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2026.02.01 総合型選抜

専門学校の総合型選抜(旧AO入試)の特徴と対策方法

専門学校の総合型選抜(旧AO入試)の特徴と対策方法

  • 「専門学校の総合型選抜がどのような選考方法なのか知りたい」
  • 「試験当日までにどんな対策をすれば受かるの?」

と悩んでいる受験生は多いでしょう。総合型選抜はほとんどの専門学校で実施されていて、毎年数多くの受験生が総合型選抜を利用して入学しています

しかし、試験で問われる内容や他の入試形式とどのような相違点があるのか分からないと、利用すべきか判断しにくいものです。

そこで今回は、専門学校の総合型選抜を受ける時の流れや対策するべきポイント等をまとめました。

また、ホワイトアカデミー高等部では、専門学校の総合型選抜を検討している方に向けて、出願準備の進め方や学校選びについて相談できる無料の受験相談会を実施しています。
総合型選抜を受けるべきか迷っている方や、今から何を準備すればよいか具体的に知りたい方は、ぜひこの機会をご活用ください。

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この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

専門学校の総合型選抜とは?

専門学校の総合型選抜(旧AO入試)とは?
専門学校の総合型選抜は、受験生の適性を重視する入試方法です。

適性を見るために、選考ではエントリーシートや面接によって、その人の人となりや今後の伸びしろなどを確認します。無事に「適性がある」と学校側に判断されれば合格です。

加えて専門学校の総合型選抜では、学力試験が課されることが少ない傾向にあります。そのため合否判定においては、受験生の意欲や熱意が大きなウェイトを占めるケースがほとんどです。

専門学校の総合型選抜にはエントリーが必須

専門学校の総合型選抜を受験する場合、はじめにエントリーが必要。エントリーとは、総合型選抜に出願する前におこなう事前予約のようなものです。

出願前にエントリーをしないと、基本的には総合型選抜を受けられません。またエントリーをするためには、エントリー資格が得られるオープンキャンパスや学校説明会に参加する必要があります。
参考記事:意外と知らない出願とエントリーの違い

アドミッションポリシーに基づいて合否判断

専門学校の総合型選抜は大学と同様、学校が定める「アドミッション・ポリシー」に基づいて、人物を評価します。「学校にマッチする人物」と判断されれば合格につながるので、事前に志望する専門学校のアドミッション・ポリシーをしっかり確認しておきましょう。

試験内容

学科試験を課したり評定を判断材料にしたりする学校は少なく、多くが面接や書類審査で合否を判定します。また学生の意欲や個性、これまでの実績も大事な判定材料です。

そこで合格のカギとなるのが、エントリーシートに記入する「志望理由」です。志望理由のアピールの仕方は、書類や面接など学校によってまちまち。いずれの場合も「なぜ将来その職業に就きたいのか」「将来何をしたいのか」など、学校を卒業した後の将来のことまで明確にしておきましょう。

なお面接では、エントリーシートの内容を聞かれることが多いので、必ずエントリーシートのコピーをとっておきましょう。

専門学校の主な入試の種類とそれぞれの違い

専門学校の入試は、総合型選抜以外にも「一般入試」と「推薦入試」があります。それぞれの概要と違いを見ていきましょう。

一般入試

一般入試では書類審査や面接に加えて、学科試験が課されるケースがほとんどです。ただし、試験内容や配点は各専門学校で異なるので、入学を希望する専門学校の試験内容を確認するようにしましょう。

総合型選抜や推薦入試と異なり、一般入試の場合は基本的には他の学校との併願受験が認められます。

推薦入試

推薦入試の場合は、高校の推薦状が必要。指定された高校からのみ受験できる指定校推薦が代表的です。

推薦入試は一般的に専願のみとなっているので、合格後の入学辞退は原則できません。
参考記事:意外と知らない2種類の推薦の違い

総合型選抜

改めての話になりますが、総合型選抜は学力だけでは判断ができない適性や人間性、学ぶ意欲などを確認するための入試方法です。そのため学科試験を実施しないところが多く、学習意欲があれば誰でも総合型選抜を受けられます。

なお総合型選抜で必要なエントリー資格を得るために、学校説明会やオープンキャンパスに行くことを求められることが多いようです。

総合型選抜のスケジュールは、他の選考方式と比較すると早めに進みます。例年6月頃からエントリーが始まるので、早い段階で合格が決まるでしょう。

専門学校を総合型選抜で受験するメリット

主に3つの方式がある専門学校の入学試験。その中でも総合型選抜での受験は、以下のようなメリットがあります。

特待生制度がある

特待生制度とは、授業料の免除などによって学業を奨励してくれる制度のことです。この制度を利用すれば、学費の支払いに不安がある生徒でも出願のハードルが下がるでしょう。学校によってその内容はまちまちですが、なかには授業料を全額免除してくれる場合もあります。

例えば「大阪ビジュアルアーツ・アカデミー」の場合、総合型選抜での合格者に出願資格があり、別途提出する「自己アピールシート」や面接の結果次第で、以下のように免除額が決まります。

  • Aランク:1年次の授業料から490,000を減免
  • Bランク:1年次の授業料から300,000を減免
  • Cランク:1年次の授業料から200,000を減免
  • Dランク:1年次の授業料から100,000を減免
  • Eランク:1年次の授業料から50,000を減免

参照元:総合型選抜(AO)特待⽣制度|大阪ビジュアルアーツ・アカデミー

特待生制度を受けるための試験以外に、AOプレスクールに参加することが合格の条件の1つとしている学校もあります。専門学校の総合型選抜を検討している場合は、必ず特待制度やその条件についても併せてチェックしておきましょう。

早いタイミングで受験が終わる

前項でも説明しましたが、専門学校の総合型選抜はスケジュールが早めです。多くの専門学校が8〜9月に試験をおこなうため、合格できればかなり早い段階で進路が決定します。

受験のストレスからいち早く解放されるのは、大きなメリットといえるでしょう。

AOプレスクールに参加できる

そもそもプレスクールとは、専門学校の授業を事前に体験できるもの。本入学前に専門知識を習得できるのに加え、学校の雰囲気をいち早く見られます。新年度から開始する新生活をイメージしやすく、心の準備ができるでしょう。

またプレスクールで知り合った仲間と交流できる点もメリット。「学校になじめるだろうか」「友達ができるだろうか」といった不安を減らせます。

ただしすべての専門学校でプレスクールをおこなっているとは限りません。プレスクールに参加したいと考えている場合は、志望する専門学校でプレスクールをおこなっているかどうか、必ず確認しておきましょう。

専門学校で実施される総合型選抜の流れ

受験のための5つのステップ
次に、専門学校で実施される総合型選抜の流れを、5つのステップに分けてご紹介します。事前に流れを把握しておくと、余裕を持って総合型選抜に臨めます。

①オープンキャンパスや学校説明会に参加する

総合型選抜を受けるためには、事前にエントリーする必要があります。エントリーには、エントリー資格が得られるオープンキャンパスや学校説明会に参加しなければいけません。

専門学校によっては、オープンキャンパスが9月以前に終わってしまうところもあるので、早めに参加するのがおすすめです。

またオープンキャンパスの参加が、入学時の特典を受ける条件になっている場合もあります。そのため、志望校が決まっていない場合でも、気になる専門学校があれば参加しておきましょう。
参考記事:参加するメリットと参加時の注意点

②エントリーをする

エントリーをおこなう
エントリー資格を取得したら、次はエントリーをおこないます。

代表的な手段は、エントリーシートを記入して提出する方法と専門学校の公式ホームページから入力するWEBエントリーの2つです。

専門学校によっては、オープンキャンパスや学校説明会の時に、エントリーシートの提出を受け付けているところもあるので、必ず志望校のエントリー方法を確認してください。

また、エントリーシートの書き方については以下の記事をご覧ください。
参考記事:ESの書き方を徹底解説

③出願をする

出願方法は専門学校によって異なりますが、最近はWEBで出願できるところも増えています。ただし、すべての専門学校がWEB出願を受け付けているわけではないので、必ず志望校の出願方法を確認しましょう。

WEB出願ができない場合は、郵送するか専門学校の窓口へ提出してください。

WEB出願ができない専門学校の願書の入手方法に加えて、出願時に求められる代表的な提出書類や必要な行動を以下にまとめました。

【願書を入手する方法】

  • オープンキャンパスや学校説明会等に参加する。
  • 専門学校に問い合わせをして願書を郵送してもらう。
  • 大型の本屋や駅のパンフレットコーナーで願書を直接入手する。

【出願時に必要な書類】

  • 入学願書
  • 証明写真
  • 調査書

ちなみに出願時に必要な書類は、各学校で異なります。上記で取り上げたもの以外の書類が必要な場合もあるので、必ず志望校の必要書類を確認しましょう。

④面談や試験を受ける

面談や試験を受ける
一般的に専門学校の総合型選抜は、「書類選考+面接」で合否を判断します。しかし学校によっては、学力試験や小論文が課される場合もあるので、志望校が決まったら早めに試験内容を確認しておきましょう。

⑤入学準備をする

合格が決まったら入学準備に入ります。まずは入学の手続きを忘れずにおこないましょう。専門学校によっては、課題やレポートなどの事前学習を課したり、合格者向けに特別授業を開講したりするところもあります。入学前に専門的な学習ができるので、積極的に参加しましょう。

また余裕があれば、専門学校で学ぶ内容について入学前に予習をしておくと入学後も安心です。

専門学校の総合型選抜の合格率は?

専門学校の場合は、大学とは異なり合格率や倍率を公表しているところが少なめです。医療・看護系の専門学校は公表されているケースがあります。

専門学校によっては合格率を公表しなくても、前年度の募集人数や出願者数などを掲載しているところもあるので、参考に確認してみるのも良いでしょう。

以下は、医療・看護系専門学校の何校かの倍率を一覧したものです。

専門学校 受験者 合格者 倍率
愛仁会看護助産専門学校 51 41 1.24
昭和大学医学部附属看護専門学校 113 73 1.55
東海医療工学専門学校 16 12 1.33
湘南看護専門学校 8 6 1.33

参照元:看護医療進学ネット

総合型選抜に落ちることもある

上記の倍率からも分かるように、受験した人が全員合格するわけではなく、一定数は不合格者がいることは把握しておきましょう。

冒頭でも触れた通り、専門学校の総合型選抜ではアドミッション・ポリシーに基づいて、「学校とマッチする人物」を求めています。そのため、学校が設定している基準に満たない人は「マッチしていない」とみなされてしまうのです。

明確な志望理由を用意した上で、面接対策をしっかりおこなうことが合格を手にするポイント。また学力を合否の判断材料のひとつとしている専門学校を受験する場合は、受験に備えてしっかり学力を身につけておく必要があります。

総合型選抜を実施している専門学校を一部紹介!

総合型選抜を実施している専門学校は、全国に多数あります。その中から数校ピックアップして、エントリー期間や出願期間などの詳細を見ていきましょう。

専門学校 エントリー期間 出願期間 試験日
専門学校 東京デザイナー・アカデミー
イラストレーション学科
6月1日〜 9月1日〜 随時
東京ビューティー&ブライダル専門学校
トータルビューティー科
6月1日〜10月20日 9月1日〜10月31日 A日程:9月8日
B日程:9月22日
C日程:10月13日
神戸電子専門学校 6月1日〜9月20日 10月1日〜10月21日
大阪医療看護専門学校
看護学科
7月1日〜7月11日 9月2日〜9月30日 10月5日

参照元:総合型選抜(AO入学)|東京デザイナー・アカデミー募集学科・定員・学費一覧|東京ビューティー&ブライダル専門学校AO入学(総合型選抜)制度について|東京ビューティー&ブライダル専門学校AO入学について|神戸電子専門学校募集要項|大阪医療看護専門学校

合格に向けて対策するべきポイント

合格を勝ち取るための対策ポイント
次に専門学校の総合型選抜に合格するための対策ポイントをご紹介します。

オープンキャンパスや学校説明会に行く

志望校が決まったら、できるだけ多くのオープンキャンパスや学校説明会に参加することが大切です。専門学校によっては、参加した回数をチェックしているところもあります

また複数回参加することで顔を覚えてくれる可能性があるので、受験前に自分の熱意を伝えられるでしょう。

アドミッションポリシーを確認する

アドミッションポリシーを確認する
アドミッションポリシーとは、各学校が出している「入学者受け入れ方針」のことです。総合型選抜を受ける場合はこのアドミッションポリシーが重要となるので、専門学校の公式ホームページで必ず確認しましょう。

専門学校側は、アドミッションポリシーに合う人物かどうかを判断し、合否を決定します。

志望校のアドミッションポリシーをしっかりと理解し、いかに自分がその専門学校にふさわしいかをアピールすることが合格への第一歩です。

志望理由を明確にする

志望理由はエントリーシートに書くだけではなく、面接でも聞かれます。「在学中に何を学びたいのか」「なぜそれを学びたいのか」「卒業後、学んだことをどう活かしたいのか」を考えてみましょう。

特に、「なぜ、その専門学校でなければいけないのか」が重要です。

もし志望理由がうまくまとまらない場合は、まずは専門学校でやりたいことや卒業後のビジョンを箇条書きしてみましょう。

面接の練習を繰り返しおこなう

面接の練習を何度もおこなう
専門学校の総合型選抜は、学力試験がない代わりに面接で合否を決めるケースがほとんどです。面接の練習を通して、基本的なマナーを身につけるのはもちろん、面接でよく聞かれる内容をしっかりと答えられるように準備しておきましょう。

面接を繰り返しおこなうと自信がつき、当日の緊張も少なくなるはずです。
参考記事:当日よく聞かれることとは?

過去問をチェックする

総合型選抜で学力試験を課している専門学校の中には、過去問を公式ホームページで公開しているところもあります。

過去問を通して出題傾向が分かる場合も多いので、志望校の過去問は必ず確認しておきましょう。そして時間が許す限り、過去問を解いておいてください。

このページのまとめ

今回の内容のまとめ
ここまで、専門学校で実施される総合型選抜の特徴や合格を勝ち取るために対策しておきたい主なポイントについて解説してきました。

最後に今回の内容の中で特に大切なポイントを一覧にしてみました

今回の内容で特に重要なポイント一覧

  • 専門学校の総合型選抜を受けるためには、事前にエントリーが必要なことが多い。
  • エントリー資格は、オープンキャンパスや学校説明会に参加することで取得できる。
  • 専門学校のエントリー時期は6〜9月であることが多いが、定員に達したら期日前に受付を終了するケースもある。
  • 専門学校の総合型選抜は学科試験の代わりに、志望理由や面接が重視される。
  • 各学校の特待生制度を利用すれば、授業料が免除される。
  • 総合型選抜に合格するためには、志望校のアドミッションポリシーを理解することが重要。

最後に改めての話になりますが、専門学校の中には書類選考と面接に加えて学力試験や小論文を課す場合もあります。そのため、今回の内容を参考にしながらも必ず志望校の試験内容については確認するようにしましょう。

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この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

昨年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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