるといえます。

志望理由書や哲学科に限っては課題の小論文など書類選考は第一次選考として大変重要なことに変わりありませんので、この書類のクオリティは高いものとしましょう。

学部別に法政大学の公募推薦と総合型選抜の倍率を大公開

学部別に法政大学の公募推薦と総合型選抜の倍率

学部ごとの紹介に入る前に、まずは学部、学科別の倍率の早見表を掲載します。

倍率は、出願を考える際に重要な視点の一つとなりますので、どれだけ自分以外のライバルがいるのかチェックしておきましょう。

公募推薦
学部 学科・方式 志願者数 合格者数 倍率
文学部 哲学科、日本文学科、英文学科 4 3 1.3
経営学部 経営戦略学科 4 4 1.0
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科、臨床心理学科 6 4 1.5
キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科(グローバル体験公募推薦) 16 7 2.3
キャリアデザイン学科(商業学科等対象公募推薦) 1 1 1.0
情報科学部 コンピュータ科学科、ディジタルメディア学科 26 10 2.6
自己推薦
文学部 哲学科(国際バカロレア) 2 2 1.0
日本文学科(国際バカロレア) 2024年度より実施
英文学科(国際バカロレア) 3 3 1.0
日本文学科(自己推薦) 54 22 2.5
地理学科(自己推薦) 21 8 2.6
グローバル教養学部 グローバル教養学科(自己推薦) 90 43 2.1
経済学部 経済学科、現代ビジネス学科、国際経済学科(国際バカロレア) 8 6 1.3
経済学科、現代ビジネス学科、国際経済学科(英語外部試験利用自己推薦) 25 14 1.8
法学部 国際政治学科(英語外部試験利用自己推薦) 73 14 5.2
人間環境学部 人間環境学科(国際バカロレア)
人間環境学科(自己推薦) 90 26 3.5
キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科(国際バカロレア) 1 1 1.0
キャリアデザイン学科(キャリア体験) 93 17 5.5
国際文化学部 国際文化学科(分野優秀者) 25 13 1.9
国際文化学科(SA自己推薦) 97 34 2.9
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科(まちづくりチャレンジ) 50 15 3.3
スポーツ健康学部 スポーツ健康学科(理数系) 75 20 3.8
スポーツ健康学科(アスリート系) 2 1 2.0
理工学部 機械工学科<航空操縦学専攻>(自己推薦) 22 9 2.4

*各数値の参照元:パスナビ内の法政大学の倍率ページ

以上が、公募推薦入試、自己推薦入試の各学科での倍率のまとめとなります。

倍率だけ見ると、一部の学科を除いては倍率が3倍以下と他大学の総合型選抜入試(旧AO入試)と比較しても高くなく、どこの学科に出願しても倍率的な差はそこまでないといえます。

条件を満たすことができているのなら、出願をとりあえずでもしてみるということも視野に入れていいのではないかと考えられます。

総合型選抜(旧AO入試)を実施している法政大学の学部一覧

総合型選抜(旧AO入試)を実施している法政大学の学部一覧

それではいよいよここから、本題である各学部の概要と総合型選抜入試(旧AO入試)の形式ごとの詳細説明に入っていきます。

各学部の総合型選抜(旧AO入試)の詳細を取り上げる前に今回ピックアップする学部を一覧にしてみましたのでご覧ください。

  • 文学部
  • 経済学部
  • 法学部
  • 国際文化学部
  • キャリアデザイン学部
  • 現代福祉学部
  • グローバル教養学部(GIS)
  • 人間環境学部
  • 理工学部
  • スポーツ健康学部

自分の興味のある学部、学科はもちろんですがぜひほかの学部もチェックしてみて、自身の視野を広げてみてください。

もしかすると、新たに興味の湧くところがあるかもしれません。

ただし、ここで説明するのは総合型選抜入試(旧AO入試)を行っている学部が中心になる点はご了承いただければと思います。

文学部

法政大学文学部

最初にご紹介する法政大学の学部は文学部です。

文学部の概要

文学部には、哲学科、日本文学科、英文学科、史学科、地理学科、心理学科の6つの学科があります。

そのうちで総合型選抜(旧AO入試)を導入しているのは、哲学科、日本文学科、英文学科、地理学科の4つの学科となっています。

複雑化の進む現代社会において、「人間」と「文化」の本質を探究していくことを目標としており、各分野で本質を深く掘り下げていきます。

専門科目に限らず、様々に多様な教養教育科目が設置されており、視野をさらに広げてくれるのも特徴であります。

具体的な例を挙げると、文学部独自開講科目として「文学部のキャリア形成」、「現代のコモンセンス」といった2つの科目を設置しています。

それらでは、OB、OGを招き実際の仕事の様子を聞くことができ、現代社会を生きていくうえでは欠かすことのできない知識を外部から招いた専門家から学ぶことができます。

また、フレックスタイム制という制度を導入しており、自分たち個人個人のスタイルに合った学習の設計をしていくことができるのは大きな魅力といえます。

4年間を通して、市ヶ谷キャンパスであるため、交通の利便性も高く、周辺施設も充実しているため学習環境も整っています。

文学部のアドミッションポリシー

文学部のアドミッションポリシー

学部がどのような生徒を求めているのかを知ることにおいて、アドミッションポリシーは有益となります。

以下に、アドミッションポリシーを掲載します。

1.高等学校で履修する国語・外国語・地理・歴史・公民・数学・理科等について、卒業が認められる水準で教科内容を理解している。
2.入学後の修学・研究に必要となる基礎的な知識・教養を有している。
3.論理的な思考ができ、自分の考えを明快に表現することができる。
4.志望する学科の専門分野に深い関心をもち、強い学習意欲がある。

引用元:法政大学文学部 アドミッション・ポリシー

また、総合型選抜入試(旧AO入試)を導入している4学科のアドミッションポリシーも掲載します。

哲学科

1.大学での学習のための一般的基礎学力を有している。
2.入学後の修学・研究に必要となる基礎的な学力・知識を有している。また、論理的に思考ができ、自分の意見を表現することができる。
3.哲学に深い関心をもち、強い学習意欲がある。

日本文学科

1.高等学校で履修する国語・外国語・地理・歴史・公民・数学・理科等について、卒業が認められる水準で教科内容を理解している。
2.入学後の修学・研究に必要となる基礎的な知識・教養を有している。
3.論理的な思考ができ、自分の考えを明快に表現することができる。
4.日本の文学・言語・芸能について深い関心をもち、それらの研究や文芸創作に必要となる、知識・読解力・思考力・表現力全般にわたる、より多様でより奥深い人間的な学力・資質を有している。

英文学科

1.高等学校で履修する国語・外国語・地理・歴史・公民・数学・理科等について、卒業が認められる水準で教科内容を理解している。
2.入学後の修学・研究に必要となる基礎的な知識・教養を有している。
3.論理的な思考ができ、自分の考えを明快に表現することができる。
4.英語への関心、英語文学と英語圏文化への興味をもっている。
5.外国語教育や言語理論の研究に必要な科学的思考を養う意欲を持っている。

地理学科

1.高等学校で履修する国語、外国語、地理、歴史、公民、数学、理科等について、卒業が認められる水準で教科内容を理解している。
2.入学後の修学・研究に必要とされる基礎的な知識・教養を有している。
3.論理的な思考ができ、自分の考えを明快に表現することができる。
4.地理学科の専門分野に深い関心をもち、強い学習意欲がある。

以上がアドミッションポリシーとなります。

どの学科に関しても、高校程度の基礎学力の習得と、論理的思考や、多様な価値観を要求しているのが読み取れます。

文学部の総合型選抜入試(旧AO入試)試験の詳細

これから、文学部の総合型選抜入試(旧AO入試)試験の詳細を各学科順にご紹介します。

日本文学科 自己推薦入試

出願期間 2023年10月3日(火)~10月13日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月19日(日)
合格発表日 2023年11月28日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.志望理由書
⇒これまでの読書経験や今後学びたいことなどを1,600字以内で書く

二次選考 ・国語筆記試験(古文・漢文・小論文)

・面接試験

募集人数 日本文学科・・・15名
出願時に必要な評定 高等学校での評定平均値3.8以上
倍率
(2023年度)
2.5倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

(3)本学科を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者。

引用元:文学部日本文学科自己推薦入学試験要項

日本文学科がどのような生徒を求めているのかよくわかる内容が、入試要項に書かれていたので抜粋しましたのでご覧ください。

◆高等学校までの教育課程において「国語」の学力に優れた方
◆古典文学を原典で読むことに挑戦したい、あるいは近代文学史上の名作を積極的に味わってみたいという意欲のある方
◆音楽や演劇を含む日本の芸能文化に深い関心を寄せている方
◆古典語から現代語にいたる、言語としての日本語に関心を持ち、それを本質的に探究しようとする意志のある方
◆小説や詩などの文芸創作に取り組んでいく強い動機と、そのために日本語の表現を磨いていこうとする向上心を持つ方
◆豊富な読書経験を持ち、その経験を生かした職業(図書館司書や編集・出版業など)に就くことを目指している方
◆文学・言語・文化についての知見を深め、それを次世代に受け継いでいく職業(国語教員など)に就くことを目指している方

引用元:文学部日本文学科自己推薦入学試験要項

国語全般の、特に日本における文学作品や芸術文化に関して興味を持っている人を強く求めていることがわかります。

やはりこの点を踏まえても、志願理由書などの自身の思いが書ける文書においては、特にこれらの内容を踏まえた文章を書くべきです。

また二次選考においては、国語の筆記試験が課されています。これは、一般入試における国語の問題が出願されるものです。

一般入試の国語の問題演習を行い、対応することができるようにしておきましょう。目標としては8割くらいを目安に勉強しましょう。

地理学科 自己推薦入試

出願期間 2023年10月3日(火)~10月13日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月19日(日)
合格発表日 2023年11月28日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.志望理由書
⇒地理学に関心を持つようになった理由などを1,600字以内で書く

二次選考

・筆記試験(地理B)

・面接試験

募集人数 地理学科・・・10名
出願時に必要な評定 以下の①と②の両方を満たす事。

①全体評定平均値4.0以上
②地理A、地理B、地学基礎、地学のいずれかの評定平均が4.5以上

倍率
(2023年度)
2.6倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)
特になし

引用元:文学部地理学科自己推薦入学試験要項

地理学科がどのような生徒を求めているかに関して、入学要項の表紙において以下のように書かれておりました。

地図を眺めていると時間を忘れてしまう人、三度のメシより地理が大好きだという人、そんな人の応募を歓迎します。

非常に面白い表現で書かれていますね。

3度の飯よりも地理が好きという人がどれほどいるかわかりませんが、自分こそはそうだ!と思っていらっしゃる方は、ぜひこの学科に出願しましょう。

面接や志望理由書においては、意欲を伝えるためにも地理への思いを決して冗長にはならず、要点を押さえて伝えることを意識しましょう。

また、筆記試験では一般入試の形式の地理Bの問題が出題されるから、過去問演習をしっかりと行っておくことが重要です。

経済学部

法政大学経済学部

続いて説明していくのは、経済学部です。

経済学部とは?

経済学部には、経済学科、国際経済学科、現代ビジネス学科の3つの学科が設置されています。

経済学部では、この3つの学科すべてが総合型選抜入試(旧AO入試)を導入しています。

経済学部で学べる経済学は、グローバル化や情報化により高度化、複雑化していっている現代社会において、生まれ続ける諸問題に対して分析・検証し問題の解決に向かっていくことにおいて重要となる学問です。

その基礎となる部分を身に着けることができるのはこの学部の魅力といえます。

一年生時から少人数のゼミ教育を行っており、専門教育科目を入念に四年間で学んでいくことができるとともに、その他の総合教育科目も並行して学ぶことで広く、様々な角度から学びを深めていくことができます。

隣接分野として、経営学、法学などを自由科目として学ぶことができます。

社会的な総合的判断力を養うことができるということです。

外国語学習にも非常に力を入れており、異文化間のコミュニケーションを円滑に行う語学力の学習はもちろん、異文化についての学習も同時に行うことができる国際コミュニケーション分野の科目も開設されています。

言語は社会に出たときに間違いなく役に立つものであるため、大学で身に着けておくことはアドバンテージとなります。

経済学部のアドミッションポリシー

経済学部のアドミッションポリシー

学部がどのような生徒を求めているかを知ることにおいて、アドミッションポリシーは有益となります。

以下に、アドミッションポリシーを掲載します。

1. 知識・理解、技能[API]
(1)高等学校で学んだ主要教科・科目について、教科書レベルの知識をもっている。
(2)自身の考えを日本語で他者にわかりやすく文章表現することができる。

2. 思考力・判断力・表現力[APII]
(1)課題解決のために知識・技能を多面的、総合的に活用できる。
(2)その考察をまとめることができる。

3. 関心・意欲・態度[APIII]
(1)世の中の現状を経済という観点から考えることに関心をもち、それを学修や行動に移すことができる。
(2)知的好奇心をもって、入学までに培った基礎学力をさらに広げ・深めていこうとする向上心をもっている。
(3)経済学を中心に、政策、法律、歴史、科学、思想、文学、言語などの幅広い分野にわたる教養を身に着け、それらを経済学の専門知識と結びつけて自分の世界を広げていく。
(4)論理的思考を修得しようとする。
(5)留学、スポーツ、文化的活動、ボランティア活動、資格取得など、大学内外、国内外における学びのフィールドを有機的に結び付けて、自分の学びをデザインしていく行動力をもっている。
(6)高い倫理観をもっている。

引用元:法政大学経済学部 アドミッション・ポリシー

特に総合型選抜入試(旧AO入試)においては、項目3の関心・意欲・態度の面は重要視されています。

経済学への基本的な興味はもちろんですが、さらにそれをどのように実生活に生かしていくのかという視点ももっておくことが大切になります。

幅広い視野を持つことを心掛けるようにしましょう。

経済学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の詳細

英語外部試験利用自己推薦入試

出願期間 2023年10月10日(火)~10月20日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月26日(日)
合格発表日 2023年12月12日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.英語外部試験スコア証明書類

4.志望理由書
⇒2,000字以内で書く

二次選考

・小論文

・面接試験

募集人数 経済学科・・・2名
国際経済学科・・・6名
現代ビジネス学科・・・2名
出願時に必要な評定 特になし
倍率
(2023年度)
経済学科:1.5倍
国際経済学科:2.3倍
現代ビジネス学科:1.0倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

1.以下の(1)~(8)の英語外部試験資格をいずれか1つ以上取得していること
(1) 実用英語技能検定 準1級以上(公益財団法人日本英語検定協会主催)
(2) TOEFL iBT®(TOEFL iBT® Paper Edition を含む)
72点以上(うち Speaking10以上かつ Writing10以上)
※Test Date スコアのみを出願スコアとして活用します(MyBestTMスコアは活用しません)。
(3) IELTS(Academic Module)(IELTS ペーパー版および IELTS コンピューター版) band 6.0以上(うち Speaking4.0以上かつ Writing4.0以上)
(4) TOEIC®L&R、TOEIC®S&W あわせて1095点以上(うち TOEIC®S&W は Speaking100点以上か
つ Writing100点以上)
(5) TEAP 309点以上(うち Speaking60点以上かつ Writing90点以上)
(6) TEAP CBT 600点以上(うち Speaking120点以上かつ Writing100点以上)
(7) GTEC CBT タイプ 1190点以上(うち Speaking280点以上かつ Writing240点以上)
(8) ケンブリッジ英語検定 162点以上(うち Speaking142点以上かつ Writing142点以上)

引用元:経済学部英語外部試験利用自己推薦入学試験要項

英語外部試験利用自己推薦入試ということだけあって、出願条件として英語外部試験の資格は必須となります。

英検準一級程度が基準として設けられていますが、安心材料を作るために余裕のある人は、英検一級程度の資格を取得できるように努力してみてください。

後々の就活などにも語学力というのは活躍するため、とれるうちに集中して取るようにしましょう。

また、2022度に関しては経済学部全体の倍率は3.7倍となっている一方で、2023年度の倍率が1.8倍と変動が大きい点も特徴です。

英検などの出願資格を満たしているなら、出願だけ試しに行ってみる価値があります。

法学部

法学部の総合型選抜

次にご紹介する法政大学の学部は法学部です。

法学部とは?

法学部には、法律学科、政治学科、国際政治学科の3つの学科があります。

2022年までは総合型選抜(旧AO入試)を導入していませんでしたが、2023年から国際政治学科のみ総合型選抜に対応するようになりました。

法政大学の法学部は、日本最初の私立法学校「東京法学社」の伝統を継ぐ名門です。

法律や政治を通じ、社会に取り組む人材を数多く排出しています。

法学部・国際政治学科のアドミッションポリシー

法学部・国際文化学部のアドミッションポリシー

ここでは、総合型選抜入試を実施している国際政治学科のアドミッションポリシーを紹介します。

国際政治学科では、以下のような人材を受け入れる。

1. 学士課程教育を受けるのにふさわしい基礎的な学力と学習意欲を有している
2. 地球規模の課題や世界各地の諸問題の解決に関心と意欲を有している

引用元:法政大学法学部 アドミッション・ポリシー

また、今回取り上げる法学部の総合型選抜入試である英語外部試験利用自己推薦入試において評価されるポイントも法政大学の公式サイト内で記載されていたので、ご紹介します。

出願書類および面接等により、多様な背景を持ち、学業に必要な英語能力を有するかどうか、そして地球規模の課題や世界各地の諸問題に対する関心と意欲、さらには本学科への志望意志を持っているかどうかを確認し評価する。

引用元:法政大学法学部 アドミッション・ポリシー

以上が国際政治学科のアドミッションポリシーです。

総合型選抜入試(旧AO入試)では高い英語能力が要求されることを読み取れます。

法学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の詳細

英語外部試験利用自己推薦入試

出願期間 2023年10月10日(火)~10月20日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月26日(日)
合格発表日 2023年12月12日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.志望理由書
⇒1,000ワード以内かつ英語で記入

4.英語外部試験スコア証明書類

二次選考 ・面接試験(オンライン)
募集人数 国際政治学科・・・5名
出願時に必要な評定 特になし
倍率
(2023年度)
5.2倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

(1) 以下の①~⑧の英語外部試験資格をいずれか1つ以上取得していること。
① 実用英語技能検定 準1級以上(公益財団法人日本英語検定協会主催)
② TOEFL iBT®(TOEFL iBT® Paper Edition を含む)
72点以上(うち Speaking10以上かつ Writing10以上)
※Test Date スコアのみを出願スコアとして活用します(MyBestTMスコアは活用しません)。
③ IELTS(Academic Module)(IELTS ペーパー版および IELTS コンピューター版)
band 6.0以上(うち Speaking4.0以上かつ Writing4.0以上)
④ TOEIC®L&R、TOEIC®S&W あわせて1095点以上(うち TOEIC®S&W は Speaking100点以上かつ
Writing100点以上)
⑤ TEAP 309点以上(うち Speaking60点以上かつ Writing90点以上)
⑥ TEAP CBT 600点以上(うち Speaking120点以上かつ Writing100点以上)
⑦ GTEC CBT タイプ 1190点以上(うち Speaking280点以上かつ Writing240点以上)
⑧ ケンブリッジ英語検定 162点以上(うち Speaking142点以上かつ Writing142点以上)

引用元:法学部国際政治学科英語外部試験利用自己推薦入学試験要項

国際政治学科の総合型選抜(旧AO入試)は英語外部試験利用自己推薦入試に分類されます。

そのため、出願資格として英語外部試験資格が要求されます。

英検準一級程度の英語力が必要になるほか、志望理由書も英語で作成する必要があるため、英語に自信がある方は出願を検討してください。

二次選考ではZoomを利用したオンライン面接を実施します。

オンライン面接の対策を行うのと同時に、快適に面接できるような環境を整えておくようにしましょう。

国際文化学部

法政大学国際文化学部

続いて説明していくのは、国際文化学部です。

国際文化学部とは?

国際文化学部には、国際文化学科のみが設置されており、その中で複数のコースに分かれています。

コースとしては、情報文化コース、言語文化コース、表象文化コース、国際社会コースの四つとなっています。

国際文化学部は文化をキーワードとして国際的視野をもち様々なテーマについて学んでいく学部です。

一国内には多様な民族が存在し、それら相互が混ざり合うことで複雑な文化を作り上げています。

またさらに加え、それら文化を発信する手段である映像やメディアといった情報伝達に関しても重要な考えとして学ぶ必要があるのです。

それぞれのコースでの学習が混ざり合い、バランスの取れた国際的社会人を目指すことができます。

情報文化コースでは、情報リテラシーの基礎から、情報処理に関する高度な知識、能力を養っていきます。

また表象文化コースでは、アートやデザイン、映画などといった資格、聴覚表現について学びます。

言語文化コースでは、言語スキルと各言語固有の文化を掘り下げ、文化の多様性を学んでいきます。

最後に国際社会コースでは、国際社会の交流と仕組み、問題点やその解決方法といったものを探っていくものとなっています。

二年生時にどのコースを基本的に履修するか決めますが、どのコースの専門教育科目も自由に選択することができるため、多様な学び方をできるというのは非常に大きな魅力と言えるでしょう。

国際文化学部のアドミッションポリシー

国際文化学部のアドミッションポリシー

学部がどのような生徒を求めているのかを知ることにおいて、アドミッションポリシーは有益となります。

以下に、アドミッションポリシーを掲載します。

■国際文化学部では学部教育の到達目標として、外国語・情報学の学習や異文化理解の研鑽を通じて、自国の文化をはじめとするあらゆる文化を相対化し、グローバルな視野で物事を考えたうえで、情報の受信・発信が可能な〈国際社会人〉の養成を掲げている。本学部では、〈国際社会人〉の理想像を、「博愛と平等の精神に基づく行動により、国家、民族、宗教や時代の壁を超えて敬愛される人物」と定めている。

■入学後の学習やSA (Study Abroad)プログラム等により、学部がめざす〈国際社会人〉となりうる資質や意欲のある志願者を幅広く募り、学部の教育目標、学位授与方針に照らして、次のような学生を受け入れる。

3. 総合型選抜(SA自己推薦入試、分野優秀者入試):SA自己推薦入試については、ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語・スペイン語・朝鮮語のうち、いずれかの言語圏の文化に強い関心を持ち、かつ留学を希望し、自らの関心内容や学習意欲を適切に表現できる。
(国際バカロレア利用自己推薦を含む)分野優秀者入試については、言語文化(英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語・ スペイン語 ・朝鮮語の習得等)、表象文化、地域研究、情報処理・プログラミングなど、いずれかの分野で優れた成果を有する 。
評価の際には、書類審査と面接を実施し、知識・技能、思考力・判断力・表現力、学習意欲を重視する。

引用元:法政大学国際文化学部 アドミッション・ポリシー

広い視野をもち、国際的な立場に立って思考できる人材を求めているということがわかります。

特に、総合型選抜入試(旧AO入試)では、学習意欲やこれまでの成果面が重視されるということが言えます。

国際文化学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の詳細

分野優秀者(国際バカロレア利用自己推薦入試を含む)

出願期間 2023年10月3日(火)~10月13日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月19日(日)
合格発表日 2023年11月28日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.資格証明書類

4.志望理由書

二次選考 ・面接試験
募集人数 国際文化学科・・・10名
出願時に必要な評定 評定平均3.5以上
倍率
(2023年度)
1.9倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

(4) 次の①~⑦のいずれかに該当する者。
① 次のいずれか1つの資格を有する者。
a. TOEFL iBT®(TOEFL iBT® Paper Edition を含む)72 点以上(Test Date スコアのみを出願スコアとして活用します(MyBest™ スコアは活用しません))、TOEIC®L&R+S&W1095 点以上、実用英語技能検定準1級以上、IELTS(Academic Module)(IELTS ペーパー版および IELTS コンピューター版)5.5 以上、TEAP309 点(4 技能)以上、TEAP CBT600 点(4 技能)以上、GTEC CBT タイプ 1190 点以上、ケンブリッジ英語検定 162 点以上(いずれか1つで良い)。
b. (公財)ドイツ語学文学振興会「ドイツ語技能検定試験」2級以上、ゲーテ・インスティトゥートによる「Goethe-Zertifikat」B1以上、職業ドイツ語検定試験「ZDfB」B1以上、青少年のためのドイツ語基礎統一試験「ZDj」B1以上(いずれか1つで良い)。
c. (公財)フランス語教育振興協会「実用フランス語技能検定試験」準2級以上、フランス国民教育省フランス語資格試験「DELF」A2以上、同フランス語学力試験「TCF」スコアA2以上、パリ商工会議所フランス語能力認定試験「TEF」スコアA2以上(いずれか1つで良い)。
d. (公財)日本スペイン協会「スペイン語技能検定」2級以上、あるいは「スペイン語検定試験 DELE(セルバンテス文化センター)」B1以上。
e. (一財)日本中国語検定協会「中国語検定」2級以上、「HSK5級」210 点以上、「HSK6級」180 点以上(いずれか 1 つで良い)。
f. ハングル能力検定協会による「「ハングル」能力検定試験」準2級以上、あるいは(公財)韓国教育財団による「韓国語能力試験」4級以上。
g. ロシア語能力検定試験委員会「ロシア語能力検定試験」4級以上、あるいはロシア連邦教育科学省「外国語としてのロシア語試験:ТРКИ(テー・エル・カー・イー)」基礎級:ТБУ(А2)以上。
② 全国レベルのスピーチコンテストや弁論大会での入賞、あるいは都道府県大会で優勝するなどの高い社会的評価を受けた者。(本紙「9.注意事項」も参照してください。)
③ さまざまなメディア(映像、音響、身体、活字など)による表現能力に特に優れ、全国レベルの大会・コンクールでの入賞、あるいは都道府県大会で優勝するなどの高い社会的評価を受けた者。(本紙「9.注意事項」も参照してください。)
④ 国際社会に存在する諸事象、諸問題についてテーマを設定し、その具体的な研究成果(論文、作文など)が全国レベルにおける大会・コンクールでの入賞、あるいは都道府県大会で優勝するなどの高い社会的評価を受けた者。(本紙「9.注意事項」も参照してください。)
⑤ 国際バカロレア資格証書(International Baccalaureate Diploma)を取得済み、または 2024年 3 月 31 日までに取得見込であり、DPカリキュラムのグループ3「個人と社会」で上級レベル4点または標準レベル5点以上(入学時までにフルディプロマを取得していることが必要)。
⑥ 以下のa~dのいずれかに該当する者。
a. 情報処理推進機構(IPA)による試験のうちいずれか1つの試験に合格した者(2016 年度制度改革前に合格した者も含む)。
b. (一財)職業教育・キャリア教育財団検定試験センターによる情報検定(J検)「情報活用試験1級」、「情報システム試験の基本スキル、プログラミングスキル、システムデザインスキルのうち、いずれか 1 科目に合格」、「情報デザイン試験(初級、上級)」(旧区分 準2級以上)の者。
c. (公財)画像情報教育振興協会(CG-ARTS 協会)による下記の検定において、いずれか2つ以上に該当する者。
(ア) CG クリエイター検定 ベーシック、エキスパート(旧3級以上)
(イ) Web デザイナー検定 ベーシック、エキスパート(旧3級以上)
(ウ) CG エンジニア検定 ベーシック、エキスパート(旧3級以上)
-3-
(エ) 画像処理エンジニア検定 ベーシック、エキスパート(旧3級以上)
(オ) マルチメディア検定 ベーシック、エキスパート(旧3級以上)
d. NTTコミュニケーションズ(株)によるインターネット検定「.com Master ADVANCE」シングルスター、「.com Master ADVANCE」ダブルスター(旧「ドットコムマスター(.com Master)」の「シングルスター(★)」「ダブルスター(★★)」「トリプルスター(★★★)」)のいずれか1つの試験に合格した者。
⑦ 下記のコンテストにおいて規定の成績を修めた者。
a. 東京工業大学学術国際情報センターおよび大阪大学サイバーメディアセンターが共同主催する高校生のスーパーコンピューティングコンテストにおいて本選で入賞した者。
b. 全国高等専門学校プログラミングコンテストにおいて優秀賞以上を獲得した者。
c. U-22 プログラミング・コンテストにおいて入賞した者。
d. 学生CGコンテストにおいて入選以上の者。
e. ロボットコンテスト((一社)全国高等専門学校連合会、NHK、NHKエンタープライズ主催)において全国大会入賞以上の者。
f. ロボカップ(Robo Cup)全国大会において準優勝以上の者。

引用元:国際文化学部分野優秀者入学試験要項

国際文化学部の分野優秀者入学試験制度の特徴としては、出願資格の多彩さが挙げられます。

言語の資格に関しても、他学部が英語のみを対象としているところが多い中で、ドイツ語、フランス語、スペイン語などの様々な言語の検定を資格として利用することができます。

また、言語資格のみではなく、情報関連や技術関連の資格やコンクールなどの入賞記録など自身が高校生のうちに取り組んだ、幅広い実績に対応して出願資格とすることができるのは魅力的といえます。

合否において重要な二次選考は面接のみとなっております。

小論文などのペーパーテストは行わないため、対策することの内容が絞られるということも受験生にとって、負担の少ない試験方式になっているといえます。

二次選考が面接だけの分、志望理由書の記述内容を含めた大学への入学意欲が大きく合否を左右する事が考えられます。

そのため、志望理由書を書く際は採点官が望むのはどういう内容なのかしっかりと考えて事前に内容を整理した上で書くようにしましょう。

SA自己推薦入学試験

出願期間 2023年10月3日(火)~10月13日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月19日(日)
合格発表日 2023年11月28日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.自己推薦書
⇒以下の記述が求められる

①SA希望先
②SA希望先について興味を抱いたきっかけとその後の学習歴(学習歴について客観的に証明する書類があれば添付すること)
③SA希望先の言語・文化について、入学後、何を、どのように学びたいか

二次選考 ・面接試験
募集人数 国際文化学科・・・25名
出願時に必要な評定 評定平均3.5以上かつ外国語教科の評定平均4.0以上
倍率
(2023年度)
2.9倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

(2) 本学部を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者。かつ、ドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国のいずれかの言語圏の文化に強い関心を持つ者。
(3)SAプログラム留学に際して、ドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国のいずれかの言語圏を希望する者。なお、日本国籍以外の志願者は、SA先国の留学ビザ取得について、各自あらかじめ確認をしておくこと。

引用元:国際文化学部SA自己推薦入学試験要項

そもそもSAとは?

まずはSAという制度について簡単に説明しておきます。

SAとは法政大学が行っている留学プログラムのことです。

SAという制度を利用すれば、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語、朝鮮語のいずれかの自分が興味を持っている言語圏の大学に2年の秋学期に留学可能です。

SA自己推薦入学試験では、SAを利用することが義務付けられており、事前にどの言語圏に行きたいか決めておく必要があります。

自分が興味のある言語圏への留学というものは、なかなか思い切らないとできることではありません。

それに本来であれば学校を休学したりなどして、赴く必要がありますが、SAを使えば大学生活の一部として留学できるので非常に魅力があるといえます。

出願資格について

出願資格自体もそこまで難しいものではなく、高校時代にできるだけ言語に力を入れておけばすぐに出願資格を満たすことができます。

あと必要なことと言えば、留学先への興味関心のみといえます。

そのため、留学に興味があるという方はぜひ出願するのがおすすめです。

ただし、プログラムの人数などに上限があるため合格したのちは入学を確約しなくてはいけないため、その点は注意しましょう。

キャリアデザイン学部

キャリアデザイン学部

続いて説明していくのは、キャリアデザイン学部です。キャリアデザイン学部には、キャリアデザイン学科のみが設置されています。

キャリアデザイン学部とは?

キャリアデザイン学部の学部の名前にある「キャリア」というと、一般的には職業的なことを意識してしまうものです。

しかしキャリアデザイン学部ではキャリアの意味を英語の原義から広くとらえ生涯にわたって人が歩む軌跡すべてをキャリアとし、そのデザインを行うことをキャリアデザインとしています。

個人ごとにキャリアの選択を迫られる状況に臨機応変に対応していくことができる、そんな人材を育成することをこの学部では目標としています。

すべての学年において少人数の演習授業を受けられ、受講生が主体的に学ぶアクティブラーニングを推奨しています。

独自の問題意識を持ち自ら学び、専門性を獲得していくことが特徴となっており、多角的視点からの洞察力を磨いていくことができます。

また、二年次以降には「体験型選択必修科目」を履修することになっております。

上記の必修科目の中には実際に企業やNPOなどの現場に赴き、仕事を経験することのできるキャリア体験学習や、成長支援に関する活動に触れるキャリアサポート実習など多彩なプログラムがあります。

本当の現場の様子を知ることができることもこの学部独自の魅力と言えるでしょう。

キャリアデザイン学部のアドミッションポリシー

キャリアデザイン学部のアドミッションポリシー

学部がどのような人材を求めているのかを知ることにおいて、アドミッションポリシーは有益となります。

以下に、アドミッションポリシーを掲載します。

本学部の教育目標を理解した者であって、下記の資質・能力を備えた学生を受け入れる。

・高校までに履修する科目について、入学時に十分な基礎的知識を身につけている
・現実の社会のあり方とその中での人々のキャリアに関心をもっており、学問的に考察を深める意欲をもっている
多様な他者の価値観を尊重したうえで、多様な人々と主体的に関わる意欲をもっている

・総合型選抜(キャリア体験自己推薦入試、グローバル体験公募推薦入試、商業学科等対象公募推薦入試、国際バカロレア利用自己推薦入試):十分な基礎的知識をもつとともに、多様な経験を積んでおり、自らの関心や学びの展望について的確に表現することができる

引用元:法政大学キャリアデザイン学部 アドミッション・ポリシー

高校範囲の基礎的知識に関しては完璧に身に着けることを意識し、また自身のキャリアに関して明確な意思を持っていることを求められています。

キャリアデザイン学部の特別入試

ここからは法政大学のキャリアデザイン学部が実施している商業学科等対象公募推薦入試という公募推薦とキャリア体験自己推薦入学試験という総合型選抜(旧AO入試)の詳細をご紹介します。

商業学科等対象公募推薦入試

出願期間 2023年10月3日(火)~10月13日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月19日(日)
合格発表日 2023年11月28日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書

2.高等学校調査書

3.出願資格試験合格証明書

4.志望理由書

5.入学推薦書

二次選考 ・面接試験
募集人数 キャリアデザイン学科・・・2名
出願時必要最低評定平均 評定平均4.0以上および英語、数学、国語のいずれか一つの評定平均4.2以上
倍率
(2023年度)
2.0倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)
以下の条件をすべて満たす必要がある。

(3) (公財)全国商業高等学校協会主催の各種検定試験(ビジネス計算(旧:珠算・電卓)、簿記、ビジネス文書(旧:ワープロ)、情報処理、商業経済)で1級合格科目が2科目以上である者。
※出願には「1級合格証書」が必要となり、「科目合格証書」や「部門合格証書」では出願できません。
(4) (公財)全国商業高等学校主催の英語検定試験で1級に合格している者、または、(公財)日本英語検定協会主催の実用英語技能検定で準2級以上に合格している者。
(5) 本学部を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者。

引用元:キャリアデザイン学部商業学科等対象公募推薦入学試験要項

商業学科等対象公募推薦入試の特徴は、必要評定平均の要求が比較的高いということです。

高校の授業には真剣に取り組み、特に英語や国語、数学には力を入れて取り組むようにしましょう。

また、全国商業高等学校協会主催の各種検定試験の資格だけではなく、英検準二級以上の合格も必要となるためこの点には注意しましょう。

英検に関しては、余裕をもって二級合格を目指し勉強するほうが良いです。

専願であり、合格をした場合は入学を確約しなくてはならないため、自分がこの学科に入りたいか真剣に検討したうえで出願をしましょう。

キャリア体験自己推薦入学試験

出願期間 2023年10月3日(火)~10月13日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月19日(日)
合格発表日 2023年11月28日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.出願資格試験合格証明書

4.志望理由書
⇒2,000字以内

二次選考

・小論文

・面接試験

募集人数 キャリアデザイン学科・・・20名
出願時必要最低評定平均 評定平均3.8以上
倍率
(2023年度)
5.5倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

本学部を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者

2 高等学校もしくは中等教育学校後期課程(前期課程は含まない)3年1学期(前・後期制の場合は前期)までの調査書の全体の学習成績の状況が 3.8 以上(1(3)に該当する場合は本学の基準により換算する。また、在学中に留学をした場合は留学中の評価は算入しない。)。
なお、社会人(高等学校や専門学校等の卒業後に就労等を経て、現在大学で学びたいと考えている者)であり、高等学校もしくは中等教育学校を卒業後 5 年が経過している場合は、この限りではない。
※外国において学校教育における12年の課程を修了した者、修了見込の者は、成績証明書を用意し、必ず出願前に出願が可能であるかキャリアデザイン学部までお問い合わせください。
3 高等学校時代またはそれ以降に培ったキャリア体験や実績をアピールできる者
文化・学校活動(個人、クラブ、地域での実績)、実用英語技能検定・TOEFL iBT®(TOEFL iBT® Paper Edition を含む)・IELTS(Academic Module)(IELTS ペーパー版および IELTS コンピューター版)・TOEIC®、簿記等の諸資格、スポーツ活動(競技者やマネージャーとしての実績等)、地域での NPO やボランティア活動、社会人としての活動経験等、客観的に証明できるものを有すること。複数の場合は、主な活動実績(3点程度)とする。

引用元:キャリアデザイン学部キャリア体験自己推薦入学試験要項

キャリア体験自己推薦入試は、自分が実績に値すると考えられる資格や活動実績などを一つから三つ程度アピールポイントとして利用する受験方式です。

アピールポイントは間違いなく多いに越したことはありません。

アピールポイントが少ないと一次選考の書類審査に関しては不利になってしまうので、できる限り取得できそうな資格に関しては取っておきましょう。

例えば英検であれば、準一級程度の資格は取らないとアピールにはならないと考えられます。

また、志望理由書は文字数が比較的多く内容的に冗長な文章になってしまいがちです。

そうならないために、事前に簡単に要点をまとめておき簡潔かつ分かりやすい文章を書くことを意識しましょう。

こちらの試験形式も専願であるため、合格時には入学を確約する必要があります。

併願などはできなくなってしまうため、その点に関しては注意をしておきましょう。

現代福祉学部

現代福祉学部

続いて説明していくのは、法政大学の現代福祉学部です。

現代福祉学部とは?

現代福祉学部には、福祉コミュニティ学科と臨床心理学科の二つの学科が設置されています。

「健康で幸せな暮らし」を実現するという福祉の理念に基づき、財源問題や社会問題などの単なる物質的な要因に限らず、伝統的な地域社会のネットワークの保存や、人間関係といった地域コミュニティの再生と創造を目指すのが福祉コミュニティ学科です。

同じく「健康で幸せな暮らし」を実現するうえでは、学校臨床や精神病院臨床の現場でも、心の援助は確実に必要になります。

そのため、伝統的な臨床心理を学ぶとともに精神保健福祉やスクール・ソーシャルワークなどの福祉的方法論を融合させて学んでいくことで、福祉を実現できる人材となることを目指すのが臨床心理学科です。

また、実際の現場を学ぶために、三年次から始まるソーシャルワーク実習に先駆けで入門として多様な専門家を招き講演形式の授業が行われます。

上記の授業のおかげて十分な知識をもって実地研修をすることができるのは大きな学びになります。

加えてケアをする対象の人たちに対しても満足感をあたえられる人材に近づけるので将来確実に役に立ちます。

現代福祉学部のアドミッションポリシー

現代福祉学部のアドミッションポリシー

学部がどのような生徒を求めているかを知ることにおいて、アドミッションポリシー は有効となります。

以下に、アドミッションポリシーを掲載します。

福祉コミュニティ学科

【入学前に備えているべき能力】

1.入学後の修学に必要な基礎学力としての知識を有している。
高等学校で履修する国語、地理歴史、公民、数学、外国語などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。
2.物事を多面的かつ論理的に考察することが出来る。
3.自分の考えを的確に表現し、伝えることが出来る。
4.少子高齢化、子どもの貧困問題、地域間格差拡大、心のケアなど、21世紀が直面している多様な社会問題に深い関心を持ち、その解決のための自由な発想力と社会に積極的に貢献する意欲を有している。
5.積極的に他者と関わり、実践を通した学びを深めようとする態度を有している。

引用元:法政大学現代福祉学部 アドミッション・ポリシー

臨床心理学科

【入学前に備えているべき能力】

1.入学後の修学に必要な基礎学力としての知識を有している。
高等学校で履修する国語、地理歴史、公民、数学、外国語などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。
2.物事を多面的かつ論理的に考察することが出来る。
3.自分の考えを的確に表現し、伝えることが出来る。
4.子どもの発達、対人関係や家族関係の問題や心のケアなど、21世紀が直面している多様な社会問題に深い関心を持ち、その解決のための自由な発想力と社会に積極的に貢献する意欲を有している。
5.積極的に他者と関わり、実践を通した学びを深めようとする態度を有している。

引用元:法政大学現代福祉学部 アドミッション・ポリシー

それぞれの学科で、将来的に向き合っていく人物が異なり、それらの人々やさらに付随してくる問題に関して早いうちから興味をもっておくことが重要となります。

問題意識をもって生活をするようにしましょう。

現代福祉学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の詳細

次に現代福祉学部の福祉コミュニティ学科で実施されているまちづくりチャレンジ入学試験の概要について見ていきます。

出願期間 2023年9月26日(火)~10月6日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月12日(日)
合格発表日 2023年11月21日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.入学推薦書
⇒まちづくり経験に関する具体的活動内容について、経験を証明できる人物に800字程度で書いてもらう

4.志望理由書
⇒2,000字以内、自筆

5.英語外部試験スコアを証明する書類(任意)

6.出願者のまちづくり経験や実績等の補足資料(任意)

二次選考

・小論文

・面接試験

募集人数 福祉コミュニティ学科・・・10名
出願時必要最低評定平均 評定平均3.8以上
倍率
(2023年度)
3.3倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

3 高等学校時代またはそれ以降に、地域の課題を解決するために主体的に関わってきたまちづくりの経験や実績をアピールできる者。なお、出願者のまちづくり経験や実績等を客観的に証明できる推薦者(まちづくり NPO 等の組織代表者、プロジェクト・プログラム等の主催者、高等学校長、自治体首長等)を有すること。
例)近隣地域で実践されているまちづくり NPO 活動への参加実績(単発のボランティア参加は不可)、高校で取り組んだ地域活性化プロジェクトへの参加実績、大学や企業等が高校生を対象に実施したイノベーション教育やリーダーシップ教育等のプログラムへの参加実績、コミュニティやまちづくりに関する(プランを競う)コンテストへの出場実績など。
4 本学科で学ぶことを強く希望する者。

引用元:現代福祉学部福祉コミュニティ学科まちづくりチャレンジ自己推薦入学試験要項

まちづくりチャレンジ入学試験の出願は、他学科の出願に比べ難しいといえます。

なぜなら、出願条件であるまちづくりに関連した経験や実績を積んでいることが必要となり、この点を満たさなければ出願することが出来ないためです。

しかし、逆にそれ以外の出願条件は容易に満たすことができます。

必要評定平均も3.8以上と低いため出願をすることは、実績さえあればできるといえます。

二次選考に関しては、小論文と面接の一般的なものであり対策に関しては過去問を解き、またさらに面接に関しては第三者に協力をあおぎ完成度を上げていきましょう。

グローバル教養学部(GIS)

グローバル教養学部

続いて紹介するのは、グローバル教養学部、略称GIS(Global And Interdisciplinary Studies)です。

グローバル教養学部とは?

グローバル教養学部にはグローバル教養学科のみが設置されています。

基本的にオールイングリッシュで学校生活は展開されるため、非常に英語力が求められる学部となっています。

国際化が進行を続ける現代社会において、日本は英語能力などの平均水準は低いものとなっているのが現状です。

そのなかで、高い英語力を大学生のうちに会得しておくというのはこれからの時代において間違いなく必要不可欠となってきます。

そんな中でグローバル教養学部では、教授陣も世界中から集まってきた優秀な教授たちであり、幅広いトピックについて世界水準の専門的知識を得ることができます。

挑戦的かつ決定的な思考力をグローバルな視点で、かつ他言語によって身に着けていくことができるというのは、ほかの学部にはできないこの学部ならではの魅力といえます。

コース設定が細かくなされおり、入門科目としてレベル100をおき、そこからレベル200、300、400と専門性を上げていくことができます。

海外への留学への支援も手厚く、二年次後期もしくは三年次前期に協定大学へと留学することができます。

この学部の卒業生の大半は、英語力や国際的素養を身に背負い、海外企業や新進気鋭のベンチャー企業などに就職していくことからも、この学部の得られることの多さを物語っているといえるでしょう。

グローバル教養学部のアドミッションポリシー

グローバル教養学部のアドミッションポリシー

Candidates who meet the following can gain admission to GIS:

1.Have the basic academic ability for adequately completing the curriculum of the Faculty.
2.Can think flexibly and logically, without being restricted by narrow views.
3.Have an adequate understanding of the Faculty philosophy and educational objectives.
4.Are motivated to devote themselves to continued and active studies and have acquired such study habits.
5.Have sufficient English language proficiency for keeping up with classes taught entirely in English.

1.本学部のカリキュラムを十分に消化し得るだけの基本的な学力を有すること。
2.柔軟な発想と論理的思考力を有すること。
3.学部の理念と教育目標を十分理解していること。
4.継続的かつ能動的に勉学に励む意欲がありそのような習慣を身につけていること。
5.世界基準での英語の授業についていけるだけの十分な英語力を有すること。

引用元:法政大学グローバル教養学部 アドミッション・ポリシー

間違いなく最も重要な項目は5番で、世界基準の英語の授業についていくことができる英語力を有することが求められる点。

そのため、入学を目指すのでしたら高レベルの英語力を確実に身に着けておくことが求められます。

グローバル教養学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の詳細

次にグローバル教養学部の自己推薦入試の概要をまとめてみましたのでご覧ください。

出願期間 S基準
2023年9月7日(木)~9月13日(水)*締切日消印有効

A基準
2023年10月10日(火)~10月20日(金)*締切日消印有効

試験日 書類審査のみ
合格発表日 S基準
2023年11月1日(水)

A基準

・第二次選考合格発表日
⇒2023年12月12日(火)

・第二次選考追加合格発表日
⇒2023年12月26日(火)

主な出願時提出書類

1.入学志願書

2.高等学校調査書

3.英語能力に関する証明書

4.英語による志望理由書(500Words)
⇒内容:志望理由、抱負、自己アピール

5.入学志願者紹介状(2通)
⇒最終出身校の二名の専任教員に書いてもらう

6.成績証明書(S基準のみ)

二次選考 書類選考のみ
(必要に応じてオンライン面接を行う)
募集人数 グローバル教養学科(S基準)・・・7名
グローバル教養学科(A基準)・・・33名
出願時必要最低評定平均 特になし
倍率
(2023年度)
2.1倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)
S基準
以下のa~gのいずれかを満たすこと

a 国際バカロレア(IB)プログラム(日本語 DP を含む)を履修し、Diploma を取得、もしくは取得見込みである
b GCE Advanced Level 3科目、または GCE Advanced Level 2科目と GCE Advanced Subsidiary Level 2科目の合計4科目を受験している(見込みを含む)
c NCEA (National Certificate of Education Achievement) Level 3 を含む、現地大学への入学要件(UE: University Entrance)を満たしている(見込みを含む)
d バカロレア(Baccalauréat)を取得している(見込みを含む)
e アビトゥア(Abitur)を取得している(見込みを含む)
f ACT を受験している(Writing を含む)
g SAT を受験している(SAT Essay 不要)

以下のいずれかを満たす者。
a. TOEFL iBT®(Paper Edition を含む)90 点以上
b. IELTS(Academic Module)(IELTS コンピュータ版を含む)band 7.0 以上
c. Language A に英語を選択し、IB Diploma を取得または取得見込
※ TOEFL iBT®テストは Test Date スコアのみ対象(MyBestTM スコアは不可)
※ TOEFL iBT® Home Edition は不可
※ IELTS Online および IELTS Indicator は不可

A基準

以下のいずれかの英語外部試験スコアを提出すること。ただしスコア・級は問わない。
a. 実用英語技能検定(英検)
b. TOEFL iBT®(Paper Edition を含む)
c. IELTS(Academic Module)(IELTS コンピュータ版を含む)
※ TOEFL iBT®テストは Test Date スコアのみ対象(MyBestTM スコアは不可)
※ TOEFL iBT® Home Edition は不可
※ IELTS Online および IELTS Indicator は不可

引用元:GIS(グローバル教養学部)自己推薦入学試験要項 【春入学S基準】
GIS(グローバル教養学部)自己推薦入学試験要項 【春入学A基準】

グローバル教養学部の自己推薦入試はS基準とA基準に分かれているのが特徴です。

S基準に出願するにはネイティブ並みの英語力が必要になる一方で、A基準は出願時の英語資格の基準が設けられていません。

また、S基準・A基準ともに二次選考は書類選考のみですが、場合によってはオンライン面接を行う場合があります。

その他、S基準とA基準は併願が可能です。そのため、S基準に合格できるか不安な人はA基準にも出願することで滑り止めになります。

人間環境学部

人間環境学部

続いては、文系最後の紹介となります人間環境学部の説明をしていきます。

人間環境学部とは?

人間環境学部には、人間環境学科のみが設置されていますが、その代わりに複数のコースに分かれています。

サステイナブル経済・経営コース、ローカル・サステイナビリティコース、グローバル・サステイナビリティコース、人間文化コース、環境サイエンスコースの5つのコースとなっています。

どのコースでも、「人間と環境の共存」と「人間と人間の共生」を両立させた持続可能な社会、サステイナブルな社会の構築を目指す学部です。

昨今、世間ではSDGsが頻繁に取り上げられ、各地で様々な取り組みが行われていますが、それを教育として学んでいくという学部は珍しく、注目を受けてしかるべき学部であるといえます。

一つの問題を一つの問題で解決することが不可能なように、サステイナブルな社会を実現することにおいては様々な学問的知識を融合させて解決を図っていく必要があります。

そのため、人間環境学部では社会科学分野と自然科学分野の両方をバランスよく学ぶことができるようなカリキュラムが設定されています。

コース一つ一つで学ぶことの特色が全く異なり、企業などの経済活動と環境保全を考えるサステイナブル経済・経営コースや、地域社会をベースとするローカル・サステイナビリティコースなど多岐にわたります。

自分の学びたいと思う分野が必ずあるはずであり、多彩な学問の学びが保障されているのは大きな魅力であるといえます。

人間環境学部のアドミッションポリシー

人間環境学部のアドミッションポリシー

学部がどのような生徒を求めているかを知ることにおいて、アドミッションポリシーは有効となります。

以下に、アドミッションポリシーを掲載します。

1) ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに示された本学部の教育課程を学修し、学士号を取得するために十分な基礎学力を身につけている者。
2) 環境と人間の共存、人間と人間の共生のあり方に関心を持ち、「持続可能な社会」の実現に貢献する意欲を持つ者。
3) グローバルな国際関係からローカルなコミュニティに至るまで各種のスケールを横断して展開される現代社会の様々な問題に関心を持ち、学際的な学びを通じてその解決方法の探求をおこなうことに意欲を持つ者。

上記の項目に加え、それぞれの入試においては下記の資質・能力をとくに重視する。

・自己推薦・国際バカロレア利用自己推薦
① 高い自発性をもち、自由な発想力を有し、リーダーシップをとることができる者。
② 本学部の教育内容に興味を持ち、本学部への入学を強く希望していること。

引用元:法政大学人間環境学部 アドミッション・ポリシー

高校で身に着けられる能力全般を幅広く身に着け、学部で学びたいという目的意識を持っておくことが求められています。

また、文理融合の学問を学ぶことになるため、文系だからと言って理系科目をおろそかにすることはないようにしておきましょう。

人間環境学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の詳細

次に人間環境学部が提供している自己推薦入試の概要をまとめてみましたのでご覧ください。

出願期間 2023年10月3日(火)~10月13日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月19日(日)
合格発表日 2023年11月28日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.志望理由書
⇒2,000字以内

二次選考

・筆記試験
⇒英語と小論文

・面接試験
⇒学部への適性を図る質疑応答など

募集人数 人間環境学科・・・20名
出願時必要最低評定平均 評定平均3.5以上
倍率
(2023年度)
3.5倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)
特になし

引用元:人間環境学部自己推薦入学試験要項

人間環境学部の自己推薦入試の特徴は、出願のしやすさがまっさきに挙げられます。

求められる主な出願資格は、高等学校での評定平均3.5以上のみです。

3.5以上という条件は、比較的低いもので、それを満たしてしまえば出願ができます。

そのためもあってか、倍率はやはり高いものとなっています。

この中で合格を勝ち取るためにはどうすればいいのかといえば、提出書類のクオリティが重要となってきます。

加えて必要評定平均3.5以上が条件だからと言ってそこに届くことを目指すのではなく、4.0以上を目指すなどすることでアピールになります。

また志願理由書に関しても、2,000文字と少し多めの文章量ではありますが、動機などを書いていると意外にもすぐ埋まってしまうものです。

そのため事前に書くことの要点をまとめておき、簡潔かつ分かりやすい文章を書きましょう。

二次選考に関しても、筆記試験として英語が課されているため、一般入試と同じレベルの問題はしっかりと安定して解けるようにしておきましょう。

そのための過去問演習は欠かさないようにしてください。

理工学部

理工学部

続いて法政大学の理工学部についてご紹介します。

理工学部とは?

理工学部には、機械工学科:機械工学専修、機械工学科:航空操縦学専修、電気電子工学科、応用情報工学科、経営システム工学科、創成科学科の5学科、2専修が設置されています。

中でも航空操縦学は珍しく、日本の中でも学べる大学はそこまで多くありません。

自己推薦入試を導入しているのも航空操縦学専修となっています。

実験に基づく学びを重視しており、参加型授業として実際に公式を暗記するだけではなく実験などを行い、学友と討論しあいながら買いを導き出していくことで実践的かつ合理的な学びを得ることができます。

答えのない問ではなく、すでに答えは出されている問でも自分の頭で筋道を立てて思考するということが何よりも重要となるのです。

また、自然科学科目だけではなく、総合的な学習をするために幅広い教養科目が設置されております。

地球環境や政治、経済などの科目を学ぶことができ、創造的自立心をもったエンジニアとなれるのは魅力といえます。

どうしても、研究室の中だけではわからないことも多く、実際に技術が使われている現場の状況を学ぶことは非常に重要です。

また、優秀な教授陣が学部にいることはもちろんですが、上級生であったり大学が採用しているティーチングアシスタント(TA)などが、授業に参加していることも注目に値します。

サポート体制が手厚いので授業で疑問に感じたことをそのままにしておくのではなく、その場で解決することができますのでより深い学びが得られる環境があります。

理工学部のアドミッションポリシー

理工学部のアドミッションポリシー

学部がどのような生徒を求めているかを知ることにおいて、アドミッションポリシーは有益となります。

以下に、アドミッションポリシーを掲載します。

理工学部では、以下のような人材を受け入れる。

1. 入学後の理工学分野の修学に必要な基礎学力を備えている。
2. 入学後の修学に必要な言語能力とグローバルな意識を有する。
3. 理工学分野に関心をもち科学技術を社会に生かす意欲を有する。
4. 社会的適応性を持ち、自発性、自由な発想力を有する。

引用元:法政大学理工学部 アドミッション・ポリシー

高校で学ぶ基礎学力を身に着けることはもちろんですが、やはり理工学分野に関しての興味や、発想力を持っていることが求められています。

理工学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の詳細

次に理工学部の機械工学科が実施している航空操縦学専修自己推薦入試の概要をまとめてみましたのでご覧ください。

出願期間 2023年9月26日(火)~10月6日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月10日(金)、11日(土)
合格発表日 2023年12月5日(火)
主な出願時提出書類

1.入学志願書

2.高等学校調査書

3.志望理由書
⇒2,000字以内

4.英語外部試験のスコア証明書類

二次選考

・面接試験

・操縦適性検査

・航空身体検査

募集人数 航空操縦学専修・・・5名
出願時必要最低評定平均 評定平均4.0以上
倍率
(2023年度)
2.4倍
特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

②以下のa.~g.のすべてに該当する者。
a.航空身体検査「第 1 種相当」の基準を満たすこと。
航空身体検査「第 1 種」の基準は、財団法人航空医学研究センターホームページに掲載されている、航空身体検査マニュアルでご確認ください。(https://www.aeromedical.or.jp/manual/)
※出願される前に、地元の航空身体検査指定機関を受診し、航空身体検査第一種基準に適合するかどうかの確認をされることをお勧めします。
b.オルソケラトロジー(コンタクトレンズによる屈折矯正術)による矯正を行っていないこと。
c.屈折矯正手術(角膜前面放射状切開手術、レーシック等)の既往症がないこと。
ただし、屈折矯正手術の既往歴があり、屈折矯正手術から 6 ヶ月以上が経過した時点において、症状が安定し、視機能が法政大学の出願資格の基準を満たしている場合は適合とする。この場合において、手術記録を含む臨床経過のほか、本学が指定する眼科専門医の診断により、以下(1)~(4)の検査結果に異常が認められないことを確認できる書類を提出すること。
(1)視力の日内変動(同日3回以上の測定結果)
(2)コントラスト感度
(3)グレアテスト
(4)角膜形状解析
本学が指定する眼科専門医につきましては、法政大学小金井事務部学務課航空操縦担当(電話 042-387-6251)までお問い合わせください。
なお、本学が実施する航空身体検査は、あくまでも第二次選考の一環として行うものです。
入学後の健康管理は自己責任より行い、エアライン各社が採用試験時に行う航空身体検査についても自己の責任で受診することになります。
d.次の(1)~(3)のいずれかの資格を有する者
(1)TOEFL iBT®32 点以上であること。
ただし、2022 年 4 月 1 日以降に受験したものであること。
(2)TOEIC®L&R430 点以上であること。
ただし、2022 年 4 月1日以降に受験したものであること。
(3)(公財)日本英語検定協会実用英語技能検定試験の4技能を受験し、かつ準2級以上に合格していること。
※詳細は、P.8 「⑤英語外部試験のスコアを証明する書類」の表を必ず確認してください。
e.高等学校もしくは中等教育学校後期課程(前期課程は含まない)3年1学期(前・後期制の場合は 前期、既卒者の場合は卒業時)までの調査書の全体の学習成績の状況が 4.0 以上の者。
※ただし、在学中に留学をした場合、留学中の評価は算入しない。
f.「物理」、「数学Ⅰ」、「数学Ⅱ」をすべて履修している者。
g.本専修で学ぶことを強く希望する者。

引用元:理工学部 機械工学科航空操縦学専修(自己推薦入試)入学試験要項

理工学部機械工学科:航空操縦学専修はやはり、独特の試験形式であることは間違いありません。

まず航空適性身体検査を乗り越えておくことが必要であり、それに加えて二次選考においては操縦適性検査などの試験を突破する必要があります。

また出願条件としては、評定平均4.0以上かつ英検準2級以上が必要となります。

これらに関しては必要最低限という具合の条件なので、こちらは完璧にかつこれ以上を提出できるようにしましょう。

志望理由書も、内容をしっかりとまとめ、簡潔かつ分かりやすい文章を書くことが重要です。

スポーツ健康学部

スポーツ健康学部

さて、いよいよ最後にご紹介していくのはスポーツ健康学部です。

スポーツ健康学部とは?

スポーツ健康学部には、スポーツ健康学科のみが設置されており、そのなかでコースに分かれています。

コースとしては、ヘルスデザインコース、スポーツビジネスコース、スポーツコーチングコースの3つのコースが用意されています。

昨今では、技術の発展によって体を動かす機会自体が減少してしまい、青少年の体力低下や、中高年の運動不足などが非常に問題となっています。

運動不足は健康寿命の低下を招き、将来世代の不安材料をこれ以上増やしていくわけにはいきません。

その中で、スポーツに携わる人材を育成し、スポーツ全般にかかわりかつ健全な肉体を持った人物となることがこの学部の目標であります。

3種類の各コースの特徴

ヘルスデザインコースは、身体構造や機能の医学的、科学的理解を基にして健康維持や増進のための身体のメカニズムを研究しているコースです。

スポーツや身体運動を通じた健康づくりの意義を探っていきます。

スポーツビジネスコースはスポーツ振興政策や事業としてのスポーツの運営や経営に関するノウハウの研究が可能なコースです。

そしてスポーツが地域社会の活性化や住民の生活向上に産業としても成長させていけるか貢献する方法を学んでいきます。

3つ目のスポーツコーチングコースでは以下のような内容が学べるコースとなっております。

  • 競技力向上のための科学に基づいたトレーニング方法
  • 子供たちが運動不足にならないための方策
  • 運動習慣を身に着けさせるための指導方法

上記の学習を通して、健康的な社会を実現させるためにいかに指導を行っていくべきかを学べます。

学部の魅力

1つのコースの学びに偏るのではなく、3つのコースが複合的に混ざり合い、より深く広い学びを進めていくことができるのがこの学部の魅力であります。

スポーツの世界は、体の動かし方をとっても、身体構造学だけでなくほかの分野が関わりを持っているもので複合的な学びということは欠かすことはできません。

この学部で学ぶことで、より実践的な人材に成長することができるでしょう。

スポーツ健康科学部のアドミッションポリシー

スポーツ健康科学部のアドミッションポリシー

学部がどのような生徒を求めているかを知ることにおいて、アドミッションポリシーは有益となります。

以下にて法政大学のスポーツ健康科学部のアドミッションポリシーを掲載します。

スポーツ健康学部では、スポーツと健康に幅広い関心を持ち学習( 学修)・研究を通じて社会に積極的にかかわる意欲を持つ、下記の能力を備えた受験生を、各種選抜試験を通じて入学させます。

1. 入学後の就学に必要な基礎学力としての知識や実技能力を有している。
〔知識・能力〕
2. 物事を多面的かつ論理的に考察することができる。
〔思考力〕
3. 自分の考えを的確に判断し、伝えることができる。
〔判断力・表現力〕
4. スポーツ、人間、文化にかかわる諸問題に深い関心を持ち、社会に積極的に貢献する意欲がある。
〔関心・意欲〕
5. 積極的に他者とかかわり、対話を通じて相互理解に努めようとする態度を有している。
〔主体的、協働的に取り組む態度〕

引用元:法政大学スポーツ健康学部 アドミッション・ポリシー

やはりスポーツに関して学んでいく学部であることもあり、基礎的な実技能力は有している必要があるといえます。

また、スポーツと社会のかかわりへの興味なども持っておくことも重要となります。

スポーツ健康学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の詳細

次にスポーツ健康学部が提供している自己推薦入試の詳細をまとめてみましたのでご覧ください。

出願資格(競技成績)確認期間 2023年9月1日(金)~9月22日(金)*締切日消印有効
※トップアスリートでの出願希望者のみ
出願期間 2023年10月10日(火)~10月20日(金)*締切日消印有効
試験日 2023年11月26日(日)
合格発表日 2023年12月12日(火)10:00
主な出願時提出書類

1.入学志願書(写真必須)

2.高等学校調査書

3.志望理由書
【理数系】
⇒理数系に秀でていることを具体的にアピールする内容を1,000字以内で記入

【アスリート・トップアスリート系】
⇒自身の競技体験に関わることを具体的にアピールする内容を1,000字以内で記入

4.競技成績を証明する書類(アスリート・トップアスリート系のみ)

二次選考

・面接試験

・筆記試験

①筆記試験
(理数系)スポーツ・健康領域に関する理数系の総合問題を課す。
(アスリート・トップアスリート系)スポーツ・健康領域に関する小論文を課す。
②面接
※理数系は、筆記試験・面接に加え高等学校における理数系科目(数学・物理・生物・化学)の学習成績の状況も評価する。
※アスリート・トップアスリート系は筆記試験・面接に加え、競技成績も評価する。

募集人数 スポーツ健康学科・・・21名
【理数系】・・・7名
【アスリート・トップアスリート系】・・・14名
出願時必要最低評定平均

・【理数系】
⇒評定平均4.0以上かつ数学並びに理科(一科目以上)の評定平均4.0以上

・【アスリート系】
⇒評定平均3.2以上かつ英語の評定平均3.0以上

・【トップアスリート系】
⇒無し

倍率
(2023年度)

・【理数系】
⇒3.8倍

・【アスリート系】
⇒2.0倍

特筆すべき出願内容
(一部抜粋)

【理数系】 特になし

【アスリート系】

高等学校入学以降から出願までの期間中、日本国内のスポーツ競技種目大会において、以下の①②の水準のいずれかを満たす者。
①全国大会に出場した者、または出場が決定した者。
②全国大会と同等の大会に出場した者。
なお上記①②ともに出願時には大会説明書(大会規模、出場資格、参加人数等)と、出場・競技成績を客観的に証明する書類(新聞や雑誌のコピー等)の提出を求めます。

【トップアスリート系】

出願資格(競技成績)確認期間の時点で、国際大会(オリンピック・世界選手権等)への日本代表としての出場経験を有する者。なお確認時には大会説明書(大会規模、出場資格、参加人数等)と、出場・競技成績を客観的に証明する書類(新聞や雑誌のコピー等)の提出を求めます。

【アスリート・トップアスリート共通】

※対象となる競技種目について
アスリート・トップアスリート系ともに、以下a、bの条件をともに満たす競技種目に限ります。
a.オリンピック・国民体育大会・全国高等学校総合体育大会(インターハイ)における競技種目
b.(公財)日本スポーツ協会に加盟している中央競技団体・準加盟団体における競技種目、(公財)日本高等学校野球連盟および全国高等学校女子硬式野球連盟の競技種目

引用元:スポーツ健康学部自己推薦入学試験要項

スポーツ健康学部の自己推薦は理数系・アスリート系・トップアスリート系の3つに分かれています。

中でもトップアスリート系は、出願資格としてオリンピックや世界選手権等への出場経験が求められるため、ここでは解説しません。

スポーツ健康学部の自己推薦は理数系の出願内容や選考内容が比較的難しく設定されていますが、アスリート系に関してはそこまで難易度が高くないのが特徴です。

もちろん、スポーツに打ち込んでいること自体が偉大な努力と言えるため、妥当な設定とは言えますが、ライバルの受験生もみんなスポーツでの実績があります。

そのため、他の志望者と差をつけるためにも、アスリート系に出願するとしても評定平均3.5以上程度は取得したいところです。

理数系は、特に出願条件に実績などは加味されていません。

しかし、何か取れる資格や試験などがあったほうが、心証的評価が上がるため、できる限り他と差をつけられるような資格を持っておきましょう。

また、理数系、アスリート系ともに、出願書類のクオリティは非常に重要となります。

特に志望理由書は総合型選抜入試(旧AO入試)で重視される意欲の面が評価されるものであるため力を入れたいところです。

作成には十分に時間をかけて事前に内容の要点を整理し、わかりやすい文章を書くことを目指しましょう。

法政大学の総合型選抜入試(旧AO入試)で求められる事とは?

法政大学の総合型選抜入試(旧AO入試)で求められる事

ここまでの項目では各学部で実施されている総合選抜入試や公募推薦入試の詳細を説明してきました。

一気に説明したので、まだ理解がし切れていない部分や、把握できていない部分もあると思われます。

そのため、ここからの項目では簡単に今までの内容をまとめた要点をお伝えしてきます。

何が求められるのか?

法政大学の総合選抜入試や公募推薦において特に求められているポイントは以下の5点です。

  • 学部に入学したいという意欲と、キャリアに関しての明確な希望があること
  • 提出物作成に、時間をかけて取り組むこと
  • 学部が設定している出願条件を満たしていること(評定平均や資格、実績)
  • 筆記試験において、高校卒業程度の知識を有していることを示すこと
  • 面接試験において、試験官に対し自分の意思や意欲を伝えられること

中でも受験者の意志や志望理由といった点は評価の対象として大きな部分を占めています。

そのため、志望度の高さを示すことができる出願時の提出物や面接試験においては自分の持てる力を余すことなく出すことは重要です。

合格しやすい人の特徴

学部問わず、法政大学の総合型選抜(旧AO入試)に合格しやすい人にはこれからご紹介する5つの特徴があります。

合格しやすい人の5つの特徴

  • 提出物のクオリティを上げられている人
  • 学部が要求している条件以上の資格や実績を持っている人
  • 自分の将来に関して明確かつ実現可能なビジョンを保有している人
  • 筆記試験において、他受験者より高得点をとることができる人
  • 学部の求めるアドミッションポリシーと合致している人

入試で重要なことはいかに自分が他と違うかということを示せるかということです。

その点を踏まえると、目に見える資格や実績、テストの点数といったところは試験官に差異をアピールすることにおいて決定的な要素です。

意思を持つことももちろん重要ですが、その意思を明確な条件として提示できるように努力をしましょう。

併願受験におすすめの大学

併願受験におすすめの大学

受験において必要になってくる問題として、併願校を考えるということがあります。

進学する大学は自分の人生を大きく左右するので自分の行きたいと思える大学に行けるのが一番です。

しかし、どうしても合格する人がいれば他方には不合格になる人がいるわけであり、自分がそうならないということは言えません。

そこで、法政大学の総合型選抜入試(旧AO入試)を受験する人に最適な併願大学を紹介させていただきます。

  • 上智大学
    ⇒チャレンジ校として。出願要件も多様にある
  • 青山学院大学
  • 立教大学
  • 中央大学
  • 明治大学
    ⇒法政大学と同じくMARCHであり、出願方式が様々で学力レベルもおおむね等しい。

以上の五つの大学が併願先として挙げられます。

もちろん、ここ以外にも大学は無数にあるためぜひ自分の手でもって探してみてください。

参考記事①:明治・青山・立教・中央の特別入試のまとめページ
参考記事②:ソフィア大学の特別推薦の特集ページ

法政大学の総合型選抜入試(旧AO入試)に関する総括

法政大学の総合型選抜入試まとめ

ここまで法政大学の総合型選抜入試(旧AO入試)について説明をしてきました。

色々な情報を紹介してきましたので振り返りも込めて最後に特に押さえるべき点をまとめてみましたのでご覧ください。

特に重要なポイント一覧

  • 学部によって専願の学部があるため、十分に注意する。
  • 倍率がどの方式でもそこまで高すぎないため、ライバルは比較的少ない
  • 入学への意欲などの、受験者の意志の観点が重視されているということ
  • 一次選考時の提出物には万全を期し、第三者の目を通して完成度を高める必要があること
  • 出願時の特殊な条件を満たす必要があるということ

以上の五点をまずは意識してくだされば十分です。

この記事を読んでくださった受験生の皆さんに明るい未来が来ることをお祈りしています。頑張ってください。

最後になりますが、当スクールでは法政大学の総合型選抜(旧AO入試)並びに公募推薦の対策も行っておりますので現役合格にこだわるのでしたら是非ご利用ください。

当スクールのサービスを大公開

参考ページ
法政大学HP
法政大学学部紹介ページ
法政大学総合型選抜等まとめページ

総合型選抜(旧AO入試)

総合型選抜・公募推薦対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の公式サイト
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