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2025.07.03 その他の入試情報

英検準1級と2級との違いとは?:レベル差や効果的な対策法

英検準1級と2級との違いとは?:レベル差や効果的な対策法

「英検2級と英検準1級にはどんな違いがあるの?」

「英検準1級は2級と比べてどれくらい難しいの?」

英検二級に合格し、英検準一級に挑戦しようと考えている方でこのような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

本記事では、英検準1級と英検2級の試験内容の違いから対策内容の違いまでを詳しく解説します。

最後までお読みいただければ、英検二級と準一級との差を理解していただけるでしょう。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

英検2級と準1級の基本的な違いとは?

英検二級と準一級との基本的な違いとは

英検二級と準一級の概要比較

英検2級と英検準1級では、試験の合格点や問題数などいくつかの違いがあります。

試験の基本的な違いを以下の表にまとめます。

項目 英検2級 英検準1級
レベル 高校卒業程度 大学中級程度
配点 各技能650点 各技能750点
合格点 一次試験1520/1950点
二次試験460/650点
一次試験1792/1950点
二次試験512/750点
試験時間 筆記85分
リスニング25分
面接7分
筆記90分
リスニング30分
面接8分
問題数 リーディング31問
リスニング30問
ライティング2問
リーディング31問
リスニング29問
ライティング2問

英検二級から準一級で求められる英語力の違い

次に、実際に求められる英語力にどのような違いがあるのかを解説します。

英検合格者の英語力は、スコアに応じてCEFRレベルが判定されます。

CEFRとは、ヨーロッパ言語共通参照枠と呼ばれるものであり、外国語の学習者、教授、評価者が、その熟達度を同じ基準で判断・評価できるように2001年に欧州評議会が発表した枠組みです。

CEFRの等級はA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階に分かれており、外国語を使って具体的に何ができるのか、という言語力を定めています。

英検2級合格者は、CEFR B1であり、英検準1級合格者は、CEFR B2の英語力があるとされます。

それぞれの英語力は以下のとおりです。

レベル 英語力のレベル
CEFR B1(英検2級)

仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。

CEFR B2(英検準1級)

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。

引用元:CEFRとは
参照元:各級の英語レベル

このように、英検2級合格者が、日常生活や身近な話題について英語で会話ができるとされているのに対し、英検準1級合格者は、専門分野や抽象的な話題でも、英語を母国語とする人と自然にやり取りができるレベルとされています。

また、英語検定協会が求めている、英検2級および英検準1級に合格するための英語力について以下にまとめます。

項目 英検2級 英検準1級
程度

社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。

社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる。

読む

社会性のある内容の文章を理解することができる。

社会性の高い分野の文章を理解することができる。

聞く

社会性のある内容を理解することができる。

社会性の高い内容を理解することができる。

話す

社会性のある話題についてやりとりすることができる。

社会性の高い話題についてやりとりすることができる。

書く

社会性のある話題について書くことができる。

社会性の高い話題についてまとまりのある文章を書くことができる。

引用元:各級の審査基準

このことから、英検2級では、「社会性のある内容」が出題されるのに対し、英検準1級では、「社会性の高い内容」が出題されることがわかります。

つまり、英検準1級においては、社会・学術的テーマ(政治、医療、環境など)にも対応できるレベルが求められます。

英検準1級と2級の試験内容の違い

英検2級と準1級の試験内容の違い
では、実際に試験内容にどのような違いがあるのかを見ていきましょう。技能ごとに解説します。

二級と準一級のリーディングセクションの違い

まず、リーディングセクションにおいて、問題数は英検二級と準一級で違いはありません。

しかし、レベルや内容にはかなりの差があります。

具体的な違いは以下の通りです。

項目 英検2級 英検準1級
語彙数 3800〜5100 7500〜9000
大問2
(空所補充問題)
250語程度の説明文 250語程度の説明文or評論文
大問3
(内容一致問題)
250語程度のEメール
360語程度の論説文
400語の説明文or評論文
500語の説明文or評論文

大きな違いは、語彙力と長文の内容です。

語彙については、表の通り、英検準1級では2級の約2倍の語彙力が求められます。

英検2級で扱われる語彙の多くは中学校〜高校の教科書レベルですが、英検準1級では、教科書では扱わないアカデミックな語彙をさらに2000〜3000語習得する必要があります。

次に長文の内容です。

英検2級では説明文が中心ですが、準1級では評論文も出題され、文章がより抽象的・論理的になります。

説明文は、あるテーマについて順序立ててわかりやすく説明された文章であり、読み手にとってスムーズに理解しやすい構成です。

一方、評論文は、筆者があるテーマに対する主張を、根拠とともに述べていく構成で、他者の意見への反論やメリット・デメリットの対比が含まれることもあります。

そのため、文章の構成が複雑になり、読み手には筆者の主張とその根拠を明確に把握しながら読み進める力が求められます。

二級と準一級のリスニングセクションの違い

英検2級からのリスニングセクションの違い
次に、リスニングセクションの違いについて見ていきます。

英検2級では30問が出題されますが、準1級では29問と、問題数自体に大きな違いはありません。しかし、内容や構成には明確な差があります。

以下に、準1級と2級のリスニング問題の主な違いをまとめました。

項目 英検2級 英検準1級
大問 2問 3問
大問1 2往復程度の会話文の内容一致問題 3往復程度の会話文の内容一致問題
大問2 60語程度の物語文or説明文の内容一致問題 150語程度の説明文・論説文の内容一致問題
大問3 なし 100語程度のReal-Life形式の内容一致問題

このように、英検準1級のリスニングでは、2級に比べて語数・構成ともに難易度が上がっていることがわかります。

特に特徴的なのが、大問3として新たに追加される「Real-Life形式」の内容一致問題です。

この問題では、実社会のシチュエーションを想定した施設内アナウンスや音声メッセージなどを聞き、その内容に基づいて選択肢から正答を選ぶ形式になっています。

また、大問2においても、英検2級では60語程度の短い文章に対して1問解答する形式でしたが、準1級では約150語の長文に対して2問を答える必要があり、内容把握と集中力の両方が求められます。

そのため、英検準1級では、より長時間にわたり情報を聞き取り、正確に理解・判断する力が問われるのです。

二級と準一級のライティングセクションの違い

英検準1級と2級のライティングセクションの違いを解説します。

実は、二級と準一級のライティングについては大きな違いはありません。

どちらも、要約問題と意見論述問題が出題されます。それぞれ、課題文の文字数や解答時の指定の文字数に差があります。

要約問題では、二級では150語程度の課題文を45〜55語で要約するのに対し、準一級では200語程度の課題文を60〜70語で要約します。

意見論述問題では、指定のトピックについて、2級では80〜100語で論じるのに対し、準1級では120〜150語で論じる必要があります。

このように、英検準1級では文字数が増えることで、内容理解の深さや、より具体的で説得力のある根拠の提示が求められます。

これらを満たすためには、複雑な構成(序論・本論2段落・結論)かつ多様な文法・語彙で書く必要があります。

つまり、構成や語彙の正確さに加えて、論理展開の明確さもより重視されるのが英検準1級の特徴です。

二級と準一級のスピーキングセクションの違い

スピーキングセクションの英検2級との違い
最後に、スピーキング・面接(二次試験)の違いについてまとめます。

英検2級では、以下の5つの問題が出題されます。

  1. パッセージの音読
  2. 音読したパッセージに対する質問
  3. 3コマのイラストの展開
  4. カードのトピックに関連した質問
  5. 日常生活に関する質問

一方、英検準1級では次のような5問が出題されます。

  1. 4コマのイラストの展開
  2. イラストに関連した質問
  3. カードのトピックに関連した質問(2問)
  4. カードのトピックに関連する社会性のある質問

このように、準一級では音読がなくなり、イラストのコマ数が増えるほか、社会的なテーマを扱う質問が追加されます。

これにより、受験者には、より多様な表現力、社会的な話題への理解、そして論理的思考力が求められるようになります。

英検準1級では「身近な話題」から一歩進み、「社会的な問題に対する自分の意見」を英語で説明・主張できるかが問われるとも言えるでしょう。

英検2級合格から準1級までに必要な勉強時間は?

英検2級から準1級までに必要な勉強時間は?
英検2級にギリギリ合格した方が英検準1級に合格するためには、おおよそ400〜600時間の勉強時間が必要とされています。

これは、毎日2時間の勉強時間が確保できる方であれば、取得まで7〜10ヶ月程度がかかるということです。

もちろん、英検2級を満点に近いような高得点で合格した場合であれば、もっと短い時間で合格することができるでしょう。

大切なことは、自分の英語力といつまでに英検準1級を取得するのかという目標に合わせて、現実的かつ継続可能な勉強計画を立てることです。

なお、英検2級にギリギリ受かった方が英検準1級に3ヶ月という短期間で合格するためには、どのような勉強計画が求められるのかということについて以下の記事で詳しく解説しています。

なるべく短期間で英検準一級に合格したいという方はぜひお読みください。

参考:英検準1級に3ヶ月で合格するための勉強法

英検2級から準1級で苦戦するポイント

英検2級から準1級で苦戦するポイント
次に、英検準一級対策を行う多くの方が苦戦するポイントと解決策を紹介します。

求められる語彙力の高さ

英検準1級に必要な語彙の多さは、2級合格者が最初に直面する大きな壁です。

なぜなら、新しく覚える語彙数が圧倒的に増えるとともに、より学術的・専門的なものが多く含まれているからです。

実際に、早慶レベルの難関大学入試で求められる語彙数が約6000語程度といわれています。それに対して、英検準1級では7500語以上求められているため、その大変さがよくわかるでしょう。

このような膨大かつ難解な語彙に対応するためには、効果的かつ効率的に単語学習を行う必要があります。

効果的な学習方法には以下のようなものがあります。

勉強法 詳細
語源学習 pre-(前に)、post-(後に)などの接頭辞や、-tion, -ment などの接尾辞を活用し、語根から派生語をまとめて覚える方法。語の構造を理解することで応用力も身につきます。
文脈記憶法 単語帳だけでなく、文章中で単語を覚える方法。ニュース記事や論説文での用例を確認したり、自分で例文を作成したりすることで、記憶が定着しやすくなります。
マルチモーダル学習 見る・聞く・書くなど複数の感覚を同時に使う学習法。音声やディクテーション、書き写しなどを組み合わせることで、記憶の強化が期待できます。

これらの学習法を活用することで、英検準1級に必要な語彙力を効果的かつ無理なく身につけることができます。

さらに詳しい語彙対策については、以下の記事で解説しています。語彙力を強化したい方はぜひご覧ください。

参考:英検準1級語彙対策に向けた単語の効果的な覚え方

抽象的な長文理解

抽象的な長文理解
英検準1級の長文問題では、英検2級と比べてより抽象的な内容が増え、文字数も長くなります。

そのため、複雑なテーマを短時間で正確に理解する力が求められます。

こうした文章に対応するために重要なのが、以下の2点です。

背景知識の習得

英検準1級では、環境問題・科学技術・政治・教育・文化など、社会的・学術的なテーマが頻出です。

こうしたテーマの基本的な知識を日頃から蓄えておくことで、読み取りのスピードと理解度が格段に向上します。

背景知識を習得するためのおすすめの情報源・教材は以下の通りです。

  • 英語ニュース(BBC News, NHK World Japan など)
  • 英検準1級 文で覚える単熟語(旺文社)
  • 英検分野別ターゲット 準1級リーディング問題(旺文社)
  • 最短合格 英検準1級リーディング完全制覇(ジャパンタイムズ出版)

これらを活用し、分野別に背景知識を強化していきましょう。

論理構造の把握技術

抽象的な文章では、段落構成や論理展開のパターンを素早く読み取る力が重要です。以下の3つの力を意識して鍛えましょう。

基本的な英文法の理解

文法問題は出題されませんが、構文把握のために高校レベルの文法は必要です。

東進ブックスの『大岩のいちばんはじめの英文法』などを活用して基本的な文法事項を押さえておきましょう。

文章の基本構成の理解

文章は基本的に「序論→本論→結論」、段落内も「要点→詳細→まとめ」という形で構成されます。

構成を意識すると、主題文や論理展開が読み取りやすくなります。

ディスコースマーカーの理解

however(しかし)、therefore(したがって)などの論理接続語は、文の展開を理解するカギになります。

これらの語句を目印に読むことで、構造を素早くつかむことができます。

パラグラフリーディングの重要性

文章の基本構成とディスコースマーカーを理解するためには、「パラグラフリーディング」に取り組みましょう。

パラグラフリーディングとは、文章を段落ごとに区切り、要点や役割を理解して、文章全体の流れを掴む読み方です。

長文を読む際に、各段落を要約してみましょう。

段落ごとの要約をするためには、段落の一番初めの文章に注目したり、ディスコースマーカーの役割を理解したりする必要があります。

パラグラフリーディングを行い、文章の基本構造やディスコースマーカーへの理解を深めましょう。

抽象的な長文理解のまとめ

背景知識の習得と論理構造の把握技術という2つのアプローチを意識して学習することで、英検準1級レベルの長文にも対応できる読解力とスピードを着実に伸ばすことができます。

わからない単語があっても、背景知識と文の構造がわかっていれば内容をつかむことができます。それが英検準1級に求められる読解力です。

論理的思考力

英検準1級のライティングやスピーキングでは、英検2級と比べてより深く論理的な根拠の提示が求められます。

単なる意見や感情にとどまらず、説得力のある具体例や客観的な裏付けを示す必要があります。

以下のような根拠が効果的です。

  • 統計データや調査結果の引用
  • 身近な経験や観察に基づく事例
  • 専門家の意見や研究成果の紹介

これらを適切に用いることで、主張に説得力と一貫性を持たせることができます。

こうした材料を引き出せるようになるには、日頃から社会的トピックに触れ、背景知識を深める姿勢が重要です。

ニュースをただ「見る・聞く」だけでなく、その背景にある原因・影響・解決策などを自分なりに考える習慣をつけましょう。

わからない点があれば、本やインターネットを使って自ら調べる姿勢が論理的思考の土台になります。

論理的思考力は、一朝一夕で身につくものではありませんが、日々の「なぜ?」を言葉にする練習が、スピーキングやライティングの強力な武器になります。

よくある質問

よくある質問

英検準1級は独学でも合格できますか?

英検準1級は独学でも十分に合格できます。

しかし、2級に比べて難易度が大幅に上がるため、独学で合格するにはしっかりとした計画と自己管理が必要です。

そのためには、自分の実力を適切に把握し、現実的な目標設定から逆算した勉強計画の立案が求められます。

まずは、英検準1級の過去問を3回分解き、あなたのレベルを理解しましょう。

その上で、毎日の勉強時間と合格までに必要な勉強時間からいつ英検準1級に受験するのかを決めましょう。

勉強計画を立てることができたら、それを実行に移すだけです。

なお、ライティングやスピーキング対策のためには必ず添削やフィードバックが必要です。

独学で対策する場合は、学校の先生やオンラインの添削サービス、生成AIなどを活用すると良いでしょう。

計画的に勉強することで、英検準1級は独学でも十分に合格できます。

英検準1級が難しいと感じたら別の英語資格試験に変更した方が良いですか?

英検準1級が難しいなら他の資格に挑戦するべきか
英検準一級を取得する目的によって出すべき結論が異なります。

英検準1級が難しいと感じた場合、他の英語資格試験に変更することは選択肢の一つですが、まずはあなたがなぜ英検準1級を取得したいのかという理由を明確にすることが重要です。

例えば、英語力の向上のためであれば他の英語資格に切り替える必要はないでしょう。

なぜなら、英検準1級を目指す過程そのものが、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの総合力を高めることにつながるからです。

一方で、留学を考えているのであれば、IELTSやTOEFLに切り替えることも一つの手です。

しかし、多くの場合は英検準1級に挑戦し続けることをおすすめします。

なぜなら、英検準1級までを取得することで、他の英語資格でも高得点をとることができるだけの力を身につけることができるためです。

実際、IELTSやTOEFLで留学に求められる水準(IELTS6.0やTOEFL80前後)は英検準1級相当の英語力です。

そのため、2級はなんとか取得したけど、英検準1級は難しいという方はこのようなスコアを取ることは難しいです。

また、多くの方が英検準1級を取得する目的としては、大学受験を見据えているのではないでしょうか。

なぜなら、英検準1級を取得することで志望校への出願が可能になったり、英語の点数が確定したり、英語の点数がプラスされたりするからです。

この時、「他の資格・検定ではそれが実現できない」または「他の資格・検定には挑戦したことがない」のであれば、英検準1級への挑戦を続けるべきです。

一方で、「英検準1級でなくても実現できる」ことに加えて、「他の資格・検定にも挑戦したことがあり、そちらである程度の手応えを感じている」のであれば、そちらの資格・検定への鞍替えを検討すべきです。

英検準1級を取得する目的や他の資格試験の対策状況に合わせて、挑戦する資格を検討しましょう。

英検2級と英検準1級では大学受験においてどのような違いがありますか?

英検準1級を取得することで、大学受験の選択肢が大きく広がります。

英検は大学入試において、出願条件や加点、試験免除などの形で活用されており、英検準1級を取得していることでより多くの大学や入試方式に対応できるようになります。

特に、総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦入試では、英検準1級の評価が非常に高いです。

実際にMARCHや関関同立以上の上位大学では、英検準1級を出願条件としていることが多く、2級と準1級で大きな差があります。

大学受験で難関大学への選択肢・可能性を増やしたいという方は、ぜひ英検準1級取得を目指しましょう。

大学受験における英検準1級取得のメリットについて以下の記事でまとめていますので、ぜひお読みください。

参考:総合型選抜・公募推薦における英検取得の価値とは?
参考:高校生が英検準1級を取得するメリットとは

まとめ

まとめ
ここまで、英検準1級と2級との違いについて、レベルの差や試験形式からつまづきやすいポイントまで解説してきました。

最後に、この記事で紹介した特に重要なポイントについてまとめます。

特に重要なポイント一覧

  • 英検準1級で、は大学中級程度の英語力を求められ、2級と比べてレベルが大きく上がる
  • 2級では情報の把握と展開を重視するのに対し、準1級では主張や根拠の提示、論理的な構成力が求められる
  • 2級合格者が準1級に合格するには、おおよそ400〜600時間の勉強時間が必要
  • 2級合格者は英検準1級で求められる、語彙力の多さ、抽象的な内容の理解、論理的思考力に苦戦しやすいため、適切な対応が必要
  • 英検準1級は適切な勉強計画を立てることで、独学でも十分に合格できる
  • 英検準一級は総合型選抜や公募推薦では特に評価が高い

この記事を通じて、英検2級と準1級の違いが明確になり、学習に役立てていただければ幸いです。

なお、「独学では不安」「効率的に合格したい」と感じた方は、専門塾の活用も選択肢の一つです。

以下の記事では、英検準1級対策におすすめの塾を詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

参考:英検準1級対策におすすめの塾

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

昨年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

その他の入試情報

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