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2025.05.26 推薦入試

通信制高校は推薦入試に不利?推薦での大学進学条件と重視すべきポイントを紹介

通信制高校は推薦入試に不利?推薦での大学進学条件と重視すべきポイントを紹介

通信制高校に通っている方の中には、大学進学を考えている方も少なくないでしょう。

実は、通信制高校からの大学進学は、一般入試だけでなく、推薦入試もおすすめです。

今回は、通信制高校から推薦入試に挑戦するメリット・デメリットや重要なポイント、推薦入試に強いおすすめの通信制高校などについて解説します。

現在大学進学を考えていて「通信制高校だから推薦は難しいだろうな…」と思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

なお、通信制高校から推薦入試や総合型選抜のご利用をお考えの方にピッタリな対策塾としてホワイトアカデミー高等部があります。通信制高校に通われている方を対象とした推薦入試や総合型選抜の対策コースもありますので、ぜひご覧ください。
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通信制高校は推薦入試に不利ではない!

通信制高校は推薦入試に不利ではない
通信制高校に通う生徒でも推薦入試に挑戦することは可能であり、実際に多くの生徒が推薦入試で大学に合格しています。

通信制高校でも推薦入試で不利にはならない理由は、主にこの3つです。

  • 評定平均や活動実績、志望理由などを総合的な評価するため、多様な学び方を提供する通信制高校でも十分に対策可能
  • 高い評定平均が取りやすいため、推薦入試で高い評価を得やすい
  • 自分のペースで学習を進められるため、部活動やボランティア活動、資格取得など、推薦入試で求められる活動実績づくりに力を入れられる

指定校推薦枠をたくさん持っている通信制高校もあり、各校が独自のサポート体制や指導方針で推薦入試対策を積極的におこなっています。

したがって、通信制高校は推薦入試において決して不利ではなく、むしろ自分の強みを伸ばす絶好の機会を提供してくれるのです。

そもそも推薦入試とは

推薦入試とは
推薦入試とは、大学側が指定した条件を満たす受験生を対象に、書類審査や面接、小論文などの試験を通じて選考を行う入試制度です。

推薦入試には、学校が持つ推薦枠を取得した生徒が出願できる「指定校推薦」と、学校を限定せず幅広く受験者を募る「公募推薦」の2種類があります。

指定校推薦と公募推薦は、入試のプロセスや試験内容は多少異なりますが、重視されるポイントと試験時期はだいたい同じです。

ここでは、それぞれの試験の特徴と主な試験内容、重視されるポイントについて解説していきます。

公募推薦入試

公募推薦入試とは、全国の高校生を対象に行う推薦入試です。

この制度は、学校長の推薦と出願条件を満たせば、在籍校や居住地域に関わらず誰でも出願できます。

出願条件は大学によってさまざまですが、評定平均や課外活動の実績、出欠数などが重視されます。

試験では、面接や小論文、グループディスカッション、プレゼンテーションなどが実施されることが多いです。大学によっては学力試験をおこなう場合もあります。

公募推薦入試は、高校時代に熱心に取り組んだ活動や大学の学びへの熱意が評価されるため、志望大学と自分の学びたい分野が明確で、積極的に自分の能力をアピールしたい生徒に最適です。

指定校推薦入試

指定校推薦
指定校推薦入試は、大学側から提供された推薦枠に合わせて高校側が推薦する生徒を決定し、入試を受ける制度です。

この入試方式の大きな特徴は、大学と高校の間で築かれている信頼関係をもとに推薦枠が決定する点です。

そもそも、志望する大学へ指定校推薦で行くには、在籍している高校が志望する大学の指定校推薦枠をもらっている必要があります。

指定校推薦枠は学校ごとに異なり、さらに毎年同じ大学から同じ枠数の推薦があるわけではないので、受験年度に志望校の指定校推薦枠がなければ出願できません。

なお、通信制高校でも大学や専門学校からの指定校推薦枠を持っている場合があります

指定校推薦は、評定平均だけでなく、出席率や課外活動、学校からの推薦書なども評価の対象です。

推薦枠は限られているため、大学からの推薦枠数を出願希望者が上回った場合は校内選考で出願者を決定します。

校内選考で審査されるのは、評定平均や出席率、授業態度、活動実績などです。規模の大きい通信制高校では指定校推薦枠に多くの希望者が募り、熾烈な校内選考がおこなわれることも少なくないでしょう。

そのため、希望者は早めに情報を収集して対策を始めることが重要です。

主な試験内容

公募推薦入試と指定校推薦入試の主な試験内容は、このようになっています。

主な試験内容
公募推薦入試 ・書類審査(調査書、推薦書など)
・小論文
・面接
・プレゼンテーション
・グループディスカッション
・学力試験(指定科目、教科横断型、論述試験など)
・実技試験(芸術・体育・建築系学部学科が多い)
指定校推薦入試 ・書類審査(調査書、推薦書など)
・小論文
・面接

推薦入試の主な試験内容は、大学や学部によって異なりますが、一般的には書類審査、小論文、面接です。

書類審査では、調査書や志望理由書、推薦書などが審査されます。大会・コンクール実績など特別な出願条件がある場合は、それに関する資料も審査対象です。

小論文では、受験生の思考力や表現力、問題解決能力が試されます。志望学部・学科に関連した問題が出されることが多く、志望学部・学科で必要な知識も同時に問われます。

面接は、受験生の意欲や人間性を直接評価する場であり、自己PRや志望動機について問われることが一般的です。

推薦入試では、これらの試験を通じて、受験生を総合的に判断します。

推薦入試で重視されるポイント

推薦で重視されるポイント
推薦入試で重視されるポイントは、主にこの5つです。

  • 評定平均
  • 課外活動の実績
  • 志望理由書や推薦書の内容
  • 出席率
  • 面接
  • 小論文などの学力試験

まず、評定平均は高ければ高いほど有利です。

次に、課外活動の実績は、部活動やボランティア活動、学校外での活動などが評価されます。志望学部・学科と関連が深い活動実績であればなお高評価です。

志望理由書をはじめとする出願書類では、これらの活動実績の内容や活動を通して学んだこと・成長したこと、それをもとに大学で何を学びたいか、などが見られます。

また、推薦入試では出席率も重要なポイントです。大学入学後、真面目に授業に参加する学生かどうかをチェックされます。

さらに試験で問われる面接や小論文ももちろん重要です。

面接では、自己PRや志望動機をしっかりと伝えることが求められ、小論文では論理的な思考力や表現力が試されます。

推薦入試で合格するには、これら5つのポイントで高評価がもらえるようにしっかり準備することが求められます。

通信制高校で推薦入試を利用するメリット

推薦のメリット
通信制高校で推薦入試を利用することには多くのメリットがあります。

  • 指定校推薦は出願すればほぼ合格が確定する
  • 年内に合否が判明するため、新生活への準備を早めに開始できる
  • 高い評定平均を活かせる
  • 高校時代に取り組んだ課外活動や特別な活動の実績を活かせる
  • 志望大学での学びに関連した活動に取り組んでアピールできる

まず、推薦入試、特に指定校推薦入試を利用することのメリットとしては、一般入試よりも早い段階で進学先が決定するため、受験のストレスを軽減できる点が挙げられます。

また、年内に合否がわかるため、大学入学後の準備も早めにできる点も嬉しいポイントです。

通信制高校は評定平均が高めに出る傾向があるため、他の受験生より高い評定平均をアピールしたり、難関大学の推薦入試に出願したりできるのは通信制高校から推薦入試を利用することならではのメリットでしょう。

そして、推薦入試では学力試験だけでなく、これまでの活動実績や人間性が評価されるため、通信制高校での多様な学習経験や活動がプラスに働くことがあります。

例えば、自分の興味を追求した探究学習やボランティア活動などは、推薦入試における大きなアピールポイントです。

通信制高校は自分のペースで学習を進められて他の活動に時間を割きやすいため、全日制高校と比べて推薦入試に必要な実績を積みやすい環境となっています。

推薦入試に向けて実績づくりに取り組める余裕があるので、推薦入試の対策はしやすいでしょう。

通信制高校で推薦入試を利用するデメリット

推薦のデメリット
通信制高校で推薦入試を利用することには多くメリットがありますが、当然その裏にはデメリットも存在します。

  • ほとんどの場合併願ができない
  • 合格後の辞退ができない
  • 指定校推薦だと枠が限られて受験校の選択肢が少ない
  • 全日制に通う受験生よりも学校での活動でアピールできることが少ない

まず、推薦入試は基本的に専願で他校との併願ができないため、複数の大学を受験したい場合にはおすすめの選択肢ではありません。合格したら必ず入学しなければならないことも多く、慎重に受験校を選ぶ必要があります。

また、通信制高校は、一般的に通学制の高校と比べて指定校推薦枠が限られている場合が多いです。

指定校推薦枠がある通信制高校でも、志望する大学や学部・学科の推薦枠に絞ると一気に選択肢が少なくなります。

規模の大きい通信制高校では、数少ない推薦枠を大勢の受験生が競い合い、推薦枠を獲得するまでの競争倍率が非常に高くなることもあります。

さらに、通信制高校は学校での活動が全日制高校に通う学生よりも少ないので、アピールできる要素は必然的に少なくなります。他の活動実績をつくってカバーするなどの対策が必要です。

このように、通信制高校で推薦入試を利用することにはデメリットもあることをしっかり理解した上で、受験するかどうかを考えましょう。

通信制高校から推薦入試で大学進学するために大事なポイント

通信制高校の推薦入試で大事なポイント
通信制高校から推薦入試で大学進学を目指す際には、いくつかの重要なポイントがあります。

ここからは、合格のために重要な5つのポイントについて詳しく解説していきます。

評定平均をできるだけ高くする

通信制高校から推薦入試に合格するには、まず評定平均をできるだけ高くすることが重要です。

通信制高校で評定平均を上げるには、日々の授業や課題を丁寧に取り組むことが求められます。

まずは、毎日の学習時間をしっかりと確保し、計画的な学習を心掛けましょう。

また、学習内容の理解度を深めるために、疑問点があれば積極的に質問し、解決することが大切です。

積極的に質問する姿勢を見せることで、学習意欲の高さも同時に見せることができます。

自分で学習計画を立ててカリキュラムを進めるスタイルなら、自己管理能力を高めることも欠かせません。

毎日の学習時間管理や目標設定を効果的に行い、スケジュールに沿って学習を進めることで、着実に成績を上げられます。

このように毎日の学習に取り組むことで、成績が上がり、評定平均も向上させることができるでしょう。

大学で学びたい内容に関連した活動実績を作る

大学での学びに関連した活動実績を作る
通信制高校から推薦入試合格を目指すなら、学業だけでなく、大学で学びたい内容に関連した活動実績づくりにも力を入れましょう

こうした課外活動の実績があると、推薦入試での評価をさらに高められます。

具体的には、まず自分が志望する大学や学部のカリキュラムを理解し、そのテーマに関連する活動を積極的に行いましょう。

例えば、科学に興味がある場合、科学クラブに参加したり、大学や科学館などでおこなっている科学関連のイベントやセミナーに参加することが考えられます。

また、推薦入試では、地域のボランティア活動やインターンシップを通じて実践的な経験を積むことも評価されます。

これらの活動は、活動実績として活かせるだけでなく、活動を通して自分自身の興味を深め、大学での学びをより充実させるための土台づくりにもなります。

このような自分の興味にひもづいた活動を積極的におこなって、他の受験生と差別化を図りましょう。

志望大学で評価の高い資格を取得する

志望大学で評価の高い資格を取得することは、推薦入試を成功させるための重要なステップです。

推薦入試では、大学側は学生の学力だけでなく、特定の分野やスキルに対する専門性も評価します。

そのため、大学のカリキュラムや教育方針に関連した資格を取得することで、自分の志望理由をより具体的に示すことができます。

例えば、英語を専門的に学びたいなら、英検やTOEIC、 TOEFL、IELTSといった検定試験で高いスコアを取得することが有効です。

情報系の学部学科に行きたいならIT系の資格、世界の遺跡について学びたいなら世界遺産検定などもいいでしょう。

こうした資格を持っていると、学習意欲や自己管理能力の証としても高く評価されます。

まずは、自分が目指す大学が推奨する資格や、業界で広く認知されている資格を調査し、資格取得に向けた準備を始めましょう。

出願書類(志望理由書、自己PR書など)の完成度を高める

推薦入試では、出願書類の完成度が合否を左右します。

これは、一次選考として書類審査を実施する大学が多いためです。

志望理由書や自己PR書、推薦書、事前に提出する課題など、推薦入試の提出書類は幅広く、準備に時間がかかります。大学ごとに提出書類の体裁が異なるため、受験する大学別に書類作成が必要です。

そのため、出願書類は早いうちから作り始め、出願前に第三者のチェックや推敲を何度も重ねてブラッシュアップしたものを提出しましょう。

小論文や面接などの試験準備を万端にする

小論文などの試験準備を万端にする
小論文や面接の準備は、通信制高校から推薦入試で大学進学を目指す際に極めて重要です。

まず、小論文の対策では、小論文を書くために必要な知識やスキルを習得しましょう。序論・本論・結論で書く方法や具体例を用いて論理的に書く方法などがこれに当たります。

また、日頃から読書を通じて語彙を増やしたり、時事問題にも目を向けて自分の考えを持ったりすることが大切です。

基礎的な知識やスキルが身に付いたら、過去の入試問題に取り組んで自分の意見をまとめる練習を重ねましょう。

この際、学校や塾の先生に添削をお願いして何度も文章をブラッシュアップすることが大切です。

次に、面接対策では、自身の志望動機や将来のビジョンを明確にすることと、わかりやすく相手に伝えるためのスキルを磨くことに取り組みます。

模擬面接を重ね、何度もフィードバックを受けることで、表現力や自信を高めることができるでしょう。

さらに、事前に志望大学の特徴や教育方針について調べたり、質問されそうなことの回答例をつくっておいたりすると、面接での質問にも的確に答えられるようになります。

これらの準備を通じて、推薦入試での合格をより確実なものにしましょう。

推薦入試に強いおすすめの通信制高校

大学推薦入試に強いおすすめの通信制高校
ここからは、大学の推薦入試に強みを持つおすすめの通信制高校をご紹介します。

第一学院高等学校

第一学院高等学校は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、進路に応じた学習プランを提供するのが特徴の通信制高校です。

スタンダードコース、プレミアムコース、専門コース、オンラインコースなどさまざまなコースを設置しており、プレミアムコースの特別進学専攻では、予備校と連携した大学受験対策講座を受講できます。

指定校推薦の実績は、2024年度の実績で四年制大学が243校、短期大学が94校です。法政大学や神奈川大学など、有名私大の指定校推薦枠もあります。

推薦入試から一般入試、総合型選抜まで幅広い大学受験制度に対応したサポートをおこなっており、国公立大学から早稲田大学、MARCH、関関同立などの有名大学まで豊富な合格実績があるのが特徴です。

▶︎第一学院高等学校 公式サイト

HR高等学院

HR高等学院
HR高等学院は、ビジネスで活きる非認知能力やキャリアへの探究心の育成を掲げる通信制高校サポート校です。

実際に企業と連携して学ぶPBL(問題解決型学習)や探究学習などの独自プログラムで、自分の興味関心を見つけ、課題解決できる力を育成するカリキュラムとなっています。

総合型選抜や推薦入試での大学進学に実績があり、特に海外大学推薦制度枠が71枠と圧倒的です。

有名大学への推薦制度もあり、海外大学への進学を考えている方にはぜひおすすめです。

▶︎HR高等学院 公式サイト

ルネサンス高等学校

ルネサンス高等学校は、インターネットでの学習をメインに個別学習やさまざまなオプションコースなどを組み合わせて多様な学び方を実現しているのが特徴です。

大学進学サポートにも力を入れており、国公立大学や早慶上智、 GMARCH、日東駒専、関関同立など数多くの有名大学への合格実績があります。

指定校推薦も充実していて、北海道から九州・沖縄まで幅広い大学・短大からの推薦枠があります。

担任による個別指導では、推薦入試のための小論文や面接対策にも対応しています。オンラインはもちろん、校舎で直接指導を受けることも可能です。

▶︎ルネサンス高等学校 公式サイト

クラーク記念国際高等学校

クラーク記念国際高等学校
クラーク記念国際高等学校は、1992年の開校から30年以上にわたって生徒のサポートをおこなっている通信制高校です。

国内の難関大学や海外大学合格を目指す生徒に向けて「クラーク予備校」という特別プログラムを開講しており、希望する進路に合わせた指導を受けられます。

予備校講師による専門的かつ実践的な指導を受けることができ、生徒一人ひとりにつくコーチング担当が学習計画の作成やアドバイス、進路相談などもしてくれます。

大学の合格実績はもちろん、指定校推薦の実績も豊富です。

2024年度には早稲田大学、上智大学、ICU、中央大学、法政大学、学習院大学などの有名大学の推薦枠があります。

▶︎クラーク記念国際高等学校 公式サイト

勇志国際高等学校

勇志国際高等学校は、九州を中心に複数の学習センターがある通信制高校です。通信制高校ながら、多くの学生が通学生として学習センターに通いながら学習しています。

大学進学を目指す学生向けには、勇志ネット予備校というコースを設置しています。

担任教師と学習計画を立てて、インターネットでのオンデマンド授業とライブ授業で効率よく学習を進められるのが特徴です。

学年・レベル別に特進クラス、進学クラス、基礎クラスの3クラスを設置しており、3年次にはオプションとして総合型・推薦型クラスも設けられています。

このクラスを受講することで、志望理由書や面接、小論文など、推薦入試に特化した受験対策が可能です。

▶︎勇志国際高等学校 公式サイト

通信制高校から大学進学するなら総合型選抜もおすすめ

通信制高校からの大学進学は総合型選抜もおすすめ
通信制高校から大学に進学するなら、総合型選抜を活用してみるのもおすすめです。

総合型選抜は、学力だけでなく、個々の生徒が持つ多様な能力や経験を評価します。推薦入試のような学校からの推薦も不要です。

大学・学部学科とのマッチングが重要な入試制度なので、通信制高校の生徒が持つ独自のバックグラウンドを最大限に活かすことができ、特定分野の探究活動や、趣味を通じた珍しいスキルの習得など、通常の試験では測れない個性も存分にアピールできます。

試験では、面接や小論文、自己PRなどを通じて自分自身をアピールする機会が多く、これらをしっかりと準備すれば、大学側に自分の強みを効果的に伝えることが可能です。

実際に多くの通信制高校の生徒が総合型選抜を利用しており、高校でも総合型選抜による大学受験対策を実施するところが増えてきています。

通信制高校からの総合型選抜を使った大学受験については、こちらの記事でさらに詳しく解説しているので、興味があればぜひご一読ください。

▶︎通信制高校から大学進学するなら総合型選抜(旧AO入試)一択

推薦入試をねらう通信制高校生がよく抱く疑問

よくある疑問
最後に、通信制高校から推薦入試を受験する際に、多くの生徒が抱える疑問にまとめて回答していきます。

通信制高校が理由で指定校推薦入試に落ちることはある?

通信制高校が理由で指定校推薦に落ちることはある?
通信制高校に通う生徒が指定校推薦入試において不利になることはほとんどありません。

なぜなら、大学側は通信制高校であることを承知の上で指定校推薦枠を提供しているからです。

指定校推薦入試は、推薦枠を勝ち取るまでの倍率は高めですが、出願できればほぼ合格します。

大学側もそれを理解して推薦枠を提供しているので、指定校推薦入試において通信制高校だからといって不利になることはないのです。

通信制高校であっても、必要な評定平均を満たし、校内選考を通過すれば、指定校推薦を受けることができます。

ただし、指定校推薦は希望者が多い場合は校内選考がとても厳しいものになるため、十分な準備をして、万が一校内選考に漏れてしまった際のことも考えておくようにしましょう。

どんな大学から指定校推薦枠があるのかはどうやって知れる?

受験年度にどの大学からの指定校推薦枠があるのか知るためには、まず通っている通信制高校の進路指導室や担当の先生に相談してみましょう。

指定校推薦枠の公開が開始されていれば、問題なく情報をもらえるはずです。

ただし、受験年度が来年であったり、今年度の指定校推薦枠がまだ決定していなかったりする場合には、教えてもらえないこともあります。

こうした場合は、学校の公式サイトやパンフレットに情報が掲載されていないか確認しましょう。

さらに、学校によっては、定期的に進学説明会を開催し、その中で推薦枠について詳しく説明してくれることもあります。

指定校推薦と公募推薦のどちらを利用するべき?

指定校推薦か公募推薦どっちがいい?
在籍する通信制高校で行きたい大学・学部学科の指定校推薦がある場合は、まず指定校推薦を狙うのがおすすめです。

志望校の指定校推薦がない場合や推薦枠を取るのが難しそうな場合は、公募推薦を利用することになります。

そのため、まずは在籍する通信制高校の指定校推薦枠を調査するところから始めてみましょう。

どんな大学・学部学科の指定校推薦枠があるかは学校によってさまざまですが、なかには早稲田大学などの有名難関私大の推薦枠があるところもあります。

参考:通信制高校 一ツ葉高等学校 指定校推薦

はじめから指定校推薦狙いで通信制高校を選ぶなら、どんな大学の推薦枠があるかチェックしてみるといいでしょう。

このページのまとめ

このページのまとめ
今回は、通信制高校からの推薦入試で対策すべきポイントや、推薦入試に強いおすすめの通信制高校について解説してきました。最後にこの記事のポイントをまとめます。

この記事でおさえるべきポイント

  • 通信制高校でも推薦入試の挑戦は可能で、実際に多くの生徒が推薦入試で合格している
  • 大学の推薦入試は主に公募推薦と指定校推薦の2種類
  • 通信制高校では指定校推薦がおすすめだが、公募推薦も受験可能
  • 通信制高校は評定平均が高く出やすく、学業と並行して課外活動に取り組む余裕もあるため、推薦入試に向いている
  • デメリットは通信制高校だと指定校推薦の枠が少なく、選択肢があまりないこと
  • 通信制高校から推薦入試に合格するには、評定平均をできるだけ高くすること、志望校に関連する活動実績や資格を取得すること、試験対策を万全にすることが重要
  • 通信制高校から推薦入試を狙うなら、総合型選抜もおすすめ

「通信制高校は推薦入試で不利」という声もありますが、対策の仕方によっては十分推薦入試でも大学進学を狙えます!

通信制高校からでも推薦入試で合格を目指しているなら、ぜひ今回紹介した内容を参考に入試対策をおこなってみてください。

最後になりますが、ホワイトアカデミー高等部では通信制高校に通っている方向けの推薦入試並びに総合型選抜の特化型コースがあります。通信制高校から推薦入試や総合型選抜を利用して大学進学を目指す方にピッタリなコースですので、注目に値します。

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