各大学の対策情報
明治学院大学は7学部17学科からなる文系の私立大学です。国際教育に力を入れており、海外へのインターンシップやボランティア活動といった様々な国際活動を経験できるのが特徴です。
その特色から明治学院大学を志望する高校生は多くいますが、一般選抜だけでは不安だという人も多いのではないでしょうか?
ここでは、そういった人に向けて明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦といった他の受験方式について解説します。この記事でご紹介する主な内容は次の通りです。
今回のポイント
- 明治学院大学の総合型選抜の特徴
- 2023年度の(昨年度)の各学部の倍率
- 各学部学科の募集要項や出願条件
- 各学部学科の総合型選抜の対策方法
- おすすめの併願受験先
- 明治学院大学の総合型選抜受験者がよく抱く疑問への回答
興味がある項目がありましたら、ぜひ最後までご覧ください。今回ご紹介する記事は、以下のような人にピッタリな内容になっています。
- 明治学院大学の総合型選抜への出願を考えている
- 合格を狙える明治学院大学の学部を探している
- 総合型選抜で合格するための対策方法を知りたい
それでは、本題に移ります。
目次
- 1 【2024年度】明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?
- 2 2023年度の各学部の合格倍率
- 3 明治学院大学の総合型選抜受験生がまず対策すべき事
- 4 文学部の出願条件と募集要項のポイント
- 5 経済学部の出願条件と募集要項のポイント
- 6 社会学部の出願条件と募集要項のポイント
- 7 法学部の出願条件と募集要項のポイント
- 8 国際学部の出願条件と募集要項のポイント
- 9 心理学部の出願条件と募集要項のポイント
- 10 明治学院大学の総合型選抜に合格しやすい人の特徴
- 11 併願受験先としておすすめの大学
- 12 明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の受験者がよく抱く疑問
- 13 明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)に関するまとめ
【2024年度】明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?
最初に、明治学院大学の総合型選抜の特徴についてくわしく解説します。実施学部も紹介するのでご確認ください。
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の特徴
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)は、総合型選抜という名前では行われていません。自己推薦AOという名前で実施されています。名称こそ異なりますが、他の大学の総合型選抜と受験方式は大きく変わりません。
また、明治学院大学の総合型選抜は、他大学と併願できるのも特徴です。他の大学の総合型選抜と合わせて受験することで、合格の可能性を高められます。
ただし、明治学院大学の総合型選抜は専願でしか出願できないため、合格したら入学を確約しなければならない点は注意してください。
二次選考の主な内容は面接と小論文です。また学科によっては、英語や外国語による試験が課される場合もあります。
事前に自分が受験する学部学科の二次選考の内容をチェックし、しっかりと対策しておきましょう。
総合型選抜(旧AO入試)を実施している学部
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)である自己推薦AOを実施している学部をまとめました。
学部 | 学科 |
---|---|
文学部 | 英文学科 |
フランス文学科 | |
芸術学科 | |
経済学部 | 国際経営学科 |
社会学部 | 社会学科 |
社会福祉学科 | |
法学部 | 消費情報環境法学科 |
グローバル法学科 | |
政治学科 | |
国際学部 | 国際学科 |
国際キャリア学科 | |
心理学部 | 心理学科 |
教育発達学科 |
明治学院大学では、2024年に新設される情報数理学部を除く全ての学部で総合型選抜を実施しています。ただし、一部学科では実施していないので、自分が志望している学科が総合型選抜の出願に対応しているのか確認しておきましょう。
明治学院大学の出願に必要な評定平均
明治学院大学の総合型選抜では、学部によって出願条件として最低評定平均を設定している場合があります。
必要な評定平均をまとめた表が次の通りです。
学科 | 必要評定平均 |
---|---|
文学部 | |
英文学科 | B方式:全体の評定平均が3.5以上 |
フランス文学科 | B方式:フランス語の評定平均3.0以上 |
芸術学科 | ― |
経済学部 | |
国際経営学科 |
・全体の評定平均が3.5以上 ・英語の評定平均が4.2以上 (英語外部試験のスコアを提出できる場合は不要) |
社会学部 | |
社会学科 | ― |
社会福祉学科 | 全体の評定平均が3.5以上 |
法学部 | |
消費情報環境法学科 | 全体の評定平均が3.2以上 |
グローバル法学科 |
・英語の評定平均が4.2以上 (英語外部試験のスコアを提出できる場合は不要) |
政治学科 | 全体の評定平均が3.5以上 |
国際学部 | |
国際学科 | ― |
国際キャリア学科 | ― |
心理学部 | |
心理学科 | 英語・数学・国語の合計の評定平均が3.8以上 |
教育発達学科 |
英語の評定平均が4.0以上
あるいは あるいは あるいは |
条件は学科によって異なり、全体の評定平均が必要になる場合もあれば、英語など特定の科目の評定平均が必要になる場合もあります。
例えば、法学部の消費情報環境法学科に出願する場合、全体の評定平均値が3.2以上必要です。一方で同じ法学部でもグローバル法学科では英語の評定平均が4.2以上必要という違いがあります。
自分の志望学科の条件を確認し、出願条件を満たせているのかチェックしておきましょう。
2023年度の各学部の合格倍率
明治学院大学の2023年度自己推薦AO入学試験の合格倍率を表にまとめました。
学部 | 学科 |
志願者 (一次選抜) |
合格者 (二次選抜) |
倍率 |
---|---|---|---|---|
文学部 | 英文学科:A方式 | 8 | 3 | 2.7 |
英文学科:B方式 | 31 | 29 | 1.1 | |
フランス文学科:A方式 | 21 | 16 | 1.3 | |
フランス文学科:B方式 | 2 | 0 | 合格者無し | |
芸術学科 | 66 | 21 | 3.1 | |
経済学部 | 国際経営学科 | 56 | 12 | 4.7 |
社会学部 | 社会学科 | 57 | 17 | 3.4 |
社会福祉学科 | 43 | 28 | 1.5 | |
法学部 | 消費情報環境法学科 | 82 | 51 | 1.6 |
グローバル法学科 | 23 | 12 | 1.9 | |
政治学科 | 27 | 9 | 3.0 | |
国際学部 | 国際学科 | 51 | 33 | 1.5 |
国際キャリア学科:B方式(4月入学) | 16 | 8 | 2.0 | |
国際キャリア学科:B方式(9月入学) | 0 | – | – | |
心理学部 | 心理学科 | 52 | 10 | 5.2 |
教育発達学科 | 51 | 19 | 2.7 |
各学部の倍率を見ていくと、文学部と法学部、国際学部は倍率が低い傾向があり、多くの学科で倍率が1倍台となっています。
一方で、経済学部と心理学部は倍率が高く、国際経営学科は4.7倍、心理学科は5.2倍とかなりの高倍率です。
自分の希望学科の倍率を確認したうえで、出願するか検討してください。
明治学院大学の総合型選抜受験生がまず対策すべき事
明治学院大学の総合型選抜の対策内容は学部単位のものと全学部共通の内容に分かれます。ここでは、志望学部・志望学科に関係なく対策しておきたい5つのポイントをご紹介します。
*学部・学科単位の対策内容は、学部・学科単位の募集要項と併せて後程取り上げます。
学部・学科関係なく対策すべき5大ポイント
- 評定平均を少しでも上げる
- 最低でも2級、可能であれば準1級以上の英検の獲得
- 出願書類を作り込む事
- 面接の練習をする事
- 小論文の対策
*(不要な学部も一部ある)
それぞれの詳細についてこれから解説します。
評定平均を少しでも上げる
最初に気を付けたいのは、評定平均を上げられるだけ上げる事です。
なぜなら、どの学部・学科に出願するにせよ、出願時に調査書を提出する以上、明治学院大学の合否判定に用いられる可能性があるためです。
評定平均が高い高校生は、高校時代に学業に真面目に取り組んでいたと見なされるので調査書の審査の段階で好印象を与えられます。
一方で評定平均が低い高校生の場合、評定平均の低さを面接の印象などで挽回する必要があるので、大変です。しかも、評定平均が志望する学部・学科が求める水準に達していない場合は出願すら出来ません。
そのため、評定平均を上げる事は明治学院大学の総合型選抜を突破する際には非常に重要です。1つの目安としては、志望する学部・学科が定める出願条件となっている評定平均の+0.5を以上を目指しましょう。
例えば全体の評定平均が3.2以上の法学部を受ける場合、3.7以上を目指すという形です。
最低でも2級、可能であれば準1級以上の英検の獲得
明治学院大学の総合型選抜を受けるのでしたら英語力を上げておく事が欠かせません。
なぜなら、明治学院大学は出願時に英語検定資格のスコアを課している学部がある上に二次選抜で英語の学科試験を実施する学部・学科もあるからです。
また、出願時に英検等の英語検定資格の基準値を課さない学部・学科であっても、調査書のチェックの段階で英語検定資格の有無やスコアは確認されます。
そのため、英検をはじめとした英語検定資格の高スコアを目指しましょう。1つの目安としては英検であれば、最低でも2級、出来る事ならば準1級です。
参考までに準1級相当の英語外部検定試験のスコアを持つと、国際キャリア学科のA方式に出願ができますし、国際学科に出願する場合は英語試験が免除されます。
ぜひ目指しましょう。
出願書類を作り込む事
どの学部・学科に出願するのであれ、出願書類の作り込みはしましょう。
なぜなら、明治学院大学の総合型選抜の一次選考の結果は出願資格を満たしていれば、基本的には出願書類だけで決まるためです。
それに出願書類の内容や文章力は、合否判定の際の1つの判定項目になるうえに、面接の場で出願書類の内容を掘り下げる質問がなされる可能性があります。
つまり、出願書類を作り込むかどうかは、総合型選抜で合格するためには欠かせないのです。
具体的な出願書類は出願する学部・学科で変わりますが、書類の作り込みはどの学部・学科を受けるにせよ、欠かせない点は押さえておきましょう。
面接の練習をする事
明治学院大学の総合型選抜では、どの学部・学科でも二次選考に面接があるので、面接の対策は必須です。
面接の対策で効果的なのは以下の4つを行う事です。
面接対策の4つのポイント
- 他の学部・学科ではなくその学部・学科を志望する理由を、きっかけや卒業後のビジョンとともに具体的に説明できるようにすること
- 志望する学部・学科のある他大学ではなく明治学院大学に入学したい理由を、納得感のあるかたちで話せるようにすること
- 出願書類の内容を見た上で、事前に質問される内容を予測し、回答例を準備しておく事
- 学校の先生や塾の先生に模擬面接を実施してもらい、面接の場数を増やして当日の緊張を最小限に抑える事
上記の4つに取り組めば、本番なにも話せない事や、過度に緊張する事も防げます。
また、明治学院大学の募集要項によると、面接は志望者が多い場合はグループ面接になる可能性もあるとのことでした。そのため、グループ面接の練習も事前にしておく事をおすすめします。
小論文の対策
二次選考において小論文が実施されない一部の学部・学科に出願することが確定していない限りは小論文の対策も重要です。
参考までに2024年度の明治学院大学の総合型選抜において、小論文並びに論文が課されない学部・学科は以下の通りです。
学部 | 学科 |
---|---|
文学部 | フランス文学科 |
文学部 | 英文学科のAO(A) *AO(B)の場合は、小論文がある。 |
経済学部 | 国際経営学科 |
法学部 | 政治学科 |
大前提として質の高い小論文を書くためには、以下の2つが欠かせません。
- 論理的な文章の書き方を学ぶ事
- 学んだ知識に基づいて練習を繰り返す事
論理的な文章の書き方を習得する事も練習を繰り返す事も、短期間では困難なので1日でも早く対策を始めるのが一番です。
参考までに今日から実践したい明治学院大学の総合型選抜の小論文の対策のポイントをまとめました。
今日から実践したい小論文対策の4つのポイント
- 志望する学部・学科の過去の小論文の傾向を確認する
- 志望する学部・学科で頻出する小論文のテーマに関する知識の量を増やす
- 志望する学部・学科の過去問に似た形式の小論文を何度も書く
- 練習で書いた小論文は国語の先生や小論文の対策が可能な塾の先生に添削を依頼する
上記を繰り返せば、志望学部・志望学科の二次選考で行われる小論文試験の対策はばっちりです。
小論文は対策を繰り返せば苦手意識が減りますので、頑張りましょう。
文学部の出願条件と募集要項のポイント
ここでは、明治学院大学文学部の総合型選抜に出願する場合の出願条件と募集要項のポイントを解説します。総合型選抜を実施している学科は次の3つです。
- 英文学科
- フランス文学科
- 芸術学科
また、英文学科とフランス文学科は総合型選抜の中でもA方式とB方式で分かれています。それぞれ詳しく解説していくので、参考にしてください。
英文学科の募集要項の概要と出願条件
英文学科の総合型選抜はA方式とB方式に分かれています。
AO(A)制度
実施学科 | 英文学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約5名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.英語外部検定試験の証明書 4.自己推薦文 |
二次選抜の内容 | 面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
AO(B)制度
実施学科 | 英文学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約15名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.英語外部検定試験の証明書 4.自己推薦文 |
二次選抜の内容 |
・小論文 →英語のエッセイ300~500語程度 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
英文学科の対策のポイント
ここでは、英文学科の対策のポイントをまとめました。A方式とB方式それぞれ解説するので参考にしてください。
A方式
A方式のポイントとして、出願に英検準1級以上相当の英語外部検定試験のスコアが必要になる点が挙げられます。それを満たしていないと出願自体できないため、相応の英語力が必要です。
また、A方式の二次選考では面接を行います。
面接対策を欠かさないようにしましょう。具体的には、面接で聞かれることが予想される質問に対して、事前に回答を用意しておくことが重要です。
自己アピールや志望理由などは、要点だけでもいいので考えておきましょう。
B方式
B方式では、出願に英検2級以上相当の英語力が必要です。これは、出願条件に英検2級以上レベルの英語外部検定試験のスコアが必要になるためです。
また、出願書類に英語外部検定試験の証明書に加え自己推薦文が必要になります。
800字程度の文量が必要になるので、ある程度の文章力が必要です。事前に自己分析で自分の強みを把握し、自己アピールができる文章を心がけてください。
二次選考では、面接に加え300~500語程度の英語小論文が課されます。
通常の小論文対策だけでは対応できないため、英語の小論文対策を行いましょう。
具体的には、序論や本論、結論といった構成を身につけ、自分の考えを論理的に記述できるようにすることが大切です。
フランス文学科の募集要項の概要と出願条件
フランス文学科の総合型選抜はA方式とB方式に分かれています。
AO(A)制度
実施学科 | フランス文学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約10名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.言語、文学、歴史、芸術、思想のいずれか一つまたは複数の分野に関するレポート |
二次選抜の内容 |
・英語またはフランス語 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
AO(B)制度(フランス語既習者)
実施学科 | フランス文学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約5名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.言語、文学、歴史、芸術、思想のいずれか一つまたは複数の分野に関するレポート |
二次選抜の内容 |
・フランス語 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
フランス文学科の対策のポイント
ここでは、フランス文学科の対策のポイントをまとめました。A方式とB方式それぞれ解説するので参考にしてください。
A方式
A方式では、出願時に志願票や調査書に加えてレポートを提出する必要があります。
レポートについて
レポートの内容は次の通りです。
③言語、文学、歴史、芸術、思想のいずれか一つないし複数の分野に関するレポート(400 字詰め原稿用紙 5 枚以内)
・余白に志願者氏名を明記
・用紙は条件を満たしたものを志願者本人が用意すること
2,000字以内と文量も多いため、上記の分野の中で自分の好きな分野について書くようにしましょう。また、レポートは課題の提示や考察、まとめといった構成を守ることで分かりやすいレポートになります。
二次選考について
A方式の二次選考では面接に加え、英語かフランス語から選択可能です。フランス語は初級文法修了程度を前提としているため難易度自体は高くありません。
とはいえ今までフランス語に触れてきたことがないという人は、英語で受験するのが無難です。
B方式
B方式はフランス語既習者向けの受験方式です。
提出書類等はA方式と同じですが、二次選考の試験科目が面接とフランス語となります。フランス語の受験が必須となるため、フランス語に自信がある人向けの受験方式です。
芸術学科の募集要項の概要と出願条件
芸術学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 芸術学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約30名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.コンクール、コンテスト、競技会等の証明書 4.志望理由書 |
二次選抜の内容 |
・小論文 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
芸術学科の対策のポイント
出願に関するポイント
芸術学科は、出願に大会やコンクールでの実績を求められるのが特徴です。具体的な内容は以下のようになっています。
2. 高等学校(中等教育学校においては後期課程)在籍中に都道府県レベル以上の大会やコンクール、コンテスト、競技会(これに準じるレベルの公演なども含む)などにおいて、個人もしくはチームとして入賞以上の成績をあげたことのある者、表彰など明確な形で顕彰されたことがある者、もしくは各分野の活動実績を明示的に証明できる者。ただし、同人誌、あるいは商業誌における読者コーナー、新聞等の投書欄のたぐいは不可。
・出願の対象となる分野については「芸術」の範囲を極力広く解釈する。例えば以下のようなものが含まれる。美術、音楽、映像、演劇はもとより、ダンス、バレエ、ミュージカルといった身体パフォーマンスや、放送、新聞製作、文芸、書道、茶道、華道、マンガ、写真など。また、チアリーディング、フィギュアスケートなど芸術性が評価に含まれるスポーツなども該当する。
・実績については、出願資格および入試における審査対象となる。また、実績が必ずしも大学入学後にチャレンジしたい目標や所属したいコースに直結しなければならないわけではないが、志望動機はその活動の経験をふまえたものとして明確に示されることが必須である。
・選考にあたっては、独自性、実績、意欲などに重点をおく。
実績の対象となる分野は幅広いですが、賞状や新聞、雑誌など成績や個人名を客観的に確認できる資料を提出する必要があるので注意してください。
二次選考について
二次選考では、小論文と面接を行います。
面接では、志望動機や自己アピールなどに加え、出願時に提出した実績についての質問が想定されるので、事前に回答を考えておきましょう。
小論文では、事前の対策で文章の構成を身につけるための演習が大切です。
またその際、演習で書いた内容を学校や塾の先生に添削してもらうようにしましょう。
文章を客観的に読んでもらうことで、自分では気づけなかったミスや論点のズレを指摘してもらえます。
経済学部の出願条件と募集要項のポイント
次に、明治学院大学経済学部の総合型選抜の出願条件について募集要項をもとに解説します。なお、経済学部で総合型選抜を実施している学科は国際経済学科のみです。
国際経営学科の募集要項の概要と出願条件
国際経営学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 国際経営学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約5名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.英語外部検定試験の証明書 4.志望理由書 |
二次選抜の内容 |
・英語 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
国際経営学科の対策のポイント
国際経営学科の総合型選抜の特徴として、英語の能力が求められる点が挙げられます。
出願時のポイント
出願には英検2級相当の英語外部検定試験の証明書を提出するか、英語の評定平均が4.2以上ある必要があります。
また、それとは別に全体の評定平均が3.5以上必要なので条件を満たせているのか確認しておきましょう。
二次選考について
二次選考では英語と面接が課されます。
英語の過去問は公式サイトからダウンロードできるため、必ず解いておくようにしましょう。
過去問を解くことで問題の傾向を把握できるほか、本番同様の環境で解くことで時間配分を身につけられます。
面接では、出願時に提出する事になる志望理由書の内容の深掘りやあなたの人となりや学習意欲について確認される事が想定されます。
何も対策せずに当日面接を受けると上手く受け答えが出来ない恐れがあるので、事前に学校の先生や塾の先生と本番を想定した模擬面接を実施しましょう。
社会学部の出願条件と募集要項のポイント
次に、明治学院大学社会学部の総合型選抜について、出願条件や合格を勝ち取るためのポイントを解説します。社会学部で総合型選抜を実施している学科は次の通りです。
- 社会学科
- 社会福祉学科
それぞれについて詳しく解説します。
社会学科の募集要項の概要と出願条件
社会学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 社会学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約10名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.自分の実績の証明書 4.自己推薦文 |
二次選抜の内容 |
・小論文 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
社会学科の対策のポイント
出願条件について
社会学科の自己推薦AOの特徴として、文化活動やスポーツなどで実績がないと出願できない点が挙げられます。
文学の入賞経験やスポーツの都道府県大会でベスト4以上経験、そのほかの文化活動では全国コンクールでの入賞経験などが必要です。出願のハードルが非常に高い学科と言えます。
そのため、募集要項を確認したうえで、出願基準を満たすだけの実績があなたにあるのかをきちんと確認しましょう。万が一、出願資格を満たさない恐れがある場合は、他の学部・学科に出願するのが無難です。
二次選考について
二次選考の内容は小論文、面接と一般的な総合型選抜と変わりません。
小論文については、全体の構成を身につけられるよう、演習をくり返しましょう。可能であれば高校の先生など第三者に添削してもらうのもおすすめです。
また、面接対策では、よく聞かれることへの回答を用意しておくのはもちろん、面接でのマナーを身につけておくことが重要です。
入退室や座る際などで守るべきマナーは多いので、それらを守ったうえで自然な立ちふるまいができるまで練習しておきましょう。
社会福祉学科の募集要項の概要と出願条件
社会福祉学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 社会福祉学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約20名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.自己推薦書 |
二次選抜の内容 |
・小論文 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
社会福祉学科の対策のポイント
出願書類に関する特記事項
社会福祉学科の総合型選抜は、出願時の自己推薦書を提出する必要があるのがポイントです。自己推薦書の内容は次のようになっています。
③自己推薦書(本学所定用紙/様式 5/1600 字程度)
本学科が AO 入試で求める人材像(p.3 参照)に照らして、本学科を志望する理由および本学科に自らが適当である理由を 1600 字程度でアピールする自己推薦書を提出してください。図表・写真を使用する場合は追加で A4・1 枚相当分までの提出を認めます(当日は自己推薦書をもとに面接で質疑応答を行います)
レポートは1,600字程度と文量が多いほか、二次選考の面接では自己推薦書をもとに質問されるので、それを踏まえて書類を作成することが重要です。
また、出願条件として全体の評定平均が3.5以上必要なので、条件を満たしているのか事前に確認しておきましょう。
二次選考について
二次選考では、面接と小論文が課されます。
面接では、志望動機やあなたの人となりや、出願書類の自己推薦書の内容や高校生活で頑張ったこと等が聞かれる可能性が高いです。
何も対策をせずに本番の面接を迎えると当日頭が真っ青になる恐れがあるので、事前に面接の練習を大人と繰り返しましょう。
また、小論文は、演習を繰り返すのが大切です。
過去問を振り返ってテーマや文量を確認した上で、それに合わせた構成を身につけるまで練習しましょう。過去問は以下から入手が可能です。
法学部の出願条件と募集要項のポイント
次に、明治学院大学法学部の総合型選抜について、出願条件や二次選考の対策方法を解説します。法学部で総合型選抜を実施している学科は次の3学科です。
- 消費情報環境法学科
- グローバル法学科
- 政治学科
それぞれについて詳しく解説します。
消費情報環境法学科の募集要項の概要と出願条件
消費情報環境法学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 消費情報環境法学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約34名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.志望理由書 |
二次選抜の内容 |
・小論文 ・英語 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
|
消費情報環境法学科の対策のポイント
消費情報環境法学科は出願に一定以上の評定平均が必要なのが特徴です。とはいえ全体の評定平均が3.2以上とそこまで高くないので、出願のハードルは低いと言えます。
二次選考について
二次選考では英語が課されます。事前に過去問を解いて問題の傾向や時間配分などを把握しておきましょう。
そのほか、面接や小論文も課されるのでそれらの対策は必須です。
面接対策として予想される質問内容に対する回答を事前に考えておきましょう。面接でよく聞かれる内容は次の通りです。
- 志望動機
- 高校生活で力を入れたこと
- 自分の長所と短所
これらの質問に答えるには、自己分析を行い自分の経験を棚卸ししておくといいでしょう。
小論文は、演習を繰り返すのが一番の対策となります。過去問をチェックし、テーマの傾向や文字数を確認したうえで、それにあった構成や文章の書き方を身につけましょう。
グローバル法学科の募集要項の概要と出願条件
グローバル法学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | グローバル法学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約15名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.英語外部検定試験の証明書 4.志望理由書 5.エントリーシート |
二次選抜の内容 |
・小論文 ・英語 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
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グローバル法学科の対策のポイント
グローバル法学科の総合型選抜は高い英語力を求められるのが特徴です。
出願条件のポイント
まず出願条件として海外の教育課程への在学経験か、一定以上の英語外部検定試験のスコア、英語の評定平均のいずれかが必要です。
英語外部検定試験の場合は英検2級以上相当、英語の評定平均の場合は4.2以上が必要です。そのため、英語に自信がある人向けの学科と言えます。
二次選考のポイント
二次選考でも英語が課されます。過去問は公式サイトからダウンロードできるので、問題の傾向を把握しておきましょう。
また本番と同じ条件で解くことで、時間配分を身につけることが可能です。
そのほか、二次選考では面接と小論文が課されるのでこちらの対策も怠らないようにしましょう。
面接対策としては模擬面接が有効です。高校や塾の先生に頼み、本番さながらの条件で模擬面接を行いましょう。
また、小論文は演習で実際に小論文を書くことが一番の対策になります。小論文の構成を押さえたうえで演習を重ねてください。
その際、第三者から添削してもらうことで、自分で気づけない構成や文章の粗を確認できます。
政治学科の募集要項の概要と出願条件
政治学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 政治学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約10名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.志望理由書 4.推薦状2通 5.推薦者と本人の社会貢献活動との関係を示す説明書 |
二次選抜の内容 | 面接 |
特筆すべき出願内容 |
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政治学科の対策のポイント
出願時のポイント
政治学科の総合型選抜は、出願に社会貢献活動の実績が必要になるのが特徴です。
具体的には、社会貢献活動の内容を知っている人からの推薦状が2通必要になります。参考までに推薦書の記載対象者として認められている人の条件も掲載しますので、ご確認ください。
・ 推薦者は社会貢献の活動内容を実際に知っており、説明できる適切な人物であれば、職業等は問わない。ただし、本人の四親等以内の親族、現在通っている、および過去に通っていた学校の教職員は除く。
・推薦文には、志願者を推薦する理由、推薦者の連絡先(住所・電話番号)が明記されていて、推薦者の直筆による署名・捺印があること。
・推薦状は日本語または英語で執筆すること。
・用紙は志願者本人が用意すること。
・推薦者が厳封した推薦状を志願者が受け取り、他の出願書類と一緒に提出すること。
・ 推薦者には、推薦状の内容を確認するために、直接連絡する場合がある。虚偽記載がわかった場合、入学後でも入学を取り消すことがある。
出願には推薦者と本人の社会貢献活動との関係を示す説明書も必要になるため、信頼できる人に頼まなければなりません。そのため、人によっては非常に出願ハードルが高い学科と言えます。
二次選考のポイント
二次選考の内容は面接のみなです。そのため、一次選考に通った後には、面接の対策に集中しましょう。
面接の対策として有効な事は、面接でよく聞かれる質問について、事前に回答を考えておくことが重要です。
志望動機や高校で頑張ったことなど質問が予想される内容についてはスムーズに返答できるようにしましょう。
他にも出願時に大学側に提出する事になる以下の書類については踏み込んだ質問をされる可能性があるので、記載した内容を口頭で補足説明できるようにしておきましょう。
- 志望理由書
- 推薦状2通
また、面接では言動だけでなく、姿勢やマナーなどもチェックされています。その対策として、自分の面接の練習風景をスマホなどで撮影するのがおすすめです。
面接時の立ちふるまいを撮影することで、座っているときの姿勢や入退室のマナーなどが身についているのか確認できます。
国際学部の出願条件と募集要項のポイント
次に、明治学院大学国際学部の総合型選抜に出願する際に必要になる書類や条件、対策のポイントを解説します。国際学部で総合型選抜を実施している学科は次の通りです。
- 国際学科
- 国際キャリア学科
それぞれの詳細についてこれから解説します。
国際学科の募集要項の概要と出願条件
国際学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 国際学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約20名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.海外の教育課程に在学したことの証明書 4.志望理由書 |
二次選抜の内容 |
・小論文 ・英語 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
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国際学科の対策のポイント
出願時のポイント
国際学科の総合型選抜の特徴として、出願条件の豊富さが挙げられます。
海外の教育課程への在学経験や英語外部検定試験のスコア、社会活動やスポーツ・文化などの実績などの中から一つ満たしていれば出願可能です。
国際学科への出願を考えている人は、募集要項をよく確認し、出願条件を満たせているのかチェックしておきましょう。
二次選考について
二次選考の内容は面接、小論文、英語の3つです。
小論文と英語は過去問を確認しよう
二次選考の小論文や英語の対策としては過去問を解くのがおすすめです。テーマや出題の傾向を確認しておくことで、効率よく対策できます。
また、過去問を解いた上で力不足を感じた分野については市販の教材を購入した上で繰り返し解く事をおすすめします。過去問は以下からダウンロードできます。
明治学院大学 入試情報 過去問題ダウンロード
なお、出願時に英検準1級以上相当のスコアを提出している場合、英語試験が免除されます。
そのため、英検準一級以上相当のスコアを持っている人にはチャンスですし、本気で合格したいのでしたら今から取得を目指すのも有効です。
面接の対策は練習が一番
面接の対策は、高校の先生などに協力してもらい模擬面接をするのがおすすめです。
本番の面接ではどうしても緊張してしまうものですが、本番さながらの模擬面接を繰り返すことで緊張を和らげ、自信を持って本番に臨めるようになります。
国際キャリア学科の出願条件と募集要項のポイント
国際キャリア学科の総合型選抜は4月入学と9月入学に分かれています。
AO(B)制度 4月入学
実施学科 | 国際キャリア学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約10名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票
2.調査書 3.英語外部検定試験の証明書 4.以下の成績証明書を提出できる場合はいずれか一つ
5.志望動機書 |
二次選抜の内容 |
・論文 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
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AO(B)制度 9月入学
実施学科 | 国際キャリア学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約2名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票
2.調査書 3.英語外部検定試験の証明書 4.以下の成績証明書を提出できる場合はいずれか一つ
5.志望動機書 |
二次選抜の内容 |
・論文 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
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国際キャリア学科の対策のポイント
国際キャリア学科の総合型選抜は、高い英語力が要求されることが特徴です。
出願時のポイント
出願条件として英検準1級相当の英語外部検定試験のスコアを提出するか、国際バカロレアを修了している必要があります。
また、志望動機書も英語で書かなければなりません。その際は英語ができる第三者に添削してもらい、文法的な間違いがないかなど確認しておきましょう。
二次選考について
二次選考では論文と面接が課されます。
論文は英語と日本語で執筆する必要があるため、通常の論文対策に加え、英語の論文対策も必要です。
また、面接は英語で実施されるため、英語面接の対策が必要になります
この学科を受験している人は英語に自信がある人がほとんどでしょうが、面接の対策は必要です。
なぜなら、面接では英語の流暢さだけでなく、話す内容が論理的である必要があるからです。
それに、面接の場では言葉遣いも大切です。丁寧な言葉使いを心がける必要がありますし、誤ってスラングなどを使ってしまう事がないようにしましょう。
面接の形式はグループと個人なので、英語のグループ面接と個人面接の練習を英語の先生に協力してもらって実施する事をおすすめします。
心理学部の出願条件と募集要項のポイント
次に心理学部の総合型選抜の出願条件や出願書類、選考方法について解説します。心理学部で総合型選抜を実施している学科は次の2つです。
- 心理学科
- 教育発達学科
自分が志望する学科に合わせて、しっかりと目を通しておきましょう。
心理学科の出願条件と募集要項のポイント
心理学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 心理学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約5名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.高校時代の実績・能力・経験を証明できる書類 4.志望理由書 |
二次選抜の内容 |
・小論文 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
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心理学科の対策のポイント
出願時のポイント
心理学科の総合型選抜は、出願条件として評定平均が課されています。具体的に必要な評定平均は以下の通りです。
2. 出願時点の最新の調査書で英語・数学・国語 3 教科合計の評定平均値が 3.8 以上の者
評定平均値の算出方法は、「各教科の評定平均値を合算したあと、教科数(3)で除す」とする。
なお、算出した評点平均値の四捨五入はしない。
全体の評定平均と異なり、主要3科目でまんべんなく好成績を取る必要があるので注意してください。
そのほかの出願条件として、以下のうちどちらかを満たす必要があります。
3. (1) 高校時代に第三者にアピールできる優れた実績・能力・経験のある者
(例えば、課外活動・校外活動などでの優れた実績、海外における異文化体験、芸術文化活動での活躍など)
(2)コミュニケーション能力に優れた者
なお(1)の場合、その事実を客観的に証明できる書類を提出する必要があります。
二次選考のポイント
二次選考では、小論文と面接が課されます。
まず、小論文の対策としては演習問題を繰り返し解くことがおすすめです。
最低限の小論文の書き方とルールを押さえたうえで演習を繰り返すことで、全体の構成をまとめる能力や分かりやすい文章の書き方が身につきます。
面接の対策では、想定される質問にスムーズに回答する練習をするのがおすすめです。聞かれたことに対して説明をする際には、結論を先に述べることを心がける事が有効です。
また、面接の場では出願時に提出が求められる志望理由書の内容を見ながら質問をされる事が想定されます。
そのため、志望理由書の記載内容をきちんと頭に入れておくと共に、志望理由書の内容をより具体的にかつ端的に口頭で補足説明できるように準備しておきましょう。
教育発達学科の出願条件と募集要項のポイント
教育発達学科の募集要項の概要をまとめた表が次の通りです。
実施学科 | 教育発達学科 |
---|---|
出願期間 |
2023年9月25日(月)~9月29日(金) 消印有効 |
募集人数 | 約18名 |
試験日 | 2023年11月19日(日) |
合格発表日 | 2023年12月8日(金) |
主な出願書類 |
1.志願票 2.調査書 3.英語外部検定試験の証明書 4.自己アピール書 |
二次選抜の内容 |
・小論文 ・面接 |
特筆すべき出願内容 |
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教育発達学科の対策のポイント
出願時のポイント
教育発達学科の特徴として、出願に次の項目のいずれかを満たす必要がある点が挙げられます。
(1) 実用英語技能検定(英検) 2 級以上合格または、
受験級・合否を問わず CSE スコア総合点 1980 点以上
(2)TEAP(4 技能合計スコア) 225 点以上
(3) GTEC(4 技能合計スコア) 930 点以上
(2023 年 3 月 31 日までに受験した場合は 960 点以上)
(4)英語の評定平均値が 4.0 以上
(5)国語の評定平均値が 4.0 以上
(6) 数学・理科・地理歴史・公民の 4 教科のうち、2 教科の評定平均値がともに 4.0 以上
(7)全体の評定平均値が 3.8 以上
いずれか一つを満たしていれば問題ないので、そこまでハードルは高くありません。
また、出願には調査書等に加え、自己アピール書の提出が必要になります。
高校時代に取り組んだことをふまえ、志望理由をA4用紙2枚かA3用紙1枚にまとめて作成する事になります。
自己アピール書の作成には、自分の経験を棚卸しし、それを深掘りすることが重要です。
二次選考のポイント
二次選考では小論文と面接が課されます。
小論文については、過去問を確認し、出題されるテーマや文字数を確認しておきましょう。それを踏まえて、演習を繰り返すことが効果的です。
小論文の過去問は以下からダウンロード可能です。
また、面接に関しては高校や塾の先生に頼んで模擬面接を行うのがおすすめです。本番と同じ条件で模擬面接を繰り返せば、面接に慣れる事が出来ます。
模擬面接の際には、自己アピール書をはじめとした出願書類の記載内容と関連した質問をしてもらう事をおすすめします。
当日何も対策をせずに出願書類の記載内容の詳細を聞かれると何も答えられなくなる恐れがあるので、事前に練習をする意義は大きいです。
明治学院大学の総合型選抜に合格しやすい人の特徴
明治学院大学の総合型選抜に合格しやすい人の特徴は次の通りです。
- 志望学部・学科のアドミッションポリシーと合致していること
- 英語力があること
- 文章力や思考力に自信がある人
- 他者に貢献する活動を行ったことがある人
それぞれについて簡単に解説します。
志望学部・学科のアドミッションポリシーと合致していること
出願を志望する明治学院大学の学部・学科が定めるアドミッションポリシーと合致しているかどうかが重要です。
アドミッションポリシーには、明治学院大学の各学部・学科がどういった人材を欲しているのかが盛り込まれています。
当然、面接の場でも志望学部・学科が掲げるアドミッションポリシーに即した人物であるかは確認されます。
そのため、志望する学部・学科のアドミッションポリシーに合致している人は合格しやすいです。
そこで、まずはあなたが志望する学部・学科のアドミッションポリシーをチェックした上でマッチを度を確認しましょう。その上で、アドミッションポリシーに即した人物である事が伝わる実績やエピソードを積み重ねる事が重要です。
文章力や思考力に自信がある人
まず、文章力や思考力に自信があると、明治学院大学の総合型選抜に合格しやすいです。
明治学院大学の総合型選抜では、多くの学部学科の二次選考で小論文が課されます。
小論文には、自分の意見を論理的かつ分かりやすく説明する能力が必要です。
そのため、分かりやすい文章を書ける文章力と、論理的な思考力が身についていると非常に有利になります。
英語力があること
総合型選抜を実施している明治学院大学の学部・学科の中には英語力がないと合格が難しい所が複数あります。
というのも、出願時の必須要件の中に英語の外部資格試験のスコアが定めてあったり、二次選考で英語が課されたりするためです。
例えば、文学部の英文学科のAO(A)制度では出願に英検準1級相当の英語力が必要です。それに、法学部のグローバル法学科では二次選考で小論文と面接に加えて英語が課されます。
加えて、どの学部・学科も出願時に調査書を提出させる都合上、英検の級の有無や英語の外部資格試験のスコアは確認していると考えられます。
そのため、英語力が高く、高い英語力を証明できる人は合否判定において有利になると考えられます。
他者に貢献する活動を行ったことがある人
また、他社に貢献する活動を行ったことがある人も合格の可能性が高いです。これは明治学院大学の教育理念の一つに「Do for Others(他者への貢献)」というものがあるためです。
参照元:明治学院大学の人材養成上の目的・教育目標
そのため、ボランティア活動などの経験があると、二次選考の面接で自己アピールがしやすいメリットがあります。
例えば、社会学部の社会福祉学科や法学部の政治学科では、出願に社会貢献の実績が必要ですが、ボランティア活動をすればその条件を満たせます。
併願受験先としておすすめの大学
明治学院大学の総合型選抜を受ける予定の人におすすめの、合格時に辞退が可能な併願受験校を今回ご紹介します。
学校名をご紹介する前の大前提になりますが、明治学院大学の総合型選抜は専願です。
合格時には入学する必要があるので、他の大学も受けるのでしたら合格時の辞退が認められる大学に申し込む事が望ましいので、併願受験が可能な大学ばかり取り上げました。
<同レベルの大学>
- 武蔵野大学の総合型選抜
- 武蔵大学の総合型選抜
⇒この大学の特集ページはこちら
<チャレンジ大学>
- 中央大学の総合型選抜
<浪人を防ぐための滑り止め大学>
- 帝京大学の総合型選抜
- 國學院大学の総合型選抜
どの大学も東京都内にある上に、総合型選抜を実施しています。明治学院大学の総合型選抜1本で受験に臨むのが不安でしたら、合格時の辞退も可能ですので出願を検討しましょう。
参考までにですが、当スクールの過去の生徒の中には明治学院大学の総合型選抜は不合格だったものの、中央大学に合格をした生徒もいます。そのため、中央大学の総合型選抜も狙い目です。
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の受験者がよく抱く疑問
ここでは、明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)にあたる自己推薦AOの受験者が抱きがちな疑問や質問に回答します。
それぞれについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしておいてください。
明治学院大学は公募推薦で受験できるの?
明治学院大学では、公募推薦を実施していないため、公募推薦での受験はできません。そのほかの受験方式を検討する必要があります。
明治学院大学の主な受験方式は次の通りです。
- 自己推薦AO
- 一般入学試験
- 大学入学共通テスト利用入学試験
上記の中から、自分に合った受験方式を選びましょう。
過去問はどこで手に入るの?
明治学院大学の総合型選抜の過去問は、公式サイトからダウンロードできます。
ダウンロードできる過去問は2021〜2023年度のものなので、3年分の過去問対策が可能です。過去問を解くことで問題の傾向や大学側が求める人物像の理解に役立つので、本番前に忘れずに解くようにしましょう。
なお、ダウンロードするには公式サイトに名前とメールアドレスを入力する必要があります。
総合型選抜(旧AO入試)は難しいの?
明治学院大学の総合型選抜は倍率の面から見ると、難易度は低めと言えます。
一部の学科を除き倍率は低く、倍率1倍台の学科も少なくありません。そのため、学部学科を選べばそこまで難易度は高くないと言えます。
ただし、総合型選抜では、出願に1000字程度の志望理由書や1000~2000字の自己推薦文などが必要です。また、二次選考では小論文が課されます。
そのため、長文を書く文章力や自分の考えを論理的にまとめて、分かりやすく説明する能力が必要です。倍率だけ見て安易に難易度が低いと判断するのは避けるようにしましょう。
総合型選抜(旧AO入試)に落ちたらどうすれば良いの?
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)に落ちた場合、一般選抜に切り替える必要があります。
総合型選抜に落ちた後も、一般選抜に出願することは可能です。一般入学試験や大学入学共通テスト利用入学試験の中から、自分が合格を狙える方式で出願しましょう。
また、上記の両方の方式に出願することも可能です。
浪人生でも受験できるの?
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)は、浪人生でも受験可能です。総合型選抜の募集要項にも以下のように記されています。
(1) 文部科学省の定める大学入学資格のいずれかを有する者、または 2024 年 3 月 31 日(9 月入学の場合は 2024年 8 月 31 日)までに有する見込みの者
高校卒業見込みの人はもちろん、大学入学資格を持っていれば出願可能です。ただし、評定平均や英語外部検定試験のスコアといったそのほかの出願条件は満たす必要があるため注意してください。
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)に関するまとめ
最後に、今回ご紹介した明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)のポイントをまとめました。
明治学院大学の総合型選抜のポイント
- 明治学院大学の総合型選抜は自己推薦AOという名前で実施されている
- 明治学院大学で総合型選抜を実施しているのは全6学部
- 学科によって2つの受験方式を実施している場合がある
- 出願は自分に合った方式を選ぶことが重要
- 明治学院大学は専願なため合格したら入学を確約しなければならない
- 倍率の面では法学部と国際学部がおすすめ
- 明治学院大学の公式サイトから過去問をダウンロードできる
ぜひ今回の内容を参考にして、明治学院大学の総合型選抜の受験対策を行ってください。
最後になりますが、ここまでの内容を読んでいく中で、「一人で明治学院大学の総合型選抜の対策をするのは難しそう」と感じましたらホワイトアカデミー高等部の無料相談会を一度ご利用ください。
ホワイトアカデミー高等部の無料相談会では、明治学院大学の総合型選抜の攻略方法に加えて現時点での合格見込みまで講師がお話しします。無料相談会は以下のページから申し込めますので是非ご利用下さい。
*今回の記事を作成するために使用致しました主な資料は以下の通りです。ぜひ当ページの情報と併せてご確認ください。
明治学院大学 2024年度 自己推薦AO入学試験
明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項
明治学院大学 自己推薦AO入学試験データ