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2023.09.19 公募推薦

津田塾大学の総合型選抜と公募推薦の特徴と対策方法を大公開

津田塾大学の総合型選抜と公募推薦の特徴と対策方法を大公開

この記事では、最高峰の私立女子大学である津田塾大学で実施している公募推薦と総合型選抜についてくわしく解説します。

なお、今回紹介する主な内容は次の通りです。

この記事の主な内容

  • 津田塾大学の公募推薦や総合型選抜の特徴
  • 2023年度(昨年度)の各学部学科の倍率
  • 各学部の募集要項や出願条件
  • 各学部の受験方式ごとの対策方法
  • おすすめの併願受験先
  • 津田塾大学の公募推薦と総合型選抜の受験者がよく抱く疑問への回答

どれか1つでも興味がある項目がありましたら、ぜひ最後までお読みください。今回ご紹介する記事は特に以下のような人にぴったりの内容となっています。

この記事が特におすすめの人

  • 津田塾大学が公募推薦や総合型選抜を実施しているのか知りたい
  • 津田塾大学の公募推薦と総合型選抜の特徴や倍率を知りたい
  • 合格するための対策方法を知りたい

それは、本題に移ります。

目次

津田塾大学の公募推薦・総合型選抜(旧AO入試)とは?

津田塾大学の公募推薦・総合型選抜
津田塾大学では、一般選抜以外の受験方式として公募推薦と総合型選抜(旧AO入試)を実施しています。

ここでは、公募推薦と総合型選抜の特徴について解説します。それぞれ実施している学部についても紹介しているので参考にしてください。

津田塾大学の公募推薦・総合型選抜の特徴

津田塾大学では、一般選抜以外の受験方式として公募推薦と総合型選抜を実施しています。それぞれの特徴をくわしく解説しているので、しっかりとチェックしておきましょう。

公募推薦

津田塾大学の公募推薦は、他の大学の公募推薦と基本的には同じです。

出願書類は学科によって異なり、例えば学芸学部英語英文学科では英語の能力を証明できる書類を提出する必要があります。

一方で、情報科学科では事前請求した数学課題の解答を提出する必要があります。

二次選考の内容も学科によって異なりますが、主に小論文や面接が行われます。

志望する学科次第で一次選抜の内容も二次選抜の内容も変わる以上、事前に志望学科の選考内容を確認してしっかりと対策しておきましょう。

総合型選抜

津田塾大学の総合型選抜と他の大学の総合型選抜に大きな違いはありません。

津田塾大学の総合型選抜では、全ての学科で英語の能力を証明できる書類を提出する必要があります。また、総合政策学部総合政策学科ではそれに加えて課題小論文の提出も必要です。

二次選考の内容は、小論文や面接、英語に関する総合試験など様々です。自分が志望する学科の選考内容に絞って対策を行いましょう。

2023年度に公募推薦・総合型選抜を実施している学部一覧

津田塾大学では、同じ学部でも学科によって実施している受験方式が異なります。

ここでは、津田塾大学で公募推薦と総合型選抜(旧AO入試)を実施している学部・学科を表にしてまとめました。

学部 学科 公募推薦 総合型選抜
学芸学部 英語英文学科
国際関係学科 ×
多文化・国際協力学科
数学科 ×
情報科学科
総合政策学部 総合政策学科 ×

公募推薦と総合型選抜の両方を実施しているのは学芸学部の英語英文学科と多文化・国際協力学科、情報科学科だけです。自分が志望する学科の対応している受験方式を確認しておきましょう。

2023年度の津田塾大学の各学部・学科の合格倍率

津田塾大学の2022年度の倍率
ここでは、津田塾大学の公募推薦と総合型選抜(旧AO入試)の倍率(2023年度)を表にしてご紹介します。

公募推薦の倍率

まずは公募推薦の倍率をまとめた表をご覧ください。

学部 学科 志望者
(一次選抜)
合格者
(二次選抜)
倍率
学芸学部 英語英文学科 18 9 2.0
多文化・国際協力学科 30 26 1.2
数学科 10 8 1.3
情報科学科 11 7 1.6

参照元:津田塾大学 2023年度入試結果(学部)

一番倍率が高いのが英語英文学科の2.0倍である以上、決して倍率が高くない事が分かると思います。そのため、どの学科も非常に狙い目と言えます。

総合型選抜(旧AO入試)の倍率

次に、総合型選抜の倍率をまとめた表が次の通りです。

学部 学科 志望者
(一次選抜)
合格者
(二次選抜)
倍率
学芸学部 英語英文学科 12 7 1.7
国際関係学科 43 33 1.3
多文化・国際協力学科 2024年度より実施
情報科学科 2 0 0
総合政策学部 総合政策学科 60 36 1.7

参照元:津田塾大学 2023年度入試結果(学部)

表を見ると全体的に倍率が低いことが分かります。多くの学科の倍率が1~2倍であり、一番高くて英語英文学科や総合政策学科の1.7倍となっています。ただし、情報科学科のように募集人数が少なく合格者が出ない学科もあるので注意が必要です。

津田塾大学の総合型選抜と公募推薦における最重要な対策項目

津田塾大学の総合型選抜と公募推薦の対策のポイント
津田塾大学の総合型選抜または公募推薦を受ける際に求められる対策内容は、以下の2つに分かれます。

  1. 志望する学部・学科ごとに個別で対策すべき事
  2. どの学部・学科に出願するにせよ対策すべき事

前者の学部・学科ごとに対策すべき事については、後程取り上げる学部・学科部位の個別の対策項目で1つずつ解説します。

一方で後者の「どの学部・学科に出願するにせよ対策すべき事」については、これから取り上げます。

どの学部・学科に出願するにせよ対策すべき4つの項目

全学部・全学科共通で対策すべき4項目
どの学部・学科に出願するにせよ、絶対に対策しておきたい4つのポイントについては以下の通りです。

どの学部・学科に出願するにせよ対策すべき4項目

  • 評定平均を可能な限り上げる
  • 英語力を証明する検定や級のスコアーを上げる
  • 出願書類を作り込む
  • 面接の対策をする

上記の4つは、総合型選抜であろと、公募推薦であろうと、どの学部・学科を目指すにせよ、対策する事が欠かせません。それぞれの詳細については1つずつ取り上げていきます。

評定平均を可能な限り上げる

評定平均を上げられるだけ上げる
総合型選抜か公募推薦で津田塾大学を受けるのでしたら、評定平均を可能な限り上げるようにしましょう。

なぜなら、津田塾大学は総合型選抜であれ、公募推薦であれ、受験者には調査書の提出を課しているので各受験生の評定平均は確認されるためです。

確かに、津田塾大学は出願時の条件として、「評定平均○○以上」といった指定をしていない以上、評定平均が悪くても出願自体は可能です。

ですが、評定平均が高い受験生と低い受験生では、明らかに前者の方が良い印象を調査書の段階では与える事になります。

調査書を確認される段階で良い印象を与えた方が合否判定で有利になりますので、今からでも可能な範囲で評定平均を上げる努力は重要です。

1つの目安としては4.0以上を目指したいですし、4.0が難しい場合でも3.7以上は目指す事をおすすめします。

英語力を証明する検定や級のスコアーを上げる

英語検定資格のスコアーや英検の級を上げる
総合型選抜や公募推薦で津田塾大学を受けるのでしたら、英検をはじめとした英語関連の検定のスコアーを上げたり、少しでも高い級を獲得する事が欠かせません。

なぜなら、津田塾は出願者の英語力を合否判定の際の1つの判断要素にしていると考えられるためです。現にほぼ全ての学部・学科で「英語外部検定試験の証明書」の提出を求めています。

「英検〇級以上、TOEIC○○点以上」といった具体的な出願基準は設けていませんが、英語力を確認している以上、英語力の高さを証明できれば合否判定で有利になります。

そのため、英検であれば最低でも2級、可能であれば準1級は取得したいですし、英検CSEスコアは1点でも高くしておきたいものです。

なお、英検以外でも以下の英語検定の結果も「英語外部検定試験の証明書」として提出可能です。

  • TOEFL
  • TOEIC
  • IELTS
  • GTEC
  • TEAP(4技能)
  • TEAP CBT

参照元:2024年度総合型選抜要項 総合政策学部 総合政策学科

出願書類を作り込む

出願書類の作り込みをする
学部・学科毎で課される書類は変わりますが、出願書類の作り込みはどの学部・学科に出願するにせよ合格を勝ち取るためには欠かせません。

なぜなら、出願書類は学部・学科側の合否判定をする評価者に確認される以上、出願書類の完成度は合否判定の要素の1つになるためです。

仮に出願書類がしっかりと作り込まれており、学部・学科が求める能力や入学後に学ぶ学問に対する素養の高さや志望度の高さが伝わる内容になっていれば高評価が期待できます。

一方で、明らかに手を抜いたように思われる完成度であったり、内容自体や文章の論理構造に課題が見られる場合は高評価はおろか、1次選考である書類審査で落ちる可能性もあります。

そのため、時間をかけてしっかりと作り込むようにしましょう。

また、質の高い出願書類を完成させるためにも、学校の先生や塾の先生に見てもらい、何度も添削を受ける事をおすすめします。

津田塾大学が課す主な出願書類の1つである志望理由書の作成のポイントについては、以下のページでまとめております。あなたが志望する学部・学科が志望理由書の作成を課すのでしたらお役に立てるはずです。

志望動機の記載が求められる出願書類の攻略方法とは?

面接の対策をする

面接の対策を繰り返す
二次選考の選考内容は学部・学科で異なりますが、面接は基本的にどの学部・学科の二次選考でも選考内容の1つとして行われるので対策が欠かせません。

なぜなら、面接の対策をして面接の場での印象や評価を上げる事が出来れば、自ずと合格に近づくためです。

面接の対策をする際に心がけたいポイントは以下の通りです。

面接の対策する際に心がけたいつ6つのポイント

  • 出願した書類の深掘り質問に対して答えられるように準備をする
  • 他の学部・学科ではなくその学部・学科に入学したい明確な理由を伝えられるようにする
  • 似たような学部・学科のある他の大学ではなく津田塾大学に入学したい明確な理由を伝えられるようにする
  • 募集要項の中に記載されている「面接で問われる事」を確認し、事前に対策をしておく
  • 入退出のマナーや面接中のNG行為を学び、本番の立ち振る舞いで致命的なミスをしないようにする
  • 面接の練習をする事で、面接の場に慣れておき、本番の緊張を最小限に抑えるようにする

どれも大切ですが、特に大切なのは4の「募集要項の中に記載されている「面接で問われる事」を確認し、事前に対策をしておく」です。

こちらについては、例えば英語英文学科の公募推薦の場合、募集要項を確認すると、(英語による質疑応答を含む)とあります。
参照元:2024年度学校推薦型選抜(公募制)要項 学芸学部 英語英文学科

そのため、英語英文学科の公募推薦を受けるのでしたら、英語を使っての簡単な質疑応答の訓練や英語面接の練習を学校の先生等と行う事が重要です。

面接は練習を繰り返せば人前で話すのが苦手な人でも一定レベルまで上手くなれますので、ぜひきちんと対策をしましょう。

学芸学部英語英文学科の出願条件と募集要項のポイント


ここでは、津田塾大学学芸学部英語英文学科の出願条件と募集要項のポイントを解説します。学校推薦型選抜(公募制)と総合型選抜をそれぞれ解説しているので、参考にしてください。

学校推薦型選抜(公募制)の募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年11月1日(水)~11月7日(火)
試験日 2023年11月25日(土)
合格発表日 2023年12月5日(火)
主な出願時提出書類
(一次選考)
1.調査書
2.志望理由書
3.英語外部検定試験の証明書
4.推薦書
二次選考 ・英語学習能力考査(論述)
・小論文
・面接(英語での質疑応答含む)
募集人数 10名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
2.0倍
特筆すべき出願内容

1.津田塾大学学芸学部英語英文学科への進学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者
(入学後に同学部他学科への転科ならびに他学部他学科への転部転科は認められません)

参照元:2024年度学校推薦型選抜(公募制)要項 学芸学部 英語英文学科

対策のポイント

学芸学部英語英文学科の学校推薦型選抜(公募制)に合格するには、英語対策が重要になります。

出願書類の特記事項

まず、英語英文学科の公募推薦は出願書類として英語の能力を証明する書類を提出する必要があります。

提出に対応している試験は英検やTOEICなどです。募集要項を確認し、提出できる書類があるか確認しておきましょう。

二次選考の対策について

二次選考の内容は次の通りです。

  • 英語の論述試験
  • 小論文
  • 面接

二次選考で特徴的なのは英語の論述試験です。英語の長文に関する設問に日本語と英語で解答するという形式で出題され、大学側が貸与する辞書を使えるのが特徴となっています。

英語の長文対策としてもっとも重要なのが、長文に慣れることです。基本的な単語や文法を押さえた上で、過去問や教科書等の英文を読むことを繰り返しましょう。

総合型選抜(AO)の募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月4日(月)~9月20日(水)
試験日 2023年10月28日(土)
合格発表日 2023年11月3日(金)
主な出願時提出書類
(一次選考)
1.調査書
2.志望理由書
3.英語外部検定試験の証明書
二次選考 ・英語による講義およびサマリー
・英語によるディスカッション
・英語でのスピーチおよび質疑応答
募集人数 10名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
1.7倍
特筆すべき出願内容

1.津田塾大学学芸学部英語英文学科への進学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者(入学後に同学部他学科への転科ならびに他学部他学科への転部転科は認められません)

参照元:2024年度総合型選抜要項 学芸学部 英語英文学科

対策のポイント

学芸学部英語英文学科の総合型選抜は、総合的な英語の能力が問われるのが特徴の受験方式です。

出願書類の特記事項

英語英文学科では、出願時に英語の能力を証明する書類を提出する必要があります。

証明書類として使えるのは英検やTOEICなどです。試験によって提出書類や提出方法が異なるので、募集要項を確認し余裕を持って手続きを行いましょう。

二次選考の対策について

二次選考は、英語4技能が問われる総合試験です。英語4技能とはlistening・speaking・reading・writingの4つです。

具体的には英語の講義とその要約、英語でのディスカッション、英語でのスピーチと質疑応答を行います。英語の読み書きだけの対策だけでなく、4技能を満遍なく対策することが重要です。

そのため、英語の4技能の対策には力を入れましょう。

学芸学部多文化・国際協力学科の出願条件と募集要項のポイント


ここでは、津田塾大学学芸学部多文化・国際協力学科の出願条件や募集要項について解説します。なお、多文化・国際協力学科では学校推薦型選抜(公募制)のみ実施していましたが、2024年度から総合型選抜も実施しています。

学校推薦型選抜(公募制)の募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年11月1日(水)~11月7日(火)
試験日 2023年11月25日(土)
合格発表日 2023年12月5日(火)
主な出願時提出書類
(一次選考)
1.調査書
2.志望理由書
3.英語外部検定試験の証明書
4.推薦書
二次選考 ・小論文
・面接
募集人数 5名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
1.2倍
特筆すべき出願内容

1.津田塾大学学芸学部多文化・国際協力学科への進学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者(入学後に同学部他学科への転科ならびに他学部他学科への転部転科は認められません)

参照元:2024年度学校推薦型選抜(公募制)要項 学芸学部 多文化・国際協力学科

対策のポイント

学芸学部多文化・国際協力学科の公募推薦は思考力や表現力が問われる受験方式です。

出願書類の特記事項

まず、出願書類として、英語の能力を証明する書類の提出が必要です。

募集要項を確認し、提出できる英語外部検定試験の証明書類を提出してください。なお、必要スコアは指定されていません。

二次選考の対策について

二次選考では小論文と面接を行います。

小論文では、多文化共生や国際協力に関するテーマが出題されます。小論文対策はもちろんですが、普段から新聞やニュースに目を通し、多文化共生・国際協力に関する知見を深めることが重要です。

面接では、志望理由や将来の希望といった質問が予想されます。

事前におおまかな回答を考えておき、本番でスムーズに受け答えができるようにしておきましょう。

総合型選抜(AO)の募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月4日(月)~9月20日(水)
試験日 2023年10月28日(土)
合格発表日 2023年11月3日(金)
主な出願時提出書類
(一次選考)
1.調査書
2.志望理由書
3.課題
4.英語外部検定試験の証明書
二次選考 ・プレゼンテーション
・面接
募集人数 5名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
2024年度より実施
特筆すべき出願内容

1.津田塾大学学芸学部多文化・国際協力学科への進学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者(入学後に同学部他学科への転科ならびに他学部他学科への転部転科は認められません)

参照元:2024年度総合型選抜要項 学芸学部 多文化・国際協力学科

対策のポイント

学芸学部多文化・国際協力学科の総合型選抜は、自分の考えを他人に分かりやすく伝える能力が問われる受験方式です。

出願書類の特記事項

多文化・国際協力学科の総合型選抜の出願書類として特徴的なのが読書力を問う課題です。

具体的には次のような内容になっています。

「大学でフィールドワークによって探究したい研究テーマ」に関連する書籍3冊をあげて、それに対する問題意識を論じてください。(2000 字以内)

引用元:2024年度総合型選抜要項 学芸学部 多文化・国際協力学科

テーマに関する書籍を3冊取り上げる必要があるため、普段から読書をしている人向けの受験方式と言えます。

また、「大学でフィールドワークによって探究したい研究テーマ」については、志望理由書でも記述する必要があるため、書類作成のために深掘りしておきましょう。

二次選考の対策について

二次選考ではプレゼンテーションと面接を行います。

プレゼンテーションでは、「大学でフィールドワークによって探究したい研究テーマ」について発表し、発表には自身のフィールドワークによって得られた資料やデータなどを用います。

プレゼン資料としてそれらのデータをレジュメにまとめる必要があるため、早めに資料作成に取りかかりましょう。

また、プレゼン時間は10分なので、それに合わせて構成や内容、時間配分を決めておきましょう。資料を作成したらプレゼンテーションの練習をすることも大切です。

その際、自分のプレゼンテーションしている姿を録画して、話し方や立ちふるまいに問題がないかチェックしておきましょう。

学芸学部数学科の出願条件と募集要項のポイント


ここでは、津田塾大学学芸学部数学科の学校推薦型選抜(公募制)について解説します。出願条件や募集要項について解説しているので参考にしてください。

学校推薦型選抜(公募制)の募集要項の概要と出願条件

問題請求期間 2023年10月16日(月)~11月6日(月)
出願期間 2023年11月1日(水)~11月10日(金)
試験日 2023年11月25日(土)
合格発表日 2023年12月5日(火)
主な出願時提出書類 1.調査書
2.数学課題の解答
3.学校長または教員による推薦書
4.自己推薦書
選考内容 面接
募集人数 5名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
1.3倍
特筆すべき出願内容

2.津田塾大学学芸学部数学科への進学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者
(入学後に同学部他学科への転科ならびに他学部他学科への転部転科は認められません)
3.数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学 A、数学 B)またはそれに準ずる科目を履修済みの者及び卒業までに履修見込みの者

参照元:2024年度学校推薦型選抜(公募制)要項 学芸学部 数学科

対策のポイント

学芸学部数学科の公募推薦は、数学に強い意欲がある人向けの受験方式です。

出願書類や出願資格の特記事項

数学科は出願資格として、数学を履修している必要があります。数学ⅠAと数学ⅡBに加え、数学Ⅲを履修する必要があるので注意してください。

また、数学科では出願前に問題を請求し、その問題の解答を出願時に提出する必要があります。問題の請求期間は出願期間が始まるより前なため、忘れずに請求しておきましょう。

二次選考の対策について

二次選考では面接を行います。面接では、出願書類で提出した問題の解答についての質問や高校数学の基礎知識や理解に関する質問がされるため、教科書などで復習しておくようにしましょう。

学芸学部情報科学科の出願条件と募集要項のポイント


ここでは、津田塾大学学芸学部情報科学科の出願条件や募集要項について解説します。学校推薦型選抜(公募制)と総合型選抜の両方について解説しているので参考にしてください。

学校推薦型選抜(公募制)の募集要項の概要と出願条件

問題請求期間 2023年10月16日(月)~11月6日(月)
出願期間 2023年11月1日(水)~11月10日(金)
試験日 2023年11月25日(土)
合格発表日 2023年12月5日(火)
主な出願時提出書類 1.調査書
2.数学課題の解答
3.学校長または教員による推薦書
4.自己推薦書
選考内容 面接
募集人数 5名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
1.6倍
特筆すべき出願内容

2.津田塾大学学芸学部情報科学科への進学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者
(入学後に同学部他学科への転科ならびに他学部他学科への転部転科は認められません)
3.数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学 A、数学 B)またはそれに準ずる科目を履修済みの者及び卒業までに履修見込みの者

参照元:2024年度学校推薦型選抜(公募制)要項 学芸学部 情報科学科

対策のポイント

学芸学部情報科学科の公募推薦は、数学に興味がある人向けの受験方式です。

出願書類や出願資格に対する特記事項

情報科学科に出願するには数学ⅠAとⅡB、数学Ⅲを履修している必要があります。また、出願に際して数学の事前課題を解く必要があるのが特徴です。

出願期間前に事前課題を請求し、出願書類として課題の解答を提出する必要があります。問題請求期間は、出願期間が始まる前に終了するため、忘れずに請求しておくようにしてください。

なお、事前課題について第三者からアドバイスを受けたり、教科書などで調べたりしても問題ありません。可能なら高校の先生などに頼み解答が正しいかチェックしてもらいましょう。

二次選考の対策

二次選考では面接を行います。面接では提出した事前課題の解答や高校数学の知識を問う質問を行います。教科書などで履修範囲を復習しておきましょう。

総合型選抜(AO)の募集要項の概要と出願条件

登録期間 2023年9月4日(月)~9月29日(金)
出願期間 2023年9月4日(月)~9月29日(金)
作品および活動報告書提出期間 2023年9月4日(月)〜10月13日(金)
試験日 2023年10月28日(土)
合格発表日 2023年11月3日(金)
主な出願時提出書類 1.調査書
2.志望理由書およびテーマの概要
3.英語外部検定試験の証明書
4.高度な資格や技能を示す書類(任意)
選考内容 面接(プレゼンテーション含む)
募集人数 若干名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
0倍
特筆すべき出願内容

女子で、以下の要件のいずれかを満たす者。さらに合格した場合には入学することを確約でき、数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B)またはそれに準ずる科目を履修済みの者及び卒業までに履修見込みの者。(入学後に同学部他学科への転科ならびに他学部他学科への転部転科は認められません。)

参照元:2024年度総合型選抜要項 学芸学部 情報科学科

対策のポイント

次に学芸学部情報科学学科の総合型選抜の対策のポイントを紹介します。

出願書類や出願資格に対する特記事項

学芸学部情報科学科の総合型選抜は出願とは別に、与えられたテーマに関する作品と活動報告書を提出する必要があるのが特徴です。

テーマは数学や情報に関するものが出題され、出願書類とは別に提出期間が設けられているため、できるだけ早くとりかかりましょう。

なお、作品は提出期間内であれば何度でも提出可能です。

その他、情報科学科では、出願期間前に登録期間が設けられており、出願前に必ず登録する必要があります。

二次選考の対策について

二次選考では、研究したテーマや提出した作品に関する15分間のプレゼンテーションとその後30分間の質疑応答を行います。

プレゼンテーション対策として、実際にプレゼンテーションをやってみてそれを録画するのがおすすめです。

時間配分ができているかはもちろん、話し方や立ちふるまいに問題がないかチェックできます。

学芸学部国際関係学科の出願条件と募集要項のポイント


ここでは、津田塾大学学芸学部国際関係学科の総合型選抜の募集要項や対策のポイントについて解説します。

総合型選抜(AO)の募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月4日(月)~9月20日(水)
試験日 2023年10月28日(土)
合格発表日 2023年11月3日(金)
主な出願時提出書類
(一次選考)
1.調査書
2.志望理由書
3.課題
4.英語外部検定試験の証明書
二次選考 ・小論文
・面接
募集人数 15名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
1.3倍
特筆すべき出願内容

2.津田塾大学学芸学部国際関係学科の教育理念を理解したうえで、本学科への入学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者(入学後に同学部他学科への転科ならびに他学部他学科への転部転科は認められません)

参照元:2024年度総合型選抜要項 学芸学部 国際関係学科

対策のポイント

学芸学部国際関係学科の総合型選抜には、出願書類の1つとして小論文課題の提出が求められるという特徴があります。

具体的な内容は次の通りです。

あなた自身の言葉で「世界」の問題について論じてください。その際、論じるテーマに関連する3つの書籍をあげ、その内容に触れること。(2000 字以内)

引用元:2024年度総合型選抜要項 学芸学部 国際関係学科

文字数は2,000字以内となっているため、出願期間に間に合うよう余裕を持って取り組むようにしましょう。また、可能なら提出前に高校や塾の先生に頼んで添削してもらうのがおすすめです。

その他、出願書類として英語の能力を証明する書類の提出が必要です。募集要項をチェックし、提出書類に対応している資格を取れているか事前に確認しておきましょう。

二次選考の対策について

二次選考では小論文と面接を行います。

小論文は現代世界に関するテーマが出題されます。普段から新聞やニュースに目を通し、国際関係についての知識をたくわえておきましょう。

また、小論文対策として、実際に小論文を解いてみて、小論文の構成や書き方を身につけることが重要です。

面接では、志望理由や将来の希望、現代世界についての問題意識などが問われます。事前にそれらの質問に対する回答をおおまかでいいので考えておきましょう。

総合政策学部総合政策学科の出願条件と募集要項のポイント


ここでは、津田塾大学総合政策学部総合政策学科の総合型選抜の出願条件や募集要項について解説します。合格を勝ち取るためのポイントも解説しているので参考にしてください。

総合型選抜(AO)の募集要項の概要と出願条件

出願期間 2023年9月4日(月)~9月20日(水)
試験日 2023年10月28日(土)
合格発表日 2023年11月3日(金)
主な出願時提出書類
(一次選考)
1.調査書
2.志望理由書
3.英語外部検定試験の証明書
4.課題小論文
二次選考 面接
募集人数 20名
出願時必要最低評定平均 無し
倍率
(2023年度)
1.7倍
特筆すべき出願内容

1.津田塾大学総合政策学部総合政策学科への進学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者(入学後に他学部他学科への転部転科は認められません。)

参照元:2024年度総合型選抜要項 総合政策学部 総合政策学科

対策のポイント

総合政策学部総合政策学科の総合型選抜では、調査書や志望理由書のほかに次の書類を提出する必要があります。

  • 英語の能力を証明する書類
  • 小論文

出願書類や出願資格に対する特記事項

英語の能力を証明する書類として、英検やTOEICといった英語外部検定試験の証明書を提出する必要があります。

資格ごとに提出方法が異なるため、募集要項をチェックし、提出方法を確認しておきましょう。

小論文は、現代社会が抱える問題というテーマで文字数は1,200字以内となっています。

小論文を書き終わったら、第三者に添削してもらうのがおすすめです。添削してもらうことで、自分が気づかなかった誤字や文章の粗を指摘してもらえます。

二次選考の対策について

二次選考では面接が行われます。二次選考の面接では、以下について問われます。

  • 提出した小論文の内容に関する質問
  • 大学で学びたいことや問題意識
  • 将来への抱負
  • その他

参照元:2024年度総合型選抜要項 総合政策学部 総合政策学科

面接の場で回答を考えるのは難しい以上、事前に聞かれると考えられる質問に対しては回答を考えておきましょう。

その際、一語一句を丸暗記するのではなく、要点だけを考えておくことが大切です。

丸暗記すると話し方が棒読みになりがちで面接官からも丸暗記していたのがバレてしまいます。あくまで要点だけ考えておき、細かい部分は面接時に考えましょう。

総合型選抜や公募推薦で津田塾大学を狙う人におすすめの併願受験先

津田塾大学受験者におすすめの併願先

津田塾大学の総合型選抜や公募推薦の利用を考えている方におすすめの併願受験先をご紹介します。

目をつけておきたいおすすめの併願先

  • 武蔵野大学の総合型選抜
  • 武蔵大学の総合型選抜
  • 国士館の総合型選抜

上記の大学を取り上げた理由は以下の通りです。

  1. どれも併願受験が禁止されていない総合型選抜を実施している
  2. 場所が津田塾大学と同様に東京都内にある
  3. 大学ランク的に津田塾大学と大きくは変わらない

特に1つ目の併願受験が禁止されていない点が注目に値します。併願受験が可能な以上、津田塾大学に合格をすれば辞退すればよいので、滑り止めとしては理想的な大学と言えます。

そのため、津田塾大学を第一志望にしながらも、不合格が怖くて他大学を併願される予定でしたらぜひ候補にしてみてください。

津田塾大学の公募推薦・総合型選抜の受験希望者がよく抱く疑問

津田塾大学の受験者がよく抱く疑問
最後に、津田塾大学の公募推薦や総合型選抜を受験する学生がよく抱く疑問に回答します。それぞれくわしく解説しているので、しっかりと目を通しておきましょう。

他大学との併願受験は可能なの?

津田塾大学の公募推薦と総合型選抜は、専願でしか出願できません。

募集要項を確認すると、どの学部学科も合格した場合に入学を確約できることを出願資格として定めています。そのため、津田塾大学を第一志望としている人向けの受験方式です。

狙い目の学部・学科はある?

津田塾大学の狙い目の学部・学科
津田塾大学の公募推薦や総合型選抜の倍率を見ていくと、公募推薦の中でも学芸学部の数学科の倍率が1.3倍と低く狙い目であることが分かります。

ただし、これらの学科は出願条件として高校で数学を履修している必要があるので注意が必要です。また、出願書類として数学課題をこなす必要があるため、数学が苦手な人にはおすすめできません。

また、多文化・国際協力学科の公募推薦の倍率が1.2倍、国際関係学科の総合型選抜の倍率が1.3倍と低くなっています。しかし、これらの学科は出願時に英語外部検定試験の証明書の提出が必要です。

自分の得意な科目に合わせて、受験する学部学科を決めましょう。

公募推薦・総合型選抜の基本的な仕組みがよく分からない

公募推薦と総合型選抜の基本的な仕組みやそれぞれの違いについては、次の記事でくわしく解説しています。受験方式の仕組みを知ったうえで受験に臨むためにも、しっかりと目を通しておいてください。

総合型選抜(旧AO入試)と推薦入試の違い

他にはどんな受験方法がある?


津田塾大学には、公募推薦と総合型選抜(旧AO入試)以外に次のような受験方式があります。

一般選抜(A方式) 当日の試験の結果で合否を決める受験方式
一般選抜(B方式) 当日の試験と共通テストの結果で合否を決める受験方式
一般選抜(C方式 前期/後期) 共通テストの結果で合否を決める受験方式
特別入試(帰国生・在日外国人学校出身者・留学生) 帰国子女や在日外国人学校出身者、留学生向けの受験方式

参照元:津田塾大学の一般選抜の試験形式

上記の他にも社会人入試や編入学試験を実施しています。公募推薦や総合型選抜以外に合格を目指せそうな受験方式があれば、そちらを利用するのもおすすめです。

過去問はどこに請求すればいい?

津田塾大学の公募推薦や総合型選抜の過去問は、パスナビからダウンロード可能です。

ダウンロードには会員登録が必要なため、津田塾大学の受験を検討している人は忘れず登録しておきましょう。

旺文社パスナビ

なお、前年度の過去問は津田塾大学の公式サイトからも請求可能です。こちらは過去問が届くまで資料請求から3~5日待つ必要があります。

津田塾大学 資料請求

浪人生にも受験資格はある?


津田塾大学の公募推薦と総合型選抜は、浪人生であっても出願資格を満たしていれば出願可能です。

一例として、学芸学部英語英文学科の出願資格を見ると次のように記載されています。

2.次の①~③のいずれかに該当する者
①高等学校または中等教育学校を卒業した者及び 2024 年 3 月卒業見込みの者
②通常の課程による 12 年の学校教育を修了した者及び 2024 年 3 月修了見込みの者
③学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び 2024 年 3 月 31 日までにこれに該当する見込みの者

引用元:2024年度学校推薦型選抜(公募制)要項 学芸学部 英語英文学科

上記のように、高校を卒業した浪人生にも出願資格があることが分かります。

ただし、国際関係学科の総合型選抜には卒業年度の条件があるので注意が必要です。具体的には次のようになっています。

1.高等学校または中等教育学校を 2022 年 3 月以降卒業した者及び 2024 年 3 月卒業見込みの者
(学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び 2024 年 3 月 31 日までにこれに該当する見込みの者を含む)

引用元:2024年度総合型選抜要項 学芸学部 国際関係学科

上記の通り、出願できるのは2022年度以降に卒業した浪人生のみとなっています。

受験に必要な評定平均はどれくらい?

津田塾大学の公募推薦や総合型選抜は、出願条件として必要評定平均を定めていません。そのため、高校の成績に自信がない人でも問題なく出願できます。

ただし、学科によっては特定の科目を履修していないと出願できないので注意が必要です。

事実、学芸学部の数学科と情報科学科に出願するには数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学Bを履修している必要があります。

これらの学科への出願を検討している人は、自身の履修科目を確認しておきましょう。

英検や外国語の検定が必要な学部はどこ?

津田塾大学の公募推薦と総合型選抜において、出願に英検など英語外部検定試験の証明書が必要な学科は次の通りです。

学部 学科
学芸学部 英語英文学科
多文化・国際協力学科
国際関係学科
情報科学科
(総合型選抜のみ)
総合政策学部 総合政策学科

英語外部検定試験の種類によって提出書類と提出方法が異なるため、募集要項をよく確認しておきましょう。なお、提出する英語外部検定試験のスコアには条件がありません。

津田塾大学の公募推薦・総合型選抜に関する総括

津田塾大学公募推薦・総合型選抜のまとめ
今回ご紹介した津田塾大学の公募推薦と総合型選抜のポイントをまとめました。

津田塾大学の総合型選抜と公募推薦のポイントのまとめ

  • 津田塾大学では公募推薦と総合型選抜を実施している
  • 公募推薦は学芸学部、総合型選抜は学芸学部と総合政策学部で実施している
  • 学部学科によって出願書類と二次選考の内容が異なるので志望学科に絞った対策が必要
  • 津田塾大学の公募推薦と総合型選抜は専願なため併願受験はできない
  • 学芸学部の多文化・国際協力学科や数学科は倍率が低く狙い目
  • 過去問はパスナビに登録することでダウンロードできる

この記事を参考に、津田塾大学の公募推薦や総合型選抜の合格を目指してください。

最後になりますが、ここまで読んで津田塾大学の公募推薦や総合型選抜の対策を一人でするのが難しそうだと感じましたら、ホワイトアカデミー高等部の無料相談会を一度ご利用ください。

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*今回の記事を作成するために使用した主な資料は以下の通りです。ぜひこの記事の情報とあわせてご確認ください。

津田塾大学 学部 学校推薦型選抜(公募制)
津田塾大学 学部 総合型選抜
津田塾大学 2023年度入試結果(学部)

公募推薦