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2023.07.29 総合型選抜(旧AO入試)

東京女子大学の総合型選抜の特徴と学科別の対策方法を大公開

東京女子大学の総合型選抜の特徴と学科別の対策方法を大公開

東京女子大学は、現代教養学部1学部から5学科11専攻を展開している私立大学です。国際性や女性の視点、実践的な学びを重視した教育体制を整えています。

東京女子大学が実施する入学試験は「知のかけはし入学試験」と名称があるのも特徴的ですが、どのような生徒の入学が求められているのでしょうか。

本記事では、東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)や例年の合格倍率、試験の対策方法について詳しく解説します。内容は次の通りです。

この記事の内容

  • 東京女子大学の総合型選抜の特徴
  • 2023年度(昨年度)の各学部学科の倍率
  • 現代教養学部の各学部・各専攻の募集要項
  • 総合型選抜の対策方法やポイント
  • 東京女子大学の総合型選抜受験者がよく抱く疑問への回答

本記事は、下記のような状況の人に最適な内容です。

  • 東京女子大学の総合型選抜の利用を検討している
  • 東京女子大学の総合型選抜に向けて入試対策を始めたい
  • 自分が東京女子大学の総合型選抜に出願できるか知りたい

ここから、詳しく紹介していきます。

目次

東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?

東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?

まずは、東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)の概要をご紹介します。「特徴」と「受験可能な学部」に分けて紹介していますので、ご確認ください。

東京女子大学の総合型選抜の特徴

東京女子大学の総合型選抜の特徴

東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)は「知のかけはし入学試験」という名称で実施されています。

「知のかけはし入学試験」には、東京女子大学と進学を希望する方を結ぶという意味が込められています。

また、グローバル化が進む国際社会で活躍する女性を育て、日本と海外を結ぶ願いも込められているようです。

「知のかけはし入学試験」には、東京女子大学と全国の進学希望者、将来の活躍をつなぐ想いがこもっているといえます。

どんな人を求めている入試なのか

どんな人を求めている入試なのか

東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)では、深い学びと、成長の機会を求めている人を募集しています。

自分で課題を見つけ、解決へ導く率先した姿勢に加えて、言葉を使った表現力が求められるようです。

加えて、得た知識をアウトプットした上で社会に貢献していく人が求められています。

東京女子大学はリアクションだけでなく、アクションを起こせる積極性に満ちた人の進学・育成に注力しているといえるでしょう。

一次選抜と二次選抜の概要

一次選抜と二次選抜の概要

東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)は、一次選抜と二次選抜に分けて試験を実施しています。

まず第一次選考では、出願書類をもとに審査が行われます。出願書類の内容は以下の通りです。

  • 調査書
  • 志望理由書
  • 活動報告書
  • 英語資格の証明書
  • 英語以外の外国語資格の証明書

続いて、第一次選考に通過した人は、第二次選考へと進みます。試験内容は以下の通りです。

  • 講義
  • 面接
  • 講義の要旨・小論文
  • グループディスカッション
  • 基礎学力検査(数理科学科のみ)

特に二次選考は、面接と小論文を中心に評価されることが特徴であり、受験する学科によっては、外国語による試験が実施される場合もあります。

なお、本試験においては、他大学との併願や他の選抜方法との併願も可能です。

東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)は多面的・総合的に合否を判定しています。試験の項目も多いため、事前に受験する学部学科の試験内容をチェックし、早めに準備を始めましょう。

総合型選抜で受験できる学部

総合型選抜で受験できる学部

東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)である「知のかけはし入学試験」を実施している学部・学科をまとめました。

学部 学科 専攻
現代教養学部 国際英語学科 国際英語専攻
人文学科 哲学専攻
日本文学専攻
歴史文化専攻
国際社会学科 国際関係専攻
経済学専攻
社会学専攻
コミュニティ構想専攻
心理・コミュニケーション学科 心理学専攻
コミュニケーション専攻
数理科学科 情報数理科学専攻

参照元:2024年度知のかけはし入学試験要項

東京女子大学は、全ての学部で総合型選抜を実施しています。ただし、一部学科では実施していないので、自分が志望している学科が総合型選抜の出願に対応しているのか確認しておきましょう。

2023年度の合格倍率結果

2023年度学部別の東京女子大学の合格倍率結果

続いて、東京女子大学の2023年に実施された総合型選抜(旧AO入試)の合格倍率を紹介します。

学部別にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。なお、表に記載している数理科学科の数学専攻と情報理学専攻は2024年度から情報数理科学専攻に統合されています。

学科 専攻 志願者数 第一次選考
合格者数
第二次選考
受験者数
合格者数 合格倍率
国際英語学科 国際英語 16 14 13 9 1.8
人文学科 哲学 8 8 6 5 1.6
日本文学 9 3 3 2 4.5
歴史文化 6 5 4 3 2.0
国際社会学科 国際関係 10 7 7 3 3.3
経済学 12 11 11 2 6.0
社会学 16 13 9 4 4.0
コミュニティ構想 13 12 8 4 3.3
心理・コミュニケーション学科 心理学 16 13 10 3 5.3
コミュニケーション 18 16 10 7 2.6
数理科学科 数学 0 0 0 0 0
情報理学 2 2 2 2 1.0

参照元:2023年入学試験結果

上記の表に一覧にしましたように各学部の倍率は異なります。

低い学部に関しては、国際英語学科の国際英語専攻が1.8倍、人文学科の哲学専攻が1.6倍と非常に倍率が低くなっています。一方で国際社会学科の経済学専攻は6.0倍と高倍率です。

各学科で倍率が異なる以上、出願先を決める際には希望学科の倍率はきちんと確認をしておきましょう。

現代教養学部の各専攻の募集要項

現代教養学部の各学部・各専攻の募集要項

次に、東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)の現代教養学部における募集要項をご紹介します。全ての学科を一つの表にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

出願期間 9月1日(金)~9月8日(金)
締切日消印有効
第一次選考結果発表 9月29日(金)10:00
第二次選考試験日 10月15日(日)
試験会場 東京女子大学キャンパス
合格発表日 11月1日(水)10:00
出願時の主な提出書類 志願票
調査書
志望理由書
活動報告書
英語資格の証明書
英語以外の外国語資格の証明書
二次選抜の内容 講義の要旨
小論文
グループディスカッション
面接
基礎学力検査(数理学科のみ)
募集人数 国際英語学科:5名
人文学科:10名
国際社会学科:12名
心理・コミュニケーション学科:9名
数理科学科:4名
出願時必要最低評定平均 3.7
倍率(2023年度) 国際英語:1.8倍
哲学:1.6倍
日本文学:4.5倍
歴史文化:2.0倍
国際関係:3.3倍
経済学:6.0倍
社会学:4.0倍
コミュニティ構想:3.3倍
心理学:5.3倍
コミュニケーション:2.6倍
数学:0倍
情報理学:1.0倍
特筆すべき出願内容(一部抜粋) 特になし

参照元:2024年度知のかけはし入学試験要項

この大学の総合型選抜を受けるなら絶対に行いたい9つの対策

東京女子大学の総合型選抜を受ける人向け9つの対策

続いて、東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)における対策方法を9つご紹介します。

学部・学科を問わず準備しておきたい内容ですので、ぜひ実践してみてください。

東京女子大学の入試対策のポイント9つ

  • 3.7以上の評定平均でかつなるべく高い評定平均を取る
  • 出願条件以上の英語資格を取得しておく
  • 活動報告書を作り込む
  • 志望理由書を作り込む
  • 面接の対策を行う
  • グループディスカッションの練習をしておく
  • 講義の要旨の対策として講義の内容をまとめる練習をする
  • 小論文を書く練習をしておく
  • 数理科学科のみ基礎学力検査の対策をする

それでは、1つずつ確認していきましょう。

3.7以上の評定平均でかつなるべく高い評定平均を取る

東京女子大学へ出願するためには、高校の評定平均が3.7以上の取得が必要です。

評定平均3.7以下での出願も可能ですが、選考通過には不利になってしまう可能性があります。

志望校合格に向けて評定を上げ、損するケースはほとんどありません。評定平均を限界と考えずに高めておくのが無難でしょう。

テストで高得点を取ることに限らず、授業に積極的に参加したり、提出物の期限を守ったりして、評価アップに向けた高校生活を意識しましょう。

出願条件以上の英語資格を取得しておく

出願条件以上の英語資格を取得しておく

東京女子大学は、出願条件に英語の資格を課しています。2021年10月以降に受験した英語資格の基準を満たしている必要があります。

なお、出願に必要な英語資格および検定試験の基準は以下の表をご確認ください。

試験名称 基準
(4技能合計)
注意事項
ケンブリッジ英語検定 140以上
4技能CBTリンガスキル
実用英語技能検定(2級以上)
〔従来型・S-CBT・S-Interview〕
1950以上 各級の合格・不合格ではなく、CSE2.0のスコアが基準となります。
一次試験免除の場合を除いて、同一試験回のスコアのみ有効とします。
従来型の場合は、二次試験を2021年度第2回以降に受験したスコアを有効とします(一次試験の受験日は問いません)。
従来型の場合、一次試験不合格もしくは二次試験未受験のスコアは、対象としません。
GTEC〔検定版・CBT〕 960点以上 GTEC〔アセスメント版〕、および大学生・社会人向けGTECは対象としません。
IELTS™(AcademicModule)
〔ペーパー版・コンピューター版〕
4.0以上 オンライン版(IELTSIndicator、IELTSOnline)、およびIELTS™(GeneralTrainingModule)は対象としません。
TEAP(RL,W,S) 225点以上 2022年4月以降に受験したものを有効とします。
同一試験日のスコアのみ有効とします(複数日のスコアの合算は不可とします)。
TEAPCBT 420点以上
TOEFLiBT® 42点以上 TOEFLITP®テスト、TOEFLiBT®(Special)HomeEdition、およびTOEFL®Essentials™は対象としません。
TestDateスコアのみ有効とします。
MyBest™スコアを利用することはできません。
TOEIC®L&Rおよび
TOEIC®S&W
790点以上 TOEIC®IPテストは対象としません。
「TOEIC®L&R」および「TOEIC®S&W」両検定試験の受験およびスコア(4技能)を必須とします。
片方(2技能)のスコアしか有していない場合、出願条件を満たしません。

参照元:2024年度知のかけはし入学試験要項

上記の基準では、1技能でもスコアを獲得していない場合は、出願条件を満たさない項目も含んでいるため注意が必要です。

本記事では、現実的に取りやすい英検2級以上の取得をおすすめします。

また、出願可能な状態と、最高評価に繋がる状態は異なる点も押さえておきましょう。

例えば、英検2級取得に関する評価を考えても、スコアが高かったり、準1級を取得していたりした方が高評価に繋がります。

東京女子大学への出願は、資格取得に限らず、高得点を目指して取り組む姿勢で準備を進めましょう。

活動報告書を作り込む

東京女子大学の総合型選抜を突破するためには、活動報告書の作り込みも大切です。

主に、高校へ入学した以降の活動内容を、項目ごとに1つずつ取り上げて記入していきます。項目の内容は以下の通りです。

  • ボランティア活動
  • 生徒会活動・部活動等
  • 留学経験・語学研修等
  • 各種大会・コンクールでの成績

上記4つの項目以外で取り組んだ活動や実績・成果についても最大3つほど記入できるため、活動内容を4つに厳選できない人でも安心して作成できます。

また、「活動報告書」内で取り上げた活動内容の中から1つ取り上げ、1,000文字以内でその活動を通してあなたは何を考え、何に挑戦し、何を得たのか説明してください。

まずは、自分が高校生活を通して、何に打ち込んできたかを棚おろしすることから始めましょう。

なお、活動報告書はこちらからダウンロードしてご使用ください。

志望理由書を作り込む

志望理由書を作り込む

東京女子大学の総合型選では、志望理由書の作り込みも大切な対策の1つです。志望理由書は4枚1組となっており、1枚目に進学を希望する学科と専攻を記入します。

2枚目以降には、東京女子大学への進学を希望する理由について、1,200文字以内で説明を展開していきましょう。以下の2点を含めて作成する必要があることにご注意ください。

  • 今まで経験してきたことを踏まえて志望する学科・専攻で何を学びたいか
  • 大学での学びを将来どのように生かしていきたいか

ポイントは、東京女子大学への志望に至ったオリジナルのエピソードを盛り込むことです。
経験を通して学んだことや、自分をアピールするスキルや実績を具体的に説明しましょう。

さらに、東京女子大学へ進学しないといけない理由で締めくくるのもポイントの1つです。教職員の印象に残りやすく、説得力ある志望理由書が作成できます。

なお、志望理由書についてはこちらからダウンロード可能です。

面接の対策を行う

東京女子大学の総合型選抜では、面接の練習をして対策する必要があります。面接の時間や形式を把握するのはもちろん、質問に対する回答を事前に考えておくことも大切です。

万が一、回答に詰まってしまったり、自信がない態度を見せてしまったりした場合、面接官にマイナスな印象を与えてしまいまうでしょう。

なお、知のかけはし入学試験要項によると、15分の個別面接が学科ごとに予定されているようです。

面接の評価のポイントも公開されているため、以下の内容について重点的に回答を準備してきましょう。

  • これまでの学習内容の理解度
  • 学習意欲や物事への関心の広さ・深さ
  • その他、大学での勉学や研究活動への適性

また、面接練習は何度も行うのもポイントといえます。家族や友達、在学中の高校職員に練習風景の確認をお願いし、フィードバックをもらうのも効果的です。

本番に即したシチュエーションに慣れてた状態で、面接当日に望めるようにしておきましょう。

グループディスカッションの練習をしておく

グループディスカッションの練習をしておく

東京女子大学の総合型選抜に備える内容として、グループディスカッションの練習も挙げられます。知のかけはし入学試験要項によると、45分のグループディスカッションが実施される予定です。

グループディスカッションの対策としては、講義の受講に重点を置く必要があります。なぜなら講義に関連した内容を議題として、数名のグループディスカッションを行うからです。

つまり、グループディスカッションの前に行う講義の内容をいかに理解し、自分の主張や意見を考えられるかが重要といえます。グループメンバーの意見や批評を受け止めつつ、議論を展開していくことも心がけましょう。

グループディスカッションは、当日まで講義内容を把握できないため、面接対策よりも難易度が高いといえます。

しかし、講義後に控えている講義の要旨・小論文の対策が、グループディスカッションの成功に繋がってくるのです。

ここから、講義の内容をまとめる練習方法と対策について、詳しく確認していきます。

講義の要旨の対策として講義の内容をまとめる練習をする

東京女子大学の総合型選抜で実施される講義の要旨については、YouTubeで動画講座を受講し、内容をまとめる練習が対策として有効です。

知のかけはし入学試験要項によると、30分ほどの講義を受講し、小論文と合わせて80分間で要旨を講義メモ用紙にまとめる流れとなっています。

なお、講義の要旨で評価に繋がるポイントは、以下の通りです。

  • 講義の要点を理解できているか
  • 自分の言葉で表現できているか
  • 講義の内容を順序立てて整理できているか

そこでまずは、こちらから過去問の出題傾向を把握して、時間内に要旨をまとめる練習から始めてみましょう。

その上で、学部・学科ごとの頻出テーマについて勉強しておき、講義のテーマに関する事前知識を得ておくと良いでしょう。

小論文を書く練習をしておく

小論文を書く練習をしておく

東京女子大学の総合型選抜を通過するには、小論文の練習も欠かせません。

対策方法としては、講義の要旨と同様にYouTubeで動画講座を受講し、内容をまとめる練習がおすすめです。なぜなら、小論文は講義に関連した内容が出題されるからです。

知のかけはし入学試験要項によると、小論文は以下3つの評価ポイントが設けられています。

  • 論理的な構成になっているか
  • 講義内容から発展させた考えを示せているか
  • 講義で示された論点を踏まえて、適切な主張を行えているか

また当日は、講義の要旨と合わせて80分間の時間が設けられています。時間を計測しながら練習するのも対策方法の1つです。

まずはこちらから、過去問に取り組んでみましょう。

数理科学科のみ基礎学力検査の対策をする

東京女子大学の総合型選抜では、数理学科への進学を希望する人のみ基礎学力検査の対策が必要です。

試験時間は90分であり、数学の基礎的な問題が出題されます。募集要項や過去問をチェックし、時間を計測して繰り返し問題に取り組みましょう。

なお、基礎学力検査の過去問はこちらから請求できます。代金・送料ともに無料ですので、早速対策を始めましょう。

東京女子大学の特別入試に興味を持つ人が、良く抱く疑問について

東京女子大学の特別入試に興味を持つ人が良く抱く疑問について

続いて、東京女子大学の総合型選抜に関心を持つ人からの疑問を紹介します。以下の流れで、ここから1つずつ回答していきます。

東京女子大学の特別入試に興味を持つ人が良く抱く疑問

  • 東京女子大学は学校推薦型選抜で受験できる?
  • 狙い目の学部・学科はどこ?
  • 過去問はどこで手に入るか?
  • 現役合格に導いてくれるおすすめの塾はどこ?
  • 一般入試と総合型選抜で入学するのではどっちが難しいの?
  • オープンキャンパスって参加しなきゃダメなの?
  • 他の大学と併願受験は出来るの?

東京女子大学は学校推薦型選抜で受験できる?

東京女子大学の学校推薦型選抜は、指定校制のため注意が必要です。

東京女子大学が指定した高校の生徒のみが出願でき、募集要項も7月上旬を目安に指定校へ送付されます。

なお、入試日程や出願資格、選考方法などは送付された募集要項で確認しましょう。詳しくはこちらを参考にしてみてください。

狙い目の学科・専攻はどこ?

狙い目の学科・専攻はどこ?

当スクールが推奨する東京女子大学における狙い目の学科・専攻は以下の通りです。

  • 国際英語学科国際英語専攻
  • 人文学科歴史文化専攻
  • 心理・コミュニケーション学科コミュニケーション専攻

上記の学科は、過去5年間の合格倍率においても2倍前後を記録しているため、選抜通過を狙いやすい学科・専攻といえます。

しかし学科・専攻の最終決定は、進学後のビジョンや学びたい分野を優先して行うことが大切です。

後悔しない進学のためにも、将来を見据えて学科・専攻を選択するようにしましょう。

以下の表では、2023年7月時点で公開されている過去の入試結果データを元に「知のかけはし」における合格率を算出しています。

学科 専攻 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
国際英語学科 国際英語 1.0 2.7 1.3 1.3 1.8
人文学科 哲学 1.0 0 1.0 0 1.6
日本文学 0 0 0 2.0 4.5
歴史文化 1.5 0 1.0 1.0 2.0
国際社会学科 国際関係 2.0 0 2.0 2.0 3.3
経済学 0.0 0 2.0 0 6.0
社会学 1.5 2.5 2.0 1.0 4.0
コミュニティ構想 0 3.0 1.0 1.5 3.3
心理・コミュニケーション学科 心理学 2.5 0 2.0 2.0 5.3
コミュニケーション 1.0 2.0 2.0 2.0 2.6
数理科学科 数学 0 0 0 0 0
情報理学 0 0 1.0 0 1.0

参照元:過去の入試結果データ

過去問はどこで手に入るか?

東京女子大学の過去問は、公式サイト上に掲載されています。第二次選考で実施する講義の内容や小論文、グループディスカッションについて、こちらから確認できます。

なお、数理科学科の基礎学力検査については、こちらから過去問を無料で請求可能です。

過去問に繰り返し取り組むことで、時間配分や問題の考え方を理解し、当日も落ち着いて入試に臨めるようになります。

入試の出題傾向を知りたい人や、予行練習をしたい人は、公式サイトをチェックしてみましょう。

現役合格に導いてくれるおすすめの塾はどこ?

現役合格に導いてくれるおすすめの塾はどこ?

東京女子大学の総合型選抜突破を目指すなら、総合型選抜専門の対策塾を利用すると良いでしょう。

一般的な塾や家庭教師を利用するのも1つの手段ですが、総合型選抜専門の対策塾なら、効率よく対策を行えるメリットがあります。

中でも面接や小論文、グループディスカッションの対策は、一般的な塾や家庭教師で対策するにも限界があります。

高校の授業では取り上げられない分野の対策が必要なため、プロからのサポートを受ける必要があるといえるでしょう。

ホワイトアカデミーは、総合型選抜(旧AO入試)対策の専門塾として、現役合格を目指す学生へのサポートを提供しています。

まずは無料相談からご検討してみてはいかがでしょうか?

一般入試と総合型選抜で入学するのではどっちが難しいの?

東京女子大学への入学は、総合型選抜の方が難易度が低いといえます。なぜなら一般入試と比較して、募集定員に対する志願者の割合が少ないからです。

過去の入試結果データからわかるように、一般入試の倍率は10倍、20倍と高い傾向があります。一般入試を検討している人は、念入りな対策をして本番に臨みましょう。

ただし、入試の対策内容や合否の判定基準は、一般入試と総合型選抜で異なるのも注意点といえます。「自分はどちらの出願形式に適性があるか」を把握した上で、入試対策に取り組みましょう。

オープンキャンパスって参加しなきゃダメなの?

オープンキャンパスって参加しなきゃダメなの?

2023年7月現在、東京女子大学の総合型選抜を受ける際、オープンキャンパスの参加は強制されていません。不参加でも、出願する権利は十分あります。

しかし志望校のオープンキャンパスは、積極的に参加することをおすすめします。なぜなら、入試のための志望動機や自己PR作成に繋がるからです。

志望理由書や面接の際に話題として取り上げることで、入学したい意志を伝えられるメリットがあります。
また、在学中の生徒や教授と直接やり取りし、合格のためのポイントや面識を持っておくのも対策方法の1つです。

オープンキャンパスへの参加を悩んでいる人は、ぜひ足を運んで情報収集してみましょう。

他の大学と併願受験は出来るの?

東京女子大学の入試では、他大学との併願や学校推薦型選抜、一般選抜などとの併願ができます。

「複数の学校の合否を見て、進学先を決めたい」「不合格だった場合の進学先を確保したい」という人も、安心して出願できるのは嬉しいポイントといえます。

注意点として「挑戦する知性」奨学金に採用された人は、知のかけはし入学試験での入学を辞退できないことを覚えておきましょう。

総合型選抜を実施しているおすすめの併願先

総合型選抜でおすすめの併願先

次に東京女子大学の総合型選抜に挑戦する方におすすめの併願受験先としておすすめの大学を4つご紹介します。

おすすめの併願先

  • 日本女子大学
  • 大妻女子大学
  • 共立女子大学
  • 帝京大学

4つの大学の特徴

今取り上げた4つの大学は、合格後の辞退が禁止されていない総合型選抜を実施しています。

そのため、東京女子大学を第一志望にしている人にぴったりな併願受験先と言えます。

しかも上記の4つの大学には、合格後の辞退が禁止されていないことに加えて以下のような特徴があります。

  • キャンパスが東京女子大学と同様に都内にある
  • 倍率が1倍台の学部・学科がある。
  • 東京女子大学の出願資格がある人なら基本的には出願できる

出願のしやすさと合格のしやすさが注目に値する

今回取り上げた4つの大学は、出願のしやすさと合格のしやすさが注目に値します。

東京女子大学の総合型選抜に出願する場合、全科目の評定平均が3.7以上でかつ、英検2級をはじめとした大学側が指定する英語資格の取得が求められます。

この2つの基準を満たす場合、今回取り上げた4つの大学であれば出願可能な学部・学科は複数あります。

しかも、倍率面に関しても今回取り上げた4つの大学の中には2倍未満の1倍台の学部・学科が見つかりました。

そのため、出願資格の面でも倍率の面でも合格が見込める併願受験先と言えます。

<参照元資料>
日本女子大学 2023年度 入試結果報告
令和5(2023)年度 大妻女子大学・大妻女子大学短期大学部 入試データ
2023年度 共立女子大学 入試結果
帝京大学 2023年度入試結果
帝京大学 2022年度 学部・学科の男女別入学者数、学年別・男女別在学者数
2024年度 日本女子大学 入学者募集要項
共立女子大学 2024年度 総合型選抜 入学試験要項
大妻女子大学 令和 6(2024)年度 学生募集要項 総 合 型 選 抜 (自己推薦型・情報技術評価型)

東京女子大学の総合型選抜に関するまとめ

東京女子大学の総合型選抜に関するまとめ

本記事では、東京女子大学の総合型選抜(旧AO入試)における特徴や対策方法、よくある疑問をご紹介しました。

東京女子大学の総合型選抜に関するポイントを、もう一度確認していきましょう。

東京女子大学の総合型選抜のポイント

  • 東京女子大学の総合型選抜には「知のかけはし入試」という名称がある
  • 東京女子大学で総合型選抜を実施しているのは5学科11専攻
  • 数理科学科の第二次選考では基礎学力検査を実施している
  • 学科によっては出願条件に英語資格が必要である
  • 国際英語学科・国際英語専攻、人文学科・歴史文化専攻、数理科学が低倍率
  • 過去問を利用して入試対策を進めるのがおすすめ

本記事の内容を参考にして、東京女子大学の総合型選抜の受験対策を始めましょう。

最後になりますが、ここまでの内容を読んでいく中で、「一人で東京女子大学の総合型選抜の対策をするのは難しそう」と感じましたらホワイトアカデミー高等部の無料相談会を一度ご利用ください。

ホワイトアカデミー高等部の無料相談会では、東京女子大学の総合型選抜の攻略方法に加えて現時点での合格見込みまで講師がお話しします。無料相談会は以下のページから申し込めますので是非ご利用下さい。

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