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2023.12.15 総合型選抜

アドミッションポリシーとは?出願書類への反映方法まで解説

アドミッションポリシーとは?出願書類への反映方法まで解説

  • 「アドミッション・ポリシーって何?」
  • 「読んだけど意味がわからない…」
  • 「総合型選抜に必要って本当?」

大学入試を控え、こんな疑問を持っている高校生も多いのではないでしょうか。

この記事では、多くの高校生が悩む「アドミッション・ポリシー」に関する疑問をまとめて解説します!

各大学のアドミッション・ポリシーの見つけ方や出願書類への活用方法等も解説しております。ぜひ最後までチェックしてみてください。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

目次

アドミッション・ポリシーとは?

そもそもアドミッションポリシーとは?
アドミッション・ポリシーは、大学や学部・学科が「入学者を受け入れるための基本的な方針」を表したものです。
参照元:文部科学省「資料1-2 三つのポリシーの策定と運用に係るガイドライン(骨子の素案

アドミッション・ポリシーを読めば、大学側がどんな学生に入学してほしいのかがわかります。主に書かれている内容は以下の3点です。

アドミッションポリシーの主な3つの記載項目

  • 大学の教育理念
  • 大学が求めている学生像
  • 入学試験の基本方針

大学の教育理念

アドミッション・ポリシーの冒頭には、大学や学部・学科の教育理念が書かれています。

教育理念とは「どのような人材を育成し輩出するか」や「大学・学部・学科が考える使命」などを記したものです。

例えば東京大学のアドミッション・ポリシーを見ると、冒頭に「東京大学の使命と教育理念」という見出しがあり、「世界的視野をもった市民的エリートを育成することが使命である」と表記されています。

大学が求めている学生像

大学が求めている学生像
アドミッション・ポリシーのメインとなるのが、大学が求めている学生像についてです。

大学の教育理念に基づいて、大学・学部・学科ごとに「どんな学生を求めているのか」を詳しく示しています。

ここでも例として、東京大学のアドミッション・ポリシーにある「期待する学生像」を見て見ましょう。期待する学生像を見ると、以下の文が見つかります。

そうした意味で、入学試験の得点だけを意識した、視野の狭い受験勉強のみに意を注ぐ人よりも、学校の授業の内外で、自らの興味・関心を生かして幅広く学び、その過程で見出されるに違いない諸問題を関連づける広い視野、あるいは自らの問題意識を掘り下げて追究するための深い洞察力を真剣に獲得しようとする人を東京大学は歓迎します。

引用元:東京大学アドミッション・ポリシー「期待する学生像」

これを見ると、東京大学は以下の3つを満たそうと努力する学生を求めていることがわかりますね

  • 「自らの興味関心を生かして幅広く学ぶ」
  • 「諸問題を関連づける広い視野」
  • 「自らの問題意識を掘り下げて追求する深い洞察力」

入学試験の基本方針

入学試験の基本方針では、大学が求める学生を選抜するためにどんな試験を行うのかが書かれています。書かれている内容は主に以下の3つです。

入学試験の基本方針で記載されている主な3項目

  • 入学試験の方式(一般選抜・入試選抜など)
  • 試験で重視する受験生の能力
  • 評価の方式

3つすべてに触れている大学もあれば、1つしか言及していない大学もあります。

ちなみに東京大学のアドミッション・ポリシーでは、試験で重視する受験生の能力と評価の方式の2点が言及されております。

加えて試験の内容について言及されているので、ぜひ東京大学のアドミッション・ポリシーに目を通してください。

3つのポリシーの位置づけと意味

3種類のポリシーの特徴
「アドミッション・ポリシー」を理解するためには、「ディプロマ・ポリシー」と「カリキュラム・ポリシー」についても理解する必要があります。

これらは「3つのポリシー」と呼ばれるものです。どの大学もそれぞれを作成し、学生に明示する事が求められております。
参考資料:「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー),「教育課程編成・ 実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)及び「入学者受入れの方針」(ア ドミッション・ポリシー)の策定及び運用に関するガイドライン

3つのポリシーはそれぞれ密接に関係しています。そのため、アドミッション・ポリシーを正しく理解するには他の2つのポリシーの理解が必要です。

そこで、ここからは「ディプロマ・ポリシー」と「カリキュラム・ポリシー」について簡単に解説します。

ディプロマ・ポリシー

ディプロマ・ポリシーとは「卒業認定・学位授与の方針」のことです。

具体的にどんな力を身につけたら卒業認定(学位)を与えるのか、を示しています。

例えば、東京大学工学部のディプロマ・ポリシーは以下の通りです。

東京大学工学部は、学部の教育研究上の目的に定める人材を養成するために、次に掲げる目標を達成した学生に学士の学位を授与する。
・科学技術に対する幅広い豊かな教養と専門分野における体系的な知識を有していること。
・工学的、論理的な思考力を有していること。
・文化やバックグラウンドが異なるコミュニティーとも交流・情報交換できる国際性を有していること
・科学技術に対する高い倫理観や、社会に積極的に貢献する意志を有していること。
・人類の持続的発展に貢献するために、社会のリーダーとして活躍する素養や開拓者精神を有していること。
・所定の期間在学して、所定の単位を修得していること。

引用元:東京大学公式サイト

アドミッション・ポリシーはディプロマ・ポリシーの内容を踏まえて決められています。

そのため「大学が求める学生像」を理解するには、ディプロマ・ポリシーでどんな力が求められているかを確認するとわかりやすいです。

カリキュラム・ポリシー

カリキュラム・ポリシーとは?
カリキュラム・ポリシーとは「教育課程編成・実施の方針」のことです。

ディプロマ・ポリシーで示した力をどんな教育課程で育成するかが詳しく書かれています。

大学の授業の方法や評価の仕方も示されており、学部・学科で実際どんな授業が行われるのかがわかりますよ。一例として東京大学工学部のカリキュラム・ポリシーをご覧ください。

東京大学工学部は、学位授与方針で示した目標を学生が達成できるよう、以下の方針に基づき教育課程を体系的に編成・実施する。
・幅広い教養教育を基盤に、工学で必要な専門教育を実施する。
・卒業研究において、工学的思考力を基盤とする問題解決能力を養う。
・実験・演習を通して、知識の実践、実際的な社会における活用を経験させる。
・活動を通して、リーダーシップ、コミュニケーション能力を養う。
・工学倫理に関する教育を行う。
・成績評価は、試験やレポートなどにより適正に行う。

引用元:東京大学公式サイト

アドミッション・ポリシーと2つのポリシーの違い

アドミッション・ポリシーはカリキュラム・ポリシーとディプロマ・ポリシーの目標や内容を達成するために、「どんな学生に入学してほしいか」と「どんな方法で入学者を選ぶか」を示したものです。

つまり、カリキュラム・ポリシーとディプロマ・ポリシーは入学後の学生に向けたものです。一方でアドミッション・ポリシーは入学前の学生に向けたものという違いがあります。

そのため、アドミッション・ポリシーは入学希望の学生、特に総合型選抜で入学したい学生なら必ず理解しておくべきでしょう。

ポリシー内容を確認すべき3つの理由

アドミッションポリシーを確認すべき3つの理由
アドミッション・ポリシーは、志望校を決める段階の学生もぜひ読んでおくべきです。これには3つ理由があります。

アドミッションポリシーを確認すべき3つの理由

  • 志望大学・志望学部のミスマッチを防げるため
  • 志望大学の推薦入試や総合型選抜で評価されるポイントが分かるため
  • 出願時までにどんな経験をすれば良いか分かるため

志望大学・志望学部のミスマッチを防げる

アドミッション・ポリシーには大学が求める学生像や教育理念が書かれています。

志望校を決めるときにこの部分を読んでおくと、「自分の学びたいことと大学の教育方針が違った」というミスマッチが起きません。

例えば「日本の歴史や文化について深く学びたい」という人が、グローバル人材を育成する方針の大学は選びませんよね。

アドミッション・ポリシーは志望校のミスマッチを防ぐのに有効なのです。

志望大学の推薦入試や総合型選抜で評価されるポイントが分かるため

志望大学の合否の評価ポイントが分かる
推薦入試や総合型選抜は、アドミッション・ポリシーにぴったり合う学生を選ぶための試験です。
参考ページ:そもそも総合型選抜とは?

つまりアドミッション・ポリシーを正しく理解することは、推薦入試や総合型選抜の評価ポイントを理解することにつながります。

面接や小論文でアドミッション・ポリシーに沿った回答ができれば、合格の可能性はグッと高まるでしょう。

出願時までにどんな経験をすれば良いか分かるため

推薦入試や総合型選抜では、アドミッション・ポリシーに沿った活動や経験をおこなっているかが合否に大きく関わってきます

たとえばグローバル人材育成を目標とする大学なら、海外学生との交流活動や留学経験などが活かせるでしょう。

アドミッション・ポリシーに沿った活動や経験を今までしてこなかった場合でも、何が必要かがわかれば今後の行動が変わります。

早い段階でアドミッション・ポリシーを確認すると、推薦入試や総合型選抜に有利な状況を作れるのです。

アドミッション・ポリシーを確認する方法

ポリシーの中身の確認方法
アドミッション・ポリシーは、大学や学部・学科の公式サイトか学校案内のパンフレットで確認できます。

もし記載されていない場合は、推薦入試や総合型選抜の入試要項でもチェックできますよ。

まずは公式サイトを確認する

「〇〇大学 △△学部(◇◇学科)アドミッションポリシー」で検索すると、公式サイトの該当ページが出てきます。例えば立教大学の法学部ケースですと以下のようなページが表示されます。

立教大学法学部のアドミッションポリシー

公式サイトから確認する場合は、大学や学部・学科の概要ページに書かれていることが多いので確認してみてください。

アドミッション・ポリシーではなく、アカデミックポリシーや3つのポリシーと書かれている場合もあります。

学校案内のパンフレットを確認する

学校案内のパンフレット確認
アドミッション・ポリシーは、学校説明会やオープンキャンパスでもらえる学校案内パンフレットにも記載されています。

パンフレットに学部・学科の教育理念やカリキュラムとアドミッション・ポリシーがまとめて記載されていれば、大学の求める学生像がより深く理解できるでしょう。

学部や学科ごとに定められているケースが多い

ポリシーの内容は学部・学科で異なる事がある
アドミッション・ポリシーは、大学全体よりも学部・学科ごとに示されているケースが多いです。

東京大学は大学全体のみの珍しいパターンですが、多くの大学では学部・学科ごとにアドミッション・ポリシーを作成しています

「行きたい大学はあるけど学部学科までは決めていない」という場合には、色々な学部アドミッション・ポリシーを見比べてみるのもおすすめ。

学部・学科の共通点や相違点がわかっておもしろいですよ。

アドミッション・ポリシーの読み方のポイント

内容の読解のポイント
アドミッション・ポリシーを見つけても「何が書いてあるのかわからない」と諦めてしまった方も多いのではないでしょうか?

ここではアドミッション・ポリシーを読む際の3つのポイントを解説します。大学ならではの難解な文章ですが、頑張って読み解いてみましょう。

大学が入学者に求める人物像をチェックする

アドミッション・ポリシーでは「〜な学生を求めています」と、大学が求める人物像について記載しています。

ここで書かれているのは、求める学生の能力・素質・姿勢についてです。

推薦入試や総合型選抜をねらうなら、大学が求める人物像をよく理解した上でそれがあなたに合致しているか確認しましょう。

学生の向上させたい力を確認する

学生の向上心の確認
2つめのポイントは、大学がどんな学生を育成したいと考えているかという点です。

多くのアドミッション・ポリシーでは、冒頭で大学や学部・学科の教育理念や目標について触れています。

そのため冒頭を読めば、大学側が「どんな学生(人材)を育成したいか」、「学生のどんな力を向上させたいか」がある程度分かります

入学希望の学生だけでなく、志望校を探している学生も要チェックのポイントです。

入試で重点的に評価する項目を確認する

推薦入試や総合型選抜を受験するなら、アドミッション・ポリシーから入試の評価項目を読み取る必要があります。

求める人物像や評価される活動・経験は何なのか、面接や小論文でどんな対策をしたらいいのかなど、アドミッション・ポリシーから得られる情報はたくさんあります。

学部学科によっては入試要項の内容なども参考にして、評価項目をしっかり理解しましょう。

出願書類にアドミッションポリシーの内容を反映させよう

出願書類にアドミッションポリシーを反映させる
第一関門である書類審査を通過するには、アドミッション・ポリシーを反映させた書類づくりが重要です。

エントリーシートや志望理由書を書くときには、志望先のアドミッション・ポリシーをよく理解してポイントをおさえましょう。

ポリシーの内容を出願書類に反映させる必要性

推薦入試や総合型選抜は、大学が求める人物像と合致した学生を獲得するための入試方法です。

そして大学が求める人物像はアドミッション・ポリシーに記載されています。

つまり、アドミッション・ポリシーの内容を出願書類に反映させることは、推薦入試や総合型選抜で合格を勝ち取る際には欠かせないのです。

より詳しい志望理由書の書き方やアドミッション・ポリシーを反映するやり方を知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてください。

志望理由書が書けない時に心がけたい準備

出願書類にポリシーを反映させるコツ

出願書類にアドミッション・ポリシーを反映させるには、まず徹底的に読み込んで内容を理解することが大切です。

文章を読み込んだら、大学が求める人物像や育成したい人材がどんなものかリスト化しましょう。

その中にあなたのやりたいことや将来の目標、これまでの経験に関わるものがあれば、どんどん書類に書いていきます。

さらに「他の大学ではなくてこの大学がいい理由」も示せると、あなたの志望度の高さがより伝わりますよ。

面接でもポリシー内容の理解度や一致度が見られる

ポリシーとの一致度は面接でも大事
面接でもアドミッション・ポリシーに関する質問は数多く出されます。

あなたの志望理由と一致している部分だけでなく、アドミッション・ポリシー全体の理解度も問われる場合があるのでしっかり対策しましょう。

面接でアドミッションポリシーとの一致度のアピールは不可欠

推薦入試や総合型選抜では、書類審査・面接でアドミッション・ポリシーの理解に加えて一致度が問われます

特に面接では、受験生がアドミッション・ポリシーを正しく理解しているか質問される事があります。そのため、志望大学のアドミッションポリシーについては頭に入れておきましょう。

ただし、ただ理解するだけでは不十分です。アドミッションポリシーとあなた自身の一致度を説明する事も欠かせません

そのためにもアドミッションポリシーのどんな点とあなたが合致するのかは事前に把握しておきたいですね。

一致度の説明まで出来るように準備すれば、アドミッションポリシーを理解している事に加えて受験先との親和性もアピール出来ます。

面接で問われるアドミッションポリシー周りの代表的な質問一覧

代表的な質問
次に面接でよく出されるアドミッション・ポリシーに関する質問を5つ紹介します。

面接練習の際にはぜひ参考にしてみてください。なお、今回の質問の内容は東京大学のアドミッションポリシーと見比べながら見る事をおすすめします。

「あなたの学習計画は●●大学のアドミッションポリシーに沿っていますか?」

回答例:はい。私は将来、海外を拠点に活動するロボット工学のスペシャリストになりたいと考えています。

この目標は貴校の「国内外で指導的役割を果たしうる『世界的視野をもった市民的エリート』」という点に合致しており、目標を達成するための研究環境も国内で一番整っていると思っております。

「本学のアドミッションポリシーを読みましたか?」

回答例:はい。専門的な知識を深め、興味関心に基づいて自ら研究していける人材を求めていらっしゃる点にとても惹かれました。

私は将来研究者としてロボット工学の発展に貢献したいと考えているため、学部から研究を重視している貴校はまさに最適な環境だと考えています。

「本学のアドミッションポリシーのどのような点をどのように入学後に取り入れたいと考えていますか?」

回答例:貴校の恵まれた教育研究環境を最大限活用し、ロボット研究の創造的分野に関われる人材になりたいと思っております。

そのために入学後は同研究を行う〇〇教授と積極的に交流し、早い段階で研究チームに参加させていただきたいと考えています。

「本学のアドミッションポリシーのどの点に共感しましたか?」

回答例:「学校の授業の内外で自らの興味・関心を生かして幅広く学ぶ」ことと「自らの問題意識を掘り下げて追究する深い洞察力」の2点に共感しました。

大学にはロボット研究に集中できる環境を求めていたため、自分の興味関心や問題意識に基づいて深く研究できる貴校にとても惹かれています。

「本学のアドミッションポリシーで共感した点についてどのような共通点がありますか?」

回答例:共通している点は、高い志と強い意欲を持って主体的に学ぶことです。

自分の研究姿勢と合致しており、入学後もこれまで以上に研究に打ち込めると思いました。また自分と同じように強い研究意欲を持った学生と切磋琢磨できる環境にも憧れを抱きました。

多くの高校生が良く抱く疑問と回答4選

高校生が良く抱く疑問
ここでは多くの高校生が抱くアドミッション・ポリシーに関する質問4つを解説します。推薦入試や総合型入試を検討している方は要チェックです。

アドミッション・ポリシーはいつ確認すればよいの?

アドミッション・ポリシーは高校3年生になる前には確認しておく事が望ましいです。

アドミッション・ポリシーを読んでおくと、入学までにどんなスキル・経験を身につけておくべきかが分かるためです。

身に付けるべきスキルや経験の有無は合否に影響を与えるので受験まで時間があるうちに見ておくことは大切です。

仮に志望校が定まっていない場合は、興味がある学校のアドミッション・ポリシーにはざっと目を通しておきましょう。

興味のある大学が求める人物像が分かるので、これから何をすれば良いかが分かります。

ポリシーが難解で読んでも良く分からない時にはどうすればよいのか

ポリシーが難解な時の対応
アドミッション・ポリシーの内容が難しくてわからないときには、学校紹介パンフレットで簡単に大学の概要を把握しましょう。

パンフレットで「この学部はこんなカリキュラムがあるんだ」、「教育理念はこんな感じね」といった形でざっくりとでも把握しておくと、アドミッション・ポリシーがぐんと読みやすくなります。

アドミッションポリシーに合わなければ入学できないのか

アドミッション・ポリシーは「大学が求める人物像」であり、合わなければ入学できないわけではありません。

しかし推薦入試や総合型選抜では、アドミッション・ポリシーとの合致度が評価基準になります。

志望理由書や面接では「アドミッション・ポリシーに合っています」とアピールする必要があることはおさえておきましょう。

アドミッションポリシーがインターネットで出てこないがどこにあるのか

ネット上にないアドミッションポリシーの探し方
アドミッション・ポリシーはすべての大学・学部・学科でネット公開されているわけではありません。

検索して出てこない場合は、学校案内パンフレットや入試要項などで探してみましょう。

もしそれでもわからない場合は、大学に問い合わせてアドミッション・ポリシーの掲載場所を教えてもらうのが一番確実です。

今回の内容のまとめ

今回の内容のまとめ
この記事では、アドミッション・ポリシーの概要と調べ方、活用方法などを詳しく解説してきました。

最後に今回の記事の中で特に重要な5つのポイントをまとめてみました

今回の内容のまとめ

  • アドミッション・ポリシーは「入学者受け入れの基本方針」の事。
  • アドミッション・ポリシーは、ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)とカリキュラム・ポリシー(教育課程の方針)を踏まえて決められる。
  • 推薦入試や総合型選抜はアドミッション・ポリシーに合致する学生を選ぶ試験。
  • アドミッション・ポリシー内の大学が求める人物像や教育理念は志望校選びにも役立つ。
  • 高校3年生になる前に興味がある大学のアドミッション・ポリシーを読んでおこう。

アドミッション・ポリシーは、推薦入試や総合型選抜を受ける人なら必ず理解すべき内容です。

難解な部分も多いですが、読み方のポイントなどを参考に頑張って解読しましょう。アドミッション・ポリシーの理解が総合型選抜の合格の第一歩ですよ!

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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