各大学の対策情報

「海外での経験を活かして関西学院大学に入学したいけれど、具体的にどんな対策をすればいいの?」
「3つもある方式のうち、自分に有利な入試はどれ?」
――このような不安を抱えている帰国生は多いのではないでしょうか?
関西学院大学の帰国生入試 (グローバル入試)は、海外での多様な経験が、関学の理念である「Mastery for Service」 とどう結びつき、将来「世界市民」としてどう貢献できるかが深く問われる特殊な入試です。
本記事では、帰国生に向けて関西学院大学のグローバル入試について、複雑な出願条件の整理から、学部別の小論文・面接の具体的な対策ポイントまでを徹底解説しています。
この記事を読めば、関西学院大学への合格を勝ち取るためにやるべきことが全て見えてきますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。
本題に入る前に、ホワイトアカデミー高等部では帰国生に向けた無料の受験相談を実施しています。
関西学院大学以外の大学の対策まで見据えた帰国生ならでは受験戦略についてプロが詳細に説明させていただきますので、ぜひご参加くださいませ。
⇨帰国子女向けの無料相談会はこちら
この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。
自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。
高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。
倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。
目次
関西学院大学の帰国生入試(グローバル入試)とは?

関西学院大学の帰国子女向け入試である「グローバル入学試験」は、語学力と国際経験を活かし、将来「世界市民」として社会に変革をもたらす意欲のある人材を求めています。
この入試は、大学のミッションである 「Mastery for Service」を体現する、高い倫理観と識見を備えたリーダーの育成を目的としています。
入学後に提供される「インターナショナル・プログラム」に積極的に参画し、異文化理解を深め、将来的に国際的な舞台で活躍することを目指す生徒にとって、最適な門戸となっています。
関学で帰国生入試を実施している学部一覧
2026年度は、関西学院大学において帰国子女向けに、以下の14学部で入試が実施されます。
ただし、学部によって募集状況や実施する方式 (Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) が異なるため、事前の確認が必須です。
なお、2026年度のグローバル入試では、神学部と経済学部は方式Ⅰおよび方式Ⅱでは実施 (募集)があり、方式Ⅲのみ実施なし (募集なし)となっています。
| 学部 | 学科・課程・専修・コース等 | 方式Ⅰ | 方式Ⅱ | 方式Ⅲ | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 神学部 | キリスト教思想・文化コース | ⚪︎ | ⚪︎ | – | 「学部特色入学試験」にて帰国生徒対象の入試を実施 |
| 文学部 | 文化歴史学科/総合心理科学科/文学言語学科 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 社会学部 | 社会学科 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 法学部 | 法律学科/政治学科 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 経済学部 | (学科区分なし) | ⚪︎ | ⚪︎ | – | 2026年度は帰国生を対象とした募集はなし |
| 商学部 | (学科区分なし) | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 人間福祉学部 | 社会福祉学科/社会起業学科/人間科学 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 国際学部 | 国際学科 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 教育学部 | 教育学科(幼児教育学/初等教育学/教育科学 各コース) | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 総合政策学部 | 総合政策学科/メディア情報学科/都市政策学科/国際政策学科 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | 出願時は学部一括募集(学科への所属は2年次から) |
| 理学部 | 数理科学科/物理・宇宙学科/化学科 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 工学部 | 物質工学課程/電気電子応用工学課程/情報工学課程/知能・機械工学課程 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 生命環境学部 | 生物科学科/生命医科学科/環境応用化学科 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 建築学部 | 建築学科 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
2026年度です。神学部と経済学部の帰国生を対象としたグローバル入試Ⅲの募集がありませんでしたが、2027年度は募集される可能性もありますので、必ず最新の募集要項を確認するようにしましょう。
関西学院大学グローバル入試の2026年入試スケジュールについて
2026年度の帰国生入試は以下のスケジュールで実施されます。書類準備の遅れは致命的となるため、早めの着手が肝要です。
| 選考ステップ | 日程 | 備考 |
|---|---|---|
| 出願期間 | 2025年9月1日 (月) ~9月8日 (月) | 消印有効。海外発送の場合は余裕を持つこと。 |
| 第一次審査(筆記等) | 2025年9月27日(土) | 国際学部で英語面接のみを選択した場合は免除。 |
| 第一次審査合否発表 | 2025年10月17日(金) | |
| 第二次審査 | 2025年10月25日(土) | 面接審査(口頭試問含む)等 |
| 最終合否発表 | 2025年11月14日(金) |
関学のグローバル入試における3つの方式について

関学では、帰国子女入試としてグローバル入試を実施していますが、3つの方式に分かれています。
それぞれの方式ごとに、対象としている帰国生の要件が異なりますので、自分の経歴、取得資格、滞在地域に応じて、最適なカテゴリーを選択する必要があります。
| 方式 | 名称 | 対象となる主な人物像 |
|---|---|---|
| I | 国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験 | 英語資格に加え、留学、模擬国連、弁論大会等の顕著な活動実績を持つ人。 |
| Ⅱ | インターナショナル・バカロレア (IB) 入学試験 | IB DP (ディプロマ・プログラム)を修了し、世界基準の学力と思考力を備えた人。 |
| Ⅲ | 帰国生徒入学試験 | 家庭の事情等で海外に継続して2年以上在籍し、現地の教育を受けた人。 |
それぞれの方式について、具体的な出願基準や提出書類、選抜方法について解説します。
グローバル入試の選抜方法について
関西学院大学のグローバル入学試験における、各方式および学部・学科ごとの選抜方法を表形式でまとめましたのでご覧ください。
文系学部では小論文や面接、理系学部では書類審査と面接が中心となりますが、方式や学部(特に国際学部)によって第一次審査の有無や第二次審査の内容が異なるため注意が必要です。
| 学部 | 方式Ⅰ(国際的な活躍を志す者を対象) | 方式II(IB入試) | 方式III(帰国生徒入試) |
|---|---|---|---|
| 神学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
実施なし |
| 文学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 社会学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 法学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 経済学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
実施なし |
| 商学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 人間福祉学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 国際学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:グループディスカッション審査 |
出願時にA・Bいずれかを選択 [A] 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 【2次:グループディスカッション審査 [B] 1次:免除(審査なし) 2次:面接審査のみ(英語中心・口頭試問含む) |
1次:筆記審査(小論文) 2次:グループディスカッション審査 |
| 教育学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 総合政策学部 | 1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査・筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:筆記審査(小論文) 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 理学部 | 1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 工学部 | 1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 生命環境学部 | 1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
| 建築学部 | 1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
1次:書類審査 2次:面接審査(口頭試問含む) |
このように、基本的には書類・小論文・面接で合否が決まる形となっています。
なお、小論文試験については、全学部全方式同じ問題となっており、日本語での読解および意見の論述という形式になっています。
日本で教育を受けてきた学生と、海外で教育を受けてきた帰国生が同じ問題を解くという点に帰国子女の方は注意してください。
関西学院大学グローバル入試の方式ごとの出願基準について

次に、関学グローバル入試の出願基準について、3つの方式ごとに表形式でまとめました。
志望している学部および方式の出願要件を満たしているのかを確認してください。
方式I:国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験
この方式は、入学後にインターナショナル・プログラム等へ参加を志す者が対象となっている選抜方式です。
具体的な出願基準は以下の通りです。
| 学部区分 | 必須要件 | 選択要件(以下のうちいずれか1つ以上に該当) |
|---|---|---|
| 文系 | 英語資格:CEFR B1レベル以上のスコア | ①海外での留学や語学研修・国際交流経験 ② 模擬国連の活動実績 ③ 外国語での弁論大会等での優秀な実績 ④ 国内での国際交流経験 |
| 理系 | 各学科が指定する「数学」および「理科」の科目を卒業時までに履修済みであること | ①英語資格: CEFR B1レベル以上のスコア ② 海外での留学や語学研修・国際交流経験 ③国際科学技術コンテスト (国内予選含む)への出場経験 ④ 国内での国際交流経験 |
理系学部の必須要件(科目履修) について 学科ごとに履修すべき 「理科(物理・化学・生物)」の組み合わせが異なります。
具体的には以下の通りです。
グローバル入試 理系学部の履修要件一覧
| 学部 | 学科・課程 | 外国語(英語) | 数学 | 物理 | 化学 | 生物 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 理学部 | 数理科学科 | ○ | ○ | △ | △ | △ |
| 物理・宇宙学科 | ○ | ○ | ○ | △ | △ | |
| 化学科 | ○ | ○ | △ | ○ | △ | |
| 工学部 | 物質工学課程 | ○ | ○ | △ | △ | △ |
| 電気電子応用工学課程 | ○ | ○ | △ | △ | △ | |
| 情報工学課程 | ○ | ○ | △ | △ | △ | |
| 知能・機械工学課程 | ○ | ○ | △ | △ | △ | |
| 生命環境学部 | 生物科学科 | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ▲ |
| 生命医科学科 | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ▲ | |
| 環境応用化学科 | ○ | ○ | △ | ○ | △ | |
| 建築学部 | 建築学科 | ○ | ○ | △ | △ | △ |
○:卒業時に履修済みであること
△: △マークの組み合わせのうち、いずれか1セットを卒業時に履修済みであること
▲: ▲マークの組み合わせのうち、いずれか2セットを卒業時に履修済みであること
各科目の詳細について
| 科目 | 詳細 |
|---|---|
| 外国語(英語) | 15単位以上 |
| 数学 | 【新教育課程履修者】 数学 、数学II、数学III、数学Aの「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bの「数列」、数学Cの「ベクトル」と「平面上の曲線と複素数平面」 【旧教育課程履修者】 |
| 物理 | 「物理基礎」および「物理」 |
| 化学 | 「化学基礎」および「化学」 |
| 生物 | 「生物基礎」および「生物」 |
科目の読み替えについて
なお指定された数学および理科の科目は、以下の「理数」関連科目に読み替えることが可能です。
| 科目 | 詳細 |
|---|---|
| 数学 | 数学 、数学II、数学III、数学A、数学B (新教育課程履修者のみ数学Cを含む)は、「理数数学」「理数数学II」「理数数学特論」に読み替え可能。 |
| 理 科 | 「物理基礎」および「物理」は「理数物理」に、「化学基礎」および「化学」は「理数化学」に、「生物基礎」および「生物」は「理数生物」に読み替え可能。 |
方式II: インターナショナル・バカロレア入学試験
この方式はIB DP (ディプロマ・プログラム)の課程を修了し、インターナショナル・プログラム等へ参加を志す者が対象です。
具体的な出願要件は以下の通りです。
| 学部区分 | 対象学部・学科 | 必須要件(IBに関する要件) |
|---|---|---|
| 文系 | 神、文、社会、法、経済、商、人間福祉、国際、教育、総合政策 | IBフルディプロマを取得済み、または2026年3月31日までに取得見込みで、出願時のIB Predicted Scoreが24ポイント以上であること。 |
| 理系① | 理学部(数理科学科) 工学部(情報工学課程、知能・機械工学課程) 建築学部(建築学科) |
上記のフルディプロマ要件に加え、数学をHL (Higher Level) で履修していること。 |
| 理系② | 理学部(物理・宇宙学科、化学科) 工学部(物質工学課程、電気電子応用工学課程) 生命環境学部(全学科) |
上記のフルディプロマ要件に加え、数学を「数学スタディーズ」以外で履修し、かつ数学および理科の中から1科目以上をHLで履修していること。 |
方式III:帰国生徒入学試験
この方式は帰国子女を対象としており。家庭の事情等により海外の高校に長期間滞在して教育を受けた者が対象です。
具体的な出願条件や帰国子女の要件は以下のとおりです。
| 学部 | 必須要件 | 英語資格 |
|---|---|---|
| 商学部以外 | 以下の①~③をすべて満たすこと ① 日本国籍または「永住者」「特別永住者」の在留資格を持つ ② 国内外を問わず、高校卒業(見込み)。 ③ 海外において、外国の教育課程に基づく高等学校(日本の高1~高3相当)に継続して2学年以上在籍 |
不要(任意提出) |
| 商学部 | 上記の①~③をすべて満たすこと | 必須:CEFR B2レベル以上のスコア |
商学部のみ、帰国子女であっても英語スコアを提出しなければならない点に注意しましょう。
関学グローバル入試の提出書類一覧
そして、関西学院大学グローバル入試における提出書類について、表形式で一覧にしてまとめましたのでご確認くださいませ。
方式と学部系統(文理)で必要な書類が異なりますので、注意しましょう。
| 提出書類 | 方式 文系 | 方式 理系 | 方式II 文系 | 方式II 理系 | 方式III商学部以外 | 方式III 商学部 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 出願書類チェックリスト | – | – | – | – | ○ | ○ |
| 調査書等 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 志望理由書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 入学志願調書 | △ | △ | – | – | ○ | ○ |
| 外国学校在籍期間証明書 | △ | △ | – | – | ○ | ○ |
| 英語資格・検定試験の合格証・スコア表 | ○ | △ | ☆ | – | ☆ | ○ |
| 資料説明書および証明資料 | ○ | △ | ○ | ○ | – | – |
| パスポート等のコピー | – | – | – | – | ○ | ○ |
| 出身外国学校の学校長または担当教員の推薦状 | – | – | – | – | – | ○ |
| 国家統一試験等の成績評価証明書 | – | – | – | – | △ | △ |
| 中国中等教育学历验证报告 または高等学校卒業証書 | △ | △ | △ | △ | △ | △ |
| 「実用数学技能検定2級以上」「実用理科技能検定2級以上」の合格証明書 | – | ☆ | – | ☆ | ☆ | – |
○:全員必須
△:該当者のみ必須
☆:任意提出
一:不要
参照元:関西学院大学グローバル入試募集要項
関学グローバル入試合格に向けた具体的な受験対策について解説

関西学院大学のグローバル入学試験は、方式や志望する学部(文系・理系)によって審査内容が大きく異なります。
ここでは、合格を勝ち取るために必要な具体的な対策を5つのポイントに分けて具体的に解説します。
英語資格・検定試験のスコアメイク
グローバル入試を受験するにあたり、まずクリアしなければならないのが英語資格のスコアです。
出願要件として、ほとんどの方式・学部で「CEFR B1レベル以上」の英語資格(英検、TOEFL、IELTS等)が必須となります。
その上で、特に注意が必要なのが、帰国生徒入試 (グローバル入試方式III) で商学部を志望する場合です。
この場合、さらに高い 「CEFR B2レベル以上」のスコアが求められます。帰国子女の方でも、話すことは得意だが、いざ試験となると、CEFR B2レベル以上の取得に苦戦するということは珍しくありません。
早めに準備を行い、試験までに確実に取得できるように計画的に対策を行いましょう。
自己アピールの要となる「書類審査・志望理由書」の書き方

全学部・全方式で提出が必須となる「志望理由書」は、面接のベースにもなる重要な書類です。
志望理由書では、関西学院大学で学びたい内容や将来の進路だけでなく、「インターナショナル・プログラム(国際教育プログラム) において志望するプログラムとその志望理由」述する必要があります。
また、方式Ⅰに出願する場合は、自身の留学経験や模擬国連、コンテスト出場などの実績をアピールするための「資料説明書」を作成し、提出する必要があります。
大学のアドミッション・ポリシーである 「Mastery for Service (奉仕のための練達)」や「世界市民」としての志に、自身の経験をどう結びつけるかが評価の分かれ目となります。
ホワイトアカデミー高等部では、プロの社会人講師がマンツーマンで志望理由書などの全ての提出書類作成のサポートを行います。
これまで行ってきた課外活動をどのようにアピールすれば大学に評価されるのかということを知り尽くしたプロが無制限で添削いたします。
また、どのような課外活動を行えば良いのか、というところからもサポートしておりますので、不安な方はぜひ一度無料相談会にお越しくださいませ。
文系学部共通の日本語小論文の傾向と対策
文系学部の第一次審査で課される日本語での小論文試験は、すべての学部で共通の問題が出題されます。
過去の試験問題を見ると、課題文を読んで筆者の主張を問う読解問題や、表やグラフからデータを読み取る問題が出題されています。
さらに、課題文の内容を踏まえた上で、自分自身の経験や意見を500~600字程度で論理的に記述する問題も課されます。
現代社会の課題に対する基礎知識を身につけるとともに、要約力と、自分の考えを制限字数内で分かりやすく論述する記述力を徹底的に鍛えましょう。
全学部共通の面接・口頭試問に向けた準備

第一次審査を通過すると、ほとんどの学部で第二次審査として面接が行われます。
面接は、志望学部における学びの意欲や計画、人間性を評価するものです。
単なる志望理由の確認にとどまらず、志望する学部の専門分野に関する基礎的な知識や、関連する時事問題について自分の意見を論理的に説明できるようにしておく必要があります。
提出した志望理由書の内容を深掘りされても答えられるよう、模擬面接を繰り返して準備しましょう。
また理系学部では、公式や定理の説明などを求められることもありますので、教科書の例題レベルの問題は全て人に説明できるようにしておきましょう。
国際学部志望者必見のグループディスカッション対策
国際学部の第二次審査は、方式IIに出願し、面接審査のみを選択した場合を除き、個人面接ではなく「グループディスカッション審査」となります。
最大の特徴は、3つのテーマが事前に公表されており、当日はこの中から1つが指示される点です。
2026年度のグローバル入試におけるテーマは以下の3つでした。
1. “世界市民”とはどの様な人材か、そうなるためには何が必要か
2. コロナ禍により世界はどう変わったか
3. 異文化コミュニケーションにおいて言語以外に重要なことは何か
事前に対策ができるため、それぞれのテーマについて自分なりの意見や根拠をしっかりとまとめるだけでなく、反対意見についても理解しておきましょう。
その上で、学校や塾などで他の受験生と討議の練習を積んでおくことが合格の鍵となります。
帰国生の方がよく抱く疑問とその回答

Q:方式が3つありますが、帰国生はどれに出願すべきですか?
ご自身の海外就学経験によって異なります。
まず基本的に帰国生の場合は、グローバル入試方式III (帰国生徒入学試験)に出願することになります。
グローバル入試の方式IIIは海外の高校(日本の高1~高3に相当) に継続して2学年以上在籍した方が対象であり、帰国子女の方を対象としている方式だからです。
なお、海外の高校であっても、IB DPを取得している場合は、方式IIのインターナショナル・バカロレア入学試験に出願すると良いでしょう。
その上で、海外高校への在籍が2年未満である場合は、グローバル入試方式Iの国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験に出願することが可能です。
この場合、CEFR B1以上の英語資格が必要となる点に留意してください。
このように、あなたの海外就学歴に合わせて当てはまる方式を選んで受験しましょう。
Q:複数の方式 (I・II・III) や他大学との併願は可能ですか?

複数の方式の併願はできませんが、併願を認める大学であれば併願可能です。
まず、関西学院大学の総合型選抜では、グローバル入試を含み、同一年度内で1つの入学試験・学部・学科・課程・専修・コースのみ出願可能となっており、複数の方式を併願することはできません。
また、「合格した場合は本学(関西学院大学)に入学すること」が出願資格となっているため、合格後に他大学への進学を理由に入学を辞退することはできません。
ただし、併願を認める大学の総合型選抜への出願や合格は可能ですし、グローバル入試で不合格となってしまった場合は、関学の「一般選抜」を受験することも可能です。
Q:帰国子女の場合は9月入学も可能ですか?
できません。グローバル入試は原則として「4月入学」を前提とした制度です。
そのため、帰国子女の方であっても4月入学となります。
帰国子女の場合は、合格後にギャップイヤーが発生するため、合格した後は有意義に活用しましょう。
Q:総合型選抜などグローバル入試以外に帰国生が受けられる試験はありますか?

「International Admission」 や 「学部特色入学試験」などの選択肢があります。帰国生の方が受験できるグローバル入試以外の選択肢として、以下の制度があります。
International Admissionは、国際学部でのみ実施され、英語を母語・第一言語とする方や一定の英語能力を持つ方を対象とした入試です。
合格すると「英語話者」として入学し、英語で行われる科目のみで卒業単位を修得することも可能です。日本の学校の在学期間が一定以内であれば日本国籍保有者も出願可能です。
学部特色入学試験では、前述の通り、神学部が帰国生徒対象の入試を実施しているほか、他学部でも所定の英語資格等があれば出願できる場合があります。
もちろん、一般選抜は総合型選抜で不合格になった場合でも受験可能です。
なお、関西学院大学の総合型選抜である学部特色入試などのその他の総合型選抜については以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご確認くださいませ。
参考記事:関西学院大学の総合型選抜とは?
Q:インターナショナルスクール出身でも帰国生入試の対象になりますか?
「海外」のスクールか 「国内」のスクールかで扱いが異なります。
国内のインターナショナルスクール出身の場合は、グローバル入試方式IIIの対象外となります。
日本国内に設置されているスクールでの在籍期間は、「外国において学校教育を受けた期間」とはみなされないためです。
海外のインターナショナルスクール出身の場合は、方式IIIの対象となります。
外国に設置されているインターナショナルスクール等 (アメリカンスクール、ブリティッシュスクール含む)の出身者は、原則として「英語圏からの帰国生徒」とみなされるためです。
まとめ: 関西学院大学帰国生入試

ここまで、関西学院大学の帰国生入試 (グローバル入学試験)について、入試の概要から3つの方式別の出願条件・提出書類、そして合格に向けた具体的な対策ポイントまで詳しく解説してきました。
この記事の特に重要なポイントを以下にまとめます。
今回のまとめ
- グローバル入試は3つの方式に分かれており、滞在歴 (海外高校に2年以上在籍か)・保有資格(IBDPの有無や語学スコア)・活動実績 (模擬国連など)に照らし合わせ、自分に最も有利な方式(I・II・III) を選ぶことが重要。
- ほとんどの学部でCEFR B1~B2以上のスコアが必須であり、帰国子女でも試験形式に苦戦するケースがあるため、余裕を持った準備が求められる。
- 志望理由書は「Mastery for Service」との接続が鍵であり、関学の建学の精神を深く理解し、自身の海外経験を将来の社会貢献にどう結びつけるかを、具体的かつ論理的に記述する。
- 文系学部の小論文は全学部共通・日本語での出題され、課題文の読解、データの読み取り、500~600字程度の意見論述という形式となっているため、要約力と論述力を徹底的に鍛えることが重要。
- 志望理由書の深掘りだけでなく、時事問題や公式・定義の説明などにも対応できるよう、模擬面接を繰り返して準備することが重要です。
この記事を通じて、関西学院大学のグローバル入試についての理解を深めていただければ幸いです。
なお、「自分の経歴でどの方式に出願できるか正確に知りたい」「小論文やグループディスカッションの対策をプロに指導してほしい」という方は、ぜひホワイトアカデミー高等部の無料相談会をご活用ください。
帰国生入試を熟知した専門講師が、あなたの海外経験・志望学部・スケジュールに合わせた最適な受験戦略を個別にご提案いたします。
⇨ホワイトアカデミー高等部の無料相談会に申し込む
ホワイトアカデミー高等部とは?
総合型選抜・公募推薦入試に特化した専門塾。
プロ講師が活動実績作りから小論文・面接まで、
マンツーマンで徹底サポート。
- カリキュラム修了者の合格率98%※1
- 上智大学合格率83%(2025年度)※2
- 小論文・書類すべて添削無制限
- 全授業が社会人のプロ講師による1対1形式
- カリキュラム修了者には合格保証制度を提供
※2 上智大学合格率83%は2025年度入試における上智大学受験者が母数です。

