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上智大学国際教養学部(FLA: Faculty of Liberal Arts)は、日本にいながら世界水準の教育を英語で受けられる環境として、国内外の受験生から圧倒的な人気を誇ります。
人気が高い一方で、
「海外経験のない日本人(純ジャパ)でも上智大学flaに合格できるのか?」
「SATの最低点はどのくらい必要か?」
といった具体的な入試基準に関する不安を持つ方は少なくありません。
この記事では、多くの受験生を上智大学FLA(国際教養学部)合格へと導いてきた実績に基づき、複雑な入試制度や出願書類のポイント、そして合格ラインとなるSAT・TOEFL/IELTSスコアの目安(最低点)までを徹底解説します。
なお、ホワイトアカデミー高等部では、上智大学の対策に特化した特別コースがあります。
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この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。
自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。
高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。
倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。
目次
上智大学国際教養学部の概要|Sophia University FLAとは?

上智大学国際教養学部(FLA)は、半世紀以上にわたり、日本における英語によるリベラル・アーツ教育の先駆者(パイオニア)としての役割を果たしてきました。
通称「Sophia FLA」と呼ばれるこの学部は、単なる語学教育機関ではありません。グローバルな課題に対して論理的かつ批判的にアプローチできるリーダーを育成する、上智大学の看板学部の一つです。
FLAの目的と特徴
FLA(Faculty of Liberal Arts)のキャンパスはまさに「小さな地球」です。世界50カ国以上から集まる学生と教員が、国籍や言語の枠を超えて共に学んでいます。
教育の精神は、上智大学のモットーである「他者のために、他者とともに(For Others, With Others)」に根ざしており、グローバル社会において社会的責任を持ち、相互理解を促進できる人材の育成を目的としています。
また、徹底した少人数教育も特徴で、多様なバックグラウンドを持つ教授陣と学生が密に議論できる理想的な学習環境が整っています。
参照:上智大学flaとは
国際教養学部のカリキュラムと教育方針
上智大学FLA(国際教養学部)の最大の特徴は、すべての授業が英語で行われる本格的なリベラル・アーツ教育です。特定の専門分野を入学直後に決めるのではなく、広い教養を身につけながら自分の専門を探求できるカリキュラムとなっています。
国際教養学部のカリキュラムのポイントは以下の3つです。
- 1年次のコア・プログラム
- 3つの専門分野(メジャー選択)
- 一般教養科目
1年次のコア・プログラム
コア・プログラムでは、大学での学びに不可欠な「批判的思考力(クリティカル・シンキング)」、アカデミック・ライティング、パブリック・スピーキングなどの基礎能力を徹底的に鍛えます。
3つの専門分野(メジャー選択)
上智flaでは、基礎を固めた2年次以降、以下の3つの分野から専攻を選択し、より専門的な学びを深めていきます。
| 分野 | 詳細 |
|---|---|
| 比較文化(Comparative Culture) | 美術史、文学、宗教・哲学などを通じて、多角的な視点から文化を比較研究します。 |
| 国際ビジネス・経済(International Business and Economics) | 経営学や経済学の基礎から応用までを学び、グローバルビジネスで通用するスキルを磨きます。 |
| 社会科学(Social Studies) | 歴史学、政治学、人類学・社会学を中心に、社会の構造や成り立ちを研究します。 |
一般教養科目
キリスト教人間学やデータサイエンスなど、専門領域を超えた幅広い知識を習得し、知見を広げます。
FLAは「英語を学ぶ」場所ではなく、「英語で論理的に思考し、議論する」場所です。そのため、入試においても単なる英語力以上に、論理的思考力や表現力が重視される傾向にあります。
上智大学FLAの入試方式について

上智FLAの入試は、基本的に書類選考のみによって合否が決定されるのが大きな特徴です。日本の一般的な入試のような「一発勝負のペーパーテスト」ではありません。
つまり、偏差値ではなく、これまでの経験や英語力で評価される入試形式であるため、準備が全てです。
入学試験の種類
上智FLAへの入学ルートとしては、主に以下の2つの方式があります。自分のバックグラウンドに合わせて最適な方式を選びましょう。
| 入試方式 | 詳細 |
|---|---|
| FLA入試(書類選考のみ) | 国内外の高校出身者、留学生を問わず広く受け入れているメインの入試方式です。筆記試験や面接はなく、提出書類のみで審査されます。 |
| 推薦入学試験(公募制・カトリック推薦) | 日本の高校に在籍する生徒向けの入試制度です。この方式では、評定平均の基準が設けられていることや書類審査に加えて、筆記試験(英文エッセイなど)と英語面接が行われる点が、通常の書類選考入試とは大きく異なります。 |
評定平均が高い人や当日のエッセイに自身のある人は推薦入試が向いているでしょう。一方で、当日一発勝負の試験が苦手な人や、SATやACTの対策を万全に行なってきた方はFLA入試を受けることが良いでしょう。
なお、特別な事情がない限りは両者を狙っていくというのが良いです。
参考:上智大学FLAについてのよくある質問
出願に必要な書類一覧
2026年度入試以降、出願書類はウェブサイトを通じてアップロードする形式に変更されています。不備がないよう、以下の主要書類を確実に準備する必要があります。
FLA入試の出願の際に必要になる具体的な書類は以下の通りです。なお、公募推薦やカトリック推薦は異なりますので、ご注意ください。
| 書類 | 詳細 |
|---|---|
| 志望理由書(Essay) | 500語程度の英文エッセイ。「なぜSophia FLAなのか」を強くアピールします。 |
| 公式成績証明書(Official Transcripts) | 出身高校の全学年の成績(GPAが重要視されます)。 |
| 卒業(見込)証明書 | 高校の卒業を証明する公的書類。 |
| 標準テストのスコア: | SAT、ACT、IB Diploma、GCE A-levelsのいずれか(SAT/ACTは過去2年以内のもの)。 |
| 英語能力証明書 | TOEFLまたはIELTSの公式スコア(過去6年間に5年以上英語で教育を受けている場合などは免除規定あり)。 |
| 推薦状(Letters of Recommendation) | 出身学校の教員2名からの推薦状(計2通)。 |
| その他 | パスポートのコピーおよびチェックリストなど |
参照元:上智大学FLA入学試験について
入試倍率や募集人数について

入試を検討する上で重要な倍率や募集人数についてまとめましたのでご確認くださいませ。
募集人員と合格者実績について
上智FLA入試では、春学期入学が60名、秋学期入学が80名の合計140名を募集しています。
なお、FLA入試では1期募集と2期募集に分かれていますが、募集人数は1期と2期の合計となっています。
その上で、合格者実績では、下記の通り毎年1期の方が合格者が多くなっているため、特別な事情がない限り1期で出願するようにしましょう。
| 入試年度 | 入学時期 | 合格者数 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 春学期(4月入学) | 第1期:179名第2期:36名 |
| 2024年度 | 秋学期(9月入学) | 第1期:184名第2期:60名 |
| 2023年度 | 春学期(4月入学) | 第1期:124名第2期:32名 |
| 2023年度 | 秋学期(9月入学) | 第1期:174名第2期:40名 |
| 2022年度 | 春学期(4月入学) | 第1期:130名第2期:48名 |
| 2022年度 | 秋学期(9月入学) | 第1期:193名第2期:16名 |
FLA入試の倍率について
上智大学FLA入試の倍率は以下の通りです。
合格者実績だけでなく、倍率も1期の方が基本的には低いです。特別な事情を除き、上智fla(国際教養学部)が第1志望である方は、必ず1期で出願しましょう。
| 入試年度 | 入学時期 | 倍率 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 春学期(4月入学) | 第1期:1.7倍第2期:2.4倍 |
| 2024年度 | 秋学期(9月入学) | 第1期:1.8倍第2期:3.3倍 |
| 2023年度 | 春学期(4月入学) | 第1期:2.0倍第2期:1.8倍 |
| 2023年度 | 秋学期(9月入学) | 第1期:1.5倍第2期:4.1倍 |
| 2022年度 | 春学期(4月入学) | 第1期:2.5倍第2期:1.6倍 |
| 2022年度 | 秋学期(9月入学) | 第1期:1.6倍第2期:10.4倍 |
参照元:上智大学FLA入試の統計データ
上智大学FLAに合格するためのポイント

対策のポイントは「早期準備」に尽きます。特に出願期間より前にテストスコア(TOEFL/SAT等)が大学に届くよう手配することや、先生への推薦状依頼は余裕を持って行いましょう。
書類選考のみで合否が決まる(一般入試を除く)ため、提出する「スコア」と「書類の質」が合否を分ける決定打となります。
なお、上智大学の公募推薦入試やカトリック推薦入試対策については以下で詳しく解説していますので、ぜひお読みくださいませ。
参考:上智大学の公募推薦対策とは?
参考:上智大学のカトリック推薦とは?
高い英語スコア
TOEFLやIELTSのスコア提出が求められます(免除対象者を除く)。上智大学から公式な「足切り点(最低点)」は公表されていませんが、すべての授業を英語で受講するため、ネイティブレベルに近い英語運用能力が前提となります。
当塾の合格者実績データから分析すると、以下のスコアが一つの目安(安心ライン)と言えます。
- TOEFL iBT:90点〜100点以上
- IELTS:7.0〜7.5以上
もちろん、これより低いスコアでも、他の要素(卓越したGPAや魅力的なエッセイ、課外活動)でカバーして合格するケースは存在しますが、競争率の高いFLAでは高スコアを持っておくことが有利です。
なお、TOEFLについては、2026年1月より新形式となりました。公式のスコア表と照らし合わせると、新形式のTOEFLのスコアは、5〜5.5点以上が基準となるでしょう。
つまり、英語力は、CEFR C1以上が一つの目安になります。
高いSAT/ACT/IBスコア

SAT、ACT、IB(国際バカロレア)、GCE A-levelsなどの標準テストスコアの提出は必須です。こちらも上智大学公式の最低基準点はありませんが、世界中から優秀な学生が出願するため、競争力のあるスコアが求められます。
合格実績から見る、スコアの目安は以下の通りです。
- SAT:1250点〜1350点以上
- ACT:28点〜30点以上
- IB:31~33点以上
もちろん、1200点台前半でも合格は可能です。しかし、その場合は英語力が飛び抜けていることやエッセイの質が極めて高いなど、その他の項目でカバーできることが必須となります。
スコアメイクは早めに開始し、出願期間に間に合うよう計画的に受験しましょう。
魅力的な志望理由書
500語の英文エッセイ(志望理由書)は、数字では表せない「あなた」を伝える唯一のチャンスです。 単なる自己紹介ではなく、「これまでの経験」と「FLA(国際教養学部)で学びたい理由」、そして「将来のビジョン」を論理的かつ情熱的に結びつける必要があります。
- 「なぜ他大学ではなく上智FLA(国際教養学部)なのか?」
- 「あなたのバックグラウンドが、FLAの多様性にどう貢献できるか?」
これらを具体的に記述し、試験管の心に残るエッセイを作成しましょう。
作成においては、これまでのあなたの経験と、大学でどのように学習するのかをマッチングさせることで、上智大学国際教養学部への熱意を表明します。
シラバスでfla(国際教養学部)のカリキュラムや授業内容を詳しく調べるとともに、教授紹介ページから師事したい教授を洗い出しましょう。
また、師事したい教授が決まった後は、その教授が執筆している書籍や論文なども読むことがおすすめです。
なお、志望理由書の書き方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひお読みくださいませ。
参考:志望理由書の書き方とは?
ホワイトアカデミー高等部では、英語力やSATの向上から魅力的な志望理由書作成まですべてサポートしております。
また、上智大学に特化した専門コースもありますので、対策に不安のある方はぜひ無料相談会にお越しくださいませ。
よくある質問 (FAQ)

合格に求められる英語やSATスコアの基準は何点?
出願に必要な最低スコアやGPAの基準(足切り点)は上智大学は公式には設けておりません。
世界中の異なる教育制度からの出願があるため、上智大学では「ホリスティック・レビュー(総合評価)」を採用しています。
ただし、過去の合格実績からの目安としては、TOEFL 90点以上or IELTS7.0点以上、SAT 1250点以上がひとつのボーダーラインと考えられます。
もちろん、英語やSATスコアは高いに越したことはありませんので、あくまで一つの目安とし、これをクリアしているから安心、という考えではなくより高得点を目指しましょう。
純日本人かつ海外経験なしでも合格できるの?

はい、十分に合格可能です。 実際、FLA(国際教養学部)の学生の約70%は日本国籍であり、その中には国内の一般高校出身者も数多く在籍しています。
海外経験がなくとも、高い英語運用能力と論理的思考力をスコアやエッセイで証明できれば、合格への道は開かれています。
一方で、国内の一般高校出身者であれば、SATやACTなどの対策には時間がかかりますし、 IELTSやTOEFLなどの英語資格で高得点を取ることは容易ではありません。
flaは純日本人でも十分に合格が狙えるからこと、興味があるという方は早めに対策を始めましょう。
2026年度入試からの変更点はありますか?
はい、重要な変更点があります。 2026年度入試以降、SATおよびACTについて、複数の試験回の最高スコアを組み合わせる「Superscore」の利用ができなくなります。
必ず「単一の試験日(Single Test Date)」のスコアを提出する必要があるため、1回の試験でベストスコアを出せるよう準備が必要です。
まとめ

上智大学FLA(国際教養学部)は、英語力だけでなく、論理的思考力や多様性への適応力が問われるハイレベルな学部です。しかし、「正しい対策」と「早期の準備」を行えば、純日本人や海外経験のない学生でも十分に合格を勝ち取ることができます。
最後にこの記事の重要な点をまとめましたので、ご確認くださいませ。
今回のまとめ
- 上智大学FLA(国際教養学部)は、幅広い分野を学びながらも3つの専門分野の学びを深められる
- 入試方式には、書類選考のみのFLA入試と公募制やカトリック推薦などがある
- FLA入試では、1期と2期の募集があるが、1期の方が合格者の人数も多く倍率も低い傾向にある
- 上智FLAに合格するための目安は、SATは1250点以上、英語スコアはCEFR C1以上である
- FLA入試は書類選考のみであるため、500字の志望理由書(エッセイ)が極めて重要となる
この記事を参考に、SAT/TOEFL・ IELTSのスコアメイクと、自分だけのストーリーを伝えるエッセイ作成に取り組み、憧れのFLA合格を目指してください。
なお、ホワイトアカデミー高等部では、上智大学対策の専門コースがあります。上智大学fla(国際教養学部)に合格したい方や、今のままで受かるのか不安という方はぜひ一度無料相談会にお越しくださいませ。
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※2 上智大学合格率83%は2025年度入試における上智大学受験者が母数です。
