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2026.04.20 その他の入試方式

帰国子女必見!青山学院大学の帰国生入試(海外就学経験者入試)とは?

帰国子女必見!青山学院大学の帰国生入試(海外就学経験者入試)とは?

青山学院大学は、充実した国際環境や洗練されたキャンパスから、帰国子女に非常に人気の高い大学です。

しかし、青山学院大学で実施されている帰国生入試の「海外就学経験者入学者選抜」は、学部によって出願資格や必要な語学スコア、試験内容が大きく異なるため、「自分は出願できるのか」「どのような対策が必要なのか」と不安に感じる受験生や保護者の方も少なくありません。

そこで本記事では、帰国子女の方に向けて、青山学院大学の帰国生入試について、複雑な出願条件から各学部の試験内容、合格を掴むための具体的な対策方法までを網羅的にわかりやすく解説します。

本題に入る前に、ホワイトアカデミー高等部は帰国子女の方に向けた受験戦略相談会を実施しています。

青山学院大学の帰国生入試やその他の帰国子女向け入試について戦略を立てることができますので、ぜひ一度無料相談会にお越しくださいませ。
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この記事を書いた人:竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒業。内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者であり、ホワイトアカデミー高等部の校長。

自身の大学受験は東京大学に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。

高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると丸7年。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。

倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

目次

青山学院大学の帰国子女入試「海外就学経験者入試」とは?

青山学院大学の帰国子女入試「海外就学経験者入試」とは

青山学院大学帰国生入試「海外就学経験者入学試験」の概要

青山学院大学では、帰国子女向けの入試を「海外就学経験者入学者選抜」という名称で実施しています。

2026年度帰国子女入試において募集が行われるのは、以下の3学部・11学科です。

学部 学科 募集人員
法学部 ヒューマンライツ学科 5名
国際政治
経済学部
国際政治学科、国際経済学科、国際コミュニケーション学科 各学科とも若干名
理工学部 物理科学科、数理サイエンス学科、化学・生命科学科、電気電子工学科、機械創造工学科、経営システム工学科、情報テクノロジー学科 各学科とも若干名

参照元:2026年度 海外就学経験者入学者選抜要項

帰国生入試の対象となる帰国子女の条件

帰国生入試の対象となる帰国子女の条件

青山学院大学の帰国子女入試である海外就学経験者入試において、出願要件となるには日本国籍 (特別永住者などを含む)を有し、以下のいずれかの就学条件 (帰国子女の要件) を満たす必要があります。

学部により詳細な要件が異なる場合があるため、自身の経歴がどの条件に当てはまるか必ず入学者選抜要項で確認しましょう。

学部 海外就学経験の条件
法学部
(ヒューマンライツ学科)
(1) 保護者の海外勤務に伴い海外に居住し、外国の高校 (10~12年)に2年以上在籍し卒業(見込)等の者。
※国際バカロレア等の資格取得者含む。
(2) 保護者の海外勤務に関わらず、外国の教育課程で中学課程以上(7~12年)通算3年以上、または小学校課程を含み通算4年以上就学し、通常の12年課程を卒業(見込)等の者。
国際政治経済学部
(全学科)
(1) 保護者の海外勤務に伴い海外に居住し、外国の高校 (10~12年)に2年以上在籍し卒業(見込)等の者。
※国際バカロレア等の資格取得者含む。
(2) 保護者の海外勤務に関わらず、外国の教育課程で中学課程以上(7~12年)通算3年以上、または小学校課程を含み通算4年以上就学し、通常の12年課程を卒業(見込)等の者。
(3) 日本の高校を卒業(見込)で、高校入学後に交換留学で海外就学経験(半年以上2年未満)がある者。
理工学部
(全学科)
(1) 保護者の海外勤務に伴い海外に居住し、外国の高校 (10~12年)に2年以上在籍し卒業(見込)等の者。
※国際バカロレア等の資格取得者含む。
(2) 保護者の海外勤務に関わらず、外国の教育課程で中学課程以上(7~12年)で通算3年以上就学し、通常の12年課程を卒業(見込)等の者。

このように、青山学院大学の帰国生入試においては、学部ごとだけでなく、帰国子女の要件が親御様の転勤を含むか含まないかで要件が異なっていることに注意してください。

なお、その他の大学の帰国生入試における帰国子女の要件については以下の記事で詳しく解説しています。

もし、青山学院大学の帰国子女の条件に当てはまっていない場合であっても、他の大学であれば当てはまっていることもありますので、チェックしてみてください。

参考記事:帰国生入試における帰国子女の要件とは?

参照元:2026年度 海外就学経験者入学者選抜要項

青山学院大学帰国子女入試の倍率について

青山学院大学の海外就学経験者入学者選抜(帰国生入試)の倍率について、志願者数・合格者数・実質倍率(志願者数÷最終合格者数)を表形式でまとめました。

なお、実質倍率は小数点第2位を四捨五入して算出しています。合格者が0名の場合や志願者がいない場合は「一」としています。

学部 学科 2024年度
志願者
2024年度
合格者
2024年
度倍率
2025年度
志願者
2025年度
合格者
2025年
度倍率
文学部 日本文学科 9名 1名 9.0倍 8名 1名 8.0倍
法学部 ヒューマンライツ学科 21名 8名 2.6倍 18名 10名 1.8倍
国際政治経済学部 国際政治学科 17名 9名 1.9倍 28名 12名 2.3倍
国際経済学科 36名 7名 5.1倍 39名 14名 2.8倍
国際コミュニケーション学科 22名 10名 2.2倍 33名 14名 2.4倍
理工学部 物理科学科 1名 0名 0名 0名
数理サイエンス学科 1名 1名 1.0倍 0名 0名
化学・生命科学科 0名 0名 4名 1名 4.0倍
電気電子工学科 2名 2名 1.0倍 2名 0名
機械創造工学科 4名 0名 2名 0名
経営システム工学科 2名 1名 2.0倍 1名 0名
情報テクノロジー学科 4名 2名 2.0倍 8名 2名 4.0倍

上記の通り、青山学院大学理工学部の帰国生入試は募集枠に対して少人数での受験となっており、年度や学科によって倍率が大きく変動する傾向があることに注意が必要です。

また、2025年度の帰国生入試においては青山学院大学文学部の日本文学科で募集が行われていましたが、2026年度の帰国子女入試においては募集が行われておりませんので、注意してください。

参照元:青山学院大学2024年度入試結果について
参照元:青山学院大学2025年度入試結果について

2026年度青山学院大学帰国子女入試の出願スケジュールや書類について

青山学院大学帰国子女入試の出願スケジュールや書類について

帰国子女入試の出願条件について

青山学院大学の帰国子女入試においては、上記の海外就学条件 (帰国子女の要件)に加え、各学部が定める外国語能力の要件 (スコアや資格) をクリアしている必要があります。

外国語能力の要件に活用できる資格やスコアは全て、取得から2年以内のスコアが有効です。

以下に学部ごとに必要な資格についてまとめます。

学部 外国語能力の条件
法学部(ヒューマンライツ学科) IまたはIIのいずれか
Ⅰ: TOEFL IBT 79点以上、TOEIC L&R 730点以上、IELTS 6.0以上、英検準1級以上。
II: グループA (指定の独・仏・西・露・中・韓国語検定)から1つと、グループB(TOEFL iBT 61点以上、TOEIC L&R 590点以上、IELTS 5.0以上、英検準1級以上)から1つの組み合わせ。
国際政治経済学部(全学科) IまたはIIのいずれか
Ⅰ: TOEFL IBT 79点以上、IELTS 6.0以上、英検1級。
II: グループA(指定の独・仏・西・露・中国語検定)から1つと、グループB (TOEFL iBT 61点以上、IELTS 5.0以上、英検準1級以上) から1つの組み合わせ。
理工学部(全学科) IELTS または TOEFL iBT のいずれかのスコアを提出できること。
※提出されたスコアは合否判定にも使用されます。

参照元:2026年度 海外就学経験者入学者選抜要項

帰国生入試(海外就学経験者入試) の出願に必要な書類について

帰国生入試(海外就学経験者入試)の出願に必要な書類について

出願書類は、全員が提出する「共通書類」と、自身の帰国子女要件に応じて提出する「資格別追加書類」に分かれます。

また、Web出願時には「主体性・多様性・協働性に関する経験」の入力も求められ、得点化はされませんが、入学後の修学支援等に活用されます。

以下に青山学院大学帰国生入試の出願に必要な書類をまとめます。

区分 提出する書類 対象者・注意事項
全員共通 入学願書(所定用紙) 全員
外国語能力を証明する書類 全員
日本国籍を有することを証明する書類 全員 (パスポートのコピー、または発行から3ヶ月以内の住民票など)
基本の学歴書類 高等学校の卒業(見込)証明書等 全員(ただし、国際政治経済学部において交換留学で出願する者は不要)。
卒業証明書が出ない場合は卒業証書やIBディプロマ等も可
高等学校全期間(Gr.10~12)の学業成績証明書 全員(ただし、国際政治経済学部の資格(3) (交換留学経験者)で出願する者は不要)。
資格別の追加書類 海外在留証明書(所定用紙) 各学部で資格(1)保護者の転勤に伴う帰国子女要件で出願する者(保護者の所属機関の責任者による公印が必要)。
小学校・中学校の課程が含まれる場合の証明書
中学校の在籍証明書
法学部・国際政治経済学部の資格(2) 保護者の転勤に関わらない帰国子女要件で出願し、要件となる就学期間に小・中学課程が含まれる者(在籍証明書や成績証明書)。
理工学部の資格(2)保護者の転勤に関わらない帰国子女要件で出願し、海外就学期間に中学校課程が含まれる者 (※高校で通算3年を満たす場合は提出不要)。
調査書(厳封) 国際政治経済学部の資格(3) (交換留学経験者)で出願する者。
※上記「基本の学歴書類」の代わりとなります。
志願者評価書(所定用紙) 国際政治経済学部の資格(3) (交換留学経験者)で出願する者(担任教員などが記入し、厳封したもの)。

なお、青学の帰国生入試の出願書類に関する注意事項としては、以下の通りです。

  • 出願書類は原則として原本 (オリジナル)の提出が必要です。
  • 証明書等が日本語または英語以外で作成されている場合は、和訳または英訳し、その翻訳内容が原本と相違ないことの証明を大使館等の公的機関で受け、証明書類を添付する必要があります。

参照元:2026年度青山学院大学海外就学者特別入試募集要項

青山学院大学帰国子女入試の試験内容について

帰国子女入試の試験は学部によって、以下の通り1段階選抜と2段階選抜に分かれます。

学部 選抜方
審査内容
法学部 1段階選抜 書類審査、小論文、面接
国際政治経済学部 2段階選抜 第一次審査:書類審査(外国語能力)
第二次審査:小論文(日本語)、面接(英語での質疑が一部含まれる)
理工学部 1段階選抜 書類審査、筆記試験(数学、および物理または化学の基礎学力調査)、面接 (学力に関する試問も含む)

参照元:2026年度青山学院大学海外就学者特別入試募集要項

帰国子女が行うべき法学部の帰国生入試(海外就学経験者入試)対策について

帰国子女が行うべき法学部の帰国生入試(海外就学経験者入試)対策について

青山学院大学法学部帰国生入試小論文試験の傾向と対策

青山学院大学法学部ヒューマンライツ学科の小論文では、一般的なテーマに関する文章を読み、独自の視点を交えて論じることが求められます。

青山学院大学側が公表している出題意図によれば、「与えられた文章を正確に読み解く力」「論理的でかつ柔軟な考察や分析をする力」「自分の意見を整理し、的確な日本語で表現する力」が総合的に評価されます。

そのため、対策としては以下の2点が有効です。

人権・社会問題のインプットと要約

日頃から人権問題 (マイノリティ、ジェンダー、子どもの権利など)や社会問題に関する新聞の社説や新書を読み、筆者の主張を的確に要約する訓練を積んでおきましょう。

「海外での実体験」のストックと構造化

単なる一般論ではなく、「滞在国で実際に自分が見聞きした人権意識や社会制度の違い」をエピソードとして整理しておくことが必須です。

帰国子女が書く小論文の展開においては、「課題の提示→客観的な分析→海外での実体験に基づく独自の考察→結論」という論理的な型を身につけることが高得点の鍵となります。

参照元:2025年度 学校推薦型・総合型・その他の選抜筆記試験における「出題意図」

帰国子女入試の面接対策のポイント

青山学院大学の法学部では、法学や政治学、あるいは具体的な人権問題 (障がい者の権利や子どもの権利など) に対する強い関心が求められています。

そのため、帰国生入試の面接では、海外経験に基づく志望理由の深掘りは当然ながら、入学後の学習計画について「リーガルマインド (論理的・合理的な思考力と法的正義感)」を持って社会問題と向き合い、妥当な結論を導き出す 「問題解決能力」を身につける意欲があることを、具体的にアピールできるよう準備することが重要です。

具体的な対策としては、以下の通りです。

関心のある人権問題の原体験との接続

志望理由を述べる際に、漠然と「人権に興味がある」と言うのではなく、「なぜその問題に関心を持ったのか」を海外での原体験と結びつけて語れるように整理してください。

特に、興味を持ったきっかけとなるエピソードだけでなく、興味を持った後にどのような探究に取り組んできたのかまで論じてください。

大学での学びを通じた解決策の提示

原体験に基づく、志望理由で論じた内容について、

「現状どのような課題があるのか」

「青山学院大学のヒューマンライツ学科でどのような法的アプローチを学び、将来どう解決に導きたいのか」

を、一貫したストーリーとして論理的に説明できるようにシナリオを構築しましょう。

また、回答を整理した後には、多角的な深掘り質問に対応できるように、模擬面接で合格レベルまで練り上げましょう。

国際政治経済学部の海外就学経験者入試(帰国生入試)対策について

国際政治経済学部の海外就学経験者入試(帰国生入試)対策について

国際政治経済学部帰国子女入試の小論文試験の傾向と対策

青山学院大学国生政治経済学部の帰国子女向け入試の小論文は日本語で実施されます。

大学公式の出題意図によると、身近な環境の事象を、概念的・抽象的なキーワードと結びつけながら論理的に議論を組み立て、説得力のある文章で記述する能力が問われます。

そのため、具体的な対策としては以下の通りです。

「具体」と「抽象」の結びつけ

抽象的なものを補足するために、具体例をあげたり、具体的な事象から抽象的な問題提起ができるように、具体と抽象の結び付けを行いましょう。

例えば、「滞在国でのレジ袋有料化や物価高騰 (具体)」 といった身近な事象を、「持続可能な開発 (SDGs) や環境経済学、国際政治 (抽象)」といった専門的なキーワードと結びつけて多角的に論じる練習が必要です。

国際的な大きい問題などについて、これまでの異文化経験などの身近な「具体」と結びつけられるように訓練しましょう。

課題解決型の構成練習

国際情勢や経済に関するニュースを読む際、単に出来事を理解するだけでなく、自分なりの意見を持てるようになりましょう。

「問題の根本原因は何か」「自分ならどのような解決策 (政策的、あるいはビジネス的アプローチ)を提案するか」を考え、第三者を説得できる論理的な文章 (序論・本論・結論)を書く訓練を繰り返しましょう。

文章構成としては、問題提起→原因分析→解決策、と言う流れでまとめるのが鉄板です。

参照元:2025年度 学校推薦型・総合型・その他の選抜 筆記試験における「出題意図」

帰国生入試における面接対策のポイント

国際政治経済学部の帰国生入試の面接では、英語での質疑が一部含まれます。

青山学院大学国際政治経済学部のアドミッションポリシーにもある通り、国際社会の動向を国際政治・国際経済・国際コミュニケーションの観点から理解し考察する力が求められます。

また、多様なバックグラウンドを持つ他者と積極的に協力・協働する意欲も評価されるため、これらを日本語・英語の双方で堂々と伝えられるように模擬面接を繰り返しましょう。

具体的な対策としては、以下の通りです。

時事問題の英語でのインプット・アウトプット

日経やBBC、CNNなどのニュースに日常的に触れ、国際情勢や経済問題についての自分の意見を日本語でも英語でも簡潔に (1分程度で) 論理的に述べる練習を行ってください。

特に、自分の志望動機とつながるテーマについては特にアンテナを貼っておきましょう。

意見を述べる際には、自分の海外での実体験などと絡めてまとめていくと、説得力を増すことができます。

「協働」エピソードの準備

現地校やインターナショナルスクールでのグループワークや課外活動において、バックグラウンドの異なる人々とどのように協力し、課題を乗り越えたかという具体的なエピソードを日英両言語で語れるように準備しておきましょう。

また、単に自分の頑張ってきた話や能力をアピールすることに留まらず、それを大学入学後の学修及び卒業後にどのように活かすのかについて、一貫性を持ってまとめていきましょう。

青山学院大学理工学部の帰国子女入試(海外就学経験者入試)対策について

青山学院大学理工学部の帰国子女入試(海外就学経験者入試)対策について

理工学部の帰国生入試の筆記試験の傾向と帰国子女が行うべき対策について

理工学部の帰国子女入試では、小論文ではなく「数学」と「理科」の基礎学力調査が課されます。

学科により理科の選択科目 (物理または化学)が指定される場合があるため注意が必要です。

例えば、物理科学科は物理のみ、化学・生命科学科は化学のみなどと指定がされています。

青山学院大学理工学部の帰国生入試(海外就学経験者入試) における具体的な出題範囲は以下の通りです。

科目 出題範囲・傾向
数学 数学
二次方程式、複素数、三角関数(正接関数と加法公式)、微分法・積分法の計算、およびその応用力 (最大・最小問題やグラフに囲まれた図形の面積計算など)、高等学校で学ぶ基礎的な事項の理解が問われます。
物理 物理
高校の教科書に載っている「力学」と「電磁気学」の基本的な法則を理解し、応用する力が問われます。
化学 物理化学、無機化学、有機化学の各分野から、気体発生反応、金属イオンの分離操作、有機化合物の構造など、基本事項に関する理解度が問われます。

これに対して、帰国子女が行うべき具体的な対策は、「日本の高校教科書・標準問題集の徹底」です。

出題意図に「高校で学習する」「高校教科書に載っている」と明記されている通り、難問・奇問を解く必要はありません。

帰国生の方は、海外のカリキュラム (IBや現地校など)で学んだ範囲と、日本の学習指導要領のギャップを埋めることが最優先です。

『基礎問題精講』や『チャート式(黄・青)』などの日本の標準的な問題集を用い、各単元の基礎・標準レベルの問題を正確かつ迅速に解けるよう反復練習してください。

参照元:2025年度 学校推薦型・総合型・その他の選抜 筆記試験における「出題意図」

理工学部海外就学経験者入試の面接対策のポイント

理工学部海外就学経験者入試 (帰国生入試)の面接では、志望理由だけでなく学力に関する試問が含まれることもあります。

学力関する試問では、専門分野を学ぶ上で必要な数学・理科の基礎知識が備わっているかどうかが確認されます。

また、ものづくりや情報技術など、志望する学科の専門領域に対する明確な興味と、「専門知識・スキルを活用して社会に貢献したい」という強い意欲を論理的に伝えることが重要です。

これに対して、帰国生が行うべき具体的な対策は以下の通りです。

口頭での解法説明 (口頭試問)の練習

数学や理科の基本的な法則・公式や、その導出過程を「口頭で」あるいは「ホワイトボードを使って」他者にわかりやすく説明する訓練を行ってください。

答えが合っているかだけでなく、論理的な思考プロセスを提示できるかが評価の対象となります。

難しい応用問題について練習する必要がありません。教科書レベルの基本的な公式や法則についてを、わかりやすく説明できるようにしておきましょう。

専門領域と社会貢献の接続

志望学科の学問(例:機械工学、情報テクノロジー)を用いて、将来具体的にどのような社会課題を解決したいのか、自身のキャリアビジョンと大学での学びを明確に繋げて語れるように準備しましょう。

これまでの原体験に基づく志望動機だけでなく、どのような研究・実験を行って、何を明らかにしたいのか、またそれが社会にどのように貢献するのかを、一貫性を持ってまとめることが求められます。

なお、ホワイトアカデミー高等部では、このような学力に関する口頭試問対策も万全に行なっております。

他の塾では、理系の先生がいないことで対策ができないということもしばしばありますが、当塾では理系専門のプロが多数在籍しています。

理工学部の帰国生入試対策に不安がある帰国子女の方は、ぜひ一度無料相談会にお越しくださいませ。

ホワイトアカデミー高等部の無料の受験相談会

帰国子女がよく抱く青山学院大学帰国生入試に関する質問とその回答

帰国子女の方がよく抱く明治大学帰国生入試に関する質問と回答

青山学院大学の海外就学経験者入試合格に必要な英語力はどの程度ですか?

学部によって出願に必要な最低スコアが厳格に定められており、高い英語力が求められます。

例えば、法学部や国際政治経済学部において英語資格単独で出願する場合、最低でも「TOEFL iBT 79点以上」または「IELTS 6.0以上」などが必要です。

また、理工学部では最低点の明記はありませんが、提出したスコアが合否判定に直接使用されるため、高得点であるほど有利に働きます。

国際政治経済学部では面接内で英語による質疑応答も行われるため、資格のスコアだけでなく、自分の意見を英語で論理的に話せる「実践的な英語運用能力」が不可欠です。

これらのことから、目安の最低必要なスコアは、CEFR B2以上とした上で、より高いスコアを取得するとともに、英語で論理的に話すスピーキング力も鍛えておきましょう。

参照元:2026年度 海外就学経験者入学者選抜要項

幼少期から海外にいるため日本語力に不安がありますが大丈夫でしょうか?

幼少期から海外にいるので日本語力に不安がありますが大丈夫でしょうか?

大丈夫ではありません。

なぜなら、大学での高度な学修や、入試本番の試験に対応できるレベルの日本語力は必須だからです。

例えば、法学部のアドミッションポリシーでは「日本語での文章表現力の基礎を習得している」ことが明記されており、国際政治経済学部の小論文も日本語で課されます。

また、どの学部においても、論理的に議論を組み立て、説得力のある文章を日本語で記述する能力が評価されるため、日常会話レベルにとどまらず、学術的な内容を日本語で論理的に読み書きできるレベルまで引き上げておく必要があります。

参照元:2026年度 海外就学経験者入学者選抜要項
参照元:2025年度 学校推薦型・総合型・その他の選抜筆記試験における「出題意図」

帰国子女入試の理工学部 「基礎学力試験(数学・理科)」は、日本の一般入試と比べてどの程度の難易度ですか?

一般入試と比較すると、かなり易しい問題が出題されるでしょう。

なぜなら、出題意図において「高校で学習する化学のうち…」 「高校教科書に載っている… 基本的な法則を理解し」と明記されているためです。

つまり、奇問・難問ではなく、日本の高校の教科書レベルの基礎〜標準的な学力が問われます。

一方で、帰国子女の方の多くは、現地校のカリキュラムと日本の学習指導要領の範囲のズレが生じているため、そのズレを早急に埋め、日本の標準的な問題集で基礎を固めておくことが重要です。

参照元:2025年度 学校推薦型・総合型・その他の選抜筆記試験における「出題意図」

高校の成績証明書が英語でも日本語でもない現地語で書かれています。そのまま提出できますか?

高校の成績証明書が日本語でも英語でもないのですが大丈夫ですか?

いいえ、そのままでは提出できません。

出願書類は全て日本語または英語で作成されている必要があります。

証明書等が日本語・英語以外で作成されている場合は、必ず「和訳」または「英訳」を作成し、さらにその翻訳内容が原本と相違ないことについて、大使館などの公的機関で証明を受けたものを添付する必要があります。

参照元:2026年度 海外就学経験者入学者選抜要項(出願書類に関する注意事項)

青山学院大学の帰国生入試の入学時期はいつになりますか? 秋入学 (9月入学)はできますか?

9月入学はできません。青山学院大学の海外就学経験者入学者選抜の合格者は、原則として翌年 「4月入学」となります。

この入試枠において秋入学 (9月・10月入学)の制度は設けられていないため、海外の高校を夏に卒業してから翌年4月に入学するまでの期間の過ごし方もあらかじめ計画しておく必要があります。

参照元:2026年度 海外就学経験者入学者選抜要項

帰国生入試以外に帰国子女におすすめの青山学院大学の受験方式はありますか?

帰国生入試以外に帰国子女におすすめの青山学院大学の受験方式はありますか?

青山学院大学の「海外就学経験者入学者選抜(帰国生入試)」以外で、帰国子女の方におすすめできる入試方式として、海外での就学経験や培った高い語学力を活かすことができる「自己推薦選抜」が挙げられます。

具体的には、以下の学部・学科の自己推薦選抜がおすすめです。

  1. 地球社会共生学部 地球社会共生学科(自己推薦選抜)
  2. 文学部英米文学科(自己推薦選抜)

それぞれのお薦めポイントを解説します。

1. 地球社会共生学部 地球社会共生学科(自己推薦選抜)

この学部では、出願条件となる「自己アピールできる分野」の中に、帰国子女の経験や語学力を直接活かせる区分が用意されています。

  • 分野G「海外就学経験者」としての出願: 海外において外国の教育課程に基づく高等学校に2学年以上継続して在籍した者 (卒業後の経過年数が1年未満であることなど) を対象とした区分があります。
  • 分野A「英語資格取得者」としての出願: TOEFL iBT 68点以上、IELTS 5.5以上などの指定された英語資格を有している場合、この区分でも出願が可能です。

2. 文学部英米文学科(自己推薦選抜)

文学部英米文学科の自己推薦は、高い英語力を持つ受験生を対象としており、海外で培った語学力を大いに発揮できる方式です。

  • 出願条件:実用英語技能検定(英検)準1級以上、TOEFL iBT 68点以上、IELTS 5.5以上など、所定の英語資格を有していることが求められます。
  • 対象者: 日本の高等学校を卒業(見込み)の者はもちろん、「外国において学校教育における12年の課程を修了した者」なども出願資格を満たす対象として明記されています。

「帰国生入試(法学部・国際政治経済学部・理工学部でのみ実施) だけでなく、地球社会共生学部や文学部英米文学科などの自己推薦選抜も、海外での就学経験や高い英語資格(TOEFL、IELTS、英検など)を評価の対象としているため非常におすすめです。

帰国子女の方は、志望する学部・学科やお持ちの英語資格のスコアに応じて、これらの方式も併せて検討してみてください。

参照元:青山学院大学自己推薦選抜2026年度募集要項

まとめ: 青山学院大学帰国生入試「海外就学経験者入試」とは

まとめ:青山学院大学帰国生入試「海外就学経験者入試」とは

ここまで、青山学院大学の帰国生入試(海外就学経験者入学者選抜) について解説してきました。

この記事の特に重要なポイントを以下にまとめます。

今回のまとめ

  • 青山学院大学では、帰国子女入試の募集は3学部のみであり、2026年度は法学部、国際政治経済学部、理工学部で実施され、文学部日本文学科は募集されていない。
  • 青山学院大学の帰国生入試を受験するためには、保護者の海外勤務等の就学条件などの帰国子女の要件に加え、TOEFL iBTやIELTSなどの高い外国語スコアが必須となる。
  • 法・国際政治経済学部の帰国子女入試では、社会問題への関心や論理的思考力が問われる小論文と、面接の対策が重要である。
  • 理工学部においては、日本のカリキュラムに基づいた筆記試験や口頭試問が行われるため、帰国子女は学習カリキュラムのギャップを埋めることが重要。

この記事を通じて、青山学院大学の帰国生入試についての理解を深め、対策に臨んでください。

なお、自力の対策に限界を感じているという方は、ぜひ一度ホワイトアカデミー高等部の無料相談会にお越しくださいませ。

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※1 合格率98%はカリキュラム消化者が対象です。
※2 上智大学合格率83%は2025年度入試における上智大学受験者が母数です。

その他の入試方式

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