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2025.07.04 その他の入試情報

何ヶ月で受かる?英検2級合格者が0から準1級に合格するための勉強スケジュール

何ヶ月で受かる?英検2級合格者が0から準1級に合格するための勉強スケジュール

「英検準1級の合格に必要な勉強時間は?」

「英検2級合格後に0から英検準1級に合格するためには何ヶ月必要?」

「最適な勉強スケジュールの立て方とは?」

英検2級に合格し、これから英検準1級対策を始めようとしている方で、このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

この記事では、英検二級を合格した後で英検準一級にゼロから合格するために必要な勉強時間や具体的な勉強スケジュールの立て方について解説しています。

これから英検準一級対策を始める方はぜひ最後までお読みください。

この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

英検準1級試験の概要

英検準1級試験の概要

英検準1級合格に必要な英語力

英検準1級は、大学中級程度の英語力を求める試験です。

英検教会は、英検準一級の合格目安について以下のように示しています。

社会的な話題について、複雑な文章や話の展開および概要や要点、詳細を理解し、情報や自身の考えを展開や主張と根拠を明確にしながら詳細に伝えることができる。

引用元:英検準1級合格目安

英検準一級では、このような英語力を測るために、より学術的かつ専門的な内容を、より複雑な文章構成で出題します。

さらに、ライティングやスピーキングでは、自身の主張に対して詳細な根拠の提示が求められます。

高校卒業程度の英語力を測る英検2級よりも、より難解な試験であり、より高度な英語力を求めます。

英検準1級合格者の英語力は、CEFR B2相当の英語力となります。

CEFRとは、外国語の言語レベルを同じ基準で判断・評価するために開発された枠組みです。

CEFR B2レベルとは、以下のような英語力があるとされます。

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。

引用元:CEFR B2レベルとは

英検準一級の試験の基本情報

英検準一級の試験について基本的な情報を以下にまとめます。

項目 内容
配点 各技能750点
合格点 一次試験1972/2250点
二次試験512/750点
問題数 リーディング31問
リスニング29問
ライティング2問
スピーキング5問
試験時間 筆記(リーディング+ライティング):90分
リスニング:30分
スピーキング:約8分
リーディング問題構成 大問1:短文語句補充18問
大問2:長文の語句補充6問
大問3:長文内容一致7問
リスニング問題構成 Part1:会話文の内容一致12問
Part2:文の内容一致12問
Part3:Real-Life形式の内容一致5問
ライティング問題構成 英文要約
英作文
スピーキング問題構成 ナレーション
Q&A4問

参照元:英検準一級の試験内容

対策ゼロから英検準1級に合格するために必要な勉強時間

ゼロから英検準1級に合格するために必要な勉強時間
英検2級合格者が、ゼロから英検準1級に合格するために必要な勉強時間は、400〜600時間程度とされています。

特に、語彙の習得にはかなりの時間がかかります。

英検準1級に必要な語彙数は、7500〜9000語です。これは、英検2級で必要とされている約5000語の1.5倍以上です。

そのため、英検2級に合格した方が0から英検準1級対策を始める場合、単語の習得だけでも膨大な時間が必要となります。

また、英検準一級では内容がより専門的になるため、出題されるトピックについての背景知識をつけることも求められます。

具体的には、政治、経済、環境、テクノロジー、生物、歴史、教育、心理学など幅広い分野で出題されます。

このような分野への知識や理解は一朝一夕で習得できるものではなく、毎日の学習の積み重ねが求められます。

さらに、準一級では文章の構成や論理展開が複雑になります。

そのため、英検2級まではなんとなく読めていた長文が突然読めなくなるということが往々にしてあります。

これは、基礎的な文法知識を疎かにしたまま2級に合格できてしまった方に陥りがちな状態です。

そのような方であれば、基本的な文法事項の復習も必要となるため、時間がかかります。

このように、2級になんとか合格した方が、ゼロから英検準1級に合格するためには、膨大な時間が必要となります。

効率的な勉強スケジュールの立て方

効率的な勉強スケジュールの立て方
では、英検準一級に0から合格するためには、どのようにして勉強スケジュールを立てれば良いのでしょうか。

効果的な勉強スケジュールの立て方のポイントは、「実力に合わせて、現実的な目標から逆算」することです。

具体的に解説します。

実力を把握する方法

英検準1級の合格を目指す上で、まずは現在の英語力を正確に把握することが重要です。

これにより、勉強計画の適切なスタート地点を見つけ、効率的な学習を進めることができます。

実力を把握するためには、まず過去問を3回分を目安に解いてください。

そして、その3回分の正答率の平均値を求めましょう。

英検準一級合格者の多くは、各技能で7割の正答率であったとされています。

そのため、全体の正答率と各技能の正答率から、自分の合格までの立ち位置を把握しましょう。

これにより、あなたの強化するべきポイントや合格までに必要なおおよその勉強時間を見積もることができます。

例えば、リーディングとライティングは65%ほど正解できており、リスニングが30%であった場合リスニングを強化することができれば、一気に合格が見えてきます。

そのため、勉強時間の大半をリスニング対策に当てれば良いということがわかります。

このように、自分の実力を理解することで、やるべきことが見えてくるのです。

全体の正答率と、必要な勉強時間の目安は以下の通りです。

正答率 勉強時間の目安
70%以上 30〜90時間
50〜70% 90〜300時間
50%未満  300〜600時間

参照元:英検準1級合格者の正答率

現実的な目標設定と逆算的な勉強スケジュール

英検準1級を目指す際、現実的な目標を設定することは非常に重要です。

なぜなら、現実的ではない勉強スケジュールを立てても、達成できないため意味がないからです。

例えば、現在の英検準一級の過去問の正答率が30%程度の方であれば、必要な勉強時間が500時間程度となります。

その方が、仮に2ヶ月で合格しようとすると、一日8.5時間の勉強時間が必要となります。

これは、学校に通っているなどで英検対策のみに専念できない人にとっては極めて非現実的であり、到底達成できないことが容易にわかります。

したがって、英検準1級合格までの目標期間を4ヶ月間とするか、夏休みなど英検対策に専念できるタイミングの2ヶ月間で合格を目指すかする必要があります。

このように、自分のレベルに合わせて、現実的な勉強スケジュールを立てましょう。

また、必ず逆算的に勉強スケジュールを立てましょう。

なぜなら、英語力の向上には自分のレベルに合わせた対策・勉強が必要だからです。

そこで、いつまでに合格水準に到達するのかということから逆算して勉強計画を立てることで、やるべきことが見えてきます。

英検準一級対策を0から始める勉強スケジュール例

英検準一級対策を0から始める勉強スケジュール例
英検準一級の合格を目指すためには、計画的かつ効率的な勉強スケジュールが不可欠です。

ここでは、多くの方が達成できるように、現在のレベルが正答率40%程度の方が、8ヶ月かけて合格するための勉強スケジュールを紹介します。

この時、必要な勉強時間の目安は400時間程度ですので、一日2時間程度の勉強時間が必要となります。

8ヶ月後に合格水準に達成するために、逆算的にフェーズに分けて勉強スケジュールを組みます。

具体的には以下の通りです。

  • 1ヶ月:基礎固め
  • 2〜5ヶ月:各技能演習
  • 6〜8ヶ月:弱点克服・模擬演習

それぞれの学習内容を解説します。

1ヶ月:基礎固め

最初の1ヶ月で、基礎固めを行います。

0から英検準一級対策を始める方にとっての基礎固めとは、以下の3つです。

  1. 基本的な文法事項の復習
  2. 英検準1級の試験内容の理解
  3. 2級レベルの語彙の復習

基本的な文法事項の復習

基礎固めで行うべき一つ目は、文法事項の復習です。

なぜなら、英検準一級の長文は文章構造や論理展開が複雑になり、基本的な文法事項の理解していなければ読み解けないからです。

そこで、中学高校レベルの文法事項を全て復習しておきましょう。

おすすめの教材は以下の3つです。

  1. 大岩のいちばんはじめの英文法(東進ブックス)
  2. 大学入試 はじめの英文法ドリル(旺文社)
  3. 大学入試 肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編(KADOKAWA)

これらは、基本的な文法事項を網羅しており、基礎固めにうってつけです。

英検準1級の試験内容の理解

次に、英検準1級の試験内容や採点基準などの基本事項を理解しておきましょう。

なぜならこれから受ける試験の中身について知らない状態では、どのような対策が必要になるのかが見えてこないうからです。

必ず、英検準一級という試験自体の理解をしておきましょう。

具体的には、基本的な問題構成、採点基準、各技能の問題構成と各設問の特徴です。

これらを理解するためにおすすめの教材・参考書は『嶋津のたった5時間で英検準1級総合対策』です。

この教材では、英検準1級の試験内容や採点基準、各設問の解答のコツなどが網羅されています。

また、QRコードから著者の嶋津先生の講義も動画で閲覧できます。

そのため、独学でも英検準1級の全体理解と総合対策が行える参考書となっています。

2級レベルの語彙の復習

最後に、2級レベルの語彙の復習をしておきましょう。

なぜなら、英検2級にギリギリ合格した方で、2級レベルの語彙が習得できていないという方が多いからです。

実際に、ライティングで満点近い高得点を取れたからなんとか2級には合格できたという方は非常に多いです。

そのような方は、英検準一級レベルの難解な語彙の対策をする前に、2級レベルの語彙の復習を行なってください。

2級対策の時に使っていた単語帳で構いませんので、再度学習しましょう。

この時、単に英語→日本語だけを知っている状態では意味がありません。

単語を理解している状態というのは、読んでわかる、聞いてわかる、話せる、書けることです。

英検準1級という難しい試験対策をするために、2級レベルの基礎的な単語をこのタイミングで押さえておきましょう。

2〜5ヶ月:各技能演習

最初の1ヶ月で基礎固めができたので、次の4ヶ月を使ってじっくりと技能別の演習を行いましょう。

この時、単語とリスニング対策だけは必ず毎日取り組んでください。

なぜなら、単語の記憶・習得には最も時間がかかることに加えて、リスニングには慣れが重要だからです。

そこで、毎日の勉強については、「単語+リスニング+x」という組み合わせが良いです。

つまり、「単語+リスニング+リーディング」というような形です。

また、この4ヶ月についてもさらに細分化して勉強計画を組みましょう。

2〜3ヶ月目

この期間は、語彙力強化とリスニングに加えてリーディングを優先的に学習しましょう。

なぜなら、ライティングの1つの形式である英文要約にはリーディング力も必要となることに加えて、ライティングはテンプレートを覚えることで点数がとりやすいからです。

さらに、この期間のリスニング対策の音源は2級レベルのものでかまいません。

なぜなら、読んで理解できない文章を聞いて理解できることはないからです。

0から対策を始める方は、まずは2級レベルの教材を活用し、耳を慣れさせ、準1級レベルのリーディング力がある程度身についてきたタイミングで、準一級レベルのリスニング教材に活用切り替えます。

このように、2〜3ヶ月目の2ヶ月では、英検準1級レベルの単語学習、英検2級レベルのリスニング対策、英検準1級レベルのリーディング対策に取り組みましょう。

4〜5ヶ月目

この期間からは、ライティング対策にかける時間も増やしていきます。

特に、この期間は時間を気にせず、テンプレートを覚えることと論理的な主張と根拠の提示ができるようになることを到達目標にしましょう。

それができれば、時間の短縮は何度も演習を重ねることでできるからです。

また、リスニング対策にも英検準1級ようの教材に切り替えましょう。

6〜8ヶ月:弱点克服・模擬演習

最後の3ヶ月では、実践的な演習に移ります。

ここまでの技能別の演習の成果を過去問3回分解き確認しましょう。

それにより、自分の弱点が見つかります。

その弱点の技能の対策に力を入れましょう。

また、過去問や模試などを何度も解く中で、試験当日の時間配分や時間管理、解答テクニックなどを身につけていきましょう。

さらに、仕上げとしてスピーキング対策も行いましょう。

ライティングとスピーキングはどちらも意見の表明であり、違いは書くか話すかだけであるため、基本的な構成などはライティングとスピーキングで違いはありません。

ライティング対策を通じて、文章構成力や論理的思考力が鍛えてきましたので、それをスピーキングの試験形式に合わせて発揮できるように練習を行いましょう。

英検準1級の効果的な単語勉強法

英検準1級の効果的な単語勉強法
英検準1級に合格するためには、幅広い語彙力が求められます。単語対策は、この英検準一級対策の基盤なる重要な要素です。

必要な単語帳

まず、頻出単語を効率的に学ぶために、英検準1級用の単語帳を活用しましょう。

おすすめの単語帳は、ジャパンタイムズ出版の『出る順で最短合格! 英検準1級単熟語EX』です。

この単語帳は、英検準一級の語彙問題で出題されやすい順に単語と熟語が2400語収録されています。

さらに、単語の意味だけでなく、音源や例文も収録されているため、英検準一級の語彙対策に最適です。

また、英検全体の語彙力強化に当たっては、旺文社の『英検準1級でる順パス単』がおすすめです。

この単語帳では、EXとは違い、英検準一級の試験全体で頻出順に単熟語が収録されています。

あなたが鍛えたい語彙力に合わせて単語帳を選びましょう。

単語帳の活用法

次に、単語帳の活用法を紹介します。よくある間違った単語の勉強法は、日本語訳だけを覚えることです。

これでは、リスニングのための対策になりません。必ず発音と共に覚えましょう。

また、例文と共に覚えることも有効です。

例文と合わせて覚えることで、語彙のニュアンスや使われ方を理解することができます。

さらに、アウトプットの機会を作りましょう。

例えば、アプリを使った模擬試験や友達とクイズを出し合うこと、他にも覚えた単語を使って例文を自分で作ってみることなども良いでしょう。

暗記できたと思ったら、実際に使える状態になっているかを確認することで、本当に理解できているかがわかります。

このように、音源や例文とともにインプットし、定期的にアウトプットで確認しましょう。

単語の効果的な勉強法は以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

参考:英検準1級語彙対策単語の効果的な勉強法

英検準一級長文対策

英検準一級長文対策
英検準一級の長文問題は、語彙力や読解力を試される重要なセクションです。

多様なトピックに触れる

このセクションで高得点を狙うためには、まず多様なトピックに触れ、幅広い知識を身につけることが求められます。

旺文社の『英検分野別ターゲット英検準1級リーディング問題』や『英検準1級文で覚える単熟語』、ジャパンタイムズ出版の『最短合格!英検準1級リーディング完全制覇』などがおすすめです。

これらの参考書・教材は英検準一級で出題されやすいトピックに合わせた長文が収録されており、多様なトピックに触れる最適な教材になっています。

他にも、英字新聞や英語ニュースなどで日常的に異なるジャンルの英文を読む習慣をつけるとよいでしょう。

頻出単語やフレーズをリストにまとめ、繰り返し確認することで語彙を強化することも重要です。

速読力の向上

次に、時間管理もポイントになります。長文問題は限られた時間内で解く必要があるため、速読力を鍛えることが大切です。

具体的には、重要な情報を素早く見つけ出すスキミングや、詳細を理解するスキャニングの技術を身につけることで、効率的に問題を解くことができます。

過去問を利用して、実際の試験形式や出題傾向に慣れながら、スキミングとスキャニングの使い分けを習得しましょう。

以下の記事で、スキミングとスキャニングを活用した、英検準1級長文読解のコツについて解説していますので、お読みください。

参考:英検準1級長文読解対策のコツと勉強法

文章構造の理解

読解力を高めるためには、文章の構造を理解することが不可欠です。

段落ごとの主題や筆者の意図を掴むために、リーディング対策の際には段落ごとの要約を作成することで、内容をしっかりと把握する能力を向上させましょう。

英検準一級の長文対策は、ただ読むだけでなく、積極的に文章を分析し、考察する姿勢が求められます。

これらの対策を継続して行うことで、試験本番での自信を高め、確実にスコアアップを目指すことができるでしょう。

英検準一級リスニング対策におすすめな勉強法

英検準一級リスニング対策におすすめな勉強法
リスニング対策には、能動的に聞く勉強法が求められます。

リスニング力の向上とは、正確に聞き取ることができる英を増やすことが求められるのです。

そこで、おすすめの勉強法は3つあります。

ディクテーション

1つ目は、ディクテーションです。

ディクテーションとは、英語の書き取りです。耳で聞いた英語を日本語で書き取ります。

最も負荷の大きい勉強法であり効果も絶大です。

英検準1級の音源を活用することが良いですが、難しい場合は2級の教材・音源から始めてみると良いでしょう。

また、いきなり全文で行うのではなく、一文ずつ行いましょう。その上で、5回聞いても書き取れなかった場合は、スクリプトを確認し、聞き取れなかった原因を分析しましょう。

シャドーイング

2つ目のおすすめな勉強法は、シャドーイングです。

シャドーイングとは、音源を聞き、少し遅れて発音することです。

隙間時間でいつでもどこでも行えるためおすすめの勉強法です。

まずは、スクリプトを何度も読み、内容を理解してから行うことが良いです。

また、慣れないうちは0.75倍速など、音源を遅くして行うと良いでしょう。

慣れてきたら、1.25倍速や1.5倍速で行いましょう。

音読

3つ目におすすめの勉強法は音読です。

音読は、これまで紹介した2つの勉強法の入門編としておすすめです。

スクリプトを何度も音読し、内容が理解できたら、シャドーイングやディクテーションに移行することでスムーズに勉強できます。

また、この時自己流で読むのではなくネイティブのような発音で読むことを意識しましょう。

録音し、音源と比較することで発音の正確さを確認してください。

英検準1級のリスニング対策については以下の記事でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

参考:英検準1級リスニング対策のための勉強法

英検準1級ライティング力を伸ばす勉強法

英検準1級ライティング力を伸ばす勉強法
英検準1級のライティングセクションで高得点を狙うためには、文章構成力と語彙力の向上が不可欠です。

テンプレートの活用

まずは、テンプレートを覚えましょう。

実は、テンプレートを活用するだけで、英検準一級のライティングでは高得点を取ることが可能です。

以下の記事で、要約問題とエッセイ問題のそれぞれのテンプレートを紹介しています。

ぜひお読みいただきテンプレートを覚えてください。

参考:英検準1級要約問題で使えるテンプレート
参考:英検準1級エッセイ問題で使えるテンプレート

便利な表現・フレーズの習得

次に、便利な表現・フレーズの習得をしましょう。

要約問題では、パラフレーズ(言い換え)が重要となります。言い換えに便利なフレーズや表現を覚えておくことが有効です。

同様に、エッセイ問題においても、便利な表現や使いやすいフレーズを使うことで、文章作成に悩む時間を大幅に短縮できます。

これらは、単に表現を覚えるだけでなく、どのような場面で使うべきなのかということまで理解することが重要です。

問題演習に取り組む

そして、何度も問題演習を行いましょう。

英検準一級で求められる基本的な書き方や表現が理解できれば、あとは時間との戦いです。

普段から時間を計って問題演習に取り組み、テンプレートを活用して、時間内に書き上げられるように練習しましょう。

この時、必ず見直しの時間を確保しておくことが重要です。

ライティング問題では、文法などの小さなミスで大きく減点されてしまいますので、減点を減らすことが重要です。

問題演習を繰り返す中で、見直しの時間を確保し、本番でも自分の間違いに気づけるようにしましょう。

添削を受ける

最後に、ライティング力の向上には添削が必須です。

学校や塾の先生、オンラインの添削サービスなどを活用し、必ず添削を受けましょう。

また、独学で行う場合では生成AIの利用がおすすめです。

ライティングは添削を受けることで、弱点や改善点が初めて見えてきます。

必ず添削を受けてください。

以下の記事で、英検準1級のライティング対策のコツを詳しく解説しています。ぜひお読みください。

参考:英検準1級ライティングで高得点をとるコツ

英検準一級のスピーキング対策のポイント

英検準一級スピーキング対策のポイント
英検準一級のスピーキングテストでは、ライティングと同様に、文章構成力と語彙力が求められます。

テンプレートの活用

文章構成力については、ライティングと同様に、型(テンプレート)を覚えましょう。

具体的には、ナレーション問題では起承転結、Q&AではPREP法が有効です。

起承転結とは、以下のように話す型で、ナレーション問題などの物語の構成に最適です。

段落  内容
話の導入
出来事の進展・展開
トラブルや変化などの転換・意外性のある展開
問題解決や結果

PREP法とは、以下のように話す型であり、自身の主張を論理的に伝えることができます。

段落  内容
P(point) 結論・主張
R(reason)  根拠・理由
E(example) 根拠・理由の詳細、具体例
P(point)  結論・主張の再提示

模擬面接を受ける

次に、模擬面接を通じて実践的な練習を行うことが必要です。

ライティングと同様に、スピーキングも添削・フィードバックを受けることで改善点が見つかります。

独学で対策をするため模擬面接ができないという方には、生成AIの利用がおすすめです。

具体的には、自分の発言を録音し、それを添削させたり、発言の内容を文字起こしし、それを添削させたりしましょう。

また、模擬面接の際には、声のトーンや顔の表情にも気を配りましょう。コミュニケーションは言葉だけでなく、非言語的な要素も重要です。

明るく自信を持った表情と声で話すことで、より積極的な印象を与えることができます。

スピーキング(二次試験)対策のコツについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

参考:英検準一級スピーキング(二次試験)対策のコツ

まとめ

まとめ
ここまで、英検準1級はどれくらいで受かるのかについて、必要な勉強時間や具体的な勉強スケジュールを解説してきました。

最後に、この記事で紹介した中でも特に重要なポイントをまとめます。

特に重要なポイント一覧

  • 英検準1級のレベルは大学中級程度である
  • ゼロから英検準1級に合格するために必要な勉強時間は400〜600時間である
  • 英検準一級に0から合格するための勉強スケジュールを立てるには、自分の実力と現実的な目標から逆算することが重要

この記事を通じて、英検準1級に合格するための勉強スケジュールの立て方を理解し、合格に向けて歩み出していただければ幸いです。

最後に、英検準1級にゼロから合格することに不安がある方や、独学で受かるための適切な勉強スケジュールが立てられないという方は、ぜひ専門塾の利用を検討してみてください。

以下の記事で、英検準1級対策におすすめの専門塾をまとめていますので、ぜひお読みください。

英検準1級対策ができるおすすめの塾のまとめはこちら

この記事の監修者:諏訪孝明

東京大学経済学部卒。学生時代・社会人時代と合わせると受験指導歴は約15年のベテラン講師。

過去受験指導をした生徒数は400人を超えており、東大・早慶・MARCHの合格者も多数。一般選抜だけではなく、総合型選抜・公募推薦の指導歴も豊富であり、旧AO入試時代と合わせると30名以上を担当。

昨年度に関しても公募推薦で上智大学に合格をした生徒の主担任を務め、奇跡の合格獲得を実現。当スクールの高大接続のビジョンに共感し、主任講師という形で当スクールの設立時より参画。

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