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2021.10.07 学習塾

小論文対策塾のサポート内容と失敗しない選び方

小論文対策塾のサポート内容と失敗しない選び方

「大学受験で小論文があるのに、どうしても小論文が上達しない」とお悩みの受験生は少なくありません。それに小論文は独学だと上達しづらいため、専門の塾でプロの先生から指導を受ける事を考える事もあるかもしれません。

そこで今回は、小論文対策塾の基本的な指導内容や失敗しない塾選びのポイントなどについてご紹介します。最後まで目を通せば塾選びをする上で必ず確認するべき点がわかりますので、ぜひお付き合いください。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

小論文対策塾とは?

そもそも小論文対策塾とは?
小論文対策塾とはその名の通り、小論文対策に力を入れている塾のことです。

具体的な対策内容は小論文を書く練習をし、書いた文章を小論文対策のプロの先生に添削指導してもらいます。何度も練習・添削を繰り返せば自ずと小論文の実力は上がります。

また、良い小論文を書くためには、志望大学・志望学部の出題傾向を知ることが大切です。志望大学・志望学部の出題傾向を自分一人で調査するのは簡単ではありませんが、塾に通えば色々な情報が手に入ります。

というのも小論文対策塾は一般的な塾よりも小論文の情報を多く持っているため、各大学・各学部の小論文の傾向に詳しいためです。そのため、志望大学・志望学部の合格に繋がる小論文対策を効率的に行う事も出来るのです。

代表的なサービス内容

代表的なサービス内容
次に小論文対策塾の代表的なサービスをご紹介します。

授業

良い小論文を書くためには、小論文の基本を押さえることが大切です。小論文の基本ルールは高校で学ぶ機会はありませんが、小論文対策塾でしっかりと教えてもらえます。

実際の小論文の試験では小論文のルールに沿わずに書いてしまうと減点の対象になります。そのため、小論文の基本をきちんと学べる環境に通う事は非常に大きなメリットがあります。

練習

練習
小論文を書く上でのルールや文章の構成の組み方などを学んだ後は実際に小論文を書いていきます。個別指導の場合は、生徒の志望大学・学部の出題傾向に合わせてテーマや文字数を設定してくれることが多いです。

最初の頃は、思うように書けないという壁にぶつかる方は少なくありません。

しかし、演習を繰り返していくうちに書くスピードは上がり、文章力も高くなります。途中で挫折しそうになっても継続的に練習を続ければ実力が上がるので諦めないことが大切です。

添削

小論文の対策で最も重要なことは、書いた文章を添削してもらうことです。当然、塾に通えば小論文の添削を受ける事が出来ます。

毎回の宿題や授業中に書いた小論文を添削してもらえば現在の自分の実力アップに必要な課題が良く分かります。

客観的に指摘を受けることで自分の視野も広がり、「この文章は試験官にどのように伝わるのか」を冷静に考えられるようになります

また、一度指摘されたことは二度指摘されないように心得るだけで小論文の実力は上がります。

志望大学の過去問の演習

志望大学・志望学部の過去問演習
小論文の対策塾では講師が設定したテーマだけでなく、志望大学の過去問を使った演習も授業で行う事があります。過去問を使った演習をすることによって志望大学・志望学部に沿った出題テーマや出題パターンに慣れる事が出来ます

そもそも通う必要はあるのか?

塾に通う必要性
「小論文の指導を受けるために、わざわざ塾に通う必要はあるの?」と思う方もいるかもしれません。そこでここからは小論文対策塾に通ったほうが良い理由についてご紹介していきます。

基本的には塾に行った方が良い

小論文の対策は独学でも不可能ではありませんが、基本的には小論文対策塾に通うことをおすすめします。

なぜなら、自分で書いた文章を自分で添削して改善していくには限界があるからです。

それに多くの高校では小論文の書き方を教えることに特化した授業がないため、小論文の基本的なルールを学ぶ機会がない事もよくあります

一方で塾に通えば小論文の基本的な書き方を講師から教えてもらえますし、添削指導も受けられるので自ずと実力が上がります。

学校の先生と学習塾の先生のサポートの課題

学校の先生のサポートの課題
「塾に通わなくても学校の先生等に添削を頼めばいいのでは?」と思う方がいるかもしれません。

しかし、学校の先生は小論文を添削するプロではありません。なぜなら、普通の高校では小論文を専門的に教える授業がない以上、多くの先生は小論文の書き方を教える事にも文章を添削する事も慣れていないからです。

それに高校の先生だけではなく、学習塾の先生も小論文の添削を得意とする先生は少ないです。なぜなら、多くの学習塾の先生は英語・国語・数学・理科・社会という主要5教科を教える事が多いので小論文の指導は専門ではないためです。

そのため、きちんとしたサポートを受けたいのでしたら小論文対策のプロ講師がいる小論文対策の専門塾に通う事は欠かせません。

いつから行くべきか?

小論文対策塾に通うとしても、いつから行くべきなのか悩む方は多いでしょう。

結論から言うと、通い始める時期は早いに越したことはありません。なぜなら、小論文を上達するためには、一定の量の練習をしなくてはいけないので短期間での対策は簡単ではないためです。

それに文章を書いたり読んだりするのが苦手な場合、一年以上かけて対策しなくてはいけないケースも珍しくありません。そのため、1日でも早く通い始めたほうが良い、という結論になります。

小論文の対策が得意な塾の相場料金

相場の授業料
複数の小論文対策塾の料金を調べたところ、小論文対策塾の相場料金は平均すると1コマ7,000円くらいでした。そのため、1コマの相場料金は7,000円程度と押さえておくとよいでしょう。

ただし、相場のコマ単価は担当する講師がプロの講師か学生講師か、1コマの授業時間が90分か60分かによっても料金は変わってきます。

また、塾によっては授業料とは別に入学金や教材費がかかるケースがあります。そのため、塾を選ぶ際には目先のコマ単価だけではなく、合格するまでにかかるトータルの費用を計算した上で複数の塾を比較することが大切です。

塾選びで失敗しないための9つのチェック項目

失敗しない小論文対策塾の選び方
次に小論文対策塾選びに失敗しないための9つのチェックポイントをご紹介します。

マンツーマンの個別指導がある事

小論文対策塾の授業形式は「マンツーマン個別指導」と「集団指導」に分かれます。

基本的に集団指導の方が費用は安いですが、他の生徒に合わせて授業を進めていくため、どうしても授業中に待つ時間ができてしまいます。

一方でマンツーマン個別指導の場合は生徒1人につき先生1人がつくので、効率よく小論文の対策を行うことができます。

待つ時間がなくなる分、より多くの小論文を書いて添削指導を受けられるという訳です。そのため、塾を選ぶ際はマンツーマン個別指導があるかどうかが重要になります。

添削サービスの有無と回数を確認する

塾の中には添削サービスを提供していない塾もあるので、事前に添削サービスの有無を確認するようにしましょう。

また、塾の中には添削サービスを提供していても、利用回数に上限を設けている場合もあります。通常、利用回数に制限を設けている塾は上限回数に達した際には追加料金を請求します。

入塾後に「専門の塾に通ったのに小論文の添削をしてもらえない」、「思った以上に追加料金がかかった」と後悔しないためにも入塾前に添削サポートの利用ルールについては確認しておきましょう

オンラインでのサポートがある事

オンラインでのサポートもある
塾の中には授業中しかサポートしない塾もあります。授業外のサポートを提供しない塾の場合、自習する中で疑問点が生じても次の授業まで待たなければいけません。

そのため、チャットやメールなどでいつでもサポートを受けられるかどうかも塾選びにおいて非常に大切なポイントです。

何かあったときにすぐ解決してくれるサポート体制があると、より安心して小論文の対策を行うことができます。

志望する大学に特化した対策をしてくる事

小論文は志望する大学や学部で出題されるジャンルやテーマに偏りがあります。そのため、志望大学・志望学部に特化した対策をしてくれるかどうかも確認するようにしましょう。

志望大学の出題傾向に合わせて対策をした方が、合格に近づく事は言うまでもありません。

限られた時間の中で効率よく小論文対策を進めていくためにも、志望大学・志望学部に特化した対策をしてくれるかどうかは塾選びの上で大切なポイントとなります。

求めているサポートがある事

小論文対策塾を選ぶ際に重要なのはあなたの求めるサポートがあるかどうかです。

例えば総合型選抜を受けるために小論文の対策をするケースでは小論文以外の対策も必要になる事が多いです。反対に、慶應義塾大学のように一般入試で小論文がある大学を受けるために対策をするケースでは小論文以外の対策は必要になりません。

サポートの範囲は各塾で大きく異なるため、自分が求めているサポートがあるかどうかの事前確認は非常に重要です。

ちなみに総合型選抜や公募推薦を受けるのでしたら小論文だけではなく面接練習なども欠かせません。そこでもしあなたが総合型選抜や公募推薦を受ける事をお考えでしたら小論文以外の対策もしてくれる塾の利用を考えるのが無難です。

小論文以外のサポートをするおすすめの塾はこちら

小論文の指導歴が深い専門の先生がいる事

小論文対策塾に在籍する講師の指導歴はピンキリです。小論文の指導歴が数か月という若手講師もいれば、10年近く指導しているベテラン講師もいます。

指導歴の長さと指導力の高さには大きな関係がある以上、入塾前に小論文の指導講師の指導歴を確認しておくと安心です。公式ホームページで指導歴を公開している塾もあります。

講師は大学生ではなく社会人である事

担当講師は学生ではなく社会人がベスト
本番で書いた小論文は、試験官によって評価されます。大人に評価される以上、講師も大学生ではなく社会人の方が望ましいです。

社会人講師のメリットとしては、年齢を重ねた分、経験も知識も豊富という点が挙げられます。

社会人講師は今までにいろいろな生徒を指導している講師が多いので、心配事や悩み事がある場合でも的確に応えてくれます。受験に対して不安を感じるときに、安心して相談できる味方がいるのは非常に心強いものです。

評判と合格実績がしっかりしている事

合格実績と評判は調べるべき
塾の指導力は評判と実績に出るため、両方確認することが大切です。

前者の塾の評判はインターネットで確認することができます。おすすめは「塾名 評判」と検索する事です。例えば当スクールの場合は「ホワイトアカデミー高等部 評判」です。

ただし、インターネット上の口コミは全てが正しいわけではありません。一部のネットユーザーは事実とは異なった口コミを悪ふざけで書く事もあるため、口コミの評価は参考にしながらも鵜呑みにしないようにしましょう。

また、合格実績は塾の公式ホームページで公開されていることが多いです。志望大学・志望学部の合格者が多い塾はその大学に特化した対策をしてくることが期待できます。

このページのまとめ

今回の内容のまとめ
ここまで、おすすめの小論文対策塾や失敗しない塾選びのポイントなどについてご紹介してきました。改めて今回取り上げた内容の中でも特に重要なポイントを一覧にしてみましたのでご覧ください。

特に重要なポイント一覧

  • 小論文はプロの先生に添削指導してもらった方が効率よく上達できる
  • 小論文を上達させたい場合は専門の塾に通うことが必要
  • 小論文対策を始めるのは早ければ早い方が良い
  • 志望大学・志望学部に特化した対策をしてくれる塾を選ぶべき
  • 小論文の指導講師は社会人で、指導歴が長い方が良い

今取り上げた5つのポイントを押さえれば塾選びで失敗することは減ります。ぜひ今回の内容をもとに最高の小論文対策塾を見つけて小論文の対策を進めてください。

コラム:総合型選抜・推薦対策塾と小論文の専門塾の違い

総合型選抜や公募推薦の対策予備校との違い
小論文対策の専門塾と総合型選抜並びに推薦対策の専門塾のどちらに通うべきかを悩む高校生や高校生の親御様は少なくありません。

結論から言うと、総合型選抜や公募推薦を受ける場合は小論文専門の対策塾ではなく、総合型選抜や公募推薦の対策塾に通うことをおすすめします。

なぜなら、今回取り上げた小論文専門の対策塾は小論文の対策をメインとしており、小論文以外の対策はしてくれないケースが多いからです。

総合型選抜や公募推薦の合否において小論文の対策は重要ではあります。しかし、小論文の出来以外にも評価される項目がある以上、小論文だけを対策しても合格は期待できません。

つまり、小論文の対策に特化した塾は総合型選抜や推薦入試対策にはやや不向きなのです。

他方で総合型選抜並びに推薦対策の専門塾の場合は小論文の対策に加えて提出書類の添削も面接練習も行ってくれます。

そのため、総合型選抜や公募推薦の対策の一環として小論文の対策塾に通う事をお考えでしたら小論文の対策が得意な総合型選抜並びに推薦対策の専門塾に通うのが一番です。

小論文対策にも秀でたお勧めの塾はこちら

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

2020年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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