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2021.07.26 総合型選抜

総合型選抜入試(旧AO入試)に受かりやすい人の特徴を大公開

総合型選抜入試(旧AO入試)に受かりやすい人の特徴を大公開

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているかどうかは、大学受験を考えている高校生のみなさんにとって、気になる点ですよね。

ご存じでしたら改めての話になりますが、総合型選抜入試(旧AO入試)は推薦入試や一般入試と評価されるポイントが違います。そのため、利用するかどうかを考える際にはあなたとの相性を把握することが欠かせません。

しかしどんなポイントが推薦入試や一般入試と違うのか、また受かりやすい人がどんな人なのかが分からないと利用するべき試験なのか否かの判断はできないと思います。

そこでこのページでは、総合型選抜入試(旧AO入試)に向いている人の特徴合否を決める評価ポイント合格を勝ち取るための準備についてご紹介していきます。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

将来やりたいことがある人に向いている試験形式

将来やりたい人にピッタリな試験形式
総合型選抜入試(旧AO入試)は将来やりたいことが既にある人に向いています。

なぜなら、総合型選抜入試では書類選考+小論文または学力試験+面接の試験の流れを踏むことが多く、単純な学力の有無で合格が決まるわけではないからです。

総合型選抜入試(旧AO入試)は、将来やりたいことが明確になっていた上で今までの実績があり、やりたいことを論理的に言葉で説明できる人が評価されるからです。

この総合型選抜入試(旧AO入試)ができた背景には、大学の受け入れ方針の変更があったことが挙げられます。

大学の受け入れ方針の変更に伴って普及した

大学が受験生に求める事
総合型選抜入試(旧AO入試)は大学の受け入れ方針の変更に伴って普及しました。平成29年度の大学入学者は、617,000人のうち、44.3%は推薦と総合型選抜入試(旧AO入試)の入学者で過去最高を記録しています1) 。

もともと総合型選抜入試(旧AO入試)ができた背景としては、大学の入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)に下記の3つの要素が含まれるようになったことがあります。

要素名 要素の概要
①「基本的な知識・技能」 基本的な学力や知識
②「思考力・判断力・表現力」 自ら課題を見出し、
解決に向けて探求して協働して学習する態度
③「主体性・多様性・協働性」 主体性を持って多様な人とともに学習する態度

このように、大学の入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)の変更がありました。

それに伴い従来の基本的な知識・技能のみを評価項目としていた一般入試だけではなく、「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」といった項目を取り入れた試験の1つが総合型選抜入試(旧AO入試)です。

合格する人に見受けられる特徴とは?

旧AO入試で合格する人の特徴
先ほどご紹介しましたように総合型選抜(旧AO入試)は一般入試と異なり、学力だけではなくて多様な側面が評価されます。

そのため、合格を勝ち取る人は一定の基礎学力を備えている事に加えて今から取り上げる7つの項目の中の大部分を備えておりました

  1. 部活等の課外活動の活動実績がある
  2. 評定平均が高い
  3. 2級以上の英検を保有
  4. 面接で好印象を与えるだけの魅力的な個性
  5. 大学入学後の確固たるビジョン
  6. 完成度の高い出願書類を作り上げる準備力
  7. 受験する大学・学部が求める人物像に合う事

今取り上げた7つの項目の中の過半数を満たしているかどうかは総合型選抜に受かりやすい人であるかを考える際の1つの基準になります。参考にしてみてください。

逆に総合型選抜に向いていない人とは?

総合型選抜(旧AO入試)に向いていない人の特徴
総合型選抜入試(旧総合型選抜入試(旧AO入試))に向いているかどうかを考える際には総合型選抜入試(旧AO入試)に向いていない人の特徴を押さえる事が有効です。

なぜなら、向いていない人の特徴を把握し、あなたに該当するかどうかを確認すれば自ずとあなたと総合型選抜入試(旧AO入試)の相性が分かるためです。

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いていない人の4つの特徴

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いていない人の4つの特徴を列挙してみましたのでぜひご覧ください。

  1. 大学に入ってやりたいことや学びたいことがない人
  2. 人前で何かを話したり、自分の思いを伝えるのが苦手な人
  3. 将来の夢や将来進みたい方向性が全くない人
  4. 高校生活で部活や生徒会といった課外活動を一切していない

この中で当てはまったものは何個ありましたでしょうか?

1つも当てはまらなければあなたと総合型選抜入試(旧AO入試)の相性は抜群です。

ただし、いくつかの項目に当てはまっても大丈夫です。

今向いていない人も対策次第では合格可能

実は先ほど取り上げた総合型選抜入試(旧AO入試)に向いていない人の特徴をあなたが持っていたとしても対策すれば総合型選抜入試(旧AO入試)を突破することが出来ます。

例えばあなたに1の「大学に入ってやりたい事がない」や3の「将来の夢や将来進みたい方向性がない」に該当したとします。

このケースでは今から考えて志望大学に提出書類を出すまでに明確になれば大丈夫です。

それに2の「人前で何かを話したり、自分の思いを伝えるのが苦手」に該当したとしても面接練習に取り組めば苦手意識はなくなります。

また、4の「高校生活で部活やボランティアといった課外活動を一切していない」場合も対策はあります。

例えば高校最後の夏休みに短期留学に行く事や今からボランティア活動を始めれば十分大学に評価されます。
大学に評価されるボランティア活動とは?

こう考えれば本当に向いていない人はほとんどいない事が分かりますよね。

試験の合否に関わる3つのポイント

試験の合否に関わる3つのポイント
ここまでの内容に目を通して総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているなと感じたとしても合格するには大学が合否判定に何を見ているかを知ることが欠かせません。

そこでここからは立命館アジア太平洋大学の総合型選抜入試(旧AO入試)を参考に総合型選抜入試(旧AO入試)の合格に関わる3つのポイントについて解説します。
*立命館アジア太平洋大学の総合型選抜の内容の確認に使用した資料は、R2入試要項.inddです

立命館アジア太平洋大学のAO入試とは?

今回ご紹介する立命館アジア太平洋大学の総合型選抜(旧総合型選抜入試(旧AO入試))では以下が課されております。

  1. 大学が求める出願資格を満たしている事
  2. 志望理由書の提出
  3. 活動実績報告書の提出
  4. エッセイの作成
  5. 個人面接

ここで一覧にしましたように学力試験がないんですよね。学力試験がない点からも総合型選抜(旧AO入試)は一般試験とは別物である点は分かりますよね。

学力試験がない立命館アジア太平洋大学の試験内容から総合型選抜(旧AO入試)では何が重視されるのかについて考えてみます。

総合型選抜入試(旧AO入試)の評価基準には志望動機が評価される

総合型選抜入試(旧AO入試)の評価基準には志望動機が評価されます。

現に立命館アジア太平洋大学では、入学希望者の志望動機を評価するために、志望理由書と個人面接を設けています。

志望理由書や個人面接では志望学部への興味・関心や入学後の学修に対する意欲・熱意・論理性や説得力などを評価しています。

中でも特に評価されるのは、入学後の活動意欲や学習意欲です。

この点を考えてもやりたいことが明確な人ほど、総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているといっても過言ではないでしょう

総合型選抜入試(旧AO入試)は一般入試と違い実績も評価

総合型選抜入試(旧AO入試)は一般入試と違い実績も合格に関わる評価として設けられています。

積極的な活動への参加や将来やりたいことを見据えた活動をしていることがある人は、総合型選抜入試(旧AO入試)にはとても向いているといえます。

例えば立命館アジア太平洋大学は国際色が豊かな学校のため、英語力を含めた外国語に素養がある人材を求めているという背景があります。

そのため、TOEFL iBTのスコアが42点以上のスコアであることや、International Baccalaureate(IB)のディプロマを英語で取得・取得見込みなどの出願基準が設けられています。

その他にも、中学卒業後から出願時までのスポーツ・文化・芸術・生徒会活動・ボランティア・各種資格等も評価の中に含まれています。

この点から高校時代の実績がある人は、他の大学でも評価されやすいため、総合型選抜入試(旧AO入試)には向いているでしょう。

ちなみに英語力については立命館アジア太平洋大学以外の大学においても出願条件に定めているので英語が得意なことは総合型選抜(旧入試)では有利に働きます

総合型選抜入試(旧AO入試)は将来やりたいことが明確であるほど向いている

総合型選抜入試(旧AO入試)は将来やりたいことが明確であるほど向いています。

なぜならば、過去・未来・現在という時間軸で切り分けた時に、未来に向かって進んできたことを過去の実績と志望動機を使って論理的に説明できるからです。

たとえば、将来日本の素晴らしさを海外へ伝える仕事がしたいと思っている人がいたとします。

その人が英検準一級を身につけた上で英語が学べる大学で自身の英語力を高めるために大学で本気で学びたい想いを志望理由書や面接で伝えればどうでしょうか?

当然、大学側へ高い志望意欲を伝えることができます。特に立命館アジア太平洋大学のように志望者に英語力を求め要るケースはなおさら。

このように、総合型選抜入試(旧AO入試)は将来やりたいことが明確であるほど向いています。それにやりたいことに基づいて行ってきた過去の経験や実績をアピールすることが評価につながります。

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いている人が準備すべき2つのこと

合格を勝ち取るための2つの準備
総合型選抜入試(旧AO入試)に向いている人が準備すべきポイントは下記の2つがあります。

志望動機を明確にしよう

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているなと思った人は、志望動機を明確にしましょう。洗練された志望動機は、志望理由書を読む人や面接官へ伝わりやすいので、合格の可能性が高くなるからです。

志望動機を整理する際には、下記の3点を意識してみましょう。

  • なぜ(Why)
  • どのように(How)
  • 何を(What)

これは、ゴールデンサークル理論といって、相手へ物事を伝えるときに効果的とされる手法の1つです。

自分自身がなぜそれをやりたいのか、どのために大学へ入ってどのように過ごして何をしたいのかを大学の担当者へ伝えましょう。

このように明確な志望動機は評価が高くなり結果的に合格の可能性が高まるでしょう。

高校生活の経験を振り返ろう

高校生活の経験を振り返ることは、大学入学後の意欲やモチベーションを伝える上ではとても効果的です。

この振り返りをする上では、単にあった出来事を振り返るのではなく、自分の熱意や意欲にどのような影響があったのかを下記の3つのポイントを押さえて説明すると良いでしょう。

  • どんな経験をしたのか
  • どんなことを考えたのか
  • その経験からどんなことをしたいと思ったのか

このように、あった出来事から自分自身がどのようなことを考えて、どんなことをやりたいかが説明できると、大学へ入学したいという意欲を伝えやすくなるので、合格の可能性は高まります。

総合型選抜入試(旧AO入試)を希望する高校生が押さえておくべき注意点

受験生が気を配りたい注意点
総合型選抜入試(旧AO入試)を希望する高校生が押さえておくべき注意点として以下の2点があげられます。

  • どの学校も実施しているわけではないこと
  • 総合型選抜入試(旧AO入試)には専願と併願可の学校がある

今取り上げた2つの注意点の詳細についてはこれからご説明します。

総合型選抜入試(旧AO入試)はどの学校も実施しているわけではない

総合型選抜入試(旧AO入試)で押さえておくべき注意点として、どの学校も実施しているわけではないことが挙げられます。

たとえば、国公立の大学などは、実施している学校もあればしていない学校もあります。

近年では東京大学なども総合型選抜入試(旧AO入試)を実施するようになりましたが、東京芸術大学では総合型選抜入試(旧AO入試)を実施していません。

また、政治経済学部や法学部などもある早稲田大学も、総合型選抜入試(旧AO入試)を実施している学部が限られていたりします。

志望する大学が決まっている人は、あらかじめ事前に総合型選抜入試(旧AO入試)を実施しているかどうかを入試情報などを見て確認しましょう

総合型選抜で受かりやすいおすすめの大学リストを大公開

総合型選抜入試(旧AO入試)には専願と併願可の学校がある

総合型選抜入試(旧AO入試)には専願でしか出願できない学校もあれば、併願ができる学校もあります。総合型選抜入試(旧AO入試)で専願の募集をしている大学の場合は、合格が決まった時点で入学しなければなりません。

一方で併願可な大学の場合には、大学への合格が決まったとしても、他の大学にすることもできます。

いずれにせよ、総合型選抜(旧AO入試)は各大学で専願受験を求めるケースもあれば併願が認められるケースもあります。そのため、総合型選抜(旧AO入試)を利用する際には志望大学の入試要項などの情報を確認しましょう。

まとめ:結局どんな人が受かりやすいのか?

このページのまとめ
総合型選抜入試(旧AO入試)に向いている人は、将来やりたいことが明確な人です。

将来やりたいことが明確な人は、大学入学後への高い意欲や活動が見込まれるため、大学にとって貴重な人材になると判断されやすいからです。

そこで総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているなと感じた人は、

  • 志望動機をより明確にする
  • 過去の経験を振り返って整理しておく

という2点を行った上で受験を考えたいですね。今回取り上げなかった総合型選抜(旧AO入試)の難易度や合格倍率が気になりましたら以下をどうぞ。

相場の合格倍率と受験難易度を大公開

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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