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2025.12.05 総合型選抜(旧AO入試)

桜美林大学の総合型選抜(旧AO入試)の特徴と対策方法

桜美林大学の総合型選抜(旧AO入試)の特徴と対策方法

今回は、東京都の町田キャンパスを中心として都内近郊に5つのキャンパスを有する桜美林大学の総合型選抜をご紹介します。

桜美林大学の総合型選抜は、選抜方式と試験回数が豊富なのが特徴です。

受験パターンが豊富なため、桜美林大学が第一志望の方にとっても総合型選抜の併願校をお探しの方にとってもチャレンジしやすい総合型選抜と言えます。

本記事では桜美林大学の総合型選抜の実施学群や試験スケジュール、各選抜方式の概要と対策すべきポイントなどについてわかりやすく解説しているので、桜美林大学志望の受験生はぜひご一読ください。

なお、ホワイトアカデミー高等部では、桜美林大学の総合型選抜を目指す受験生向けに無料の受験相談会を実施しています。指導経験が豊富なプロ講師がご相談者様の状況に合わせたアドバイスをおこなっているので、興味があればぜひ以下からご予約ください。

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目次

桜美林大学の総合型選抜とは

桜美林大学の総合型選抜とは
まずは、桜美林大学の総合型選抜の特徴や種類、実施学群と募集人数について解説します。

桜美林大学の総合型選抜の特徴

桜美林大学の総合型選抜で実施されている選抜方式は、全部で5種類です。

  1. 総合評価方式
  2. 総合評価方式【特別枠】
  3. 基礎力評価方式
  4. 探究入試(Spiral)
  5. グローバル人材育成奨学生選抜

選抜方式の多さも特徴ですが、さらに一般的な総合型選抜とは異なるいくつかの特徴があります。

  • 全学群が複数の選抜方式・複数回の試験を実施している
  • 選抜方式ごとの募集人数が設定されていない
  • 出願時に専願か併願を選択できる
  • 航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースのみ他学群と総合型選抜の形態が違う

選抜方式が多く、各選抜方式で複数回試験を実施しているため、受験パターンがかなり豊富になっています。

また、多くの選抜方式・試験回で他大学との併願も可能なので、第二志望・第三志望としての総合型選抜受験も可能です。

試験のシステムが複雑なため、募集要項や入試ガイドをよく読み込んで正確に理解したうえで出願を検討する必要があります。

桜美林大学の総合型選抜の種類

桜美林大学の総合型選抜の種類
ここでは、桜美林大学が実施する総合型選抜の種類と実施回ごとの募集学群についてまとめました。

なお、ここで用いる「全学群」は航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースを除くものとしていますので、ご注意ください。

航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースで実施している総合型選抜については、表下部で別途解説しています。

選抜方式 募集学群
第1回 第2回 第3回・第4回
総合評価方式 全学群 全学群 ・グローバル・コミュニケーション学群
・健康福祉学群(社会福祉学専攻、精神保健福祉学専攻、保育学専攻のみ)
・芸術文化学群(演劇・ダンス専修、音楽専修のみ)
・教育探究科学群
・航空学群3コース
総合評価方式【特別枠】 帰国生徒 全学群 全学群 ×
キリスト教学校教育同盟 全学群 全学群 ×
スポーツ 全学群 全学群 ×
同窓生徒 全学群 全学群 ×
キリスト者 全学群 全学群 ×
基礎力評価方式 全学群 全学群 ×
探究入試(Spiral) 探究学習評価型 ・リベラルアーツ学群
・グローバル・コミュニケーション学群
・ビジネスマネジメント学群
・健康福祉学群
・教育探究科学群
第1回と同様 ×
ディスカバ!育成型 全学群 全学群 ・グローバル・コミュニケーション学群
・健康福祉学群(社会福祉学専攻、精神保健福祉学専攻、保育学専攻のみ)
・芸術文化学群(演劇・ダンス専修、音楽専修のみ)
・教育探究科学群
・航空学群3コース
コンテスト活用型 全学群 全学群 ×
グローバル人材育成奨学生選抜 ・リベラルアーツ学群
・グローバル・コミュニケーション学群
・ビジネスマネジメント学群
× ×

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』『入試ガイド2026 第2版

全学群で複数の総合型選抜を実施していますが、選抜方式や実施回によって募集のある学群・専攻・専修・コースが異なります。

志望学群・専攻・専修・コースがどの総合型選抜を実施しているかは、募集要項など最新の情報を必ず確認してください。

また、航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースでは、『総合評価方式』と『基礎力評価方式』の2種類を実施しています。試験の実施回数はそれぞれ1回です。

試験スケジュールも他の学群とは異なるので注意しましょう。

桜美林大学で総合型選抜を実施している学類と募集人数

桜美林大学の総合型選抜では、全学群が複数の総合型選抜を実施しており、学群ごとに募集人数を設定しています。

学群 専攻・専修・コース 募集人数
リベラルアーツ学群 270名
グローバル・コミュニケーション学群 75名
ビジネスマネジメント学群 120名
健康福祉学群 健康科学専攻 95名(保育学専攻は15名)
スポーツ科学専攻
社会福祉学専攻
精神保健福祉学専攻
実践心理学専攻
保育学専攻
芸術文化学群 演劇・ダンス専修 170名
音楽専修
ビジュアル・アーツ専修
教育探究科学群 55名
航空学群 フライト・オペレーション (パイロット養成)コース 15名
航空管制コース 40名
航空機管理コース
空港管理コース

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

なお、グローバル人材育成奨学生選抜のみですが、学群ごとの募集人数が設定されています。グローバル人材育成奨学生選抜での受験を検討している方はご注意ください。

学群 募集人数
リベラルアーツ学群 5名程度
グローバル・コミュニケーション学群 5名程度
ビジネスマネジメント学群 5名程度

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

昨年度(2025年度)の入試結果と合格倍率

昨年度の入試結果と合格倍率
桜美林大学で昨年度実施された総合型選抜の合格倍率は、以下の通りです。

学群 選抜方式 受験者数 合格者数 合格倍率
リベラルアーツ学群 総合評価方式 441 216 2.0
総合評価方式【特別枠】 67 57 1.2
基礎力評価方式 222 144 1.5
探究入試 (Spiral) 68 46 1.5
グローバル人材育成奨学生選抜 1 1 1.0
グローバル・コミュニケーション学群 総合評価方式 62 52 1.2
総合評価方式【特別枠】 2 2 1.0
基礎力評価方式 47 44 1.0
探究入試 (Spiral) 7 7 1.0
グローバル人材育成奨学生選抜 0 0
ビジネスマネジメント学群 総合評価方式 441 108 4.1
総合評価方式【特別枠】 24 12 2.0
基礎力評価方式 212 88 2.4
探究入試 (Spiral) 63 40 1.6
グローバル人材育成奨学生選抜 3 3 1.0
健康福祉学群 総合評価方式 242 134 1.8
総合評価方式【特別枠】 72 65 1.1
基礎力評価方式 61 40 1.5
探究入試 (Spiral) 27 17 1.6
芸術文化学群 総合評価方式 222 199 1.1
総合評価方式【特別枠】 6 6 1.0
基礎力評価方式 83 59 1.4
探究入試 (Spiral) 22 22 1.0
教育探究科学群 総合評価方式 23 22 1.0
総合評価方式【特別枠】 4 4 1.0
基礎力評価方式 1 1 1.0
探究入試 (Spiral) 6 5 1.2
航空学群 総合評価方式 111 54 2.1
総合評価方式【特別枠】 1 1 1.0
基礎力評価方式 19 16 1.2
探究入試 (Spiral) 11 9 1.2

参照元:桜美林大学 2025年度 入試結果データ

桜美林大学の総合型選抜の合格倍率は、1〜2倍程度です。

各学類で複数の選抜方式で総合型選抜を実施していて、なおかつ試験回数も複数あることを踏まえると、比較的合格しやすい総合型選抜と言えるでしょう。

2026年度の出願期間・試験日程・合格発表日

2026年度の出願期間・試験日程・合格発表日
2026年度の桜美林大学の総合型選抜は、こちらの日程で実施されます。

選抜方法や試験回によって日程が異なるため、受験する場合は出願する選抜方法・試験回のスケジュールを間違えないように注意しましょう。

選抜方法 試験回 出願期間 試験日程 合格発表日
・総合評価方式
・総合評価方式【特別枠】
・探究入試(Spiral)
・グローバル人材育成奨学生選抜
第1回 2025年9月1日(月)〜9月10日(水) 【1次】
書類審査

【2次】
2025年10月18日(土)または19日(日)

【1次】
2025年10月10日(金)

【2次】
2025年11月4日(火)

基礎力評価方式 第1回 2025年9月1日(月)〜9月10日(水) 【1次】
2025年9月27日(土)

【2次】
2025年10月18日(土)または19日(日)

【1次】
2025年10月10日(金)

【2次】
2025年11月4日(火)

・総合評価方式
・総合評価方式【特別枠】
・探究入試(Spiral)
第2回 2025年10月20日(月)〜11月6日(木) 【1次】
書類審査

【2次】
2025年12月13日(土)

【1次】
2025年12月5日(金)

【2次】
2025年12月19日(金)

基礎力評価方式 第2回 2025年10月20日(月)〜11月6日(木) 【1次】
2025年11月16日(日)

【2次】
2025年12月13日(土)

【1次】
2025年12月5日(金)

【2次】
2025年12月19日(金)

・総合評価方式
・探究入試(Spiral)※ディスカバ!育成型のみ
第3回 2025年11月18日(火)〜12月8日(月) 2026年1月10日(土) 2026年1月16日(金)
・総合評価方式
・探究入試(Spiral)※ディスカバ!育成型のみ
第4回 2026年2月3日(火)〜18日(水) 2026年3月10日(火) 2026年3月12日(木)

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』『入試ガイド2026 第2版

なお、航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースは試験日程が他学群と異なります。受験をお考えの場合は、こちらのスケジュールを参照してください。

選抜方法 出願期間 試験日程 合格発表日
総合評価方式 2025年9月1日(月)〜9月10日(水) 【1次】
書類審査

【2次】
2025年11月15日(土)もしくは16日(日)

【1次】
2025年10月10日(金)

【2次】
2025年11月21日(金)

基礎力評価方式 2025年9月1日(月)〜9月10日(水) 【1次】
2025年9月27日(土)

【2次】
2025年11月15日(土)もしくは16日(日)

【1次】
2025年10月10日(金)

【2次】
2025年11月21日(金)

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

桜美林大学の総合型選抜で対策すべきポイント

桜美林大学の総合型選抜で対策すべきポイント
ここからは、桜美林大学の総合型選抜で対策すべきポイントについて詳しく解説します。

出願書類を作り込む

まず桜美林大学の総合型選抜で対策すべきは、出願書類の作り込みです。

桜美林大学の総合型選抜では、総合評価方式では自己PRシートと活動報告書、基礎力評価方式では志望理由書を作り込む必要があります。

出願書類 主な内容
自己PRシート 以下の3点を盛り込み、特筆すべき業績・特徴・体験などについて1,200字以上1,600字以内で記載する

①これまでの学びや活動にどのように取り組み、その成功や失敗体験からどのような点を学んだか
②体験から学んだことを、志望する学群での学習や課外活動にどのように活かそうとしているのか
③大学卒業後の展望
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

活動報告書 高等学校等入学後から出願に至るまでの期間における活動実績(学校での実績、学校外の活動団体での実績、各種競技・コンクール・展覧会・懸賞論文等参加歴、資格・検定・段位等の取得)を具体的に記載する
志望理由書 学群の志望理由、本学での学修を通じてどのように成長し、将来、どのように社会に貢献したいのかについて300字以上400字以内で記載する

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

各書類で記載すべき内容は決められているので、指定された内容がわかりやすく伝わる文章になるまで推敲を重ねましょう。

特に自己PRシートは指定文字数が長い分、文章構成からしっかり作り込むことが大切です。

活動報告書は文章を記載する必要はありませんが、高校時代の活動実績を洗い出して自分の経歴をアピールできるように書くことを意識しましょう。

なお、探究入試(Spiral)では独自の出願書類が3つあり、それらの作り込みが重要です。

出願書類 主な内容
探究学習報告書 「探究学習テーマ」に記入した探究学習・活動について3つの設問に答える形で記述
①この探究学習テーマを設定したのはなぜか、その背景や経緯について(200字以上400字以内)
②どのような活動を行い、どのような結果や学びが得られたか(500字以上700字以内)
③探究学習・活動を通して得た学びを、本学での学びや自身の将来設計にどのように活かすのか(500字以上700字以内)
探究学習の要旨 「探究学習の成果物」の概要および作成にいたるプロセス等を説明するための書類をA4用紙片面1枚で作成
探究学習の成果物

探究学習報告書の1.探究学習テーマに記入した探究学習の成果物として「論文」、「発表の記録(ポスターやプレゼンテーション資料)」、「実験成果 (ラボノートなど実験で作成、利用した資料)」等を提出
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

このうち、文章の作り込みが重要なのは探究学習報告書です。

募集要項に書かれた「探究入試(Spiral)評価視点」(「B.課題を設定する力」「G.主体的に取り組む力」など)を踏まえて、各設問で指定された力をどのように意識していたか具体的に記述する必要があります。

探究入試(Spiral)は1次試験が書類審査、2次試験が探究学習に関するプレゼンテーションと質疑応答のため、面接準備という意味でも出願書類の作り込みがとても重要です。

評定平均をできる限り上げる

評定平均をできる限り上げる
桜美林大学の総合型選抜では、評定平均の出願条件はないものの、書類審査で評定平均を含む調査書の内容を審査することが明記されています。

出身高等学校等の調査書については、全体のみならず個々の教科の評定平均値の他、特別活動の状況、特技や部活動、ボランティア活動等を学群別アドミッションポリシーと照らしあわせて、多面的に審査します。
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

そのため、評定平均は高いに越したことはありません。

多くの学群のアドミッションポリシーで、求める学生像として「(1)高等学校までに身につけておくべき基礎学力を有する者」を挙げているので、基礎学力が身についていると判断できるレベルの評定平均があると評価されやすいでしょう。

英検2級〜準1級相当の英語資格を取得する

桜美林大学の総合型選抜のうち、基礎力評価方式では英語資格で英語科目の得点換算が受けられます。

そのため、基礎力評価方式での受験をお考えの場合は、英検2級〜準1級相当の英語資格を取得しておくと英語の基礎力審査が80〜100点換算になって、当日の試験もパスできます

一発本番の試験で点数を取るよりも英語資格・検定試験のほうが実力を発揮しやすい人は、ぜひ英語資格の取得に力を入れましょう。

また、グローバル人材育成奨学生選抜と、航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースの総合型選抜では、英検2級以上または1980点以上などの英語資格・検定試験の出願条件があります

これらの総合型選抜を受験する場合は、英検2級相当以上の英語資格取得が最低条件であることを頭に入れておきましょう。

面接対策に力を入れる

面接対策に力を入れる
桜美林大学の総合型選抜では、どの選抜方式でも面接があるため面接対策が必須です。

面接はそれぞれ以下の内容で実施されます。

選抜方式 面接の内容
総合評価方式 ・課題図書の内容理解度を問う(一部学群のみ)
・実技審査・作品審査(芸術文化学群のみ)
・志望動機を中心に、出願書類の内容のほか、絵や写真を見て答える質問も複数の言語で実施(グローバル・コミュニケーション学群のみ)
・英語による質問(航空学群3コースのみ)
グローバル人材育成奨学生選抜 ・課題図書の内容理解度を問う
・日本語および英語での面接
・志望動機を中心に、出願書類の内容のほか、絵や写真を見て答える質問も複数の言語で実施(グローバル・コミュニケーション学群のみ)
探究学習(Spiral) ・探究学習に関するプレゼンテーション
・プレゼンテーションと出願書類をベースとした質疑応答
・課題図書の内容理解度を問う(一部学群のみ)
・実技審査・作品審査(芸術文化学群のみ)
・志望動機を中心に、出願書類の内容のほか、絵や写真を見て答える質問も複数の言語で実施(グローバル・コミュニケーション学群のみ)
・英語による質問(航空学群3コースのみ)
基礎力評価方式 ・約10分(芸術文化学群のみ約15分)の面接
・志望動機を中心に、出願書類の内容のほか、絵や写真を見て答える質問も複数の言語で実施(グローバル・コミュニケーション学群のみ)
・英語による質問(航空学群3コースのみ)
航空学群 フライト・オペレーション(パイロット養成)コース 日本語面接、英語面接

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

選抜方式・学群によって面接内容が異なるため、出願する選抜方式と学群の面接内容をしっかり確認して対策しましょう。

英語など日本語以外の言語での面接を実施する選抜方式・学群も多いので、そのための対策も重要です。

なお、桜美林大学の総合型選抜は、一部学群で課題図書が設定されています

課題図書は学群ごとに設定されていて、面接では内容理解に関する口頭試問が実施されます。

そのため、課題図書は一度読むだけではなく繰り返し読んで、概要を自分の口で説明できるようにしたり課題図書の内容について自分なりの意見を考えたりしておくといいでしょう。

選抜方式に合わせた試験科目の対策を行う

桜美林大学の総合型選抜は、選抜方式や学群によって特徴的な試験内容があるので、選抜方式に合わせた試験対策をすることが大切です。

例えば、芸術文化学群では実技審査・作品審査、探究入試の面接ではプレゼンテーション、基礎力評価方式では2科目の基礎力審査などがあります

芸術文化学群は、探究入試(Spiral)以外の選抜方式で実技審査・作品審査が行われます。

演劇・ダンス専修と音楽専修は実技型・小論文型、ビジュアル・アーツ専修は作品審査型・小論文型から好きなものを1つ選ぶ方式です。演劇やダンス、ミュージカル、音楽などの実技発表や自作品のプレゼンテーションなどを行います。

探究入試(Spiral)では、高校時代の探究学習に関するプレゼンテーションとそれに関する質疑応答があります。課題図書がある学群では課題図書の内容理解を確認する口頭試問もあるため、その対策も必要です。

基礎力評価方式では、1次試験として2科目の基礎力審査を実施しています。学群ごとの試験科目は以下の通りです。

学群 基礎力審査の受験科目
・リベラルアーツ学群
・健康福祉学群
・教育探究科学群
・国語または数学
・英語
・グローバル・コミュニケーション学群
・ビジネスマネジメント学群
・芸術文化学群
・国語
・英語
・航空学群 3コース
・航空学群 フライトオペレーション(パイロット養成)コース
・数学
・英語

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

基礎力評価方式の試験内容は、過去問で確認できます。出願をお考えの場合は、過去問で出題傾向をチェックしましょう。

▶︎桜美林大学 過去問題・入試結果データ

戦略を立てて総合型選抜対策を行う

入試の戦略を立てる
桜美林大学の総合型選抜は、一般的な総合型選抜と異なる特徴がいくつもあり、しっかりと戦略を立てて対策することが合格の鍵です。

桜美林大学の総合型選抜ならではの特徴

  • 総合型選抜が9月から翌年3月まで最大4回ある
  • 全学群が2〜4つの選抜方式を実施している
  • 出願時に他大学との併願と専願を選べる

例えば、総合評価方式・探究入試(Spiral)・グローバル人材育成奨学生の第1回と基礎力評価方式の第1回は試験日程が被っているため、どれか1つしか出願できません。

しかし、総合評価方式の第1回を受験して、不合格だった場合に基礎力評価方式の第2回を受験する形であれば可能です。第1回と第2回で受験する選抜方式を逆にすることもできますし、総合評価方式や探究入試(Spiral)を2回連続で受験することもできます。

このように桜美林大学の総合型選抜は選抜方式と試験回数が多い分、受験パターンの選択肢がとても多いのです。

また、多くの選抜方式が出願時に専願と併願を選べるようになっているため、他大学との併願パターンも検討する必要があります。

桜美林大学を第一志望とする場合でもそうでない場合でも、試験内容やスケジュールを考慮してどのような戦略で入試を進めていくかという計画を早めに練っておいたほうがいいでしょう。

総合評価方式の出願条件と対策のポイント

総合評価方式のポイント
ここからは、総合型選抜の選抜方式ごとの出願条件と対策ポイントについて解説します。

まずは総合評価方式についてです。

総合評価方式は、全学群で実施していて試験回数も4回となっています。ただし第3回・第4回は一部学類のみの募集となっているため、注意しましょう。

試験内容も学群ごとに異なるため、受験をお考えの場合は最新の募集要項をよくご確認ください。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 【第1回】
2025年9月1日(月)〜9月10日(水)

【第2回】
2025年10月20日(月)〜11月6日(木)

【第3回】
2025年11月18日(火)〜12月8日(月)

【第4回】
2026年2月3日(火)〜18日(水)

試験日 【第1回】
[1次] 書類審査
[2次] 2025年10月18日(土)または19日(日)

【第2回】
[1次] 書類審査
[2次] 2025年12月13日(土)

【第3回】
2026年1月10日(土)

【第4回】
2026年3月10日(火)

合格発表日 【第1回】
[1次] 2025年10月10日(金)
[2次] 2025年11月4日(火)

【第2回】
[1次] 2025年12月5日(金)
[2次] 2025年12月19日(金)

【第3回】
2026年1月16日(金)

【第4回】
2026年3月12日(木)

出願時の主な提出書類 ・志願者経歴書
・自己PRシート
・活動報告書
・調査書等
・合格証明書・認定書・検定試験・語学力評価等の資格証明書のスコア(任意)
・小論文(芸術文化学群用)
選考内容 【1次】書類審査

【2次】書類審査、面接 ※芸術文化学群は面接または実技審査・作品審査

※第3回・第4回は試験日1日のみの一括審査

出願時必要最低評定平均 なし
倍率
(2025年度)
リベラルアーツ学群…2.0倍
グローバル・コミュニケーション学群…1.2倍
ビジネスマネジメント学群…4.1倍
健康福祉学群…1.8倍
芸術文化学群…1.1倍
教育探究科学群…1.0倍
航空学群…2.1倍
特筆すべき出願条件
(一部抜粋)
特になし

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

対策のポイント

総合評価方式で対策すべきポイントは、この4つです。

  1. 出願書類を作り込む
  2. 評定平均をできる限り上げる
  3. 面接対策に力を入れる
  4. 戦略を立てて総合型選抜対策を行う

各ポイントについての詳しい解説は必須の対策項目にて解説しているので、そちらをご参照ください。

対策のポイント 詳細
出願書類を作り込む 対策内容はこちら
評定平均をできる限り上げる 対策内容はこちら
面接対策に力を入れる 対策内容はこちら
戦略を立てて総合型選抜対策を行う 対策内容はこちら

総合評価方式【特別枠】の出願条件と対策のポイント

総合評価方式・特別枠のポイント
続いて、総合評価方式【特別枠】の出願条件と対策のポイントについて解説します。

総合評価方式【特別枠】は、以下の5つの枠を指します。

  1. 帰国生徒
  2. キリスト教学校教育同盟
  3. スポーツ
  4. 同窓生徒
  5. キリスト者

総合評価方式【特別枠】では、それぞれ2回試験を実施しています。

出願するには、それぞれの枠で出願条件を満たすことを証明する書類が必要です。

該当する特別枠の出願書類を確認し、抜け漏れのないように作成しましょう。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 【第1回】
2025年9月1日(月)〜9月10日(水)

【第2回】
2025年10月20日(月)〜11月6日(木)

試験日 【第1回】
[1次] 書類審査
[2次] 2025年10月18日(土)または19日(日)

【第2回】
[1次] 書類審査
[2次] 2025年12月13日(土)

合格発表日 【第1回】
[1次] 2025年10月10日(金)
[2次] 2025年11月4日(火)

【第2回】
[1次] 2025年12月5日(金)
[2次] 2025年12月19日(金)

出願時の主な提出書類 ・志願者経歴書
・自己PRシート
・活動報告書
・調査書等
・合格証明書・認定書・検定試験・語学力評価等の資格証明書のスコア(任意)
・小論文(芸術文化学群用)
・外国の学校で一年度間以上の学校教育を受けたことを証明する書類〈帰国生徒のみ〉
・キリスト教活動申告書〈キリスト者のみ〉
・受洗証明書〈キリスト者のみ〉
選考内容 【1次】書類審査

【2次】書類審査、面接 ※芸術文化学群は面接または実技審査・作品審査

出願時必要最低評定平均 スポーツのみ3.0以上
倍率
(2025年度)
リベラルアーツ学群…1.2倍
グローバル・コミュニケーション学群…1.0倍
ビジネスマネジメント学群…2.0倍
健康福祉学群…1.1倍
芸術文化学群…1.0倍
教育探究科学群…1.0倍
航空学群…1.0倍
特筆すべき出願条件
(一部抜粋)

出身高等学校等の調査書については、全体のみならず個々の教科の評定平均値の他、特別活動の状況、特技や部活動、ボランティア活動等を学群別アドミッションポリシーと照らしあわせて、多面的に審査します。
〈帰国生徒〉
ⅠまたはⅡのいずれかの条件に該当する者。
Ⅰ:以下のすべての条件に該当する者。
① 日本国籍を有する者、あるいは日本の「永住者」「定住者」の在留資格を有する者。
② 日本国籍あるいは日本の「永住者」「定住者」の在留資格取得後に、在外教育施設(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/ clarinet/002/002/001.htm)を除く外国の学校(日本の初等中等教育にあたる学校:日本における小学校~高校までの12年間の課程) において、1年度以上の学校教育を受けた者。
Ⅱ:中国引揚者の子女で以下のすべてに該当し、大学入学資格を有する者。
① 日本国籍を有する者、あるいは日本の「永住者」「定住者」の在留資格を有する者。
② 保護者(父母・祖父母)が1945年9月2日以降も引き続き中国に居住していた中国引揚げ者であること。
③ 日本の学校教育制度にあたる中学校(中等教育前期課程)以上に入学していること。

〈キリスト教学校教育同盟〉
キリスト教学校教育同盟加盟高等学校を卒業した者又は卒業見込の者。
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

〈スポーツ〉
以下の出願条件すべてに該当する者。
① これまでの学業の成果や文化・芸術・スポーツ・技術・技能等を含むさまざまな課外活動の成果と経験を、大学4年間の学修活動に活かしたい等の意欲と自身が志す分野で幅広く国際人として活躍したいと明確な目標を持ち、本学で学ぶことを強く希望していること。
② ア)高等学校(中等教育学校の後期課程を含む)在籍中の調査書の全体評定平均値が出願時点で3.0以上あり、かつスポーツマンらしく好感が持て、入学時から本学の定めた成績の一定基準(入学時からの通算GPA※1.5以上)を卒業まで維持できる見込みのある者。※GPAとはGrade Point Averageの略称で成績評価を示します(最高値は4.0)。
イ)当該クラブにおいて、どのように活動したいかを十分に認識しており、桜美林大学の活力向上に貢献したいと強く考えている者。
③ 各クラブにおけるセレクション等を通過していること。
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

〈同窓生徒〉
以下の出願条件すべてに該当する者。
① 本人および3親等以内に桜美林幼稚園、桜美林中学校、桜美林高等学校、桜美林短期大学(短期大学部を含む)、桜美林大学、桜美林大学大学院のいずれかに、卒園者・卒業者・修了者または在学者がいる者。
② これまでの学業の成果や文化・芸術・スポーツ・技術・技能等を含むさまざまな課外活動の成果と経験を、大学4年間の学修活動に活かしたい等の意欲と自身が志す分野で幅広く国際人として活躍したいと明確な目標を持ち、本学で学ぶことを強く希望していること。
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

〈キリスト者〉
以下の出願条件すべてに該当する者。
① 本学においてキリスト教関連の活動を積極的に取り組める者。
② これまでの学業の成果や文化・芸術・スポーツ・技術・技能等を含むさまざまな課外活動の成果と経験を、大学4年間の学修活動に活かしたい等の意欲と自身が志す分野で幅広く国際人として活躍したいと明確な目標を持ち、本学で学ぶことを強く希望していること。
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

対策のポイント

総合評価方式【特別枠】で対策すべきポイントは、この4つです。

  1. 出願書類を作り込む
  2. 評定平均をできる限り上げる
  3. 面接対策に力を入れる
  4. 戦略を立てて総合型選抜対策を行う

各ポイントについての詳しい解説は必須の対策項目にて解説しているので、そちらをご参照ください。

対策のポイント 詳細
出願書類を作り込む 対策内容はこちら
評定平均をできる限り上げる 対策内容はこちら
面接対策に力を入れる 対策内容はこちら
戦略を立てて総合型選抜対策を行う 対策内容はこちら

グローバル人材育成奨学生選抜の出願条件と対策のポイント

グローバル人材育成奨学生選抜のポイント
次に、グローバル人材育成奨学生選抜の出願条件と対策のポイントについて解説します。

グローバル人材育成奨学生選抜は、募集が1回のみで、実施学群もリベラルアーツ学群、グローバル・コミュニケーション学群、ビジネスマネジメント学群の3つのみとなっているので注意が必要です。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 2025年9月1日(月)〜9月10日(水)
試験日 [1次] 書類審査
[2次] 2025年10月18日(土)または19日(日)
合格発表日 [1次] 2025年10月10日(金)
[2次] 2025年11月4日(火)
出願時の主な提出書類 ・志願者経歴書
・自己PRシート
・活動報告書
・調査書等
・出願条件を満たす語学資格等の証明書
・小論文(芸術文化学群用)
選考内容 【1次】書類審査
【2次】書類審査、日本語および英語による面接
募集人数 リベラルアーツ学群…5名程度
グローバル・コミュニケーション学群…5名程度
ビジネスマネジメント学群…5名程度
出願時必要最低評定平均 なし
倍率
(2025年度)
リベラルアーツ学群…1.0倍(受験者1名)
グローバル・コミュニケーション学群…受験者なし
ビジネスマネジメント学群…1.0倍(受験者3名)
特筆すべき出願条件
(一部抜粋)

以下のいずれにも該当する者。
(1)P.32(奨学金について 2.奨学生の前提条件)の(1)、(2)のプログラムを必ず履修、参加する意思がある者。

(2)以下のいずれかの英語資格・検定試験のスコア・級を有する者。   
*いずれも対象となる選抜の出願初日からさかのぼって2年間以内に受験し取得した級・スコアが有効です。     
①実用英語技能検定 2級以上または1980点以上※1  
②ケンブリッジ英語検定 140点以上※2  
③GTEC 930点以上※3  
④TOEIC® L&R 550点以上※4  
⑤TOEIC® L&RおよびS&W 790点以上※4  
⑥TOEFL iBT® 42点以上※5  
⑦IELTSTM 4.0以上※6 
⑧TEAP 225点以上  
⑨TEAP CBT 420点以上
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

対策のポイント

グローバル人材育成奨学生選抜で対策すべきポイントは、この4つです。

  1. 出願書類を作り込む
  2. 評定平均をできる限り上げる
  3. 英検2級〜準1級相当の英語資格を取得する
  4. 面接対策に力を入れる

各ポイントについての詳しい解説は必須の対策項目にて解説しているので、そちらをご参照ください。

対策のポイント 詳細
出願書類を作り込む 対策内容はこちら
評定平均をできる限り上げる 対策内容はこちら
英検2級〜準1級相当の英語資格を取得する 対策内容はこちら
面接対策に力を入れる 対策内容はこちら

基礎力評価方式の出願条件と対策のポイント

基礎力評価方式のポイント
続いて、基礎力評価方式の出願条件と対策のポイントについて解説します。

基礎力評価方式は、全学群で2回実施される総合型選抜です。

出願書類や試験の内容がほかの選抜方式と少し異なるため、出願する場合は募集要項をしっかり確認しましょう。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 【第1回】
2025年9月1日(月)〜9月10日(水)

【第2回】
2025年10月20日(月)〜11月6日(木)

試験日 【第1回】
[1次] 2025年9月27日(土)
[2次] 2025年10月18日(土)または19日(日)

【第2回】
[1次] 2025年11月16日(日)
[2次] 2025年12月13日(土)

合格発表日 【第1回】
[1次] 2025年10月10日(金)
[2次] 2025年11月4日(火)

【第2回】
[1次] 2025年12月5日(金)
[2次] 2025年12月19日(金)

出願時の主な提出書類 ・志願者経歴書
・志望理由書
・調査書等
・合格証明書・認定書・検定試験・語学力評価等の資格証明書のスコア(任意)
選考内容 【1次】基礎力審査
・リベラルアーツ学群、健康福祉学群、教育探究科学群…国語または数学、英語
・グローバル・コミュニケーション学群、ビジネスマネジメント学群、芸術文化学群…国語、英語
・航空学群 3コース、フライトオペレーション(パイロット養成)コース…数学、英語

【2次】書類審査、面接

出願時必要最低評定平均 なし
倍率
(2025年度)
リベラルアーツ学群…1.5倍
グローバル・コミュニケーション学群…1.0倍
ビジネスマネジメント学群…2.4倍
健康福祉学群…1.5倍
芸術文化学群…1.4倍
教育探究科学群…1.0倍
航空学群…1.2倍
特筆すべき出願条件
(一部抜粋)
特になし

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

対策のポイント

基礎力評価方式で対策すべきポイントは、この6つです。

  1. 出願書類を作り込む
  2. 評定平均をできる限り上げる
  3. 英検2級〜準1級相当の英語資格を取得する
  4. 面接対策に力を入れる
  5. 選抜方式に合わせた試験科目の対策を行う
  6. 戦略を立てて総合型選抜対策を行う

各ポイントについての詳しい解説は必須の対策項目にて解説しているので、そちらをご参照ください。

対策のポイント 詳細
出願書類を作り込む 対策内容はこちら
評定平均をできる限り上げる 対策内容はこちら
英検2級〜準1級相当の英語資格を取得する 対策内容はこちら
面接対策に力を入れる 対策内容はこちら
選抜方式に合わせた試験科目の対策を行う 対策内容はこちら
戦略を立てて総合型選抜対策を行う 対策内容はこちら

探究入試(Spiral)の出願条件と対策のポイント

探究入試(Spiral)のポイント
次に、探究入試(Spiral)の出願条件と対策のポイントについて解説します。

探究入試(Spiral)は、探究学習評価型、ディスカバ!育成型、コンテスト活用型という3つのタイプで募集しているのが特徴です。

また、探究入試は全4回実施されますが、第3回・第4回はディスカバ!育成型のみで募集も一部学群のみとなっているのでご注意ください。

出願書類も探究入試(Spiral)独自の書類が多いため、受験をお考えの場合は出願書類の抜け漏れがないようにしましょう。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 【第1回】
2025年9月1日(月)〜9月10日(水)

【第2回】
2025年10月20日(月)〜11月6日(木)

【第3回】
2025年11月18日(火)〜12月8日(月)

【第4回】
2026年2月3日(火)〜18日(水)

試験日 【第1回】
[1次] 書類審査
[2次] 2025年10月18日(土)または19日(日)

【第2回】
[1次] 書類審査
[2次] 2025年12月13日(土)

【第3回】
2026年1月10日(土)

【第4回】
2026年3月10日(火)

合格発表日 【第1回】
[1次] 2025年10月10日(金)
[2次] 2025年11月4日(火)

【第2回】
[1次] 2025年12月5日(金)
[2次] 2025年12月19日(金)

【第3回】
2026年1月16日(金)

【第4回】
2026年3月12日(木)

出願時の主な提出書類 ・志願者経歴書
・探究学習報告書
・探究学習の要旨
・探究学習の成果物
・調査書等
・合格証明書・認定書・検定試験・語学力評価等の資格証明書のスコア(任意)
・本学が認定するディスカバ!プログラムで所定の成績を収めたことを証明する書類〈ディスカバ!育成型のみ〉
・本学が認定する学外のコンテスト活用型プログラム等で所定の成績を収めたことを証明する書類〈コンテスト活用型のみ〉
・小論文(芸術文化学群用)
選考内容 【探究学習評価型】
[1次] 書類審査
[2次] 面接(プレゼンテーション・質疑応答)

【ディスカバ!育成型、コンテスト活用型】
[1次] 免除
[2次] 面接(プレゼンテーション・質疑応答)

出願時必要最低評定平均 なし
倍率
(2025年度)
リベラルアーツ学群…1.5倍
グローバル・コミュニケーション学群…1.0倍
ビジネスマネジメント学群…1.6倍
健康福祉学群…1.6倍
芸術文化学群…1.0倍
教育探究科学群…1.2倍
航空学群…1.2倍
特筆すべき出願条件
(一部抜粋)

以下のいずれかの経験がある者。
① 高等学校もしくは中等教育学校の教育課程内の授業等において探究活動(課題研究)に取り組み、発表実績がある者。
② 教育課程外で探究活動に取り組み、発表実績がある者。課題研究、部活動、委員会活動、課外活動、自主活動など、活動の形式は問いません。※  
※「ディスカバ!育成型」および「コンテスト活用型」については、上記の条件を満たしたうえで、本学が認定したディスカバ!プログラムや学外のアワード型プログラム等で優秀な成績を収めたことが出願条件となります。  
※本学認定のプログラムについては、本学ホームページから確認してください。(https://admissions.obirin.ac.jp/admissions/award)
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

対策のポイント

探究入試(Spiral)で対策すべきポイントは、この5つです。

  1. 出願書類を作り込む
  2. 評定平均をできる限り上げる
  3. 面接対策に力を入れる
  4. 選抜方式に合わせた試験科目の対策を行う
  5. 戦略を立てて総合型選抜対策を行う

各ポイントについての詳しい解説は必須の対策項目にて解説しているので、そちらをご参照ください。

対策のポイント 詳細
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選抜方式に合わせた試験科目の対策を行う 対策内容はこちら
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航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースの総合型選抜の出願条件とポイント

航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースのポイント
続いて、航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースの総合型選抜について解説します。

航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースでは、総合評価方式と基礎力評価方式をそれぞれ1回実施しています。

他の学群と試験形態が異なるため、受験をお考えの場合は必ず最新の募集要項をよく確認してください。

募集要項の概要と出願条件

出願期間 【総合評価方式・基礎力評価方式】
2025年9月1日(月)〜9月10日(水)
試験日 【総合評価方式】
[1次] 書類審査
[2次] 2025年11月15日(土)もしくは16日(日)

【基礎力評価方式】
[1次] 2025年9月27日(土)
[2次] 2025年11月15日(土)もしくは16日(日)

合格発表日 【総合評価方式・基礎力評価方式】
[1次] 2025年10月10日(金)
[2次] 2025年11月21日(金)
出願時の主な提出書類 ・志願者経歴書
・自己PRシート〈総合評価方式のみ〉
・活動報告書〈総合評価方式のみ〉
・志望理由書〈基礎力評価方式のみ〉
・航空身体検査の「第一種相当」の証明
・調査書等
・出願条件を満たす語学資格等の証明書
・合格証明書・認定書・検定試験・語学力評価等の資格証明書のスコア(任意)
選考内容 【総合評価方式】
[1次] 書類審査
[2次] ・適性検査(飛行適性検査を含む)
・面接(日本語面接、英語面接をそれぞれ実施)

【基礎力評価方式】
[1次] 基礎力審査
[2次] ・適性検査(飛行適性検査を含む)
・面接(日本語面接、英語面接をそれぞれ実施)

出願時必要最低評定平均 なし
倍率
(2025年度)
総合評価方式…2.1倍
基礎力評価方式…1.2倍
※航空学群全体の倍率
特筆すべき出願条件
(一部抜粋)

以下(1)〜(3)のすべての条件を満たす者
(1) 2025年5月1日以降に本学の指定医療機関(P.50 航空身体検査 指定医療機関一覧)において航空身体検査を受診し、「第1種相当」に適合と診断された証明書の写し(コピー)を出願書類として提出できる者。
(2) オルソケラトロジー(レーシック、PRKとは異なります)による矯正を行っていないこと。
(3) 以下①〜⑪いずれかの資格を有する者(対象となる選抜の出願初日からさかのぼって2年間以内に受験したものであること。)
①実用英語技能検定2級以上または1980点以上※1
②ケンブリッジ英語検定 140点以上※2
③GTEC 930点以上※3
④TOEIC® L&R 550点以上※4
⑤TOEIC® L&RおよびS&W 790点以上※4
⑥TOEIC Bridge L&R 84点以上※4
⑦TOEIC Bridge L&RおよびS&W 170点以上※4
⑧TOEFL iBT® 42点以上※5
⑨IELTS™ 4.0以上※6
⑩TEAP 225点以上
⑪TEAP CBT 420点以上
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

以下の出願条件すべてに該当する者。
①入学後の学修目標を明確に持っている者。
②幅広い教育の中で、深い専門性を身につけることに対して積極的に学ぶ意欲と能力を有している者。
③「自分探し」「自分づくり」を熱望している者。
④ 学業・技術・技能・文化・芸術・スポーツ等の分野での努力と経験を積極的に活かし、これからの社会で通用する実力を付加価値として自ら身につけることが期待できる者。なお、高等学校等卒業までに「数学Ⅱ」、「物理基礎」・「物理」の単位を修得していることが望ましい。
引用元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜』

参照元:桜美林大学『2026年度 学生募集要項 総合型選抜

対策のポイント

航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースの総合型選抜で対策すべきポイントは、この6つです。

  1. 出願書類を作り込む
  2. 評定平均をできる限り上げる
  3. 英検2級〜準1級相当の英語資格を取得する
  4. 面接対策に力を入れる
  5. 選抜方式に合わせた試験科目の対策を行う
  6. 戦略を立てて総合型選抜対策を行う

各ポイントについての詳しい解説は必須の対策項目にて解説しているので、そちらをご参照ください。

対策のポイント 詳細
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評定平均をできる限り上げる 対策内容はこちら
英検2級〜準1級相当の英語資格を取得する 対策内容はこちら
面接対策に力を入れる 対策内容はこちら
選抜方式に合わせた試験科目の対策を行う 対策内容はこちら
戦略を立てて総合型選抜対策を行う 対策内容はこちら

なお、航空学群フライト・オペレーション(パイロット養成)コースの総合型選抜に出願する場合は、ほかの学群と異なり、複数の出願条件を満たす必要があります

そのため、受験をお考えの方は必ず募集要項をよく確認して出願するようにしてください。

ホワイトアカデミー高等部の無料の受験相談会

桜美林大学の総合型選抜を受験する人によくある疑問点

桜美林大学の総合型選抜を受験する人によくある疑問点
最後に、桜美林大学の総合型選抜を受験する人からよく寄せられる疑問にまとめて回答していきます。

他大学との併願は可能?

桜美林大学の総合型選抜は、ほとんどの選抜方式で専願または併願を選択して出願できます。

そのため、他大学の受験状況を考慮して併願での出願を選択することが可能です。

ただし、以下の選抜方式・試験回では専願のみとなっているため、他大学との併願を考えている場合は注意しましょう。

  • 総合評価方式【特別枠】スポーツ
  • 総合評価方式【特別枠】同窓生徒
  • 総合評価方式【特別枠】キリスト者
  • グローバル人材育成奨学金選抜
  • 総合評価方式 第3回・第4回
  • 探究入試(Spiral) ディスカバ!育成型 第3回・第4回

受かりやすい選抜方式・学群はどこ?

受かりやすい選抜方式・学群
桜美林大学では全学群が複数の選抜方式で総合型選抜を実施しているため、自分の強みを活かせる選抜方法にチャレンジすることが合格の鍵です。

合格倍率は全体的に1〜2倍程度で、総合評価方式【特別枠】や探究入試(Spiral)、グローバル人材育成奨学金選抜といった特徴的な選抜方式では1.0倍前後の学群も少なくありません。

そのため、出願条件を満たせる場合は、総合評価方式【特別枠】や探究入試(Spiral)、グローバル人材育成奨学金選抜にチャレンジすると合格の可能性を高められるでしょう。

一方、総合評価方式や基礎力評価方式は、ほかの選抜方式と比べて出願者数が多く、倍率も2倍前後になりがちです。

総合評価方式や基礎力評価方式への出願を検討している場合は、しっかりと試験対策を練って準備しておくことをおすすめします。

面接ではどんなことを聞かれる?

桜美林大学の総合型選抜の面接では、指定された課題図書の内容理解度を問う質問がされます。

課題図書が指定されているのは、以下の5つの学群です。なお、そのほかの学群と基礎力評価方式の受験者には課題図書はありません。

  • リベラルアーツ学群
  • グローバル・コミュニケーション学群
  • ビジネスマネジメント学群
  • 健康福祉学群
  • 航空学群3コース

芸術文化学群は、3つの審査方式(実技型・作品審査型・小論文型)のうち何を選択するかによって面接内容が異なります。

また、グローバル・コミュニケーション学群については、「第一言語」と「入学を希望する言語トラック」の組み合わせによって面接で使用する言語が異なります

航空学群 3コースについても、日本語面接に加えて英語での面接が実施されます。

詳しくは募集要項に記載されているので、桜美林大学の総合型選抜を受験する場合は必ずご確認ください。

過去問はある?

過去問
桜美林大学の総合型選抜の過去問は、基礎力評価方式のみ公式サイトから閲覧できます。

▶︎桜美林大学 2025年度入試過去問題はこちら

基礎力評価方式への出願をお考えの場合はぜひ目を通しておきましょう。

総合型選抜に落ちたらどうすればいい?

桜美林大学の総合型選抜は、選抜方式も試験回数も多く、何度も挑戦するチャンスがあります。

そのため、1回目の受験で不合格だった場合でも再チャレンジできる可能性が高いでしょう。

特に総合評価方式は学群によっては最大4回も受験のチャンスがあります。

他大学との併願が可能な選抜方式も多いため、もし不合格だったときのために他大学と併願する形で出願することも可能です。

年内実施の総合型選抜で不合格だった場合、年明けの一般入試に切り替えるという選択肢もあります。

どの選択肢を取るにせよ、不合格だった場合を考えて事前に試験準備を進めておくことが大切です。

桜美林大学の総合型選抜に関するまとめ

桜美林大学の総合型選抜に関するまとめ
今回は、桜美林大学の総合型選抜の特徴や各選抜方式の出願条件、対策すべきポイントなどについて解説してきました。

最後にこの記事でおさえておきたいポイントをまとめます。

この記事でおさえておきたいポイント

  • 桜美林大学では、総合評価方式、総合評価方式【特別枠】、基礎力評価方式、探究入試(Spiral)、グローバル人材育成奨学生選抜の5種類の総合型選抜を実施している
  • 全学群が複数の選抜方式を実施していて、複数回試験がある(グローバル人材育成奨学生選抜を除く)
  • 特に総合評価方式と探究入試(Spiral)は全4回試験があり、9月から3月まで受験チャンスがある
  • 出願時に専願か併願を選択して出願できる
  • 合格倍率は全体的に1〜2倍
  • 特別な出願条件を設けていない選抜方式も多く、どんな人にも受験チャンスが豊富

桜美林大学への進学をお考えの方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして総合型選抜にチャレンジしてみてください。

また、すぐにでも桜美林大学の総合型選抜の対策を始めたいなら、総合型選抜の合格実績が豊富な専門塾ホワイトアカデミー高等部にお任せください。社会人プロ講師との個別授業と充実した総合型選抜サポートで、短期間でも志望校合格に導きます。

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※1 合格率98%はカリキュラム消化者が対象です。
※2 上智大学合格率83%は2025年度入試における上智大学受験者が母数です。

総合型選抜(旧AO入試)