各大学の対策情報
今回は、日本大学の総合型選抜の特徴や対策方法をご紹介します。主な内容は次の通りです。
今回のポイント
- 日本大学の総合型選抜の特徴
- 2024年度(昨年度)の各学部学科の倍率
- 学部や受験方式ごとの募集要項や出願条件
- 各学部学科の総合型選抜の対策方法
- 日本大学受験者におすすめの併願受験先
- 日本大学の総合型選抜受験者がよく抱く疑問への回答
興味ある項目が1つでもありましたら、ぜひ本文をご覧になって下さい。 また、これからご紹介する内容は、特に以下のような人にぴったりの内容となっています。
- 日本大学の総合型選抜への出願を考えている
- 狙い目の日本大学の学部や学科を探している
- 合格するための対策方法やポイントを知りたい
それでは、詳しく解説していきます。
目次
日本大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?
まずは、日本大学の総合型選抜(旧AO入試)について詳しく解説します。 実施している学部や募集人数、試験日程などについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
日本大学の総合型選抜(旧AO入試)の特徴
日本大学の総合型選抜は、各学部が独自の選抜を行っているのが特徴です。 そのため、志望学部・学科・コースの選考内容をしっかり確認して適切な試験対策をする必要があります。
ここでは、日本大学の総合型選抜の特徴を簡単にまとめました。
日本大学の総合型選抜の特徴
- ほぼすべての学部・学科・コースで実施している
- 専願の学部・学科が多いが、一部併願可能なものもある
- 各学部・学科が独自の選抜を行っているため、専門的な対策が必須
- 主な選考内容は書類審査(課題論文・レポート含む)、小論文、プレゼン、面接
- 理系学部では英語・数学・理科などの筆記試験がある場合も
- 出願前にエントリーシート提出や説明会参加が必須の学部・学科もある
- 倍率は1〜4倍で、法・文理は高め、理系学部は低め
各学部の募集要項や具体的な選考内容などについては、後に詳しくご紹介しています。
総合型選抜(旧AO入試)の実施学部と募集人数
続いて、日本大学の総合型選抜(旧AO入試)を実施している学部・学科と2025年度入試の募集人数をご紹介します。
下記の表にまとめていますので、進路選択の参考にしてみてください。
学部 | 学科 | コース | 募集人数 |
---|---|---|---|
法学部 | 第一部(昼間部) 法律学科(法曹コースを除く) | 各学科10 | |
政治経済学科 | |||
新聞学科 | |||
経営法学科 | |||
公共政策学科 | |||
文理学部 | 哲学科 | 5 | |
史学科 | 3 | ||
国文学科 | 8 | ||
中国語中国文化学科 | 9 | ||
英文学科 | 6 | ||
ドイツ文学科 | 8 | ||
社会学科 | 3 | ||
社会福祉学科 | 5 | ||
教育学科 | 3 | ||
体育学科 | 第1期:10名 第2期:15名 |
||
心理学科 | 3 | ||
地理学科 | 5 | ||
地球科学科 | 4 | ||
数学科 | 5 | ||
情報科学科 | 4 | ||
物理学科 | 3 | ||
生命科学科 | 3 | ||
化学科 | 5 | ||
経済学部 | 経済学科(国際コースを除く) |
プレゼン型:各学科10名 資格取得型:各学科10名 |
|
産業経営学科 | |||
金融公共経済学科 | |||
商学部 | 商業学科 | 18 | |
経営学科 | 12 | ||
会計学科 | 5 | ||
芸術学部 | 写真学科 | 44 | |
映画学科 |
|
38 | |
美術学科 |
|
30 | |
音楽学科 |
|
40 | |
文芸学科 | 33 | ||
演劇学科 |
|
28 | |
放送学科 | 15 | ||
デザイン学科 | 23 | ||
国際関係学部 | 国際総合政策学科 | 第1期:10名 第2期:50名 第3期:15名 |
|
国際教養学科 | 第1期:8名 第2期:35名 第3期:10名 |
||
危機管理学部 | 危機管理学科 | 探究型:15名 資格型:5名 キャリア型:20名 |
|
スポーツ科学部 | 競技スポーツ学科 | アスリート型:55名 自己アピール型:13名 |
|
理工学部 | 土木工学科 | 18 | |
交通システム工学科 | 15 | ||
建築学科 | 5 | ||
海洋建築工学科 | 15 | ||
まちづくり工学科 | 6 | ||
機械工学科 | 7 | ||
精密機械工学科 | 8 | ||
航空宇宙工学科 | 7 | ||
電気工学科 | 5 | ||
電子工学科 | 5 | ||
応用情報工学科 | 3 | ||
物質応用化学科 | 10 | ||
物理学科 | 7 | ||
数学科 | 14 | ||
生産工学部 (第1期のみ表記、第2期は各学科合わせて18名) |
機械工学科 | 20 | |
電気電子工学科 | 16 | ||
土木工学科 | 22 | ||
建築工学科 | 20 | ||
応用分子化学科 | 16 | ||
マネジメント工学科 | 16 | ||
数理情報工学科 | 15 | ||
環境安全工学科 | 15 | ||
創生デザイン学科 | 15 | ||
工学部 (模擬授業型のみ表記、プレゼン型は各学科2名) | 土木工学科 | 8 | |
建築学科 | 12 | ||
機械工学科 | 13 | ||
電気電子工学科 | 12 | ||
生命応用化学科 | 6 | ||
情報工学科 | 14 | ||
松戸歯学部 | 歯学科 | 第1期:13名 第2期:4名 第3期:3名 |
|
生物資源科学部 | バイオサイエンス学科 | 15 | |
動物学科 | 10 | ||
海洋生物学科 | 10 | ||
森林学科 | 8 | ||
環境学科 | 8 | ||
アグリサイエンス学科 | 10 | ||
食品開発学科 | 10 | ||
食品ビジネス学科 | 10 | ||
国際共生学科 | 10 | ||
獣医保健看護学科 | 5 | ||
短期大学部(三島校舎) | ビジネス教養学科 |
第1期:10名 第2期:2名 第3期:2名 |
日本大学では、医学部と歯学部、薬学部以外の学部で総合型選抜を実施しています。
また、法学部と生物資源学部では、以下の学科が総合型選抜を実施していません。
学部 | 総合型選抜未実施の学科・コース |
---|---|
法学部 |
|
生物資源学部 | 獣医学科 |
自分が志望する学科・コースが、総合型選抜を実施しているのか確認しておきましょう。
2025年度総合型選抜の学部別の入試日程
ここでは、日本大学総合型選抜の入試日程を学部別にまとめています。
学部 | 出願期間 | 試験日程 | 合格発表日 |
---|---|---|---|
法学部 | 2024年9月2日(月)〜9月13日(金) |
第一次選考 第二次選考 |
第一次選考 第二次選考 |
文理学部 |
エントリー期間 2024年8月1日(木)〜9月2日(月) 出願期間 |
第一次選考 第二次選考 哲学科 史学科 英文学科 社会学科 社会福祉学科 教育学科 体育学科(第2期)心理学科 地理学科 数学科 情報科学科 物理学科 生命科学科 …2024年10月12日(土) |
第一次選考 体育学科第1期 …2024年9月20日(金) 体育学科第2期 …2024年9月27日(金) 上記以外 …2024年9月26日(木) 第二次選考 |
経済学部 |
第一次選考 第二次選考 |
第一次選考 第二次選考 |
第一次選考 第二次選考 |
商学部 | 2024年9月2日(月)〜9月10日(火) |
第一次選考 第二次選考 |
第一次選考 第二次選考 |
芸術学部 |
エントリー期間 出願期間 |
エントリー 選考 |
エントリー結果 合格発表 |
国際関係学部 | 《第1期》 書類提出(エントリー)期間 2024年9月2日(月) 〜9月6日(金) 出願期間 |
2024年10月5日(土) | 2024年11月1日(金) |
《第2期》 出願期間 |
2024年10月19日(土) | 2024年11月1日(金) | |
《第3期》 出願期間 |
2024年12月7日(土) | 2024年12月17日(火) | |
危機管理学部 | 2024年9月2日(月)〜9月11日(水) |
第一次選考 第二次選考 |
第一次選考 第二次選考 |
スポーツ科学部 | 2024年9月2日(月)〜9月11日(水) |
第一次選考 第二次選考 |
第一次選考 第二次選考 |
理工学部 |
エントリー期間 出願期間 |
2024年10月27日(日) | 2024年11月1日(金) |
生産工学部 | 《第1期》 2024年10月3日(木)〜10月10日(木) | 2024年10月19日(土) | 2024年11月1日(金) |
《第2期》 2024年11月25日(月)〜12月3日(火) | 2024年12月8日(日) | 2024年12月16日(月) | |
工学部 | 《第1期(プレゼン型》2024年9月2日(月)〜9月9日(月) | 2024年9月21日(土) | 2024年11月1日(金) |
《第2期(模擬授業型)》2024年9月24日(火)〜9月30日(月) | 2024年10月12日(土) | ||
松戸歯学部 |
《第1期》2024年9月2日(月)〜10月7日(月) |
2024年10月19日(土) | 2024年11月1日(金) |
《第2期》2024年11月5日(火)〜12月6日(金) |
2024年12月14日(土) | 2024年12月20日(金) | |
《第3期》2025年2月3日(月)〜3月10日(月) |
2025年3月15日(土) | 2025年3月21日(金) | |
生物資源科学部 | 2024年9月24日(火)〜9月27日(金) |
第一次選考 第二次選考 動物学科 海洋生物学科 食品開発学科 獣医保健看護学科 …2024年11月2日(土)・3日(日)の両日 |
第一次選考 第二次選考 |
短期大学部(三島校舎) | 《第1期》 2024年9月2日(月)〜9月26日(木) |
2024年10月5日(土) | 2024年11月1日(金) |
《第2期》 2025年1月17日(金)〜2月7日(金) |
2025年2月14日(金) | 2025年2月21日(金) | |
《第3期》 2025年2月18日(火)〜2月28日(金) |
2025年3月8日(土) | 2025年3月14日(金) |
参照元:総合型選抜|日本大学 入試ガイド
上記のように、同じ学部であっても、出願期間や試験日が異なる場合があります。そのため、出願期間や試験日は志望学部・志望学科を決めてから改めて確認しておきましょう。
2024年度の学部別の日本大学の合格倍率
続いて、日本大学総合型選抜の各学部の合格倍率を確認していきましょう。合格倍率をまとめた表は以下の通りです。
学部 | 学科 | 試験形式 | 受験者 | 合格者 | 倍率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
法学部 |
第一部(昼間部) 法律学科 (法曹コースを除く) |
56 | 12 | 4.7 | ||
政治経済学科 | 20 | 7 | 2.9 | |||
新聞学科 | 5 | 2 | 2.5 | |||
経営法学科 | 10 | 7 | 1.4 | |||
公共政策学科 | 20 | 6 | 3.3 | |||
文理学部 | 哲学科 | 19 | 6 | 3.2 | ||
史学科 | 0 | 0 | – | |||
国文学科 | 33 | 12 | 2.8 | |||
中国語中国文化学科 | 20 | 14 | 1.4 | |||
英文学科 | 7 | 6 | 1.2 | |||
ドイツ文学科 | 4 | 4 | 1.0 | |||
社会福祉学科 | 19 | 8 | 2.4 | |||
体育学科 | 第1期 | 78 | 16 | 4.9 | ||
第2期 | 62 | 18 | 3.4 | |||
地理学科 | 13 | 7 | 1.9 | |||
地球科学科 | 18 | 4 | 4.5 | |||
情報科学科 | 6 | 1 | 6.0 | |||
化学科 | 9 | 8 | 1.1 | |||
経済学部 | 経済学科(国際コースを除く) | プレゼン型 | 24 | 13 | 1.8 | |
資格取得型 | 8 | 8 | 1.0 | |||
産業経営学科 | プレゼン型 | 33 | 17 | 1.9 | ||
資格取得型 | 25 | 23 | 1.1 | |||
金融公共経済学科 | プレゼン型 | 14 | 7 | 2.0 | ||
資格取得型 | 7 | 7 | 1.0 | |||
商学部 | 商業学科 | 83 | 33 | 2.5 | ||
経営学科 | 58 | 18 | 3.2 | |||
会計学科 | 19 | 7 | 2.7 | |||
芸術学部 | 写真学科 | 71 | 42 | 1.7 | ||
映画学科 | 113 | 43 | 2.6 | |||
美術学科 | 73 | 29 | 2.5 | |||
音楽学科 | 68 | 40 | 1.7 | |||
文芸学科 | 100 | 36 | 2.8 | |||
演劇学科 | 83 | 26 | 3.2 | |||
放送学科 | 57 | 18 | 3.2 | |||
デザイン学科 | 39 | 30 | 1.3 | |||
国際関係学部 | 国際総合政策学科 | 第1期 | 64 | 64 | 1.0 | |
第2期 | 12 | 12 | 1.0 | |||
国際教養学科 | 第1期 | 36 | 36 | 1.0 | ||
第2期 | 14 | 14 | 1.0 | |||
危機管理学部 | 危機管理学科 | 72 | 53 | 1.4 | ||
スポーツ科学部 | 競技スポーツ学科 | 131 | 84 | 1.6 | ||
理工学部 | 土木工学科 | 18 | 18 | 1.0 | ||
交通システム工学科 | 34 | 32 | 1.1 | |||
建築学科 | 12 | 8 | 1.5 | |||
海洋建築工学科 | 33 | 29 | 1.1 | |||
まちづくり工学科 | 8 | 7 | 1.1 | |||
機械工学科 | 11 | 11 | 1.0 | |||
精密機械工学科 | 9 | 9 | 1.0 | |||
航空宇宙工学科 | 6 | 6 | 1.0 | |||
電気工学科 | 16 | 6 | 2.7 | |||
電子工学科 | 11 | 9 | 1.2 | |||
応用情報工学科 | 8 | 4 | 2.0 | |||
物質応用化学科 | 22 | 13 | 1.7 | |||
物理学科 | 14 | 14 | 1.0 | |||
数学科 | 33 | 26 | 1.3 | |||
生産工学部 | 機械工学科 | 1期 | 18 | 17 | 1.1 | |
2期 | 0 | 0 | – | |||
電気電子工学科 | 1期 | 9 | 8 | 1.1 | ||
2期 | 2 | 2 | 1.0 | |||
土木工学科 | 1期 | 19 | 18 | 1.1 | ||
2期 | 2 | 2 | 1.0 | |||
建築工学科 | 1期 | 20 | 12 | 1.7 | ||
2期 | 7 | 5 | 1.4 | |||
応用分子化学科 | 1期 | 8 | 8 | 1.0 | ||
2期 | 0 | 0 | – | |||
マネジメント工学科 | 1期 | 13 | 13 | 1.0 | ||
2期 | 2 | 2 | 1.0 | |||
数理情報工学科 | 1期 | 18 | 16 | 1.1 | ||
2期 | 9 | 6 | 1.5 | |||
環境安全工学科 | 1期 | 6 | 6 | 1.0 | ||
2期 | 0 | 0 | – | |||
創生デザイン工学科 | 1期 | 23 | 18 | 1.3 | ||
2期 | 3 | 3 | 1.0 | |||
工学部 | 土木工学科 | 1期 | 2 | 1 | 2.0 | |
2期 | 20 | 19 | 1.1 | |||
建築学科 | 1期 | 7 | 5 | 1.4 | ||
2期 | 25 | 19 | 1.3 | |||
機械工学科 | 1期 | 2 | 1 | 2.0 | ||
2期 | 11 | 8 | 1.4 | |||
電気電子工学科 | 1期 | 0 | 0 | – | ||
2期 | 5 | 5 | 1.0 | |||
生命応用化学 | 1期 | 0 | 0 | – | ||
2期 | 3 | 3 | 1.0 | |||
情報工学科 | 1期 | 2 | 0 | – | ||
2期 | 14 | 10 | 1.4 | |||
松戸歯学部 | 歯学科 | 1期 | 10 | 9 | 1.1 | |
2期 | 1 | 1 | 1.0 | |||
3期 | 0 | 0 | – | |||
生物資源科学部 | バイオサイエンス学科 | 13 | 12 | 1.1 | ||
動物学科 | 32 | 28 | 1.1 | |||
海洋生物学科 | 62 | 22 | 2.8 | |||
森林学科 | 9 | 7 | 1.3 | |||
環境学科 | 18 | 16 | 1.1 | |||
アグリサイエンス学科 | 17 | 15 | 1.1 | |||
食品開発学科 | 12 | 11 | 1.1 | |||
食品ビジネス学科 | 33 | 18 | 1.8 | |||
国際共生学科 | 9 | 9 | 1.0 | |||
獣医保健看護学科 | 43 | 7 | 6.1 | |||
短期大学部(三島校舎) | ビジネス教養学科 | 第1期 | 6 | 6 | 1.0 | |
第2期 | 0 | 0 | – | |||
第3期 | 3 | 3 | 1.0 | |||
第4期 | 3 | 3 | 1.0 | |||
食物栄養学科 | 第1期 | 15 | 15 | 1.0 | ||
第2期 | 3 | 3 | 1.0 | |||
第3期 | 1 | 1 | 1.0 | |||
第4期 | 0 | 0 | – |
参照元:日本大学 入学試験状況(総合型選抜等)の競争率(A/B)の部位
2024年度における日本大学の総合型選抜の合格倍率は、1~2倍を記録している学部・学科がほとんどでした。
特に、国際関係学部や生産工学部、短期大学部(三島校舎)は合格倍率1倍台のため、現役合格を狙いやすいといえるでしょう。
一方、法学部や文理学部は、合格倍率2倍以上を記録している学科が多く、人気が高い傾向があるようです。
また、受験者がいないため倍率が出ず、難易度が測れない学科が複数存在する点も把握しておきましょう。
学部・学科関係なく日本大学の総合型選抜の受験予定者が対策すべき事
次に日本大学の総合型選抜を利用する予定でしたら学部・学科関係なく行っておきたい8つの対策項目をご紹介します。
志望学部・志望学科に特化した対策は今回取り上げる全学部・全学科共通で対策すべきことを取り上げた後にご紹介しますので、まずは以下をご確認くださいませ。
やるべきこと | やるべき理由 |
---|---|
評定平均を上げること | 評定平均は調査書に書かれる上に大学側も合否判定の1つの判断要素に使われます。
当然、高ければ高いほど良い評価になるので、0.1でも高めておく価値があります。1つの目安としては4.0以上を取りたいところです。 |
2級以上の英検の獲得 | 保有している英検の級やスコアは調査書に記載されます。そして、2級以上の英検を取得する事は英語力の高さのアピールになるので合否判定の際に有利になります。
加えて、英検の級やスコアーは高ければ高いほど英語力の高さの証明になるので、2級に相当する英検スコアーを取得した後は少しでも英検スコアーを上げるようにしましょう。 |
面接・口頭試問の対策 | 日本大学の各学部・学科では二次選抜に面接または口頭試問が行われます。二次選抜の1つとして行われる以上、当日の面接や口頭試問の印象は合否判定の際の判断要素になります。面接官からの高い評価を得るためにも、事前に学校の先生や塾の先生と練習をして慣れておきましょう。 |
出願書類の作り込み | 出願時に課される書類は日本大学のどの学部・各学科を受けるかで変わりますが、どこを志望するにせよ、出願書類の作り込みは欠かせません。
なぜなら、出願書類は合否判定を行う大学の関係者に確認される以上、出来栄えは合否判定の際の判断材料になるためです。 そのため、時間をかけて作り込み、あなたの出願書類を読む人に高い評価をもらえるようにしましょう。 |
二次選抜で課される学部・学科の個別試験の対策 | どの学部・学科を志望するかで二次選抜で課される個別試験の内容は変わりますが、どこを受けるにせよ個別試験の出来栄えは合否判定に大きな影響を与えます。
そのため、志望する学部・学科が決まった後は二次選抜でどんな個別試験が課されるのか確認して対策をしましょう。 対策の際には漠然と対策をするのではなく、過去問を調べて過去問から出題傾向を把握し、試験で問われると考えられる点を重点的に対策するのが一番です。 |
志望学部・学科に評価される活動実績を積む事や志望学部・学科で学ぶ学問に関連する資格・検定の取得 | 志望する学部・学科に評価される活動実績の有無は合否判定に大きな影響を与えます。なぜなら、総合型選抜は志望する大学・学部・学科が求める人物像であるかどうかで合否を決める試験であるためです。
そのため、あなたが志望する日本大学の学部・学科がどんな活動実績や資格・検定を持っている人を求めているかを募集要項やアドミッションポリシーの確認を通して把握しておきましょう。 その上で、試験本番日までに評価される活動実績を積む事や高評価が期待できる資格・検定を取得する事を目指しましょう。 |
志望学部・学科で学ぶ学問と関連した探究活動 | 志望する学部・学科に入学した後に学ぶ事になる学問や研究していきたいテーマに関連する探究活動を行ったかどうかは合否に影響を与えます。
大前提として、大学は学問を学ぶ場所である以上、合否の判定を行う面接官は入学後に積極的に学問を修得しそうな受験生には好印象を抱く傾向があります。 加えて入学後に学ぶことになる学問や入学後に研究したいテーマと関連した探究活動を大学に入る前に行っている人に対しては学ぶ意欲が他の学生よりも高い、という評価をする可能性が高いです。 そのため、日本大学の志望学部・学科で学びたい意欲を伝えるためにも、志望学部・学科で学ぶ事になる学問や研究テーマと関連した探究活動はぜひとも行っておきましょう。 |
遅刻の数と欠席日数をなるべく増やさない事 | 遅刻の数と欠席の数は調査書に書かれます。どちらも明らかに数が多いと大学入学後も授業に来なくなるのでは?という印象を与えてしまうことに繋がるので、合否判定において不利に働きます。
遅刻の数も欠席の数も少ないに越したことはない以上、すでに何度かしてしまった場合はこれ以上増やさないようにしましょう。 |
法学部
ここからは、日本大学における法学部の総合型選抜について詳しく解説していきます。
法学部の出願条件と募集要項
日本大学法学部の総合型選抜について、全学部・学科に関する出願条件と募集要項を下記にまとめました。
出願期間 | 2024年9月2日(月)〜9月13日(金) |
---|---|
二次選考の試験日 | 2024年10月20日(日) |
合格発表日 | 2024年11月11日(月) |
出願時の主な提出書類 | ・志望理由書 ・調査書等 以下任意提出 |
二次選抜の内容 | ・筆記試験 ・口頭試問および面接 |
募集人数 | ・第一部(昼間部) 法律学科(法曹コースを除く):10名 ・政治経済学科:10名 ・新聞学科:10名 ・経営法学科:10名 ・公共政策学科:10名 |
出願時必要最低評定平均 | 全体の評定平均3.5以上 または英語・国語・数学・地歴公民で4.0以上が一つ以上ある (英語外部試験など他の出願要件を満たせていない場合) |
倍率 (2024年度) |
・第一部(昼間部) 法律学科(法曹コースを除く):4.7倍 ・政治経済学科:2.9倍 ・新聞学科:2.5倍 ・経営法学科:1.4倍 ・公共政策学科:3.3倍 |
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
|
参照元:2025年度 総合型選抜 法学部
法学部の総合型選抜の対策のポイント
法学部の総合型選抜に合格するポイントとしては、以下の3点が挙げられます。
- 評定平均や活動実績などの出願条件を満たす
- 出願書類を作り込む
- 筆記試験の対策を万全にする
ここでは、特に筆記試験の内容や対策すべきポイントについて詳しく解説していきます。
筆記試験は過去問で傾向分析と対策をする
法学部の総合型選抜 第二次選考で課される筆記試験は、法律や国際、政治などをテーマにした論述問題です。
例年、全学科共通の大問1と各学科の独自問題である大問2という出題方式となっています。 試験時間は80分で、資料を読みつつ選択問題や400〜600字の論述などに取り組む必要があるため、法律関連の知識量や素早く問題の主旨を掴む力、的確な論述力が求められます。
対策のポイントとしては、まず昨年度の過去問を解いて問題の傾向を把握することが重要です。また、過去問を解く際は、時間を測り実際の試験と同条件で取り組むことで、本番での時間配分が身につきます。
文理学部
次に、日本大学文理学部の総合型選抜の募集要項や合格するためのポイントを解説します。 なお、文理学部では2025年度より全学科で総合型選抜を実施しています。
文理学部の出願条件と募集要項
ここでは、日本大学文理学部の各学科の総合型選抜に関する出願条件と募集要項をまとめました。
エントリー期間 | 2024年8月1日(木)〜9月2日(月) |
---|---|
出願期間 | 2024年9月4日(水)〜9月10日(火) |
二次選考の試験日 |
2024年10月5日(土) 国文学科 2024年10月12日(土) 哲学科 |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) |
出願時の主な提出書類 |
・志望理由書 上記に加えて、 哲学科/国文学科/中国語中国文化学科/ドイツ文学科(A出願)教育学科/心理学科/地理学科/地球科学科/数学科/物理学科/化学科/社会学科 英文学科 社会学科 体育学科 情報科学科 生命科学科 |
二次選抜の内容 |
哲学科 ・レポートに基づくプレゼンテーション ・面接 史学科 国文学科 中国語中国文化学科 英文学科 ドイツ文学科 社会学科 社会福祉学科 教育学科 体育学科(第1期) 体育学科(第2期) 心理学科 地理学科 地球科学科 数学科 情報科学科 物理学科 生命科学科 化学科 |
募集人数 |
哲学科:5名 史学科:3名 国文学科:8名 中国語中国文化学科:9名 英文学科 :6名 ドイツ文学科:8名 社会学科:3名 社会福祉学科:5名 教育学科:3名 体育学科(第1期):10名 体育学科(第2期):15名 心理学科:3名 地理学科:5名 地球科学科:4名 数学科:5名 情報科学科:4名 物理学科:3名 生命科学科:3名 化学科:5名 |
出願時必要最低評定平均 | 英文学科:3.5以上 教育学科:3.5以上 |
倍率 (2024年度) |
哲学科:3.2倍 史学科:- 国文学科:2.8倍 中国語中国文化学科:1.4倍 英文学科 :1.2倍 ドイツ文学科:1.0倍 社会福祉学科:2.4倍 体育学科(第1期):4.9倍 体育学科(第2期):3.4倍 地理学科 :1.9倍 地球科学科:4.5倍 情報科学科:6.0倍 化学科:1.1倍 社会学科、教育学科、心理学科、数学科、物理学科、生命科学科は2025年より実施 |
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) | 史学科
英文学科
ドイツ文学科
社会学科
社会福祉学科
教育学科
体育学科(第1期)
体育学科(第2期)
地理学科
地球科学科
数学科
情報科学科
生命科学科
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文理学部に合格する為に対策すべき事
日本大学文理学部の総合型選抜で対策すべきポイントは、主に3つです。
- 志望学科の出願条件を満たす
- 第1次選考の課題レポート等を作り込む
- 第2次選考の学科試験対策を万全にする
それぞれ詳しく解説していきます。
志望学科の出願条件を満たす
文理学部の総合型選抜は、学科によって出願条件が異なるため、志望学科の出願条件をしっかり確認して確実に満たす必要があります。 学科独自の出願条件がある学科は以下の通りです。
学科 | 特別な出願条件 |
---|---|
史学科 |
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英文学科 |
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ドイツ文学科 |
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社会学科 |
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社会福祉学科 |
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教育学科 |
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体育学科 |
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地理学科 |
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地球科学科 |
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数学科 |
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情報科学科 |
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生命科学科 |
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上記の学科を受験しようと考えている場合は、出願条件を必ずよく確認してください。 また、以下の学科では、夏季オープンキャンパスで開催される総合型選抜説明会や特別授業への参加が必須となっています。
- 英文学科
- 社会学科
- 社会福祉学科
- 地理学科
- 地球科学科
- 情報科学科
やむを得ない事情で参加できない場合は説明会の動画を視聴することができますが、受験をお考えの場合はぜひ大学にてご参加ください。
第1次選考の課題レポートを作り込む
文理学部では、第1次選考としてレポートや小論文課題が課せられています。 参考までに各学科の令和6年度入試の課題内容は以下の通りです。
参照元:令和6年度 総合型選抜の課題
学科ごとに課題のボリュームは異なりますが、提出期間が9月中旬であることを考えると、夏休み中には取り掛かっていたほうが安心です。
また、課題図書や専門的な書籍、新聞記事などを活用してしっかり作り込む必要があるものも多いので、早いうちから時間をかけて作成しましょう。
レポートや小論文は、執筆したらそのまま提出するのではなく、学校や塾の先生に添削してもらい、何度も推敲を重ねることが大切です
第2次選考の学科試験対策を万全にする
文理学部の第2次選考の内容は、プレゼンテーションや小論文、学力検査など学科ごとにさまざまです。
そのため、志望学科の選考内容をしっかり確認して対策する必要があります。二次選考の過去問は以下で確認できます。
参照元:令和6年度 総合型選抜の課題
二次選考では、出願時に提出したレポートがテーマのプレゼンテーションや面接、学科に関連する学力検査を実施しているところが多いです。
学力検査の場合は、まず過去問を解いて傾向と対策を練りましょう。
過去問にはレポートやプレゼンテーションの詳細について書かれている学科もあるので、受験を考えているなら一度確認しておくことをおすすめします。
経済学部
次に、日本大学経済学部の総合型選抜について紹介します。 経済学部の総合型選抜はプレゼン型と資格取得型に分かれているため、それぞれ詳しく解説していきます。
経済学部の出願条件と募集要項
日本大学経済学部に関する総合型選抜の出願条件と募集要項は下記の通りです。
試験方式 | プレゼン型 | 資格取得型 |
---|---|---|
第一次出願期間 | 2024年9月9日(月)〜9月13日(金) | |
第二次出願期間 | 2024年9月27日(金)〜10月3日(木) | |
二次選考の試験日 | 2024年10月20日(日) | |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) | |
出願時の主な提出書類 | ・エントリーシート ・調査書等 ・小論文 |
・エントリーシート ・調査書等 ・小論文A ・検定合格等の証明書の写し |
二次選抜の内容 | ・プレゼンテーション(研究発表) | ・小論文B ・面接 |
募集人数 | 経済学科(国際コースを除く):10名 産業経営学科:10名 金融公共経済学科:10名 |
経済学科(国際コースを除く):10名 産業経営学科:10名 金融公共経済学科:10名 |
倍率 (2024年度) |
経済学科(国際コースを除く):1.8倍 産業経営学科:1.9倍 金融公共経済学科:2.0倍 |
経済学科(国際コースを除く):1.0倍 産業経営学科:1.1倍 金融公共経済学科:1.0倍 |
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
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経済学部(プレゼン型)に合格する為に対策するべき事
経済学部の総合型選抜(プレゼン型)に合格するために対策すべきポイントは、この3つです。
- 評定平均を3.5以上にする
- 第1次選考の小論文を作り込む
- 第2次選考のプレゼンの準備を万全にする
プレゼン型は出願条件として「評定平均が3.5以上」となっているため、まずは評定平均の条件をクリアしましょう。
出願条件が満たせたら、主な選考内容である小論文とプレゼンテーションの対策に力を入れます。出願時に求められる小論文は作成が大変まず小論文に関しては、出願時に作り込んだ小論文を完成させる事が欠かせません。
令和7年度のプレゼン型の小論文は、このような内容になっています。
- 身近な人々を対象とした健康づくりについて考える
- 周囲の人々の問題点と解決するためにどのような取り組みを行い、今後どのような取り組みが必要か検討する
- 解決方法を検討する時には、自分でアンケート調査やインタビューを行い、独自の調査結果をもとに論述する
- 上記の内容で2,700〜3,000字
参照元:総合型選抜の課題 経済学部
ただ3,000字程度のレポートを書くのではなく、下調べや独自の調査が必要な課題となっているため、挑戦するならなるべく早めに取り掛かりましょう。
一人で作成するのが難しい場合は、学校や塾の先生に協力を求めるのも一つの手です。
プレゼンテーションは準備が全て
二次選考では、提出した小論文に関するプレゼンテーションが求められます。
そのため、出願時に提出する小論文は二次選考のプレゼンを念頭に置いて作成しましょう。
プレゼンの内容に関しては、提示されたテーマについてはもちろんのこと、経済学部で学びたい内容や将来の目標なども踏まえたものにできると、あなた自身のアピールにも繋がります。
プレゼン型はプレゼンテーションの対策のみ行えばいいので、時間をかけてしっかりプレゼンを作り込みましょう。
そして発表時に使う資料やスライドが完成した後は、質疑応答を含めたプレゼンテーションの練習を繰り返しましょう。
プレゼンテーションの出来は練習量に比例するので、学校の先生や塾の先生に何度も手伝ってもらうことが大切です。
経済学部(資格取得型)に合格する為に対策するべき事
経済学部(資格取得型)に合格するために対策すべきポイントは、主に3つです。
- 出願条件である資格を取得する
- 出願書類のエントリーシートと小論文を作り込む
- 第2次選考の小論文と面接対策に力を入れる
それぞれ解説します。出願条件である資格を取得する経済学部(資格取得型)に出願するために必要な資格は、以下のうちいずれか1つです。
- ①実用英語技能検定2級以上
- ②TOEFL iBT® Score:45以上
- ③TOEIC®L&R Score 470以上
- ④全国商業高等学校協会主催の検定試験(簿記・英語・商業経済)のうち2つ以上の分野で1級
- ⑤日商簿記検定2級以上
- ⑥基本情報技術者試験合格
このうち比較的取得しやすいのは英検2級です。
計算が得意な場合は日商簿記2級、IT系に興味関心がある場合は基本情報技術者試験も挑戦してみるといいでしょう。
出願書類のエントリーシートと小論文を作り込む資格取得型では、エントリーシートの内容を参考に志望動機などが評価されるため、エントリーシートの作り込みが欠かせません。
また、出願時に小論文Aも提出する必要があります。
令和7年度の小論文Aの課題内容は次の通りです。
① 公立小・中学校において,教師の配当定数を満たさない学校が増えたり,採用試験の受験者数や競争率が減少することにより,どのような問題が起こるのでしょうか。
② 公立小・中学校の採用試験受験者数と競争率はなぜ減少しているのか,その背景と考えられる要因について,教員の働き方の実態を踏まえながら論述してください。論述にあたっては次の3 つのキーワード*について触れること。
引用元:総合型選抜の課題 経済学部
プレゼン型よりもボリュームは少ないですが、書籍や新聞、公的資料を使って情報収集する必要があるため、早いうちから時間をかけて取り組む必要があります。
第2次選考の小論文と面接対策に力を入れる資格取得型は試験当日に小論文試験と面接があるので、それらの試験対策はしっかり行いましょう。
小論文試験は提示された資料を読み解いて書くタイプのものです。
過去問や類似問題を繰り返し解いたり、経済関連の知識を増やしたりして頻出テーマについての自分の意見を明確にしておきましょう。
面接対策では、わかりやすい自己紹介はもちろん、志望理由や自己PRなどの一般的な質問についても回答を考えておきましょう。
商学部
次に、日本大学商学部の総合型選抜について解説します。 募集要項や合格のポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
商学部(商業学科・経営学科・会計学科)の出願条件と募集要項
日本大学商学部に関する総合型選抜の出願条件と募集要項は下記の通りです。
出願期間 | 2024年9月2日(月)〜9月10日(火) | |
---|---|---|
二次選考の試験日 | 2024年10月12日(土) | |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) | |
出願時の主な提出書類 |
・エントリーシート ・調査書等 ・小論文 ・学修計画書 |
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二次選抜の内容 |
・プレゼンテーション(個別:20分) ・面接(個別:10分) |
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募集人数 |
商業学科:18名 経営学科:12名 会計学科:5名 |
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出願時必要最低評定平均 | 3.3以上 | |
倍率(2024年度) |
商業学科:2.5倍 経営学科:3.2倍 会計学科:2.7倍 |
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特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
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参照元:2025年度 総合型選抜 商学部
商学部に合格する為に対策するべき事
日本大学商学部の総合型選抜に合格するために対策すべきポイントは、主に3つです。
- 評定平均を3.3以上にする
- 事前課題の小論文を作り込む
- 第二次選考のプレゼンテーションと面接対策に力を入れる
高等学校または中等教育学校出身で商学部の総合型選抜に出願するには、評定平均が3.3以上である必要があります。
このほかに資格などの出願条件はないので、評定平均の基準値は必ずクリアしておきましょう。
続いて、具体的な試験内容と対策ポイントについて解説します。事前課題の小論文を作り込む出願時に課される小論文では、与えられた課題に対して2,500字以上3,000字以内で作成する事が求められます。
令和7年度の課題の概要はこのようになっています。
令和7年度 商学部 総合型選抜の事前課題の概要
- テーマは「少子化の状況と少子化対策」
- 地域を1つ選び、その地域の少子化の状況と既に実行されている少子化対策を分析する
- 統計調査を行い結果を表や図で示す
- 地域を実際に訪問し、必ずフィールド調査を行う
- 字数は4,500~5,000字
- 二次選考は小論文の内容をもとにしたプレゼンを実施
課題についての指定がたくさんあるので、書類をよく読み込んだ上で過不足なく論文を仕上げる必要があります。
地域を実際に訪問して調査することや、統計調査や地図を使った考察を行うことも求められているため、早いうちから計画的に取り組みましょう。
第二次選考のプレゼンテーションと面接対策に力を入れる二次選考では事前課題についてのプレゼンテーションと面接が行われます。
対策としては、学校や塾の先生に頼んでプレゼンテーションと模擬面接の練習に付き合ってもらいましょう。
プレゼンテーションは最長10分で、質疑応答も含めると合計20分です。
資料はパソコンで作成して事前に提出する必要があるので、話す内容や流れ、誤字脱字、資料の抜け漏れなど隈なくチェックしましょう。
その上で、準備したものを利用しながら本番を想定したプレゼンテーションを繰り返し行い、学校の先生などに改善点をあげてもらうようにしましょう。
模擬面接については本番を想定して10分間の面接練習を学校の先生と繰り返すのが一番です。何度も繰り返せば、緊張せずに本番に臨めます。
芸術学部
次に、日本大学芸術学部の総合型選抜について解説します。学科やコースごとに解説するので順番にチェックしていきましょう。
なお、芸術学部の各学科では、総合型選抜の専門的な試験についての講習会や相談会などを実施しています。
総合型選抜の受験をお考えの場合は、こうした学科実施のイベントを積極的に利用してみてください。
芸術学部の出願条件と募集要項
日本大学芸術学部の総合型選抜について、全学部・学科で共通する出願条件と募集要項は下記の通りです。
エントリーシート受付期間 | 2024年9月2日(月)〜9月4日(水) |
---|---|
出願期間 | 2024年10月1日(火)〜10月7日(月) |
二次選考の試験日 | 2024年10月20日(日) |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) |
出願時の主な提出書類 |
・エントリーシート ・宛名シート ・学科指定の提出物(音楽学科・文芸学科・デザイン学科については、別途指定の提出物を提出すること) ・調査書等 |
二次選抜の内容 | 出願する学科によって異なる |
募集人数 |
写真学科:44名 映画学科:38名 美術学科:30名 音楽学科:40名 文芸学科:33名 演劇学科:28名 放送学科:15名 デザイン学科:23名 |
出願時必要最低評定平均 | – |
倍率 (2024年度) |
写真学科:1.7倍 映画学科:2.6倍 美術学科:2.5倍 音楽学科:1.7倍 文芸学科:2.8倍 演劇学科:3.2倍 放送学科:3.2倍 デザイン学科:1.3倍 |
特筆すべき出願内容・出願要件 | (一部抜粋)特になし |
写真学科に合格する為に対策するべき事
日本大学芸術学部写真学科の総合型選抜に合格するには、提出するポートフォリオの完成度が重要です。
準備が求められるポートフォリオとは?
二次選考当日に事前に作成した「学びのポートフォリオ」を持参する必要があります。
「探究活動、生徒会・委員会、学校行事、部活動、学校以外の活動、留学・海外経験、表彰・顕彰、資格・検定の8項目から、自身の学びのテーマに関連する項目を選択し、あなた自身をプレゼンテーションできるポートフォリオを制作してください。
写真作品のみを入れるのではなく、これまでの各分野での経験や写真活動が分かるようにしてください。
写真作品や写真関連の業績がある場合には前述頁以降に加えてください。
ポートフォリオはA4サイズのポケットファイル(20ポケット・40頁以内)とする。ポケットファイルは透明度の高いものを使用し、資料や写真が見えやすいようにしてください。また、ファイルの形状が変わってしまうような厚みのある資料は入れないでください。業績を示すための賞状等はコピーで構いません。」
引用元:日本大学藝術学部写真学科 【受験生の皆さま】ポートフォリオについて(2025年度)
ポートフォリオ作成に際しての条件は以下の通りです。
●「作品ポートフォリオ」について
A4サイズのポケットファイルを使用し10枚以上の写真で構成している形式、もしくは市販のフォトブックサービスの利用も可。
フォトブックの場合もA4サイズ程度が好ましい。
・いずれの場合も1ページ目に、受験番号、氏名、高校名を記載してください。
・作品として提出する写真は、自分で撮影した写真に限ります。撮影手段はカメラでもスマートフォンで撮影したものでも構いません。
・タイトルや写真を解説するキャプション、ステイトメント等の記載は自由です。
・ポケットファイルを使用する場合は、写真が見やすい透明度の高いものを使用してください。
引用元:日本大学藝術学部写真学科 【受験生の皆さま】ポートフォリオについて(2025年度)
二次選考の口頭試問ではポートフォリオについて問う形式になるため、公式サイトを確認しながらポートフォリオ作成に注力しましょう。
二次選抜の内容二次選考ではポートフォリオに関する口頭試問に加えて、事前に作成する小論文と面接による選考があります。
小論文は1,000字程度となっており、そこまで難易度は高くありません。
小論文は二次選考当日より余裕を持って作成し、可能であれば第三者に添削してもらい内容をブラッシュアップさせましょう。ポートフォリオに関する口頭試問と面接の概要は過去問の「令和5年度総合型選抜 写真学科試験報告」をご参照ください。
映画学科に合格する為に対策するべき事
日本大学芸術学部映画学科は次の4つのコースに分かれており、二次選考では全コース共通の小論文試験とコース別の試験が行われます。
- 映像表現・理論コース
- 監督コース
- 撮影・録音コース
- 演技コース
全コースで実施される二次選抜の内容
まず、どのコースの二次選考でも共通しているのが小論文と面接です。
小論文は、提示された文章を読んで自分の考えを600字程度で書く問題となっています。
文字数はそこまで多くない上に試験時間も60分あるので、過去問を解いて傾向を把握しつつ基本的な小論文の書き方を身につけておけば大丈夫です。
面接の対策としては、自分がその学科やコースの志望する理由について深掘りし、質問されたときスムーズに回答できるようにしましょう。
各コースが個別で課す試験内容について
ここでは、令和6年度の試験内容についてコースごとにまとめてみましたのでご覧下さい。
映画表現・理論コース | 上映された作品について自身の考えを書く(800字・80分) |
---|---|
監督コース |
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撮影・録音コース |
上映作品を見て「アクション、サスペンスを表現するために必要な技術とは何か」について考えたことを書く(800字・80分) *80分は上映時間と記述合わせてです。 |
演技コース |
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引用元:令和6年度 総合型選抜 映画学科
映画表現・理論コースと撮影・録音コースでは、二次選考で上映される映画を見たうえで、自分が考えたことについて記述します。
普段から映像作品を見たときの自分の感想を分かりやすく言語化できるよう練習しておくのがおすすめです。
また、監督コースはテーマに合わせた物語の作成、演技コースは実技など、実際にコースで学ぶ内容に沿った出題方式となっています。
2024年度に出題された過去問をこちらから確認して、試験の傾向を抑えつつ対策に取り組みましょう。
美術学科に合格する為に対策するべき事
日本大学美術学科には絵画コースと彫刻コースの2つがあり、コース内も専攻によって2つに分かれています。
どのコースを選ぶにせよ求められる事全コース共通の特徴として、試験当日にこれまで作成した作品や活動をまとめたポートフォリオを持参する必要がある点が挙げられます。
ポートフォリオの形式は次の通りです。
ポートフォリオの形式について
・市販のクリアファイル(A4サイズ)1冊にまとめること。
・ページ数、添付作品写真の枚数は自由とする。
・ファイルの1ページ目に、必ず以下の項目を記入した表紙を入れること。
受験コース(絵画コース/彫刻コース)
受験専攻(絵画専攻/版画専攻/彫刻専攻/地域芸術専攻)
受験番号(オンライン受験票に記載されている受験番号)
氏名
引用元:日本大学藝術学部 美術学科 【総合型選抜】における作品のポートフォリオについて
さらに、各コースの二次選考では面接を行っています。志望理由や日本大学の印象といった頻出質問への回答を事前に用意しておきましょう。
各コースで異なる二次選抜の内容美術学科の二次選考は各コースで試験内容が異なるため、しっかり確認しておきましょう。 各コースの試験内容はこのようになっています。
絵画(絵画) (1)実技〔油彩・アクリル・木炭・鉛筆のいずれかを選択し、静物を描く<5時間30分>〕
(2)実技に関するレポート(30分・400字以内)(3)面接絵画(版画) (1)実技〔デッサン:鉛筆・木炭のいずれかを選択し、静物を描く<5時間30分>〕
(2)実技に関するレポート(30分・400字以内)(3)面接彫刻(彫刻) (1)実技〔デッサン:鉛筆・木炭のいずれかを選択し、モノと空間を描く<5時間30分>〕
(2)実技に関するレポート(30分・400字以内)(3)面接彫刻(地域芸術) (1)小論文(60分・800字以内)(2)面接
彫刻コース(地域芸術専攻)以外のコースは、デッサンなどの実技と実技に関するレポートが課されます。美術予備校などを利用し、対策をするのがおすすめです。
こちらから2024年度に出題された過去問を確認できます。
音楽学科に合格する為に対策するべき事
日本大学芸術学部音楽学科は、以下の6つのコースに分かれており、各コースで選考内容が異なります。各コースの選考内容を一覧にしましたので、ご参照ください。
作曲・理論(作曲) (1)当日持参した自作品の審査及び口頭試問(2)実技〔作曲〕(3)面接 作曲・理論(理論) (1)当日持参した音楽に関するレポートの審査及び口頭試問
(2)実技〔任意の器楽曲または声楽曲の演奏〕(3)面接音楽教育 (1)小論文(60分・800字程度)(2)実技〔ピアノ〕(3)面接 声楽 (1)実技〔声楽(声楽曲)〕(2)面接 ピアノ (1)実技〔ピアノ〕(2)面接 弦管打楽 (1)実技〔それぞれの専攻する弦楽器、管楽器または打楽器〕(2)面接 情報音楽 (1)口頭試問(2)面接
対策のポイント
上記で一覧にしましたように、情報音楽コース以外では実技事件があります。
そのため、情報音楽コース以外を受けるのでしたら実技の対策がまずは求められます。実技の内容については、音楽学科が公開している「実技課題曲案内」を参考にしてください。
文芸学科に合格する為に対策するべき事
日本大学芸術学部文芸学科では、エントリー時から作文や小論文に関するスキルが問われます。
次のいずれかに該当する者を求めます
a. 創作,評論を問わず,文芸表現を第一義にめざす者
b. 文芸表現分野において顕著な成果をあげている者
エントリーには各種文芸賞や作文コンクールの受賞歴を証明する書類が必要なため、総合型選抜で受験するならコンクール等に積極的に挑戦しましょう。
また、文芸学科は二次選考で3,200字の作文または小論文試験が課されます。
作文と小論文でそれぞれ1つずつお題が出され、どちらか好きな方を選んで書く課題となっており、テーマ自体も抽象的なので高い作文能力が必要です。
180分で3,200字というかなり長丁場な試験なので、3時間書き続ける集中力と体力を身につけておきましょう。二次選考では面接も実施されるため、高校や塾の先生に頼み模擬面接をたくさんしておくのをおすすめします。
演劇学科に合格する為に対策するべき事
日本大学芸術学部演劇学科は、次の4つのコースに分かれており、それぞれ二次選考の内容が異なります。
舞台構想 (1)作文(60分・800字程度)(コース共通)
(2)実技〔グループディスカッション〕(3)面接演技 (1)作文(60分・800字程度)(コース共通)(2)実技(演技にかかわるもの)(3)面接 舞台美術 (1)作文(60分・800字程度)(コース共通)
(2)実技〔グループディスカッション〕(3)面接舞踊(日舞) (1)作文(60分・800字程度)(コース共通)(2)実技(3)面接 舞踊(洋舞) (1)作文(60分・800字程度)(コース共通)(2)実技(3)面接 ※舞踊コース志願者は、指定された期日までに受験する試験内容(日舞または洋舞)を演劇学科へ郵送してください
演劇学科の二次選考では、コースごとに実技試験があるのが特徴です。 実技試験の詳しい内容は過去問をご参照ください。
また、全学部共通で800字程度の作文と面接が課されます。
令和6年度は「意地悪する人」をタイトルとし、 あなたの思うことや物語を自由に作文してください。(引用元)」という問題が出されました。
なお、舞台美術コースのみ事前課題として、試験当日に自分の芸術活動に関するポートフォリオを持参する必要があります。そのため、舞台美術コースを受ける際にはポートフォリオの作成に力を入れましょう。
放送学科に合格する為に対策するべき事
日本大学芸術学部放送学科の総合型選抜は、次の2つのコースに分かれており、二次選考でそれぞれ異なる課題が課されます。
特に適性を見る課題は、放送学科独自の試験のためしっかり対策を行いましょう。
参考として、2024年度に実施された試験の内容について以下にまとめました。
【A アナウンサー志願者】
①適性をみる課題
テレビスタジオで音声・カメラテストを行う。
2分程度の自己紹介を考え,指定の原稿を読む。
②小論文(80分・800字)
少子化は日本の社会経済全体に関わる先送りのできない「待ったなしの課題」です。我が国の出生数は7年連続で減少し2022年は初めて80万人を割り込んで77万747人でした。どうすれば出生数を増やすことができるのかを論述しなさい。
③面 接【B 放送分野志願者】
①適性をみる課題
課題 故ジャニー喜多川氏による性加害の問題で,旧ジャニーズ事務所の記者会見等を受けて,NHKが9月27日に発表したコメントの方針についてあなたはどう考えるか。まず15分間で自分の考えを指定の用紙に書き,その後,40分間のグループディスカッションを行い,議論を受けて自分の考えを15分間で用紙にまとめる。
※「NHK会長“ジャニーズ所属タレントの新規出演依頼当面行わず”」NHK NEWS WEB記事より抜粋,2023年9月27日
②作 文(60分・600字) 「あの時」
③面 接
またアナウンサー志願者は小論文、放送分野志願者には作文が課されます。 演習を繰り返し、ご自身の考えを噛み砕いて文章に起こす練習をしましょう。
デザイン学科に合格する為に対策するべき事
日本大学芸術学部デザイン学科の総合型選抜に合格するためには、以下の3点の対策が重要です。
- 作品ポートフォリオの作り込み
- 二次選考用のプレゼンテーションボードの作り込みとプレゼン準備
- 実技試験の対策
ポートフォリオの作り込み
デザイン学科では、エントリー時に「作品ポートフォリオ(A4サイズ以上)」を提出する必要があります。
デザイン学科はエントリーから出願までに半分ほど受験者が絞られる(※2024年度:94名→40名)ため、実質このポートフォリオによる審査が1番の難関です。
自分のデザイン能力をアピールする大事な資料なので、指定された条件に合う形で丁寧に作成しましょう。
提出課題の詳細については、受験用入試案内や芸術学部ホームページをご参照ください。
▶︎日本大学芸術学部 2025年度受験用入試案内
▶︎日本大学藝術学部ホームページ 2025年度総合型選抜 概要
二次選考用のプレゼンテーションボードの作り込みとプレゼン準備
一次選考に合格したら、二次選考の事前課題である「プレゼンテーションボード(A4サイズ2枚)」を作成しましょう。
なお、事前課題は2024年9月1日以降にホームページ上で公開されます。参考までに、2024年度の事前課題は次の通りです。
二次選考ではこれを用いたプレゼンテーションも実施されるため、ボード作成だけでなくプレゼンの準備にもしっかり力を入れましょう。
実技試験の対策
デザイン学科の二次選考は、次の4つの試験があり、かなりハードです。
- 事前課題
- 小論文(1,000字・120分)
- 実技(4時間)
- 面接(プレゼン含む)
特に実技は、4時間のドローイング試験となっており、専門的な対策が欠かせません。
過去問を数年分解いて傾向を分析したり、美術系の予備校に通って試験対策を行ったりするなど、しっかり時間をかけて取り組みましょう。
国際関係学部
次に、日本大学国際関係学部の総合型選抜について紹介します。国際関係学部の総合型選抜は3期に分かれており、出願要件が異なっています。
実施試験 | 出願方式 |
---|---|
第1期 | ・探究型プレゼンテーション方式 |
第2期 |
・海外経験・語学力活用方式 ・ディスカッション方式 ・文化・芸術・スポーツ等方式 |
第3期 |
・探究型プレゼンテーション方式 ・ディスカッション方式 |
それぞれくわしく解説するので参考にしてください。
国際関係学部の出願条件と募集要項
日本大学国際関係学部の総合型選抜に関する出願条件と募集要項は下記の通りです。
試験方式 | 第1期 | 第2期 | 第3期 |
---|---|---|---|
エントリー期間 | 2024年9月2日(月) 〜9月6日(金) | 2024年9月6日(金)〜9月13日(金) | 2024年11月1日(金)〜11月8日(金) |
出願期間 | 2024年9月19日(木)〜9月26日(木) | 2024年10月3日(木)〜10月10日(木) | 2024年11月18日(月)〜11月29日(金) |
試験日 | 2024年10月5日(土) | 2024年10月19日(土) | 2024年12月7日(土) |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) | 2024年11月1日(金) | 2024年12月17日(火) |
出願時の主な提出書類 |
・エントリーシート ・志望理由書 ・課題論文 ・探究活動報告書 |
・エントリーシート ・志望理由書 ・課題論文 ・活動報告書 ・学校長,所属クラブの監督及び顧問の推薦書 ・活動報告を証明する書類の写し |
・エントリーシート ・志望理由書 ・課題論文 ・探究活動報告書 |
二次選抜の内容 | 個人プレゼンテーション |
海外経験・語学力活用方式 ・小論文 ・面接 ディスカッション方式 文化・芸術・スポーツ等方式 |
個人プレゼンテーション またはグループディスカッション |
募集人数 |
国際総合政策学科:10名 国際教養学科:8名 |
国際総合政策学科:50名 国際教養学科:35名 |
国際総合政策学科:15名 国際教養学科:10名 |
出願時必要最低評定平均 | – | – | – |
倍率 (2024年度) |
国際総合政策学科:1.0倍 国際教養学科:1.0倍 |
国際総合政策学科:1.0倍 国際教養学科:1.0倍 |
2025年度より実施 |
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
海外経験・語学力活用方式 以下のいずれかに該当する者
芸術・スポーツ等方式
|
国際関係学部に合格する為に対策するべき事
国際関係学部の総合型選抜の受験方式を分類すると次のようになります。
日本大学国際関係学部の総合型選抜で対策すべきポイントは、主にこの6つです。 それぞれ当てはまる出願要件を示しているので、自分の出願するものにあわせてチェックしてみてください。
- 【共通】出願書類を作り込む
- 【共通】課題論文の作成に力を入れる
- 【探索プレゼンテーション方式】プレゼンの練習に力を入れる
- 【A・C】指定の出願条件を満たす
- 【A・C】小論文対策を万全にする
- 【B】グループディスカッションの練習に力を入れる
それぞれ解説していきます。
【共通】出願書類を作り込む
国際関係学部の総合型選抜は、書類提出(エントリー)時に提出すべき書類がたくさんあるため、それぞれ時間をかけて丁寧に作成する必要があります。
出願書類 | 内容 |
---|---|
エントリーシート | 志望学科や出願要件、住所などを記入 |
志望理由書 |
・国際関係学部・志望学科の志望理由と入学後に学びたいことを1,000字で記入 ・具体的な学習目標と計画を600字で記入 |
探究活動報告書 | 探究活動のテーマとその内容を記入 |
活動報告書(A・Cのみ) | 出願要件や資格、活動記録と活動を通して学んだこと、アピールポイント等を記入 |
学校長, 所属クラブの監督および顧問の推薦書(Cのみ) | 学校長やクラブ監督・顧問などに推薦理由を書いてもらう |
活動報告を証明する書類の写し | 活動報告を証明する書類のコピー |
出願要件によっても作成する書類が異なるため、必ず最新の募集要項をしっかり確認しましょう。
【共通】課題論文の作成に力を入れる
国際関係学部では、書類提出(エントリー)時に課題論文を提出する必要があります。 令和7年度の各学科のテーマは以下の通りです。
実施試験 | 国際総合政策学科 | 国際教養学科 |
---|---|---|
第1期 |
|
|
第2期 |
|
|
第3期 |
探究型プレゼンテーション方式 課題論文テーマ(第3期)
ディスカッション方式 課題論文テーマ(第3期)
|
探究型プレゼンテーション方式 課題論文テーマ(第3期)
ディスカッション方式 課題論文テーマ(第3期)
|
参照元:総合型選抜の課題 国際関係学部
文量は1,200字程度でそこまで難易度の高いものではありませんが、出願する場合は時間をかけて丁寧に作成しましょう。
【探索プレゼンテーション方式】プレゼンの練習に力を入れる
2025年度より追加された探索プレゼンテーション方式では、二次選考で個人プレゼンテーションを行います。
個人プレゼンテーションの詳細は次の通りです。
- プレゼンテーマは課題論文および探究活動報告書の内容
- 10分間で氏名や志望動機など自己紹介と課題論文に基づくプレゼンを行う
- 5~10分間の質疑応答を行う
- プレゼン資料を必ず持ち込む(パソコンやUSBデータは使用可能)
- プレゼンテーションに動画は合計1分以内であれば使用可能
参照元: 探究型プレゼンテーション方式について(第1期・第3期共通)
プレゼンテーマは課題論文の内容となるため、課題論文を書く段階で、プレゼンの大枠の内容を決めておくことが重要です。
また、プレゼンは事前に時間が決まっているため、練習の際には時間を測っておきましょう。
練習を繰り返すことで時間配分が身につき、本番で「時間が足りなかった」といった事態を避けられます。
【A・C】指定の出願条件を満たす
国際関係学部の出願要件AとCでは、それぞれ特別な出願条件を満たしている必要があります。 具体的には以下の通りです。
【A:海外経験・語学力活用方式】
① 高等学校または中等教育学校後期課程(高等部)在学中に6か月以上の海外留学経験等を通じて,国際感覚や国際的視野を身につけた者
② 外国語の能力に優れ次のいずれかを満たしている者
英語
(1)実用英語技能検定2級以上合格
(2)TOEFL®Score iBT:54 PBT:480 以上
(3)TOEIC®L&R Score 520 以上
(4)IELTSTM 4.5 以上
(5)GTEC(4技能)930点以上
(6)CAMBRIDGE PET 以上
ドイツ語
(1)ドイツ語技能検定 4級 以上合格
(2)CEFR基準 A1 以上
フランス語
(1)実用フランス語技能検定 準2級 以上合格
(2)DELF A2 以上合格
スペイン語
(1)スペイン語技能検定 4級 以上合格
(2)DELE A2 以上合格
中国語
(1)中国語検定 2級 以上合格
(2)新HSK 5級 以上合格
韓国語
(1)韓国語能力試験 2級 以上合格
(2)ハングル能力検定試験 4級 以上合格
※GTECのスコアを使用する場合は,オフィシャルスコアに限る。
※その他の言語については,上記レベルと同等の基準で判断する。
※上記出願要件と同等レベル以上が示される場合も出願を認める場合がある。なお,上記基準は出願要件であり,合格を確約するものではない。
【C: 文化・芸術・スポーツ等方式】
①高等学校または中等教育学校後期課程(高等部)在学中に文化・芸術の分野において,公的機関および公的機関に準ずる機関の主催・後援による全国大会,地区大会に出場した者,または都府県大会で入賞した者 ※1〜3
② 高等学校または中等教育学校後期課程(高等部)在学中に社会貢献活動,ボランティア活動等において1週間以上または合計40時間以上取り組み,公的な証明を得られる者 ※3
③高等学校または中等教育学校後期課程(高等部)在学中にスポーツの分野において,公的機関および公的機関に準ずる機関の主催・後援による全国大会,地区大会に出場した者,または都府県大会で個人競技はベスト4以上の者,団体競技においてはベスト8以上の成績を収めたチームで指導的役割(部長・キャプテン等)を果たした者,あるいはレギュラーまたはそれに準ずる選手(大会登録選手)として活躍した者 ※1〜3
④本学部のスポーツ強化対象競技である硬式野球部,女子硬式野球部について,高等学校在学中3年間,各部に所属し将来有望な選手として,学校長,所属クラブの監督および顧問の推薦があり,本学部入学後,これらの運動部に入部する者
※1 地区大会:北海道大会,東北大会,関東大会,北信越大会,東海大会,近畿大会,中国大会,四国大会,九州大会等
※2 私学大会については,全国大会出場のみを対象とする。(地区私学大会以下は対象としない)
※3 すべての記録は,2024年9月5日(木)までのものを対象とし,公的証明書等(写し可)を必要とする。
自分が条件を満たしているか出願前に確認しておきましょう。
【A・C】小論文対策を万全にする
出願要件AとCの二次選考では、小論文試験(800字・60分)が課されます。
短い文章でテーマや条件が示されるタイプの小論文で、テーマに関する知識量や根拠のある主張をする論述力が求められます。
対策方法としては、まず過去問を解いて傾向を掴みましょう。
志望学科に関連する知識や昨今の国際問題などの情報を積極的に調べて理解を深めることも重要です。
【B】グループディスカッションの練習に力を入れる
出願要件B:ディスカッション方式は、二次選考がグループディスカッションのみです。詳細は以下のようになっています。
グループディスカッションの内容
- 原則、受験生5名が1グループ
- 話し合いのテーマは課題論文テーマについて
- 進行係とタイムキーパーは試験監督
- 最初に一人2分で自己紹介する
- 次に1人3分で課題論文内容を発表する
- 全員の発表を聞いて25分間ディスカッションする
参照元:令和6年度国際関係学部総合型選抜(第1期・第2期)ディスカッション方式について
ディスカッションでは課題論文の内容発表や課題論文テーマについての話し合いを行います。
そのため、Bで出願する場合はそれを見据えて課題論文に取り組むことが大切です。
グループディスカッションで高評価をもらうためのポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。興味があればぜひ参考にしてみてください。
危機管理学部
次に、日本大学危機管理学部の総合型選抜の募集要項と、選考通過のポイントを解説していきます。
危機管理学科の出願条件と募集要項
危機管理学科の総合型選抜に関する出願条件と募集要項は下記の通りです。なお、危機管理学部は2025年度から3つの試験方式に分かれています。
試験方式 | 探究型 | 資格型 | キャリア型 |
---|---|---|---|
出願期間 | 2024年9月2日(月)〜9月11日(水) | ||
二次選考の試験日 | 2024年10月26日(土) | ||
合格発表日 | 2024年11月8日(金) | ||
出願時の主な提出書類 |
・志望理由書 ・調査書等 ・探究型授業受講報告書と成果物 |
・志望理由書 ・調査書等 ・出願要件を満たす資格の証明書類 |
・キャリア計画書 ・調査書等 |
二次選抜の内容 |
・総合問題試験 ・口頭試問および面接(成果物についてのプレゼン含む) |
・総合問題試験 ・口頭試問および面接(資格取得についてのプレゼン含む) |
・総合問題試験 ・口頭試問および面接(キャリア計画書についてのプレゼン含む) |
募集人数 | 15名 | 5名 | 20名 |
倍率 (2024年度) |
1.4倍 | ||
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
|
|
|
危機管理学科に合格する為に対策するべき事
危機管理学部の総合型選抜で対策すべきポイントは、この3つです。
- 総合問題試験の対策を万全にする
- プレゼンテーションと口頭試問の準備をしっかり行う
それぞれ解説します。
総合問題試験の対策を万全にする
二次選考では、読解と論述を含む総合問題試験が実施されます。
昨年度の過去問を見ると、公民や現代社会などの知識を問う問題や、提示されたテーマについて論述する問題が出題されており、幅広い知識が必要なことがわかります。
論述問題は資料を読み取って書くタイプのものが出題されるので、似た問題を解いて対策しておきましょう。
プレゼンテーションと口頭試問の準備をしっかり行う
二次選考では、面接とプレゼンテーションを行います。
面接など質疑応答がある試験では、その場で自分の考えをわかりやすく伝える能力や質問の意図を素早く的確に掴む能力が重要です。
面接で聞かれそうな内容をQ&A集としてまとめて暗記したり、自己分析や学部分析をしっかりして自分の意見の軸を持ちましょう。
模擬面接を何回も繰り返すとだんだん緊張せず話せるようになります。
スポーツ科学部
次に、日本大学スポーツ科学部の募集要項や合格のポイントを紹介します。 出願条件や必要書類を詳しく解説しているため、よく確認しておきましょう。
競技スポーツ学科の出願条件と募集要項
競技スポーツ学科の総合型選抜に関する出願条件と募集要項を下記にまとめました。
出願期間 | 2024年9月2日(月)〜9月11日(水) |
---|---|
二次選考の試験日 | 2024年10月26日(土) |
合格発表日 | 2024年11月8日(金) |
出願時の主な提出書類 |
・調査書等 ・志望理由書 アスリート型 自己アピール型 |
二次選抜の内容 |
・プレゼンテーションおよび口頭試問 ・面接 |
募集人数 |
アスリート型:55名 自己アピール型:13名 |
出願時必要最低評定平均 | – |
倍率 (2024年度) |
1.6倍 |
倍特筆すべき出願内容・出願要件 |
|
競技スポーツ学科に合格する為に対策するべき事
競技スポーツ学科の総合型選抜では、2025年度から従来のアスリート型の選抜方法に加えて自己アピール型が導入されました。
アスリート型で出願するには、スポーツ活動での実績が必要になるので、自分がどちらの方式で出願することになるのか確認しておきましょう。
出願書類について
まず出願書類として、運動系の部活での実績やマネージャーとして選手を支援した実績などを証明できる書類を提出しましょう。
また、志望理由書などの自分をアピールできる書類はしっかりと作り込み、志望度が高いことを示しましょう。
一方、自己アピール型で出願する場合は、活動報告書と自己アピール書の提出が必要です。
自己アピール書では、活動報告書の内容に沿って、自己アピールする必要があります。
二次選抜の内容について
二次選考では、一次選考通過後に送付される課題レポートとその内容についてのプレゼンテーション・口頭試問が行われます。
課題レポートはスポーツに関するテーマで800字程度書くもので、作成自体はそこまで難しくありません。
しかし、課題レポートの内容がプレゼンのテーマとなっているため、プレゼンテーションのことも考えて丁寧に取り組むといいでしょう。
プレゼンテーションの練習では本番と同じ時間・場面を想定して行うと効果的です。
学校や塾の先生に聞いてもらう時は、その後の口頭試問の練習も一緒に行うと効率よく対策できます。
理工学部
次に、日本大学理工学部の総合型選抜について紹介します。 エントリー期間や募集要項について詳しくまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
理工学部の出願条件と募集要項理
理工学部全体における総合型選抜の出願条件と募集要項は下記にまとめた通りです。
エントリーシート受付期間 | 2024年6月1日(土)〜9月9日(月) |
---|---|
出願期間 | 2024年9月2日(月) 〜9月9日(月) |
二次選考の試験日 | 2024年10月27日(日) |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) |
出願時の主な提出書類 |
・エントリーシート ・調査書等 ・大学入学希望理由書 ・活動報告書 ・学修計画書 上記に加えて、 建築学科 航空宇宙工学科 |
二次選抜の内容 | 学科ごとに後述 |
募集人数 |
土木工学科:18名 交通システム工学科:15名 建築学科:5名 海洋建築工学科:15名 まちづくり工学科:6名 機械工学科:7名 精密機械工学科:8名 航空宇宙工学科:7名 電気工学科:5名 電子工学科:5名 応用情報工学科:3名 物質応用化学科:10名 物理学科:7名 数学科:14名 |
出願時必要最低評定平均 |
機械工学科 ・数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B、数学Cを全て履修し、 評定平均が3.6以上または物理基礎・物理を全て履修し、評定平均が3.5以上 応用情報工学科 ・次の①または②のいずれかを満たす者 ①数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学Bを全て履修し、評定平均が4.0以上 ②物理基礎の評定平均が4.0以上かつ物理の評定平均が4.0以上 |
倍率 (2024年度) |
土木工学科:1.0倍 交通システム工学科:1.1倍 建築学科:1.5倍 海洋建築工学科:1.1倍 まちづくり工学科:1.1倍 機械工学科:1.0倍 精密機械工学科:1.0倍 航空宇宙工学科:1.0倍 電気工学科:2.7倍 電子工学科:1.2倍 応用情報工学科:2.0倍 物質応用化学科:1.7倍 物理学科:1.0倍 数学科:1.3倍 |
特筆すべき出願内容・出願要件 |
(一部抜粋)建築学科
まちづくり工学科
機械工学科
精密機械工学科
航空宇宙工学科
電気工学科
電子工学科
応用情報工学科
物理学科
|
理工学部に合格する為に対策するべき事
日本大学理工学部の総合型選抜に合格するためには、この4つのポイントを対策しましょう。
- 志望学科の出願条件を満たす
- 出願書類を丁寧に作成する
- 事前課題の作成に力を入れる
- 志望学科の選考内容の対策をする
それぞれ解説します。
志望学科の出願条件を満たす
理工学部の総合型選抜では、学科ごとに出願条件を設けているため、出願するにはそれらの条件を満たす必要があります。
各学科の特筆すべき出願条件は以下の通りです。
学科特筆すべき出願条件
土木工学科 交通システム工学科 海洋建築工学科 物質応用化学科 数学科 |
なし |
建築学科 |
|
まちづくり工学科 |
|
機械工学科 |
|
応用情報工学科 |
|
航空宇宙工学科 |
|
物理学科 |
|
コンクールやボランティア活動などの活動実績や理系科目の履修要件、評定平均の基準など、学科ごとにさまざまな出願条件が定められているので、出願時に必ず満たせるように確認しておきましょう。
特に、航空宇宙工学科では英検準2級以上も必要なので要注意です。
出願書類を丁寧に作成する
理工学部の総合型選抜の出願書類は、字数制限がなく自由に記入できる書類が3つあります。
- 大学入学希望理由書
- 活動報告書
- 学修計画書
たくさん書けば書くほどいい、というわけではありませんが、志望理由や大学で学びたい内容、高校時代の取り組みについて時間をかけて丁寧に記述しましょう。
あまりにも内容が薄いと「志望度が低い」と判断されてしまうので、先に書く内容をある程度決めてから書き始めることをおすすめします。
また、建築学科では、コンクール等に応募した作品などの資料(ポートフォリオ)を提出する必要があります。
事前課題の作成に力を入れる
理工学部の多くの学科では、出願後に事前課題に取り組む必要があります。
参考として、令和6年度の課題内容は以下の通りです。
学科事前課題の内容
機械工学科 電気工学科 物質応用化学科 |
なし |
土木工学科 | 土木工学が造り,守っている施設や構造物に関する事前課題(1,000字程度) |
交通システム工学科 | 身近な交通に関する問題や課題を示し、より良い交通の実現に向けた提案をする(A4用紙2枚) |
建築学科 | 身近にある建築の特徴や自身の関心がある点、良いところ、改善点などに関するレポート(A4用紙4枚) |
海洋建築工学科 | 「水辺にたたずむ〇〇自慢の一軒宿」を提案し、地名・特徴・選定理由などの記述と敷地の撮影、工夫した点や周辺環境との関係性の記述、イメージ図の描画 |
まちづくり工学科 |
①まちづくりに関わるキーワードを2つ選んでそれぞれレポート作成(各1,000〜1,600字) ②住む街について問題点・課題点の指摘と改善策を提案(現地調査必須、1,600〜2,000字) ③レポートの要旨をまとめたプレゼンテーションボードの作成(A3サイズ) |
精密機械工学科 | 「次世代のロボットのエネルギーシステムの提案」に関するレポート(A4用紙4枚以内) |
航空宇宙工学科 |
①数学II・B及び数学Ⅲの対数の特徴・ベクトル・微分・積分の単元を理解しておく ②位置、速度、加速度の関係を調べて理解する |
電子工学科 | 数学及び理科の問題 |
応用情報工学科 | 数学及び理科の問題 |
物理学科 | 数学(数学I〜Ⅲ、A・B)、理科(物理基礎、物理)に関する設問に取り組み、報告書にまとめる(A4用紙20枚以内) |
数学科 |
数学(数学I〜Ⅲ、A・B)に関する問題(A4またはB5サイズ片面) |
引用元:日本大学理工学部総合型選抜の学科別課題等【過去3年間】
各学科で学習内容に関連した課題が出されます。
特に海洋建築工学科、まちづくり工学科、物理学科などはボリュームが大きいので、しっかり時間をかけて取り組めるようにしておきましょう。
志望学科の選考内容の対策をする
理工学部は出願後、1回の選考で合否が決まります。そのため、合格するには試験対策が最も重要です。
試験の内容は各学科で異なるため、過去問や募集要項を確認して万全の対策をしましょう。 参考までに昨年度の各学科の選考内容はこのようになっています。
土木工学科 | ・小論文「将来、土木技術者として活躍するために大学生になって行いたいことは何か」(600字・60分) ・面接 |
交通システム工学科 | ・プレゼンテーション(事前課題について、発表5分・質疑応答5分) ・出願書類に基づいた自己PR(2分)、質疑応答(6分) |
建築学科 |
プレゼンテーション(コンクール等の入選作品について、発表5分・質疑応答10分)、面接 実技「街並みのスケッチ(A3、ケント紙、90分) |
海洋建築工学科 |
《事前課題あり》 《小論文を選択》 |
まちづくり工学科 | プレゼンテーション(事前課題について、発表5分・質疑応答25分)、それに対する口頭試問、面接 |
機械工学科 |
・筆記試験(数学I・II、A・Bについて、50分) ・面接(20分) ・小論文(必須テーマ1つ、選択テーマ1つ、60分) |
精密機械工学科 | ・プレゼンテーション(事前課題について、発表10分・質疑応答5分) ・口頭試問(数学・理科に関して)、面接 |
航空宇宙工学科 | ・筆記試験(事前課題に関する出題、60分) ・口頭試問と面接(数学・物理(力学)に関して) |
電気工学科 | ・筆記試験(数学I・A、75分) ・面接(15分) ・小論文「電気がつくる未来社会」(A4用紙1枚、50分) |
電子工学科 | ・口頭試問(事前課題、数学・理科(物理)、英語について) ・面接 |
応用情報工学科 | ・口頭試問(事前課題、英語について) ・面接 |
物質応用化学科 |
・筆記試験(化学基礎及び化学、35分) ・面接(15分) ・小論文「AIと化学の関わりについてまとめる(400字・30分)」 |
物理学科 |
・筆記試験(事前課題の内容を含めた数学と物理に関する問題(60分) ・プレゼンテーション(事前課題についてのポスター発表、発表5分・質疑応答あり) |
数学科 |
・課題に関連した問題についての記述式問題(75分) ・事前課題と当日課題に関する口頭試問を含む面接(10分) |
引用元:日本大学理工学部総合型選抜の学科別課題等【過去3年間】
選考内容は、プレゼンテーションや小論文、面接などの総合型選抜らしいものから学力検査までさまざまです。
事前課題の内容に関連するものも多いので、課題の内容は何度でも復習できるようにしておきましょう。
なお、学科によってはプレゼンテーション用の資料を自分で作成する必要があります。資料はパワーポイントかPDF形式で作成してください。
発表時間が決まっているため、時間配分を考慮して構成や内容を決めていきましょう。
理工学部の詳しい過去問題は公開されていませんが、こちらで概要を確認できます。受験をお考えの場合は一度目を通してみてください。
生産工学部
次に、日本大学生産工学部の総合型選抜の出願期間や試験日程について解説します。 第1期と第2期に分かれているため、相違がないようにチェックしておきましょう。
生産工学部の出願条件と募集要項
生産工学部の全学科に共通する総合型選抜の出願条件と募集要項は下記の通りです。
試験方式 | 1期 | 2期 |
---|---|---|
出願期間 | 2024年10月3日(木)〜10月10日(木) | 2024年11月25日(月)〜12月3日(火) |
試験日 | 2024年10月19日(土) | 2024年12月8日(日) |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) | 2024年12月16日(月) |
出願時の主な提出書類 | ・調査書等 ・志望理由書 ・資格・受賞 歴等一覧表(資格・受賞歴等がある場合のみ) ・課題(第1期のみ) |
|
二次選抜の内容 | ・基礎学力検査(英語・数学) ・課題(課題に対する口頭試問含む) ・面接(課題に対する口頭試問含む) |
・模擬授業および授業内課題 ・面接 |
募集人数 | 機械工学科:20名 電気電子工学科:16名 土木工学科:22名 建築工学科:20名 応用分子化学科:16名 マネジメント工学科:16名 数理情報工学科:15名 環境安全工学科:15名 創生デザイン工学科:15名 |
各学科合わせて18名 |
出願時必要最低評定平均 | – | |
倍率 (2024年度) |
機械工学科:1.1倍 電気電子工学科:1.1倍 土木工学科:1.1倍 建築工学科:1.7倍 応用分子化学科:1.0倍 マネジメント工学科:1.0倍 数理情報工学科:1.1倍 環境安全工学科:1.0倍 創生デザイン工学科:1.3倍 |
機械工学科:- 電気電子工学科:1.0倍 土木工学科:1.0倍 建築工学科:1.4倍 応用分子化学科:- マネジメント工学科:1.0倍 数理情報工学科:1.5倍 環境安全工学科:- 創生デザイン工学科:1.0倍 |
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
|
生産工学部に合格する為に対策するべき事
日本大学生産工学部の総合型選抜は、第1期と第2期で分かれており、出願書類や二次選考の内容が少々異なります。
第1期の特徴
生産工学部の総合型選抜の第1期では、出願時に課題を提出する必要があります。
選考では、この課題についての口頭試問が行われるので、内容をしっかり頭に入れておきましょう。
口頭試問では、相手の質問に対して分かりやすく回答するのはもちろん、回答の理由や根拠が求められます。
準備せずに当日に的確な回答をするのは難しいので、課題に取り組んだ後は課題の内容に関する口頭試問の練習を学校の先生や塾の先生に付き合ってもらいましょう。
自分の考えを論理的にかつ端的に伝えられるようになるまで対策できると理想的です。
加えて二次選考では、英語と数学の基礎学力検査が行われます。高校の英語と数学の履修範囲を入念に復習しておきましょう。
第2期の特徴
生産工学部の総合型選抜の第2期では、第1期と異なり事前課題が課されません。そのため、出願の難易度は低いと言えます。
また、第2期の二次選考では、第1期の課題の代わりに模擬授業が実施されます。模擬授業では授業内課題も出されるのでしっかりと取り組みましょう。
ちなみに生産工学部の総合型選抜では、書類審査や基礎学力検査など試験それぞれに最低基準を設けていることに注意が必要です。
なぜなら、総合得点が合格点を超えていたとしても、いずれかの試験が基準に達していない場合不合格になるからです。
そのため、各試験を満遍なく対策しておくようにしましょう。
工学部
次に、日本大学工学部の総合型選抜について解説します。試験が第1期と第2期で分かれているため注意してください。
工学部の出願条件と募集要項
工学部の全学科に共通する総合型選抜の出願条件と募集要項は下記の通りです。
試験方式 | 1期(プレゼン型) | 2期(模擬授業型) |
---|---|---|
出願期間 | 2024年9月2日(月)〜9月9日(月) | 2024年9月24日(火)〜9月30日(月) |
試験日 | 2024年9月21日(土) | 2024年10月12日(土) |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) | |
出願時の主な提出書類 | ・プレゼンテーション資料 ・志望理由書 ・調査書等 |
・エントリーカード ・志望理由書 ・事前レポート ・調査書等 |
二次選抜の内容 | ・プレゼンテーション ・口頭試問 ・面接 |
・事前レポート ・模擬授業 ・面接 |
募集人数 | 土木工学科:2名 建築学科:2名 機械工学科:2名 電気電子工学科:2名 生命応用化学:2名 情報工学科:2名 |
土木工学科:8名 建築学科:12名 機械工学科:13名 電気電子工学科:12名 生命応用化学:6名 情報工学科:14名 |
出願時必要最低評定平均 | – | |
倍率 (2024年度) |
土木工学科:2.0倍 建築学科:1.4倍 機械工学科:2.0倍 電気電子工学科:- 生命応用化学:- 情報工学科:- |
土木工学科:1.1倍 建築学科:1.3倍 機械工学科:1.4倍 電気電子工学科:1.0倍 生命応用化学:1.0倍 情報工学科:1.4倍 |
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
特になし |
参照元:2025年度 総合型選抜 工学部
工学部に合格する為に対策するべき事
日本大学工学部の総合型選抜は第1期と第2期で分かれています。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
第1期(プレゼン型)
第1期は、プレゼンテーションとそれについての口頭試問によって合否が決まります。
そのため、学力試験よりもプレゼンテーションや面接などが得意な方におすすめです。
2025年度のプレゼンテーションテーマは以下のようになっています。
ロハス工学に一番関連していると思われる教科を、高校で学習した中から一つ選び、選んだ理由と、志望学科での学修※にどのように活かしたいか、教科の内容を理解する上で自ら工夫している点を挙げながら発表しなさい。
引用元:2025年度 総合型選抜 第1期(プレゼン型) 募集要項
プレゼンテーションは5分以内、その後の口頭試問は10分程度です。短い時間でどれだけ自分の考えをアピールできるかが重要なため、練習でも時間制限を設けて5分以内でいかにわかりやすく話の内容を伝えるかを研究しましょう。
対策としては、練習で実際に自分がプレゼンをしている様子を録画するのがおすすめです。自分では普通に話せているつもりでも、早口であったりジェスチャーがなさすぎたりといった問題点があることも多いので、しっかりと確認しておきましょう。
第2期(模擬授業型)
第2期は、出願時に事前レポートを提出することと選考内容に模擬授業があることが特徴です。
事前レポートの対策としては、自分が志望している学科に関するニュースに目を通しておき、知見を深めておくことが有効です。
過去のレポートテーマについて確認するのも良いでしょう。
二次選考では、模擬授業とそれに伴う課題回答を行います。模擬授業では課題に備えて講義メモをとっておきましょう。
その際、講義の頻出キーワードが何かを意識しながら授業を受けることで、講義の重要なポイントが把握しやすくなります。
松戸歯学部
次に、日本大学松戸歯学部の総合型選抜について解説します。 日本大学には歯学部と松戸歯学部があり、歯学部では総合型選抜を実施していないことに注意しましょう。
歯学科の出願条件と募集要項
歯学科の総合型選抜に関する出願条件と募集要項の詳細は下記の通りです。
試験方式 | 第1期 | 第2期 | 第3期 |
---|---|---|---|
出願期間 | 2024年9月2日(月)〜10月7日(月) | 2024年11月5日(火)〜12月6日(金) | 2025年2月3日(月)〜3月10日(月) |
試験日 | 2024年10月19日(土) | 2024年12月14日(土) | 2025年3月15日(土) |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) | 2024年12月20日(金) | 2025年3月21日(金) |
出願時の主な提出書類 | ・出願理由書/経歴書 ・調査書等 |
||
二次選抜の内容 |
・基礎学力検査 ※英語・数学・国語(古文・漢文を除く) ・小論文 ・面接 |
||
募集人数 | 13名 | 4名 | 3名 |
出願時必要最低評定平均 | – | ||
倍率 (2024年度) |
1.1倍 | 1.0倍 | – |
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
特になし |
歯学科に合格する為に対策するべき事
日本大学松戸歯学部歯学科の総合型選抜は第1期・第2期・第3期に分かれていますが、提出書類や二次選考の内容は全て同じです。
出願書類が出願理由書・経歴書と調査書等のみと少ない一方、選考内容が3つと多いのが特徴といえます。
選考の特徴
松戸歯学部の選考では、英語・数学・国語(古文と漢文を除く)の学力検査と小論文、面接の3つが課されます。
学力検査の内容は高校で履修する基本的な知識レベルから出題されるため、教科書などで復習することで対策可能です。
また、小論文は歯科に関するテーマが出題され、文字数が500字以上600字以内と少ない傾向があります。
そのため、医療系の頻出テーマや時事問題に関する知識を増やしたり、基本的な小論文対策を行ったりしましょう。
小論文が苦手な場合は、演習を繰り返して小論文の書き方を身につけるのをおすすめします。
生物資源科学部
次に、日本大学生物資源科学部の総合型選抜について解説します。
生物資源科学部の出願条件と募集要項
生物資源科学部の全学科に共通する総合型選抜の出願条件と募集要項は下記の通りです。
出願期間 | 2024年9月24日(火)〜9月27日(金) |
---|---|
試験日 |
バイオサイエンス学科/森林学科/環境学科/アグリサイエンス学科/食品ビジネス学科/国際共生学科→ 2024年11月2日(土) 動物学科/海洋生物学科/食品開発学科/獣医保健看護学科→ 2024年11月2日(土)・3日(日) |
合格発表日 | 2024年11月11日(月) |
出願時の主な提出書類 |
・志望理由書 ・小論文課題 ・調査書等 |
二次選抜の内容 | ・各学科内容に関する実験・実習・演習 ・実験・実習・演習に関連する発表・口述試問 |
募集人数 |
バイオサイエンス学科:15名 動物学科:10名 海洋生物学科:10名 森林学科:8名 環境学科:8名 アグリサイエンス学科:10名 食品開発学科:10名 食品ビジネス学科:10名 国際共生学科:10名 獣医保健看護学科:5名 |
出願時必要最低評定平均 | – |
倍率 (2024年度) |
バイオサイエンス学科:1.1倍 動物学科:1.1倍 海洋生物学科:2.8倍 森林学科:1.3倍 環境学科:1.1倍 アグリサイエンス学科:1.1倍 食品開発学科:1.1倍 食品ビジネス学科:1.8倍 国際共生学科:1.0倍 獣医保健看護学科:6.1倍 |
特筆すべき出願内容・出願要件(一部抜粋) |
|
生物資源科学部に合格する為に対策するべき事
日本大学生物資源科学部は、出願書類として小論文の作成が必要なのが特徴です。
小論文のテーマと作成のポイント
小論文のテーマは学科によって異なります。
文字数制限も特にないため、少なすぎず多すぎず適切な量を書いて提出しましょう。 昨年度の各学科の小論文テーマは、こちらから確認できます。
各学科に深く関連したテーマとなっているので、志望学科への理解をしっかり深めた上で取り組むことをおすすめします。
また、作成後は必ず第三者に添削してもらい、誤字や文脈のおかしい箇所などをチェックしてもらいましょう。
二次選考の内容と対策のポイント
生物資源科学部の二次選考は、以下の内容となっています。
- 各学科内容に関する実験や実習、演習(第一次選考に関する内容)
- 上記に関連する発表、口頭試問
学科によって具体的な内容は異なりますが、小論文課題に関連する実験などを行い、それについての発表や口頭試問を行うという点は共通しています。
動物学科・海洋生物学科・食品開発学科・国際共生学科・獣医保健看護学科は、試験が2日間にわたって行われることも把握しておきましょう。
口述試問やプレゼンテーションでは、論理的思考力や自身の考えを分かりやすく説明する能力が問われます。
自分の考えを伝えるときはまず結論から話し、その後に理由や根拠を話すことが大切です。
短期大学部(三島校舎)
次に、日本大学の短期大学部(三島校舎)の総合型選抜について解説します。
なお、短期大学部では2025年度から試験が3期制に変更されたのに加え、食物栄養学科の募集が停止したためビジネス教養学科のみの募集となりまます。
短期大学部(三島校舎)の出願条件と募集要項
短期大学部(三島校舎)の総合型選抜の出願条件と募集要項は下記の通りです。
試験方式 | 1期 | 2期 | 3期 |
---|---|---|---|
出願期間 | 2024年9月2日(月)〜9月26日(木) | 2025年1月17日(金)〜2月7日(金) | 2025年2月18日(火)〜2月28日(金) |
試験日 | 2024年10月5日(土) | 2025年2月14日(金) | 2025年3月8日(土) |
合格発表日 | 2024年11月1日(金) | 2025年2月21日(金) | 2025年3月14日(金) |
出願時の主な提出書類 | ・志望理由書 ・課題論文 ・調査書等 |
||
二次選抜の内容 | ・面接 | ||
募集人数 | 10名 | 2名 | 2名 |
出願時必要最低評定平均 | – | ||
倍率 (2024年度) |
1.0倍 | – | 1.0倍 |
特筆すべき出願内容・出願要件 (一部抜粋) |
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短期大学部(三島校舎)に合格する為に対策するべき事
日本大学短期大学部(三島校舎)の総合型選抜は、3期に分かれていますが、出願書類や選考内容は全て統一されています。
出願書類の一つである課題論文の文字数は1,200字程度なので、出願期間に余裕を持って取りかかるようにしましょう。
第一期の課題論文テーマは次の通りです。
わが国の水道料金は自治体ごとの独立採算制になっていますが,近年,水道料金の値上げを行う自治体が増加しています。また,国としての水道行政は,整備・管理と水質・衛生面とに分割され,それまでの厚生労働省から国土交通省と環境省に移管されることになりました。
このことを踏まえて,あなたの住む地域の水道事業の現状を述べるとともに,将来どうあるべきか,述べてください。
参照元:令和7年度日本大学短期大学部(三島校舎)総合型選抜 (第1期)課題論文テーマ
選考では筆記試験や小論文は課されず、面接のみ行われます。
事前に模擬面接を繰り返し、面接に慣れておくようにしましょう。
日本大学の総合型選抜受験者におすすめの併願受験校
日本大学の総合型選抜は専願の学科も多いですが、できればどこか別の大学の合格を押さえておきたいですよね。
そこでここでは、日本大学の総合型選抜を受験しようとしている方におすすめの併願受験校を紹介します。
他大学との併願が可能な大学を取り上げているので、日本大学以外の総合型選抜にも挑戦してみたい場合はぜひチェックしてみてください。
大学名 | おすすめの理由 |
---|---|
武蔵野大学 ⇒この大学の特集ページ |
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帝京大学 ⇒この大学の特集ページ |
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中央大学 ⇒この大学の特集ページ |
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日本大学の特別入試に興味を持つ人が良く抱く疑問について
最後に、日本大学の総合型選抜に興味を持った人が、よく抱く疑問について解説しています。 Q&A形式で回答しているので、ぜひご覧ください。
狙い目の学部・学科はどこ?
日本大学の総合型選抜における狙い目の学部は次の3つです。
- 国際関係学部
- 理工学部
- 工学部
これらの学部は、ほとんどの学科の倍率が1倍台と非常に低くなっています。
特に工学部は、出願に難しい条件も課されていないため、非常に狙い目の学部です。
日本大学の小論文はどのように対策をすれば良いの?
日本大学の総合型選抜の対策として、最も有効な対策が過去問をチェックすることです。
小論文の内容は学部・学科でバラバラ日本大学が課す小論文の形式は学部・学科でバラバラです。
というのも、出願書類として小論文の提出を求める学部・学科もある反面、二次選考で小論文を課す場合もあるためです。
このように学部学科によって出題される小論文の傾向が異なるため、過去問を確認し、自分の志望学科に合わせた対策が必要です。
基本的な書き方の型を身に付ける志望する学部・学科の小論文の特徴を過去問を通して掴んだ後は、小論文の構成を身につけましょう。
特に、「最初に自分の主張を述べる」、「次に主張の根拠を述べる」、「自分以外の意見にも触れる」といった小論文の基本的なルールを把握する事が大切です。
小論文の基本的な書き方の構成を掴んだ後は、過去問に近い形式の問題で何度も演習を繰り返しましょう。
演習で書いた小論文を高校や塾の先生に添削してもらうのをおすすめします。添削で問題点や改善点を確認し、次の演習を行えば自ずと実力が上がります。
参考までに各学部・学科で頻出のテーマや小論文の書き方については以下のページでまとめておりますので、ご興味があればどうぞ。
現役合格に導いてくれるおすすめの塾はどこ?
日本大学の総合型選抜の現役合格を目指している人は、総合型選抜専門の対策塾を利用しましょう。
総合型選抜専門の対策塾には、通常の塾にはない提出書類の作成や面接の対策ノウハウがあります。プロの講師が小論文の添削をしてくれるのも嬉しい点です。
総合型選抜対策の専門塾の1つに当スクールホワイトアカデミー高等部があります。 当スクールのサービス内容は以下のページでまとめていますので、ぜひご覧ください。
他の大学と併願受験は出来るの?
日本大学の総合型選抜は併願可能です。ただし、学科によっては合格した場合に入学の確約が求められる事があります。
合格後の入学辞退の可否については以下の表にて学部単位でまとめてみましたので、ご確認ください。
学部 | 合格後の入学辞退 |
---|---|
法学部 | × |
文理学部 | ○ |
経済学部 | × |
商学部 | × |
芸術学部 | × |
国際関係学部 | × |
危機管理学部 | × |
スポーツ科学部 | × |
理工学部 | ○ |
生産工学部 | ○ |
工学部 | ○ |
松戸歯学部 | × |
生物資源科学部 | × |
短期大学部 (三島校舎) | × |
なお、併願が可能な学部学科であっても出願要件として第一志望であることを求めているのは変わりません。
過去問はどこで手に入るの?
日本大学の総合型選抜の過去問は、日本大学の公式サイトからダウンロードできます。
事前課題も合わせて確認できるため、入念に確認しておきましょう。
日本大学の総合型選抜に関するまとめ
最後に、この記事で紹介した日本大学の総合型選抜のポイントをまとめました。
今回のまとめ
- 日本大学は医学部・歯学部以外の学部で総合型選抜を実施している
- 学部や学科によって事前課題や選考内容が異なるので志望学科に絞った対策が重要
- 学部や学科によっては複数の受験方式を採用している場合がある
- 日本大学の総合型選抜は、学部や学科によって併願できるかどうかが異なる
- 倍率の面では国際関係学部や工学部が狙い目
- 公式サイトから事前課題や二次選考の過去問を確認できるので必ず目を通すべき
- 学業以外での活動をアピールしたい人にお勧め
ぜひ今回の内容を参考に、日本大学の総合型選抜への合格を目指してください。
最後になりますが、ここまでを読んで日本大学の総合型選抜の対策を一人で行うのが難しそうと感じましたら、ホワイトアカデミー高等部の無料相談会を一度ご利用ください。
ホワイトアカデミー高等部の無料相談会では、日本大学の総合型選抜の攻略方法に加えて現時点の合格見込みまで講師がお話しします。 無料相談会は以下のページから申し込めますので是非ご利用ください。
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*今回の記事を作成するために使用致しました主な資料は以下の通りです。ぜひ当ページの情報と併せてご確認ください。
日本大学 入試ガイド 総合型選抜
日本大学 入試ガイド 入試結果
日本大学 入試ガイド 過去問題