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2023.08.10 総合型選抜(旧AO入試)

日本女子大学の総合型選抜(旧AO入試)の特徴と対策方法

日本女子大学の総合型選抜(旧AO入試)の特徴と対策方法

この記事では、東京の女子大御三家と呼ばれる日本女子大学の総合型選抜に関する情報をまとめて解説しています。

日本女子大学は、創立120年の歴史を持つ日本初の女子高等教育機関であり、幅広い世代に人気のある名門校です。

有名大学でありながら受験難易度もそこまで高くないため、第一志望として日本女子大学の受験を考えている方も多いのではないでしょうか。

なお、今回の記事で紹介する主な内容は次の通りです。

  • 日本女子大学の総合型選抜の特徴
  • 2023年度の各学部・学科の倍率
  • 各学部の募集要項や出願条件
  • 各学部・学科ごとの対策ポイント
  • おすすめの併願受験先
  • 日本女子大学の総合型選抜受験者がよく抱く疑問への回答

この記事は、以下のような方にぴったりな内容となっているため、どれか一つでも当てはまる場合はぜひ最後まで目を通してみてください。

  • 日本女子大学の総合型選抜を受験したいが、何をどう対策すればいかわからない
  • 日本女子大学でどんな総合型選抜を実施しているのか知りたい
  • 合格するための対策方法を知りたい

目次

日本女子大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?

日本女子大学の総合型選抜とは?
まずは、日本女子大学の総合型選抜の特徴や実施学部について解説します。

「そもそも日本女子大学でどのような総合型選抜を実施しているのか知らない」という方は、こちらからチェックしてみてください。

【2024年度】の日本女子大学の総合型選抜の特徴

日本女子大学の総合型選抜の特徴は、以下の通りです。

日本女子大学の総合型選抜の特徴

  • 全学部全学科で実施している
  • 出願条件に評定平均は無し
  • 一部の学部学科の出願条件に外国語資格・検定試験の成績基準がある
  • 高校・中等教育学校以外の出身者は出願できる学部学科が限られる
  • 出願時に提出する事前課題がある
  • 主な試験科目は、小論文・適性検査(基礎学力テスト)・口述試験
  • 他大学との併願は禁止されていない

出願書類や小論文、面接(口述試験)によって選抜するオーソドックスな総合型選抜となっています。

出願に評定平均の条件はなく、指定の英語資格・検定試験の成績があれば誰でも出願可能です。一部、英語資格が出願に必要ない学部・学科もあります。

ただし、出願時に提出する事前課題が最大3種類・合計5,000字弱とかなり多いため、試験対策としては出願書類の作成を重点的に行う必要があるでしょう。

他大学との併願も禁止されていないので、総合型選抜で複数の大学を受験したい方にもおすすめです。

総合型選抜を実施している学部と募集人数

次に、日本女子大学で総合型選抜を実施している学部・学科を紹介します。

2024年度の総合型選抜は、家政学部 住居学科・人間社会学部 文化学科を除く、6学部16学科(専攻)で実施されます。

なお、人間社会学部 文化学科は国際文化学部、家政学部 住居学科は建築デザイン学部の新設に伴って募集停止となっているのでご注意ください。

学科(専攻)によって募集人数が大きく異なるため、どの学科を選ぶか迷っている方は募集人数をしっかり確認しておきましょう。

学部 学科(専攻) 募集人数
家政 児童 20
食物(食物学) 2
食物(管理栄養士) 1
被服 10
家政経済 3
日本文 17
英文 10
8
人間社会 現代社会 3
社会福祉 10
教育 4
心理 3
数物情報科 12
化学生命科 12
国際文化 国際文化 25
建築デザイン(仮称) 建築デザイン(仮称) 6

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

2023年度の総合型選抜の合格倍率

2023年度の合格倍率
2023年度に実施された総合型選抜の倍率についてこれからご紹介します。

なお、建築デザイン学部は2024年度新設で入試実績がないため、参考として家政学部 住居学科の倍率を掲載しています。実際に学部で実施した総合型選抜の倍率ではないので、ご注意ください。

学部 学科(専攻) 合格倍率
家政 児童 1.6
食物(食物学) 2.7
食物(管理栄養士) 4.3
被服 1.8
家政経済 1.6
日本文 1.2
英文 1.2
2.1
人間社会 現代社会 4.2
社会福祉 3.0
教育 1.3
心理 5.9
数物情報科 1.1
化学生命科 1.6
国際文化 国際文化 5.5
建築デザイン
(参考:家政)
建築デザイン
(参考:住居学科 居住専攻)
1.6
建築デザイン
(参考:住居学科 建築専攻)
1.9

参照元:日本女子大学「2023年度 入試結果報告

一部で4〜5倍という高倍率の学科・専攻もありますが、全体的に倍率1.0台が多く、合格難易度はそこまで高くありません。

学部学科ごとの試験対策をしっかり行えば、問題なく合格できるでしょう。

しかし、人間社会学部の心理学科や国際文化学部は倍率5倍以上の狭き門となっているため、特に力を入れて取り組む必要があります。

2024年度の出願期間・入試日程・合格発表日

2024年度の総合型選抜の選考スケジュール
2024年度入試の総合型選抜の選考スケジュールは、このようになっています。

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
入学手続期間 2023年11月1日(水)〜11月8日(水)

引用元:日本女子大学「総合型選抜

夏休み明けにすぐ出願が始まるため、総合型選抜を受験するなら1学期から計画的に出願の準備をしておきましょう

志望学部・学科に関係なく共通で対策すべき7項目

全学部・学科共通の日本女子大学の総合型選抜の対策項目
日本女子大学の総合型選抜を受けるのでしたら、どの学部・学科を志望するにせよ、絶対に行いたい7つの対策項目があります。7つの内容については、まとめてみましたので、ご覧ください。

対策すべき事 対策が必須な理由
評定平均の向上 どの学部も調査書を求める以上、評定平均は必ずチェックされるためです。

出願条件に評定平均が課されないとしても、合否判定の際には判断要素の1つになる以上、少しでも高める工夫は欠かせない。

出来れば、4.0以上、最低でも3.5を超える事で、3点台後半にまでは伸ばしたい。

英検の取得 出願条件において英検を課さない学部・学科は多いが、英検の有無は必ず調査書の段階で確認されます。

それに英検の取得は語学力の高さを示すだけではなく、学習の習慣がある事の証明にもなるため、取得する事は合否判定においてプラスに働きます。

そのため、ぜひとも2級以上の英検を取得しよう。

欠席と遅刻を増やさない事 日本女子大学の総合型選抜は倍率が低い学部・学科が多い以上、合格するためにも明らかなマイナスなポイントを作らないことが重要です。

欠席日数が多いことは、大学側に悪い印象を与えてしまうので、欠席も遅刻も最小限にするのが望ましいです。

志望学部・学科に評価される活動 総合型選抜は、大学・学部・学科が求める人物に即した人が合格をしやすいという傾向があります。

そのため、志望学部・学科に評価される活動を行う事は、合否判定で有利になるので、評価される活動経験を積む事は欠かせません。

志望学部・学科が求める学力の修得 志望学部・学科が求める学力を持っているかどうかは、合否判定で必ず見られます。

なぜなら、志望学部・学科が求める学力や適性を現時点で持っていないと思われた場合は、入学後についていけないと思われるためです。

そのため、志望学部・志望学科が志願者に求める学力を把握し、きちんと習得しましょう。

全学科共通課題の作り込みをする 「自己アピール」と「志望理由」といいう全学科が共通で課す課題の作り込みをしましょう。

どの学部・学科を受けるにせよ、出願時に提出が求められる以上、合否判定の要素の1つになります。

当然作り込めば作り込むだけ合否判定にポジティブな影響が期待できるので、以下を参考に作り込んで下さい。

協調性や他者への貢献性、リーダーシップを培った事をアピールできる課外活動の経験 日本女子大学に限らずの話ですが、総合型選抜では協調性や他者への貢献性やリーダーシップを培った事を証明できる経験を有している人が合格しやすい傾向があります。

というのも、総合型選抜は大学側が求める人材を学力並びに学力以外の複数の要素から採用する試験であり、多くの大学はリーダーシップや他者への貢献性や協調性の高い人を求めていることをアドミッションポリシーや募集要項で記載しているためです。

そのため、部活であれ、ボランティアであれ、留学でも問題がないが、出願書類を提出する日までに上記のような経験を積む事が望ましいです。

それに可能であれば、活動経験を大学側に効果的にアピールするためにも経験を積む事に加えて、何かしらの実績を出したり、活動結果を証明できる証明書や成果物も準備したいものです。

今取り上げた7つの対策項目をきちんと対策をすれば、合格に自ずと近づきます。

今回取り上げた7つの項目の中で以下の3つについては具体的な対策方法についても記載しますので、ぜひご覧ください。

  1. 志望学部・学科に評価される活動
  2. 志望学部・学科が求める学力の修得
  3. 全学科共通課題の作り込みをする

それぞれの詳細について、1つずつ解説します。

重要対策項目①:志望学部・学科に評価される活動

志望学部・志望学科に評価される活動経験
総合型選抜で日本女子大学の合格を狙うのでしたら、志望学部・学科に評価される活動をする事が欠かせません。

なぜなら、総合型選抜は様々な角度から大学・学部・学科が求める学生像に即した人材であるかどうかをチェックする試験のためです。

そのため、志望学部・志望学科に評価される活動実績を有しており、各学部・学科が定める求める学生像やアドミッションポリシーに合致した人は受かりやすくなります。

募集要項を見ると、各学部・学科の目的や各学部・学科がどんな人を求めているかが分かりますので、志望する学部・学科の部位については見ておきましょう。一例として、日本文学科のケースを紹介します。

■日本文学科
日本文学科は、日本文学ならびに日本語学と、これらの関連分野(中国文学・思想、日本語教育学、図書館情報学)を学ぶ学科である。専門の学びを通じて論理的な考察力を養い、専門知識と思考力を活かして社会で活躍できる人物を育成することを目指している。
引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

学科で学ぶ事や学科が育成する人物像は上記のように記載をされている以上、入学後に学ぶ日本文学や日本語学と関連した探究活動をしている事は評価されます。また、求める人物像についても以下のような記載があります。

【求める学生像】
・日本文学や日本語学に強い関心を持ち、深く学びたいという意欲のある人
・日本文学や日本語学を軸としつつ、上記の関連分野である中国文学・思想、日本語教育学、図書館情報学にも関心を持ち、学ぶ意欲のある人
・知的好奇心と探究心を持ち、主体的に学修や研究に取り組む意欲のある人
・人間とは何であるかを言語・文学・文化・歴史を通して学ぶ意欲のある人
・文学や文化的・歴史的遺産を通して自分の生き方を考え、自己実現を達成する意欲のある人 引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

入学後に学ぶ上記の学問と何らかの関連がある活動を高校時代に積んでおくと、入学後に学ぶ学問領域への興味の高さをアピールする事が出来ます。

ぜひ、志望学部・学科が何を評価するのかを確認し、高い評価をもらう事が期待できる活動実績を積んでおきましょう。

重要対策項目②:志望学部・学科が求める学力の修得

志望学部・志望学科が求める学力の修得
志望学部・志望学科が求める学力をきちんと修得しておく事も合否判定において重要です。なぜなら、大学は学問を学ぶ環境である以上、入学後に学ぶ学問を修得できる素養があるかないかは確実に確認されるためです。

各学部・学科共に大学入学前までに修得すべき学力を募集要項で公開している以上、事前に確認し、志望学部・志望学科が求める学力は習得しておきましょう。一例として、先ほどと同様に日本文学科のケースをご紹介します。

【高等学校段階までに修得すべき学力】
・国語と英語(外国語)の適切な運用能力
・日本史もしくは世界史における十分な知識
・テーマにそって資料を調べ、考察し、自分の言葉で表現 する基礎的な能力
引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

上記のように国語・英語・歴史の知識が求められる以上、国語・英語・歴史科目の評定平均は確実にチェックされると考えましょう。該当科目の評定平均が高ければ、好意的な印象を与えられます。

評定以外にも英語であれば、英検。国語であれば漢検。日本史や世界史であれば、歴史能力検定を取得する事も有効です。

いずれにせよ、志望する学部・学科が定める「高等学校段階までに修得すべき学力」の高さを証明できれば合否判定に有利になる事は知っておきましょう。

重要対策項目③:全学科共通課題の作り込みをする

全学部共通課題の作り込み
どの学部・学科を志望しようとも、全学科で共通で課される「自己アピール」と「志望理由」という2つの課題の作り込みは欠かせません。

「自己アピール」と「志望理由」という課題のそれぞれの特徴と、作り込みのポイントをまとめてみました。

「自己アピール」

自己アピールの課題内容は以下の通りです。

「今までに学校の内外で、主体性・多様性・協働性を意識して取り組んだことを取り上げ、その内容とそれをとおして学んだことについて具体的に記入してください。」(1,000字前後)

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

この課題で高評価を得るために心がけたいポイントは、以下の3点です。

「自己アピール」で高評価をもらうための3つの心得

  • 主体性・多様性・協働性を意識して何かを取り組んだ経験を積む事
  • 活動の内容や取り組みが文章できちんと伝わるように書き上げる事
  • 志望学部・志望学科が求める人物像に合致している事が伝わる内容にする事

きちんとした経験を積んでおり、その経験を明瞭に大学側に文章で伝える事が出来、文章を読んだ志望学部・志望学科の書類審査の担当者に好意的な印象を与えられば言う事がありません。

参考記事:自己アピール書類の作成方法を例文と共に解説

「志望理由」

2つ目の全学科の共通課題の「志望理由」は以下の通りです。

「あなたがどのような理由により日本女子大学の本学科を志望するのか具体的に記入してください。」(1,000字前後)

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

日本女子大学の志望学科を志望する理由を求められる以上、以下の3点が伝わるように書く事が欠かせません。

「志望理由」で高評価をもらうための3つの心得

  • 志望学科で入学後に学ぶ事になる学問に関心を持った経緯
  • 大学入学後に学びたい事や暫定的な研究テーマ
  • 他の大学ではなく、日本女子大学の志望学科を望む理由

最終的に、なぜ、入学後に学ぶ事になる学問に興味を持ち、入学後にはどんな事を学びたいのか。そして、どうして他の大学ではなく日本女子大学で学ぶ事を希望しているのかが伝わる文面に出来れば言う事がありません。

参考記事:ゼロから学ぶ総合型選抜における志望理由書の書き方

家政学部編

家政学部
ここからは、家政学部の募集要項や各学科の対策ポイントなどについて解説します。

児童学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 学科別課題
  • 調査書
二次選考の内容 小論文・口述試験
募集人数 20名
倍率(2023年度) 1.6倍
特筆すべき出願内容 特になし

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

児童学科の対策のポイント

児童学科のポイント
家政学部 児童学科の総合型選抜試験の対策ポイントは、3つです。

  1. 出願書類の作成に力を入れる
  2. 小論文の傾向分析と対策をしっかり行う
  3. 口述試験の対策を万全にする

それぞれ解説します。

出願書類の作成に力を入れる

児童学科の出願時に作成しなければならない書類は、3種類あります。

それぞれの書類の内容を表にまとめました。

全学科共通課題(自己アピール)

「今までに学校の内外で、主体性・多様性・協働性を意識して取り組んだことを取り上げ、その内容とそれをとおして学んだことについて具体的に記入してください。」(1,000字前後)

全学科共通課題(志望理由)

「あなたがどのような理由により日本女子大学の本学科を志望するのか具体的に記入してください。」(1,000字前後)

学科別課題

以下の内容について、【様式2−400】5枚程度(2,000字程度)で作成し、提出してください。それぞれの問いを章立てする・順番を入れ替えるなどの構成は自由とします。

児童学科を志望するに至った経緯について具体的にまとめてください。また、これまで児童学に関するどのような図書を読みましたか。その図書を通して考えたことを述べてください。そして、児童学科での学修を基盤として、どのような将来像を描いているのかについて書いてください。

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

3つの書類で合計4,000字の文章を書き上げなければならないため、書類作成には時間をかけてしっかり取り組む必要があります。

日本女子大学の総合型選抜では全学部・学科で一次書類選考が実施されるので、出願書類のクオリティを十分に高めておきましょう。

小論文の傾向分析と対策をしっかり行う

児童学科の試験科目は、小論文と口述試験です。

小論文は、過去問を確認して問題の形式や指定文字数などの出題傾向を分析しましょう。

日本女子大学の過去問や例題は、毎年発行される「総合型選抜入学試験ガイド」にて確認できます。公式サイトから資料請求できるので、早めに申し込んでおいてください。

小論文の対策は、出題傾向や指定文字数・時間が実際の試験と似ている問題を何度も解いて添削してもらう方法がおすすめです。

学校の先生や塾の先生になるべくたくさん添削してもらいましょう。

口述試験の対策を万全にする

口述試験の対策は、何度も面接練習をしてどんな状況でも落ち着いて対応できる力を身につけることが一番大切です。

あまり面識のない先生にも協力してもらい、実際の試験と同じような場面に慣れておきましょう。

具体的な質問内容まで知りたい場合は、総合型選抜に強い塾や予備校に通って情報を集めるといいでしょう。

食物学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
  • 英語の資格・検定試験の成績表
二次選考の内容 小論文・口述試験
募集人数 食物学専攻…2名
管理栄養士専攻…1名
倍率(2023年度) 食物学専攻…2.7倍
管理栄養士専攻…4.3倍
特筆すべき出願内容 以下のうち、いずれかのスコアが必要

・実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
・TEAP:225以上
・TEAP CBT:420以上
・GTEC,GTEC CBT:930以上
・ケンブリッジ英語検定:140以上
・IELTS:4.0以上
・TOEFL iBT®:42以上

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

食物学科の対策のポイント

食物学科のポイント
食物学科の総合型選抜の対策ポイントは、4つです。

  1. 出願書類の作成に力を入れる
  2. 英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る
  3. 小論文の対策を万全にする
  4. 口述試験の対策を万全にする

2の「英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る」以外については、児童学科の対策ポイントでご紹介した内容がそのままいかせます。そのため、以下をそれぞれご確認くださいませ。

1.出願書類の作成に力を入れる
3.小論文の対策を万全にする
4.口述試験の対策を万全にする

一方で2の「英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る」については補足します。

英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る

食物学科の出願条件には、英語の資格・検定試験で以下のいずれかの成績を取ることが含まれています。

  • 実用英語技能検定試験 (英検):2級以上のCSEスコア1950以上
  • TEAP:225以上
  • TEAP CBT:420以上
  • GTEC,GTEC CBT:930以上
  • ケンブリッジ英語検定:140以上
  • IELTS:4.0以上
  • TOEFL iBT®:42以上

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

各資格・検定試験のレベルは、高校卒業程度です。

そこまで難易度が高いわけではないため、出願までに計画的に受験して基準値クリアを目指しましょう。

ただし、英検の基準は2級合格ではなく、CSEスコア1950点以上なので注意してください。英検2級に合格していてもCSEスコアが届いていないと基準を満たせません。

加えて出願時点で英語力に具体的なハードルを設けているということは最終的な合否を決定する際にもそこを重視している可能性が高いということを意味します。

そこで、ただ出願基準を満たしただけで満足するのではなく1つでも上の級・ランク・スコアを目指して少なくとも高3の夏休みまでは検定対策や検定受験といった取り組みを継続しておきましょう。

被服学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
二次選考の内容 小論文・口述試験
募集人数 10名
倍率(2023年度) 1.8倍
特筆すべき出願内容 特になし

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

被服学科の対策のポイント

被服学科のポイント
被服学科の対策ポイントは、児童学科と同じです。

詳しい対策のポイントは、児童学科の対策ポイントを参照してください。

家政経済学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 学科別課題
  • 調査書
  • 英語の資格・検定試験の成績表
二次選考の内容 適性検査(基礎学力)、プレゼンテーション・質疑応答
募集人数 3名
倍率(2023年度) 1.6倍
特筆すべき出願内容 以下のうち、いずれかのスコアが必要
・実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
・TEAP:225以上
・TEAP CBT:420以上
・GTEC,GTEC CBT:930以上
・ケンブリッジ英語検定:140以上
・IELTS:4.0以上
・TOEFL iBT®:42以上

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

家政経済学科の対策のポイント

家政経済学科のポイント
家政経済学科の総合型選抜の対策ポイントは、以下の4つです。

  1. 出願書類の作成に力を入れる
  2. 英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る
  3. 適性検査の対策をしっかり行う
  4. プレゼンテーション及び質疑応答の準備をする

それぞれ解説します。

出願書類の作成に力を入れる

家政経済学科で出願時に作成する書類は、全学科共通課題2つと学科別課題の計3種類です。

2024年度入試の家政経済学科の学科別課題は、このようになっています。

以下の資料を作成し、提出してください。1.は必須、2.は任意での提出です。

1.自己推薦書(自由表現)
試験当日に行うプレゼンテーションのための資料として、自己推薦書(自由表現)を作成してください。【様式2-経-1】2枚以内で、プレゼンテーションの流れが分かるように、次の三つの論点 (A~C)の内容を自由に表現してください。なお、三つの論点(A~C)の順番は、自由に入れ替えて構いません。

A)本学科を志望する理由
B)出願資格Aを満たす教育課程在学中に挙げた、以下①~③のいずれかの成果やその活動に関する自己アピール

①SDGs、ジェンダー、まちづくり、地域活性、災害復興、貧困、教育、環境問題等をテーマとする学内外での学習活動や社会活動(ボランティア、起業など)において、個人もしくは団体で挙げた成果
②文化・芸術(音楽、美術、演劇、芸能、文学、放送、ディベートなど)、情報(プログラミング、ウェブサイト・SNS運営など)、スポーツ等の分野において、個人もしくは団体で挙げた成果
③一つもしくは複数の科目の学修で挙げた成果

C)入学後に本学科で取り組んでみたいこと(学業のほかに、社会活動なども可)

2.自己推薦書の付属資料
これまでの活動内容を説明する資料や、自己推薦書の記載内容を証明する書類(各種試験合格証明書、賞状などを含む)を、【様式2-経-2】5枚以内で貼付してください(各書類や資料は、縮小コピーでの提出可)。もし、工作物や立方体、実技などにより書面での証明や説明が困難な場合は、その様子を収録した動画資料(3分以内)を作成し、Windows Media Playerで再生可能な動画ファイル(*.mpg,*.avi,*.wmd,*.wmv,*.mp4) を、CD-R、DVD-R、USBメモリのいずれかに入れて提出してください。

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

学科別課題は、二次選考のプレゼンテーションの資料であると同時に、一次選考の書類審査の評価項目でもあります。

全学科共通課題(自己アピール・志望理由)と重複する内容もいくつかありますが、文章の使い回しと思われないようにできるだけ内容を工夫しましょう。

各書類の見本はこちらです。

▶︎自己推薦書
▶︎自己推薦書の付属資料

自己推薦書の作成が難しい場合は、総合型選抜やAO入試に特化した塾・予備校に助けてもらうことも検討してみてください。

英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る

家政経済学科の出願条件には、英語の資格・検定試験の成績基準が設けられています。

  • 実用英語技能検定試験 (英検):2級以上のCSEスコア1950以上
  • TEAP:225以上
  • TEAP CBT:420以上
  • GTEC,GTEC CBT:930以上
  • ケンブリッジ英語検定:140以上
  • IELTS:4.0以上
  • TOEFL iBT®:42以上

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

上記の基準を満たせば出願は可能ですが、今回取り上げた基準は出願時の最低基準です。

出願時の最低基準をギリギリ満たすようでは大学側に語学力の高さをアピールするのは難しいです。なぜなら、出願条件を満たしている他の受験生と比較すると級もスコアも劣っている可能性が高いためです。

そのため、出願基準を満たした後も英語の勉強を続けて、1つでも上の級、少しでも高いスコアを取得する事を目指しましょう。

適性検査の対策をしっかり行う

家政経済学科の二次選考では、基礎学力を問うための適性検査(基礎学力)が行われます。

適性検査(基礎学力)は、過去問を参考にして該当科目・分野の勉強をしっかり行いましょう。過去問は、入学試験ガイドで確認ができますので、ぜひ以下のページから閲覧申請をしておきましょう。

入学試験ガイド 【総合型選抜】の閲覧申請ページ

プレゼンテーション及び質疑応答の準備をする

プレゼンテーションは、出願時に提出した自己推薦書を使って実施します。

そのため、自己推薦書は提出前に必ずコピーを取り、プレゼン練習に利用できるようにしてください。

プレゼンテーション試験には一切の資料・メモの持ち込みができません。

事前のプレゼン練習では、資料やメモがなくてもスムーズに話せるまで練習を積み重ねる必要があります。

学校や塾の先生、友人に協力してもらい、プレゼンと質疑応答の練習をなるべくたくさんしておきましょう。

文学部編

文学部
次に、文学部の総合型選抜の募集概要や対策ポイントについて解説します。

日本文学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 学科別課題
  • 調査書
二次選考の内容 古文読解・口述試験
募集人数 17名
倍率(2023年度) 1.2倍
特筆すべき出願内容 なし

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

日本文学科の対策のポイント

日本文学科のポイント
文学部 日本文学科の対策ポイントは、この2つです。

  1. 出願書類の作成に力を入れる
  2. 二次選考の古文読解と口述試験の対策を万全にする

それぞれ解説します。

出願書類の作成に力を入れる

日本文学科で出願時に作成する書類は、全学科共通課題(自己アピール・志望理由)と学科別課題の3種類です。

日本文学科の学科別課題は、3つの課題から好きなものを1つ選んで作成するものとなっています。2024年度の課題内容は以下の通りです。

課題1 『平家物語』灌頂巻「大原御幸」

(本文(覚一本系)は日本古典文学摘集https://www.koten.net/heike/gen/188/ でも読むことができる。)
『平家物語』灌頂巻「大原御幸」の内容をよく理解した上で、2,400字から2,800字以内(縦書き)で自分の考えを述べなさい。感想にならないよう、以下の構成を意識して書いてください。

1)問題提起
2)分析・考察
3)結論

※参考資料、書籍などを引用するときには、引用があることがわかるように本文中で示し、出典を明記した参考資料、書籍のリストを課題文章の末尾に記すこと。なお、このリストの文字数は、課題文章の字数には含まない。

課題2 森鴎外「じいさんばあさん」

(本文は青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/43030_17421.html 、新潮文庫『阿部一族・舞姫』ほかで読むことができる。)
森鴎外「じいさんばあさん」の内容をよく理解した上で、2,400字から2,800字以内(縦書き)で自分の考えを述べなさい。感想にならないよう、以下の構成を意識して書いてください。

1)問題提起
2)分析・考察
3)結論

※参考資料、書籍などを引用するときには、引用があることがわかるように本文中で示し、出典を明記した参考資料、書籍のリストを課題文章の末尾に記すこと。なお、このリストの文字数は、課題文章の字数には含まない。

課題3

次の①、②の二つの文について、下線部の異なる表現が使われる場面や心理状況やものの状況などの違いを検討し、どのように使い分けているか、その意味の違いを1,400字以上~1,600字以内で説明しなさい。説明するときには、他の例文も示しながら説明すること。

①「ドアが閉まります。駆け込み乗車はおやめください」
②「ドアを閉めます。駆け込み乗車はおやめください」

※参考資料、書籍などを引用するときには、引用があることがわかるように本文中で示し、出典を明記した参考資料、書籍のリストを課題文章の末尾に記すこと。なお、このリストの文字数は、課題文章の字数には含まない。

1)問題提起(この二つの表現が比較されて並べられている理由について問題提起をする。)
2)分析(なぜこのような表現が実際には使われるのか、他の例文も挙げながら分析する。)
3)結果(分析の結果二つの表現の使い分け、意味の違いを結論づける)

・解答用紙に課題を書き写す必要はありません。
・1と2の解答は縦書きの様式【様式2-日】を使い、3の解答は横書きの様式【様式2-400】を使用すること。
・各解答用紙にはすべて氏名とページ番号(〇枚中の▲枚目)を記すこと。縦書き様式には選択した課題番号も忘れずに記入のこと。
・縦書きは右上1ヵ所、横書きは左上1ヵ所をホッチキスで留めること。
・使用する言語は日本語とする。
・なお、上記課題の内容に関する質問、課題図書へのアプローチに対する質問には一切お答えできません。

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

課題1・課題2は2,400〜2,800字、課題3は1,400〜1,600字で、全学科共通課題と合わせると結構な文量になります。

それぞれの作成に時間がかかることを想定して、出願書類には早めに着手するようにしましょう。

二次選考の古文読解と口述試験の対策を万全にする

日本文学科の二次選考は、古文読解と口述試験の2つが課せられています。

古文読解については、入学試験ガイドで過去問を確認し、傾向を把握したうえで対策を練りましょう。古文単語の暗記、古文文法の理解と暗記、読解演習、古文常識の把握などが主な対策となります。

また、口述試験は、募集要項で以下を確認されるという記載があります。

口述試験にてコミュニケーション力や他者と議論する力などを合わせて総合的に審査する

そのため、担任の先生等と一緒に面接の練習をしたり、日本文学に詳しい先生と議論の練習をしておく事で、本番日にスムーズな議論が出来るようにしておきましょう。

英文学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
  • 英語の資格・検定試験の成績表
二次選考の内容 英語の総合力を問う問題・口述試験(英語を含む)
募集人数 10名
倍率(2023年度) 1.2倍
特筆すべき出願内容 以下のうち、いずれかのスコアが必要

・実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
・TEAP:225以上
・TEAP CBT:420以上
・GTEC,GTEC CBT:930以上
・ケンブリッジ英語検定:140以上
・IELTS:4.0以上
・TOEFL iBT®:42以上

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

英文学科の対策のポイント

英文学科のポイント
英文学科の総合型選抜の対策ポイントは、この3つです。

英文学科の総合型選抜の対策の3つのポイント

  1. 出願書類の作成に力を入れる
  2. 英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る
  3. 二次選考の対策をしっかり行う

1と2については、文学部の児童学科や食物学科の対策ポイントで詳しく解説しているので、気になる方はこちらをご確認ください。

▶︎出願書類の作成に力を入れる際のポイントの詳細
▶︎英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取るの詳細はこちら

二次選考の対策をしっかり行う

英文学科の二次選考では、英語の総合力を問う問題と英語を含む口述試験があります。

2024年度の試験は昨年度の試験と似ていることが考えられるため、過去問を参考にした対策が有効です。

また、英語を含む口述試験は、日本語と英語の両方のコミュニケーション能力が見られます。

そのため、以下の2つに取り組む事をおすすめします。

英文学科の口頭試問の2つの対策ポイント

  1. 英語を使った英会話形式でのディスカッション練習
  2. スムーズな受け答えが出来るように面接の練習を繰り返す

特に1の英語バージョンの対策については、英語の先生などに協力してもらって日頃から英会話の練習をしておく事も欠かせません。

史学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 学科別課題
  • 調査書
二次選考の内容 口述試験
募集人数 8名
倍率(2023年度) 2.1倍
特筆すべき出願内容

以下の条件を満たす者
・「日本史B」又は「世界史B」を履修している者

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

史学科の対策のポイント

史学科のポイント
史学科の総合型選抜の対策ポイントは、3つです。

  1. 出願条件の科目を必ず履修する
  2. 出願書類の作成に力を入れる
  3. 口述試験の対策を忘れずに行う

3の「口述試験の対策を忘れずに行う」については、先ほどご紹介した「日本文学科」の二次選考対策の内容と変わりません。

改めての話になりますが、コミュニケーション力や他者と議論する能力が見られているので、学校の先生と一緒に面接の練習や学部・学科で学ぶ内容について議論をする練習が効果的です。

一方で1の「出願条件の科目を必ず履修する」と2の「出願書類の作成に力を入れる」については、これから解説します。

出願条件の科目を必ず履修する

史学科では、日本史Bか世界史Bの履修が出願条件となっています。

史学科が第一志望の場合は問題ないと思いますが、念のため地理歴史の履修科目には注意しましょう。

提出する学科別課題に力を入れる

史学科では出願時に学科別課題の提出が必要です。内容はこのようになっています。

以下の3つのテーマから一つを選び、本学史学科で学び、卒業論文で探求したい事柄と関連させながら、2,400字~2,800字以内でで記しなさい(縦書き、横書きは自由)。冒頭に選んだテーマの番号を記し、末尾に解答の際に使用した参考図書・典拠を明示すること。写真や図表を付け加えても構いません。ただし、参考図書・典拠、写真や図表は上記の文字数に含めないでください。

1.自身が生まれ育った地域、暮らしたことのある国(日本以外)、自身が関心を持っている国や地域等の歴史、文化、言語、宗教、思想や社会環境。
2.博物館、美術館、図書館、資料館、文書館等で自身が出会った文物。
3.成瀬仁蔵、広岡浅子、渋沢栄一、平塚らいてう、あるいはご自身の先祖や親族等で、本学ゆかりの人物。

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

「史学科で学び、卒業論文で探究させたい事柄と関連させながら」書く課題で、文字数も2,400〜2,800字と多めです。

また、史学科は二次選考が口述試験のみということもあり、出願書類の評価でほぼ合否が決まると言っても過言ではありません。

大学公式サイトの史学科のページや4年間のカリキュラムなどを参照し、史学科で学びたいテーマを明確に設定した上で丁寧に取り組みましょう。

人間社会学部編

人間社会学部
続いて、人間社会学部の総合型選抜の出願条件や対策のポイントなどについて解説していきます。

現代社会学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
  • 英語または外国語の資格・検定試験の成績表
二次選考の内容 小論文・口述試験
募集人数 3名
倍率(2023年度) 4.2倍
特筆すべき出願内容 1・2のいずれかを満たしている者

※1 このうちのいずれか
・実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
・TEAP:225以上
・TEAP CBT:420以上
・GTEC,GTEC CBT:930以上
・ケンブリッジ英語検定:140以上
・IELTS:4.0以上
・TOEFL iBT®:42以上

※2 このうちのいずれか
・実用フランス語技能検定試験:3級以上
・DELF:A1以上
・TCF:100点以上
・ドイツ語技能検定試験:3級以上
・ゲーテ:A2以上
・中国語検定:3級以上
・HSK(漢語水平考試):4級(195点)以上
・TOPIKⅡ:4級以上
・ハングル能力検定試験:3級以上

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

社会福祉学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
二次選考の内容 小論文・口述試験
募集人数 10名
倍率(2023年度) 3.0倍
特筆すべき出願内容 特になし

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

教育学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
  • 英語の資格・検定試験の成績表
二次選考の内容 適性検査(基礎学力)・口述試験
募集人数 4名
倍率(2023年度) 1.3倍
特筆すべき出願内容 以下のうち、いずれかのスコアが必要

・実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
・TEAP:225以上
・TEAP CBT:420以上
・GTEC,GTEC CBT:930以上
・ケンブリッジ英語検定:140以上
・IELTS:4.0以上
・TOEFL iBT®:42以上

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

心理学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
  • 英語の資格・検定試験の成績表
二次選考の内容 口述試験
募集人数 3名
倍率(2023年度) 5.9倍
特筆すべき出願内容 以下のうち、いずれかのスコアが必要

・実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
・TEAP:225以上
・TEAP CBT:420以上
・GTEC,GTEC CBT:930以上
・ケンブリッジ英語検定:140以上
・IELTS:4.0以上
・TOEFL iBT®:42以上

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

人間社会学部の対策のポイント

人間社会学部のポイント
人間社会学部の総合型選抜の対策ポイントは、この3つです。

  1. 英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る
  2. 出願書類の作成に力を入れる
  3. 二次選考の対策を万全にする

それぞれ解説します。

英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る

現代社会学科・教育学科・心理学科では、英語の資格・検定試験の成績が出願条件に含まれています。

  • 実用英語技能検定試験 (英検):2級以上のCSEスコア1950以上
  • TEAP:225以上
  • TEAP CBT:420以上
  • GTEC,GTEC CBT:930以上
  • ケンブリッジ英語検定:140以上
  • IELTS:4.0以上
  • TOEFL iBT®:42以上

引用元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

また、現代社会学科では、フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語の資格・検定試験で一定以上の成績を取っている場合でも出願条件を満たせます

英語以外の言語が堪能な方は、こちらの基準もチェックしてみてください。

なお、英語であれ、英語以外の語学であれ、出願基準はあくまで出願時の最低条件です。出願基準をギリギリ満たしているだけでは、語学力の高さを大学側にアピールする事は難しいです。

そのため、どの語学を利用して出願するにせよ、出願基準を満たしたことに満足してはいけません。出願基準を満たした後も検定試験は受け続ける事で1つでも上の級や少しでも高いスコアを取る事を目指し、語学力の面でのあなたの印象を良くしましょう。

出願書類の作成に力を入れる

人間社会学部で作成が必要な出願書類は、全学科共通課題である自己アピールと志望理由書のみです。

それぞれ1,000字程度の書類のため、書く内容や文章構成も考えて丁寧に作成しましょう。

特に心理学科は二次選考が口述試験のみなので、出願書類のクオリティが合格のカギとなります。

二次選考の対策を万全にする

人間社会学部 各学科の二次選考の内容は、以下の通りです。

学科 二次選考の内容
現代社会 小論文・口述試験
社会福祉 小論文・口述試験
教育 適性検査(基礎学力)・口述試験
心理 口述試験

小論文と適性検査(基礎学力)の対策は、過去問で出題傾向を分析し、類似問題の演習にたくさん取り組むことに重点を置きましょう。

なかでも小論文は独学での対策が難しいため、学校や塾の先生による添削・復習が重要になります。

小論文対策が思うように進まない場合は、小論文専門の塾や総合型選抜・AO入試に特化した塾を頼るのもいいでしょう。

理学部編

理学部
続いて、理学部の総合型選抜の募集概要や対策のポイントについて解説していきます。

数物情報科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
二次選考の内容 適性検査(基礎学力)・小論文・口述試験
募集人数 12名
倍率(2023年度) 1.1倍
特筆すべき出願内容 特になし

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

化学生命科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
二次選考の内容 適性検査(基礎学力)・小論文・面接試験
募集人数 12名
倍率(2023年度) 1.6倍
特筆すべき出願内容 特になし

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

理学部の対策のポイント

理学部のポイント
理学部の総合型選抜で対策すべきポイントは、以下の4つです。

  1. 出願書類の作成に力を入れる
  2. 適性検査(基礎学力)の対策を万全にする
  3. 小論文の対策をしっかり行う
  4. 口述試験(面接)の対策に力を入れる

それぞれ解説します。

出願書類の作成に力を入れる

理学部で出願時に作成する書類は、全学科共通課題である自己アピールと志望理由書の2つです。

それぞれ1,000字程度で記述する書類となっているため、早めに作成して何度も推敲し、文章の質を高めましょう。

特に志望理由書は、学部・学科のアドミッション・ポリシーや4年間のカリキュラム、ゼミでの研究内容などをしっかり調べた上で記入すると好印象です。

適性検査(基礎学力)の対策を万全にする

適性検査(基礎学力)は、できれば過去問を数年分入手して、出題傾向を分析しましょう。

出題傾向が似ている場合は、一般選抜の試験問題を解いておくのもおすすめです。

過去問や受験に際してのアドバイスは「総合型選抜 入学試験ガイド」で確認できます。

それ以前の過去問も確認して対策を万全にしておきたい方は、総合型選抜やAO入試の専門塾に通うことも検討しましょう。

小論文の対策をしっかり行う

日本女子大学の小論文は、学部・学科に関連したテーマが出題されることが多いです。

そのため、大学の公式サイトや大学案内、入学試験ガイドなどで学部・学科の特色やカリキュラムを確認しましょう。それに、余裕があれば、志望する学部・学科に関連する時事問題やニュースに目を通す事で知識を増やしておくといいでしょう。

入学試験ガイドでは過去問も確認できるので、必ず目を通して出題傾向や指定文字数をチェックしてください。

口述試験(面接)の対策に力を入れる

口述試験(面接)対策は、いろいろな質問を想定して解答例を作ったり、あまり面識がない先生に面接練習をしてもらったりすると、本番に落ち着いて対応する力をつけられます。

特に志望理由は面接で聞かれることが多いので、重点的に対策しておくのがおすすめです。

国際文化学部編

国際文化学部
次に、国際文化学部の募集概要や対策のポイントについて解説します。

国際文化学部は2023年4月に新設された新しい学部のため、前身となった人間社会学部 文化学科の試験情報なども活用して対策を行いましょう。

国際文化学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
  • 英語または外国語の資格・検定試験の成績表
二次選考の内容 小論文、プレゼンテーション・質疑応答(事前課題はないが、当日のプレゼンテーションの準備が必要)
募集人数 25名
倍率(2023年度) 5.5倍
特筆すべき出願内容 1〜3のいずれかを満たしている者

  1. このうちのいずれか
    • 実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
    • TEAP:225以上
    • TEAP CBT:420以上
    • GTEC,GTEC CBT:930以上
    • ケンブリッジ英語検定:140以上
    • IELTS:4.0以上
    • TOEFL iBT®:42以上

  2. このうちのいずれか
    • 実用フランス語技能検定試験:3級以上
    • DELF:A1以上
    • TCF:100点以上
    • ドイツ語技能検定試験:3級以上
    • ゲーテ:A2以上
    • 中国語検定:3級以上
    • HSK(漢語水平考試):4級(195点)以上
    • TOPIKⅡ:4級以上
    • ハングル能力検定試験:3級以上

  3. このうちのどちらか
    • 外国において学校教育制度に基づく高等学校(10学年以上に相当する課程)で、継続して2学年以上の課程を修了した者(2024年3月までに修了見込みの者を含む)。ここでいう「外国の学校教育制度に基づく高等学校」には、在外教育施設は含めない。
    • 学校教育における12年以上の課程のうち、通算して3学年以上の課程を日本国外において修了し、かつ、その海外体験を通して、文化研究や文化創造に強い意欲を持つ者。

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

国際文化学科の対策のポイント

国際文化学科のポイント
国際文化学科の総合型選抜の対策のポイントは以下の4点です。

  1. 英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る
  2. 出願書類の作成に力を入れる
  3. プレゼン・質疑応答の対策を万全にする
  4. 小論文の対策をしておく

それぞれ解説します。

英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る

国際文化学科では、英語または外国語の資格・検定試験の成績基準を満たしていることや、外国で数年間の教育課程を修了していることが出願条件となっています。

どれか1つでも満たしていれば出願は可能ですが、出願のしやすさでいえば資格・検定試験の成績です。なぜなら、勉強をすればなんとかなるためです。

特に英検の場合は、2級以上の1950以上のスコアであれば出願できます。対策次第では取れないスコアーではありません。

ただし、今あげた2級以上の1950以上のスコアというのはあくまで出願が出来る、という基準です。つまり、2級以上の1950以上のスコアは合格には十分な水準とは言えません。

それに、資格・検定試験はできるだけ高い成績を取っておいた方が書類審査で有利に働きます。そのため、より高いスコアの取得を目指したいですし、英検であれば2級に加えて準1級の取得も目指したいところです。

出願書類の作成に力を入れる

国際文化学科では、出願時に全学科共通課題(自己アピール・志望理由)を提出します。

1次の書類審査の重要な評価項目となるため、時間をかけて丁寧に作成しましょう。

ちなみに、国際文化学部の総合型選抜は志望者143名・合格者26名というかなり狭き門になっています。

特に書類選考で半分以下まで受験生を絞っているので、出願書類のクオリティにはできる限りこだわりましょう。

プレゼン・質疑応答の対策を万全にする

国際文化学科の二次選考で課されるプレゼンテーション及び質疑応答の対策も欠かせません。

実はプレゼンテーションの準備として入試概要において、以下を行うように記載されています。

海外、国内を問わず、志願者の高校までの「越境」につながる文化体験がどのようなものであったか、さらにそれを活かして本学科で何を学びたいのかについて、3分間のプレゼンテーションをしていただきます。外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語)でプレゼンテーションしていただいても構いません。(【様式3】のプレゼンテーション使用言語に○印をつけてください)

引用元:日本女子大学「2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

ポイントは「越境に繋がる文化体験の発表」とそれを活かして日本女子大学の国際文化学部で学びたい事をつなぎ合わせる事です。

特に「越境」という点は、国際文化学部の学部長が以下のようなメッセージを残しているように学科として重視していることが考えられます。

国際力」「実践力」「発信力」を身につけることで、国境やジェンダー格差といった「境界」だけではなく、私たち自身の心の内にある「境界」(=「当たり前」だという思い込み)を越えていく「越境力」を育んでいきます。
(引用元:国際文化学部の学部長メッセージ

したがって、プレゼンテーションでは「越境力」をキーワードとし、国際文化学部の方針やカリキュラムをしっかり理解した上で入学をしたい思いを伝えられる構成を目指すと良いでしょう。

そのためにも、大学のオープンキャンパスや説明会を活用し、試験までに国際文化学部の理解についても深めておきましょう。

小論文の対策をしておく

二次選考の試験の1つになっている小論文の対策もしておきましょう。

募集要項を確認すると、小論文を通して、国際文化の諸問題に対する論理的な思考力と判断力と表現力をチェックするとあります。

そのため、国際文化関連をテーマにした小論文を書く事に慣れておくことが重要です。特に意識をしておきたいのは以下の通りです。

  • 国際文化関連の代表的なトピックに詳しくなっておくこと
  • 小論文を書く際の王道の型を身に付ける事
  • 小論文の練習ができる問題集を買い、国際文化関連のテーマを中心に書く事
  • 書いた小論文については書いて終わりではなく、学校の先生等に添削をしてもらう事

上記を行っておけば、何も対策をせずに本番日を迎え時よりもはるかに良い文章を書けるはずです。

建築デザイン学部編

建築デザイン(仮称)学部
続いて、2024年4月新設の建築デザイン学部の募集概要や対策ポイントを解説していきます。

建築デザイン学部はまだ過去の試験情報がないため、対策方法は家政学部 住居学科のものを参考にしましょう。

建築デザイン学科の募集要項

出願期間 2023年9月11日(月)〜9月15日(金)
試験日 2023年10月22日(日)
合格発表日 2023年11月1日(水)
主な出願書類
  • 全学科共通課題(自己アピール・志望理由)
  • 調査書
  • 英語または外国語の資格・検定試験の成績表
二次選考の内容 空間表現・口述試験
募集人数 6名
倍率(2023年度) 2024年度新設のため、実績なし
(参考:家政学部 住居学科
居住専攻…1.6倍
建築専攻…1.9倍)
特筆すべき出願内容 以下のうち、いずれかのスコアが必要
・実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
・TEAP:225以上
・TEAP CBT:420以上
・GTEC,GTEC CBT:930以上
・ケンブリッジ英語検定:140以上
・IELTS:4.0以上
・TOEFL iBT®:42以上

参照元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

建築デザイン学科の対策方法

建築デザイン学科の対策のポイント
建築デザイン学科の対策ポイントは、この3つです。

  1. 出願書類の作成に力を入れる
  2. 英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る
  3. 二次選考の空間表現と口述試験の対策を万全にする

それぞれ解説します。

出願書類の作成に力を入れる

建築デザイン学科の出願時に作成する書類は、全学科共通課題のみです。

各書類の詳しい内容は、家政学部 児童学科の対策ポイントを参照してください。

英語の資格・検定試験で一定以上の成績を取る

建築デザイン学科の出願条件には、英語の資格・検定試験の成績基準が設けられています。

  • 実用英語技能検定試験(英検):2級以上のCSEスコア1950以上
  • TEAP:225以上
  • TEAP CBT:420以上
  • GTEC,GTEC CBT:930以上
  • ケンブリッジ英語検定:140以上
  • IELTS:4.0以上
  • TOEFL iBT®:42以上

引用元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

どれも高校卒業程度の英語レベルで取得できる資格のため、早いうちから対策して基準以上の成績を取りましょう。

なお、基準以上の成績を取った後も検定試験を受け続ける事で、より高いスコアやより高い級の取得を目指す事は重要です。

なぜなら、より高い級、より高いスコアを取得した方が大学側に語学力の高さをアピールできるため、良い印象を与えられる可能性が高いためです。

そのため、今回取り上げた英語の基準は出願時の最低基準であり、満たしているだけでは不十分である、という事を認識しておきましょう。

二次選考の空間表現と口述試験の対策を万全にする

建築デザイン学科の二次選考では、空間表現と口述試験という2つの試験があります。

空間表現の試験内容は、鉛筆デッサンです。前身となっている住居学科の試験では、立体物の形や配置のデッサンが出題されていました。

なお、「空間表現」の試験には、以下の道具が必要になります。

鉛筆デッサン用具一式:鉛筆各種、消しゴム又はネリゴム、鉛筆削り(カッター可)
*着彩用具、木炭、フィキサチーフ、測り棒は持ち込み不可

引用元:日本女子大学「2024年度 入学者募集要項 総合型選抜

住居学科の過去問や例題、受験に際してのアドバイスは、「総合型選抜 入学試験ガイド」を参照しましょう。

日本女子大学の総合型選抜志望者におすすめの併願先

おすすめの併願先
ここでは、日本女子大学の総合型選抜受験を考えている方におすすめの併願先を3つ紹介します。

総合型選抜での併願校をお探しの方は、ぜひ目を通してみてください。

大学名 おすすめの理由
東京女子大学
  • 併願受験が可能
  • 出願に必要な英語資格レベルがほぼ同じ
  • 試験内容が似ている(小論文など)
  • 偏差値も同レベル
成城大学
  • 併願受験が可能
  • 出願に必要な英語資格レベルがほぼ同じ
  • 評定3.7〜3.8あれば出願できる(一部除く)
文教大学
  • 一部学科・選考を除いて併願受験が可能
  • 出願に必要な英語資格レベルがほぼ同じ
  • 総合型選抜が6種類あり、得意な試験内容を選べる
  • 文系学部が充実していて、健康栄養学部もある

この3つの大学は総合型選抜の併願受験が可能で、学部学科の構成や出願条件、試験内容にも共通している点が多くあります。

併願校をお探しの方は、まずこちらの大学の情報をチェックしてみましょう。

参考①:東京女子大学の総合型選抜の特集ページ
参考②:成城大学の総合型選抜の特集ページ
参考③:文教大学の総合型選抜の募集要項

日本女子大学の総合型選抜受験者が良く頂く疑問点

よくある質問
最後に、日本女子大学の総合型選抜を受験する方からよく寄せられる質問をまとめて解説します。

併願受験は認められているの?

日本女子大学の募集要項には、総合型選抜の併願受験を禁止する記述は見られません。

「合格した場合、必ず入学すること」といった出願条件もないため、併願は問題ないでしょう。

なお、日本女子大学を第一志望として、他に総合型選抜で併願できる大学を探す場合は、必ず募集要項を読んで併願可能かどうか確かめるようにしてください。

小論文ってどんな対策をすれば良いの?

小論文の対策ポイント
日本女子大学の小論文は、学科の内容に沿ったテーマが出題されることが多いです。

そのため、各学科・専攻で学べる内容や4年間のカリキュラム、大学シラバスなどを参考に、志望学科に関する情報を幅広く収集しておくといいでしょう。

時事問題やニュースにも関心を持っておくと、志望学科で出題されそうな最新の話題もしっかりキャッチできます。

また、大学が発行する「入学試験ガイド」では昨年度の過去問や例題、学科からのメッセージが見られるので、こちらも忘れずに申し込むようにしてください。

出願時に求められる評定平均ってどのくらい?

日本女子大学の総合型選抜では、出願条件に評定平均を含めていません。

ただし、全学科の出願書類に調査書が含まれているため、評定平均が高い方が書類審査で有利になります。

理想としては、全体の評定平均値が3.8〜4.0くらいあるといいでしょう。

口述試験ってどんなことが聞かれてどう対策するべき?

口述試験の対策ポイント
日本女子大学の総合型選抜を受験した人によると、以下の内容について質問されることが多いようです。

  • 事前課題(自己アピール・志望理由・学科別課題)
  • 志望理由
  • 小論文の内容

ただし、大学側は面接・口述試験の内容について言及していないため、これらの情報はあくまで参考程度と考えておきましょう。

もし在籍する高校や塾の先輩に受験した人がいる場合は、その人に直接話を聞くのがベストです。

よりたくさんの確実な情報を集めたいなら、総合型選抜やAO入試の専門塾に通ってみてください。

過去問ってどうやって入手できるの?

日本女子大学の総合型選抜の過去問題は、大学が毎年発行している「入学試験ガイド」にて閲覧できます。

公式サイトから申し込みができるので、受験を検討している方はぜひ申し込みましょう。

▶︎日本女子大学 総合型選抜入学試験ガイドはこちら

それ以前の過去問も入手したい場合は、直接大学に問い合わせてみるか、総合型選抜の専門塾・予備校に通いましょう。

日本女子大学総合型選抜のまとめ

日本女子大学の総合型選抜のまとめ
今回は、日本女子大学の総合型選抜の概要や各学部の募集要項、対策ポイントなどについて解説してきました。

最後に、記事の中で特におさえておいてほしいポイントをまとめます。

特におさえておくべきポイント

  • 総合型選抜は全学部全学科で実施している
  • 出願条件に評定平均はない
  • 出願時に外国語資格・検定試験の成績や指定科目の履修が必要な学科もある
  • 出願書類として、全学部共通課題と学科別課題がある
  • 一次選考は書類審査で、二次選考は小論文・口述試験・適性検査など
  • 倍率は1〜2倍が多く、そこまで合格難易度は高くない
  • 他大学の総合型選抜との併願は禁止されていない
  • 過去問は公式サイトで公開しておらず、資料請求が必要

日本女子大学に総合型選抜で合格したいと考えている方は、今回の記事の内容を参考にして早速対策を始めてみましょう!

最後になりますが、ここまでの内容を見る中で、一人で日本女子大学の総合型選抜の対策を行うのが難しいと思いましたら、当スクールのような総合型選抜の専門塾を利用するのも手です。

当スクールでは、日本女子大学の総合型選抜の対策に特化したマンツーマン授業も提供可能ですので、ぜひご覧になって下さい。

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参考ページ
▶︎日本女子大学 公式サイト
▶︎日本女子大学 入試情報
▶︎2024年度 総合型選抜 入学者募集要項

総合型選抜(旧AO入試)