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2023.08.29 総合型選抜(旧AO入試)

関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の種類と対策方法

関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の種類と対策方法

この記事では、関西学院大学の総合型選抜について解説していきます。

関西学院大学は、留学生が多く、国際色豊かな総合大学として有名です。世界トップレベルの大学と盛んに交流しているほか、就職率がかなり高いことでも人気を集めています。

今回は学部・選考方法ごとの解説を含めた長い記事のため、はじめにこの記事で紹介している主な内容を簡単にまとめました。

今回の記事で取り上げる主な内容

  • 関西学院大学の総合型選抜の特徴
  • 2023年度の学部・選考方法ごとの倍率
  • 各学部の募集要項や出願条件
  • 学部や選考方法ごとの対策方法
  • おすすめの併願受験先
  • 関西学院大学の総合型選抜受験者がよく抱く疑問への回答

この記事は、以下のような方に向けた内容となっています。

  • 一般選抜だけでは不安なので、総合型選抜にもチャレンジしたい
  • そもそも総合型選抜で受験できるのか知りたい
  • 自分が出願条件に当てはまるのか知りたい
  • 試験の内容や具体的な対策方法が知りたい

この中に一つでも該当する方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

目次

関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?

関西学院の総合型選抜の特徴
ここでは、関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)について解説します。実施学部や出願日を紹介するので、ご参照ください。

総合型選抜(旧AO入試)を実施している学部の一覧

総合型選抜を実施している学部一覧
関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)は、受験方式によって実施学部が異なります。受験方式ごとに実施している学部をまとめた表が次の通りです。

学部 学科 コース 探究評価型入学試験 グローバル入学試験 学部特色入学試験 スポーツ選抜入学試験
神学部 キリスト教思想・文化コース
(帰国生徒入学試験のみ×)
×
キリスト教伝道者コース × × ×
文学部 文化歴史学科 哲学倫理学専修
美学芸術学専修
地理学地域文化学専修
日本史学専修
アジア史学専修
西洋史学専修
総合心理科学科 心理科学専修
文学言語学科 日本文学日本語学専修
英米文学英語学専修
フランス文学フランス語学専修
ドイツ文学ドイツ語学専修
社会学部 社会学科 ×
法学部 法律学科 ×
政治学科 ×
経済学部
(帰国生徒入学試験のみ×)
商学部
人間福祉学部 社会福祉学科
社会起業学科
人間科学科
国際学部 国際学科
教育学部 教育学科 幼児教育学コース
初等教育学コース
教育科学コース
総合政策学部 総合政策学科
メディア情報学科
都市政策学科
国際政策学科
理学部 数理科学科
物理・宇宙学科
化学科
工学部 物質工学課程
電気電子応用工学課程
情報工学課程
知能・機械工学課程
生命環境学部 生物科学科
生命医科学科 生命医科学専攻
発生再生医科学専攻
医工学専攻
環境応用化学科
建築学部 建築学科

参照元:
2024年度探究評価型入学試験
2024年度グローバル入学試験
2024年度学部特色入学試験
2024年度スポーツ選抜入学試験

総合型選抜の中でも、探究評価型入学試験とスポーツ選抜入学試験は全14学部で実施しています。

次に、グローバル入学試験の中で、「国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験」と「インターナショナル・バカロレア入学試験」は全学部で実施していますが、「帰国生徒入学試験」は神学部と経済学部では実施していません。

最後に、学部特色入学試験は社会学部と法学部を除く12学部で実施しています。

総合型選抜の入試日程

関西学院の総合型選抜の入試日程
次に、2024年度の関西学院大学における総合型選抜の入試日程を学部ごとにまとめました。

探究評価型入学試験

学部 日程
神学部
文学部
社会学部
法学部
経済学部
商学部
人間福祉学部
国際学部
出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

試験日程:2023年10月21日(土)

教育学部
総合政策学部
理学部
工学部
生命環境学部
建築学部
出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

試験日程:2023年10月28日(土)

グローバル入学試験

学部 日程
神学部
文学部
社会学部
法学部
経済学部
商学部
人間福祉学部
国際学部
教育学部
出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

第一次審査:2023年9月23日(土祝)

第二次審査:2023年10月21日(土)

総合政策学部
理学部
工学部
生命環境学部
建築学部
出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

第一次審査:2023年9月23日(土祝)

第二次審査:2023年10月28日(土)

学部特色入学試験

学部 日程
神学部 出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

試験日程:2023年10月21日(土)

文学部
経済学部
商学部
人間福祉学部
国際学部
出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

第一次審査:2023年9月23日(土祝)

第二次審査:2023年10月21日(土)

教育学部
総合政策学部
理学部
工学部
生命環境学部
建築学部
出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

第一次審査:2023年9月23日(土祝)

第二次審査:2023年10月28日(土)

スポーツ選抜入学試験

学部 日程
神学部
文学部
社会学部
法学部
経済学部
商学部
人間福祉学部
国際学部
教育学部
出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

第一次審査:2023年9月23日(土祝)

第二次審査:2023年10月21日(土)

総合政策学部
理学部
工学部
生命環境学部
建築学部
出願日:2023年9月1日(金)~9月8日(金)

第一次審査:2023年9月23日(土祝)

第二次審査:2023年10月28日(土)

参照元:
2024年度探究評価型入学試験
2024年度グローバル入学試験
2024年度学部特色入学試験
2024年度スポーツ選抜入学試験

出願日はどの学部や受験方式でも同じなので、忘れずに出願しておきましょう。

また、学部や試験方式によって、書類選考以外の一次選考が行われる場合もあります。自分の志望学部の試験日程をしっかりチェックしましょう。

関西学院大学の総合型選抜の特徴

関西学院の総合型選抜(旧AO入試)の特徴
関西学院大学の総合型選抜は、2023年度入試より再編され、以下の4種類の選考方法になりました。

  • 探究評価型入学試験
  • グローバル入学試験
  • 学部特色入学試験
  • スポーツ選抜入学試験

それぞれの選抜方法の特徴について解説していきます。

探究評価型入学試験

探究評価型入学試験とは?
探究評価型入学試験は、学校や正課外で取り組んだ探究活動を評価する入試方法です。

アドミッション・ポリシー(求める学生像)は以下のようになっています。

「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を捉えたうえで、社会に主体的に関わり新たな価値を創造し、よりよい社会を実現しようとする気概を持つ者からの挑戦を求めています。

参照元:関西学院大学 探究評価型入学試験要項 2024年度

選考方法は、1次審査が探究活動の成果物を含む書類審査、2次審査が面接、口頭試問、探究活動に関するプレゼンなどです。

実用英語技能検定2級をはじめとした「CEFR B1 レベル」以上の英語資格や英語検定スコアがあり、探究活動に熱心に取り組んだ実績があれば、誰でも出願できます。

2023年度からは大会やコンテストだけでなく、学校内での発表会に参加した経験も出願条件に含まれるようになっているため、興味があれば積極的にチャレンジしてみましょう。

グローバル入学試験

グローバル入学試験とは?
グローバル入学試験は、以下の3つの形式で実施している入試方法です。

  1. 国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験
  2. インターナショナル・バカロレア入学試験
  3. 帰国生徒入学試験

上記のような形式で行われるグローバル入試は全学部で実施されています。

このグローバル入試は、関西学院大学が実施しているインターナショナル・プログラム(海外の大学で学べる留学プログラム)に積極的に取り組むことを希望する生徒や、将来、国際的な活躍を目指す生徒を選抜します。

評定平均の条件もないため、海外の学校に通った経験や留学経験がある方、大学で国際的な活動をしたい方はぜひ出願してみてください。

主な合否判定項目は、出願書類と筆記試験と口頭試問を含む面接です。

参照元:2024年度グローバル入学試験

学部特色入学試験

学部特色入学試験とは?
学部特色入試は、各学部がアドミッション・ポリシーに基づき、さまざまな観点・審査方法で学生を選抜する試験です。

各学部で独自の出願条件・審査方法を設定しているため、学部に特化した受験方法に挑戦したい方に向いています。

学部によっては学力審査があるところもあるので、探究学習だけでなく、学力にも自信のある方におすすめです。

参照元:2024年度学部特色入学試験

スポーツ選抜入学試験

スポーツ選抜入学試験とは
スポーツ選抜入学試験は、スポーツで都道府県大会ベスト8以上の実績を持つ学生を対象とした入試方法です。

出願条件には、スポーツの競技実績だけでなく評定平均も含まれており、入学後も学業とスポーツを両立できる学生を求めています。

主な審査方法は、1次が書類審査・小論文です。2次は国際学部以外は口頭試問を含む面接であり、国際学部だけはグループディスカッション審査になっております。

学部によって募集している競技種目と定員数が異なるため、スポーツ選抜を利用しようと考えている方は最新の入学試験要項をしっかりチェックしましょう。

参照元:2024年度スポーツ選抜入学試験

【2023年】関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の倍率

関西学院大学の総合型選抜の学部別倍率
次に関西学院大学の2023年度総合型選抜の倍率を表にしてまとめました。

学部 学科・コース 探究評価型入学試験 グローバル入学試験 学部特色入学試験 スポーツ選抜入学試験
神学部 キリスト教思想・文化コース 1.0 0 × 2.0
キリスト教伝道者コース × × 1.4 ×
文学部 文化歴史学科哲学倫理学専修 0 1.3 0 1.0
文化歴史学科美学芸術学専修 0 2.0 1.0
文化歴史学科地理学地域文化学専修 0 0 0
文化歴史学科日本史学専修 0 3.0 0
文化歴史学科アジア史学専修 0 2.0 1.0
文化歴史学科西洋史学専修 0 0 1.5
総合心理科学科心理科学専修 0 0 1.0
文学言語学科日本文学日本語学専修 0 1.5 1.0
文学言語学科英米文学英語学専修 1.0 2.3 1.0
文学言語学科フランス文学フランス語学専修 0 0 0
文学言語学科ドイツ文学ドイツ語学専修 1.0 1.0 0
社会学部 社会学科 2.3 2.0 × 1.2
法学部 法律学科 1.3 1.2 × 1.0
政治学科 1.0 × 1.2
経済学部 2.0 1.3 1.6 1.0
商学部 2.8 1.8 3.6 1.1
人間福祉学部 社会福祉学科 0 3.0 1.2 2.7
社会起業学科 3.0 3.5 2.0
人間科学科 1.0 1.7 1.2
国際学部 国際学科 1.7 1.7 2.2 1.2
教育学部 教育学科幼児教育学コース 1.0 1.0 1.3 1.0
教育学科初等教育学コース 1.3 1.0 1.0
教育学科教育科学コース 1.0 1.3 1.4
総合政策学部 1.7 1.3 1.4 1.6
理学部 数理科学科 0 0 1.0 0
物理・宇宙学科 1.0 3.0 0
化学科 0 1.0 0
工学部 物質工学課程 1.0 0 0 0
電気電子応用工学課程 1.0 0 0
情報工学課程 0 4.0 0
知能・機械工学課程 1.0 5.0 0
生命環境学部 生物科学科 0 1.0 3.0 1.0
生命医科学科生命医科学専攻 0 1.5 0
生命医科学科発生再生医科学専攻 0 1.0 0
生命医科学科医工学専攻 0 0 0
環境応用化学科 1.0 1.0 0
建築学部 建築学科 1.0 1.0 2.8 1.0

参照元:
2023年度探究評価型入学試験
2023年度グローバル入学試験
2023年度学部特色入学試験
2023年度スポーツ選抜入学試験

全体を通して見ると倍率はそこまで高くありません。多くの学部学科が1~2倍程度の倍率で推移しています。

ただし、どの学科も受験者数と合格者数が少ないため、一概に倍率だけ見て難易度を決めるのは危険です。また、受験方式によっては合格者が出ていない学科も存在します。

関西学院大学の探究評価型入学試験の出願条件と対策すべきこと

探究評価型入学試験の出願条件と対策のポイント
関西学院大学の探究評価型入学試験の出願条件と対策すべきことについて解説します。

募集要項の概要と出願条件

探究評価型入学試験の出願条件は以下の通りです。

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 神、文、社会、法、経済、商、人間福祉、国際学部
… 2023年10月21日(土)

教育、総合政策、理、工、生命環境、建築学部
… 2023年10月28日(土)

合格発表日 書類審査
… 2023年10月13日(金)

二次審査
… 2023年11月10日(金)

出願時の主な提出書類 1.調査書
2.探究活動の成果物
3.探究活動(成果物)の概要説明書
4.大学入学後の学びの計画書
5.探究活動を行った授業科目・正課外活動リスト
6.学校内外での発表の記録
7.英語外部試験の証明書
8.第二次審査用のレジュメ(法学部で第一次審査通過者のみ)
募集人数 若干名〜10名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) 0〜3.0倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 積極的な勉学意欲を有する者で、所属する⾼等学校もしくは中等教育学校における「教育課程内の授業」もしくは「正課外活動」にて探究活動(高等学校入学後の活動に限る)※に取り組んでいる者もしくは取り組んだ者。
※ P. 1<本学が定義する「探究活動」について>もご参照ください。
⑶ ⾼等学校もしくは中等教育学校での⾃⾝の探究活動において、学校内での発表会や他校との合同発表会、外部機関が主催する⼤会やコンテスト等で発表を⾏った者。なお、発表会、大会やコンテスト等の規模やレベルは問わない。ただし、高等学校入学後の実績に限る。
⑷ 本学が指定する英語資格・検定試験(4技能 )の正規スコア※を有する者。
<⽂系学部> CEFR B1レベル以上を有する者
<理系学部> CEFR A2レベル以上を有する者
※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。
また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。

参照元:関西学院大学探究評価型入学試験要項2024年度

第二次審査方法

各学部の第二次審査方法は以下の通りです。

学部 審査方法
神学部

面接審査(探究活動に関するプレゼンテーション含む)
※一部英語にて面接を行う場合があります。

文学部

面接審査(プレゼンテーション含む)
※詳細は、第一次審査合格通知書に同封いたします。

社会学部

面接審査(提出書類に基づいて質疑応答を行います。探究活動に関するプレゼンテーションの時間は特に設けませんので、出願書類以外の資料は必要ありません。)

法学部

面接審査(プレゼンテーション含む)
※テーマは「探究活動について」
※プレゼンテーション用のレジュメを A4サイズ用紙1枚に出願者本人が自筆(手書きに限る。パソコン使用不可。)で自由に作成し、2023年10月18日(水)までに必着で提出してください(P. 6 提出書類⑧参照)。レジュメには必ず出願番号と高等学校名、氏名を右上に記入してください。
※当日は手書きのレジュメをもとにプレゼンテーション(約5分)実施後、面接を含む質疑応答(約15分)を行います。その際、法学部が用意する黒板またはホワイトボードの使用は可能ですが、それ以外の使用はできません。

経済学部

面接審査(口頭試問、プレゼンテーション含む)
※詳細は、第一次審査合格通知に同封いたします。

商学部

面接審査(口頭試問、プレゼンテーション含む)
※詳細は、第一次審査合格通知に同封いたします。

人間福祉学部

面接審査(口頭試問含む)

国際学部

プレゼンテーション・グループディスカッション審査
※詳細は第一次審査合格通知に同封いたします。

教育学部

面接審査(口頭試問、プレゼンテーション、グループディスカッション含む)
※詳細は第一次審査合格通知に同封いたします。

総合政策、理、工、生命環境、建築学部

面接審査(口頭試問含む)

参照元:関西学院大学探究評価型入学試験要項2024年度

対策すべきこと

探究評価型入学試験の対策のポイント
探究評価型入学試験の対策ポイントは以下の4つです。

  • 学校内・正課外活動での探究活動で実績を上げる
  • 英語資格・検定試験に取り組む
  • 可能な限り評定平均を上げておく
  • 出願書類を作り込む
  • 面接対策をする

それぞれについて解説します。

学校内・正課外での探究活動で実績を上げる

学校内・正課外での探究活動に力を入れましょう。また、取り組むだけでなく、実績を上げる必要があります。

この探究活動実績は、学校内外や発表会・コンテスト等の規模・レベルの指定はありません。

そのため、まずは取り組みやすい小さな規模の探究活動を実践し、何かしらの実績を作りましょう。

そして1つの実績が出来た後は、その実績で満足をするのはおすすめしません。

より大きな実績を作る事や実績の数を増やすためにも、規模の大きなコンクールや発表会に出る等して実績を積み重ねる事が欠かせません。

なお、発表したことについては、証拠書類の提出が求められるので、こちらも準備する事が必要になります。

英語資格・検定試験に取り組む

英語資格・検定試験にしっかりと取り組みましょう。探究評価型入学試験では、英語の資格・検定試験で指定されたレベルの成績を取らなければ出願できないからです。

⽂系学部では、CEFR B1レベル以上、理系学部では、CEFR A2レベル以上が求められます。

CEFR B1レベル以上は、英検では2級以上またはCSEスコア1950点以上のことです。CEFR A2レベル以上は準2級以上またはCSEスコア1700点以上のことです。
参照元:CEFRレベルについて

英語の技能は短時間で伸ばせるものではありません。計画立てて必要なレベルの英語力を身につけましょう。

出願書類を作り込む

出願書類を作り込みましょう。探究評価型入学試験では、第一次審査は書類審査のみで合否が決まるからです。

この入試形態では以下のように、探究活動に関する出願書類が複数あります。

探究活動関連の出願書類

  • 探究活動の成果物
  • 探究活動(成果物)の概要説明書【本学所定用紙】
  • 探究活動を行った授業科目・正課外活動リスト【本学所定用紙】
  • 発表の記録【本学所定用紙】

引用元:関西学院大学「探究評価型入学試験要項 2024年度

自身が行った探究活動がしっかりと評価されるような形で書類を提出しなければなりません。

作成した書類は第三者に添削をしてもらい、自身が考えていた評価をしてもらえるか確認しましょう。

また、法学部であれば第二次審査で行うプレゼンテーションのレジュメの作成が必要です。

レジュメとは文章を要約したもののことです。自身が行うプレゼンテーションの内容を要約しなければなりません。

レジュメの出来が悪ければ、プレゼンテーションをする前に、聴くに値しないプレゼンテーションであると評価をされることもあります。

こちらも第三者に添削をしてもらいましょう。

面接対策を行う

面接対策を行いましょう。第二次審査では各学部ごとに面接が行われます。内容はプレセンテーションや口頭試問、グループディスカッションなど様々です。

これらの対策において重要なことは、本番を想定した模擬演習を繰り返すことです。例えば口頭試問を含む面接が行われる学部を受ける場合、何度も模擬面接を受ける事は効果的です。

実践的な訓練を繰り返せば、本番での緊張が減りますので、自ずと対策をしない時よりも良い結果が期待できます。

関西学院大学のグローバル入学試験の出願条件と対策すべきこと

グローバル入学試験の出願条件と対策すべき事
関西学院大学のグローバル入学試験の出願条件や対策方法について解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 神、文、社会、法、経済、商、人間福祉、国際、教育学部
第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月21日(土)

総合政策、理、工、生命環境、建築学部
第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月28日(土)

合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 【Ⅰ 入試】
1.調査書
2.志望理由書
3.英語外部試験の証明書
4.その他の資格証明書

【Ⅱ入試】
1.調査書
2.志望理由書
3.バカロレアの成績証明書
4.英語外部試験の証明書(文系学部のみ任意)

【Ⅲ入試】
1.調査書
2.志望理由書
3.入学志願調書
4.パスポート等のコピー
5.外国学校在籍期間証明書

6.出願資格に該当する英語資格・検定試験の合格書・スコ
ア表等
7.出身外国学校の学校長または担当教員の推薦状

*6と7は商学部のみ必須

一次選考の内容 【Ⅰ・Ⅱ入試】
文系学部
・筆記審査(英語題材論述方式)
・小論文

理系学部
・数学・理科の論述審査

【Ⅲ入試】
文系学部
・筆記審査(英語題材論述方式)
・小論文

理系学部
・筆記審査(数学・理科・英語の論述審査)

二次選考の内容 【Ⅰ・II・Ⅲ入試】
・面接審査(口頭試問含む)
・グループディスカション(国際学部のみ)
募集人数 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ入試あわせて若干名〜25名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) Ⅰ入試:0〜2.7倍
Ⅱ入試:0〜1.0倍
Ⅲ入試:0〜2.0倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋) 【Ⅰ入試(文系学部)】

次の①に該当し、かつ②~⑤の中で1つ以上に該当する者。ただし、やむを得ず②~⑤のいずれの条件も満たしていない場合、今年度限りの措置として①のみに該当する者。
①本学が指定する英語資格・検定試験(4技能 )のスコア※ CEFR B1 レベル以上を有する者。
②日本の高等学校在籍期間中に、90日以上連続して、海外で留学した経験を有する者。なお、今年度限りの措置として次の内容を追加する。
a )90日以上連続した留学のためにすでに留学を開始していたにもかかわらず、新型コロナウイルス感染症の影響により帰国せざるを得なくなった者。
b )90日以上連続した留学のために留学許可を受けていたにもかかわらず、新型コロナウイルス感染症の影響により渡航することができなかった者。

③高等学校入学後、模擬国連の活動に熱心に取り組み、その活動の実績を、客観的な資料によって証明できる者。
④「関西学院世界市民明石塾」に参加し修了した者、または修了予定の者。
⑤高等学校入学後、英語弁論大会、英語エッセイコンテストなどにおける全国レベルの大会において入賞実績を有する者。
※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。

【Ⅰ入試(理系学部)】

②本学が指定する英語資格・検定試験(4技能)のスコア* CEFR B1レベル以上を有する者。
※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。
③高等学校在籍時に海外において自然科学に関する教育を受けた経験を有するか、自然科学分野における特記すべき国際交流経験を有する者(例:スーパーサイエンスハイスクール教育プログラムの一環として海外研修を経験した等)。
④国際科学技術コンテスト(教科系)の国内予選大会(日本数学オリンピック、全国物理コンテスト、化学グランプリ、日本生物学オリンピック、日本地学オリンピック、日本情報オリンピック(後援 文部科学省))に出場した(予選または第一チャレンジ、一次選考で可)経験を有する者。

【Ⅱ入試】

インターナショナル・バカロレア DP(ディプロマ・プログラム)のフルディプロマを取得済の者。もしくは2024年3月31日までに取得見込で IB Predicted Score が出願時に24ポイント以上である者。入学にはフルディプロマを取得していることが条件。

【Ⅲ入試】

⑴ 日本国籍を有する者、あるいは出入国管理及び難民認定法による「永住者」の在留資格を持つ者、または日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法による「特別永住者」。
⑵ 国の内外を問わず、学校教育における12年以上の課程を2022 年4月1日から2024年3月までに修了した者、または修了見込みの者。
あるいは、上記と同等以上の学力があると本学が認めた者。
⑶ 海外において外国の教育課程に基づく高等学校※に継続して2学年以上在籍した者。
※日本の高等学校の第1学年から第3学年に相当する学校および学年を指す。

【商学部のみ】本学が指定する英語資格・検定試験(4技能)のスコア* CEFR B2レベル以上を有する者。

参照元:関西学院大学グローバル入学試験要項2024年度

文系学部:対策すべきこと

文系学部のグローバル入学試験の対策のポイント
ここではグローバル入学試験Ⅰ入試に注目し、対策すべきことを解説します。

なぜなら、Ⅱ入試、Ⅲ入試はそれぞれインターナショナル・バカロレア入学試験、帰国生徒入学試験であることから該当者が限られるためです。

文系学部のグローバル入学試験Ⅰ入試で対策すべきことは以下の3つです。

  • 英語資格・検定試験でCEFRB2レベル以上を取る
  • 小論文対策をする
  • 面接対策をする

それぞれについて解説します。

英語資格・検定試験でCEFR B2レベル以上を取る

英語資格・検定試験でCEFR B2レベル以上を取りましょう。これを満たしていれば、第一次審査の英語題材論述方式の筆記審査が免除されるからです。

当日一発勝負の筆記試験が免除されることは試験において非常に有利になりますし、精神的にも安心できるはずです。

また、筆記審査の対策にかける時間をその他の対策に回せることもメリットです。

計画的に英語の勉強を行い、英語資格・検定試験でCEFR B2レベル以上を取得しましょう。

小論文対策をする

小論文対策を行いましょう。筆記審査が免除された場合、第一次審査では小論文のみの試験だからです。

小論文を苦手とする高校生は非常に多いです。ほとんどの高校生は対策ができていないからです。

小論文対策では演習と添削を繰り返すことが重要です。学校の先生に添削してもらうほか、場合によっては塾の利用を考えてみるのも良いでしょう。

面接対策をする

面接対策をしましょう。第二次審査では口頭試問を含む面接が課されるからです。国際学部のみグループディスカッションが課されます。

これらはともに模擬演習を繰り返すことが重要です。何度も演習を重ね、スムーズな受け答えをできるようにしましょう。

何より、何度も演習をすることにより自身が身につき、本番に余裕を持って臨むことができます。胸を張って試験に臨めるまで徹底的に対策しましょう。

理系学部:対策すべきこと

理系学部のグローバル入学試験の対策のポイント
ここでも文系学部と同様に、グローバル入学試験Ⅰ入試に注目しています。

理系学部のグローバル入学試験Ⅰ入試で対策すべきことは以下の3つです。

  • 英語資格・検定試験でCEFR B1レベル以上を取る
  • 筆記審査の対策をする
  • 面接対策をする

それぞれについて解説します。

英語資格・検定試験でCEFR B1レベル以上を取る

英語資格・検定試験でCEFR B1レベル以上を取りましょう。これ以外の出願基準が非常に厳しいからです。

現に英語資格・検定試験を利用しない場合は出願資格としては以下のどちらかが求められます。

  • スーパーサイエンスハイスクール教育プログラムの経験
  • 数学オリンピック等をはじめとした、国際科学技術コンテストへの参加

これらのプログラムやコンテストは参加できない学生も多くいるでしょう。

そのため、英語資格・検定試験でCEFR B1レベル以上を目指すのが無難です。

ただし、英語資格・検定試験でCEFR B1レベル以上を目指す際には、なるべく高い級やスコアを狙う事をおすすめします。なぜなら、出願基準ギリギリの検定級やスコアでは他の受験生に見劣りをするためです。

例えば、英検であれば準1級の取得を目指すと良いでしょう。出願基準をギリギリ満たしている人よりも明らかに際立つ事が出来ます。

筆記審査の対策をする

筆記審査対策をしましょう。理系学部では第一次審査において筆記審査が課されるからです。総合型選抜が学力以外で合否を判断する入試であると考えていた人は要注意となります。

主な試験科目は数学・理科で、理科は物理・化学・生物から選択となります。

過去問は関西学院大学のホームページから請求できるので、過去問演習を繰り返しましょう。
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面接対策をする

面接対策をしましょう。第二次審査では口頭試問を含む面接が課されるからです。国際学部のみグループディスカッションが課されます。

これらはともに模擬演習を繰り返すことが重要です。何度も演習を重ね、スムーズな受け答えをできるようにしましょう。

何より、何度も演習をすることにより自身が身につき、本番に余裕を持って臨むことができます。胸を張って試験に臨めるまで徹底的に対策しましょう。

関西学院大学の学部特色入学試験の特徴や対策すべきこと

学部特色入学試験の特徴と対策内容
次に関西学院大学の学部特色入学試験の募集要項や対策すべきことについて解説します。

なお、募集要項や対策内容は学部ごとに異なると事と全学部共通で言える事の2つに分かれます。

前者の学部単位の話は、後程一学部単位でお話ししますので、ここでは全学部共通で見られる傾向と対策のポイントを紹介します。

学部特色入学試験の特徴(全学部共通)

学部特色入学試験の特徴
まずはじめに学部特色試験の流れをご紹介します。

時系列順の流れ 詳細
①書類の提出 ・調査書
・志望理由書
・自己推薦書
・学びの計画書
・英語資格・検定試験の合格書・スコア表
・その他学部が個別で提出を求める資料
②第一次審査 ・書類審査
・小論文や英語論述などの筆記試験
・学部が定める課題
③第二次審査 ・面接
・プレゼンテーション
・グループディスカッション

受験する学部によって違いはありますが、基本的には上記の流れになります。

第一次審査は、小論文や英語論述などの筆記試験を課す学部が多いことが特徴的です。そして、第一次審査に突破をした人には第二次審査の案内が来ます。

二次審査は、口頭試問を含む面接がメインですが、プレゼンテーションを課す学部やグループディスカッションを課す学部等もあります。

そのため、志望する学部の募集要項を確認した上で問われることに対する対策をする事が欠かせません。

学部特色入学試験の対策のポイント(全学部共通)

学部特色入学試験の対策のポイント
志望する学部がどこであれ、学部特色入学試験で合格を勝ち取るためには、以下の5つが重要になります。

学部特色入学試験における重要な5つの対策内容

  1. 評定平均を上げる事
  2. 英語資格の級やスコアを上げておく事
  3. 出願書類の作成に力を入れる事
  4. 関西学院大学の志望学部に入りたい理由を明確にする
  5. 志望学部が定める筆記試験を調べて対策をする事

それぞれについて簡単に補足します。

評定平均を上げる事

1つ目に取り上げたい事は、評定平均を上げる事です。なぜなら、どの学部も調査書の提出を求める以上、評定平均は確認される上に合否判定要素の1つになると考えられるためです。

確かに、関西学院大学の学部特色入学試験には、出願時に評定平均の条件を課していない学部は複数あるのは事実です。

しかし、評定平均を出願条件に入れていない事と合否判定に全く考慮しないは別の話です。

評定平均が悪いと、その悪い評定をカバーするだけのインパクトを面接や筆記試験で残さなくてはいけないので、合格を勝ち取るハードルが上がります。

そのため、評定平均は上げられるだけ上げておきましょう。

英語資格の級やスコアを上げておく事

英語資格の級やスコアもあげられるだけ上げておきましょう。なぜなら、英語資格のスコアーや保有している英検の級は大学側に確認される上に学部によっては、既定のスコアや級がないと出願すら出来ないためです。

ちなみに英検の級や英語資格のスコアを上げる際の1つの目安は、関西学院大学の各学部が求めるランクの1つ上です。

一例としては以下の通りです。

出願時の条件 目標
▼CEFR B2レベル相当 英検1級レベル
▼CEFR B1 レベル相当 ▼CEFR B2レベル相当
▼CEFR A2 レベル相当 ▼CEFR B1 レベル相当
出願基準時の条件無し ▼CEFR B1 レベル相当

各CEFRランクはこちらのページをご確認いただきたいのですが、シンプルに英検でまとめると以下の通りです。

各CEFR レベル相当 英検での換算
▼CEFR B2レベル相当 英検準1級以上
▼CEFR B1 レベル相当 2級以上
▼CEFR A2 レベル相当 準2級以上

上記のように出願時に求められる英語力よりも1段上の英検の級や英語資格を取得すると他の受験生よりも際立ちます。

しかも、関西学院大学の学部特色入学試験では、学部側が定める英語の級や英語資格のスコアを持つと、筆記試験が一部または全て免除される事もあります。

合否判定の面でも、受験対策の面でも楽になるので、ぜひとも英語の対策はしておきましょう。

出願書類の作成に力を入れる事

どの学部に出願するのであれ、出願書類の作成には力を入れましょう。なぜなら、出願書類はどの学部であろうとも合否判定の判定項目の1つに入れているためです。

しかも、出願書類を作り込まないと書類審査の段階で落ちて、その後の審査に進めない可能性もあります。

そのため、出願書類を作成する際に以下の3つを意識して出願する学部から高い評価をもらえるようにしましょう。

  • アドミッションポリシーに即した人物である事が伝わる内容にする
  • 論理的な構成で記載する事で誰が読んでも内容が伝わるようにする
  • 作成した出願書類は大人に添削を依頼し、何度もブラッシュアップする

関西学院大学の志望学部に入りたい理由を明確にする

どの学部を受けるにせよ、志望理由を明確にする事も欠かせません。特に、「なぜその学部なのか」、「なぜ関西学院大学なのか」の2点を明確に伝える事が重要です。

なぜなら、「なぜその学部なのか」、「なぜ関西学院大学なのか」の2つを明確に説明できるかどうかは、面接の場の印象と出願書類の質にも影響を与えるからです。

現に募集要項を見ると、複数の学部で「当学部を志望する理由や入学後に学びたい事は何か?」といった事が大学側に確認されることが書いてあります。

そのため、以下を明らかにする事で、関西学院大学の志望学部ではないといけない理由を伝えられるようにしましょう。

  • 大学入学後に何を学びたいのか
  • 上記を学ぶ際に関西学院大学の志望学部が一番の理由

志望学部が定める筆記試験を調べて対策をする事

志望する学部が定める筆記試験の内容を調べて、対策をする事は欠かせません。

なぜなら、各学部で筆記試験の内容が大きく変わる上に、筆記試験は対策をするかどうかで、当日の出来栄えが大きく変わるためです。

筆記試験を効果的に対策するために心がけておきたいポイントを3つまとめましたので、ご覧ください。

  1. 募集要項を確認して志望学部で課される学科試験の種類を確認する
  2. 過去問を実際に調べてみて、出題傾向を調べる
  3. 出題傾向に即した実践的な演習を行う

筆記試験は英語の論述試験がある学部もあれば、数学の問題を解かせる学部もあり、個別の対策が欠かせません。

そのため、今取り上げた3つを上から順番に実践する事をおすすめします。

神学部の学部特色入学試験について

神学部の学部特色入学試験について
次に関西学院大学の神学部の学部特色入学試験の募集要項や対策すべきことについて解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 2023年10月21日(土)
合格発表日 2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.志望理由書
3.自己推薦書
4.活動実績報告書
5.資料説明表・添付資料
6.教会推薦書・バプテスマ証明書
二次選考の内容 ・リポート作成
→講義を受講後、その内容についてのリポートを作成する
・面接(口頭試問含む)
募集人数 10名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) キリスト教伝道者コース:1.4倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑴ キリスト者(出願時までにバプテスマ<洗礼>を受けている者)で、将来、伝道者またはクリスチャンワーカーとなる志を持つ者。
※幼児洗礼を受けている場合は、信仰告⽩・堅信礼が必要

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

神学部の学部特色入学試験の対策のポイント
関西学院大学は神学部の学部特色入学試験の選考についてを以下のように示しています。

選考のポイント

  • 神学部の学部特色入試では、高校生、社会人、帰国生徒などの枠を越えて、将来伝道者やキリスト教関係の仕事に従事することをめざして、神学部で学ぶ強い意志を持った志願者を求めています。そのため、まず第1に教会での経験や活動の実績と、伝道者・クリスチャンワーカーとなろうとする志を評価します。第2に、大学の講義を受講してその内容を理解し、それを自分の言葉で表現できることを評価します。このような経験や能力を持った学生を選考するために、次の審査過程を設けています。

提出書類について

  • 教会推薦書・バプテスマ(洗礼)証明書と志望理由書において、これまでいかに積極的に教会に関わり、教会の支援を得て伝道者となる志を持ち、神学部を志願するに至ったか、いかに神学部での学びに対して積極的な取り組みがなされているかということに注目します。そして、志願者本人の個人的な決断だけではなく、推薦された教会がいかに責任を持って志願者を育て、支援しているかにも関心を持っています。
    神学部を志願する気持ちが、志願者自身の経験や信仰生活の中でどのように育まれてきたのか、また今後の歩みの中でどのような意味を持つのかを知るために、自己推薦書を書いていただきます。
    活動実績・社会活動報告書では、クラブ活動、ボランティア活動、語学力認定試験における実績や社会人として得た実績、資格などを評価します。様々な活動を通して何を学び、自己形成にどのように取り組んだかも大切です。

講義・リポートによる審査

  • 「新約聖書のなかの和解」というテーマについての講義を受講してもらいます。その後講義内容についてリポートを書いてもらいます。講義内容の全体構造を理解しているか、個々のポイントを押さえているか、基本的知識を修得しているかを評価対象とします。

面接による審査

  • 面接は複数の教員が1名の受験生に対して、20分程度の時間をかけて行います。神学部の学部特別選抜入試では、神学部で学ぼうとする意欲、キリスト教への関心や将来的な展望を大切にしていますので、提出された書類に基づいてこれらの点についての面接を行います。さらに、講義の理解を確認する質問を行います。すべての志願者共通の質問と各人のリポートの内容に応じた質問を用意しています。単に質問に答えることが求められているのではなく、対話能力を重視しています。普段から、あらゆるジャンルの事柄に関心を持ち、自分の考えを本などとの対話を通して形成し、それを自分の言葉で表現することを心がけておいてください。教会生活を通して、自分の人生における信仰の意味、現代におけるキリスト教の意義について考えておくことも必要でしょう。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

それぞれについて解説します。

<選考のポイント>

出願書類において、教会での経験や活動の実績と、伝道者・クリスチャンワーカーとなろうとする志を評価します。

そして、二次審査において、大学の講義を受講してその内容を理解し、それを自分の言葉で表現できることを評価すると書いています。

つまり、書類の作り込み及び二次審査対策が重要であるということです。

<提出書類について>

提出書類については教会での活動や神学部への志望理由を明確に示す必要があります。また、それらの経験から学んだことや志望理由が芽生えた経緯まで求められます。

倍率が1.4倍と低いし、出願に評定条件がないから神学部なら受かるだろう、というような考えで出願する人には厳しい内容になっています。

<講義・リポートについて>

講義・リピートでは、「新約聖書のなかの和解」というテーマについての講義を受講した上で、リポートの作成が求められます。

採点の際の項目としては、講義内容の理解に加えて、基本的な知識の有無などがあります。
参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

基本的な知識があれば、当日の講義の理解においても役に立つので、事前に講義内容と関連した知識の習得をしておきましょう。

<面接による審査>

面接では、提出書類や講義内容から質問がされます。諸々の質問から以下等が確認されます。

  • 神学部で学ぼうとする意欲
  • キリスト教への関心
  • 対話能力

上記が確認される事を念頭に置いた上で、学校や塾の先生と模擬面接を繰り返すことをおすすめします。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

文学部の学部特色入学試験について

文学部の学部特色入学試験の特徴
次に、文学部の学部特色入学試験の出願条件や対策すべきことについて解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月21日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.自己推薦書
3.学びの計画書
4.英語外部試験のスコア
一次選考の内容 ・書類審査
・筆記審査(英語論述審査、日本語小論文)
二次選考の内容 面接(口頭試問含む)
募集人数 若干名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) 文化歴史学科哲学倫理学専修:0倍
文化歴史学科美学芸術学専修:2.0倍
文化歴史学科地理学地域文化学専修:0倍
文化歴史学科日本史学専修:3.0倍
文化歴史学科アジア史学専修:2.0倍
文化歴史学科西洋史学専修:0倍
総合心理科学科心理科学専修:0倍
文学言語学科日本文学日本語学専修:1.5倍
文学言語学科英米文学英語学専修:2.3倍
文学言語学科フランス文学フランス語学専修:0倍
文学言語学科ドイツ文学ドイツ語学専修:1.0倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

本学が指定する英語資格・検定試験(4技能 )のスコア※ CEFR B1レベル以上を有する者。
※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

文学部の学部特色入学試験の特徴
文学部の特色入試に合格するために対策すべきことは、以下の3つです。

  • 英語題材論述の対策をする
  • 小論文対策をする
  • 面接・口頭試問対策をする

それぞれについて解説します。

<英語題材論述の対策をする>

英語題材論述の対策をしましょう。グローバル入学試験では、一定の基準を満たせばこの試験は免除でしたが、学部特色入学試験では免除されないからです。

試験対策には、試験の形式に慣れることが重要です。関西学院大学のホームページから過去問を入手できるので、それに基づき演習を繰り返しましょう。
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<小論文対策をする>

小論文対策をしましょう。小論文を苦手としている高校生は多く、差をつけやすいからです。

小論文対策は、演習と添削の繰り返しが重要です。書いた文章を先生などに添削してもらいましょう。学校での対策が不十分だと感じた方は、塾の利用も検討してみましょう。

<面接・口頭試問対策をする>

面接・口頭試問対策をしましょう。二次審査では、口頭試問を含む面接が実施されるからです。

面接対策としては、模範解答を用意し、模擬面接を繰り返すことが重要です。スムーズに受け答えできるようになるまで繰り返し練習しましょう。

経済学部の学部特色入学試験

経済学部の学部特色入学試験の特徴
経済学部の学部特色入学試験の出願条件や対策すべきことを解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月21日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.自己推薦書
3.学びの計画書
4.英語外部試験の証明書
5.実用数学技能検定の証明書(出願に用いる場合のみ)
一次選考の内容 ・書類審査
・筆記審査(日本語小論文)
二次選考の内容 面接(口頭試問・プレゼン含む)
募集人数 10名
出願時必要最低評定平均 数学の評定平均4.0以上
倍率
(2023年度)
1.6倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 次のa~cのすべてに該当する者。
a.学校内外での様々な活動に積極的に取り組んだ経験を通じて入学後の学びに生かす意欲がある者。
なお、対象となる実績は、高校入学後(※)のものに限る。
※「学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、もしくは2024年3月31日までにこれに該当する見込の者」に該当する応募者は、出願資格⑵a.について、経済学部事務室に事前に問い合わせをすること。
b.出願時までの数学全体の学習成績の状況が数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学Bを含めて5段階評価で4.0以上である者、もしくは実用数学技能検定2級以上の合格者。
c.本学が指定する英語資格・検定試験(4技能 )のスコア※ CEFR B1レベル以上を有する者。
※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

経済学部の学部特色入学試験の対策のポイント
経済学部の学部特色入試に合格するために対策すべきことは、以下の4つです。

  • 数学と英語を得意科目にする
  • 学内外を問わず、いろいろな活動に取り組む
  • 資料読解型の小論文対策を万全にする
  • プレゼンを行う必要がある面接の準備をする

それぞれ解説します。

<数学と英語は得意科目にする>

英語力は当然必要ですが、数学もなるべく得意科目にしておきましょう。経済学部の特色入試では、英語だけでなく、数学にも以下の出願条件が設定されており、学力レベルをチェックされるからです。

数学 数学全体の評定平均が4.0以上
または実用数学技能検定2級以上
英語 CEFR B1レベル以上
(英検2級以上・GTEC930点以上など)

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

経済学部は学部の特性上、文系学部でありながら高い数学力が求められます。そのため、文系であるが数学も得意であるという方にはうってつけとなっています。

<学内外を問わず、いろいろな活動に取り組む>

様々な活動に取り組みましょう。経済学部の特色入試で求められているからです。募集要項にあるように、経済学部の特色入試で求めている学生は以下の通りです。

学校内外での様々な活動に積極的に取り組んだ経験を通じて入学後の学びに生かす意欲がある者。

(引用元:学部特色入学試験要項 2024年度

上記のような人物が求められる以上、関西学院大学の経済学部に入学をした後に役立つ活動を出願時までにしておきましょう。活動の対象は高校入学後の活動としか指定されていない上、以下などであれば、問題ありません。

  • 部活動
  • 委員会活動
  • 生徒会活動
  • ボランティア活動奉仕活動
  • 学外の団体の中での各種の活動

いろいろな経験を通して個性や活力、周りを活性化する力を身につけましょう。

<資料読解型の小論文対策を万全にする>

資料読解型の小論文対策を万全にしておきましょう。一次審査で行われる小論文試験は日本語資料による読解・論述試験だからです。

小論文にも様々な問題パターンがありますが、特に資料読解型の小論文問題の演習を繰り返しましょう。

ちなみに演習の一環として記述した小論文については、学校の先生や塾の先生に添削をしてもらいましょう。添削を受けないと、書いた小論文の出来栄えや良し悪しが分から中で練習を繰り返す事になるので、効果的な練習になりません。

一方で添削によって改善点を指摘してもらい、指摘された点をその都度修正する形式の練習を続ければ、小論文の実力が上がります。

<プレゼンを行う必要がある面接の準備をする>

プレゼンを行う必要がある面接の準備をする事も合格には欠かせません。なぜなら、二次審査で行われる面接の中ではプレゼンテーションを行う必要があるためです。

プレゼンテーションのテーマは1次合格者発表と同時に発表されます。そのため、受験生は約1週間で2次審査向けのプレゼンの練習をし、必要に応じて資料の作成をしなければいけません。短期間で準備と練習をしなければいけないのがポイントになります。

なお、資料を作成した後は、作成で満足するのではなく、5分間で簡潔に説明する練習をする事が欠かせません。

加えて、面接とプレゼンテーションがセットである以上、プレゼンテーションで話した内容に対する質疑応答の準備もしておくと良いでしょう。

商学部の学部特色入学試験

商学部の学部特色入学試験
商学部の学部特色入学試験の募集要項や対策すべきことを解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月21日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 【高度な資格を有する者】
1.調査書
2.志望理由書
3.活動実績報告書
4.履歴および社会活動報告書(社会人資格者のみ)
5.資料説明表・添付資料

【事業経営を志向する者】
1.調査書
2.志望理由書
3.活動実績報告書
4.事業計画書
5.履歴および社会活動報告書(社会⼈資格者のみ)
6.資料説明表・添付資料
7.家業状況を示す資料(事業承継の場合)
8.英語外部試験の証明書

【高等学校商業科等を卒業見込みの者】
1.調査書
2.志望理由書
3.活動実績報告書
4.資料説明表・添付資料

一次選考の内容 【高度な資格を有する者】
・書類審査

【事業経営を志向する者】
・書類審査
・筆記審査(小論文)

【高等学校商業科等を卒業見込みの者】
・書類審査

二次選考の内容 【高度な資格を有する者】
・面接審査(口頭試問含む)

【事業経営を志向する者】
・面接審査(口頭試問・プレゼンテーション含む)

【高等学校商業科等を卒業見込みの者】
・面接審査(口頭試問含む)

募集人数 15名
出願時必要最低評定平均 全体の評定平均4.3以上(高等学校商業科等を卒業見込みの者)
倍率 (2023年度) 3.6倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋) 【高度な資格を有する者】

⑵ 次のa~eのいずれかに該当する者。
a.日本商工会議所主催の簿記検定1級の合格者。
b.公益社団法⼈全国経理教育協会主催の簿記検定上級の合格者。
c.税理士試験の合格者(科⽬合格を含む)。
d.公認会計⼠試験の合格者または短答式試験の合格者。
e.情報処理推進機構が実施する情報処理技術者試験レベル3「応⽤情報技術者試験」以上の合格者。

【事業経営を志向する者】

⑵ 事業承継候補者または起業志向者。
⑶ 本学が指定する英語資格・検定試験の合格証・スコア表の提出を必須とする(スコアは問わない)※1。

【高等学校商業科等を卒業見込みの者】

⑵ 次のa~dのすべてに該当する者。
a.高等学校商業科(会計、情報、流通などを含む)を卒業見込みの者で、商業に関する科目を20単位以上修得見込みの者。
b.高等学校⼊学時より第3学年1学期までの全体の学習成績の状況が4.3以上の者。
c.全国商業高等学校協会英語検定1級または日本英語検定協会実用英語技能検定2級以上の合格者。
d.日本商工会議所簿記検定2級※以上、全国商業高等学校協会簿記実務検定第1級、全国商業高等学校協会情報処理検定第1級、情報処理技術者試験レベル2「基本情報技術者試験」以上のいずれかの合格者。
※ネット試験含む。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

商学部の特色入学試験の対策のポイント
商学部の学部特色入試で対策すべきことは以下の3つです。

  • 自身の状況に合った出願条件を選定する
  • 出願書類の作成に力を入れる
  • 面接・口頭試問・プレゼンテーションの対策に力を入れる

それぞれについて解説します。

<自身の状況に合った出願条件を選定する>

自身の状況にあった出願条件を適切に選びましょう。商学部の特色入試には、以下の3つの区分があり、それぞれで出願条件に加えて審査方法も異なります。

  • 【高度な資格を有する者】
  • 【事業経営を志向する者】
  • 【高等学校商業科等を卒業見込みの者】

それぞれの出願条件や審査方法についてはこれから解説します。

区分 出願条件
高度な資格を有する者

次の条件⑴⑵に該当する者。

⑴次のAまたはBに該当する者。

A.一般…高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、もしくは2024年3月に卒業見込みの者。通常の課程による12年の学校教育を修了した者、もしくは2024年3月に修了見込みの者。学校教育法施行規 則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および2024年3月31日までにこれに該当する見込みの者。

B.社会人…Aの条件を満たし、2024年4月1日現在満23歳以上で、出願時に2年以上同一の職業または 職場に在籍したことのある者(2年以上の家事労働を含む)。

⑵ 次のa~eのいずれかに該当する者。

a.日本商工会議所主催の簿記検定1級の合格者。
b.公益社団法⼈全国経理教育協会主催の簿記検定上級の合格者。
c.税理士試験の合格者(科⽬合格を含む)。
d.公認会計⼠試験の合格者または短答式試験の合格者。
e.情報処理推進機構が実施する情報処理技術者試験レベル3「応⽤情報技術者試験」以上の合格者。

事業経営を志向する者

次の⑴、⑵、⑶に該当する者。合格した場合は本学に入学することが条件となります。

⑴ 次のAまたはBに該当する者。

A.一般…高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、もしくは2024年3月に卒業見込みの者。通常の課程による12年の学校教育を修了した者、もしくは2024年3月に修了見込みの者。学校教育法施行規 則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および2024年3月31日までにこれに該当する見込みの者。

B.社会人…Aの条件を満たし、2024年4月1日現在満23歳以上で、出願時に2年以上同一の職業または 職場に在籍したことのある者(2年以上の家事労働を含む)。

⑵ 事業承継候補者または起業志向者。

⑶ 本学が指定する英語資格・検定試験の合格証・スコア表の提出を必須とする(スコアは問わない)。

高等学校商業科等を卒業見込みの者

⑴ 次の①〜③のいずれかに該当する者。

① 高等学校もしくは中等教育学校を2024年3月に卒業見込みの者。
② 通常の課程による12年の学校教育を2024年3月に修了見込みの者。
③ 2024年3月31日までに学校教育法施⾏規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学⼒があると認められる見込みの者。

⑵ 次のa~dのすべてに該当する者。

a.高等学校商業科(会計、情報、流通などを含む)を卒業見込みの者で、商業に関する科目を20単位以上修得見込みの者。
b.高等学校⼊学時より第3学年1学期までの全体の学習成績の状況が4.3以上の者。
c.全国商業高等学校協会英語検定1級または日本英語検定協会実用英語技能検定2級以上の合格者。
d.日本商工会議所簿記検定2級※以上、全国商業高等学校協会簿記実務検定第1級、全国商業高等学校協会情報処理検定第1級、情報処理技術者試験レベル2「基本情報技術者試験」以上のいずれかの合格者。 ※ネット試験含む。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

普通科の高校生なら【事業経営を志向する者】、商業科なら【高等学校商業科等を卒業見込みの者】の条件が満たしやすいでしょう。

特に【事業経営を志向する者】は、評定平均や英語の資格・検定試験のスコアーの条件もありません。つまり、英検を受けた上で起業する予定や事業継承の候補者になる可能性があれば、出願が出来てしまいます。

どの出願区分を選ぶかで選考内容も変わる以上、あなたが条件を満たす出願区分の中で最も攻略しやすそうなものを選ぶ事は必須です。

<出願書類の作成に力を入れる>

出願書類の作成に力を入れましょう。

改めての話になりますが、一次審査は、【高度な資格を有する者】【高等学校商業科等を卒業見込みの者】が書類審査のみ。一方で【事業経営を志向する者】が書類審査と小論文試験となっています。

上記のように、どの区分で受験するにせよ、出願書類の内容は一次審査の重要な評価項目になっています。

また、区分ごとに出願書類は変わります。区分ごとの出願書類は以下の通りです。

区分 出願書類
高度な資格を有する者

⑴ 調査書(厳封)
⑵ 志望理由書
⑶ 活動実績報告書
⑷ 履歴および社会活動報告書(社会人資格者のみ)
⑸ 資料説明表・添付資料

事業経営を志向する者

⑴ 調査書(厳封)
⑵ 志望理由書
⑶ 活動実績報告書
⑷ 事業計画書
⑸ 履歴および社会活動報告書(社会人資格者のみ)
⑹ 資料説明表・添付資料
⑺ 家業状況を示す資料(事業承継の場合)
⑻ 英語資格・検定試験の合格証・スコア表

高等学校商業科等を卒業見込みの者

⑴ 調査書(厳封)
⑵ 志望理由書
⑶ 活動実績報告書
⑷ 資料説明表・添付資料

引用元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

特徴的な書類は、【事業経営を志向する者】の事業計画書と、全区分で提出する資料説明表・添付資料です。

事業計画書は、起業志向者・事業承継者それぞれで以下のような内容を記載します。

起業志向者 ①起業を志すに至った背景と現在の活動状況
②ビジネスプラン
③収支計算
④起業に向けた商学部での学修計画
事業承継者 ①事業承継を志すに至った背景と現在の活動状況
②承継する事業の沿革と現況
③事業承継後のビジネスプラン
④収支計算
⑤事業承継に向けた商学部での学修計画

参照元:所定用紙-学部特色_商学部.pdf

【事業経営を志向する者】向けの入試ということもあり、ビジネスプランや事業の現況など具体的な内容を記載することが求められています。文量はA4用紙2枚分です。

また、資料説明表・添付資料では、資格・検定試験の合格証や活動実績報告書に記載した活動内容・実績を証明する資料を添付し、実績をアピールします。

事業計画書に関する資料も添付可能です。

出願書類の書き方は受験者によって三者三様に変わります。そのため、自分の活動実績や入学の熱意が正しく伝わる書類をきちんと作り込む事が欠かせません。

<面接・口頭試問・プレゼンテーションの対策に力を入れる>

面接・口頭試問・プレゼンテーションの対策に力を入れましょう。なぜなら、二次審査で実施されるためです。

現に【高度な資格を有する者】と【高等学校商業科等を卒業見込みの者】の二次審査の内容は口頭試問と面接です。そして、【事業経営を志向する者】では面接・口頭試問・プレゼンテーションです。

学校や塾の先生に協力してもらい、模擬面接を繰り返し行っておくことで、本番でも緊張せず話せるようになります。

スムーズに自信を持って受け答えできるようになるまで何度も繰り返し練習しましょう。

プレゼンテーションも同様です。伝えたいことが伝わるように何度も練習し、適切な表現方法を身につけましょう。

人間福祉学部の学部特色入学試験

人間福祉学部の学部特色入学試験
人間福祉学部の学部特色入学試験の出願条件や対策すべきことを解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月21日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.自己推薦書
3.学びの計画書
4.資料説明表・添付資料
5.英語外部試験の証明書
一次選考の内容 筆記審査(英語論述審査、日本語小論文)
二次選考の内容 面接(個人面接・口頭試問含む)
募集人数 社会福祉学科:4名
社会起業学科:3名
人間科学科:3名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) 社会福祉学科:1.2倍
社会起業学科:3.5倍
人間科学科:1.7倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 次の出願資格該当番号①~⑤のいずれか1つについてアピールができる者(ただし、括弧内は例示であり、それと同等またはそれ以上の実績や能力があると自己評価する場合も該当するものとする)。なお、対象となる実績は、高等学校入学後の実績に限る。

①実績評価(文化・芸術活動、社会貢献活動〈ボランティア活動、地域活動など〉などにおいて優れた実績を持つ。ただし、スポーツの競技実績は除く)

②体験・経験評価(他の生徒とは異なった貴重な体験・経験や、SDGs にかかわる活動に取り組んだ体験・経験、海外における異文化交流の体験・経験、国内における農村文化交流の体験・経験、社会福祉に携 わった体験・経験など)

③創造力評価(よりよい社会の提唱に関わる起業プランやプロジェクト案を持つ。例えば、[児童を犯罪 から守るためのコミュニティーづくり]や、[高齢者や障害を持つ人にやさしいまちづくり]など)

④能力・資格評価(語学検定などの資格を有する、または高度な技術や資格を有する。例えば、スピーチ コンテスト入賞、TOEFL®テスト、中国語検定、簿記検定、介護福祉士もしくは保育士の資格など)

⑤リーダーシップ評価(学校生活や学外・コミュニティーの活動などにおいて、リーダーシップを発揮した)

⑶ 人間科学科を志望する場合に特に求められる要件
人間理解に対し、特にこころ(スピリチュアリティ)の視点からのアプローチに興味がある者(具体的には、死生学、悲嘆学、生命倫理学などの授業やフィールドワークを通して、人生の意味やいのちの尊厳、こころのあり方などに関わる理論や実践を学ぶことを希望し、その領域での研究や活動に関心があるなど)※。
※詳細は、人間福祉学部ホームページの『人間科学科で学ぶ「こころ(スピリチュアリティ)」について』(https://www.kwansei.ac.jp/s_hws/study/about/hhs/spirituality)をご確認ください。

⑷ 本学が指定する英語資格・検定試験(4技能)のスコア※CEFR B1レベル以上を有する者。
※※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

人間福祉学部の特色入学試験の対策のポイント
人間福祉学部の学部特色入試で対策すべきことは、以下の3つです。

  • 社会福祉に関わる実績や体験、専門的な能力・資格を身につける
  • 英語論述・日本語小論文の対策を万全にする
  • 面接の対策をする

それぞれについて解説します。

<社会福祉に関わる実績や体験、専門的な能力・資格を身につける>

社会福祉に関わる実績や体験、専門的な能力・資格を身につけましょう。特徴的な出願条件として、以下のような社会福祉に関わる実績や体験、専門的な能力・資格を持っていることが挙げられているからです。

項目 内容例
実績評価

文化・芸術活動、社会貢献活動〈ボランティア活動、地域活動など〉などにおいて優れた実績を持つ。ただし、スポーツの競技実績は除く

体験・経験評価

他の生徒とは異なった貴重な体験・経験や、SDGs にかかわる活動に取り組んだ体験・経験、海外における異文化交流の体験・経験、国内における農村文化交流の体験・経験、社会福祉に携わった体験・経験など

創造力評価

よりよい社会の提唱に関わる起業プランやプロジェクト案を持つ。
例えば、[児童を犯罪から守るためのコミュニティーづくり]や、[高齢者や障害を持つ人にやさしいまちづくり]など

能力・資格評価

語学検定などの資格を有する、または高度な技術や資格を有する。
例えば、スピーチコンテスト入賞、TOEFL®テスト、中国語検定、簿記検定、介護福祉士もしくは保育士の資格など

リーダーシップ評価

学校生活や学外・コミュニティーの活動などにおいて、リーダーシップを発揮した

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

挙げられている内容の例を参考に、自身の興味に基づき、さまざまな経験・実績づくりに励みましょう。

出願書類でこれらの実績をもとに「主体性・多様性・協働性」や特色をアピールできると、高評価に繋がります。

<英語論述・日本語小論文の対策を万全にする>

一次審査では、筆記試験が実施されます。この筆記試験の中には英語論述と日本語小論文の2つがあります。

そのため、両方の対策をしましょう。どちらも資料読み取り型の論述(小論文)試験のため、それに特化して対策するのが効果的です。

特に日本語の小論文については、資料を読んだ上で論述が求められる形式の小論文の問題を解いた上で学校の先生などに添削を依頼すると良いでしょう。

面接の対策をする

人間福祉学部の二次審査は、口頭試問を含む面接だけです。そのため、面接の準備は欠かせません。

募集要項を見る限り、面接の審査では、社会福祉学部で学ぶ意欲を中心に評価されるようです。そのため、以下の準備をしておくと良いでしょう。

  • 他の大学ではなく、関西学院大学の社会福祉学部を志望する確固たる理由を説明できるようにすること
  • 社会福祉学部の中の志望学科のカリキュラムや入学後に学ぶ分野に関して詳しくなっておくこと
  • 出願書類で求められる学びの計画書について深掘りされても答えられるようにしておくこと
  • 聞かれた質問に対して結論から端的に答える練習をすること

上記を念頭に置いたうえで、学校の先生などに面接の練習を手伝ってもらいましょう。

国際学部の学部特色入学試験

国際学部の学部特色入学試験
国際学部の学部特色入学試験の募集要項や対策すべきことについて解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月21日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.志望理由書
3.自己推薦書
4.資料説明表・添付資料
一次選考の内容 ・書類審査
・筆記審査(英語論述審査、日本語小論文)
二次選考の内容 面接(口頭試問含む)
募集人数 5名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) 2.2倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

関西学院大学国際学部を第一志望とし、強く入学を希望する者で、次の出願資格該当番号①~③のいずれか1つにおいて、掲げる条件すべてに該当する者。合格した場合は本学に入学することが条件となります。

① 中国語・朝鮮語能力重視方式 a/b
② 文化・芸術活動方式 a/c
③ 社会人方式 d

a.高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、もしくは2024年3月に卒業見込みの者。通常の課程による12年の学校教育を修了した者、もしくは2024年3月に修了見込みの者。学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および2024年3月31日までにこれに該当する見込みの者。
b.中国語または朝鮮語の検定試験において高い水準の資格、得点を有する者。
c.高等学校入学後に文化・芸術活動の分野において、競技会やコンクール・展覧会などで入賞するなどの優れた実績を有する者。
※スポーツの競技実績やボランティア活動は、文化・芸術活動の対象には含まない。
d.高等学校もしくは中等教育学校を卒業し、2024年4月1日現在満23歳以上の者で、入学時に2年以上同一の職業または職場に在籍していた者(2年以上の家事労働を含む)。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策のポイント

国際学部の特色入学試験の対策のポイント
国際学部の学部特色入試で対策すべきことは、以下の3つです。

  • 適切な出願方式を選定する
  • 筆記審査対策を万全にする
  • 面接の場で学ぶ意欲を伝える事

それぞれについて解説します。

<適切な出願方式を選定する>

適切な出願方式を選定しましょう。国際学部の特色入試では、志願者を3つの出願方式に分けて、それぞれ出願条件を設定しているからです。出願方式は以下の通りです。

出願方式 出願条件
中国語・朝鮮語能力重視方式

a.高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、もしくは2024年3月に卒業見込みの者。通常の課程による12年の学校教育を修了した者、もしくは2024年3月に修了見込みの者。学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および2024年3月31日までにこれに該当する見込みの者。

b.中国語または朝鮮語の検定試験において高い水準の資格、得点を有する者。

文化・芸術活動方式

a.高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、もしくは2024年3月に卒業見込みの者。通常の課程による12年の学校教育を修了した者、もしくは2024年3月に修了見込みの者。学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および2024年3月31日までにこれに該当する見込みの者。

c.高等学校入学後に文化・芸術活動の分野において、競技会やコンクール・展覧会などで入賞するなどの優れた実績を有する者。
※スポーツの競技実績やボランティア活動は、文化・芸術活動の対象には含まない。

社会人方式

高等学校もしくは中等教育学校を卒業し、2024年4月1日現在満23歳以上の者で、入学時に2年以上同一の職業または職場に在籍していた者(2年以上の家事労働を含む)。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

【中国語・朝鮮語能力重視方式】と【文化・芸術活動方式】では、それぞれ中国語・朝鮮語の高い能力と文化・芸術分野における優れた実績が必要ですが、具体的な条件は定められていません。

したがって、誰でも出願可能とも捉えられます。しかし、合格するかどうかは別問題となりますので、中国語や朝鮮語が得意な人向けの方式と言えます。

一方で文化・芸術活動方式は、ボランティア活動やスポーツの実績は文化・芸術活動方式の出願対象資格にはならないので、注意しましょう。

もし、あなたが社会人ではなく中国語も朝鮮語も得意ではなく、文化・芸術に関する活動実績もない場合は、今から出願資格を満たす必要があります。

その際には、ゼロから中国語や朝鮮語を学ぶか、文化・芸術に関する活動実績の積み上げが欠かせません。いずれにせよ、自身の実績が評価に値するレベルであるか客観的に判断し、出願する必要があります。

<筆記審査対策を万全にする>

筆記審査対策を万全にしましょう。一次審査では、書類審査に加えて、英語論述審査と日本語小論文の筆記審査があるからです。

どちらも資料読み取り型の論述試験のため、それに特化して対策するのが効果的です。

それぞれにおける実施しておきたい対策内容の一例は以下の通りです。

英語論述審査 ・資料を読み、英語で伝えたい事を書く練習をする
・英語で書きたい事を書くために基本的な文法を押さえる
・伝えたい事を伝えるためにも単語の勉強をする
日本語小論文 ・資料読み取り型の小論文の練習をする
・書いた小論文の添削を依頼する
・添削時のフィードバックを基に練習を続ける

面接の場で学ぶ意欲を伝える事

二次審査の面接の場で高い評価を受けるためにも、関西学部の国際学部で学ぶ意欲が伝わるような受け答えの準備が欠かせません。

なぜなら、募集要項を見ると、「本学部で学ぶ意欲」を中心に評価されることが記載されているためです。

学ぶ意欲の高さを伝えるためにも、以下については準備をしたり、話せるようにしておきましょう。

  • 関西学院大学の国際学部を志望する理由
  • 他の大学・学部では難しい理由
  • 入学後にどんなことを学びたいのか

教育学部の学部特色入学試験

教育学部の学部特色入学試験
教育学部の学部特色入学試験の出願条件や対策すべきことについて解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月28日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.自己推薦書
3.学びの計画書
4.資料説明表・添付資料
5.英語外部試験の証明書
一次選考の内容 ・書類審査
・筆記審査(英語論述審査、課題小論文)
二次選考の内容 面接(口頭試問・プレゼン・グループディスカッション含む)
募集人数 幼児教育学コース:20名
初等教育学コース:10名
教育科学コース:10名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) 幼児教育学コース:1.3倍
初等教育学コース:1.0倍
教育科学コース:1.3倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 将来、教員や保育士となる強い意志を有する者。
⑶ 本学が指定する英語資格・検定試験(4技能)のスコア* CEFR B1レベル以上を有する者
※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。
⑷ 次の出願資格該当番号①~⑤のいずれか1つに該当し、その実績・経験等を入学後の学びに生かす意欲がある者。なお、対象となる実績は、高校入学後の実績に限る。
①学術活動、芸術活動、スポーツ活動、継続的な社会貢献活動(ボランティア活動、地域活動など)において優れた実績を有する者。
②高度な技術や資格を有する者(語学検定、数学検定、簿記検定、歴史能力検定、地図地理検定など)。
③高等学校の学内外で部活動、生徒会活動、コミュニティーでの活動などにおいて、リーダーシップを発揮した者、指導的役割を果たした者。
④海外での留学経験、国内外での継続的な国際交流経験があるなど、豊かな国際的感覚を有する者。
⑤社会における実務経験を有する者(社会人資格者)。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

教育学部の学部特色入学試験の対策のポイント
教育学部は、第一次審査で英語論述と課題小論文、第二次審査で口頭試問・プレゼンテーションとグループディスカッションを実施するのが特徴です。

書類審査、筆記審査、面接審査のそれぞれを突破するために心がけたいポイントを簡単に解説します。

<書類審査>の突破について

関西学院大学の教育学部が求めている人物像であることが伝わる出願書類を用意しましょう。

なぜなら、出願書類では、自身の考えている進路と関西学院大学教育学部が求めている生徒の姿勢と合致していることが求められるためです。

そのため、アドミッションポリシーを熟読し、求めている人物像を把握し、あなたが即していることを伝える事が必要です。参考までにアドミッションポリシーは以下の通りです。

アドミッション・ポリシー
教育学部は、「子ども理解」を基本的な教育理念として、学校教育及び保育の現場で活躍する「教育者」、広く社会で子どもを育てる活動に関わり、またそうした活動を支援できる「教育者」を養成することを目的としています。そのため、「実践力」「教育力」「人間力」など「教育者」に求められる資質をさらに伸ばそうとする意志をもつ者を受け入れることを基本方針としています。具体的には、以下のような者を受け入れます。

●人間・社会に対する幅広い関心を持ち、教育・保育現場などで学びと育ちを支える資質を身につけようとする意欲をもつ者。
●高等教育に相応しい学力を持ち、主体的に問題を発見し、その問題解決に実践的に取り組もうとする意欲をもつ者。
●多様な価値観への理解・共感をもち、相互に人間的な成熟へと向かうことが期待できる者。
●関西学院のスクール・モットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」という精神を体現しようとする意欲をもつ者。

引用元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

作成した出願書類は、上記のアドミッションポリシーに即しているかを学校の先生や塾の先生等に確認してもらうと良いでしょう。

<筆記審査>の突破について

課題小論文および英語論述審査が課され、基礎的な学力、理解力や文章表現力を評価されます。筆記審査で高得点を獲得するために、心がけたい事をご紹介します。

CEFR B2レベル以上の英語資格や英語検定スコアを取る

筆記審査対策で重要な事は、英語資格・検定試験のスコアCEFR B2レベル以上をとることです。これを満たすことにより、英語論述審査が免除されるからです。

CEFR B2は、英検準1級以上やCSEスコア2300点以上等が該当しますので、是非とも取りましょう。
参照元:関西学院大学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて

一方で上記のスコアーを取るのが難しい場合は、英語論述審査を受ける必要があるので、英語の論述問題の対策が求められます。

課題小論文の対策をする

筆記試験の中には、課題小論文審査が含まれるので、対策が欠かせません。この課題小論文審査の対策としては、課題論述型の小論文を何度も書く事です。

特に教育学部のテーマに即した課題論述型の小論文だと知識量も増えるので望ましいです。

また、作成した小論文については、大人に読んでもらい、主張が伝わるかどうか、読みやすいかどうかのフィードバックを受けましょう。

課題論述型の小論文を作成し、フィードバックをもらい、改善をする、という流れを何度も繰り返せば本番日に合格点を取ることは十分に期待できます。

<面接審査>の突破について

面接審査で高評価を取るために欠かせないのが、以下の2つです。

  • グループディスカッションの練習をする事
  • プレゼンテーションの資料作成・準備をする事

なぜなら、関西学院大学の教育学部の面接審査の中ではグループディスカッションとプレゼンテーションも行う事になるためです。

それぞれの対策について補足します。

グループディスカッションの対策

まず前者のグループディスカッションの対策で欠かせない事は、本番を想定した練習をする事です。

2023年度入試では与えられたテーマに15分程度の時間で4名~5名で話すという形を取っていたので、実際に同じ形式で練習をしてみましょう。

その上で、練習の様子を先生に確認してもらい、グループディスカッションで高評価をもらえる振る舞いを身につけておきましょう。

プレゼンテーションの準備をする

プレゼンテーションの準備をしましょう。ここでいう準備というのは、以下の3つになります。

  • 与えられたテーマに対して伝える内容を整理する
  • 当日使う資料を作成する
  • 制限時間の10分できちんと伝える練習をする

プレゼンテーションのテーマは、以下の2つです。

①高校時代の活動や経験、ならびに教育学部アドミッション・ポリシーをふまえ、出願動機と入学後の学びの計画について説明してください。
②「教育・保育」に関するテーマを1つ設定し、それについての探究成果と自身の考えを説明してください。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

関西学院大学の教育学部の第一次審査合格者は、合格者課題としてプレゼンテーション資料を作成することが求められています。

上記2つのテーマが含まれ、以下の実施形態を満たすプレゼンテーションをしっかり準備しましょう。

〈実施形態〉
時 間:10分
発表方法:紙媒体
①表 紙:タイトル、受験番号、氏名、出身校を記載
②資料形態:A4サイズ、横書き(手書き可)
③印刷方法:カラー、モノクロ問わない。両面印刷5枚以内(表紙含み10頁以内)3部
(3部のうち1部はご本人用です。)

プレゼン資料は表紙を含めて最大10ページまでとなっています。1次合格発表か第二次審査までは2週間ほどしかないので、余裕があれば先に手をつけておいてもいいでしょう。

総合政策学部の学部特色入学試験

総合政策学部の学部特色入学試験
総合政策学部の学部特色入学試験の募集要項や対策すべきことを解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月28日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.自己推薦書
3.学びの計画書
4.英語外部試験の証明書
一次選考の内容 ・書類審査
・筆記審査(英語論述審査、小論文)
二次選考の内容 面接(口頭試問・プレゼン含む)
募集人数 学部一括で15名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) 1.4倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 本学が指定する英語資格・検定試験(4技能)のスコア※CEFR B1レベル以上を有する者。
※※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

総合政策学部の学部の特色入学試験の対策のポイント
総合政策学部の学部特色入試で対策すべきことは、以下の2つです。

  • 読解・論述審査対策を万全にする
  • 面接・口頭試問・プレゼンテーション対策を行う

それぞれについて解説します。

<読解・論述審査対策を万全にする>

読解・論述審査対策を万全にしましょう。総合政策学部の学部特色入試の一次審査で、英語論述審査と日本語小論文試験があるからです。

英語の論述審査対策と小論文対策はともに、文章を書き添削をしてもらうことが重要です。作文と添削を繰り返すことで力が身につきます。

<面接・口頭試問・プレゼンテーション対策を行う>

二次審査で行う面接・口頭試問・プレゼンテーション対策を行いましょう。

二次審査の面接審査は、上記の3つがセットになっていますが、プレゼンテーションの対策と面接・口頭試問の対策は個別で行う必要があるので、それぞれについてまとめてみました。

対策項目 対策のポイント
面接・口頭試問 ・学びの計画書の詳細を話せるように準備をする

・他の大学・学部ではなく関西学院大学の総合政策学部を志望する理由を伝える練習をする。

・基本的な面接マナーを押さえる

・入学後に学ぶ事に関連した時事問題やニュースに関連した知識を増やして、知識や関心度を問われてる質問が出ても明確に答えられるようにする。

プレゼンテーション ・与えられるテーマの結論(伝えたい事)を明確にする。

・結論が効果的に伝わる為の説明の流れを明確にする。

・必要であれば、当日利用する資料を作成する。

・作成した資料や考えた説明の流れを明確にした上で5分で伝える練習をする。

・プレゼンテーションに対して予測される質疑応答の準備をする。

募集要項を見ると、面接審査では、出願書類を活用しながら「学びに向かう力・人間性」を評価するとの記載がありました。

そのため、先ほど取り上げた対策内容と共に評価される点も押さえておきましょう。

また、参考までに総合政策学部の第二次審査プレゼンテーションの過去テーマを紹介しておきます。

■テーマ:

「高等学校での“学習”で特に取り組んだこと」

■準備物:
口頭で5分程度、電子媒体(PowerPoint等)を使わずテーマに沿って説明してください。

ただし、「高等学校での“学習”で特に取り組んだこと」を示す資料や成果物がすでにある場合は、それを資料として面接時に面接官に提示していただいても問題ありません。

資料を用意される場合は、電子媒体ではなく、印刷したもの(紙媒体)を3部(自身の分はふくめない)持参してください。資料の有無は、審査の評価に影響はありません。

参照元:関西学院大学 学部特色入試(第二次審査)について

理学部の学部特色入学試験

理学部の学部特色入学試験
理学部の学部特色入学試験の出願条件や対策すべきことを解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月28日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.志望理由書
3.自己推薦書
4.英語外部試験の証明書
一次選考の内容 論述審査(数学、理科)
→理科は物理・化学・生物より出願時に1科目を選択
※「物理・宇宙学科」「化学科」は生物を選択できない
二次選考の内容 面接(口頭試問含む)
募集人数 数理科学科:3名
物理・宇宙学科:3名
化学科:5名
出願時必要最低評定平均 全体の評定平均3.8以上
倍率 (2023年度) 数理科学科:1.0倍
物理・宇宙学科:3.0倍
化学科:1.0倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 高等学校⼊学時より第3学年1学期まで(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末まで)の全体の学習成績の状況が3.8以上の者。
⑶ 高等学校卒業時において以下の科目を履修済みであること。
『数学』は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学Bの「数列」「ベクトル」を履修していること。
『理科』の履修は以下のとおり。
数理科学科 :「物理基礎、物理」「化学基礎、化学」「生物基礎、生物」のうち、いずれか1領域を履修していること。
物理・宇宙学科:「物理基礎、物理」の履修および「化学基礎、化学」「生物基礎、生物」のうち1領域、計2領域以上を履修していること。
化学科 :「化学基礎、化学」の履修および「物理基礎、物理」「生物基礎、生物」のうち1領域、計2領域以上を履修していること。
⑷ 本学が指定する英語資格・検定試験(4技能)のスコア※ CEFR A2レベル以上を有する者。
※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。
その他
大学入学共通テストを受験することが望ましい。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

理学部の特色入学試験の対策のポイント
理学部の学部特色入試で対策すべきことは、以下の2つです。

  • 筆記審査対策を万全にする
  • 面接・口頭試問の対策を行う

それぞれ解説します。

<筆記審査対策を万全にする>

筆記審査対策を万全にしましょう。一次審査では筆記審査が行われるからです。筆記審査は数学と理科の論述問題です。

理科は物理・化学・生物から1科目選択制ですが、物理・宇宙学科と化学科は生物が選択できないので注意が必要です。

論述審査の内容は次のようになっています。

論述審査は、本学部学科で学ぶうえで必要な理系科目の教科・科目に関する知識・理解力を問う記述式の出題です。そこから「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を評価します。

引用元:入学試験要項

過去問演習を繰り返して、出題傾向をしっかりつかんでおきましょう。過去問は関西学院大学のホームページから入手できますので、目を通しておきましょう。
関西学院大学資料請求

<面接・口頭試問の対策を行う>

面接・口頭試問の対策を行いましょう。二次審査の内容が、口頭試問を含む面接だからです。

面接で聞かれる内容は次のようになっています。

面接審査(口頭試問含む)では、提出された書類により「志望の理由」や「学ぶ意欲」および「学びたい専門分野」等について質疑応答を行い、志願者の「思考力・表現力」「主体性」を評価します。

引用元:入学試験要項

この評価基準をもとに学校の先生をはじめとした大人と一緒に模擬面接を繰り返す事が有効です。模擬面接の際に特に心がけたいのは、以下の問答の対策をしておく事です。

  • 関西学院大学の理学部を志望する志望動機
  • 他の大学ではなく、関西学院大学の理学部である理由
  • 入学後に学びたい事や現時点で研究を深めたい分野

上記のような質問に明確な回答をするためにも、関西学院大学の理学部のカリキュラムについても調べておく事も非常に大切です。

工学部の学部特色入学試験

工学部の学部特色入学試験の特徴
工学部の学部特色入学試験の出願条件や対策すべきことについて解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月28日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.志望理由書
3.自己推薦書
4.英語外部試験の証明書
一次選考の内容 論述審査(数学、理科)
→理科は物理・化学・生物より出願時に1科目を選択
二次選考の内容 面接(口頭試問含む)
募集人数 物質工学課程:5名
電気電子応用工学課程:3名
情報工学課程:5名
知能・機械工学課程:3名
出願時必要最低評定平均 全体の評定平均3.8以上
倍率 (2023年度) 物質工学課程:0倍
電気電子応用工学課程:0倍
情報工学課程:4.0倍
知能・機械工学課程:5.0倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 高等学校⼊学時より第3学年1学期まで(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末まで)の全体の学習成績の状況が3.8以上の者。
⑶ 高等学校卒業時において以下の科目を履修済みであること。
『数学』は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学Bの「数列」「ベクトル」を履修していること。
『理科』の履修は以下のとおり。
全課程:「物理基礎、物理」「化学基礎、化学」「生物基礎、生物」のうち、いずれか1領域を履修していること。
⑷ 本学が指定する英語資格・検定試験のスコア※ CEFR A2レベル以上を有する者。
※※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。 詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。
その他
大学入学共通テストを受験することが望ましい。

引用元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

工学部の特色入学試験の対策のポイント
工学部の学部特色入試で対策すべきことは以下の2つです。

  • 筆記審査対策を万全にする
  • 面接対策を行う

それぞれ解説します。

<筆記審査対策を万全にする>

筆記審査対策を万全にしましょう。一次審査では筆記審査が行われるからです。筆記審査は数学と理科の論述問題です。

理科の選択科目の制限はなく、出願時に物理・科学・生物から1科目を選択し、選択した科目の試験を受ける事になります。

論述問題の内容としては、以下のようにになっています。

論述審査は、本学部課程で学ぶうえで必要な理系科目の教科・科目に関する知識・理解力を問う記述式の出題です。そこから「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を評価します。

引用元:入学試験要項

過去問演習を繰り返して、出題傾向をしっかりつかんでおきましょう。過去問は関西学院大学のホームページから入手できます。
関西学院大学資料請求

<面接対策を行う>

面接・口頭試問の対策を行いましょう。二次審査の内容が、口頭試問を含む面接だからです。

工学部の二次審査の評価ポイントは以下のように公表されています。

面接審査(口頭試問含む)では、提出された書類により「志望の理由」や「学ぶ意欲」および「学びたい専門分野」等について質疑応答を行い、志願者の「思考力・表現力」「主体性」を評価します。

引用元:入学試験要項
そのため、上記を参考に出願書類に基づく模擬面接を繰り返し行いましょう。特に模擬面接の場で、出願書類に記載した内容の深掘りの質問について厳しく行っておく事おすすめします。

また、工学部 情報工学課程では、出願書類である自己推薦書の代わりに、自ら制作した映像/CG、音楽、Web コンテンツ、アプリケーションなどの作品を提出できます。

これらを提出すると、面接時に作品の実演(デモ)を行うこともできます。面接の場でデモを実施する予定でしたら、事前に何度も発表の練習をしておきましょう。

生命環境学部の学部特色入学試験

生命環境学部の学部特色入学試験の出願条件や対策すべきことを解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月28日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.志望理由書
3.自己推薦書
4.英語外部試験の証明書
一次選考の内容 論述審査(数学、理科)
→理科は物理・化学・生物より出願時に1科目を選択
二次選考の内容 面接(口頭試問含む)
募集人数 生物科学科:5名
生命医科学科生命医科学専攻:若干名
生命医科学科発生再生医科学専攻:若干名
生命医科学科医工学専攻:若干名
環境応用化学科:5名
出願時必要最低評定平均 全体の評定平均3.8以上
倍率 (2023年度) 生物科学科:3.0倍
生命医科学科生命医科学専攻:1.5倍
生命医科学科発生再生医科学専攻:1.0倍
生命医科学科医工学専攻:0倍
環境応用化学科:1.0倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 高等学校⼊学時より第3学年1学期まで(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末まで)の全体の学習成績の状況が3.8以上の者。
⑶ 高等学校卒業時において以下の科目を履修済みであること。
『数学』は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学Bの「数列」「ベクトル」を履修していること。
『理科』の履修は以下のとおり。
生物科学科・生命医科学科:「物理基礎、物理」「化学基礎、化学」「生物基礎、生物」のうち、いずれか2領域を履修していること。
環境応用化学科 :「化学基礎、化学」の履修および「物理基礎、物理」「生物基礎、生物」のうち1領域、計2領域以上を履修していること。
⑷ 本学が指定する英語資格・検定試験のスコア※ CEFR A2レベル以上を有する者。
※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。 詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。
その他
大学入学共通テストを受験することが望ましい。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

生命環境学部の学部特色入学試験の対策のポイント
生命環境学部の学部特色入試で対策すべきことは、以下の2つです。

  • 筆記審査対策を万全にする
  • 面接対策を行う

それぞれについて解説します。

<筆記審査対策を万全にする>

筆記審査対策を万全にしましょう。一次審査では筆記審査が行われるからです。筆記審査は数学・理科の論述問題です。理科の選択科目の制限はありません。

数学も理科も問われる内容としては、以下の通りです。

本学部学科で学ぶうえで必要な理系科目の教科・科目に関する知識・理解力を問う記述式

引用元:入学試験要項

過去問演習を繰り返して、出題傾向をしっかりつかんでおきましょう。過去問は関西学院大学のホームページから入手できます。
関西学院大学資料請求

また、募集要項の中で「大学入学共通テスト」の受験を関西学院大学側が推奨している以上、選択した理科の科目と数学についてはどちらも最低でも8割は取れるような学力をつけておく事をおすすめします。

面接対策をしっかり行う

面接・口頭試問の対策を行いましょう。二次審査の内容が、口頭試問を含む面接だからです。

募集要項によると、生命環境学部の二次審査の評価ポイントは以下の通りです。

提出された書類により『志望の理由』や『学ぶ意欲』および『学びたい専門分野』等について質疑応答を行い、志願者の『思考力・表現力』『主体性』を評価します。

引用元:入学試験要項

そのため、出願書類の内容を踏まえた上での模擬面接の実施が有効です。

特に出願時に提出した志望理由書と自己推薦書に記載した内容については、想定問答集を作る事をおすすめします。

あらかじめ深掘りされる質問を考えて回答内容を考えておけば、面接当日に言葉が詰まる可能性が大きく下がります。

建築学部の学部特色入学試験

建築学部の学部特色入学試験
建築学部の学部特色入学試験の出願条件や対策すべきことについて解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 第一次審査:書類審査のみ
第二次審査:2023年10月28日(土)
合格発表日 第一次審査:2023年10月13日(金)
第二次審査:2023年11月10日(金)
出願時の主な提出書類 1.調査書
2.志望理由書
3.自己推薦書
一次選考合格後の課題 自己PR資料の作成
→電子機器を必要とする資料は不可
二次選考の内容 ・実技審査:提示する課題についてのドローイング
・面接(口頭試問を含む)
→合格後の課題を使用したプレゼンを行う
募集人数 7名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率 (2023年度) 建築学科:2.8倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 高等学校卒業時において以下の科目を履修済みであること。
『数学』は、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学Bを履修していること。
『理科』は、科目を問わないが、合計取得単位数が10単位以上。
【⑵に関する留意事項】
■本学部のカリキュラムは、高等学校にて数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、物理基礎、物理、化学基礎、化学の範囲を履修していることを前提に編成しており、卒業に必要な必修科目として『建築構造力学Ⅰ・Ⅱ』や『建築環境工学』などがあります。入学後の学業成績に問題が生じないように、ご留意いただき出願してください。
■これらの科目を履修していない場合は、入学までに同範囲の内容を修得しておくことが望まれます。また、合格者に対し、入学までに課題を課す場合があります。

参照元:関西学院大学学部特色入学試験要項2024年度

対策すべきこと

建築学部の特色入学試験の対策のポイント
建築学部の学部特色入試で対策すべきことは、以下の4つです。

  • 出願書類を作り込む
  • 自己PR資料を作り込む
  • 実技審査の対策を万全にする
  • プレゼンテーションと面接対策に力を入れる

それぞれについて解説します。

<出願書類を作り込む>

出願書類を作り込みましょう。建築学部の特色入試一次審査は、出願書類による書類審査のみだからです。

調査書と違い、作成が求められる出願書類は志望理由書と自己推薦書です。それぞれの記載項目は以下の通りです。

志望理由書

1.建築学部建築学科を専願とする理由を具体的に記述してください。

2.建築学部建築学科入学後に、学びたいことをあげ、学生生活の中でどのように取り組みたいのか、理由を含めて具体的に記述してください。

3.建築学部建築学科入学後に、積極的に取り組みたい活動や実行したいことをあげ、学生生活の中でどのように取り組みたいのか、理由を含めて具体的に記述してください。

4.建築学部建築学科卒業後の進路(将来の進路)について、どのように考えていますか。できるだけ具体的に記述してください。

自己推薦書

1.これまでの人生の中で、あなたが最も力を入れ、主体的に活動した取り組みを1つ挙げてください。

2.1.の活動を通して、あなたが学んだことや、その活動を通して成長できたことを具体的に記入し、自己アピールしてください。

3.下記の 1~3のテーマから一つを選び、その番号に○をつけた上で、あなたの考えを述べてください。

1.昨今、世の中のあらゆる場面に AI 技術の活用が進んでいます。さらに AI の普及が進む近未来の社会において、建築やまちづくりはどのように変わっていくと考えますか?
2.新型コロナウイルス感染症により、社会や私たちの生活空間は、かつてないほどの変化をもとめられています。ポストコロナ時代において、建築や都市のあり方はどうあるべきと考えますか?
3.その他:上記のテーマに限らず、建築や都市に関わるテーマを自分で設定して意見を述べてください。

引用元:建築学部 所定用紙

志望理由書を作成する際のポイント

1つ目の志望理由書を作成する際に欠かせないのは、記述をする前に以下を明確にする事です。

志望理由書を書く前に心がけたい事

  • 他の大学ではなく関西学院大学の建築学部を志望する理由を明確にする。
  • 建築学部で学びたい事を明確にした上で入学後の学習計画と大学4年間の過ごし方をイメージする。
  • 現時点での将来の進路や夢を明確にし、その夢や進路と関西学院大学の建築学部の関連性を明確にする。

以上の3つの点を明確にした上で、志望理由書の作成に取り組めば、説得力のある文章が出来上がるはずです。

自己推薦書を作成する際のポイント

自己推薦書を作成する際に心がけたいポイントをまとめました。

自己推薦書を作成する際の3つのポイント

  1. 文章を書く際には、書きたい事を書くのではなく、求める学生像に寄せた形で記述をする。
  2. 読み手に正しく情報が伝わるように文章の論理構成を事前に明確にした上で記述を行う。
  3. 書いた文章は大人に読んでもらい、伝わる内容であるかを適宜フィードバックをもらう。

特に大切なのは、1つ目の「書きたい事を書くのではなく、求める学生像に寄せた形で記述をする」という点。

出願書類では実績や内容の凄さ以上に大学・学部が求める人物像であるかがチェックされます。

そのため、アドミッションポリシーを読み込む事を通して大学側が求めてい人物像を知ることが欠かせません。

求めている人物像を確認した後は、アドミッションポリシー上で記載されている「求める入学者像」とあなた自身の一致度が高いことが伝わる文章を書くようにしましょう。

<自己PR資料を作り込む>

自己PR資料を作り込みましょう。自己PR資料(合格者課題)は、一次審査合格者課題であり、二次審査で行うプレゼンテーションのための資料だからです。

資料で記載する事になる内容は、以下の通りです。

「志願者の創造性や個性などをアピールする作品・研究などの活動を表す資料(書式・枚数自由)

引用元:入学試験要項

この事故PR資料を作成する際にも、先ほどの出願書類の時と同様に以下の2点を意識する事をお勧めします。

自己PR資料で高い評価をもらうために心がけたい事

  1. 関西学院大学の建築学部がどんな学生を求めているかを把握する。
  2. 求めている学生にあなた自身が近いことを伝える事

上記を念頭に置いたうえで、自己PR資料の作成に取り組めば高評価が期待できる自己PR資料の完成が期待できます。

ただし、一次審査の合格発表から二次審査までは約2週間しかありません。つまり、十分な準備が取れない可能性があるのです。

そのため、作品や研究を作り込むためには合格発表前から取り組むことがおすすめです。

実技審査の対策を万全にする

実技審査の対策を万全にしましょう。なぜなら、建築学部の特色入試の二次審査で行われるからです。

実技審査は、指示する課題について鉛筆でドローイング(線画)する試験です。制限時間は90分です。

このドローイングはどんな課題が出るかは事前には分かりませんが、ドローイングは練習をすれば自ずと上手くなります。

そのため、何かしらのドローイング対象を学校の先生や親に指定してもらい、その対象を鉛筆を使って90分間でドローイングをする練習をすると良いでしょう。

何度も繰り返し練習をしておけば、はじめてドローイングをする人よりも格段にレベルの高いドローイングが出来るはずです。

プレゼンテーションと面接対策に力を入れる

二次審査で実技審査と同様に行われるプレゼンテーションを含む面接審査の対策をしましょう。

改めての話かもしれませんが、面接審査では以下の4つに取り組む事が求められます。

  1. 合格者課題(自己PR資料)を使用したプレゼンテーション(準備含めて5分程度)
  2. 実技審査の作品に関するプレゼンテーション
  3. 出願書類をもとにしたこれまでの活動や学習成果、意欲等に関する質疑
  4. 1と2に対する質疑

引用元:関西学院大学「学部特色入学試験要項 2024年度

上記の4つに対策するために心がけたい事は、以下の2つです。

関西学院大学の面接審査対策で不可欠な2つの事

  1. 当日のプレゼンテーションの練習をする事とプレゼン後の質疑応答の準備
  2. 出願書類に記載した内容の説明の練習と質疑応答に備える事
プレゼンテーションの練習について

1つ目のプレゼンテーションについては、面接では自己PR資料を使ったプレゼンに加えて実技試験で作成をしたドローイングに関するプレゼンも求められます。

そのため、自己PR資料を使ったプレゼン練習と90分間で作成したドローイングの内容を説明する発表練習をしておく事をおすすめします。

また、それぞれのプレゼン練習は大人に見てもらい、発表後にプレゼンに関する質問をしてもらうと良いでしょう。何度も繰り返せば、本番の場で円滑な質疑応答が出来るはずです。

出願書類に記載した内容の説明の練習と質疑応答に備える事

2つ目の出願書類の記載内容の説明と質疑応答の対策として重要な点は下記の3つです。

まず対策したい3つの対策項目

  1. 出願書類に記載した内容を端的に口頭で説明できるように練習をする事
  2. 出願書類を大人に見てもらい、気になる点に関する深掘りの質問をしてもらう事
  3. 面接練習で聞かれることを想定して想定の回答集を作る

上記の3つを事前に行った上で、模擬面接を学校の先生などと行えば、当日面接官から鋭い質問を投げられても自然に回答が出来るはずです。

鋭い質問に対して明確な回答が出来る事は好印象を与える事に繋がりますので、きちんと準備をしておきましょう。

関西学院大学のスポーツ選抜入学試験の出願条件や対策すべきこと

関西学院大学のスポーツ選抜入学試験の特徴
関西学院大学のスポーツ選抜入学試験の出願条件や対策すべきことを解説します。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月1日(金)~9月8日(金)
試験日 神、文、社会、法、経済、商、人間福祉、国際、教育学部
第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月21日(土)

総合政策、理、工、生命環境、建築学部
第一次審査:2023年9月23日(土祝)
第二次審査:2023年10月28日(土)

合格発表日 第一次審査
… 2023年10月13日(金)

第二次審査
… 2023年11月10日(金)

出願時の主な提出書類 1.調査書
2.志望理由書
3.競技実績の概要
4.競技実績・活動実績の証明書
5.英語外部試験の証明書
6.競技能力についての証明書(該当者のみ)
一次選考の内容 ・書類審査
・小論文
二次選考の内容 面接(口頭試問を含む)
グループディスカッション(国際学部のみ)
募集人数 若干名〜30名
倍率 (2023年度) 0〜2.7倍
特筆すべき出願内容 (一部抜粋)

⑵ 本学への入学を専願し、入学後、学業と体育会でのスポーツ活動を両立させる強固な意欲を持ち、学業に努力し所定の卒業条件を達成する強い意欲を持つ者。
⑶ 出願しようとする学部の以下に定める学力基準を満たす者。
〈神学部〉〈社会学部〉〈法学部〉〈経済学部〉〈商学部〉〈人間福祉学部〉〈教育学部〉
高等学校もしくは中等教育学校※において、入学時より第3学年1学期末までの(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末までの)全体の学習成績の状況が3.3以上である者。
〈文学部〉
高等学校もしくは中等教育学校※において、入学時より第3学年1学期末までの(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末までの)全体の学習成績の状況が3.3以上である者。ただし、日本史学専修を志望する場合は、卒業時において「日本史」科目を履修済みであることが必要である。
〈国際学部〉〈総合政策学部〉
高等学校もしくは中等教育学校※において、入学時より第3学年1学期末までの(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末までの)全体の学習成績の状況が3.3以上で、かつ「外国語(英語)」の学習成績の状況が3.8以上である者。
〈理学部〉〈工学部〉〈生命環境学部〉〈建築学部〉
高等学校もしくは中等教育学校※において、入学時より第3学年1学期末までの(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末までの)成績が、次の①または②のいずれかを満たしていること。
① 「外国語(英語)」「数学」「理科」の3教科の学習成績の状況の平均が3.8以上であること。
② 「外国語(英語)」「数学」「国語」の3教科の学習成績の状況の平均が3.8以上であること。

⑷ 次のいずれかの「競技基準」以上の実績をもつ者。(高等学校入学後の実績に限る)
・オリンピック、世界選手権大会、各種国際大会に出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。
・全国高等学校総合体育大会、全国高等学校選手権大会、全国高等学校選抜大会、国民体育大会等の全国大会に出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。
・都道府県選抜チーム(代表)に選ばれた者。
・地区レベルの大会に出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。(地区レベルの大会とは近畿大会、九州大会、北信越大会などの大会を指す。)
・都道府県レベルの大会に出場し、当該大会においてベスト8以上の実績をおさめた正選手、もしくは、ベスト8以上の実績をおさめたチームの正選手。
・その他、本人が上記の競技基準と同等の競技実績をあげていることを、新聞・雑誌記事、連盟・協会等の資料によって証明できる者。(例:本人の持つ公式個人記録が上記の競技基準と同等レベルの記録であることを証明できる者。本人が正選手として出場した大会が上記の競技基準と同等レベルの大会であることを証明できる者。など)
なお、今年度限りの措置として、この取り扱いに以下を追加する。
a)高等学校在籍時に、出願資格として定める競技基準と同等レベルの競技実績を残した大会において、出場する可能性のある登録メンバーであった者。
b)2020年2月以降、主催者の判断により中止になった全国大会、地区大会(近畿大会、九州大会、北信越大会など)において、出場する可能性のある登録メンバーであったことを客観的に証明できる者。
c)a,bいずれの条件も満たしていない場合、出願資格として定める競技基準に相当する競技レベルであることを高等学校により証明できる者。
⑸ 英語資格・検定試験(4技能)の正規スコア※を提出できる者(スコアは問わない)。
※※「本学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて」に記載されているもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。詳しくは本学入試情報サイト(https://www.kwansei.ac.jp/kgcefr)をご確認ください。

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

募集競技種目

スポーツ選抜入学試験の対象の種目競技
関西学院大学のスポーツ選抜入学試験では、学部ごとに募集する競技と人数が決められています。各学部ごと紹介します。

神学部・文学部・総合政策学部・理学部・工学部・生命環境学部・建築学部

  

競技種目 募集人数

硬式庭球、硬式野球*、サッカー*、陸上競技、ラグビーフットボール*、相撲*、ボクシング*、スキー競技、アイスホッケー*、スケート、水上競技(競泳・水球*)、卓球、ソフトテニス、馬術、ヨット、バレーボール、バスケットボール、レスリング*、アメリカンフットボール*、ハンドボール、日本拳法、体操(器械体操)、ボート、準硬式野球*、空手道*、フェンシング、柔道、剣道、バドミントン、ゴルフ、陸上ホッケー、弓道、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー、ラクロス

神学部 若干名
文学部 15名
総合政策学部 5名
理学部 若干名
工学部 若干名
生命環境学部 若干名
建築学部 若干名

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

社会学部

        

競技種目 募集人数

アメリカンフットボール*

3名以内

硬式野球*、サッカー*、陸上競技(1名は駅伝競技)、ラグビーフットボール*、バレーボール、バスケットボール

各種目2名以内
計12名以内

硬式庭球、水上競技(競泳)、ソフトテニス、ハンドボール、バドミントン、卓球、空手道、剣道、弓道

各種目1名以内
計9名以内

相撲*、ボクシング*、スキー競技、アイスホッケー*、スケート、馬術、ヨット、レスリング*、日本拳法、体操(器械体操)、ボート、準硬式野球*、フェンシング、柔道、ゴルフ、陸上ホッケー、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー、ラクロス

左記の種目から約6名
(各種目とも1名以内)

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

法学部

        

競技種目 募集人数

サッカー*、陸上競技、ラグビーフットボール*、バスケットボール(男女各1名)、アメリカンフットボール*

各種目2名以内
計10名以内

硬式庭球、硬式野球*、ボクシング*、水上競技(競泳)、卓球、ソフトテニス、バレーボール、レスリング*、ハンドボール、剣道、バドミントン、ゴルフ、陸上ホッケー、弓道

各種目1名以内
計14名以内

相撲*、スキー競技、アイスホッケー*、スケート、馬術、ヨット、日本拳法、体操(器械体操)、ボート、準硬式野球*、空手道*、フェンシング、柔道、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー、ラクロス

左記の種目から6名
(各種目とも1名以内)

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

経済学部

        

競技種目 募集人数

硬式野球*、サッカー*、陸上競技(駅伝競技に限る)、ラグビーフットボール*、アメリカンフットボール*

各種目2名以内
計10名以内

バレーボール、バスケットボール、硬式庭球、水上競技(競泳・水球*)、ソフトテニス、ハンドボール、バドミントン、卓球、空手道、剣道、弓道

各種目1名以内
計11名以内

相撲*、ボクシング*、スキー競技、アイスホッケー*、スケート、馬術、ヨット、レスリング*、日本拳法、体操(器械体操)、ボート、準硬式野球*、フェンシング、柔道、ゴルフ、陸上ホッケー、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー、ラクロス

左記の種目から9名
(各種目とも1名以内)

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

商学部

        

競技種目 募集人数

硬式庭球、硬式野球*、サッカー*、陸上競技(1名は駅伝競技)、ラグビーフットボール*、アメリカンフットボール*

各種目2名以内
計12名以内

ボクシング*、スキー競技、スケート、水上競技*(競泳)、卓球、ソフトテニス、バスケットボール、ハンドボール、日本拳法、ボート、空手道、フェンシング、剣道

各種目1名以内
計13名以内

相撲*、アイスホッケー*、馬術、ヨット、バレーボール、レスリング*、体操(器械体操)、準硬式野球*、バドミントン、柔道、ゴルフ、陸上ホッケー、弓道、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー

左記の種目から5名以内
(各種目とも1名以内)

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

人間福祉学部(社会福祉学科・社会起業学科)

        

競技種目 募集人数

硬式庭球、硬式野球*、サッカー*、陸上競技、ラグビーフットボール*、相撲*、ボクシング*、スキー競技、アイスホッケー*、スケート、水上競技(競泳・水球*)、卓球、ソフトテニス、馬術、ヨット、バレーボール、バスケットボール、レスリング*、アメリカンフットボール*、ハンドボール、日本拳法、体操(器械体操)、ボート、準硬式野球*、空手道、フェンシング、柔道、剣道、バドミントン、ゴルフ、陸上ホッケー、弓道、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー、ラクロス

社会福祉学科 3名
社会起業学科 2名

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

人間福祉学部(人間科学科)

        

競技種目 募集人数

硬式庭球、硬式野球*、サッカー*、陸上競技、ラグビーフットボール*、相撲*、ボクシング*、スキー競技、アイスホッケー*、スケート、水上競技(競泳)、卓球、ソフトテニス、馬術、ヨット、バレーボール、バスケットボール、レスリング*、アメリカンフットボール*、ハンドボール、日本拳法、体操(器械体操)、ボート、準硬式野球*、空手道、フェンシング、柔道、剣道、バドミントン、ゴルフ、陸上ホッケー、弓道、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー、ラクロス

20名

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

国際学部

        

競技種目 募集人数

硬式野球*、サッカー*、陸上競技、ラグビーフットボール*、水上競技(競泳)、バレーボール、アメリカンフットボール*、ハンドボール、弓道

各種目1名以内
計9名以内

硬式庭球、相撲*、ボクシング*、スキー競技、アイスホッケー*、スケート、卓球、ソフトテニス、馬術、ヨット、バスケットボール、レスリング*、日本拳法、体操(器械体操)、ボート、準硬式野球*、空手道、フェンシング、柔道、剣道、バドミントン、ゴルフ、陸上ホッケー、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー、ラクロス

左記の種目から6名

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

教育学部

        

競技種目 募集人数

硬式庭球、硬式野球*、サッカー*、陸上競技、ラグビーフットボール*、相撲*、ボクシング*、スキー競技、アイスホッケー*、スケート、水上競技(競泳)、卓球、ソフトテニス、馬術、ヨット、バレーボール、バスケットボール、レスリング*、アメリカンフットボール*、ハンドボール、日本拳法、体操(器械体操)、ボート、準硬式野球*、空手道*、フェンシング、柔道、剣道、バドミントン、ゴルフ、陸上ホッケー、弓道、重量挙*、射撃、洋弓、カヌー、ラクロス

教育学科
幼児教育学コース 4名
初等教育学コース 8名
教育科学コース 3名

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

対策すべきこと

関西学院大学のスポーツ選抜入学試験の対策のポイント
関西学院大学のスポーツ選抜入学試験で対策すべきことは、以下の3つです。

  • 各学部で募集している競技種目で実績を作る
  • 評定平均を少しでも上げる
  • 小論文対策をする

それぞれについて解説します。

各学部で募集している競技種目で実績を作る

各学部で募集している競技種目で実績を作りましょう。なぜなら、スポーツ選抜入学試験で出願をするためには、学部ごとで募集している競技種目において以下のいずれかの実績を持つことが求められるためです。

・オリンピック、世界選手権大会、各種国際大会に出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。
・全国高等学校総合体育大会、全国高等学校選手権大会、全国高等学校選抜大会、国民体育大会等の全国大会に出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。
・都道府県選抜チーム(代表)に選ばれた者。
・地区レベルの大会に出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。(地区レベルの大会とは近畿大会、九州大会、北信越大会などの大会を指す。)
・都道府県レベルの大会に出場し、当該大会においてベスト8以上の実績をおさめた正選手、もしくは、ベスト8以上の実績をおさめたチームの正選手。
・その他、本人が上記の競技基準と同等の競技実績をあげていることを、新聞・雑誌記事、連盟・協会等の資料によって証明できる者。

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

上記のように、最低ラインは都道府県大会ベスト8となっており、都道府県以上の大会に出場した実績があれば出願条件を満たせます。

出願時の基準条件はそこまで厳しくはありませんが、実績は大きいに越したことがないので、実績作りに力を入れましょう。

なお、2024年度入試では、大会中止の影響で満足な大会実績を残せなかった方のための特別措置もあります。新型コロナの影響などで中止になった大会があった場合は、こちら措置の利用も検討してみてください。

加えて、志望している学部と自身が実績を残した競技種目が一致していなければいけない事は把握しましょう。

万が一、志望学部が認める競技種目をしていない場合は、志望学部以外への出願を検討する事になります。どうしても志望学部にこだわるのでしたら、別の試験形式で出願するのが無難です。

評定平均を少しでも上げる

評定平均対策を行いましょう。スポーツ選抜入学試験に出願するには、一定の評定平均基準を満たす必要があるからです。必要な基準は以下のとおりです。

学部名 評定平均基準
〈神学部〉
〈社会学部〉
〈法学部〉
〈経済学部〉
〈商学部〉
〈人間福祉学部〉
〈教育学部〉
〈文学部〉
3.3以上
〈国際学部〉
〈総合政策学部〉
全体が3.3以上かつ英語が3.8以上
〈理学部〉
〈工学部〉
〈生命環境学部〉
〈建築学部〉
英語・数学・理科の平均が3.8以上または英語・数学・国語・の平均が3.8以上

参照元:関西学院大学スポーツ選抜入学試験要項項2024年度

この入試形式を考えている人は部活動に熱心に取り組まれていることでしょう。しかし、授業をおろそかにしてはいけません。

決して基準は高くありませんので、定期テスト対策をしっかりと行い、提出物や宿題は期日までに提出しましょう。

なお、出願基準として指定されている評定平均は出願時の最低ラインです。つまり、出願基準ギリギリの評定平均では、他の受験生に見劣りする事になります。

そのため、出願時の評定基準を満たす事を大前提にしつつも、少しでも評定平均を上げる事をおすすめします。

小論文対策を行う

小論文対策を行いましょう。

なぜなら、スポーツ選抜の第一次審査で、小論文審査が行われるからです。

小論文の対策を苦手にする高校生は多いですが、基本的な書き方を覚えて、何度も小論文の問題集を解けば自ずと苦手意識が無くなります。

そのため、きちんと時間をかけて何度も書く訓練を積み重ねましょう。

また、書いた小論文については学校の先生に添削をしてもらいましょう。添削によって見つかった課題点を改善していけば、徐々にあなたが書く小論文の質は上がっていきます。

もし、学校の先生が十分な添削をしてくれなかったり、学校で小論文の対策が全く行われないのでしたら、小論文の対策をしてくれる塾に通うのも手です。

関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の受験者がよく抱く疑問

関西学院大学の総合型選抜を受ける人が良く抱く疑問
ここでは、関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)を利用する方に向けて、受験生が抱きがちな疑問をまとめました。Q&A形式で分かりやすく回答しているので、ぜひチェックしてください。

総合型選抜(旧AO入試)はどんな人におすすめなの?

関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)は次のような人におすすめです。

  • 英語力がある人
  • 学校内外の発表会やコンテストで発表の経験がある人

まず、関西学院大学の総合型選抜は英語力がある人が有利となります。これは関西学院全体の傾向として、英語力がある学生を求めているためです。

例えば、総合型選抜の出願資格として、英語外部試験で一定以上のスコアを要求しています。具体的には、文系の人が総合型選抜の探求評価型入試に出願する場合、次のスコアが必要です。

ケンブリッジ英語検定 Preliminary以上またはCambridge Englishスケールスコア140点以上
実用英語技能検定 2級以上またはCSEスコア1950点以上
GTEC 930点以上
(2023年4月以降受検分のスコア。2023年3月以前受検分は 960 点以上とする。)
IELTS 4.0点以上
TEAP 225点以上
TEAP CBT 420点以上
TOEFL iBT 42点以上
TOEIC L&R /TOEIC S&W 1150点以上

参照元:関西学院大学が指定する英語資格・検定試験のスコアについて

関西学院大学の総合型選抜への出願を検討している人は、出願条件の英語外部試験のスコアを満たせるか確認しておきましょう。

また、学校内外の発表会やコンテストで発表の経験がある人にも、関西学院大学の総合型選抜はおすすめです。特に探求評価型入試への出願には、発表経験が必須となっています。

出願資格にも、次のように明記されています。

⾼等学校もしくは中等教育学校での⾃⾝の探究活動において、学校内での発表会や他校との合同発表会、外部機関が主催する⼤会やコンテスト等で発表を⾏った者。なお、発表会、大会やコンテスト等の規模やレベルは問わない。ただし、高等学校入学後の実績に限る。

参照元2024年度探究評価型入学試験

発表する場のレベルこそ問われませんが、高校入学後の実績が必要となるので、人によっては難しい条件です。その点、学校内外の発表会やコンテストで発表の経験がある人は、出願条件を満たせているため出願のハードルが低いメリットがあります。

他学部や他大学と併願出来るの?

関西学院大学の総合型選抜の併願について
関西学院大学の総合型選抜を利用する際に、念頭に置きたいのは併願が可能であるかですよね。

他大学の併願も他学部の併願も出来ない

結論から言うと、関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)は、他大学に加えて、他学部との併願もできません。

どの方式であれ出願できるのは1つの学部学科のみなので、複数の学部を併願したり複数の受験方式で一つの学科を受験したりすることはできなくなっています。

ただし、総合型選抜で不合格になった後であれば、一般選抜で改めて志望学部に出願することは可能です。

いずれにせよ、関西学院大学の総合型選抜は専願でしか出願できないため、出願をして合格した場合は、必ず入学しなければなりません。

そのため、総合型選抜で関西学院大学と他の大学の併願受験を希望する場合、併願可能な大学を選びましょう。

おすすめの併願受験大学

併願受験が禁止されていないおすすめの大学名を一覧にしてみましたので、ご確認ください。

受験先 特集ページのリンク
関西大学の総合型選抜 この大学の特集ページ
立命館大学の総合型選抜 この大学の特集ページ
京都産業大学の総合型選抜 公式サイトはこちら

意外かもしれませんが、関関同立の1つである立命館大学の総合型選抜も関西大学の総合型選抜も併願受験が出来るのです。そのため、関西学院大学の総合型選抜を受けるのでしたら、併願受験する事をおすすめします。

公募推薦はないの?

関西学院大学では公募推薦を実施していません。

そのため、関西学院大学への入学を目指す人は一般選抜か総合型選抜(旧AO入試)で受験する必要があります。

しかし、関西学院大学では、4つの方式の総合型選抜(旧AO入試)から選択可能です。一般選抜でも、全学部日程や学部個別日程から受験できるため合格のチャンスは数多くあります。

自分に合った受験方式を選択し、合格の確率を高めましょう。

過去問はどこで手に入れれば良いの?

過去問の入手方法
関西学院大学の総合型選抜(旧AO入試)は、資料請求することで入手できます。

公式サイトから請求可能なので、受験前にしっかりとチェックしておきましょう。

関西学院大学 入試情報 資料請求

ボランティア活動も探究活動に含まれるの?

関西学院の総合型選抜(旧AO入試)に出願する場合、ボランティア活動の資料を探究活動として提出できます。

ただし、その際はボランティア活動の客観的な資料として、新聞の切り抜きなどが必要です。また、そういった資料がない場合には、自身のボランティア活動にくわしい人に活動内容や時間数を含んだ証明をしてもらいましょう。

これらの証明がない場合、探究活動として評価されないので注意してください。

総合型選抜には色々な試験方式があるけど、どれを選べば良いの?

4種類の総合型選抜の中でベストな試験形式について
受験生の学力、高校時代の経験、強みによって、一番合う選考方法はそれぞれです。

志望する学部の審査方法や出願条件を見て、自分の強みを一番活かせる選考方法を選びましょう。

例えば、探究活動に熱心に取り組んだことが強みなら探究評価型入試、海外経験が豊富なことが強みならグローバル入試が向いています。

学部特色入試は、各学部がアドミッション・ポリシーに合致した学生を選抜するために独自の審査を行っているので、興味がある方は各学部の選考内容を比べてみましょう。

ただし、総合型選抜は学部・選考方法の併願はできません。

入学試験要項をチェックし、自分に一番合うものを選んで出願するようにしてください。

総合型選抜(旧AO入試)以外にどんな入試があるの?

総合型選抜(旧AO入試)を除く関西学院大学の受験方式をまとめた表が次のとおりです。

試験名 試験の特徴
一般入学試験 当日のペーパーテストで合否を決定する試験
大学入学共通テストを利用する入学試験 大学入学共通テストのスコアによって合否を決定する試験
外国人留学生入学試験 外国人留学生向けの入学試験

上記のほかに、編入学試験や大学院入学試験があります。他の受験方式と比較したうえで総合型選抜より合格を狙える受験方式があるなら、そちらに乗り換えるか併願するのもおすすめです。

関西学院大学のAO入試(総合型選抜)に関するまとめ

関西学院大学の総合型選抜の総括
今回は、関西学院大学で実施している総合型選抜の概要や各学部の対策ポイントなどについて解説してきました。最後に、特におさえておきたいポイントをまとめます。

この記事で特におさえておきたいポイント

  • 関西学院大学の総合型選抜は4種類(探究評価型入試、グローバル入試、学部特色入試、スポーツ選抜入試)
  • 総合型選抜は全学部で実施
  • 全体的に倍率は1〜2倍で、合格できる可能性は十分
  • 出願資格は、関西学院大学を第一志望として強く入学を希望する人
  • 主な審査は、書類審査・面接・小論文・プレゼン・論述試験・学科試験
  • 英語の資格・検定試験の成績が出願条件としているケースが多数
  • 学部・試験方法によっては評定平均の条件なし
  • 過去問は昨年分のみ大学が発行する資料で閲覧可能

関西学院大学はさまざまな総合型選抜を実施しており、自分の得意を活かせる選考方法を自由に選ぶことができます。

「関西学院大学が第一志望で絶対に合格したい!」という方は、ぜひ総合型選抜での受験も積極的に検討してみてください。

最後になりますが、ホワイトアカデミー高等部では、関西学院大学の総合型選抜の攻略に特化したマンツーマン授業の実施が可能です。自力での対策が難しそうでしたら、入塾をご検討くださいませ。

当スクールの公式サイトはこちら

【本記事作成の際に参照致しました主な参考ページ】
関西学院大学 公式サイト
関西学院大学 入試情報ページ
総合型選抜 入試要項
2024年度探究評価型入学試験

総合型選抜(旧AO入試)