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この記事では、国際色豊かな学習環境が魅力の立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)について解説します。
APUの総合型選抜(旧AO入試)は受験のチャンスが最大8回とかなり多く、さまざまな選考方法・学部を選んで挑戦できるのが特徴です。
この記事では主に以下の内容について詳しく解説しています。
- 立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)の特徴
- 2023年度(昨年度)の合格倍率
- 立命館アジア太平洋大学(APU)の受験生が共通して対策すべき項目
- 選考方法ごとの募集要項や出願条件
- 選考方法ごとの対策方法
- 立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜受験生がよく抱く疑問への回答
立命館アジア太平洋大学(APU)の合格を目指す方にぴったりの内容となっているので、何か一つでも気になる項目があればぜひご一読ください。
目次
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)とは?
まずは、立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)の特徴や実施学部などについて解説していきます。
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)の特徴
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)では、3つの選考方法を実施しています。
選考方法 | 概要 |
---|---|
総合評価方式・探究型~ロジカル・フラワー・チャート型~ | 探究力のある学生を求める。自分なりの問いと答えを立てる独自の筆記試験と書類審査、面接(口頭試問含む)で合否判定。 |
総合評価方式・論述型 | 読解力と論理的思考力、文章構成力のある学生を求める。小論文と書類審査、面接で合否判定。 |
活動アピール方式 | 課外活動の実績や海外留学経験、語学力、探究力、各種資格などを持つ学生を求める。書類審査と面接で合否判定。 |
探究型は2回、論述型と活動アピール方式はそれぞれ3回試験があり、異なる募集区分なら何回でも併願(最大8回)できるのが特徴です。他大学との併願もできます。
総合型選抜(旧AO入試)を実施している学部
立命館アジア太平洋大学(APU)では、設置する3学部すべてで総合型選抜(旧AO入試)を実施しています。
各選考の募集人数は以下の通りです。
学部 | 総合評価方式・探究型 / 論述型 | 活動アピール方式 |
---|---|---|
アジア太平洋学部(APS) | 25名 | 45名 |
国際経営学部(APM) | 25名 | 45名 |
サステイナビリティ観光学部(ST) | 25名 | 45名 |
参照元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験
各学部の2023年度の入試結果と合格倍率
立命館アジア太平洋大学(APU)の2023年度総合型選抜(旧AO入試)の入試結果をまとめました。
学部 | 入試方式 | 志望者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|---|
アジア太平洋学部 | 世界を変える人材育成入試 | 27 | 10 | 2.7 |
総合評価入試 | 120 | 60 | 2.0 | |
活動実績アピール入試 | 222 | 149 | 1.5 | |
国際経営学部 | 世界を変える人材育成入試 | 27 | 6 | 4.5 |
総合評価入試 | 65 | 31 | 2.1 | |
活動実績アピール入試 | 122 | 83 | 1.5 | |
サステイナビリティ観光学部 | 世界を変える人材育成入試 | 11 | 3 | 3.7 |
総合評価入試 | 42 | 19 | 2.2 | |
活動実績アピール入試 | 90 | 66 | 1.4 |
参照元:2023年4月入学 総合型選抜入試結果データ
※2024年度総合型選抜(旧AO入試)では、世界を変える人材育成入試は総合評価方式・探究型~ロジカル・フラワー・チャート型~、総合評価入試は総合評価方式・論述型、活動実績アピール入試は活動アピール方式に名称変更しています。
選考方法ごとに倍率に差がありますが、学部ごとの倍率差はあまりありません。
全体的に見ると、世界を変える人材育成入試の倍率が比較的高い傾向がみられます。
活動実績アピール入試は3学部とも1.5倍程度のため、出願資格を満たしていれば狙い目です。
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)の入試日程・合格発表日
2024年度の総合型選抜(旧AO入試)のスケジュールはこのようになっています。
入試方式 | 実施回 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表日 |
---|---|---|---|---|
総合評価方式 (探求型) |
第1回 | 2023年9月1日(金)〜9月14日(木) | 一次選考:10月1日(日) 二次選考:10月21日(土)または22日(日) |
一次選考:10月13日(金) 二次選考:11月1日(水) |
第2回 | 2023年11月21日(火)〜12月4日(月) | 一次選考:12月17日(日) 二次選考:2024年1月20日(土)または1月21日(日) |
一次選考:2024年1月12日(金) 二次選考:2024年1月30日(火) |
|
総合評価方式 (論述型) |
第1回 | 2023年9月1日(金)~9月14日(木) | 一次選考:9月30日(土) 二次選考:10月21日(土)または10月22日(日) |
一次選考:10月13日(金) 二次選考:11月1日(水) |
第2回 | 2023年11月21日(火)~12月4日(月) | 一次選考:12月16日(土) 二次選考:2024年1月20日(土)または1月21日(日) |
一次選考:2024年1月12日(金) 二次選考:2024年1月30日(火) |
|
第3回 | 2024年2月5日(月)~2月20日(火) | 2024年3月8日(金) ※一次・二次選考を同日に実施 |
2024年3月17日(日) | |
活動アピール方式 | 第1回 | 2023年9月1日(金)~9月14日(木) | 一次選考:書類選考 二次選考:10月14日(土)または10月15日(日) |
一次選考:10月6日(金) 二次選考:11月1日(水) |
第2回 | 2023年10月20日(金)~11月2日(木) | 一次選考:書類選考 二次選考:12月2日(土)または12月3日(日) |
一次選考:11月24日(金) 二次選考:12月12日(火) |
|
第3回 | 2023年12月1日(金)~12月14日(木) | 一次選考:書類選考 二次選考:2024年1月20日(土)または1月21日(日) |
一次選考:2024年1月12日(金) 二次選考:2024年1月30日(火) |
参照元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜を受ける人に必須の対策項目
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)は、選考方法ごとに試験内容が異なるため、それぞれに対応した試験対策が重要です。
そこでまずは、立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)を受験しようと思っている方に向けて、必ず対策しておくべきポイントをまとめました。
どの選考方法するかまだ迷っている方も、こちらで解説しているポイントを参考にして入試対策を始めてみてください。
評定平均を少しでも上げておく
1つ目は、評定平均を少しでも高くしておくことです。
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)では、出願条件として評定平均は定められていませんが、出願書類に調査書が含まれています。
どの選考方法でも一次選考で書類審査が行われるため、調査書の審査で必ず見られる評定平均は高ければ高いほど有利です。
最低でも2級、可能であれば準1級の英検の取得
.
2つ目は、最低でも英検2級、可能なら準1級レベルの英語資格を取得することです。
立命館アジア太平洋大学(APU)は、キャンパスの公用語は日本語と英語で、生徒・教員の約半数が外国人(参照元)という国内屈指のグローバルな環境となっています。そのため、日常会話はもちろん、大学の講義も理解できるレベルの英語力が必要不可欠です。
例として、活動アピール方式で出願条件の一つとなっている英語資格のレベルを確認してみましょう。
TOEFL iBT® | 42 |
---|---|
IELTS | 4.0 |
TOEIC®(L&R/S&W) | 1150 |
実用英語技能検定 | 1980 |
TEAP | 225 |
TEAP CBT | 420 |
GTEC | 960 |
ケンブリッジ英検 | 140 |
PTE Academic | 38 |
参照元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験
英検のスコア1980は2級の合格点である以上、英検2級が出願条件の最低ラインであることがわかります。
1980以上の英検スコアがあれば出願自体は出来るとはいえ、できる事ならば準1級レベルのスコアを持っておきたいところです。さらに言えば、1級レベルのスコアまで取得していれば合否判定において大きく有利になります。
総合評価方式では英語力に関する出願条件はありませんが、APUの特色を踏まえると英検2級は取得しておいた方がいいでしょう。
志望理由書を作り込む
3つ目は、出願書類である志望理由書を作り込むことです。
志望理由書は、総合型選抜(旧AO入試)のどの選考方法でも作成する必要があります。内容と字数は以下の通りです。
本学のアドミッション・ポリシーとAPU2030ビジョンを読んだうえで、志望理由と入学後の学習プランについて、述べてください。
(800字以上1,000字以内)
引用元:書式A 志望理由書
文字数は800〜1,000字と多めで、志望理由だけでなく入学後の学習プランも含めて書かなければなりません。
1,000字という字数から考えても、文章の構成からしっかり練り上げる必要があるでしょう。
なお、志望理由書では以下の点が審査されます。
●志望学部への興味・関心
●入学後の学修等に対する意欲・熱意、記述の論理性や説得力
引用元:入学試験ガイド 2024年4月入学・9月入学
これを踏まえて、論理的かつ志望学部への興味関心・意欲が伝わる文章を作成しましょう。
ちなみに、活動アピール方式の英語基準で出願する場合は、英語で400〜500wordsで作成します。
大学・学部に評価される活動実績を作る
4つ目は、大学・学部のアドミッション・ポリシーと関連する活動実績を作ることです。
総合型選抜(旧AO入試)は、大学や学部が求める学生像に合った受験生が合格します。
そのため、大学や学部が求める学生像が書かれたアドミッション・ポリシーを読み込み、自分がそれに合致する学生だと大学にアピールすることが合格のカギとなります。
例えば、大学のアドミッション・ポリシーには以下のようなことが書かれています。
3) 主体性・多様性・協働性
● 目標に向かう行動力、やり抜く力
● 他者との相互理解に基づき他者を巻き込みつつ、他者に貢献する態度
● 多文化教育環境を十分に活用し「多文化協働学修」に参画する意欲
引用元:入学試験ガイド 2024年4月入学・9月入学
こうした力があることをアピールするには、「部活動で目標の県大会ベスト4を達成した」「ボランティア活動で様々な国籍の人々と交流した」「自分で企画したイベントを成功させた」など、大学が求める学生像に関連した具体的な活動実績を作ることが有効です。
特に活動アピール方式での出願を考えているなら、自分から積極的に活動実績を作ってアピール材料を増やしましょう。
面接の練習を徹底的に行う
5つ目は、二次選考の面接練習に力を入れることです。
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)では、すべての選考方法で個人面接があります。
各選考方法における面接の内容と評価のポイントは以下の通りです。
選考方法 | 面接内容 | 面接の評価ポイント |
---|---|---|
総合評価方式 (探究型~ロジカル・フラワー・チャート型~) |
|
|
総合評価方式・論述型 |
|
|
活動アピール方式 |
|
参照元:入学試験ガイド 2024年4月入学・9月入学
引用元:2024年度4月入学/総合型選抜要項 総合評価方式・探求型~ロジカル・フラワー・チャート型〜
2024年度4月入学/総合型選抜要項 総合評価方式・論述型
2024年度4月入学/総合型選抜要項 活動アピール方式
これを見ると、総合型選抜(旧AO入試)の二次選考はすべて個人面接で、APUの教育環境の理解度や成長のための明確なビジョンが問われることがわかります。加えて面接の形式がオンライン面接である事も押さえておきましょう。
面接の対策について
効果的な面接の対策方法としては、学校や塾の先生に模擬面接をしてもらう事があります。特に本番日がオンライン形式で行われる以上、オンライン形式での模擬面接を行ってもらう事が一番です。
オンライン面接の練習に取り組む事で以下を行えるようになれば合格が近づきます。
- 活動実績をきちんと伝えられるようになる。
- 出願書類に記載した内容と関連した質問に答えられるようになる。
- オンライン面接の場で面接官と自然に目を合わせられるようになる。
- オンライン面接の際に映る事になる背景を自然なものにしておく。
さらに余裕があれば、出願書類に基づいた主な質問と回答を事前に用意して覚えておくと合格により近づきます。
オープンキャンパスに行っておく
総合型選抜で立命館アジア太平洋大学の合格を勝ち取る際にオープンキャンパスに足を運んでおく事も重要です。
なぜなら、オープンキャンパスに参加をすると立命館アジア太平洋大学の雰囲気により詳しくなれるので、志望理由に厚みを持たせられるためです。
加えて面接の場で「オープンキャンパスに参加をしましたか?」という質問を投げかけられる可能性もある以上、できる事ならば足を運んでおきたいです。
キャンパスは大分である以上、オープンキャンパスに参加するのは大変かもしれませんが、足を運ぶ価値は十分にある事は知っておきましょう。
総合評価方式は筆記試験の対策が重要
7つ目は、総合評価方式を受験するなら一次選考の筆記試験対策に力を入れることです。
総合評価方式の探究型と論述型は、それぞれ一次選考で筆記試験が課されます。
選考方法 | 筆記試験の内容 | 主な評価ポイント |
---|---|---|
総合評価方式・探究型 |
|
|
総合評価方式・論述型 |
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引用元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験
2024年度4月入学/総合型選抜要項 総合評価方式・探求型~ロジカル・フラワー・チャート型〜
2024年度4月入学/総合型選抜要項 総合評価方式・論述型
探究型はロジカル・フラワー・チャートを用いた独自の試験、論述型は課題文を読んで取り組む小論文試験です。
論述型の小論文は一般的な小論文試験と変わりませんが、探究型はAPU独自の試験のため、丁寧に対策する必要があります。
探究型を受験する場合は、大学が公開している解答のポイントや出題例をしっかり読み込んで対策しておきましょう。
▶︎【総合型選抜】総合評価方式・探究型~ロジカル・フラワー・チャート型~のポイント
総合評価方式の出願条件と募集要項のポイント
ここからは、APUの総合型選抜(旧AO入試)の選考方法ごとに出願条件や募集要項のポイントを解説していきます。
【探求型~ロジカル・フラワー・チャート型〜】募集要項の概要と出願条件
出願期間 | 第1回 2023年9月1日(金)〜9月14日(木) 第2回 |
---|---|
試験日 | 第1回 一次選考 :10月1日(日) 二次選考 :10月21日(土)または22日(日) 第2回 |
合格発表日 | 第1回 一次選考 :10月13日(金) 二次選考 :11月1日(水) 第2回 |
出願時の主な提出書類 (一次選考) |
|
選考内容 | 一次選考
二次選考 |
募集人数 | 各学部25名(探究型・論述型合わせて) |
出願時必要最低評定平均 | なし |
倍率(2023年度) |
アジア太平洋学部: 2.7倍 国際経営学部: 4.5倍 サステイナビリティ観光学部: 3.7倍 ※世界を変える人材育成入試の入試結果を参照 |
特筆すべき出願内容 (一部抜粋) |
|
参照元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験、2024年度4月入学/総合型選抜要項 総合評価方式・探求型~ロジカル・フラワー・チャート型〜
【論述型】募集要項の概要と出願条件
出願期間 | 第1回 2023年9月1日(金)~9月14日(木) 第2回 第3回 |
---|---|
試験日 | 第1回 一次選考 :9月30日(土) 二次選考 :10月21日(土)または 10月22日(日) 第2回 第3回 |
合格発表日 | 第1回 一次選考 :10月13日(金) 二次選考 :11月1日(水) 第2回 第3回 |
出願時の主な提出書類 (一次選考) |
|
選考内容 | 一次選考
|
募集人数 | 各学部25名(探究型・論述型合わせて) |
出願時必要最低評定平均 | なし |
倍率(2023年度) |
アジア太平洋学部: 2.0倍 国際経営学部: 2.1倍 サステイナビリティ観光学部: 2.2倍 ※総合評価入試の入試結果を参照 |
特筆すべき出願内容 (一部抜粋) |
|
参照元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験、2024年度4月入学/総合型選抜要項 総合評価方式・論述型
総合評価方式(探究型・論述型)の対策のポイント
総合評価方式・探求型~ロジカル・フラワー・チャート型〜と論述型で、特に対策すべきポイントはこの3つです。
- 志望理由書を作り込む
- 面接練習に力を入れる
- 一次選考の筆記試験対策を万全にする
それぞれの詳しい対策内容は、こちらを参考にしてください。
対策項目 | 対策の記載項目 |
---|---|
志望理由書を作り込む | 対策内容はこちら |
面接練習に力を入れる | 対策内容はこちら |
一次選考の筆記試験対策を万全にする | 対策内容はこちら |
活動アピール方式の出願条件と募集要項のポイント
次に、活動アピール方式の募集要項の概要や対策すべきポイントについて解説します。
【活動アピール方式】募集要項の概要と出願条件
出願期間 |
第1回 2023年9月1日(金)~9月14日(木) 第2回 第3回 |
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試験日 |
第1回 一次選考:書類選考 二次選考:10月14日(土)または 10月15日(日) 第2回 第3回 |
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合格発表日 |
第1回 一次選考:10月6日(金) 二次選考:11月1日(水) 第2回 第3回 |
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出願時の主な提出書類 (一次選考) |
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二次選考 |
個人面接/オンライン(約20分) ※英語基準で出願する場合は英語で実施 |
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募集人数 | 各学部45名(3回合わせて) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出願時必要最低評定平均 | なし | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
倍率(2023年度) |
アジア太平洋学部: 1.5倍 国際経営学部: 1.5倍 サステイナビリティ観光学部: 1.4倍 ※活動実績アピール入試を参照 |
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特筆すべき出願内容 (一部抜粋) |
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参照元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験、2024年度4月入学/総合型選抜要項 活動アピール方式
活動アピール方式の対策のポイント
活動アピール方式で合格するために対策しておくべき点は、この5つです。
- 英検2級、可能なら準1級を取得する
- 大学・学部に評価される活動実績を作る
- 志望理由書を作り込む
- エッセイを作り込む
- 面接練習に力を入れる
それぞれの詳しい対策内容は、こちらを参考にしてください。
対策項目 | 対策の記載項目 |
---|---|
英検2級、可能なら準1級を取得する | 対策内容はこちら |
大学・学部に評価される活動実績を作る | 対策内容はこちら |
志望理由書を作り込む | 対策内容はこちら |
面接練習に力を入れる | 対策内容はこちら |
また、活動アピール方式独自の項目については、ここから詳しく解説していきます。
出願資格を満たしているか確認する
活動アピール方式に出願するには、中学卒業以降にAPUが定める7つの分野のうちいずれかの活動実績を作る必要があります。
- 海外留学等の国際経験
- 語学
- 探究
- 学業
- 文化・芸術、スポーツ
- 生徒会、ボランティア、自主活動等
- 各種資格等
出願はいずれか1つの活動実績があれば可能ですが、最大3つまで評価の対象となります。
活動実績がたくさんあればそれだけ有利です。
なお、それぞれの活動実績は活動報告書で本人の活動であることを証明する必要があります。
証明書や新聞の切り抜きなど、客観的に活動を証明できるものを用意しましょう。
エッセイを作り込んでおく
活動アピール方式では、出願書類にエッセイが含まれています。
内容は以下の通りです。
▶︎高校時代の学修や課外活動等を通じて、あなたにとって大切な経験となった出来事について述べてください。成果を挙げられたことはもちろん、困難な状況に直面し、さらにはそれに対処したことを振り返り、あなた自身の成長や変化について分析してください。言及する活動は、1つでも、複数でもかまいません。
▶︎日本語で800字以上1,000字以内で作成してください。入力フォーム(書式C)は縦置き・横書きです。用紙の上段に氏名を、下段右にはページ番号を記入してください。
▶︎入力フォーム(書式C -1/2)には約1,500字まで入力できますが、改行やスペースの使い方によっては1,000字に満たない内容でも全てを入力できなくなることがあります。その場合は、残りの内容を2ページ目(書式C -2/2)に入力してください。
引用元:エッセイ(書式C)記入上の注意【日本語基準】
提出した活動実績を通じてどのような成長・変化があったかを述べるエッセイとなっています。
文字数も最大1,000字と多いので、最初に書く内容や構成を練っておくと書きやすいでしょう。
ただ自分がどう成長・変化したかを述べるのではなく、大学・学部のアドミッション・ポリシーや入学試験要項にある「本入学試験の目的」に沿った内容にすると高評価が期待できます。
英語基準で出願する場合は、書式D【Explanation for Essay】を参考にしてください。
英語基準の出願者は英語資格の提出が必要
活動アピール方式は、日本語基準だけでなく英語基準でも出願できます。
英語基準で出願する場合は以下の出願条件を満たしている必要があるので、出願の際には必ずチェックしてください。
(4)【英語基準出願者のみ】英語能力に関して、次の①~③のいずれかに該当する者。
① 英語能力に関して、次の基準を満たす者。
TOEFL iBT® 75 IELTS(Academic Module) 6.0 TOEIC® (L&R/S&W) 1600 実用英語技能検定 2304 TEAP 318 TEAP CBT 630 GTEC 1215 ケンブリッジ英検 169 PTE Academic 50
② 国際バカロレア(IB)のディプロマを英語で取得もしくは取得見込みの者。
③ 日本の中学校と高等学校の課程に相当する期間に受けた教育の原則全科目(言語教育科目を除く)を英語で受講した者や英語を母語とする者など十分な英語力を有していると本学が認めた者。
引用元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験
なお、各資格・試験は「証明書に記載された受験日が2021年10月1日以降のもの」が有効となります。
出願時に英語能力認定書も提出するので、忘れないよう注意しましょう。
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)の受験者がよく抱く疑問
最後に、立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)を受験する方からよく寄せられる質問について回答していきます。
他大学や他学部との併願は可能?
立命館アジア大平洋大学(APU)では、他学部や他大学、他の選考方式との併願が可能です。
参考までに、併願できる例として挙げられているものをいくつか紹介します。
- 同じ選考方法の1回と2回を併願
- 総合評価方式・探究型と論述型、活動アピール方式の1回を併願
- 総合型選抜(旧AO入試)と国際バカロレア(IB)、帰国生徒(海外就学経験者)入試との併願
- 総合型選抜(旧AO入試)と一般選抜の併願
- 他大学との併願
このように、立命館アジア太平洋大学(APU)の入試は併願の制限がほぼなく、受験形式の自由度が高いのが特徴です。
ただし、総合型選抜(旧AO入試)では1つの募集区分(例:総合評価方式・探究型の1回)で複数の学部を併願することができません。
1つの募集区分につき出願できるのは1学部のみという点はしっかり把握しておきましょう。
狙い目の学部・選考方式はある?
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)で狙い目なのは、活動アピール方式です。
なかでもサステイナビリティ観光学部は偏差値が他の学部より低く、2023年度の倍率も1.4倍で入りやすくなっています。
他の2学部も1.5倍で比較的合格しやすいです。
また、小論文が得意なら、総合評価方式・論述型でアジア太平洋学部を狙ってみるのもおすすめです。
倍率は2.0倍ですが、合格者数が60名と多いので十分合格のチャンスがあります。
過去問の情報はどこで入手できる?
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)の過去問は、公式サイトで公開されています。
ただし、総合型選抜(旧AO入試)の過去問は数年分の一部試験しかないため、最新の過去問を入手したい場合は総合型選抜(旧AO入試)の専門塾などを利用するのがおすすめです。
浪人生でも試験を受けられる?
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)は、浪人生でも受験できます。
(1)出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えた者
(2)以下のいずれかに該当する者。なお、卒業・修了・合格の「見込み」で出願し、入学試験に合格した者が、2024 年 3 月 31 日までに卒業・修了・合格しなかった場合は入学を許可しません。
① 高等学校(中等教育学校を含む。以下同じ。)を卒業した者、または 2024 年 3 月 31 日までに卒業見込みの者
② 特別支援学校の高等部、および高等専門学校の 3 年次を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者
③ 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEA レベルを保有する者、または 2024 年 3 月 31 日までに取得見込みの者
④ 国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI、NEASC)の認定を受けた教育施設の 12 年の課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者
⑤ 上記のほか、学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または 2024 年 3 月 31 日までにこれに該当する見込みの者
引用元:立命館アジア太平洋大学 入学試験要項 2024年4月・9月入学 国内学生入学試験
ただし、活動アピール方式を受験する場合は、学校での課外活動実績やそれを証明する資料が必要となることがあるので、出願条件をしっかり確認するようにしてください。
総合型選抜以外の受験方法は?
立命館アジア太平洋大学(APU)では、総合型選抜(旧AO入試)の他に3つの入試方式を実施しています。
入試方式 | 概要 |
---|---|
帰国生徒(海外就学経験者)選抜/国際バカロレア(IB)選抜 | 海外での2年以上の就学経験がある生徒や国際バカロレア(IB)のディプロマ取得者が対象。書類審査と面接で合否判定。 |
学校推薦型選抜 | 指定校推薦。大学から指定された高校の生徒のみが出願可能。(公募推薦は無し) |
一般選抜 |
以下の7方式から選択して出願する。
|
参照元:立命館アジア太平洋大学 入試方式
総合型選抜(旧AO入試)を受験した方でも帰国生徒 / 国際バカロレア選抜や一般選抜を受験できるので、万が一総合型選抜(旧AO入試)が不合格でも諦めずに挑戦しましょう。
また、総合型選抜(旧AO入試)の総合評価方式・論述型と活動アピール方式では秋期(9月)入学の試験も実施しています。
海外滞在中で4月入学が難しい方にはこちらもおすすめです。
APUの総合型選抜(旧AO入試)に関する総括
今回は、立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)の概要や各学部・選考方法の出願条件、対策すべきポイントなどについて解説してきました。
最後にこの記事で特におさえてほしいポイントをまとめます。
特におさえておくべきポイント
- 立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(旧AO入試)は3つの選考方法がある
- 総合評価方式は書類審査と筆記試験、面接を実施
- 探究型は独自の試験対策、論述型は小論文対策が必須
- 活動アピール方式は活動実績や志望理由書、エッセイなどの書類審査と面接を実施
- 活動実績づくりや資格取得、出願書類の作り込みが重要
- 異なる募集区分なら同一学部・他学部の併願可能
- 他大学との併願や他の選抜方法との併願も可能
立命館アジア太平洋大学(APU)は24時間365日英語を学べる環境(参照元)が整っており、将来英語を活かした仕事や国際的な仕事に就きたい方に最適な大学です。
総合型選抜は最大8回の受験チャンスがあり、併願の制限もないので、立命館アジア太平洋大学(APU)が第一志望ならぜひ積極的に挑戦してみてください!
最後になりますが、当スクールホワイトアカデミー高等部では立命館アジア太平洋大学の総合型選抜に特化した対策授業も実施可能です。体験授業も実施していますので、少しでもご興味があればぜひ以下の公式サイトから無料相談会にお申し込み下さいませ。
参考ページ
・立命館アジア太平洋大学(APU) 公式サイト
・受験生サイト APUmate
・2024年4月入学 / 総合型選抜要項