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2026.01.15 総合型選抜

総合型選抜入試(旧AO入試)に受かりやすい人の特徴を大公開

総合型選抜入試(旧AO入試)に受かりやすい人の特徴を大公開

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているかどうかは、大学受験を考えている高校生のみなさんにとって、気になる点ではないでしょうか。

総合型選抜入試(旧AO入試)は、推薦入試や一般入試と評価されるポイントが違います。そのため利用するかどうかを考える際は、あなたとの相性の良さを把握することが大切です。

しかしどんなポイントが推薦入試や一般入試と違うのか、また受かりやすい人がどんな人なのかが分からないと、利用するべき試験なのか否かの判断ができません。

そこで本記事では、総合型選抜入試(旧AO入試)に向いている人の特徴や合否を決める評価ポイント、合格を勝ち取るための準備についてご紹介していきます。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

目次

将来やりたいことがある人に向いている試験形式

将来やりたい人にピッタリな試験形式
総合型選抜入試(旧AO入試)は将来やりたいことが決まっている人に向いています。

なぜなら総合型選抜入試では、書類選考+小論文または学力試験+面接の試験の流れを踏むことが多く、単純な学力の有無で合格が決まるわけではないからです。

総合型選抜入試(旧AO入試)は、将来やりたいことが明確になっている上に今までの実績があり、やりたいことを論理的に言葉で説明できる人が評価されます

総合型選抜入試(旧AO入試)は、大学の受け入れ方針の変更に伴って普及した

大学が受験生に求めること
「令和5年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」を見ると、国公私立大学ともに、総合型選抜で入学する生徒は増加傾向にあります。
参照元:令和5年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要|文部科学省

2024年度の総合型選抜で受験した入学者は国公私立全体で92,393名で、全入学者数のうち14.8%を占めていました。

もともと総合型選抜入試(旧AO入試)ができた背景は、大学の入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)に下記の3つの要素が含まれるようになったことです。

要素名 要素の概要
①「基本的な知識・技能」 基本的な学力や知識
②「思考力・判断力・表現力」 自ら課題を見出し、
解決に向けて探求して協働して学習する態度
③「主体性・多様性・協働性」 主体性を持って多様な人とともに学習する態度

従来の基本的な知識・技能のみを評価項目としていた一般入試だけではなく、「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」といった項目を取り入れた試験の1つが、総合型選抜入試(旧AO入試)です。

合格する人に見受けられる特徴とは?

旧AO入試で合格する人の特徴
先述したように、総合型選抜(旧AO入試)は一般入試と異なり、学力だけではなくて多様な側面が評価されます。

志望大学のアドミッション・ポリシーにマッチする人

まず志望大学のアドミッション・ポリシーを深く理解できていることが、評価のポイントです。「自分のどのような部分が大学が求める人物像とマッチするか」を明確に答えられると、高く評価されるでしょう。

学業以外の活動や資格取得の実績がある人

実績があれば自分自身の成長に加え、社会へ貢献していること、自分が設定した目標に向けて努力し目標を達成したことを評価してもらえます。

将来の目標が明確になっている人

将来の目標が明確であることも大切です。「意欲や目的意識」「大学に入学したい理由」が明らかになります。加えて「この大学に入りたい」といった熱意が伝わると、評価されるでしょう。

自己主張・アピールができる人

人間性についても見られるため、自分についてしっかりアピールできる人は有利です。さらに将来の目標につなげられるとより合格が近くなります。

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いていない人の4つの特徴

総合型選抜(旧AO入試)に向いていない人の特徴
総合型選抜入試(旧AO入試)に向いていない人の特徴を押さえることも大切。

なぜなら、向いていない人の特徴を把握して自分に該当するかどうかを確認すれば、自ずと総合型選抜入試(旧AO入試)との相性が分かるためです。

大学に入学する姿勢が中途半端

志望動機がなく、なんとなく大学を決めているようでは、評価が下がる可能性があるでしょう。たとえ活動実績があったとしても、その意味や大学に入学することへの紐付けが中途半端だと、評価が低くなる可能性があります。

志望大学に提出書類を出すまでの間に、志望動機を明確にしておきましょう。

大学のことを理解していない

「なんとなく大学を選んだ」という場合は、大学についてあまり調べておらず、大学のことを理解できていないでしょう。

アドミッション・ポリシーにマッチする人物像が合格の条件である以上、大学のことを理解するのは絶対です。

十分な実績や資格がない

活動実績や資格は、意欲や積極性について見られる項目。そのため高校時代の実績や取得した資格がなければ、合格が不利になる傾向にあります。

ただし実績や資格はこれからでもカバー可能です。志望大学に見合った実績作りや資格取得を目指しましょう。

例えば高校最後の夏休みに短期留学に行ったり、ボランティア活動を始めたりすれば、十分評価されます。
大学に評価されるボランティア活動とは?

自分をアピールできない・人前に立つことに苦手意識がある

総合型選抜は書類審査だけではなく、面接のように人前で話す試験を課している大学が多く見られます。人前に立つことが苦手な人の場合、一般選抜の方が実力を発揮しやすいかもしれません。

しかし面接練習に取り組めば苦手意識はなくなるので、志望大学の傾向に合わせて面接の対策をするとよいでしょう。

試験の合否に関わる3つのポイント

試験の合否に関わる3つのポイント
ここまでの内容に目を通して、「総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているな」と感じたとしても、合格するには大学が合否判定に何を見ているかを知ることが欠かせません。

以下では立命館アジア太平洋大学の総合型選抜入試(旧AO入試)を参考に、総合型選抜入試(旧AO入試)の合格に関わる3つのポイントについて解説します。
*立命館アジア太平洋大学の総合型選抜の内容の確認に使用した資料は、立命館アジア太平洋大学 入学試験要項です。

立命館アジア太平洋大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?

立命館アジア太平洋大学の総合型選抜(旧AO入試)では、以下が課されています。

  1. 大学が求める出願資格を満たしていること
  2. 出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えていること
  3. オンライン解答試験を日本国内で受験できること
  4. 中学卒業以降、優れた活動に取り組んでいること(※活動アピール方式の場合)
  5. 英語能力の基準を満たしていること(※英語基準出願者のみ)
  6. 志望理由書の提出
  7. 活動実績報告書の提出
  8. エッセイの作成
  9. 個人面接(オンライン/英語基準出願者は英語での面接)

この一覧にあるように、立命館アジア太平洋大学の総合型選抜には学力試験がありません。学力試験がない点からも総合型選抜(旧AO入試)は一般試験とは別物である点が分かります。

立命館アジア太平洋大学の試験内容から、総合型選抜(旧AO入試)で何が重視されるのかについて考えてみましょう。

総合型選抜入試(旧AO入試)の評価基準には志望動機が評価される

総合型選抜入試(旧AO入試)の評価基準の1つが、志望動機です。

現に立命館アジア太平洋大学では、入学希望者の志望動機を評価するために、志望理由書と個人面接を設けています。

志望理由書や個人面接では、志望学部への興味・関心や入学後の学修に対する意欲・熱意・論理性や、説得力などを評価。なかでも特に評価されるのは、入学後の活動意欲や学習意欲です。

やりたいことが明確な人ほど、総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているといっても過言ではないでしょう。この点を考えてもやりたいことが明確な人ほど、総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているといっても過言ではないでしょう

総合型選抜入試(旧AO入試)は一般入試と違い実績も評価

総合型選抜入試(旧AO入試)は一般入試と違い、実績も合格に関わる評価の1つです。積極的な活動への参加や将来やりたいことを見据えた活動をしていることがある人は、総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているといえます。

立命館アジア太平洋大学は国際色が豊かで、英語力を含めた外国語に素養がある人材を求めている学校です。

例えばTOEFL iBTのスコアが42点以上であることや、International Baccalaureate(IB)のディプロマを英語で取得・取得見込みであることなどの出願基準が設けられています。

その他、中学卒業後から出願時までのスポーツ・文化・芸術・生徒会活動・ボランティア・各種資格等も評価対象です。

なお英語力については、立命館アジア太平洋大学以外の大学でも出願条件に定めているので、英語が得意なことは総合型選抜(旧入試)そのものに有利に働きます

総合型選抜入試(旧AO入試)は将来やりたいことが明確であるほど向いている

総合型選抜入試(旧AO入試)は将来やりたいことが明確であるほど向いています。

なぜなら過去・未来・現在という時間軸で切り分けた時に、未来に向かって進んできたことを過去の実績と志望動機を使って論理的に説明できるからです。

「将来日本の素晴らしさを海外へ伝える仕事がしたい」と思っている人を例に考えて見ましょう。

その人が英検準1級を身につけた上で、「自身の英語力を高めるために大学で本気で学びたい」という想いを、英語が学べる大学の志望理由書や面接で伝えた場合、当然大学側へ高い志望意欲を伝えられます。

特に立命館アジア太平洋大学のように、志望者に英語力を求める大学の場合はなおさらです。

総合型選抜入試(旧AO入試)では、将来やりたいことを明確にし、それに基づいて行ってきた過去の経験や実績をアピールすることが評価につながります。

総合型選抜でチャレンジしやすい大学

総合型選抜(旧AO入試)を取り入れている大学は数多くあります。なかでも特にチャレンジしやすい大学について、国立・私立に分けて見てみましょう。

国立大学

<東北大学>

  • 国立大学の中では定員が多く、合格のチャンスが大きい(2025年度Ⅱ期:全学部合計288名)
  • 大学入学共通テストを受験せずに合格できる方式がある

参照元:令和6年度(2024年度)AO 入試(総合型選抜)Ⅱ期 学生募集要項|東北大学

<筑波大学>

  • 出願資格に評定基準がなし
  • 試験は1次が書類選考、2次が面接と口述試験のため対策しやすい
  • 募集人員:43名(全学部合計)

参照元:令和 7 年度(2025 年度)入学者選抜要項|筑波大学

<九州大学共創学部>

  • 出願資格に評定基準なし
  • 大学入学共通テストを課さない
  • 募集人員:20名
  • 1次:書類選考、2次:レポート、討論、小論文および面接

参照元:令和 7(2025)年度学生募集要項 総合型選抜Ⅰ(共創学部)|九州大学

私立大学

<慶應義塾大学文学部>

  • 倍率(2024年):2.1倍と難関私立大学であるにもかかわらず低め
  • 特別な受験資格がなく、受験のハードルが低め
  • 募集人員:120名

参照元:慶應義塾大学文学部 自主応募制による推薦入学者選考募集要項

法政大学文学部地理学科

  • 募集人員:10名
  • 倍率(2024年):2.3倍と低め
  • 1次:書類審査、2次:筆記試験・面接(筆記試験が地理のみなので、範囲を絞って対策ができる)

参照元:パスナビ2025年度 文学部地理学科 自己推薦入学試験要項|法政大学

立命館大学文学部(国際文化学域)

  • 倍率(2024年):1.8倍と難関私立大学であるにもかかわらず低め
  • 募集人員:10名
  • 出願資格に評定基準がない
  • 1次:書類審査、2次:プレゼンテーションおよび質疑応答、個人面接(学科試験がない)

参照元:2025年度(総合型選抜)AO選抜入学試験 文学部「人文学プロポーズ方式 入学試験要項|立命館大学2024年度 AO選抜入学試験「各学部独自方式」試験結果|立命館大学

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いている人が準備すべき2つのこと

合格を勝ち取るための2つの準備
総合型選抜入試(旧AO入試)に向いている人が準備すべきポイントは、下記の2つがあります。

志望動機を明確にしよう

総合型選抜入試(旧AO入試)に向いていると思った人は、志望動機を明確にしましょう。洗練された志望動機は、志望理由書を読む人や面接官へ伝わりやすく、合格の可能性が高くなるためです。

また大学での面接や小論文では、志望動機について触れられます。的確に答えられるよう、事前に練習を重ねておくことが大切です。

志望動機を整理する際には、下記の3点を意識してみましょう。

  • なぜ(Why)
  • どのように(How)
  • 何を(What)

これは、ゴールデンサークル理論といって、相手へ物事を伝える時に効果的とされる手法の1つです。自分自身がなぜそれをやりたいのか、どのために大学へ入ってどのように過ごして何をしたいのかを大学の担当者へ伝えましょう。

その際、自分からの視点だけではなく、大学からの視点も入れ込むことが大切です。大学が求めている人材、自分とどの点がマッチしているのか、といった内容もまとめてきましょう。

このように志望動機を明確にしておくと評価が高くなり、結果的に合格の可能性が高まるはずです。

高校生活の経験を振り返ろう

高校生活の経験を振り返ることは、大学入学後の意欲やモチベーションを伝える上ではとても効果的です。

出来事を振り返るだけではなく、自分の熱意や意欲にどのような影響があったのかを、下記の3つのポイントを押さえて説明するとよいでしょう。

  • どんな経験をしたのか
  • どんなことを考えたのか
  • その経験からどんなことをしたいと思ったのか

このような説明できると、大学へ入学したいという意欲を伝えやすくなり、合格の可能性が高まるでしょう。

総合型選抜入試(旧AO入試)を希望する高校生が押さえておくべき注意点

受験生が気を配りたい注意点
総合型選抜入試(旧AO入試)を希望する高校生が押さえておくべき注意点は、以下の2点です。

  • どの学校も実施しているわけではないこと
  • 総合型選抜入試(旧AO入試)には専願と併願可の学校がある

総合型選抜入試(旧AO入試)はどの学校・学部も実施しているわけではない

例えば国公立の大学では、総合型選抜を実施している学校もあればしていない学校もあります。

また早稲田大学のように、総合型選抜入試(旧AO入試)を実施している学部が限られている場合もあります。

志望する大学が決まっている人は、あらかじめ総合型選抜入試(旧AO入試)を実施しているかどうかを入試情報などで確認しましょう
総合型選抜で受かりやすいおすすめの大学リストを大公開

総合型選抜入試(旧AO入試)には専願と併願可の学校がある

総合型選抜入試(旧AO入試)には専願でしか出願できない学校もあれば、併願ができる学校もあります。総合型選抜入試(旧AO入試)で専願の募集をしている大学の場合は、合格が決まった時点で入学しなければなりません。

一方で併願可な大学の場合には、大学への合格が決まったとしても、他の大学に入学できます。

総合型選抜(旧AO入試)を利用する際は、志望大学の入試要項などの情報を見て、専願か併願かも確かめておきましょう。

まとめ:結局どんな人が受かりやすいのか?

このページのまとめ
総合型選抜入試(旧AO入試)に向いている人は、将来やりたいことが明確な人です。

将来やりたいことが明確な人は、大学入学後への高い意欲や活動が見込まれるため、大学にとって貴重な人材になると判断されやすいからです。

そこで総合型選抜入試(旧AO入試)に向いているなと感じた人は、

  • 志望動機をより明確にする
  • 過去の経験を振り返って整理しておく

という2点を行った上で受験を考えたいですね。今回取り上げなかった総合型選抜(旧AO入試)の難易度や合格倍率が気になりましたら以下をどうぞ。

相場の合格倍率と受験難易度を大公開

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※1 合格率98%はカリキュラム消化者が対象です。
※2 上智大学合格率83%は2025年度入試における上智大学受験者が母数です。

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

昨年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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