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2021.12.03 総合型選抜

総合型選抜(旧AO入試)の試験当日の服装と髪型を解説

総合型選抜(旧AO入試)の試験当日の服装と髪型を解説

「総合型選抜(旧AO入試)の面接の服装は、制服と私服のどちらがいいの?」、「パーマやピアスをつけたまま会場に足を運ぶのは問題ないの?」といった服装や髪形に対する疑問を抱えている受験生は多いもの。

加えて「長い爪やネイルはNG?」、「当日は面接会場に何を持って行けばいいの?」といった不安を抱えている受験生も毎年一定数います。

そこで今回は、総合型選抜(旧AO入試)の面接の際の望ましい服装や髪形、そして当日持って行くべきもの等について詳しくご紹介します。最後まで目を通せば総合型選抜(旧AO入試)の面接で好印象を与える身だしなみや態度まで分かります。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

NGな服装とokな服装とは

面接当日の服装としてOKなものとNGな服
人の第一印象は、出会ってからのわずかな時間で決まると言われています。

総合型選抜(旧AO入試)の面接はどんなに長くても30分程度であることを考えれば、服装が左右する第一印象が合否に大きく関わってくることは言うまでもありません。

そこで、まずはじめに総合型選抜(旧AO入試)でOKとされる服装とNGとされる服装について解説していきます。

OKな服装一覧

総合型選抜の本番日に望ましい身だしなみの一例
まず、総合型選抜(旧AO入試)でOKとされる服装をご紹介します。

制服

制服がある高校に在学している高校生は、私服での受験は好ましくありません。そのため、迷わず制服で面接に臨みましょう。

面接の時期によっては夏服か冬服か迷う時期もあるかもしれませんが、夏服でも冬服でもきちんと着こなしていれば問題ありません。女子の場合、スカートの丈を巻き上げて短くしている場合は、膝丈を目安にし、アイロンをかけておきましょう。

スーツ

制服がない、または既に高校を卒業しているというケースではスーツを着ていくのが正解です。

ただし、スーツといっても色々なスーツがありますので着ていくスーツは考える必要があります。面接という場を考えると、リクルートスーツが無難です。

また、スーツの色は黒、柄はなく無地のものが望ましいです。あくまで面接の場なのでカッコよさやおしゃれさよりも無難さを意識することをおすすめします。

それ以外では

制服やスーツではない服装で臨む場合は、前をボタンで留めるタイプのシャツを着用しましょう。

色は白や薄い青などの、清潔感のあるものを選びます。冬場はシャツの上にジャケットやセーターを着用しても問題ありません。

ズボンについては、男子の場合は黒、紺、ベージュなどのパンツ、女子も男子と同様のパンツか膝丈ほどの長さのスカートが良いでしょう。

どのような服装で臨めばよいかわからない場合は、紳士服店で相談し、スーツを購入するのが無難です。

NGな服装一覧

望ましくない身だしなみの一例
総合型選抜(旧AO入試)において「面接の服装は自由」と書かれている場合も、以下のような服装は避けた方が良いでしょう

  • ジャージやトレーナー、ジーンズなどのラフな服装
  • 個性的で派手なデザインの服装
  • 汚れており清潔感のない服装
  • 露出の多い服装

ジャージ、トレーナー、ジーンズなどは、だらしない印象を与えます。

派手で個性的なデザインの服も、自分という人物を評価してもらう場での服装としては主張が強く、好まれません。

清潔感を感じられない、臭いがする、露出部が多いなどの服装は、総合型選抜(旧AO入試)の面接の際に面接官に不快感を与えます。

服装自由の落とし穴

総合型選抜(旧AO入試)の募集要項では、面接時の服装に指定がない場合も多く見られます。

しかし、普段着や個性的な趣味の現れた服装で面接に行くと、大きな落とし穴に自ら足を踏み入れることにもなりかねません。

なぜなら、服装は自由と謳いながらも面接官は服装を通して受験者の常識の理解度を見ているケースが多いためです。そのため、面接にそぐわない服装で参加した場合はマイナスの評価を下される可能性もあります。

大学の募集要項の中で「服装自由」と記載されていても、高校の制服やスーツでの参加が無難であり、望ましいのです。

現役生の場合は制服が一番

現役の高校生の場合は制服が一番
先ほどは総合型選抜(旧AO入試)の服装においてOKな服装とNGな服装をそれぞれご紹介しました。

正直な話、服装に関してはどこまでがOKであり、どこからがNGであるかを言い切るのは難しいです。なぜなら、ある生徒の服装がOKな服装かどうかは面接官が当日主観的に判断して決まるためです。

そのため、現役の高校生の場合は、制服が無難であり好ましいと言えます。制服であればマイナスの評価を受ける事は基本的にはありませんので一番無難です。

ただし、服装自由の高校や通信制高校など、学校によっては制服がない場合もあります。もし、制服の手配が難しいようでしたらスーツで面接に参加する事を考えるとよいでしょう。

スーツも制服と同様に基本的にはマイナス評価になる事が無い服装です。また、スーツであれ、制服であれボタンは上まできちんと閉め、ネクタイは正しく結ぶなど、正しい着こなしを心がけましょう。

制服やスーツを着ていく際の注意点

総合型選抜(旧AO入試)の本番日に制服やスールを着用する際の注意点
総合型選抜(旧AO入試)の面接に臨む際の服装は、制服やスーツを着用していくことが望ましいとお伝えしてきました。ここからは、それぞれの服装で面接の場に臨む際の細かな注意点について解説していきます。

アイロンをかける

総合型選抜(旧AO入試)当日に着用するワイシャツやブラウス、パンツには、前もってしっかりアイロンをかけて、しわを伸ばして清潔な状態を保っておきましょう。

特にパンツは折り目をしっかりつけておくことをおすすめします。

また、当日の朝はあわただしく、アイロンをかけている時間が取れなくなることがあります。そのため、アイロンは面接前夜までにかけておく事をおすすめします。

きれいなシャツを着る

シャツは、シミや汚れがないきれいなものを身に付けましょう。汚れたシャツで面接の場に足を運ぶと確実に面接官に悪い印象を与えます。

加えて総合型選抜(旧AO入試)の面接で望ましいのは、柄のない白のレギュラーカラーです。間違っても派手な色のシャツは着ていかないようにしてください。

具体的な着方についてはボタンは一番上までしっかりと止め、シャツの裾はパンツやスカートの中にしまいます。シャツを出していると、非常にだらしない印象になってしまうので注意しましょう。

匂いには気を配る

総合型選抜(旧AO入試)の面接では、自分が発している匂いにも気を付けましょう。人間は自分の匂いにはなかなか気づかないものなので、意識してチェックする必要があります。

前日に匂いのきつい料理を食べると、面接会場にその匂いが充満してしまう場合があるので、控えておきましょう。また、コロンや香水を常用している人も、面接当日は控えましょう

加えて衣服から不潔な臭いがするのも避けたいものです。そのため、面接前日にはファブリーズをかける事をおすすめします。

ネクタイとボタン

男性の場合、ワイシャツのボタンは、ネクタイやの有無にかかわらず一番上まで留めます

ネクタイをすれば、第一ボタンをしていなくてもわからないように感じますが、動いた時にネクタイがずれるとボタンを止めていないのが見えてしまうことがあるからです。

加えてワイシャツのボタンについては面接前日までに取れそうなボタンがないか確認しましょう。面接会場に足を運んでいる途中や面接中にボタンが取れると大変なので事前の確認は重要です。

スカートの長さ

総合型選抜(旧AO入試)の面接において、女子が服装面で特に注意したいポイントは、スカートの丈です。

短いスカートは露出が多く、軽薄な印象を与え、面接官も不快に感じます。学校の先生に怒られていないからと言って、面接でも大丈夫という考え方は持たないようにしましょう、

丈については制服でもスーツでも、ひざ下ぐらいが望ましいです。また、普段制服のスカートをウエストで巻き上げて丈を短くして履いている場合は、下ろして正しい折り目が付くようにアイロンをかけて準備しましょう。

夏服を着るかどうか

総合型選抜(旧AO入試)の面接の時期は、大学によって異なります。そして一部の大学では面接が夏に行われることもあります。

面接が夏に行われるケースでは夏服で面接に足を運ぶとマイナスの評価になるのでは?と心配する学生も多いです。ですが基本的には夏服で面接に参加する件は問題ありません。

なぜなら面接の場ではかっちりとした服装で臨むというよりも、場に合わせ適切な服装で臨めるかどうかも重要だからです。

ただし、夏服を着ていく際には学校が定めた夏服を正しく着用することは欠かせません。また、スーツで挑む場合は、念のために上着を持って行くと安心です。

その他の身だしなみについて

洋服以外で気を配るべき身だしなみ
総合型選抜(旧AO入試)の面接日に来ていく服装は事前に一度着てみることをおすすめします。実際に着用し、鏡で服装の上から下・後ろ姿も確認し、自分の中での違和感がないかをまずは確認しましょう。

ただし、自分だけだと見落としや気づかない点がある可能性も考えられます。そこで当日の服装を着用した姿を保護者や先生にも見てもらい、問題点がないかを確認してもらう事も重要です

特に裾がほつれていたり、ボタンが取れかけていると面接官にだらしない印象を与えますので、細部までチェックしましょう。

靴下

総合型選抜(旧AO入試)の面接での靴下は、学校指定のものを履くのが無難です。

指定の靴下がない場合は、無地やワンポイントのシンプルなデザインのものを選びましょう。

丈が長いものは、ずり落ちることがありますので注意が必要です。また、丈が短いデザインのものはNG。

加えて改めて言う事ではないと思いますが、靴下はきれいに洗ってある清潔なものを履くようにしましょう。汚れている靴下や匂いがついている靴下はNGです。

靴は高校指定のものがあればそれを着用します。革靴の場合は、総合型選抜(旧AO入試)の面接前日までにきれいに磨いて整えておきましょう

履きつぶした靴や破れている靴、型崩れを起こしている靴は良い印象を与えないためNGです。また、おろしたての靴は靴擦れを起こしやすいため、慣らしておきましょう。

靴ひもが付いている靴はほどけてしまわないように時々チェックすると良いでしょう。

ベルト

総合型選抜(旧AO入試)の面接では、男性はベルトを着用しましょう。ベルトは派手な装飾やバックルが付いているものは避け、目立たないものを身に着けます。

また、カジュアルな印象を与える太いベルトも避けた方が良いでしょう。ベルトの色は、靴と合わせるのが基本です。

面接の際には黒の革靴を履くことが多いと考えられますので、ベルトも黒を用意すれば問題はありません。女性の場合はパンツをはく場合にはベルトを着用しましょう。

カバンとカバンの中の持ち物について

総合型選抜(旧AO入試)では、高校指定のカバンやバッグがあればそれを使うのが無難です。

浪人生の場合は、就職活動でも活躍するビジネスバッグを用意しましょう。トートバッグなどは、カジュアルで総合型選抜(旧AO入試)の面接の場にそぐわないため選ばないようにします。

カバンの中は整理整頓しよう

カバンの中身は、必要なものだけに絞りましょう。ぱんぱんに膨れ上がっているカバンは、はたから見ても印象が悪く、必要な時にすぐに目的のものを取り出せないこともあります。

加えて面接ではカバンの中身を見られる場合もあります。カバンの中がぐちゃぐちゃだと面接官に悪い印象を与える恐れがある以上、総合型選抜(旧AO入試)の面接の前にカバンの中身はきれいに収納しておきましょう。

持ち物について

当日の持ち物としては受験票、筆記用具、交通費、ハンカチ、ティッシュ、腕時計、携帯電話は必要です。ただし、携帯電話は、面接中は電源をオフにしておくことを忘れないようにしましょう

また、時計については身だしなみと絡むので少し詳しく紹介します。

時計

試験会場では、スマートフォンやスマートウォッチを時計代わりに使用することができません。

大学の教室には時計がない場合がありますので、試験の時間を知るためにも必要です。

時計は秒針の音のしない腕時計が良く、できれば普段から使っている腕時計がいいでしょう

ただし、アニメのキャラクターが映っているような腕時計や派手な色の腕時計はおすすめしません。普通の高校生がつける腕時計が無難です。

また、試験中にアラームが鳴らないよう、アラーム機能がある時計の場合はアラームをオフにする事も欠かせません。

ピアスとピアスの穴

総合型選抜(旧AO入試)に限らず面接の場ではピアスをつけるのは評価されません。それにピアスをつけて面接に来ることを不快に思う大人もいるので、外すのが無難です。

加えてピアスの穴も隠せるなら隠した方が良いです。開いている穴を違和感なく隠すためには、コンシーラーを埋め、その上からファンデーションで目立たないように紛らわせる方法があります。

テーピングや絆創膏を貼るのも一つの手段ですが、フィットしていない色を選ぶとかえって目立ち、逆効果となるので注意が必要です。素のままの清楚でシンプルな自分を見せ、好印象を与えましょう

アクセサリー

総合型選抜(旧AO入試)の面接では、基本的にはアクセサリーを付けることは望ましくありません。面接官に対し、見た目で軽薄な印象を与えることが考えられるからです。

パワーストーンやミサンガも同様ですので、あらかじめ外して会場に向かいましょう。

手先や指の爪

総合型選抜(旧AO入試)の面接では、服装や髪形と同様に、受験生の手元も見られています。爪は短くきれいに切りそろえ、清潔さが感じられるように整えておきましょう

特にネイルや派手なマニュキュアはマイナス評価になりえます。そのため、ネイルやマニキュアは面接の数日前までには落としておきましょう。

何らかの理由で私服を選ぶ際の注意点

私服を着て本番の会場に足を運ぶ際の注意点
原則として、制服やスーツ以外の服装で面接の場に足を運ぶのはおすすめしません。しかし、大学の中には募集要項で「面接時は私服で来てください」と記載がある場合があります。

それに高校生の中には制服のない学校に通っており、スーツも家にないケースもあるかもしれません。いずれにせよ、何らかの理由で面接の場に私服で臨まなくてはいけない時の留意点を以下にてまとめてみました

私服を選ぶ際の重要なポイント一覧

  • 前をボタンで留めるタイプのシャツを着用する
  • シャツの色は、白や薄い青などの清潔感のあるものを選ぶ
  • 冬場はシャツの上にジャケットやセーターを着用してもOK
  • 下は男女、共に以下が無難
    ・男子の場合は黒、紺、ベージュなどのパンツ
    ・女子も男子と同様のパンツか膝丈ほどの長さのスカート

上記のような私服であれば悪い印象を与える事はないでしょう。

逆にNGな服装としてはジャージやトレーナーのような、ラフな服装が挙げられます。基本的にはラフな服装はだらしない印象を与えるため避けるのが無難

加えて露出の多い服装も、清楚な印象を与えられません。どう着こなしてよいか迷いましたら学校の先生などに相談をしてみることをおすすめします。

髪型にも配慮が必要

総合型選抜の面接本番日は髪型も大切
総合型選抜(旧AO入試)の面接では、服装だけではなく髪型についても注意すべき点が多くあります。なぜなら、服装と同様に髪型も第一印象に大きな影響を与えるためです。

そこで、ここからは総合型選抜(旧AO入試)の面接で好まれる髪型について詳しく解説していきます。

好印象を与える髪型

総合型選抜(旧AO入試)の面接官に良い印象を与える髪型を男女別にこれからご紹介します。

ちなみに出願時の提出書類に貼り付けた写真と面接時の髪形が異なっていても基本的には問題ありません。

しかし、写真を撮る段階から意識をしておくと事前資料の段階での印象も変わります。そのため、出来ることならば大学に提出する写真を撮影する際にも意識しておきたいところです。

男性編

男性が総合型選抜(旧AO入試)の面接を受験する際に好まれるのは、襟足や耳周りがすっきりしており、ナチュラルにカットされた髪形です。

襟足や耳周りが整えられていないと、ズボラな性格の人と思われる恐れがあります。また、刈り上げ過ぎた髪型は、軽薄な印象を与えるので避けましょう。

最後は個人の感覚にもなりますが、誠実さが感じられて、清潔感のある髪型を意識するのが一番です。誠実さが伝わる清潔感のある髪型で総合型選抜(旧AO入試)の面接に臨めば高評価も期待できます。

女性編

女性が総合型選抜(旧AO入試)の面接を受験する際に好まれるのは、耳が出ており、前髪が目にかからない自然な髪色の髪形です。

前髪は目を隠さず、サイドも顔にかからないようにし、耳を出します。耳を出していると、賢くはつらつとした印象を与えることができるからです。

逆に、目や耳が髪で隠れてしまうと、相手に暗い印象を与えます。

そのため、短い髪は耳にかけたいですし、長い髪の場合は後ろでゴムで結んでおくとよいでしょう。また、長い前髪は短く切っておくか横に流してピンで止める事をおすすめします。

避けたほうが良い髪型について

望ましくない髪型の一例
逆に、総合型選抜(旧AO入試)の面接では避けた方が良い髪形もご説明します。

男性編

前髪が目にかかっているのは、総合型選抜(旧AO入試)の面接で相手に暗い印象を与えるためNGです。

また、過度なセットは学生らしさが失われ、印象が悪くなってしまいます。それに高さがあるツーブロックも控えましょう。

加えて茶髪やパーマも軽薄な印象を与えるため厳禁です。

女性編

目や耳にかかる前髪は、総合型選抜(旧AO入試)の面接官に暗い印象を与えるためNGです。

加えて長すぎる髪はお辞儀の度に顔が隠れたり、肩に落ちる髪が気になるので避けるのが無難です。

パーマや染髪も面接の場では好まれませんので、パーマはあらかじめ落とし、髪は自然な色に染め戻しておきましょう

髪の色について

髪色は自分のナチュラルな髪色が望ましく、派手な染髪はNGです。

実は総合型選抜(旧AO入試)の面接官には、ご高齢な方も多くおられます。そのため、髪を染めることに対して良い印象を持っていない方も多いのです。

面接のために髪の色を黒に戻すのは面倒と思うかもしれませんが、面接で好印象を与えるためには黒に戻すのが必須であることは知っておくべきです。

髪の長さについて

好印象を与えられる髪の長さの一例
総合型選抜(旧AO入試)の面接において、面接官に不快感を与えないように、髪の長さも整えておきましょう。

男性編

男性の髪形は、だらしなく見える長さは避け、清潔感のある短めの髪に整えておきましょう。特に前髪の長さに配慮をすることが欠かせません

1つの目安としては眉毛にかかるか、かからないかくらいの長さがちょうどよい長さである、と考えるとよいでしょう。

女性編

女性の場合は長い髪自体は問題はありませんが、前髪については男性と同様に注意が必要です。

前髪で顔が隠れるのは良くないので、髪が顔を隠さないように耳にかける事を意識しましょう。また、どうしても髪が落ちてくる場合は、ピンで止めるのも手。

髪の長さが肩よりも下の場合は、後ろでゴムで束ねてしまうと清潔感があります。

最後は大人から見ての清潔感

身だしなみのポイントは清潔感の有無
総合型選抜(旧AO入試)の面接時の服装や髪型についてご紹介してきました。

服装、髪型についてそれぞれ具体的な例も挙げましたが、その基本となっているのは相手に与える清潔感や、好感であることを押さえておきましょう

面接官は高齢の方も多く、今どきの学生が良いと感じる服装や髪形をよしとしないケースもあります。

そのため、総合型選抜(旧AO入試)の面接に向かう前には保護者や学校の先生など複数の大人にチェックしてもらうようにしましょう。

髪型と服装以外で面接官が見ているポイント

身だしなみ以外で面接官が確認する主なポイント
総合型選抜(旧AO入試)の面接では服装や髪形以外でもチェックされるポイントがあります。そこでここからは、髪型や服装以外で面接官が見ているポイントについて解説していきます。

その人の人となり

総合型選抜(旧AO入試)の面接では、受験生の服装や髪形などの「見た目」だけではなく、「人となり」を見ています。

人となりは態度に現れますので、面接時には注意しましょう。特に面接官と話す時には、「面接官の目を見て、笑顔ではきはきと会話を楽しむ」ように心がけたいものです。

変に自分を取り繕って良く見せたりする必要はありませんし、そのような行いは面接官に見抜かれてしまいます。

また、面接当日に過度な緊張をしないように事前に本番のイメージトレーニングを行っておくと良いでしょう。

大学への想い

面接官は、受験生がなぜウチの大学の総合型選抜(旧AO入試)を選んだのか、なぜウチの大学に入学したいのかの想いを見ています。

そのため、面接時に「ウチの大学ではなくても良いのではないか」と思われてしまう態度を見せるのはNG

そこで、なぜ志望大学・志望学部への入学を希望し、総合型選抜(旧AO入試)を受けたのか、という志望動機は明確にしましょう。

また志望動機を明確にするためにも大学が独自に作っている教育目標やカリキュラム、他の大学と比較した上で優れた点のリサーチは重要です。

マナー

総合型選抜(旧AO入試)の面接では、面接官は受験生のマナーも良く見ています。

例えば入室時の挨拶ひとつでも、言い方が雑ではないか、暗い印象を与えていないかが読み取れるものです。

入室時、退室時のマナーやお辞儀の仕方や歩き方がだらしないと、良い印象は持ってもらえません。

そこで、総合型選抜(旧AO入試)の面接を予定している人は、学校の先生と面談して模擬面接をしてもらうことをおすすめします。

模擬面接の際にはビデオカメラなどで自分の姿を撮っておくと、気になる部分を修正して本番の面接に臨めます。そのため、ビデオーも可能であれば面接の練習時には撮るようにしましょう。

態度

総合型選抜(旧AO入試)の面接中、面接官は受験生の態度に注目しています。

そのため、入退室時の挨拶やお辞儀はもちろんのこと、座っている時には椅子の背にもたれかからず、姿勢を良くして座りましょう。

加えて望ましい態度の1つには2つ以上の動作を一度に行わないことも含まれます。そのため、お辞儀と同時に「失礼します」などの挨拶を行うこともNG。

同時に話す際の態度も見られます。そこで、面接官と話す時には、相手の顔を見ながら明るく笑顔ではきはきと話す事を意識したいですね。

自信がないようでしたら、何度も練習をすることをおすすめします。

面接中のマスクの扱いについて

面接中のマスクの取り扱いについて
総合型選抜(旧AO入試)の面接でのマスクの扱いは、大学側の考えもあるので自分自身で判断するのは難しいです。

そのため、マスクについて大学から特に指示がない場合は、面接の最初に受験生から「マスクは着けたままでよろしいでしょうか」や「マスクは外した方がよいですか?」など尋ねることが理想的です。

また、マスクのデザインは白や薄いブルー、グレーなどの落ち着いた色であり、無地のものが無難です。派手な柄のものや、キャラクター入りなどは主張が激しすぎるため避けましょう。

マスクは鼻と口をしっかりと覆い、正しく着用します。マスクを着けていると普段よりも声が届きにくくなりますので、はきはきと大きめの声で話しましょう

また、顔の半分がマスクで隠れてしまうからこそ、見える部分での表情が重要になります。笑顔を忘れず、ジェスチャーやアイコンタクトを駆使して面接官としっかりコミュニケーションを取りましょう。

今回の内容のまとめ

これまでの内容のまとめ
今回は総合型選抜(旧AO入試)の面接の際の服装や髪形について詳しく解説しました。最後に今回の内容の中で特に重要な点をまとめましたので是非ご覧ください。

特に重要なポイント一覧

  • 面接時は制服で臨みましょう。制服がない場合はスーツが無難。
  • 髪型はナチュラルで清潔感のあるものにし、染髪、パーマはNG。
  • 面接時のカバンの中は最小限にし、時計は忘れずに持っていく。
  • 面接時は身だしなみだけではなく、人となりも見られる。
  • 本番の前に面接の練習をしておくことは非常に重要。

最後になりますが、総合型選抜(旧AO入試)の面接ではその大学に行きたいと思った気持ちを表現し、しっかりと面接官に伝えることが重要です。そのため、志望理由を整理すると共にあなたの熱意を面接官に正しく伝えられるように出来る限りの準備をしましょう。

参考記事:特別選抜入試で合格を勝ち取るポイントとは?

コラム:浪人生と社会人が総合型選抜(旧AO入試)を受ける際の服装

浪人生と社会人が総合型選抜の面接を受ける際の適切な服装
浪人生や社会人が総合型選抜(旧AO入試)の面接を受ける場合、服装で悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

高校生であれば原則的に制服がありますが、浪人生や社会人には制服がありません。制服を着る事が出来ない時に重要になるのが今回の記事の本文内でご紹介したようにスーツの着用です。

スーツであればマイナスに評価する面接官は基本的にはいません。そのため、浪人生や社会人の立場で総合型選抜を受けるのでしたら一度紳士服店に足を運び、スーツを購入することをおすすめします。

また、スーツ選びに自信がないようでしたら紳士服店の店員に「面接で好印象を与えるスーツを探しています」と話してみるとよいでしょう。プロの観点で面接の場にふさわしいスーツを紹介してもらえるはずです。

浪人生が総合型選抜を受ける際のポイントについては以下のページでまとめているのでよろしければご覧ください。

高校を卒業した人が特別入試を受ける際のポイント

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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