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2021.12.16 推薦入試

公募推薦で評定平均がいらないは本当か?

公募推薦で評定平均がいらないは本当か?

  • 「公募推薦に評定平均はいらないって本当?」
  • 「評定平均が低くても公募推薦で受けられる大学を知りたい」
  • 「評定平均が低いと公募推薦はどれくらい不利になるの?」

上記のように、公募推薦の利用を考えてはいるものの評定平均の低さが理由で出願するかどうかを決めかねている受験生は毎年たくさんいます。もしかしたらあなたもそんな一人かもしれません。

そこで今回は公募推薦の合否における評定平均の低さの影響度合いの大きさや、評定平均が低くても公募推薦を使って出願が可能な大学名までご紹介します。

最後まで目を通せば評定平均が低い学生が公募推薦に挑戦する際の注意点や逆転合格を勝ち取る方法まで分かります。ぜひ参考にしてみてください。

公募推薦で評定平均がいらないは嘘である4つの理由

公募推薦の合格に評定平均がいらないが嘘である理由
「公募推薦に評定平均はいらない」と考えている人は少なくありませんが、そんなことはありません。公募推薦において評定平均は非常に重要です。

これから「公募推薦に評定平均はいらない」という考えが間違いである理由を4つ取り上げますので是非ご覧ください。

基準値に足りないと受けられないケースがある

公募推薦を採用している大学は、出願資格に一定以上の評定平均を課している大学がほとんどです。

例えば、「日東駒専」の1つとされている日本大学に公募推薦で出願するには多くの学部で3.5以上の評定平均が必要です。

評定平均が低いと公募推薦で出願できる大学の選択肢が少なくなってしまいます。自分の第一志望の大学に評定平均の低さが原因で出願すらできないのは大きなデメリットです。

調査書の段階で評定平均は評価対象になる事が多い

公募推薦の出願時に提出する調査書には評定平均が記載されています。

そのため、出願の段階で評定平均はチェックされており、合否の判断に全く影響しないことはほぼありません。少なくとも二次選抜の評価が近い複数の候補者から一人を選ぶ時の判断基準の一つにはなります。

評価平均が低い学生は、二次選抜前にハンデを背負った状態で受験に臨まなければなりません。少しでも合格の可能性を上げたい学生の方には大きなマイナスになります。

校内選考に落とされることもある

指定校推薦と異なり、公募推薦では基本的に校内選考は行われません。

しかし、推薦対象の候補者が複数人出る場合、公募推薦でも校内選考が行われる場合があります。校内選考では評定平均が重視され、評定平均が低い学生の方は落とされる可能性があるので注意が必要です。

評定が低い人が難関大学に受かるのは稀

評定平均が低い学生が公募推薦で難関大学に合格する可能性は低いです。

公募推薦でMARCHや関関同立に合格する学生の多くは評定平均が高いです。なぜなら、難関大の公募推薦を受ける学生は定期テスト対策を抜かりなく行う学生が多いためです。

そういった学生と同じ試験を受験するとき、低い評定平均は大きく足を引っ張ります。そのため、評定平均が低い学生が公募推薦で難関大学に合格するのは非常に難しくなるのです。

募集要項に評定平均の記載がない大学

公募推薦の募集要項に評定平均がない大学
公募推薦を実施している大学の中には、一定以上の評定平均があることを出願条件にしていない大学があります。

ここでは公募推薦において一定以上の評定平均があることを出願条件にしていない関東と関西のおすすめの大学をそれぞれご紹介しています。

関東編

関東県内の大学リスト
一定以上の評定平均があることを出願条件にしていない関東の大学の中でもおすすめの大学を表にまとめたものが以下になります。

大学名
(学部名)
準備が大変な
出願書類
二次選抜の内容
帝京大学
経済学部
無し ・小論文
・面接
和光大学
経済経営学部
・活動報告書
・課題作文
・小論文
・面接
津田塾大学
学芸学部
|多文化・国際協力学科
志望理由書 オンライン面接
高崎経済大学 無し ・英語
・面接
・(小論文)

参照元一覧
帝京大学経済学部の募集要項
和光大学経済学部の募集要項
津田塾大学 学芸学部|多文化・国際協力学科
高崎経済大学・経済学部(英語重視推薦)

各大学の詳細はこれからご紹介しますが、それぞれの大学の要チェックポイントは以下の通りです。

大学
(学部)
要チェックポイント
帝京大学経済学部 提出書類が最低限で済む
和光大学
経済経営学部
二次選抜の小論文の難易度が低い
津田塾大学
学芸学部
二次選抜はオンライン面接のみ
高崎経済大学 公立大学である

帝京大学 経済学部

帝京大学経済学部の特徴は提出書類が最低限で済むことです。

出願書類が調査書と推薦書のみなので、書類の準備に手間がかかりません

二次選抜の内容も小論文と面接のみと標準的な内容なので、特別な受験対策も必要ありません。

和光大学 経済経営学部

和光大学は、二次選抜の小論文の難易度が低いのが特徴です。

90分で600字程度の記述と文字数が少なく設定されているので、小論文が苦手な受験生におすすめの大学となっています。

津田塾大学 学芸学部|多文化・国際協力学科

津田塾大学学芸学部の多文化・国際協力学科の特徴は、公募推薦の二次選抜科目がオンライン面接のみな点です。

小論文対策の必要がなく、受験の負担を減らせるのは大きなメリットと言えます。

高崎経済大学

高崎経済大学は公募推薦を行っている公立大学です。

公募推薦を行っている国公立大学は決して多くはない上に受験科目が多い場合がほとんど。

しかし、高崎経済大学は公募推薦を行っている事に加えて受験科目も英語、小論文、面接のみと比較的科目数が少なくなっています。

公募推薦の利用には興味を持ちながらも私立大学の受験を学費の高さから躊躇している方は、高崎経済大学の受験をおすすめします。

関西編

関西県内の大学リスト
次に一定以上の評定平均があることを出願条件にしていない関西の大学を一覧表にまとめてみましたのでご覧ください。

大学名
(学部)
準備が大変な
出願書類
二次選抜
近畿大学
経済学部
無し 英語
国語
同志社大学
文化情報学部
志望理由書 小論文
口頭試問
京都産業大学
外国語学部
無し 英語
国語または数学

参照元一覧
近畿大学経済学部の募集要項
同志社大学-文化情報学部の募集要項
京都産業大学-外国語学部の募集要項

それぞれの大学の受験情報の概要については1つずつご紹介します。

近畿大学 経済学部

近畿大学経済学部の特徴は、複数の受験方式を併願受験できる点です。

通常の「スタンダード方式」に加え、受験科目の英語と国語のうち高得点だった科目を2倍換算して計算する「高得点科目重視方式」を併願できます。

片方の科目に自信がない場合は、高得点科目重視方式を併願すれば合格の可能性を上げられるのでおすすめです。

今取り上げた「スタンダード方式」と「高得点科目重視方式」の併願については近畿大学の公式サイトに掲載されているので是非ご覧ください。

近畿大学の公式サイトはこちら

同志社大学 文化情報学部

同志社大学の文化情報学部は難関大学の中では数少ない募集要項で評定平均を出願条件にしていない大学です。

しかも本格的に受験生が用意することになる提出書類は志望理由書だけ

二次選抜についても受験科目が小論文と口頭試問のみ。

最小限の提出書類の準備と小論文並びに面接の対策をするだけで関西の名門私立大学を受験できるのは大きなメリットです。

京都産業大学 外国語学部

京都産業大学外国語学部の公募推薦は2つの受験方式があるのが特徴です。

調査書が評価に用いられる「総合評価型」と試験のみで判断される「基礎評価型」の2つに分かれています。

後者の基礎評価型は試験のみで合否結果が決まる以上、基礎評価型で受験をすれば評定平均の低さは特に不利になりません。

「総合評価型」と「基礎評価型」の違いについては京都産業大学の公式サイトをご確認ください。
京都産業大学の公式サイトはこちら

低い評定平均でも受けられる大学

低い評定平均でも出願可能な大学リスト
大学によっては、評定平均が低くても公募推薦で受けられる大学があります。

ここでは、評定平均が低くても受けられる人気の大学の名前を表にしてまとめてみました

必要な評定平均 二次選抜の内容 倍率
(2021年度)
武蔵野大学 法学部|政治学科
以下の両方を満たすこと
・英語の評定平均が3.5以上
・全体の平均評定が3.5以上
面接 1.0倍
桜美林大学  リベラルアーツ学群
全体の評定平均が3.3以上 面接 1.1倍
神奈川大学 理学部
全体の評定平均が3.5以上 ・筆記試験
(総合問題)

・面接

1.6倍

参照元
武蔵野大学の募集要項
桜美林大学の募集要項
神奈川大学 理学部の募集要項

それぞれの大学のより詳しい受験情報についてはこれから1つずつご紹介します。

武蔵野大学 法学部|政治学科

武蔵野大学法科学部政治学科の公募推薦は、二次選抜の受験科目が面接だけなのが特徴的です。

小論文も必要なく、書類審査と面接並びに口頭試問のみで合否が決定します。倍率も低く、2021年度は受験者全員が合格しています
倍率の参照元はこちら

出願には英語の評定平均並びに全体の評定平均が3.5以上である必要がありますが、それさえ満たしていればおすすめの受験先です。

桜美林大学リベラルアーツ学群

桜美林大学リベラルアーツ学群の公募推薦に出願するには、評定平均が3.3以上あれば大丈夫です。

他の公募推薦を実施している大学の募集要項が低くても評定平均3.5以上であることを考えると、出願のハードルが低いと言えます。

しかも日商簿記2級や英検準2級をはじめとした大学側が指定する資格を保有していれば3.3未満の評定平均でも出願可能です。

合否判断において非常に重要になる二次選抜も面接のみなので、受験対策の負担も少なくて済むのも嬉しい点です。

ただし、出願書類に課題図書の読書リポートの提出が必要になり、面接でも課題図書の内容の理解度を問われるので、その点だけ注意してください。

参照元:桜美林大学の募集要項

神奈川大学理学部

神奈川大学の理学部は5つの学科で公募推薦を実施しており、どの学科も低い評定平均で受験可能です。各学科で求められる評定平均をまとめた表が以下になります。

対象 条件
総合理学プログラム 全体の評定平均が3.5以上
数理
・物理学科
化学科、生物科学科
以下のうち2つを満たす

・英語の評定平均が3.4以上
・数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学Bの5科目の中で、上位4科目の評定平均が3.4以上
・物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物のいずれかの組合せの評定平均値が3.4以上

情報科学科 以下の2つを満たす

・英語の評定平均が3.4以上
・数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学Bの5科目の中で、上位4科目の評定平均が3.4以上

参照元:神奈川大学の募集要項はこちら

二次選抜では、学科ごとにその学科に関する総合問題の筆記試験と面接が行われます。そのため、学科については自分が特に興味のある分野の学科を選ぶとよいでしょう。

評定平均がいらないと思われる理由とは?

成績が悪くても合格ができると誤解されている理由
ここまでの内容を読めば公募推薦において評定平均が重要な点は分かったと思います。

しかし、一部の受験生には公募推薦で合格する際に評定平均はいらないと思われているのも事実です。

そこでここからは評定平均がいらないと思われている4つの主な理由を解説していきます。

低い評定でも受かる人が毎年いるため

評定平均が低いと公募推薦では不利になりますが、毎年一定数は低い評定平均ながら公募推薦で第一志望の大学に受かる学生がいます。

例えば評定平均が3.2であるにも関わらず、難関私大に合格してしまうケースが一例として挙げられます。

上記のような非常にレアな例外ケースを見て、「公募推薦で合格を勝ち取る際に評定平均はいらない」と感じてしまう高校生や高校の教師も一定数います。

しかし、全体を見ると、低い評定平均で第一志望の大学に合格している学生は決して多くはありません。勘違いしてしまわないよう注意しましょう。

参考記事:成績が悪い中で合格を勝ち取るコツ

募集要項に評定平均を出願条件にしていない大学もあるため

大学によっては公募推薦の募集要項に評定平均を出願条件にしていない場合があります。

募集要項で評定平均が求められない事を都合よく解釈し、「評定平均が低くても合格できる」と考えてしまう人もいます。

しかし、募集要項で評定平均を出願条件にしていない大学でも、選考では評定平均をチェックしています。特に二次選抜で僅差の学生がいるときには、評定平均が判断基準になります。

そのため、評定平均が低い学生はマイナスに評価されるポイントがある状態で受験に臨むことになることは知っておきましょう。

合否に評定を重視しない大学も少なくないため

大学によっては、募集要項に評定平均を課していても合否判断の際には重要視しないケースもあります。

事実、募集要項に記載している評定平均を超えてさえいれば、二次選抜の成績のみで判断するという大学もいくつかあります

このような大学では「評定平均はいらない」という考えはあながち間違いではありません。

そこでもし評定平均に自信がないのでしたら、調査書の傾斜配点が低い大学や評定平均を評価しない大学を選ぶのが非常に賢い選択になります。

そして上記のような大学を探す際に参考になるのが各大学の募集要項です。

実は募集要項には評定平均を含む調査書の配点が記載されている場合があります。

調査書の配点を確認すれば評定平均の低さがどの程度足を引っ張るのかがある程度分かります。そのため、募集要項はぜひとも確認しましょう。

評定が低い中で公募推薦に挑戦する際の3つの注意点

成績がいまいちな中で推薦入試に出願する際の注意点
改めての話になりますが、公募推薦において評定平均は重要な要素ですが、低くても受かる事があるのは事実です。

ただし、評定平均が低い学生が公募推薦を利用する際には注意をしなければならない点がいくつかあります。特に注意をしておきたい3つのポイントについてはこれからご紹介しますので是非ご覧ください。

受けられる大学が制限される

評定平均が低いと、公募推薦で受けられる大学が制限されます

人気の大学の多くは、募集要項で評定平均4.0以上を課しています。例えば、上智大学は一部の学部を除いて4.0以上の評定平均が必要です。

上智大学のケースは一例ですが、評定平均が低いと公募推薦の出願が出来る大学が限られてしまう点は押さえておきましょう。

参考記事:一般推薦で合格しやすい学校を大公開

他の評価項目で高得点を取る必要がある

評定平均が低い学生が合格するには、他の評価項目で高得点を取る必要があります。

公募推薦では低い評定平均はどうしてもマイナス要素になります。そのため、マイナス分を補うためにも他の評価項目で挽回しなければなりません。

そこでもしあなたの評定平均が低いのでしたら、課外活動や英検をはじめとした外国語検定の取得などに取り組むことで少しでも評価を高めましょう

面接と小論文で逆転を狙う

評定平均が低い学生は、面接と小論文を重点的に対策することが欠かせません。

なぜなら、評定平均をそこまで重要視していない大学の場合は面接と小論文の配点を高く設定しているケースが多いからです。

そのため、面接と小論文の2つで高得点を取れば評定平均に関係なく合格を勝ち取れる可能性が高いです。そこで評定平均が低いのでしたら、小論文と面接の対策を万全にして受験に臨みましょう。

結局評定平均が低くても合格は可能なのか?

成績が悪くても合格を勝ち取れるのか?
評定平均が低くても公募推薦で大学の合格を勝ち取る事は可能です。

なぜなら、評定平均が低くても合格を勝ち取っている人は毎年一定数いますし、合否判断において評定平均を重視しない大学もあるためです。

しかし、評定平均が低いと出願できる大学に制限ができるほか、合格の確率も下がります。そのため、公募推薦では評定平均が高いに越したことはありません

評定平均が低いからといって合格を諦める必要はありませんが、出願時点で不利な状況に立っている事は自覚しましょう。

そして評定平均の低さを補うためにも小論文や面接をはじめとした他の評価項目で高い評価をもらえるように人一倍頑張りたいところです。

参考記事:一般推薦で不合格になる人の特徴とは?

このページのまとめ

今回のまとめ
最後に評定平均が低いあなたが公募推薦に臨むにあたって知っておかなければならない点を改めてまとめてみました。

特に重要なポイント一覧

  • 評定平均が低い場合は評定平均を合否の判断に用いない大学か評定平均が低くても出願できる大学を選ぶのが賢い。
  • 評定平均が低くても面接・小論文の配点が高い大学なら合格のチャンスが大きい。
  • 小論文と面接の対策に力を入れれば逆転合格も十分に狙える。

改めての話になりますが、「公募推薦では評定平均はいらない」という考えは基本的に間違いです。それでも上記の3点を意識して受験に臨めば逆転合格も不可能ではありません。

また、どの大学を選べば良いか迷っているようでしたら今回の記事で取り上げた大学を選ぶのがおすすめです。この記事を参考にしてぜひ公募推薦に挑戦しましょう。

最後に公募推薦で合格を勝ち取る人の特徴をまとめた記事をご紹介しますのでよろしければどうぞ。

参考記事:一般推薦で合格を勝ち取る人の特徴

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