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2021.07.08 推薦入試

指定校推薦で校内選考に落ちた時の対処法と落ちる主な理由

指定校推薦で校内選考に落ちた時の対処法と落ちる主な理由

  • 「指定校推薦での進学を考えていたけど校内選考に落ちてしまった……。」
  • 「一般入試で受けるには偏差値が心もとないし、落ちたショックでやる気も出ない……。」

こんな風に途方に暮れてはいませんか?

自分は落ちたのに友達が指定校推薦の枠を獲得して浮かれているのを見るのはとても辛いと思います。

それにこれからどう気持ちを切り替えて動いていけば良いのか分からず何も手につかない状況になるのも仕方ありません。

しかし、いつまでも校内選考に落ちたことを引きずっていては前に進めませんよね。そこでこの記事では、指定校推薦の校内選考に落ちてしまった後に取る事になる王道の選択肢をご紹介します。

それに後半には指定校推薦の校内選考に落ちてしまう代表的なパターンについても説明しております。ぜひ最後までお読みいただき、自分の何が足りなかったのか冷静に見つめ直すと共にこれからやるべき事を明確にしていただければと思います

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

校内選考に落ちた後の主な3つのアクション

校内選考に不合格後の3つのアクション
まずは校内選考に落ちてしまった後の動きとしてどのような選択肢があるのかを知るところから始めましょう。

指定校推薦の校内選考に落ちてしまった後の代表的な3つのアクションは以下の通りです。

  • 残った指定校推薦枠を使う
  • 一般試験に切り替える
  • 総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦を利用する

どの選択肢を選ぶかでやるべきことは大きく変わっていきます。そこで各選択肢で具体的にどのようなことをする必要があるのかを簡単にまとめてみました。

アクション一覧 各アクションの詳細
残った指定校推薦枠を使う まだ枠が埋まっていない大学を探し、その大学の指定校推薦枠の利用の希望を教師に伝える。
一般試験に切り替える 今から勉強しても間に合いそうな大学を探し、その大学に合格できるよう受験勉強をする。
総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦を利用する 自分の能力やスペックで受験可能な条件の大学を探し、作文や面接など総合型選抜(旧AO入試)で課される試験の対策をする。

何となくイメージは掴めたでしょうか?

ここからは、上記で取りまとめた3つのアクションのメリットとデメリットに加え、これからあなたがやるべきことについて詳しく解説していきます。

残っている指定校推薦を利用する

残った指定校推薦に申し込む
1つ目の選択肢として考えられるのが、定員にまだ余裕がある指定校推薦の枠を利用するというパターンです。

一見、最初の予定通りに指定校推薦を利用できるということで特に問題なさそうにも見えますが、メリットだけでなくデメリットもあるのでそこはしっかり把握しておきましょう。

メリットとデメリット

残った指定校推薦枠を利用するときのメリットとデメリットを表にまとめると以下のようになります。

メリット デメリット
よほどのことがない限り合格できる 同じように希望者がいた場合、再度校内選考で落ちる可能性がある
受験勉強をする必要がない 入学してから周囲の学力についていけず苦労する
枠が空いていれば、自分の偏差値以上の大学に合格できる可能性がある 自分の行きたい学部や学科の推薦枠がないことがある
ほかの入試を受けるより早く進路が決まる 本当は行きたくない大学で妥協することになる

この表を見ていただけると分かる通り、再度指定校推薦に挑戦をするのは大きなメリットがあります。特に枠が空いていれば自分の偏差値以上の大学に合格できる可能性があるのは見逃せません

ただし、一度落ちたときと同じように、もし同じ指定校推薦の枠を狙っている人がいる場合はまた校内選考が行われます。そして2回目の校内選考で落ちてしまう可能性は否定できません。

また、これは私の教え子を見ての話になりますが、指定校推薦で身の丈以上の大学に入学してしまうと入学後が大変です。

1,2年生の間は英語や必修科目などの純粋な学力が求められる科目についていくだけで精一杯になる可能性もあります。

せっかく入れたのに落ちこぼれというのも辛いですし、それが自分の興味のない学問であれば尚更。そのため、「とりあえず指定校推薦でどこかの大学に入ればよい」という考えは必ずしも正しいとは言えません

今日からやるべき事

まずは残っている指定校推薦の枠があるのかどうかを担当の先生に確認しましょう。

残りの枠があった場合は、自分の将来の方向性とのマッチ度や同級生の動向などを見ながら最適な枠に応募しましょう。

万が一、希望者が複数いて校内選考が実施される運びとなったときは、その対策に取り組むことになります。

学校によって選定基準や行われる試験が変わってきますので、担当の先生に確認してもらいながら進める事をおすすめします。

一般試験に切り替えて合格を目指す

一般選抜に切り替えて大学合格を目指す
2つ目の選択肢として考えられるのが、指定校推薦を諦めて一般入試を受けるというパターンです。

一般入試は過酷なイメージが強いですが、その分得られるものもたくさんあります。そこで現在の自分の学力を冷静に見極めながら一般選抜に切り替える事の良し悪しを考えたいですね。

メリットとデメリット

一般選抜に切り替えるパターンについてもメリットとデメリットをそれぞれ表にまとめてみました。

メリット デメリット
合格すると大きな達成感を得られる 必ずしも合格するとは限らない
受験勉強を通じて成長できる 多くの時間やお金がかかる
大学の勉強で困らない基礎学力を身につけることができる たくさん勉強しなければならない

一般入試を選ぶことのメリットは、やはり自分の力で確かな学力を身につけられる点にあります。それに受験勉強での苦労を通じて人間的にも成長するチャンスも得られます。

一方で、ほかの入試形式に比べて時間やお金、労力が必要となります。それに頑張ったからといって必ず合格できるわけではないというのが現実の厳しいところです。

しかし、結果はどうであれ一生懸命努力した経験があるというのはそれだけで価値のあることです。それに学力が上がれば指定校推薦で志望していた大学よりもランクの高い大学に合格するチャンスがあるのも見逃せません。

今日からやるべき事

一般入試で頑張るという覚悟を決めたのならば、まずは志望校を決めるところから始めましょう

目標がなければいくらやる気があっても結果に結びつきません。

まずは自分の現在の学力を正しく把握し、残された期間でどの程度の成長が見込めそうなのかを冷静に分析しましょう。

その上で、チャレンジしたい第一志望、少し頑張れば届きそうな大学、今の学力でも射程圏内の滑り止めをそれぞれ決めていきます。

総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦で大学合格を目指す

公募推薦か総合型選抜に切り替える
3つ目に考えられるのが、総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦を利用して大学受験をするという選択肢です。

総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦はどの大学も独自の選抜方法で行っており、どんなものかイマイチよく分かっていないという人も多いかと思います。

そこでまずは総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦がどのような入試方式なのか、正しく理解するところから始めましょう。

そもそも総合型選抜(旧AO入試)と公募推薦とは?

総合型選抜(旧AO入試)を簡単に解説

総合型選抜(旧AO入試)は総合的な人物評価から大学の求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合った学生を選抜する入試です。

高校からの推薦は特に必要がなく、出願条件さえ満たしていれば誰でも応募することが可能です。

総合型選抜(旧AO入試)では面接や小論文、志望動機や学部・学科の適性が選抜基準であることが多いです。ただし、近年では文部科学省の方針によって新たに学力基準を設ける大学も増えている実情もあります。

加えて総合型選抜(旧AO入試)ではその大学への入学意欲が選抜基準として重視されているため、「専願」での受験しか受け付けていない場合も多いです。

ざっと総合型選抜(旧AO入試)の特徴についてはご紹介しましたが、もっと詳しく知りたい方は総合型選抜(旧AO入試)の特集ページである以下のページをどうぞ。

この入試形式をもっと詳しく学ぶ。

公募推薦を簡単に解説

一方で、公募推薦は「各大学が求めている出願条件を満たし、校長からの推薦があれば出身高校を問わず誰でも出願できる」というものです。

高校からの推薦がもらえるかどうかは学業成績や課外活動実績などの総合判断で決まります。

公募推薦の入試方法としては、高校の成績と面接・小論文による人物評価が中心ですが、大学によっては共通テストの結果を活用したり、学力試験を実施したりする場合もあります。

総合型選抜(旧AO入試)と公募制入試を比較すると、細かな条件の違いはあれども、選抜方法はおおむね同じです。

ただし、総合型選抜(旧AO入試)はアドミッション・ポリシーとのマッチングが大きな判断基準であるため、高校までの実績だけでなく、入学後にやりたいことがより重視される傾向にあります。

より詳しく総合型選抜と公募推薦の相違点を知りたいようでしたら以下の特集ページをご参照ください。

両者の相違点を徹底解説

メリットとデメリット

総合型選抜(旧AO入試)と公募推薦の概要が分かったところで、これらのメリットとデメリットについて説明していきます。

メリット デメリット
・学力だけで合否が決まらない

・一般入試よりも倍率が低め

・一般入試よりも早く進路が決まる

・受験回数を増やすための手段として使える

・入学してから周囲の学力についていけず苦労する事がある

・選抜方法が大学によって大きく違うため対策が難しい

総合型選抜(旧AO入試)と公募推薦ではこれまでの評定や課外活動の実績などが合否判断に使われます。そのため、現在の学力に縛られずに進路の選択肢を広げられるという魅力があります

加えて指定校推薦では推薦枠が学校に来ている大学しか受験できませんが、総合型選抜(旧AO入試)と公募推薦にはその縛りがありません。

総合型選抜や公募推薦を実施している大学の中であればあなたの行きたい大学や学びたい学科を選んで自由に挑戦することが可能です。

一方で、指定校推薦の場合と同じくように大学入学後の一般入試勢との学力の差はどうしても懸念事項になります。加えて総合型選抜も公募推薦も選抜方法が各大学によって大きく違うために対策が難しいという問題もあります。

しかし対策の難しさに関しては学校の進路指導の先生や専門の塾の力を借りる事である程度カバーすることが可能です。

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今日からやるべき事

総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦を受けたいと考えているならば、まずはどの大学で総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦が行われているのかを調べる必要があります。

その上で、気になった大学の出願要件を満たしているのか、高校からの推薦はもらえるのかを担当の先生に確認しましょう。

出願できることが分かったら、あとは選考対策をひたすらやるのみです。具体的な対策内容としては志望大学の選抜内容を確認した上で小論文や面接の練習をコツコツ進める形になります。

一番無難なのは総合型選抜の利用

総合型選抜への乗り換えが一番無難
ここまで、校内選考で落ちた後のアクションについて様々な選択肢を提示してきましたが、一番無難なのは総合型選抜(旧AO入試)に切り替えることです。

総合型選抜(旧AO入試)に切り替えるのが一番無難だと考えられる4つの理由についてこれからご紹介します。

学力よりも部活や課外活動が評価される

指定校推薦を利用するつもりだったところから一般入試に切り替えて受験勉強をするというのは残された時間や気持ちの問題を考えるとかなり大変なことです。

しかし、総合型選抜(旧AO入試)であれば学力にあまり自信がなくても、部活をはじめとした課外活動などの実績でカバーできます。なぜなら、総合型選抜は総合評価であり、評価項目の中には課外活動の実績もあるためです。

それに「これから」大学で学びたいことや研究したいことをしっかり持てているかが選考の大事なポイントになる点も追い風です。なぜなら、現在の学力に囚われすぎずに済むからです。

それに大学によっては受験資格に評定平均を設けていないケースもあるので評定平均が理由で指定校推薦に落ちた人にも挽回の道が残されております。

今からでも対策が間に合う可能性が高い

総合型選抜(旧AO入試)の試験では小論文と面接を課されるところが多く、この2つなら校内選考に落ちた後から対策に取り組んでも十分に間に合います。

加えて小論文には基本の型がありますし、面接もある程度聞かれる質問は限られています。そのため、ポイントだけを重点的に押さえれば短期間で十分な対策をする事も不可能ではありません。

ただし、一人でやるのは難しいですので、先生やプロに頼んで小論文の添削や面接練習を行ってもらうことをおすすめします。

高くキープした評定がプラスに働く

指定校推薦を狙っていたということは、それなりの評定をキープ出来ていたと思います。高い評定平均を確保するための努力は総合型選抜(旧AO入試)でも評価してもらえます。

なぜなら、評定平均の高さは総合型選抜の評価項目の1つになっているためです。特に、最近は文部科学省の要請で総合型選抜(旧AO入試)でも学力基準を設定している大学が増えていますので、成績が良いというのはそれだけで大きなアドバンテージになります。

対策次第では指定校推薦以上の大学も狙える

指定校推薦の場合は高校に推薦枠が提供されている限られた大学の中から行きたいところを選ぶしかありませんが、総合型選抜(旧AO入試)の場合は自分で自由に受ける大学を選べます

小論文や面接などの対策をしっかりこなすことができれば、指定校推薦で狙おうと思っていた大学よりもレベルの高いところに挑戦することも可能なのです。

ただし、総合型選抜(旧AO入試)は「専願」が基本ですので、どの大学を受けるかは慎重に検討する必要があります。まだ受ける大学を決めていないようでしたら以下のページで紹介している大学に目をつけるとよいでしょう。

狙い目のおすすめの大学リストを大公開

校内選考に落ちた後の対応のまとめ

校内選考に落ちた後にやるべき事のまとめ
これまでの内容で校内選考に落ちてしまった後の動きについて理解していただけたでしょうか?

校内選考に落ちてしまって悲しむ気持ちはよく分かりますし、落ち込んでしまうのも仕方のないことです。しかし、どこかで気持ちの整理をつけて進んでいかなければなりません。

気持ちを切り替えた後の選択肢としては総合型選抜(旧AO入試)にチャレンジするのが最もおすすめです。改めての話になりますが、総合型選抜(旧AO入試)に切り替えるのをおすすめする理由をまとめておきました。

  • 学力だけで合否が決まらない試験である
  • 一般入試よりも倍率が低めである
  • 一般入試よりも早く進路が決まる
  • 高くキープした評定を生かすことができる
  • 対策次第で指定校推薦よりも上位校が狙える

ただし、総合型選抜で重要になる小論文や面接などの対策は一人でやるのは難しいことが多いので、進路指導の先生や専門の塾などを活用した方が良いでしょう。

大学入試は今後の人生を大きく左右する大切なイベントですので、悔いが残らないように頑張ってくださいね。最後にこのページの内容と併せて目を通しておきたいページをご紹介します。

高校3年生の夏からでも総合型選抜の対策が不可能ではない理由

コラム:指定校推薦の主な落選理由

代表的な指定校推薦の落選理由
校内選考に落ちたことが気になって前に進めないという人のために、校内選考の主な6つの落選理由をご紹介します。気持ちの整理のためにもご覧ください。

評定平均がライバルより悪い

指定校推薦では明確で平等な選考基準として評定平均が用いられることが多く、基本的には成績が良い方が選ばれます。

参考:平均ランクと校内選考の結果の関係性

欠席や遅刻の回数がライバルより悪い

指定校推薦では「推薦しても恥ずかしくない人」を選ぶために評定平均だけではなく出席日数や遅刻の回数も念入りに確認されます。

特に同じくらいの評定平均の候補者がいる場合、より真面目で勤勉な学生を選ぶために欠席や遅刻の回数の差が運命を分けます。

部活や生徒会の実績がライバルに劣る

高校側は指定校推薦の枠を引き続きもらうためにも、様々な面で今後活躍してくれそうな生徒を推薦したいと考えています。

その際に部活や生徒会などの実績があると今後にも期待が持てますし、大学にアピールできる要素にもなるというわけです。

校内選考の課題の出来がいまいちだった

学校によっては校内選考のために独自の課題を課しているところもあり、その場合はこの課題のクオリティが1つの判断材料になります。

普段の素行が問題で選考枠から外された

高校側としてはいくら学力が高くても問題行動を起こすような生徒を推薦するわけにはいきません。そのため、素行面に問題がある生徒は基本的には候補者から除外されてしまいます。

あなたよりも総合点が高い人がいた

校内選考では様々な面から総合的に判断して、自信を持って推薦できる生徒が選ばれます。そのため、確実にあなたの方が勝っている要素がある場合でも落ちてしまうことはあるのです。

最後に

色々と理由を挙げましたが、5つ目に取り上げた素行面が原因になったケース以外はあなたに何か非があるわけではありません。単純に学校側が独自の基準で「他の候補者がベストである」と判断しただけの話です。

自分はダメだったのにライバルが受かるというのはとても悔しいことですし、なかなか気持ちを切り替えることができないのも仕方ありません。

ですが、この記事を読んでいるという時点で、すでにあなたは前を向こうとしているはずです。一歩一歩でよいので焦らずに少しずつ頑張っていきましょう。

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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