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2022.05.19 推薦入試

指定校推薦のメリットとデメリットを徹底解説

指定校推薦のメリットとデメリットを徹底解説

  • 「指定校推薦が自分にとって一番の選択なのか分からない。」
  • 「他の入試方法に比べて指定校推薦のメリット・デメリットは何?」

とお悩みの人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、指定校推薦のメリット・デメリットについて解説します。

この記事を読んで頂ければ、指定校推薦の基礎知識や向いている人が分かるので、ぜひ最後までお付き合いください。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

指定校推薦の4つのメリット

指定校推薦を受験する4つのメリット

指定校推薦のメリットは主に4つあります。ここでは、それぞれのメリットを詳しく解説します。

合格の可能性が高い

指定校推薦の場合、ほぼ100%合格します。なぜなら、指定校推薦は大学と高校の信頼関係の上で成り立っているからです。

大学が高校側を信用して各高校に与えている推薦枠を利用するため、余程の事をしない限り落ちる事はありません。

校内選抜さえ突破してしまえば、安心して受験日を迎えられます。

合格する可能性が高いのは、数あるメリットの中でも一番の魅力と言えます。

早い時期に決まる

他の入試方法よりも早く受験が終わる入試方法

高校側は8~10月頃に行われる校内選抜で指定校推薦の候補者を決めます。

12月頃には合否が決まる大学が多い為、一般受験に比べて早い時期に受験を終わらせる事が出来ます。

先程も説明した様に、指定校推薦の合格率はほぼ100%です。

校内選抜が終わる10月頃には進路が決まるので、精神的にも余裕があります。

高校3年の後期は受験で忙しくなりがちですが、その期間を自由に過ごせるのは大きなメリットです。

自分の学力以上の大学に受かる可能性がある

指定校推薦の試験は面接や小論文が多く、学力は重要視されていません。

良い成績を取り、校内選抜を突破出来れば、自分の学力よりも高いレベルの大学に行ける可能性があります。

受験費用の節約になる

受験にかかる費用の節約
公募推薦並びに総合型選抜であろうと一般受験であろうと複数の大学を受ける事が一般的です。

しかし、ここで問題になるのが費用。受ける大学の数が増えれば増えるだけ受験料の負担が増えます。

大学を受ける際の受験料は一校当たり3万円が相場なので、3校受けるだけで10万円近くかかる事も珍しくありません。

また、ほとんどの人が予備校や塾に通うため、受験費用以外にも50万~100万円程かかります。

公募推薦・総合型選抜や一般受験には大きな額が必要です。それに対して指定校推薦は、一校分の受験費用だけで済みます。

その上、塾に通う必要もないため、他の入試方法に比べると受験コストを抑えられるのです。

6つのデメリット

指定校推薦を受験する6つのデメリット

指定校推薦はメリットだけでなく、デメリットもあります。ここでは、指定校推薦の主なデメリットを6つ詳しく解説します。

指定校推薦は専願のため、選択肢が少ない

指定校推薦は専願のため、選択肢が少ないことがデメリットとして挙げられます。

指定校推薦は大学と高校の信頼関係の上で成り立っているものなので、他の大学を受ける事が出来ません。

また、国公立大学の指定校推薦は無いため、選択肢は私立大学のみとなります。

私立大学でも学部・学科によっては、自分の高校に推薦枠が来ていない場合も多いです。

指定校推薦では自分が一番学びたい分野の学部を受験出来ない可能性があります。

入学時の基礎学力に差がある

入学後に実感する一般受験組との学力差

指定校推薦は早い時期に受験が終わる上に、学力重視の入試方法ではない為、どうしても一般受験の人より基礎学力が劣っている傾向があります。

そのため、指定校推薦で入学した生徒は「大学の授業についていけない」、「大学のレベルを下げている」等と言われる事も多いです。

入学時の基礎学力に差がある事は否定出来ませんが、その後は本人の努力次第だと言えます。

合格したら辞退できない

指定校推薦は大学と高校の信頼関係の上で成り立っているため、合格後に辞退する事は基本的に出来ません。

それでも辞退した場合は、来年度の指定校推薦枠が無くなり、母校や後輩に迷惑をかける可能性があります。

絶対に行きたいと思う大学ではない場合は、指定校推薦を受ける前に良く考えましょう。

競争率が高い

校内選抜における競争率の高さ

指定校推薦の候補者を決める際、高校での成績や活動実績等をもとに校内選抜が行われます。

各高校に与えられる指定校推薦の枠は少なく、人気の枠は競争率が非常に高いです。

校内選抜を突破する為には、三年間良い成績を取り続けるのはもちろんの事、他の生徒の模範になる様な学校生活を送る必要があります。

三年間高校の定期テストに力を入れなければならない

指定校推薦の校内選抜を突破するためには、高校の成績(評定)が非常に重要になります。

三年間良い成績を取り続けている生徒は校内選抜で有利になりやすいので、毎回の定期テストに全力を注ぎましょう。

参考記事:成績基準を満たさないとどうなるのか?

実績を作る必要がある

指定校推薦で有利になる実績

指定校推薦の校内選抜では成績の他にも、課外活動やスポーツ活動、資格等も選考の対象となります。

学校の成績で上位をキープするだけでなく、委員会や生徒会、ボランティアなどの課外活動を行い、実績を作る事も重要です。

他の受験方法と比較した上でのメリット・デメリット

指定校推薦と他の入試方法を徹底比較

「指定校推薦を考えているけど、どの受験方法が自分に一番向いているのか分からない。」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここからは指定校推薦と他の受験方法を比較し、指定校推薦にはどの様な人が向いているのかを解説します。

指定校推薦と公募推薦・総合型選抜(旧AO入試)

公募推薦・総合型選抜と比べた時の指定校推薦の一番のメリットは、校内選考さえ突破してしまえば、「受かる確率が格段に高い」という点です。

そのため、学校の中で上位の成績を取っている人、高校に来ている推薦枠の中で興味のある学部・学科がある人は指定校推薦の利用をおすすめします。

公募推薦・総合型選抜と比べた時の指定校推薦のデメリットとして、「専願なので他に選択肢がない」「受かったら絶対に行かなければならない」という点が挙げられます。

指定校推薦は専願である上、合格した場合は辞退する事ができない為、第一志望でない限りしっかり考えてから決めましょう。

また、国公立大学の指定校推薦は無いので、国公立大学を志望する人は指定校推薦という選択肢はありません。

参考記事:2種類の学校推薦型選抜の相違点

指定校推薦と一般入試

一般受験と比べた上での指定校推薦の主なメリットは、「受験が早く終わる」、「勉強量が少ない」、「ほぼ確実に合格する」の3点です。

一般受験は2月から3月までかかりますが、指定校推薦の場合、12月までにほとんどの大学が合否を発表します。

また、指定校推薦は学力重視の試験ではない為、高い評定を保ち、校内選抜を突破出来れば、難しい試験を受ける必要もありません。

受験のストレスやプレッシャーに長く悩まされる事なく、高校生活の最後の半年間を楽しめるのは大きなメリットと言えます。

早く受験を終わらせたい人や学校で良い成績を保っている人、自分の志望する学部・学科が推薦枠にある人は指定校推薦がおすすめです。

一方で、一般受験と比べた時の指定校推薦のデメリットとして、「選択肢が少ない」「高校で良い成績を取り続けなければいけない」という点が挙げられます。

指定校推薦は一校しか受けられない上、自分の興味のある学部・学科が必ずしも推薦枠に入っているとは限りません。

高校側が自信を持って大学側に推薦出来る様な生徒であり続けるのも決して簡単な事ではないでしょう。

推薦枠の他に志望する大学がある人や学校の評定が足りていない人は、指定校推薦よりも他の入試方法で受験する方がおすすめです。

指定校推薦を考える受験生の悩みや質問にお答えします!

指定校推薦を受験する際に抱えがちな不安

ここでは、指定校推薦を考える受験生の悩みや質問を詳しくお答えします。

一般受験組に嫌われる?

Q ネットなどで、一般受験の人が指定校推薦を揶揄するような発言が気になります。指定校推薦は嫌われているのでしょうか。

A そんなことはないです。受験方法が話題に上がるのは入学直後に友達づくりの話題の一つといった感じで、しばらくすると話題にもならなくなります。

ネットでは揶揄するようなコメントも目立ちますが、実際は指定校推薦だからという理由で嫌われるという事はありません。

指定校推薦は単位を落とす?

指定校推薦は入学後の単位取得と無関係

Q 指定校推薦は大学の勉強についていけなかったり、単位を落とす傾向にありますか?

A 本人次第です。受験勉強を乗り越えて合格した一般受験の人には基礎学力で劣りますが、その後の大学での勉強はその人次第です。

指定校推薦で入ったから学力の差を心配してたくさん勉強する人もいれば、一般受験で入ってから遊んでしまう人もいるため、一概に指定校推薦だから単位を落としやすいとは言えません。

就職で不利になるの?

Q 指定校推薦は就職で不利になりますか?

A そんなことはありません。本人次第です。

指定校推薦や他の入試方法に限らず目標を持って勉強に励み、就活に向けて着々と準備をしていけば、指定校推薦だからという理由で不利になる事はありません。

まとめ

指定校推薦のメリットとデメリット一覧

ここまで、指定校推薦のメリット・デメリットについてご紹介してきました。

最後に、今回取り上げた内容の中でも特に重要な点をまとめてみました。

特に重要なポイント一覧

  • 指定校推薦の4つのメリット
    ・ほぼ合格する。
    ・早い時期に決まる。
    ・自分の学力以上の大学に受かる可能性がある。
    ・受験費用が安く済む。
  • 指定校推薦の5つのデメリット
    ・進学先に選べる進路の選択肢が少ない。
    ・基礎学力に差がある。
    ・合格したら辞退出来ない。
    ・競争率が高い。
    ・三年間高校の定期テストに力を入れる必要がある。
    ・学校生活を通して実績を作る必要がある。

指定校推薦は自分が興味ある学部・学科の推薦枠があれば、大変便利な入試方法です。

デメリットもありますが、自分の努力次第で解決出来るものばかりなので、この記事の内容を参考に指定校推薦を検討してみて下さい。

参考記事:ギリギリの評定でも指定校推薦は受かるのか

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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